JPH05282633A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

Info

Publication number
JPH05282633A
JPH05282633A JP8078092A JP8078092A JPH05282633A JP H05282633 A JPH05282633 A JP H05282633A JP 8078092 A JP8078092 A JP 8078092A JP 8078092 A JP8078092 A JP 8078092A JP H05282633 A JPH05282633 A JP H05282633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
head
recording
video
heads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8078092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nagoya
哲雄 名古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8078092A priority Critical patent/JPH05282633A/ja
Publication of JPH05282633A publication Critical patent/JPH05282633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転シリンダ上に記録再生ヘッド以外の補助
ヘッドを配置する場合に、補助ヘッドが発生させるテー
プ縦振動によって映像信号にジッタを生じるのを低減さ
せること。 【構成】 トラックの一部を音声及び/又は情報エリア
に、残りを映像エリアに分割して記録するビデオテープ
フォーマットを有するヘリカルスキャン型のビデオレコ
ーダにおいて、回転シリンダ4に対するテープ1の巻き
付け角180°のうち、映像エリア2をα°,音声及び
/又は情報エリア3を最大(180−α)°とすると、
回転シリンダ4上に取り付ける補助ヘッド5,6の位置
を、記録再生ヘッド7,8に対して(180−α)°範
囲内又は−(180−α)°範囲内に配置することを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダに
係り、特に回転シリンダ上にフライングイレーズヘッド
等の補助ヘッドを備えたヘリカルスキャン型のビデオテ
ープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン型のビデオテープレコ
ーダ(以下、VTRという)において、例えばスタジオ
用VTRにおいて、単に記録再生を行うのみでなく、種
々の編集機能や同時再生機能を備えたVTRには、それ
らの機能を実現するために、回転シリンダ上に記録再生
ヘッドだけでなく、フライングイレーズヘッドや同時再
生ヘッド、先行再生ヘッド等が取り付けられている場合
がある。
【0003】図5に高品位VTRのシリンダ上のヘッド
配置の一例を示す。図示のように、VTRセットの仕様
によってはシリンダ上に16個のヘッドが搭載される場
合がある。R/Pは記録再生ヘッド、FEはフライング
イレーズヘッド、PBは同時再生ヘッド、APBは先行
再生ヘッドである。
【0004】ところで、このように記録再生ヘッドのほ
かに補助ヘッドを備えたVTRでは、ヘッドがテープ巻
き付けの出口側でテープを離れる際に、テープを叩き、
このためテープ振動が生じ、映像信号に数kHZ のジッタ
を発生させるという問題がある。これは次のような理由
による。
【0005】テープ走行中、テープとシリンダ表面の走
行によってできる数μmの極く薄い空気フィルム層はシ
リンダ表面に連続したエアーの流れを作っている。シリ
ンダ出口において十分に発達した境界層により発生して
いる動圧が急激に大気圧に落ちるとき、テープには圧力
突起と呼ばれる局部的な負圧が発生し、テープは変形す
る。この局部的な突起によりテープとシリンダの間隔は
狭まり、ヘッドが高速でこの突起部を通過するときにテ
ープを叩くことになる。このため、テープに縦振動を発
生させ、この振動周波数は数kHZ と高く、画面上の縦線
がひきつるジッタ(インパクトジッタ)となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、記録再生
ヘッド以外のヘッドがテープ巻き付けの出口においてテ
ープを離れる際のテープ叩きにより、テープに縦振動を
生じさせ、その振動が記録再生ヘッドで再生している映
像信号にジッタとして反映されてしまうという問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、回転
シリンダ上のヘッド配置を工夫し、シリンダ出口におい
てヘッドが発生させるテープ縦振動による映像信号への
影響(ジッタ)を低減させることができるビデオテープ
レコーダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラックの一
部を音声及び/又は情報エリアに、残りを映像エリアに
分割して記録するビデオテープフォーマットを有するヘ
リカルスキャン型のビデオテープレコーダにおいて、回
転シリンダに対するテープ巻き付け角略180°のう
ち、映像エリアをα°,音声及び/又は情報エリアを最
大(180−α)°とすると、前記回転シリンダ上の補
