JPH08297894A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH08297894A
JPH08297894A JP7127340A JP12734095A JPH08297894A JP H08297894 A JPH08297894 A JP H08297894A JP 7127340 A JP7127340 A JP 7127340A JP 12734095 A JP12734095 A JP 12734095A JP H08297894 A JPH08297894 A JP H08297894A
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JP
Japan
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upper drum
magnetic tape
magnetic
recording
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP7127340A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Otsuka
賢二 大塚
Akira Suzuki
晃 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、簡易な構成でかつエラーレートの低
い磁気記録再生装置を提案する。 【構成】上ドラム12Aの外周面のうち、上ドラム12
Aの回転方向bに亘りかつ回転ドラム12に対する磁気
テープ11の巻回開始位置( 0〔°〕)から所定の巻回
角度位置まで磁気テープ11と重なる位置に溝15、1
6を形成するようにしたことにより、特にエアフイルム
厚の大きくなる巻回開始位置付近でエアーを切ることが
でき、巻回開始位置付近におけるエアフイルム厚を所望
の値まで下げることができる。この結果巻回範囲全体に
亘つて、磁気テープと磁気ヘツドとの間で所望の当りを
確保できるようになることにより、簡易な構成でエラー
レートの低い磁気記録再生装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図7及び図8) 課題を解決するための手段 作用 実施例(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に関
し、特に回転ドラムに搭載された磁気ヘツドによつて磁
気テープの長手方向に対して斜め方向に順次信号を記録
及び又は再生する磁気記録再生装置に適用して好適なも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の磁気記録再生装置とし
て、ビデオテープレコーダ(VTR)やデータレコーダ
がある。すなわちこの種磁気記録再生装置は、図6に示
すような記録再生部1を有し、回転ドラム2に所定角度
だけ巻回された磁気テープ3をピンチローラ4によつて
矢印aの方向に走行させながら、回転ドラム2に搭載さ
れた磁気ヘツド5を回転ドラム2と一体に矢印bの方向
に回転させることにより、磁気テープ3の斜め方向に順
次記録トラツクを形成する。
【0004】ここで図6の記録再生部1は上ドラム回転
方式を示すもので、回転ドラム2を構成する上ドラム2
A及び下ドラム2Bのうち、上ドラム2Aを回転駆動す
ることにより当該上ドラム2Aに搭載された磁気ヘツド
5によつて記録再生を行うものである。
【0005】この上ドラム回転方式を用いた記録再生部
1においては、例えば中ドラム回転方式と比較して少な
い部品点数で構成できるといつた利点があると共に、中
ドラム回転方式で必要な円筒度調整作業等の煩雑なメン
テナンス作業が不要であるといた利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録再生部
1では、上ドラム2Aと磁気テープ3との間に、上ドラ
ム2Aが回転する際に生じる空気流に起因してエアフイ
ルムが発生する。このエアフイルムは、記録再生部1に
おいて上ドラム2Aの回転速度を速くして一段と高密度
記録しようとした場合に、上ドラム2Aの回転速度に応
じて増大する。
【0007】このように、エアフイルムが増大すると磁
