JPH05280250A - 車両用バックドアの自動開閉装置 - Google Patents
車両用バックドアの自動開閉装置Info
- Publication number
- JPH05280250A JPH05280250A JP4077298A JP7729892A JPH05280250A JP H05280250 A JPH05280250 A JP H05280250A JP 4077298 A JP4077298 A JP 4077298A JP 7729892 A JP7729892 A JP 7729892A JP H05280250 A JPH05280250 A JP H05280250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back door
- determined
- door
- opening
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動的にバックドアを開閉するバックドアの
自動開閉装置において、手動によってもバックドアを開
閉動作させることを第1の目的とする。 【構成】 パワーユニット18を構成する油圧シリンダ
12に油圧センサ38を設け、ECU17にて供給オイ
ル圧力が上昇しているか否か、すなわちバックドア8の
全開状態においてバックドアを手動で閉めようとする動
作があるかどうかを判定しているので、バックドアの全
開状態から閉成動作を行わせる際、バックドアを手動に
て閉めることにより油圧シリンダに対して判定基準値以
上の油圧をかければ、ECU17の判定によりピストン
ロッド12aを後退させてピストンの油圧状態を開放す
ることができ、手動によるバックドアの閉成動作を可能
とすることができる。
自動開閉装置において、手動によってもバックドアを開
閉動作させることを第1の目的とする。 【構成】 パワーユニット18を構成する油圧シリンダ
12に油圧センサ38を設け、ECU17にて供給オイ
ル圧力が上昇しているか否か、すなわちバックドア8の
全開状態においてバックドアを手動で閉めようとする動
作があるかどうかを判定しているので、バックドアの全
開状態から閉成動作を行わせる際、バックドアを手動に
て閉めることにより油圧シリンダに対して判定基準値以
上の油圧をかければ、ECU17の判定によりピストン
ロッド12aを後退させてピストンの油圧状態を開放す
ることができ、手動によるバックドアの閉成動作を可能
とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用バックドアの自動
開閉装置に関するものであり、例えばワンボックス型自
動車の後端面に配置されたバックドアを自動開閉させる
装置に用いられるものである。
開閉装置に関するものであり、例えばワンボックス型自
動車の後端面に配置されたバックドアを自動開閉させる
装置に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワンボックス型自動車において
は、荷物の積み卸しを容易に行えるように車体の側面,
後端面に幅広の開口部を形成し、この開口部にそれぞれ
スライド式のサイドドア,はね上げ式のバックドアを配
設して、上記開口部を開閉するように構成されている。
しかし、上記ワンボックス型自動車において荷物を頻繁
に積み卸しする場合、その都度バックドアを上げ下げせ
ねばならないので、特に体力,腕力の弱い人にとっては
労力負担が大きいという問題がある。
は、荷物の積み卸しを容易に行えるように車体の側面,
後端面に幅広の開口部を形成し、この開口部にそれぞれ
スライド式のサイドドア,はね上げ式のバックドアを配
設して、上記開口部を開閉するように構成されている。
しかし、上記ワンボックス型自動車において荷物を頻繁
に積み卸しする場合、その都度バックドアを上げ下げせ
ねばならないので、特に体力,腕力の弱い人にとっては
労力負担が大きいという問題がある。
【0003】そこで、この問題を解決した技術的手段と
して、モータ駆動により車両のバッグドアを自動開閉さ
せる装置が開示されている(例えば、特開平1−314
620号公報)。
して、モータ駆動により車両のバッグドアを自動開閉さ
せる装置が開示されている(例えば、特開平1−314
620号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、バックドアが開放状態で停止している後に
