JPH05281159A - 弾性的散乱x線量のパルス伝送スペクトルを測定する装置 - Google Patents

弾性的散乱x線量のパルス伝送スペクトルを測定する装置

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JPH05281159A
JPH05281159A JP5016207A JP1620793A JPH05281159A JP H05281159 A JPH05281159 A JP H05281159A JP 5016207 A JP5016207 A JP 5016207A JP 1620793 A JP1620793 A JP 1620793A JP H05281159 A JPH05281159 A JP H05281159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はX線量のパルス伝送スペクトルを測
定する装置に係る。 【構成】 本装置は多色X線源及び散乱X線量に対する
エネルギー解像検出装置からなる。そのパルス伝送スペ
クトルが決定さるべき対象が位置される検査領域、及び
一方で検出装置の各検出素子が比較的に正確に決定され
た散乱角度でだけ散乱放射線を検出しえ、他方で種々の
検出素子の散乱角度が互いに過度にずれないことを確実
にする検出装置間に第2のダイアフラム装置が配置され
る。 【効果】 第2のダイアフラム装置の製造は比較的に簡
単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多色X線源と、 −X線源及び検査領域間に配置され、円錐の面として検
査領域を照射する1次ビームを形成するのに役立つ第1
のダイヤフラム装置と、 −検査領域で散乱されたX線量を検出する複数の検出素
子からなる検出装置と、 −検査領域及び検出装置間に配置され、円の弧としてX
線源を通って延在するシステム軸を囲む映像スリットか
らなる第2のダイヤフラム装置とからなる、弾性的に散
乱されたX線量のパルス伝送スペクトルを測定する装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、欧州特許公開公報第4
62658号で公知であり、例えばそのパルス伝送スペ
クトルを基にして1個の手荷物にある物体、特に結晶質
物質(爆薬)の識別に用いられうる。その第2のダイア
フラム装置は環状スリットを設けられた板で形成され
る。検査領域は該スリットを通って検出装置に映像さ
れ;従ってかかるスリットを以下映像スリットという。
同様に環状検出素子は映像スリットを通って散乱放射線
を検出することができ、該散乱放射線は1次ビームによ
り検査領域内で発生される。システム軸に最も近い検査
領域の一部からの散乱放射線はシステム軸から最も離れ
て位置する検出素子により検出され、一方システム軸か
ら最も遠くに位置する部分からの散乱放射線はシステム
軸に最も近くに位置する検出素子により検出される。各
検出素子が所定の散乱角度で1次ビームから生じる散乱
放射線を検出するとしても、種々の検出素子と関連した
散乱角度は互いにずれる。
【0003】パルス伝送が弾性的に散乱したX線量の散
乱角度の半分のサインと弾性的に散乱したX線量のエネ
ルギーの積に比例するので、X線源で放出されたX線量
の最大エネルギー対最小エネルギーの比は検出素子の夫
々により測定さるべき最大パルス伝送対最小パルス伝送
の比より実質的に大きくなければならない。最大パルス
伝送対最小パルス伝送が例えば1.8 :0.8 (即ち2.25:
1)である時、パルス伝送を決定する為に用いられるX
線量の最高対最低のエネルギーのより大きい比が必要と
される。散乱角度の差に応じて、この比は例えば4:1
でよい。低エネルギーのX線量が検査領域に強く吸収さ
れ、一方これらの検出器の感度がより高いエネルギーの
量に対して減少するようより高いエネルギーのX線量が
通例の半導体検出器(Ge,Li)で十分に吸収されな
いので、これは問題になりうる。この点で欧州特許公開
第370347号と同様米国特許第5007072号に
開示された装置における比は、全ての検出素子が同じ散
乱角度で散乱されたX線量だけを検出するので、より魅
力的である。従って、ここでの最大対最小量エネルギー
の比は最大対最小パルス伝送の比より大きい必要はな
い。しかし、全検出素子が関連する散乱角度でだけ散乱
された放射線により射突されうることを確実にするのに
非常に複雑な第2のダイアフラム装置が必要とされる。
次に第2のダイアフラム装置は互いに小さい距離に配置
される多数の長いコリメータ本体からなるべきである。
しかし、かかる第2のダイアフラム装置の製造は複雑で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一方
で第2のダイアフラム装置が比較的に簡単でよく、他方
で所望のエネルギー範囲のX線量が欧州特許公開第46
2658号に開示された装置と比較して減少されうるよ
うに述べられた種類の装置を構成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本目的は、各アパーチュ
ア(開口)が検査領域の一部から検出装置に散乱放射線
だけを伝送しうるよう、装置が構成され、第2のダイア
フラム装置のスリット形開口が配置され、X線源により
近く位置する検査領域の各部分からの散乱放射線がX線
源から更に離れて位置する検査領域の部分からの散乱放
射線を検出する検出素子よりもシステム軸からより小さ
い距離に位置する検出素子により、検出され、ぜんぜん
又はほとんど重畳がその散乱放射線が開口を介して検出
装置により検出される検査領域の一部で生じない本発明
により達成される。
【0006】従って、本発明により1次ビームで検査領
域に発生された散乱放射線は幾つかの孔間に分配され
る。従って、これらの開口のどれもが検出装置の全検査
領域を映像しない。検査領域の隣る部分からの散乱放射
線は、1次ビームにより照射された検査領域の各部分が
第2のダイアフラム装置のスリット形開口の各1つを通
ってのみ散乱放射線を検出装置に放出しうるよう第2の