助ヘッドの取付位置を、記録再生ヘッドに対して(18
0−α)°範囲内又は−(180−α)°範囲内に配置
することを特徴とするものである。
【0009】トラックの入口側に音声及び/又は情報エ
リアが、出口側に映像エリアが規定されるフォーマット
においては、回転シリンダ上の補助ヘッドの取付位置を
記録再生ヘッドに対して回転方向で(180−α)°範
囲内で遅れた位置に配置する。
【0010】また、ヘリカルトラックの入口側に映像エ
リアが、出口側に音声及び/又は情報エリアが規定され
るフォーマットにおいては、回転シリンダ上の補助ヘッ
ドの取付位置を記録再生ヘッドに対して回転方向で−
(180−α)°範囲内で進んだ位置に配置する。
【0011】
【作用】上記構成のように、回転シリンダ上にフライン
グイレーズヘッドのような補助ヘッドを取り付けると、
この補助ヘッドがテープから離れる時点において記録再
生ヘッドは映像トラック上には存在しないことになり、
補助ヘッドにより発生するテープ縦振動の映像信号への
影響(ジッタ)を避けることができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のビデオテープレコーダにおける
回転シリンダ上の補助ヘッド配置を示す図であり、図2
は図1のヘッド配置の条件の前提となるテープフォーマ
ット図である。
【0013】まず、図2のテープフォーマットについて
説明する。図2おける符号1はビデオテープである。2
はテープ1上のヘリカルトラックにおける映像エリアで
あり、テープ巻き付け角はα°である。3は前記のヘリ
カルトラック上における音声及びインデックス記録エリ
アであり、テープ巻き付け角は(180−α)°であ
る。映像エリア2と音声及びインデックス記録エリア3
のトータルで、180°と規定されるものである。
【0014】図1は図2に示すテープフォーマットのV
TRにおいて、回転シリンダ4上のフライングイレーズ
ヘッド(FEと略記)5,6の記録再生ヘッド7,8に
対する配置を示している。即ち、記録再生ヘッド(R/
Pと略記)7,8は回転シリンダ4の周面上の互いに対
向した位置(180°離れた位置)に配置され、また補
助ヘッドとしてのFEヘッド5,6も回転シリンダ4の
周面上に互いに対向して配置されている。しかも、FE
ヘッド5,6は、記録再生ヘッド7,8に対し回転シリ
ンダ4の回転方向に遅れる位置に配置されている。ここ
で、本実施例では、FEヘッド5,6を、記録再生ヘッ
ド7,8に対して回転方向でβ°の遅れの範囲で配置す
ることが条件とされる。β°はβ°<(180−α)°
とされる。
【0015】このようなヘッド配置条件のもとでは、図
1に示すように例えばFEヘッド6がビデオテープ1か
ら離れる時点では記録再生ヘッド7が映像エリアのトレ
ースに入っておらず、FEヘッド6によって生ずるテー
プ縦振動の影響が再生映像信号に及ぶことがなくなる。
【0016】従って、本実施例により、FEヘッド等の
補助ヘッドをつけたことによるインパクトジッタの映像
信号に対する影響を大幅に低減することが可能となる。
【0017】図3は本発明の他の実施例のビデオテープ
レコーダにおける回転シリンダ上の補助ヘッド配置を示
す図であり、図4は図3のヘッド配置条件の前提となる
テープフォーマット図である。
【0018】図3の実施例は、図4に示すようにテープ
1に記録されるヘリカルトラックの入口側に映像エリア
2が、出口側に音声及びインデックス記録エリア3が規
定されるフォーマットにおけるヘッド配置を示してい
る。図4のにおいても図2と同様に、ヘリカルトラック
における映像エリア2のテープ巻き付け角はα°、音声
及びインデックス記録エリア3のテープ巻き付け角は
(180−α)°である。
【0019】図3においては、回転シリンダ4上のFE
ヘッド5,6の取り付け位置を記録再生ヘッド7,8に
対して回転方向で(180−α)°内の進んだ位置に配
置する。この実施例においても、FEヘッド6がテープ
1から離れる時点において記録再生ヘッド7は映像エリ
ア上には存在しないことになり、FEヘッドにより発生
するテープ縦振動の映像信号に対する影響を避けること
が可能となる。
【0020】以上述べた実施例によれば、巻き付け角が
略180°のヘリカルトラックの一部を音声及び/又は
情報エリアに、残りを映像エリアに分割して記録するフ
ォーマットにおいて、回転シリンダ上に記録再生ヘッド
のほかにFEヘッド等の補助ヘッドを取り付ける際に、
補助ヘッドの取り付け位置に対して本発明を適用するこ
とにより、補助ヘッドが発生するテープ振動の映像信号
に対する影響(ジッタ)を大幅に低減することが可能と
なるので、VTRの再生信号処理回路における時間軸補
正処理が簡略化できることになる。より具体的には、時
間軸誤差の補正、いわゆるベロシティエラー補正回路が
省略できることになる。また、記録時に発生するテープ
上の時間軸変動も低減されることになり、他のVTRセ
ットにおける互換再生時の映像信号のジッタ低減にも寄
与することになり、本発明の効果は大きい。
【0021】尚、映像エリアと音声及び/又は情報エリ
アとの間にガードバンドエリア等がある場合でも、映像
エリアの巻き付け角α°に対して補助ヘッドの取り付け
位置は(180−α)°範囲内又は−(180−α)°
範囲内にすればよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、巻き
付け角が180°のヘリカル記録フォーマットを有する
VTRにおいて、回転シリンダ上のヘッド配置を工夫す
ることによって、記録再生ヘッド以外の補助ヘッドを取