バックドアを閉めようとする場合、開閉スイッチ,カー
テシランプスイッチ等のスイッチにより自動的にしか閉
じることができないので、例えば上記自動開閉装置を取
り扱う人が、誤って従来通りに手動でバックドアを閉じ
ようとしてバックドアに過大な力を作用させてしまう
と、バックドアが破壊されてしまうというおそれがあ
る。
のものでは、バックドアが開放状態で停止している後に
バックドアを閉めようとする場合、開閉スイッチ,カー
テシランプスイッチ等のスイッチにより自動的にしか閉
じることができないので、例えば上記自動開閉装置を取
り扱う人が、誤って従来通りに手動でバックドアを閉じ
ようとしてバックドアに過大な力を作用させてしまう
と、バックドアが破壊されてしまうというおそれがあ
る。
【0005】また上述した従来のものでは、バックドア
の自動開閉動作中に人などの障害物を挟み込むのを防止
すべく、モータ回転数が所定値以下になった場合にモー
タを停止させているが、例えば、車両を下り坂で停車さ
せてバックドアを開けたり、車両を上り坂で停車させて
バックドアを閉めたり、バックドアの外側部分に積雪や
凍結が生じたりした場合には、障害物以外の要因により
モータに負荷がかかるので、これによりモータ回転数が
低下してモータが停止してしまって、バックドアを自動
開閉できなくなるというおそれがある。
の自動開閉動作中に人などの障害物を挟み込むのを防止
すべく、モータ回転数が所定値以下になった場合にモー
タを停止させているが、例えば、車両を下り坂で停車さ
せてバックドアを開けたり、車両を上り坂で停車させて
バックドアを閉めたり、バックドアの外側部分に積雪や
凍結が生じたりした場合には、障害物以外の要因により
モータに負荷がかかるので、これによりモータ回転数が
低下してモータが停止してしまって、バックドアを自動
開閉できなくなるというおそれがある。
【0006】そして、この点を解決すべく上述した所定
値を下げた場合、上記要因によりモータ回転数がある程
度低下しても自動開閉を行うことは可能となるものの、
自動開閉動作中に人などの障害物を挟み込んだ場合、即
座に開閉動作を停止させることができないおそれがあ
る。
値を下げた場合、上記要因によりモータ回転数がある程
度低下しても自動開閉を行うことは可能となるものの、
自動開閉動作中に人などの障害物を挟み込んだ場合、即
座に開閉動作を停止させることができないおそれがあ
る。
【0007】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、自動的にバックドアを開閉するバックド
アの自動開閉装置において、手動によってもバックドア
を開閉動作させることが可能な車両用バックドアの自動
開閉装置を提供することを第1の目的とし、バックドア
の自動開閉動作中に障害物が当たったことを的確に検出
して、バックドアの自動開閉動作を的確に停止させるこ
とが可能な車両用バックドアの自動開閉装置を提供する
ことを第2の目的とするものである。
たものであり、自動的にバックドアを開閉するバックド
アの自動開閉装置において、手動によってもバックドア
を開閉動作させることが可能な車両用バックドアの自動
開閉装置を提供することを第1の目的とし、バックドア
の自動開閉動作中に障害物が当たったことを的確に検出
して、バックドアの自動開閉動作を的確に停止させるこ
とが可能な車両用バックドアの自動開閉装置を提供する
ことを第2の目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、上記第1の目的を達成すべく、車両後部に配設
されたバックドアを作動流体を用いて開閉駆動する車両
用バックドアの自動開閉装置において、前記作動流体の
流体圧を検出する流体圧検出手段と、この流体圧検出手
段により検出された流体圧の変化状態に基づいて前記バ
ックドアの開閉動作の開始を指示する開始指示手段と、
を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置を採用するものである。
発明は、上記第1の目的を達成すべく、車両後部に配設
されたバックドアを作動流体を用いて開閉駆動する車両
用バックドアの自動開閉装置において、前記作動流体の
流体圧を検出する流体圧検出手段と、この流体圧検出手
段により検出された流体圧の変化状態に基づいて前記バ
ックドアの開閉動作の開始を指示する開始指示手段と、