ダイアフラム装置の隣る開口を介して検出素子に入射す
る。
【0007】毎回、検査領域の一部だけがスリットを介
して検出装置に映像されるので、この部分から検出装置
への縁線が互いに開口で交差する角度は減少する。その
結果、最大対最小散乱角度の比は減少され、これにより
所定のパルス伝送範囲に必要とされる量エネルギーの範
囲が(欧州特許公開第462658号に開示の如く装置
に比べて)減少される。
【0008】検査領域の種々の部分は重畳すべきではな
い。しかし、スリット形開口の幅がゼロでないので、ス
リットを介して一群の検出素子と関連した検査領域の一
部の縁領域からの散乱放射線は必然に他のスリットを通
って他の検出素子にも届く。しかし、この部品は、小さ
く、例えば散乱放射線の5%より少なくあるべきであ
り;従って用語「非重畳」又は「単にわずかだけの重
畳」がこの意味で解釈されるべきである。
【0009】本発明の実施例において、第2のダイアフ
ラム装置はn個の映像スリットからなり、ここでnは2
より大きい整数であり、映像スリットを介して検査領域
の隣る部分からの散乱放射線を受ける検出素子の群と一
群の検出素子と、これらの素子と関連した検査領域の一
部は映像スリットを介して関連した映像スリットの曲線
の半径がより大きいようシステム軸から更に離れて位置
される。従って、検査領域はその散乱放射線がn個のス
リットの各1つを介して検出素子のn群の各1つに入射
するn部分に細分割される。これは散乱角度範囲及び従
って所定のパルス伝送範囲に必要とされるX線量のエネ
ルギー範囲を実質的に減少する。
【0010】本発明の更なる実施例において、検査領域
はX線源及び検出装置間の中央を含み、中央は望ましく
は源側でその境界へより検出側の検査領域の境界により
近くに位置する。所定の検出器の寸法及び所定の(平
均)散乱角度に対してこの実施例において、X線源及び
検出面間の最も小さい距離及び/又は検査領域の1次ビ
ームの最も大きい(直径)が得られる。検査領域の1次
ビームの寸法が大きければ大きいほど、対象、例えば一
個の手荷物はより速く検査されうる。
【0011】最も単純な場合、映像スリットは放射線吸
収材料の平坦ダイアフラム板に設けられる。しかし、検
査面からのその距離と比べて検査領域の深さが大きけれ
ば大きいほど、個々のスリットが異なる映像寸法を有す
ることはより明白になる。映像寸法は検出素子と関連し
たスリット間の距離及び関連する検出素子と関連した検
査領域の部分とスリット間の距離の商に対応する。これ
は散乱放射線の個々の映像スリットをトラバースする平
均散乱角度が1つのスリットから他のスリットに変化す
ることを意味する。上に説明された理由に対して、次に
X線量の比較的大きいエネルギー範囲は所定のパルス伝
送範囲に必要とされる。
【0012】映像寸法は映像スリットが1つの面での代
わりに異なる面に配置される時一定に保たれえ、次に映
像スリットの映像寸法が検出面からのその距離がより小
さくなるにつれより大きくなる。その場合、第2のダイ
アフラム装置は、比較的複雑で非平坦なダイアフラム部
材又は各スリットに対して別なダイアフラム板のいずれ
かからなるべきである。
【0013】しかし、本発明の実施例において、第2の
ダイアフラム装置は映像スリットに加えて、個別の検出
素子により検出された散乱放射線が映像スリット及び少
なくとも1つの選択スリットをトラバースするよう選択
スリットからなる少なくとも2つの平坦ダイアフラム板
からなる。次に、ダイアフラム板の数はスリットの数よ
り少なくてよい。各ダイアフラム板はそれが一方で映像
スリット、他方で各検出素子が検査領域の所定の部分か
らの散乱放射線でだけ射突されうることを確実にする
(より広い)選択スリットからなる限り二重関数を有す
る。
【0014】各検出素子が比較的正確に決められた角度
でだけ、散乱放射線で当てられることを確実にする為、
システム軸を含む面に関して比較的大きい角度に亘る散
乱放射線を抑圧することが必要である。この為、本発明
の更なる実施例において、X線を吸収する積層からなる
コリメータ装置は検査領域及び検出装置間に設けられ、
積層はシステム軸を含む面に位置する。
【0015】第1の例において、積層間の間隙がシステ
ム軸からの距離の関数として出来る限り小さく変化する
よう、積層はシステム軸に垂直な方向に異なる寸法を有
してよい。前の例を結合するのに適している第2の例に
おいて、積層はそれから遠隔にある側でよりシステム軸
に面する側でより短かい。
【0016】
【実施例】本発明を以下図面を参照して詳細に説明す
る。図1,3及び図5に示す実施例は一定の比率で示さ
れない。水平方向の寸法は垂直方向の寸法と比較して略
10倍拡大されている。参照符号20は多色X線源、望
ましくは多色X線(制動放射線)が電子衝突で発生され
る焦点のアノードからなるX線管を示す。例えば、15
0kVの管電圧に対して、かかるX線管は略35KeV
乃至100KeV間のエネルギー範囲で少なくともX線
量を放出することができる。(Kエッジの特性ラインな
しに)略「白」制動放射線スペクトルは低Kエッジ(略
20KeV)と高溶融点(略2600°)とを結合する
モリブデン陽極により得られうる。
【0017】X線はかかる材料から作られ、X線を略完
全に吸収することができるような厚さを有する板21上
に入射する。しかし、板21は円形スリット22を設け
られ、これにより板21を越えて、円錐台の面の形を有
する1次ビーム28が形成される。板21は、1次ビー
ム28を制限するので、1次ダイアフラム装置と以下言
う。1次ビームの口径の角度の半分は、源20とダイア
フラム21間の744mmの距離に対して0.041 ラジアン
になる。
【0018】1次ダイアフラム装置21は又円形スリッ
ト22の中心に位置し、従って検査領域をトラバース
し、装置の対称軸を構成する中央放射線24を形成する
開口23からなる。従って、本例では、対称軸及びシス
テム軸は同一であり、中央放射線はこれらの軸と一致す
る。検査さるべき対象25,例えばスーツケースが配置
される検査領域はダイアフラム板21及びそれに並行に
延在するX線透明板26により境界づけられ、板21よ
り焦点20から更に遠くに、例えば該板21から450