り付けたときに生じるテープ縦振動による、再生時又は
記録時に映像信号に発生するジッタを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のビデオテープレコー
ダにおける回転シリンダ上のヘッド配置を示す図。
【図2】図2は図1のヘッド配置の条件の前提となるテ
ープフォーマット図。
【図3】図3は本発明の他の実施例のビデオテープレコ
ーダにおける回転シリンダ上のヘッド配置を示す図。
【図4】図4は図3のヘッド配置条件の前提となるテー
プフォーマット図。
【図5】従来のUNIHIフォーマットの高品位VTR
における回転シリンダ上のヘッド配置を示す図。
【符号の説明】
1…ビデオテープ 2…映像エリア 3…音声及びインデックス記録エリア(音声及び/又は
情報エリア) 4…回転シリンダ 5,6…フライングイレーズヘッド 7,8…記録再生ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダ上の対向する位置に一対の記
    録再生ヘッドを配置すると共に補助ヘッドを配置し、回
    転シリンダに対するテープの巻き付け角を180°と
    し、かつテープに記録されるトラックの一部を音声及び
    /又は情報エリアに、残りを映像エリアに分割して記録
    するテープフォーマットを有するヘリカルスキャン型の
    ビデオテープレコーダにおいて、 テープ巻き付け角180°のうち、映像エリアをα°,
    音声及び/又は情報エリアを最大(180−α)°とす
    ると、前記回転シリンダ上の補助ヘッドの取付位置を、
    記録再生ヘッドに対して(180−α)°の範囲内又は
    −(180−α)°の範囲内に配置することを特徴とす
    るビデオテープレコーダ。
JP8078092A 1992-04-02 1992-04-02 ビデオテープレコーダ Pending JPH05282633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078092A JPH05282633A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ビデオテープレコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078092A JPH05282633A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ビデオテープレコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05282633A true JPH05282633A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13727963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8078092A Pending JPH05282633A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ビデオテープレコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05282633A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS586547A (ja) 回転磁気ヘツドドラム
JP2560357B2 (ja) ガイドドラム及びその製造方法
JPH05282633A (ja) ビデオテープレコーダ
JPH07153004A (ja) 磁気記録再生装置
JP2574088B2 (ja) ロータリヘッドドラム
US5502607A (en) Recording or reproducing apparatus
JPH01118254A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2944391B2 (ja) 磁気ヘッド
JPH0550075B2 (ja)
JP2656165B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0388112A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2708615B2 (ja) 回転ドラム装置
JPH06111258A (ja) 回転ヘッドシリンダ装置
JPH01118252A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPS59191108A (ja) 消去装置
JPH0664704B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH054721B2 (ja)
JPH05334635A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0555921B2 (ja)
JPH06223342A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPH08297894A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6242357A (ja) 回転ドラム装置
JP2000057546A (ja) 記録再生装置
JPH08129713A (ja) 磁気ヘッドの構造
JPS6267760A (ja) 回転ヘツド装置