を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置を採用するものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記第2の
目的を達成すべく、車両後部に配設されたバックドアを
作動流体を用いて開閉駆動する車両用バックドアの自動
開閉装置において、前記作動流体の流体圧を検出する流
体圧検出手段と、この流体圧検出手段により検出された
流体圧が所定期間以上連続して所定値以上となったか否
かを判定すると共に、前記バックドアが開閉動作中であ
る時に、検出された流体圧が前記所定期間以上連続して
前記所定値以上となったと判定された場合には、前記バ
ックドアの開閉動作の停止を指示する停止指示手段と、
を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置を採用するものである。
目的を達成すべく、車両後部に配設されたバックドアを
作動流体を用いて開閉駆動する車両用バックドアの自動
開閉装置において、前記作動流体の流体圧を検出する流
体圧検出手段と、この流体圧検出手段により検出された
流体圧が所定期間以上連続して所定値以上となったか否
かを判定すると共に、前記バックドアが開閉動作中であ
る時に、検出された流体圧が前記所定期間以上連続して
前記所定値以上となったと判定された場合には、前記バ
ックドアの開閉動作の停止を指示する停止指示手段と、
を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置を採用するものである。
【0010】
【作用】上記構成により請求項1記載の発明では、流体
圧検出手段によってバックドアを開閉駆動するための作
動流体の流体圧を検出し、開始指示手段によって流体圧
検出手段により検出された流体圧の変化状態に基づいて
バックドアの開閉動作の開始を指示している。したがっ
て、例えばバックドアの全開状態から閉成動作を行わせ
る際、バックドアを手動にて閉めることにより作動流体
の流体圧を上昇させて変化させれば、開始指示手段によ
ってバックドアの閉成動作を指示することができる。
圧検出手段によってバックドアを開閉駆動するための作
動流体の流体圧を検出し、開始指示手段によって流体圧
検出手段により検出された流体圧の変化状態に基づいて
バックドアの開閉動作の開始を指示している。したがっ
て、例えばバックドアの全開状態から閉成動作を行わせ
る際、バックドアを手動にて閉めることにより作動流体
の流体圧を上昇させて変化させれば、開始指示手段によ
ってバックドアの閉成動作を指示することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明では、流体圧検
出手段によってバックドアを開閉駆動するための作動流
体の流体圧を検出し、停止指示手段によって流体圧検出
手段により検出された流体圧が所定期間以上連続して所
定値以上となったか否かを判定すると共に、バックドア
が開閉動作中である時に、検出された流体圧が所定期間
以上連続して所定値以上となったと判定された場合に
は、バックドアの開閉動作の停止を指示している。した
がって、バックドアの開閉動作中にバックドアが障害物
に当たれば作動流体の流体圧が所定期間以上連続して所
定値以上となり、例えば車両を下り坂で停車させてバッ
クドアを開けたり、車両を上り坂で停車させてバックド
アを閉めたり、バックドアの外側部分に積雪や凍結が生
じたりした場合では、作動流体の流体圧は一時的に所定
値以上とはなるものの連続してはならないので、検出し
た作動流体が所定期間以上連続して所定値以上となった
か否かを判定することにより、バックドアの開閉動作中
にバックドアが障害物に当たったか否かを的確に判定す
ることができる。
出手段によってバックドアを開閉駆動するための作動流
体の流体圧を検出し、停止指示手段によって流体圧検出
手段により検出された流体圧が所定期間以上連続して所
定値以上となったか否かを判定すると共に、バックドア
が開閉動作中である時に、検出された流体圧が所定期間
以上連続して所定値以上となったと判定された場合に
は、バックドアの開閉動作の停止を指示している。した
がって、バックドアの開閉動作中にバックドアが障害物
に当たれば作動流体の流体圧が所定期間以上連続して所
定値以上となり、例えば車両を下り坂で停車させてバッ
