JPH0528050Y2 - - Google Patents

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JPH0528050Y2
JPH0528050Y2 JP1986150264U JP15026486U JPH0528050Y2 JP H0528050 Y2 JPH0528050 Y2 JP H0528050Y2 JP 1986150264 U JP1986150264 U JP 1986150264U JP 15026486 U JP15026486 U JP 15026486U JP H0528050 Y2 JPH0528050 Y2 JP H0528050Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カセツト本体内にインクリボンを収
容したインクリボンカセツトの改良に関する。
〔従来の技術〕
例えば熱転写プリンタにおいては、一度だけ使
用可能な所謂ワンタイムタイプのインクリボンを
カセツト本体内に収容したものが用いられている
が、この種のインクリボンを用いた場合、記録紙
に印字した記録情報(印字内容)が、印字後のイ
ンクリボンにも打ち抜かれた形で残ることとな
る。
このように打ち抜き跡が形成された印字後のイ
ンクリボンをそのまま廃棄すると、前記打ち抜き
跡を解読することによつて第三者に秘密にすべき
情報が漏れるおそれがある。
インクリボンに形成された打ち抜き跡やインク
シートに残つた記録跡から記録情報が外部に漏れ
るのを防ぐ従来技術として、例えば印字後のイン
クリボンにインク塗布を行つたり或いは文字の押
圧によつて認識し得る文字を見えなくなるように
したり(特開昭58−128890号公報)、又は、印字
後のインクシートのインク層をブラシローラ等機
械的手段によつて擦り落とす等して記録跡を判読
できないようにする(特開昭58−179692号公報)
ことが提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の技術手段においては、本
来の印字に供せられる手段以外の構成が大掛かり
である他、巻き取り中にインクリボンが切れたり
することがあり、又、後者においてはインクの切
削カスが生ずるといつた不都合がある。
又、上記の場合、インクリボンと共にカセツト
ケースそのものも一緒に廃棄するようにしている
ので、ユーザにとつては極めて不経済である。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成て情報
漏れを確実に防止することができると共に、部品
の大部分を再利用できるようにした経済的なイン
クリボンカセツトを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案においては、カセツト本体内にインクリ
ボンを収容したインクリボンカセツトにおいて、
前記カセツト本体に対して蓋体を開閉自在に装着
すると共に、印字後のインクリボンに接着剤を供
給する接着剤塗布ユニツトと前記インクリボンを
巻き取る巻取りリールとを交換できるようにする
とともに、前記接着剤塗布ユニツトを、インクリ
ボンを前記巻取りリールに導くよう回転する回転
面の一部に形成された開口を介して、内部に、前
記接着剤、付勢手段およびこの付勢手段によつて
前記開口を常時閉塞する閉塞体を有する接着剤塗
布ローラと、接着剤塗布ローラとの間をその接着
剤塗布ローラの前記回転面に対して常時接するよ
う印字後のインクリボンが通過可能に設けられ、
前記閉塞体が接していないときは前記開口を閉塞
し、前記閉塞体と当接する位置に来ると前記閉塞
体が押圧され、前記開口が開くことにより前記開
口から接着剤が外部に漏出し、それによつて巻取
りリールに移動する印字後のインクリボンの表面
に接着剤を塗布しうる閉塞体押さえローラとから
構成したものである。すなわち、この考案では、
印字後のインクリボンが、回転する回転面の一部
に形成された開口を有する接着剤塗布ローラと閉
塞体押さえローラとの間をその接着剤塗布ローラ
の回転面に対して常時接するよう通過する時に、
接着剤塗布ローラの閉塞体と閉塞体押さえローラ
とが当接する位置に来ると閉塞体が押圧され、接
着剤塗布ローラの開口が開くことによりその開口
から接着剤が外部に漏出し、それによつて巻取り
リールに移動する印字後のインクリボンの表面に
接着剤が塗布され、閉塞体が閉塞体押さえローラ
に接していないときは開口を介して接着剤塗布ロ
ーラの内部に設けられた付勢手段によつて開口が
閉塞されて移動する印字後のインクリボンの表面
には接着剤が塗布されることはない。しかも、接