mmの距離に位置する。
【0019】対象25及びX線源20からなる検査装置
は中央放射線24に垂直である2方向に互いに変位され
え、これにより対象25全体は蛇行状走査動作により順
次検査されうる。1次ビーム28により対象に発生した
散乱放射線の検出のため、軸24と同軸であり、それに
入射するX線量のエネルギー分解測定に適している多数
の環状検出素子からなる検出装置Dが設けられる。検出
装置の入口面は焦点から2744mmの距離に位置される。検
出装置は軸24と同軸である12個の環状検出素子から
なる。内部検出素子の内径は5465mmになり、外部検
出素子の外径は34.693mmである。
【0020】これらの幾何学的関係を考えるに、4°よ
り小さい散乱角度で1次ビームから生じる散乱放射線だ
けが検出装置Dに達しうる。この散乱角度範囲におい
て、散乱放射線は本質的に弾性散乱線であり、そのため
その波長が(コンプトン散乱放射線とは違って)散乱過
程中変化しないことが知られている。弾性的に散乱され
たX線のパルス伝送スペクトルは散乱過程が行なわれる
本体の(結晶)構造を特徴とする。従って、検査さるべ
き対象25内の所定の物質はそのパルス伝送スペクトル
を基に識別されうる。従って、一の手荷物内の所定の物
質、例えば、爆薬が識別されうる。
【0021】検出装置Dは底板からなり、縁板26をト
ラバースする全1次放射線を吸収できるが、検出装置D
に届かない管状筺体29内に配置される。筺体内に、X
線を吸収する材料の平坦円形板からなる2次ダイアフラ
ム装置27も設けられる。ダイアフラム板の面は焦点か
ら1774.65 mmの距離に配置され;それは検査領域の1次
ビーム28の内端を検出装置の外端へ又は、1次放射線
ビームの外端を検出装置の内端へ接続する端放射線30
及び31の交差の点に位置する。ダイアフラム板のこの
位置は、検査領域の全1次放射線ビームが交差の点の領
域で板27内の開口を通って検出装置D上に映像されう
るので1:1位置と言われる。
【0022】端放射線30及び31及び検出素子1…1
2の交差の該点は内部から外部に続く12個の1次ビー
ムセグメントA…Lを画成する。これは、開口が交差の
点の領域でダイアフラム板内に設けられる場合、検出素
子1,2,…,11,12がセグメントL,K…B,A
からの散乱放射線を受けるためである。従って、1次ビ
ームセグメントは各検出素子と協働する。これらのセグ
メントの軸24の方向の寸法は検出素子が後述の如く比
例する場合内部から外部へ減少する。
【0023】しかし、ダイアフラム板は交差の該点で開
口を設けないが、代わりに軸24と同軸であるリングの
ような形状である2つのスリット形開口S1 及びS2
らなる。スリットS1 ,S2 は夫々25.60 mm及び38.67
mmの半径及び略0.5 mmの幅を有する。2つのスリットを
介してセグメントA…Fからなり、X線源により近くに
位置する検査領域の部分は内部検出素子1…6上に映像
され、X線源20から更に遠くに位置し、セグメントG
乃至Lからなる検査領域の残る、外部分は残る検出素子
7…12上に映像される。検出素子1,2…6がセグメ
ントF,E…Aから映像スリットS1 を介する散乱放射
線を検出し、一方検出素子7,8…12はセグメント
L,K…Gから第2の映像スリットS2 を介する散乱放
射線を検出するよう、映像がなされる。
【0024】検出素子の寸法は、例えば全ての検出素子
が同じ幅を有するよう、所望により原理的に選択されう
る。しかし、検出素子の内径ri 及び外径ra は以下の
如く選定される: ri (n)=R−R0 ・exp (((n0 −n)xp+bi )/R0 ) (1) ra (n)=R−R0 ・exp (((n0 −n)xp+ba )/R0 ) (2) 値Rは1次ビーム28が検出器の入口面に交差する円の
半径を表わす。検出器D及び開口の焦点20及び角度間
の距離に関して前述の値を用いて112.5 mmの値はRに対
して計算される。nに対して、内部から外部にカウント
された検出素子の数は挿入されるべきであり;例えばn
は1から12である。n0 は望ましくは1乃至12の整
数であり、本例においてn0 =6が用いられた。R0
半径R及び検出素子n0 が位置すべき半径間の差であ
る。R0 (n0 =6に対して)に対する適切な値は92.5
mmである。値bi及びbaは検出素子n0 の各内端及び
外端が半径R−R0 を有する円から如何に遠く位置すべ
きかを示す。本例では、bi及びbaは夫々1mmであ
る。値pはbi及びbaの和より大きくあるべきであ
る。
【0025】この値の和に関してより大きく選ばれるほ
ど、隣る検出素子間の間隔はより大きくなる。本例にお
いて、p=2.5 mmが選ばれた。従って計算された検出素
子の幅(隣る検出素子間の間隔と同様に)が半径R及び
関連する検出素子の(中央で測定された)半径間の差に
比例して増加することが示されうる。更に、半径方向角
度正確性(即ち、散乱X線量により1次ビームからこの
検出素子への距離により分割された検出素子の幅)は一
定で、多くの適用に対して有利である。
【0026】検出素子の出力信号は引用出版物及び特に
ドイツ国特許出願第P4101544.4号に記述され
ている如くに処理されうる。従って、処理は再び詳細に
説明される必要はない。(中央放射線24を検出する中
央に検出素子を含む)各検出素子に対して、信号が増幅
され、ディジタル化され、種々のエネルギー範囲のX線
量の数を記録するパルス高分析器に印加される処理チャ
ネルが設けられることが単に注目される。各検出素子及
び各エネルギー範囲に対して、この数は中央検出素子O
により関連するエネルギー範囲に対して記録されたX線
量の数で分割される。各検出素子に対して、そこで即ち
X線源20により放出されたX線量のエネルギー分布と
は独立に及び対象25による散乱放射線の減衰とは実質
的に独立であるエネルギースペクトルが得られる。弾性
的に散乱されたX線量のパルス伝送がそのエネルギー及
び半分の散乱角度のサインの積に比例するので、及び所
定の検出素子が1次ビームの関連したセグメントから散
乱放射線を受ける散乱角度が既知であるので、関連する