クドアを開けたり、車両を上り坂で停車させてバックド
アを閉めたり、バックドアの外側部分に積雪や凍結が生
じたりした場合では、作動流体の流体圧は一時的に所定
値以上とはなるものの連続してはならないので、検出し
た作動流体が所定期間以上連続して所定値以上となった
か否かを判定することにより、バックドアの開閉動作中
にバックドアが障害物に当たったか否かを的確に判定す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を表す全体構成図であ
る。
明する。図1は本発明の一実施例を表す全体構成図であ
る。
【0013】図1において、マイクロコンピュータを含
む電子制御ユニット(以下、ECUという)17は制御
系の電気系統の制御を担うユニットであり、パワーユニ
ット18は、ドアハンドル28が設けられたバックドア
8を開閉動作させるべく油圧シリンダ12へのオイル供
給量を調整するユニットである。なお、このパワーユニ
ット18は、リミットスイッチLS1,LS2、回転駆
動部19、および油圧シリンダ20によって構成され、
油圧シリンダ20には供給オイル圧力の検知用の油圧セ
ンサ38(流体圧検出手段に相当)が設けられている。
む電子制御ユニット(以下、ECUという)17は制御
系の電気系統の制御を担うユニットであり、パワーユニ
ット18は、ドアハンドル28が設けられたバックドア
8を開閉動作させるべく油圧シリンダ12へのオイル供
給量を調整するユニットである。なお、このパワーユニ
ット18は、リミットスイッチLS1,LS2、回転駆
動部19、および油圧シリンダ20によって構成され、
油圧シリンダ20には供給オイル圧力の検知用の油圧セ
ンサ38(流体圧検出手段に相当)が設けられている。
【0014】ドライバスイッチ21は車両7の運転席側
に設けられ、切換え操作によって、「ドア開成モー
ド」,「ドア閉成モード」,および双方いずれにも属さ
ない「中立モード」を選択することが可能なスイッチで
ある。サイドブレーキスイッチ22は、サイドブレーキ
23が働いている際にオン動作して、サイドブレーキ作
動信号を上記ECU17に与えると共に、サイドブレー
キランプ24を点灯させるためのスイッチである。カー
テシスイッチ25は、リミットスイッチLS3と共にバ
ックドア8の閉成状態が完全に解かれた際にオン動作す
るスイッチであり、このスイッチのオン動作に伴ってカ
ーテシランプ26が点灯する。
に設けられ、切換え操作によって、「ドア開成モー
ド」,「ドア閉成モード」,および双方いずれにも属さ
ない「中立モード」を選択することが可能なスイッチで
ある。サイドブレーキスイッチ22は、サイドブレーキ
23が働いている際にオン動作して、サイドブレーキ作
動信号を上記ECU17に与えると共に、サイドブレー
キランプ24を点灯させるためのスイッチである。カー
テシスイッチ25は、リミットスイッチLS3と共にバ
ックドア8の閉成状態が完全に解かれた際にオン動作す
るスイッチであり、このスイッチのオン動作に伴ってカ
ーテシランプ26が点灯する。
【0015】バックドアロック用ソレノイド27はEC
U17の制御によってドアロックを解除するソレノイド
であり、ブザー29はバックドア8の自動開閉装置が予
め設定された各種の動作状況にある際に、この旨を操作
者に知らせるための警報器である。また、バッテリ30
は上述した電気系統に電源供給するための直流電源であ
る。
U17の制御によってドアロックを解除するソレノイド
であり、ブザー29はバックドア8の自動開閉装置が予
め設定された各種の動作状況にある際に、この旨を操作
者に知らせるための警報器である。また、バッテリ30
は上述した電気系統に電源供給するための直流電源であ
る。
【0016】油圧シリンダ12において、シリンダ本体
12bの一端部には第1リンク部材13の一端部が枢着
され、第1リンク部材13の他端部には第2リンク部材
14の一端部が枢着され、さらに、第2リンク部材14
の中央部には油圧シリンダ12のピストンロッド12a
先端側が枢着されている。また、シリンダ本体12bの
他端部には、油圧シリンダ12とパワーユニット18に
構成された油圧シリンダ20と連結するオイル供給チュ
ーブ16が結合されている。
12bの一端部には第1リンク部材13の一端部が枢着
され、第1リンク部材13の他端部には第2リンク部材
14の一端部が枢着され、さらに、第2リンク部材14
の中央部には油圧シリンダ12のピストンロッド12a