着剤塗布ローラが一回転する毎に閉塞体と閉塞体
押さえローラとが当接するから、接着剤は印字後
のインクリボンの表面全体に渡り連続的に塗布さ
れるのではなく、周期的に不連続に塗布される。
このようにして情報漏れを防止できる。したがつ
て、接着剤の量を少なくできて、経済的である。
また、印字後のインクリボンに接着剤を供給する
接着剤塗布ユニツトと前記インクリボンを巻き取
る巻取りリールとを交換できるように構成されて
いる点からも、経済的である。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るインクリボンカセツトの
一例を示し、図において、1はカセツト本体で、
その平面部2には送りリール用枢支軸3が立設さ
れると共に、この送りリール用枢支軸3から適宜
の間隔をおいて巻取りリール用装着孔4が開設さ
れている。5,6はインクリボン7をガイドする
ためのコロ、リボンガイドである尚、8,9,1
0,11はカセツト本体1の上面に形成された係
合凹部、12はリボンガイド6の上面に形成され
た係合凹部である。
13はインクリボン7を巻回した送りリール
で、送りリール用枢支軸3に着脱自在に装着され
る。14はインクリボン7を巻き取る巻取りリー
ルで、巻取りリール用装着孔4に着脱自在に係止
され、この巻取りリール用装着孔4を挿通する図
外の駆動軸によつて矢印L方向に回転するように
構成されている。尚、送りリール13と巻取りリ
ール14とは、互換性を有するように同一構成と
してある。
15はカセツト本体1内において巻取りリール
14側の近くに着脱自在に設けられる接着剤塗布
ユニツトで、中間に開口部分C′を有する合成樹脂
製のケースCと、このケースC内に互いに軸線方
向を平行にした状態で設けられた円筒状の接着剤
塗布ローラ16、円柱状の閉塞体押えローラ17
とから構成されている。
第2図は接着剤塗布ユニツト15の構成を詳細
に示すもので、接着剤塗布ローラ16の回転面の
一部には開口18が形成してあり、内部には印字
後のインクリボン7を接着するための接着剤19
と、ばね受け20に装着されたばね21によつて
開口18を常時閉塞する方向に付勢されるように
保持された頭部が円柱状の閉塞体22とが設けら
れている。
そして、閉塞体押えローラ17は上記構成の接
着剤塗布ローラ16の回転面に対して常時接する
ようにして設けられており、第3図A,B,Cに
示すように、これら両ローラ16,17の間を、
インクリボン7が通過して、矢印Mで示す巻取り
リール14方向にインクリボン7が移動すること
により、両ローラ16,17は矢印R,Sで示す
方向に回転するように構成されている。尚、2
3,24はケースCの端面にそれぞれ形成された
係合凹部である。
25はカセツト本体1に対して着脱自在に装着
された蓋体で、26はその枢支部である。そし
て、蓋体25の内面には係合凹部8,9,10,
11,12,23,24にそれぞれ対応する係合
突部27,28,29,30,31,32,33
が形成してあり、蓋体25をカセツト本体1に対
して閉合したとき閉合状態を確実に保持できるよ
うにしてある。
次に、上記構成のインクリボンカセツトの作動
について、第3図A,B,Cを参照しながら説明
する。
巻取りリール14は印字動作と共に矢印L方向
に回転する。この回転によつて印字後のインクリ
ボン7は巻取りリール14によつて巻き取られ
る。そして、この巻き取り動作の際、インクリボ
ン7が矢印M方向に移動することにより、接着剤
塗布ローラ16および閉塞体押えローラ17はそ
れぞれ矢印R,S方向に回転し、第3図Aに示す
ように、接着剤塗布ローラ16の閉塞体22が閉
塞体押えローラ17と当接していない状態におい
ては、閉塞体22はばね21によつて開口18方
向に付勢されて開口18を閉塞する。従つて、接
着剤塗布ローラ16内の接着剤19が外部に漏出
することはない。
そして、接着剤塗布ローラ16および閉塞体押
えローラ17が前記方向にそれぞれ回転して、第
3図Bに示すように、閉塞体22が閉塞体押えロ
ーラ17と当接する位置に来ると、閉塞体22は
閉塞体押えローラ17によつて押圧されることに
よつて接着剤塗布ローラ16の内方にへこみ、こ
れによつて、開口18が若干開くので、接着剤塗
布ローラ16内の接着剤19が開口18から外部
に漏出し、移動するインクリボン7の表面に接着
剤19が塗布される。
そして、更に、接着剤塗布ローラ16および閉
塞体押えローラ17が前記方向にそれぞれ回転し
て、第3図Cに示すように、閉塞体22が閉塞体
押えローラ17と当接しなくなると、閉塞体22
はばね21の付勢力によつて再び開口18を閉塞
する。