検出素子と関連したセグメントA…Lに対するパルス伝
送スペクトルが種々の検出素子により得られたエネルギ
ースペクトルから計算されうる。
【0027】欧州特許公開第462658号による装置
に関する本発明の利点は検出素子1…12が1次ビーム
から散乱放射線を受けうる散乱角度が単に比較的小さく
ずれるという事実にある。最大散乱角対最小散乱角の比
は単に約1.37になる。これは全てのセグメントにおい
て、検出装置により測定された最大量エネルギーがその
最大値がその最小値より2.25倍大きいパルス伝送範囲が
検出さるべき時、最小量エネルギー(この因数は公知の
装置では4である)より略3倍大きいことだけを必要と
することを意味する。従来技術の本状態での如く30K
eV乃至120KeVの量エネルギー範囲の代わりに、
32KeVから99KeVの範囲で十分である。
【0028】パルス伝送スペクトルの出来る限り正確な
決定を可能にする為、1次ビームに関して検出素子によ
り検出された散乱放射線により囲まれた散乱角度は出来
る限り正確に画成されるべきである。従って、散乱放射
線が散乱放射線及び中央放射線24を生じる1次ビーム
により画成された面又は少なくともこの面の回りの扇形
領域に延在する散乱放射線が検出されるべきである。
【0029】他の散乱放射線を抑圧する為、2パーツの
コリメータが設けられる。簡略化の為、このコリメータ
は図1で省かれ、図2の平面図に示される。コリメータ
は軸24に関して対称的に構成され、X線を強く吸収す
る材料の管35を含む第1の部分からなり;中央放射線
24はその外周に均一に分布される半径方向に延在する
積層36からもなる該管35をトラバースしうる。コリ
メータの第2の部分はX線を強く吸収し、積層36を囲
む材料の管37からなり、管37は内方に面し、その外
周に亘って周期的にオフセットされた積層33及び34
からなる。全ての積層はシステム軸24と交差する面に
位置する。
【0030】その製造の後、2つのコリメータ部分が互
いに関して所定の位置を占有するよう、第1の部分は積
層に対して溝(図示せず)からなることが望ましい第2
の部分に摺動入される。コリメータは第1の部分が板2
6及び27間に配置され、第2の部分が板27及び検出
装置D内に配置されるよう、長手方向に細分割されてよ
い。
【0031】図3は所定のパルス伝送範囲に必要である
X線量のエネルギー範囲の更に大きい削減を可能にする
本発明の実施例を示す。図1を参照して記述された(焦
点から1774.65 mmの距離に)1:1位置を再び占めるダ
イアフラム板は軸24と同軸である3つの環状映像スリ
ットS3 ,S4及びS5 からなる。
【0032】1次ビームの内部セグメントA…Dで形成
された検査領域の一部からの散乱放射線は、素子1がセ
グメントDを「感知し」素子4がセグメントAを感知す
るよう、(22.98 mmの半径を有する)内部映像スリット
3 を通って検出素子1…4により検出される。検査領
域の中央部は検出素子5…8からなる第2の群に(32.6
6 mmの半径を有する)中央映像スリットS4 を通って映
像される。次に素子5はセグメントHからの散乱放射線
を検出し、素子8はセグメントEからの散乱放射線を検
出する。最後に(40.46 mmの半径を有する)外部映像ス
リットS5 を介して、セグメントI乃至Lからなる検査
領域の外部分からの散乱放射線は素子9−12に至り、
検出素子9はセグメントLを「感知し」検出素子12は
セグメントIを「感知する」。
【0033】ダイアフラム板27だけがある場合、検査
領域の下部(I−L)からの散乱放射線は必然的に中央
スリットS4 を通って内部検出器群(1−4)に届く
か、又は検査領域の内部(A−D)からの散乱放射線は
再びS4 を通って検出素子の外部群(9−12)に必然
的に入射する。この望ましくない散乱放射線は円錐台の
面の様な形状の2つの相互に同軸のコリメータ本体によ
り除去され、その本体は内部及び外部群を望ましくない
散乱放射線から夫々遮蔽する。しかし、構造上の見地か
ら、これらの遮蔽は図3に示された装置にも必要とされ
る図2のコリメータと殆ど互換性がない。
【0034】従って、焦点20から2100mm及び24
10mmの距離に、夫々軸24と同軸である3つの環状ス
リットS31,S41及びS51及びS32,S42及びS52から
なる2つの更なるダイアフラム板271及び272が設
けられる。これらのスリットの幅は、(例えば領域E−
Hからの)散乱放射線が第2のダイアフラム27の関連
したスリットS4 を介して妨害なしに検出素子の関連し
た群(5−8)に達しうるよう、比例されるか、他の領
域からのその散乱放射線がこのスリットを通って他の群
の検出素子に至る途中抑圧される。スリットS31…S51
及びS32…S52は検査領域の所定の部分から散乱放射線
を選択する。従って、以下それらを選択スリットとも言
う。選択スリットの幅は関連した映像スリットの幅より
大きい。図3に示す装置において、コリメータ本体33
…37はいくつかの部分に細分割されなければならな
く、その1つは検査領域及びダイアフラム板27間に位
置し、一方更なる部分はダイアフラム板27及び板27
1間に配置され、第3の部分は板271及び272間
に、第4の部分は板272及び検出装置D間に配置され
る。
【0035】図1に示された装置に関する図3に示され
た装置の利点は、X線量だけが略36KeV乃至100
KeVの範囲のエネルギーを必要とするよう、全てのセ
グメントにおいて検出さるべき、2.25:1のパルス伝送
範囲に対して略2.7 :1のX線量のエネルギー範囲を必
要とする最大及び最小散乱角度の商が略1.2 になるよ
う、散乱角度範囲が更により減少されるという事実にあ
る。他方、図1に示された装置とは異なって、ダイアフ
ラム271及び272のような手段はこれらの検出素子
と関連のない検査領域の部分から生じる散乱放射線から
検出素子を遮蔽するのに必要とされる。
【0036】図1に示された装置において、かかる遮蔽
手段は不要とされえ:外部スリットS2 をトラバースす
る検査領域の内部部分(A乃至F)からの散乱放射線は
外部検出素子12の外に入射される。内部スリットS1