先端側が枢着されている。また、シリンダ本体12bの
他端部には、油圧シリンダ12とパワーユニット18に
構成された油圧シリンダ20と連結するオイル供給チュ
ーブ16が結合されている。
【0017】次に、上述した全体構成中のバックドア近
辺の詳細な構成を図2に基づいて説明する。図2におい
て、バックドア8はその上端がヒンジ9を介して車両7
の後部開口部の開口縁10上部側に接続され、そのヒン
ジ9を軸にして上下に開閉自在に回動するように構成さ
れている。後部開口部の開口縁10側面部には、ヒンジ
ブラケット11が設けられ、このヒンジブラケット11
に油圧シリンダ12のシリンダ本体12bの基端部がヒ
ンジピンの周りに回動自在となるように枢着されてい
る。
辺の詳細な構成を図2に基づいて説明する。図2におい
て、バックドア8はその上端がヒンジ9を介して車両7
の後部開口部の開口縁10上部側に接続され、そのヒン
ジ9を軸にして上下に開閉自在に回動するように構成さ
れている。後部開口部の開口縁10側面部には、ヒンジ
ブラケット11が設けられ、このヒンジブラケット11
に油圧シリンダ12のシリンダ本体12bの基端部がヒ
ンジピンの周りに回動自在となるように枢着されてい
る。
【0018】このシリンダ本体12bの一端部には、第
1リンク部材13の一端部が油圧シリンダ12と同一面
内で揺動自在となるように枢着され、第1リンク部材1
3の他端部には、第2リンク部材14の一端部が第1リ
ンク部材13および油圧シリンダ12と同一面内で摺動
自在となるように枢着され、さらに、この第2リンク部
材14の他端部はバックドア8の周縁側部の上記ヒンジ
9から離れた位置にヒンジブラケット15を介して枢着
されている。
1リンク部材13の一端部が油圧シリンダ12と同一面
内で揺動自在となるように枢着され、第1リンク部材1
3の他端部には、第2リンク部材14の一端部が第1リ
ンク部材13および油圧シリンダ12と同一面内で摺動
自在となるように枢着され、さらに、この第2リンク部
材14の他端部はバックドア8の周縁側部の上記ヒンジ
9から離れた位置にヒンジブラケット15を介して枢着
されている。
【0019】また、第2リンク部材14の中央部には、
油圧シリンダ12のピストンロッド12aの先端側が枢
着され、その枢着位置はバックドア8の全開度(バック
ドア8が図2の点線で示す閉成姿勢にある状態から実線
で示す全開姿勢となるまでの全ての開度)にわたって、
第1リンク部材13と第2リンク部材14との枢着部が
油圧シリンダ12のピストンロッド12aよりも開口縁
10に近接した位置となるように設定されている。
油圧シリンダ12のピストンロッド12aの先端側が枢
着され、その枢着位置はバックドア8の全開度(バック
ドア8が図2の点線で示す閉成姿勢にある状態から実線
で示す全開姿勢となるまでの全ての開度)にわたって、
第1リンク部材13と第2リンク部材14との枢着部が
油圧シリンダ12のピストンロッド12aよりも開口縁
10に近接した位置となるように設定されている。
【0020】次に、上述した全体構成中のパワーユニッ
ト18の詳細な構成を図3に基づいて説明する。図3に
おいて、回転駆動部19は、モータ31と、このモータ
31の回転出力を減速して出力軸32aに伝達する減速
機32とにより構成されている。減速機32の出力軸3
2aには、アクチュエータ33とリンク部材34とが固
着されており、リンク部材34は油圧シリンダ20のピ
ストンロッド35後端部に枢着されている。
ト18の詳細な構成を図3に基づいて説明する。図3に
おいて、回転駆動部19は、モータ31と、このモータ
31の回転出力を減速して出力軸32aに伝達する減速
機32とにより構成されている。減速機32の出力軸3
2aには、アクチュエータ33とリンク部材34とが固
着されており、リンク部材34は油圧シリンダ20のピ
ストンロッド35後端部に枢着されている。
【0021】油圧シリンダ20のピストンロッド35と
ピストン36とは切り離して設けられており、バックド
ア8を開成動作させる際には、ピストンロッド35によ
りピストン36を押し、オイルポート37から上述した
オイル供給チューブ16(図1)を介して油圧シリンダ
12へオイルを吐出する。一方、バックドア8を閉成動
作させる際には、ピストンロッド35を後退させてピス
トン36の油圧状態を開放し、バッグドア8の自重によ
って油圧シリンダ12から油圧シリンダ20にオイルが