気テープ3と磁気ヘツド5との間で所望の当りがとれな
くなり、その結果記録再生のエラーレートが悪化する問
題がある。そのため記録再生部1では、磁気ヘツド5の
磁気テープ3方向への突出し量を最適化することによ
り、磁気テープ3と磁気ヘツド5との当りを確保するよ
うになされている。
【0008】しかしながら、使用時間が経過するにつれ
て磁気ヘツド5が磨耗するとこれに従つて当り量も低下
していくため所望の当りがとれなくなり、次第にエラー
レートが悪化して行く問題がある。この代表例として、
4個の再生ヘツドを搭載した記録再生部において8〔MH
z 〕及び32〔MHz 〕の回転速度で再生を行つた場合
を、図7及び図8に示す。
【0009】図7は、再生ヘツドの突出し量の最適化を
行つた直後(この場合、回転ドラムの外周面を基準とし
て突出し量を48〜50〔μm 〕とした)の各再生ヘツド
(Aチヤンネル〜Dチヤンネル)から得られる再生レベ
ルを示し、8〔MHz 〕、32〔MHz 〕共に記録時の信号
の80〔%〕以上のレベルでなる再生信号を得ることが
でき、良好なエラーレートの再生信号を得ることができ
る。
【0010】これに対して図8は、再生ヘツドが磨耗し
たことを想定して再生ヘツドの突出し量を下げた場合
(この場合、回転ドラムの外周面を基準として突出し量
を32〜35〔μm 〕まで下げた)の各再生ヘツドから得ら
れる再生レベルを示し、図7の場合と比較して再生レベ
ルが低くなり、従つてエラーレートが格段に悪化するこ
とが分かる。
【0011】このとき磁気ヘツドの当り始め(すなわち
巻回開始位置)から当り終わりにかけての回転ドラムと
磁気テープ間のエアフイルム厚勾配は一定でなく二次元
的に減少するので、磁気ヘツドの突出し量が減少する
と、特にエアフイルム厚の大きい巻回開始付近(0
〔°〕付近)での当りが急激に悪化し、その部分でエラ
ーレートが急激に悪化する。
【0012】このようなエアフイルム厚の増加に起因す
るエラーレートの悪化を解決する方法として中ドラム回
転方式が提案されているが、上述したように中ドラム回
転方式は構成が複雑となる問題がある。依つて、構成の
簡易な上ドラム回転方式においてエラーレートの悪化を
防止できれば理想的であると考えられる。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成でかつエラーレートの低い磁気記録再生
装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、上ドラムの外周面のうち、上ドラ
ムの回転方向に亘り、かつ回転ドラムに対する磁気テー
プの巻回開始位置から所定の巻回角度位置まで磁気テー
プと重なる位置に溝を形成するようにする。
【0015】
【作用】磁気テープの巻回開始位置から所定の巻回角度
位置まで磁気テープと重なる位置に形成された溝が、特
にエアフイルム厚の大きくなる巻回開始位置付近でエア
ーを切ることにより、巻回開始位置付近におけるエアフ
イルム厚を所望の値まで下げることができる。この結果
巻回範囲全体に亘つて、磁気テープと磁気ヘツドとの間
で所望の当りを確保できるようになる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】図1において、10は全体としてSMPT
E(Society of Motion Picture and Television Engin
eers)規格244Mに準拠して規格化されたD−2フオ
ーマツトに基づいてデータを記録及び再生するデータレ
コーダの記録再生部を示し、上ドラム回転方式によつて
磁気テープ11の長手方向に対して順次斜め方向にデー
タを記録し再生することにより、中ドラム回転方式と比
較して簡易な構成でデータの記録再生を行うことができ
るようになされている。
【0018】ここで記録再生部10は回転ドラム12に
0〔°〕〜 188〔°〕の範囲で巻回された磁気テープ1
1をピンチローラ13によつて矢印aの方向に走行させ
ると共に、上ドラム12A及び下ドラム12Bで構成さ
れる回転ドラム12のうち上ドラム12Aを矢印bの方
向に回転させることにより、当該上ドラム12Aに搭載
された磁気ヘツド14によつてデータの記録及び再生を
行うようになされている。
【0019】実際上、上ドラム12Aには、データ記録
用の磁気ヘツド14とデータ再生用の磁気ヘツド14が