をトラバースする外部セグメント(F…L)からの散乱
放射線はコリメータ本体35(図2参照)の内部部分に
入射され、それにより吸収される。
【0037】ダイアフラム板27の同じ位置において、
各スリットを通って、毎回検出素子の一群が検査領域の
一部から散乱放射線を検出しうるよう、そこに3つ以上
のスリットが設けられる場合、散乱角度範囲及び所定の
パルス伝送範囲に必要とされるX線量のエネルギー範囲
が更に減少されうることは明白である。異なるスリット
を介して被覆された部分は隣接すべきであるが重畳しな
くてよい。ダイアフラム板27の位置及び映像スリット
の半径の決定の方法は、それらが式(1)又は(2)を
満足し又は満足しないにかかわらず、図示されない(4
つの映像スリットに対して)以下の例に基づいて以下に
説明される。
【0038】第1の直線はセグメントAの内端から検出
素子12の外端に引かれ、第2の直線は外部セグメント
Lの外端から検出素子1の内部に引かれ、それは2つの
線がシステム軸24と同じ面に位置されることが必要で
ある。次にこれらの2つの線(図1での30及び31)
の交差点は遮蔽ダイアフラムが位置さるべき面を画成す
る。
【0039】更に直線は内部セグメントAの内端から検
出素子3の外端に引かれる。ダイアフラム板の面を通る
(直線が更に説明されるようにシステム軸を有する1つ
の面に位置されるべき)この線の貫通点は第1の(内
部)スリットの位置を決定する。次に直線は内部検出素
子の内端からスリットを通って引かれる。この線はセグ
メントC及びD間の境界で1次ビーム28と交差する。
交差のこの点から直線は検査素子6の外端に引かれ、該
線は第2の映像スリットが位置されるべき領域で、ダイ
アフラム板の面を貫通する。
【0040】この方法は、第3及び第4の映像スリット
の位置を類似的に決定するため実行される。図4は図1
又は図2に示された実施例より高いシステム軸24の方
向に解像度を有する本発明の実施例を示す。第2のダイ
アフラム27は2:1位置にあり、即ちこの位置でスリ
ットを通って、12の検出素子が常に6つの順次のセグ
メントからの例えばセグメントD…Hからの散乱放射線
だけを検出する。次に毎回2つの隣接する検出素子はセ
グメントを覆い、これらの2つの素子のうちの内部の一
つは関連するセグメントの外部分を覆い、外部検出素子
はこのセグメントの内部分を覆う。2:1位置におい
て、ダイアフラム板27は焦点から1503mmの距離に
位置する。
【0041】板は軸24と同心である2つの環状スリッ
トS6 及びS7 からなる。43.5mmの半径を有する外部ス
リットS6 を通って検出素子7…12はセグメントJ…
Lからの散乱放射線を受け、セグメントJの内部分から
の散乱放射線は素子12に入射され、セグメントJの外
部分からの散乱放射線は素子11に入射され;セグメン
トLからの散乱放射線は検出素子7及び8により検出さ
れる。
【0042】内部スリットS7 は36.5mmの半径を有す
る。このスリットを通って素子1…12はセグメントD
…Iからの散乱放射線を射突される。しかし、スリット
21及びS31からなる遮蔽ダイアフラム271は検出素
子7…12がスリットS7 を通って(セグメントD…F
からの)散乱放射線を射突されるのを防ぐ。従って、1
次ビームの単に単一の部分的セグメントが各検出素子と
関連され、部分セグメントは互いに重畳せず、検査領域
のコーヒーレント部分を構成する。検出素子が散乱放射
線を受けうる散乱角度は、最大量エネルギー対最小量エ
ネルギーの比が部分的セグメント内で検出さるべき最大
パルス伝送対最小パルス伝送の比より単にわずかに大き
い必要があるように、単に比較的わずかだけ変化するこ
とは明白である。
【0043】図4に示された装置において、それを通っ
てセグメントA…Cからの散乱放射線が検出素子6…1
に射突する第3のセグメントを設けることも可能であ
る。遮蔽ダイアフラム271がその例で省かれる場合、
全検査領域A…Lは検出素子で覆われる。即ちこれによ
り各検出素子が2つの異なる細セグメントを感知する
(例えば検出器12はD及びJの内部細セグメントを感
知する)よう、従って評価はより難かしくなるが、欧州
特許出願第462658号で図5を参照して詳細に説明
されている如く可能のままである。
【0044】図4を参照して与えられた2:1映像の説
明は3:1又は4:1映像に対しても当てはまる。この
位置は図4による2:1位置の如く検査領域に更に近く
に位置され(3:1位置に対して、焦点からの距離は単
に1381.9mmである)。3:1映像の場合には、各回6つ
の検出素子は2つのセグメントを「感知」しうる。各検
出素子が単一細セグメントからの散乱放射線によっての
み射突される時「悪い」スリットを貫通する散乱放射線
を抑圧する遮蔽手段は複雑な構成を必要とする。しか
し、検出素子が1つ以上の細セグメントから(3:1映
像の場合3つの細セグメントから、4:1映像の場合4
つの細セグメントから、第1の散乱放射線を検出するこ
とが許容される時、評価は各検出素子が更に互いにより
近くに位置されるより多くの細セグメントに照射される
のでより複雑になる。
【0045】上記の実施例は結合されうる。この為異な
る第2のダイアフラム装置が存在し、毎回1つの装置が
ビーム路に動かれる。しかし、欧州特許公開第4626
88号に詳細に記述されている如く、多数のスリットか
らなるダイアフラム板が設けられ、毎回その一部は照射
されないままで、一方他は被覆され、該ダイアフラム板
も軸方向に変位可能である。
【0046】図1,3及び4に示された実施例は映像ス
リットからなる第2のダイアフラム装置が平坦ダイアフ
ラム板で形成されうる限り、最適である。しかし、これ
らの装置は一方で検査領域の1次ビーム28の(平均)
直径が比較的小さく、他方でX線源、及び検出面間の距
離が比較的大きい限り、魅力的ではない。この大きい距
離は検査が垂直ビーム路でなされる時比較的高天井を有
する室を示す。検査領域の1次ビーム円錐比較的小さい
直径はより度々1個の手荷物を走査することが必要であ
り、次に1個の手荷物の完全な検査を確実にする為1個
の手荷物及びビーム路の間で2次元相対移動が行なわれ