吐出されるようにする。
ピストン36とは切り離して設けられており、バックド
ア8を開成動作させる際には、ピストンロッド35によ
りピストン36を押し、オイルポート37から上述した
オイル供給チューブ16(図1)を介して油圧シリンダ
12へオイルを吐出する。一方、バックドア8を閉成動
作させる際には、ピストンロッド35を後退させてピス
トン36の油圧状態を開放し、バッグドア8の自重によ
って油圧シリンダ12から油圧シリンダ20にオイルが
吐出されるようにする。
【0022】減速機32の出力軸32aに固着されてい
るアクチュエータ33は2つの分岐アーム33a,33
bを有し、この分岐アーム33a,33bの回動域には
2つのリミットスイッチLS1,LS2が配置されてお
り、油圧シリンダ20のピストン36が図3に示すよう
に完全に押された状態(図2の実線で示すバックドア8
の全開姿勢に相当)でリミットスイッチLS1が分岐ア
ーム33aに押されてオン動作する。一方、ピストン3
6が後退し、バックドア8が図2の点線で示すバックド
ア8の閉成姿勢に相当する状態では、リミットスイッチ
LS2が分岐アーム33bに押されてオン動作する。
るアクチュエータ33は2つの分岐アーム33a,33
bを有し、この分岐アーム33a,33bの回動域には
2つのリミットスイッチLS1,LS2が配置されてお
り、油圧シリンダ20のピストン36が図3に示すよう
に完全に押された状態(図2の実線で示すバックドア8
の全開姿勢に相当)でリミットスイッチLS1が分岐ア
ーム33aに押されてオン動作する。一方、ピストン3
6が後退し、バックドア8が図2の点線で示すバックド
ア8の閉成姿勢に相当する状態では、リミットスイッチ
LS2が分岐アーム33bに押されてオン動作する。
【0023】次に、上記構成における作動を概略的に説
明する。図1〜図3において、バックドア8が図2の点
線で示す閉成姿勢にある場合には、油圧シリンダ12の
ピストンロッド12aは後退しており、第2リンク部材
14は第1リンク部材13とほぼ重なり合うような屈折
姿勢にあり、さらに、第1リンク部材13も油圧シリン
ダ12と重なり合うような姿勢となって、この3つの部
材が開口縁10側面部の図示されない収容凹部に収容さ
れている。
明する。図1〜図3において、バックドア8が図2の点
線で示す閉成姿勢にある場合には、油圧シリンダ12の
ピストンロッド12aは後退しており、第2リンク部材
14は第1リンク部材13とほぼ重なり合うような屈折
姿勢にあり、さらに、第1リンク部材13も油圧シリン
ダ12と重なり合うような姿勢となって、この3つの部
材が開口縁10側面部の図示されない収容凹部に収容さ
れている。
【0024】そして、このようなバックドア閉成状態に
おいて、モータ31の正転が減速機32で減速されて出
力軸32aに伝えられ、リンク部材34が反時計方向に
回転すると、その回転に伴ってピストンロッド35がピ
ストン36を押す。すると、パワーユニット18からは
オイル供給チューブ16を介して油圧シリンダ12にオ
イルが供給され、ピストンロッド12aが伸展し、これ
に伴って第2リンク部材14が第1リンク部材13との
枢着部を軸にして屈折姿勢から回動し始め、第1リンク
部材13に対して起き上がった伸長姿勢へと移行する。
おいて、モータ31の正転が減速機32で減速されて出
力軸32aに伝えられ、リンク部材34が反時計方向に
回転すると、その回転に伴ってピストンロッド35がピ
ストン36を押す。すると、パワーユニット18からは
オイル供給チューブ16を介して油圧シリンダ12にオ
イルが供給され、ピストンロッド12aが伸展し、これ
に伴って第2リンク部材14が第1リンク部材13との
枢着部を軸にして屈折姿勢から回動し始め、第1リンク
部材13に対して起き上がった伸長姿勢へと移行する。
【0025】この動作に伴ってバックドア8は、ヒンジ
9を軸にして回動しながら開成動作し、全開状態(図2
の実線で示す開成姿勢)に達すると、パワーユニット1
8におけるアクチュエータ22の分岐アーム33aによ
りリミットスイッチLS1がオン動作となって、バック
ドア8の開成動作が終了する。
9を軸にして回動しながら開成動作し、全開状態(図2
の実線で示す開成姿勢)に達すると、パワーユニット1
8におけるアクチュエータ22の分岐アーム33aによ
りリミットスイッチLS1がオン動作となって、バック
ドア8の開成動作が終了する。