それぞれ4個ずつ搭載される。また実施例の記録再生部
10は、磁気テープ11と磁気ヘツド14の相対速度が
27.4〔m/sec 〕となるように上ドラム12A及びピンチ
ローラ13を駆動する。
【0020】かかる構成に加えて、記録再生部10にお
いては、上ドラム12Aの下端面から所定の高さ位置
に、上ドラム12Aの回転方向bに亘つて2本の溝15
及び16が形成されている。この溝15及び16は、図
2(B)に示すように断面がV字状に形成されており、
上ドラム12Aの外周面に沿つて流れる空気流を容易に
切欠内に取り込むことができるようになされている。因
に実施例の場合、溝15、16の開口部での幅k1 は
0.7〔mm〕、切込み角αは60〔°〕に選定されている。
【0021】これにより記録再生部10は、上ドラム1
2Aを高速回転させて高密度記録を行つた場合でも、溝
15及び16によつてエアフイルム厚を低減させて磁気
ヘツド14と磁気テープ11との間で所望の当りを確保
し得るようになされている。この結果記録再生部10
は、磁気ヘツド14が磨耗した場合でもエラーレートの
悪化を未然に回避することができる。
【0022】ここで2本の溝15、16のうち溝15は
上ドラム12Aの下端面からの高さh2 が 14.48〔mm〕
の位置に形成されていると共に、溝16は上ドラム12
Aの下端面からの高さh3 が 10.50〔mm〕の位置に形成
されている。因にこの実施例の記録再生部10の場合、
磁気テープ11のテープ幅t1 は 19.01〔mm〕に選定さ
れている。
【0023】従つて図1に示すように、磁気テープ11
と溝15とは磁気テープ11の巻回開始位置( 0〔°〕
の位置)から巻回角度が50.2〔°〕までの区間で重なり
合うと共に、磁気テープ11と溝16とは磁気テープ1
1の巻回開始位置から巻回角度が94〔°〕まで区間で重
なり合うようになる。このように記録再生部10におい
ては、磁気テープ11と溝15、16との重なり合う区
間を巻回開始位置付近に設定すると共に、より巻回開始
付近に近い区間では磁気テープ11と重なり合う溝の数
を増やすようになされている。
【0024】この結果記録再生部10においては、エア
フイルム厚が大きくなり易い巻回開始位置付近におい
て、溝15、16によつてエアフイルム厚を低減し得る
ことにより、特に所望の当りが確保し難かつた巻回開始
位置近傍での当りを確保し得るようになされている。
【0025】以上の構成において、記録再生部10は上
ドラム12Aを矢印bの方向に高速回転させることによ
り磁気テープ11上に高密度でデータを記録し又は高密
度記録したデータを再生する。このとき磁気テープ11
と上ドラム12Aとの間では、上ドラム12Aが巻き込
むエアーによつて、巻回開始位置では非常に厚く巻回終
了位置に行くに従つて二次曲線的に急激に減少するエア
フイルムが発生する。このため磁気ヘツド14が磨耗す
ると、特に巻回開始位置付近において磁気テープ11と
磁気ヘツド14との間で所望の当りが確保できなくなる
おそれがある。
【0026】しかしながら、実施例の記録再生部10に
おいては、この巻回開始付近において磁気テープ11と
重なり合う位置に形成された2本の溝15、16に上ド
ラム12Aによつて巻き込まれたエアーが入り込んで、
上ドラム12A外周面及び磁気テープ11間の距離が実
質的に小さくなることにより、エアフイルム厚を小さく
できる。この結果巻回開始位置付近における磁気テープ
11と磁気ヘツド14との当りを確保できる。
【0027】また非常に大きなエアフイルムが発生する
巻回開始位置からほぼ50〔°〕の巻回位置までは2本の
溝15、16の相乗効果によつてエアフイルムを低減し
ていると共に、それよりもエアフイルム厚が小さくなる
50〔°〕から94〔°〕の巻回位置までは1本の溝16に
よつてエアフイルム厚を低減するようにしているため、
エアフイルム厚の大きさに応じて当該エアフイルム厚を
低減することができる。
【0028】さらに94〔°〕〜 188〔°〕の巻回位置で
は溝15、16と磁気テープ11との重なり合う部分が
ないため、エアフイルム厚の小さい巻回中間位置から巻
回終了位置においてのエアー切れを回避できる。この結
果記録再生部10においては、磁気テープ11の巻回範
囲全体に亘つてエアフイルム厚を均一化できることによ