る。従って、検査時間は長くなる。
【0047】図5はこれに関して最適である実施例を示
す。即ちこの実施例において、X線源及び検出面間の距
離はより小さく、同時に、検査領域の1次放射線円錐の
直径はより大きい。図5は検査装置が(システム軸24
の長手方向に縮小した寸法で)システム軸の左に示さ
れ、一方ある部分はシステム軸24の右で省かれ、その
代わり装置の補助線が示される。しかし、検査装置がシ
ステム軸24に関して対称的に回転するよう構成される
ので、実際の構造は当業者に明白になる。
【0048】図5に示された装置はほとんど同じ参照番
号が用いられるよう図1,3及び4で示された装置に実
質的に対応する。しかし、この実施例はその部品のいく
つかに対する変更を意味する場合異なって配分される。
射突に関しては検査領域、即ち板21及び26が図1,
3及び4における源20から実質的に更に遠くに位置す
る。板21は源20から1187mmの距離に位置し、一
方ダイアフラム板26及び源間の距離は500mmより大
きい。
【0049】検査領域及び源間のかかる大きい距離に対
して、検査領域を照射する1次ビーム28は図1,3及
び4に示された実施例と同じ開口の角度を単に有するこ
とはできない。これは或いは検出装置及び源20間の距
離が(望ましくなく)更に増加されるか、検出装置の外
径が更に増加されるか(しかし、現在適切なゲルマニウ
ム検出器は略70mmの最大外径でだけ利用でき)又は検
出装置が検査領域からの散乱放射線を受ける平均散乱角
度が増加されなければならないことである。後者は同じ
パルス伝送スペクトルに対してより低いエネルギーのX
線量の検出を必要とし、しかし該エネルギーは検査領域
での1個の手荷物により実質的に吸収される。
【0050】従って、1次ビームの開口の(半)角度は
単に0.0309ラジアンになる。それにもかかわらず、検査
領域及び源間のより大きい距離の為、検査領域での1次
ビーム円錐の寸法は他の実施例より大きい。70mmの外
径を有する検出装置を用いてエネルギーは検出面及び源
間の2500mmの距離の場合、0.052 ラジアン(略3
°)の平均散乱角度で検査領域から受けうることが実証
される。次に、板26及び検出面間の距離は単に略81
3mmになる(この距離は図1,3及び4に示された実施
例で1550mmになる)。検査領域及び検出面間のこの
比較的小さい距離で、図1,3及び4に示された実施例
で更に許容されうる妨害効果が生じる。
【0051】検出面及び検査領域間の小さい距離で生じ
た妨害効果の1つは検査領域の内端を検出装置の外端に
検査領域の外端を検出装置の内端に夫々接続する線30
及び31(図1)間の角度が夫々増々より大きくなるこ
とからなる。散乱角度のこの差はダイアフラム板27の
映像スリットを更に多く供給することにより、図1,3
及び4に応じて削減されうるが、それらが関連しない検
査領域の部分からの散乱放射線から検出素子を遮蔽する
ことは増々より難しくなるので、スリットのこの数は任
意に増加することはできない。
【0052】図5において、映像スリットがもはや一つ
の面に設けられない限り異なるアプローチがとられる
が、これにより一定映像寸法が得られる(映像寸法は映
像スリットの前及び後に散乱X線量が進む距離の比であ
る)。一定映像寸法は映像スリットがシステム軸24と
同心であり、1次ビーム28が検出面を交差するのと同
じ円で検出面と交差する円錐の外面上に位置する時に得
られる。図5の右半分において、円錐の外面は点G及び
Cを相互接続する破線で示される。点Gは1次ビーム2
8及び検出面の相互接続線上に位置し、一方点Cは端放
射線30及び31(図1参照)により画成される。
【0053】映像スリットが円錐のこの面上に位置する
時、検出装置の細分割は任意であり:それは1次ビーム
で再生される。望ましくはかかる細分割は全検出素子が
同じ幅を有するよう選択される。この細分割により実質
的に全検出素子は検査領域が均一本体で満たされる場
合、同じ大きさの信号を供給する。一定の検出幅の場
合、検出素子の平均rは、下式を満たす: r=R1 +(n−0.5 ).B/n1 ここで、R1 は内部検出素子の内径であり、Bは検出装
置の幅(外部検出素子の外径及び内部検出素子の内径間
の差)である。nは内部から外部に向けカラットする検
出素子の数であり、n1 は検出素子の数である。本実施
例において、R1=9mm,B=26mm,及びn1 =1
2。
【0054】検査領域及び検出面間が小さい距離の為、
円錐の該面上に4つの映像スリットを設けることが望ま
しく、内部スリットは検出素子1乃至3と、次のスリッ
トは検出素子4乃至6と、次のスリットは検出素子7乃
至9と外部スリットは検出素子10乃至12と協働され
る。検出素子のこれらの4つの群の夫々はその深さ(シ
ステム軸24の方向の寸法)が検査領域の深さの1/4
に対応する検査領域一部を感知する。
【0055】円錐の面上のスリットの位置は直線がシス
テム軸24を含む面で0.052 ラジアンの平均散乱角度で
1次ビーム28と交差する各群の中央検出素子の中央か
ら即ち検出素子2,5,8及び11の中央から引かれる
時に得られる。これらの直線の点線との交差点は4つの
映像スリットの位置及び半径を画成する。4つの映像ス
リットを実際に実現する為、適切な位置において、平坦
ダイアフラム板がシステム軸24と同心である適切な映
像スリットを設けられるべきか、複雑な形の4つの映像
スリットからなる回転対称のダイアフラム本体が設けら
れるべきかのいずれかである。両解決策は比較的複雑で
ある。
【0056】図6の(B)は2つの平坦ダイアフラム板
A1及びA2だけを含むより簡単な解決策を示す。ダイ
アフラム板A1は2つの内部映像スリットが理想的場合
に位置すべき2つの面間の中間に位置し、ダイアフラム
板A2は映像スリットが全映像スリットに対して同一で
ある時2つの外部スリットが位置すべき2つの面間の中
間に位置される。これらの2つの面のスリットの半径は
該直線が検出素子2,5,8及び11の中央からこれら
の映像スリットを通って延在するよう選択される。ダイ
アフラム板A1は放射線源20から1915mmの距離に