【0026】そして、このバックドア8の開成姿勢から
閉成姿勢に戻る場合には、モータ31の逆転が減速機3
2で減速されて出力軸32aに伝えられ、リンク部材3
4が時計方向に回転すると、その回転に伴ってピストン
ロッド35が後退してピストン36の油圧状態を開放す
る。したがって、油圧シリンダ12のピストンロッド1
2aはバックドア8の自重によって後退して、油圧シリ
ンダ12からオイル供給チューブ16を介して油圧シリ
ンダ20にオイルが吐出され、これによってバックドア
8が閉成される。バックドア8が閉成状態に達すると、
リミットスイッチLS2は、パワーユニット18ではア
クチュエータ33の分岐アーム33bに押されてオン動
作する。
閉成姿勢に戻る場合には、モータ31の逆転が減速機3
2で減速されて出力軸32aに伝えられ、リンク部材3
4が時計方向に回転すると、その回転に伴ってピストン
ロッド35が後退してピストン36の油圧状態を開放す
る。したがって、油圧シリンダ12のピストンロッド1
2aはバックドア8の自重によって後退して、油圧シリ
ンダ12からオイル供給チューブ16を介して油圧シリ
ンダ20にオイルが吐出され、これによってバックドア
8が閉成される。バックドア8が閉成状態に達すると、
リミットスイッチLS2は、パワーユニット18ではア
クチュエータ33の分岐アーム33bに押されてオン動
作する。
【0027】次に、上記ECU17の作動について説明
する。図4〜図8は上記ECU17の作動を示すフロー
チャートであり、図4に示す〜は、図5〜図8に示
すフローチャートの先頭部分に付された〜へ進むこ
とを意味するものである。
する。図4〜図8は上記ECU17の作動を示すフロー
チャートであり、図4に示す〜は、図5〜図8に示
すフローチャートの先頭部分に付された〜へ進むこ
とを意味するものである。
【0028】図4において、ステップS1では、運転席
におけるドライバスイッチ21がいずれのモードに設定
されているかを判定しており、ドライバスイッチ21が
バックドア8を開成動作させる「ドア開成モード」に設
定されている場合には、図6に示すステップS2へ進
み、ドライバスイッチ21がバックドア8を閉成動作さ
せる「ドア閉成モード」,またはいずれにも属さない
「中立モード」に設定されている場合には、後述するス
テップS15へ進む。
におけるドライバスイッチ21がいずれのモードに設定
されているかを判定しており、ドライバスイッチ21が
バックドア8を開成動作させる「ドア開成モード」に設
定されている場合には、図6に示すステップS2へ進
み、ドライバスイッチ21がバックドア8を閉成動作さ
せる「ドア閉成モード」,またはいずれにも属さない
「中立モード」に設定されている場合には、後述するス
テップS15へ進む。
【0029】ステップS1の判定により図6に示すステ
ップS2へ進むと、ステップS2では、パワーユニット
18のリミットスイッチLS1がオン動作しているか否
かを判定する。このとき、リミットスイッチLS1がオ
ン動作していると判定された場合、すなわちバックドア
8が既に全開している場合には、この時点でドア開成指
令に対する制御動作を終了する。
ップS2へ進むと、ステップS2では、パワーユニット
18のリミットスイッチLS1がオン動作しているか否
かを判定する。このとき、リミットスイッチLS1がオ
ン動作していると判定された場合、すなわちバックドア
8が既に全開している場合には、この時点でドア開成指
令に対する制御動作を終了する。
【0030】これに対し、ステップS2においてリミッ
トスイッチLS1がオン動作していないと判定される
と、ステップS3にてサイドブレーキスイッチ22がオ
ン動作しているか否か、すなわちサイドブレーキ23が
作動状態にあるか否かを判定する。このとき、サイドブ
レーキ23が作動状態にないと判定されると、この状態
でバックドア8を開成するのは危険であるとみなして、
開成動作を行うことなく制御動作を終了させる。この
際、操作者はサイドブレーキランプ24の消灯によりド
ア開成動作が行われない理由を知ることができる。
トスイッチLS1がオン動作していないと判定される
と、ステップS3にてサイドブレーキスイッチ22がオ
ン動作しているか否か、すなわちサイドブレーキ23が
作動状態にあるか否かを判定する。このとき、サイドブ
レーキ23が作動状態にないと判定されると、この状態
でバックドア8を開成するのは危険であるとみなして、
開成動作を行うことなく制御動作を終了させる。この