り、磁気テープ11への記録ヘツド14の当りを均一化
でき理想的な記録再生動作を行うことができる。
【0029】なお図3に示すように、実施例のように2
つの溝15、16を形成した場合と従来のように溝を形
成しない場合とのエアフイルム厚を比較した実験によれ
ば、曲線L2 で示す従来のエアフイルム厚と比較して、
曲線L1 で示す実施例のエアフイルム厚は特に巻回角が
小さい巻回開始付近において格段的に小さくなつた。従
つて図3からも明らかなように、実施例の記録再生部1
0によれば、巻回範囲全体に亘つて従来に比してエアフ
イルム厚を均一化できる。
【0030】また図4及び図5に示すように、実施例の
ように2つの溝15、16を形成した場合と従来のよう
に溝を形成しない場合との再生レベルを比較した実験に
よれば、図4に示す磁気ヘツドに初期突出し量(この実
験の場合、上ドラム外周面から48〜50〔μm 〕))を与
えた場合、及び図5に示すように磁気ヘツドの磨耗を想
定して突出し量を下げた場合(この実験の場合、上ドラ
ム外周面から32〜35〔μm 〕)共に、巻回開始付近での
再生レベルが向上することが分かつた。特に磁気ヘツド
14の突出し量を下げた場合には従来に比して格段的に
再生レベルが向上した。実際上波形平坦度で見ると、初
期突出しの場合で10〜15〔%〕の向上が見られ、突出し
量を下げた場合で20〔%〕以上の向上が見られた。因に
この実験では、32〔MHz 〕の自己記録再生波形に基づい
て再生レベルを検出した。
【0031】以上の構成によれば、上ドラム回転方式の
磁気記録再生装置において、磁気テープ11と回転ドラ
ム12の巻回開始位置から第1の巻回角度の範囲で磁気
テープ11と重なり合うような溝15と、巻回開始位置
から上記第1の巻回角度よりも広い範囲で磁気テープ1
1と重なり合うような溝16を形成するようにしたこと
により、磁気テープ11と磁気ヘツド14との間で所望
の当りを確保でき、エラーレートを向上し得る磁気記録
再生装置を実現できる。
【0032】また特に大きなエアフイルムが発生する巻
回開始位置付近ほどエアフイルム厚を小さくできること
により、巻回範囲全てに亘つてエアフイルム厚を同等に
低減した場合と比較して、ドラム実効径を減少させずに
当りの悪い部分でのみエアフイルム厚を有効に低減し得
る。これにより元の装置との互換性を確保することがで
きる。
【0033】また磁気ヘツド14の突出し量を小さくし
ても所望の当りが確保できるため、磁気ヘツド14の実
質的な寿命を長くすることができる。
【0034】なお上述の実施例においては、本発明をD
−2フオーマツト規格に基づくデータレコーダに適用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上ド
ラム回転方式により磁気テープ上に信号を記録及び又は
再生する磁気記録再生装置に広く適用することができ
る。
【0035】また上述の実施例においては、回転ドラム
12への磁気テープ11の巻回開始位置から50.2〔°〕
までの間で磁気テープ11に重なり合う位置に溝15を
形成すると共に、巻回開始位置から94〔°〕までの間で
磁気テープ11に重なり合う位置に溝16を形成した場
合について述べたが、形成する溝の数及び位置はこれに
限らず、要は巻回開始位置から所定の巻回位置まで磁気
テープ11に重なり合うように溝を形成するようにすれ
ば良い。また溝の個数を変えても磁気テープと重なり合
う溝の合計の断面積が同等であれば同等の効果を得るこ
とができる。
【0036】実験によれば、磁気テープと上ドラムとの
相対速度が15〜30〔m /sec 〕の磁気記録再生装置にお
いて、巻回開始位置において上ドラムの下端面からの高
さが磁気テープ幅の 1/2以上の位置に溝を形成するよう
にすれば、上述の実施例と同様の効果を得ることができ
ることが分かつた。因に上述の実施例においても、磁気
テープ幅t1 が 19.01〔mm〕であり、溝16の高さh3
が10.5〔mm〕であり、溝15の高さh2 が14.48 である
ので、この関係を満たしている。
【0037】さらに上述の実施例においては、溝15、
16の断面形状をV字状とした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えば平溝としても良く種々の