位置し、一方ダイアフラム板A2は源から2039mmの
距離に位置する。ダイアフラム板A1の2つの映像スリ
ットS1 及びS2 の半径は夫々24.74 及び31.26 mmにな
り、一方ダイアフラム板A2の映像スリットS3 及びS
4 の半径は夫々35.17 及び41.72mmになる。
【0057】スリットS1 を介して、検出素子1乃至3
は検査領域(A…C)の内(上)部を覆うべきで、一方
検査領域(D…F)の次の部分は映像スリットS2 を介
して検出素子4乃至7上に映像される。映像スリットS
4 を介して、検出素子10…12は(低部で)最も離れ
て位置する検査領域の部分(J…L)を「感知し」、一
方隣接する部分(G…I)はスリットS3 を介して検出
素子7乃至9上に映像される。
【0058】検査領域の隣る部分からの散乱放射線が隣
るスリットを介して一群の検出素子上に入射するのを防
ぐ為、図3及び4に示された実施例における如く、各群
の検出素子が単に検査領域からその関連した映像スリッ
トを介して散乱放射線を受けうるよう選択スリットが設
けられるべきである。これらの選択スリットは他のダイ
アフラム板に毎回設けられる。例えば検出素子1乃至3
が散乱放射線をダイアフラム板A1の選択スリットS1
だけを介して受けることを確実にするよう設けられた選
択スリットはダイアフラム板A2で設けられるべきであ
る。同様に、検出素子4乃至6用選択スリットS21はダ
イアフラム板A2に設けられ、一方、検出素子7乃至9
及び10乃至12が散乱放射線をスリットS3 及びS4
だけを介して夫々受けることを確実にすることを目的と
する選択スリットS31及びS41はダイアフラム板A1に
設けられる。
【0059】選択スリットS11…S41は各22.05 mm,2
8.6mm,37.9mm及び44.45 mmの半径を有する。それらの
幅は内部から外部へ1.9 mmから2.5 mmまで増大する。選
択スリットS11…S41は検査領域の関連してない部分か
らの散乱放射線に対して検出素子1,2,3,…,1
0,11,12を遮蔽するのに適していない。従って、
源20から2300mmの距離に位置する更なるダイアフ
ラム板Sは更なる選択スリットS12…S42を設けられ
る。これらの選択スリットの中央放射線は各16.4mm,2
3.0mm,29.5mm及び36mmの半径を有する。これらのス
リットの幅は内部から外部へ、4.2 mm乃至3.6 mm減少す
る。
【0060】既に図1及び2を参照して説明した如く、
発生する1次ビームにより画成された面と比較的大きい
角度でシステム軸と交差する散乱X線量は、その他の方
法で個々の検出素子によりカバーされる散乱角度範囲が
増加するので、検出装置により検出されるべきでない。
従って図5に示される実施例において、板26及び検出
面間の領域で、望ましくはダイアフラム板A1,A2及
びSにより画成された4つのセグメントの夫々で積層を
有するコリメータを設けることも必要であり、該積層は
システム軸24を含む面に位置する。
【0061】図2のコリメータの全積層が同じ長さ及び
同じ幅を有する場合、更に外方に位置した検出素子は内
部検出素子より大きい散乱角度範囲からの散乱放射線を
受ける。従って、外部検出素子と協働した検査領域の部
分に対してパルス伝送は他の部分に対してと同じ正確度
で決定されない。これらの状態を避ける為、図2に示さ
れたコリメータの積層は異なる幅のものである。それら
は積層間の間隙がシステム軸からの距離の関数として出
来る限り小さく変化させるよう配置される。
【0062】しかし、この間隙又は毎回可能な散乱角度
の変化がシステム軸からの距離の関数として考えられる
時、非連続は新しい積層が加えられる距離に対して生じ
る。これらの非連続はコリメータが短かくなるほどより
妨害する。かかる非連続は積層の大きさが内部から外部
へシステム軸に平行な方向に増加する時避けられうる。
図6はかかる積層を示す。図2のコリメータ内の積層3
6の右側はシステム軸に隣接する。上部右隅は斜めであ
る。
【0063】図6の(B)は異なる形の積層36を示
し、上及び下部隅は斜めである。全ての実行可能な形の
この積層はシステム軸に平行であるそれらの寸法がシス
テム軸からの距離の関数と同じであるように共通面を有
する。2つの解決策(図2に応じた積層の異なる幅及び
図6の(A)−(B)に応じた内部から外部へ増加する
大きさ)を結合することも可能である。その場合、積層
33及び34は積層36と類似の形を有すべきである。
【0064】上記実施例は回転対称を含む。しかし、回
転対称は原理的に必要ではない。例えばダイアフラム装
置及び検出素子のスリットが半円形を有する時半円形断
面を有する1次ビームも使用されうる。更に、1次ビー
ム、スリット及び検出素子の断面が円であることは必要
ない。概えて、1次ビームは円錐の面(又は円錐のかか
る面の扇部)として検査領域で伝搬すべきである。1次
ビームは図9及び10を参照して欧州特許公開第462
658号に詳細に説明されている如く平扇形ビームでよ
い。開口の半角が正確に90°になる円錐の外面の扇部
はかかる扇形ビームを生ずる。その場合、システム軸は
扇形ビームに垂直にX線源の焦点に延在する。他方で、
検査領域の1次ビームは円錐の開口が0°になる時ペン
シルビームになる。本発明はこれらの場合にも用いられ
うる。従って、用語「円錐」は本文では広く解釈される
べきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】図1に示された装置の一部を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図5】第4の実施例の概略図である。
【図6】第4の実施例に特に適している図2に示された
コリメータの積層の形状を示す図である。
【符号の説明】
1,12 検出素子 20 多色X線源 21 板 22 円形スリット 23 開口 24 中央放射線 25 対象 26 X線透明板 27 ダイアフラム装置 28 1次ビーム 29 管状筺体 30,31 端放射線 33,34,36 積層 35,37 管 271,272,A1,A2 ダイアフラム板 A…F 検査領域 S1 ,S2 ,S3 映像スリット S11…S41 選択スリット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −多色X線源(20)と、 −X線源及び検査領域間に配置され、円錐の面として検