上記のようにして、表面に接着剤19が塗布さ
れたインクリボン7は巻取りリール14によつて
順次巻き取られるが、このとき、前記接着剤19
が固まることにより、一旦巻き取られたインクリ
ボン7の巻き戻しは不可能になる。
そして、送りリール13側に巻回されていたイ
ンクリボン7の全てが巻取りリール14側に巻き
取られると、蓋体25を開けて巻取りリール14
および接着剤塗布ユニツト15をカセツト本体1
から取り外してこれらを適当に廃棄する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案においては、印字
後のインクリボンが、回転する回転面の一部に形
成された開口を有する接着剤塗布ローラと閉塞体
押さえローラとの間をその接着剤塗布ローラの回
転面に対して常時接するよう通過する時に、接着
剤塗布ローラの閉塞体と閉塞体押さえローラとが
当接する位置に来ると閉塞体が押圧され、接着剤
塗布ローラの開口が開くことによりその開口から
接着剤が外部に漏出し、それによつて巻取りリー
ルに移動する印字後のインクリボンの表面に接着
剤が塗布され、閉塞体が閉塞体押さえローラに接
していないときは開口を介して接着剤塗布ローラ
の内部に設けられた付勢手段によつて開口が閉塞
されて移動する印字後のインクリボンの表面には
接着剤が塗布されることはない。しかも、接着剤
塗布ローラが一回転する毎に閉塞体と閉塞体押さ
えローラとが当接するから、接着剤は印字後のイ
ンクリボンの表面全体に渡り連続的に塗布される
のではなく、周期的に不連続に塗布され、それに
よつて情報漏れを防止できる。したがつて、接着
剤の量を少なくできて、経済的であるとともに、
極めて簡単な構成で、情報漏れを確実に防止でき
る。また、印字後のインクリボンに接着剤を供給
する接着剤塗布ユニツトと前記インクリボンを巻
き取る巻取りリールとを交換できるように構成さ
れている点からも、経済的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はイン
クリボンカセツトの全体構成を示す分解斜視図、
第2図は接着剤塗布ユニツトの断面斜視図、第3
図A,B,Cは動作説明図である。 1……カセツト本体、7……インクリボン、1
4……巻取りリール、15……接着剤塗布ユニツ
ト、19……接着剤、25……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カセツト本体内にインクリボンを収容したイン
    クリボンカセツトにおいて、前記カセツト本体に
    対して蓋体を開閉自在に装着すると共に、印字後
    のインクリボンに接着剤を供給する接着剤塗布ユ
    ニツトと前記インクリボンを巻き取る巻取りリー
    ルとを交換できるようにするとともに、前記接着
    剤塗布ユニツトを、インクリボンを前記巻取りリ
    ールに導くよう回転する回転面の一部に形成され
    た開口を介して、内部に、前記接着剤、付勢手段
    およびこの付勢手段によつて前記開口を常時閉塞
    する閉塞体を有する接着剤塗布ローラと、接着剤
    塗布ローラとの間をその接着剤塗布ローラの前記
    回転面に対して常時接するよう印字後のインクリ
    ボンが通過可能に設けられ、前記閉塞体が接して
    いないときは前記開口を閉塞し、前記閉塞体と当
    接する位置に来ると前記閉塞体が押圧され、前記
    開口が開くことにより前記開口から接着剤が外部
    に漏出し、それによつて巻取りリールに移動する
    印字後のインクリボンの表面に接着剤を塗布しう
    る閉塞体押さえローラとから構成したことを特徴
    とするインクリボンカセツト。
JP1986150264U 1986-09-29 1986-09-29 Expired - Lifetime JPH0528050Y2 (ja)

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JPS6353761U JPS6353761U (ja) 1988-04-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5442205A (en) * 1977-09-08 1979-04-04 Ricoh Kk Ink ribbon cartridge
JPS59165674A (ja) * 1983-03-10 1984-09-18 Ricoh Co Ltd プリンタにおける転写媒体処理装置

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