形状の溝を適用するすることができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、回転ドラ
ムに所定角度巻回された磁気テープに対して、上ドラム
を回転駆動することにより上ドラムに搭載された磁気ヘ
ツドによつて信号を記録及び又は再生するようになされ
た上ドラム回転方式の磁気記録再生装置において、上ド
ラムの外周面のうち、上ドラムの回転方向に亘り、かつ
回転ドラムに対する磁気テープの巻回開始位置から所定
の巻回角度位置まで磁気テープと重なる位置に溝を形成
するようにしたことにより、簡易な構成でかつエラーレ
ートの低い磁気記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における記録再生部の構成を示す略線的
側面図である。
【図2】上ドラムの断面図である。
【図3】実施例の記録再生部によるエアフイルム厚と従
来の記録再生部によるエアフイルム厚との対比を示す略
線図である。
【図4】磁気ヘツドを初期突出し状態にした場合におけ
る実験結果として、従来の記録再生部による再生レベル
と実施例の記録再生部による再生レベルを比較して示す
略線図である。
【図5】磁気ヘツドの突出し量を下げた場合における実
験結果として、従来の記録再生部による再生レベルと実
施例の記録再生部による再生レベルを比較して示す略線
図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置の記録再生部を示す略
線的側面図である。
【図7】磁気ヘツドを初期突出し状態にした場合におけ
る、従来の記録再生部による再生レベルを示す略線図で
ある。
【図8】磁気ヘツドの突出し量を下げた場合における、
従来の記録再生部による再生レベルを示す略線図であ
る。
【符号の説明】
10……記録再生部、11……磁気テープ、12……回
転ドラム、12A……上ドラム、12B……下ドラム、
13……ピンチローラ、14……磁気ヘツド、15、1
6……溝。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムに所定角度巻回された磁気テー
    プに対して、上ドラムを回転駆動することにより当該上
    ドラムに搭載された磁気ヘツドによつて信号を記録及び
    又は再生するようになされた上ドラム回転方式の磁気記
    録再生装置において、 上記上ドラムの外周面のうち、上記上ドラムの回転方向
    に亘り、かつ上記回転ドラムに対する上記磁気テープの
    巻回開始位置から所定の巻回角度位置まで上記磁気テー
    プと重なる位置に溝を形成するようにしたことを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記巻回開始位置に近いほど上記磁気テー
    プに重なる上記溝の数を増やすようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記溝は、 上記上ドラムの下端面から第1の高さ位置に形成された
    第1の溝と、 上記上ドラムの下端面から上記第1の高さよりも高い第
    2の高さ位置に形成された第2の溝とでなることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記溝は、断面がほぼV字形状でなること
    を特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】上記溝は、 上記上ドラムの下端面から第1の高さ位置に形成された
    第1の溝と、上記上ドラムの下端面から上記第1の高さ
    よりも高い第2の高さ位置に形成された第2の溝とでな
    ると共に、断面がV字形状でなることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】上記磁気記録再生装置は、 上記磁気テープと上記磁気ヘツドとの相対速度が15〜30
    〔m/sec 〕のとき、上記上ドラム下端面から磁気テープ
    幅の1/2以上上の位置に上記溝を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
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