    査領域を照射する1次ビーム(28)を形成するのに役
    立つ第1のダイヤフラム装置(21)と、 −検査領域で散乱されたX線量を検出する複数の検出素
    子(1…12)からなる検出装置と、 −検査領域及び検出装置(D)間に配置され、円の弧と
    してX線源(20)を通って延在するシステム軸を囲む
    映像スリットからなる第2のダイヤフラム装置とからな
    り、 各映像スリットを介して、毎回単に検査領域の各部分の
    みからの散乱放射線が検出装置に届きうるよう装置が構
    成され、映像スリット(S1 …S5 )が第2のダイヤフ
    ラム装置に配置され、X線源により近く位置する検査領
    域の部分(A…F)からの散乱放射線がX線源から更に
    離れて位置する検査領域の部分(G…L)からの散乱放
    射線を検出する検出素子よりもシステム軸からより小さ
    い距離に位置する検出素子(1…6)により、検出さ
    れ、ぜんぜん又はほとんど重畳がその散乱放射線が映像
    スリットを介して検出装置により検出される検査領域の
    部分について生じないことを特徴とする弾性的に散乱さ
    れたX線量のパルス伝送スペクトルを測定する装置。
  2. 【請求項2】 第2のダイヤフラム装置はシステム軸
    (24)から異なる距離での単に2つの映像スリット
    (S1 ,S2 )からなり、システム軸(24)からより
    小さい距離に位置する映像スリット(S1 )を介して、
    X線源(20)により近くに位置する検査領域の部分
    (A…F)がシステム軸により近くに位置する検出素子
    (1…6)上に映像され、検査領域の残りの部分(G…
    L)は他の映像スリットを介して残りの検出素子(7…
    12)上に映像されることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 第2のダイヤフラム装置はn個の映像ス
    リット(S1 …S4)からなり、ここでnは2より大き
    い整数であり、検査領域の隣接する部分からの散乱放射
    線は映像スリットを介して検出素子の群に入射され、一
    群の検出素子(例えば、1…4)及び映像スリット(S
    3 )によりそれと協働した検査領域の部分(A…D)は
    関連した映像スリットの曲線の半径がより大きいのでよ
    り大きいシステム軸(24)からの距離に位置すること
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 全映像スリットは単一の平坦なダイアフ
    ラム板に設けられることを特徴とする請求項1乃至3の
    うちいずれか一項記載の装置。
  5. 【請求項5】 映像スリットは少なくとも2つの異なる
    面に位置し、より小さい半径の映像スリットは検査領域
    により近くに位置することを特徴とする請求項1乃至3
    のうちいずれか一項記載の装置。
  6. 【請求項6】 検査領域及び検出装置間に遮蔽選択スリ
    ット(271,272)が設けられるために、該選択ス
    リットの位置及び寸法は検出素子が検査領域のその関連
    した部分からの散乱放射線でだけ射突されるようにされ
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか
    一項記載の装置。
  7. 【請求項7】 第2のダイアフラム装置は映像スリット
    (S1 …S4 )に加えて、個別の検出素子(例えば2)
    により検出された散乱放射線が映像スリット(S1 )及
    び少なくとも1つの選択スリット(S11)をトラバース
    するよう選択スリット(S11…S41)からなる少なくと
    も2つの平坦ダイアフラム板(A1,A2)からなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 検査領域及び検出装置(D)間にX線を
    吸収する積層からなるコリメータ装置が設けられ、積層
    (33,34…36)はシステム軸(24)を含む面に
    位置することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれ
    か一項記載の装置。
  9. 【請求項9】 積層(33,34,36)は積層間の間
    隙がシステム軸からの距離の関数として出来る限り小さ
    く変化するよう、システム軸に垂直な方向に異なる大き
    さを有することを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 システム軸(24)に面するその側
    に、積層(36)はそれから離れているそれらの側より
    短かいことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか
    一項記載の装置。
  11. 【請求項11】 検査領域はX線源(20)及び検査装
    置(D)間の中央を含み、中央は望ましくは源側で検査
    領域の境界(26)より検出側で検査領域の境界(2
    1)により近くに位置することを特徴とする請求項1乃
    至10のうちいずれか一項記載の装置。
  12. 【請求項12】 第2のダイアフラム装置は検出装置
    (D)が検査領域の部分(G…L)から散乱放射線だけ
    を検出しうるような検出装置及び検査領域間の位置に設
    けられ、検査領域の他の部分(A…F)からの散乱放射
    線から検出素子を遮蔽する遮蔽手段(272)が設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の装置。
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