際、操作者はサイドブレーキランプ24の消灯によりド
ア開成動作が行われない理由を知ることができる。
【0031】ステップS3においてサイドブレーキスイ
ッチ22がオン動作していると判定されると、ステップ
S4では、ブザー29の鳴動を開始させ、ドア開成動作
が開始されたことを操作者に報知する。そして、ステッ
プS5では、バックドアロック用ソレノイド27に通電
して、バックドア8のドアロックを解除させる。
ッチ22がオン動作していると判定されると、ステップ
S4では、ブザー29の鳴動を開始させ、ドア開成動作
が開始されたことを操作者に報知する。そして、ステッ
プS5では、バックドアロック用ソレノイド27に通電
して、バックドア8のドアロックを解除させる。
【0032】続いてステップS6では、パワーユニット
18のモータ31の正転駆動が開始され、ステップS7
では、モータ31の回転数が十分上昇するのに必要な待
ち時間(約1秒間)を経た後、ステップS8にてバッグ
ドアロック用ソレノイド27への通電が停止される。
18のモータ31の正転駆動が開始され、ステップS7
では、モータ31の回転数が十分上昇するのに必要な待
ち時間(約1秒間)を経た後、ステップS8にてバッグ
ドアロック用ソレノイド27への通電が停止される。
【0033】ステップS9では、上記ステップS1と同
様に、ドライバスイッチ21がいずれのモードに設定さ
れているかを判定しており、連続して「ドア開成モー
ド」となっている場合にはステップS68へ進み、そう
でない場合にはステップS12へ進む。なお、このステ
ップS9において、ドライバスイッチ21の設定モード
が「ドア開成モード」でないと判定されると、ステップ
S12に進んでバックドア8の開成動作が中止される
が、このような動作としては、操作者がバックドア8の
開成途中に障害物を発見して、ドライバスイッチ21の
「ドア開成モード」を解除した場合などがある。
様に、ドライバスイッチ21がいずれのモードに設定さ
れているかを判定しており、連続して「ドア開成モー
ド」となっている場合にはステップS68へ進み、そう
でない場合にはステップS12へ進む。なお、このステ
ップS9において、ドライバスイッチ21の設定モード
が「ドア開成モード」でないと判定されると、ステップ
S12に進んでバックドア8の開成動作が中止される
が、このような動作としては、操作者がバックドア8の
開成途中に障害物を発見して、ドライバスイッチ21の
「ドア開成モード」を解除した場合などがある。
【0034】ステップS68では、パワーユニット18
の油圧シリンダ20に設けた油圧センサ38に基づい
て、油圧シリンダ12へ供給されるオイルの圧力が下降
中であるか、一定或いは上昇中であるかを判定してお
り、供給オイル圧力が一定或いは下降中であると判定さ
れた際にはステップS69へ進み、上昇中であると判定
された際にはステップS72へ進む。
の油圧シリンダ20に設けた油圧センサ38に基づい
て、油圧シリンダ12へ供給されるオイルの圧力が下降
中であるか、一定或いは上昇中であるかを判定してお
り、供給オイル圧力が一定或いは下降中であると判定さ
れた際にはステップS69へ進み、上昇中であると判定
された際にはステップS72へ進む。
【0035】バックドア8の開成動作直後では、油圧シ
リンダ12へ供給されるオイルの圧力は、上昇過程に至
っていないもしくは一定であるためにステップS69へ
進むことになるが、その後は供給オイル圧力が上昇して
いくので、以後の処理はステップS72へ進むことにな
る。そして、供給オイル圧力が後述する上限値に到達し
た後(全閉状態のバックドア8の傾斜角度を0°,全開
状態のバックドア8の傾斜角度を90°とすると、バッ
クドア8が約5°になったあたりで後述する上限値に到
達する)では供給オイル圧力は下降に転じるので、この
場合には一旦ステップS69が実行されて、先に設定し
た油圧しきい値が変更される。
リンダ12へ供給されるオイルの圧力は、上昇過程に至
っていないもしくは一定であるためにステップS69へ
進むことになるが、その後は供給オイル圧力が上昇して
いくので、以後の処理はステップS72へ進むことにな
る。そして、供給オイル圧力が後述する上限値に到達し
た後(全閉状態のバックドア8の傾斜角度を0°,全開
状態のバックドア8の傾斜角度を90°とすると、バッ
クドア8が約5°になったあたりで後述する上限値に到
達する)では供給オイル圧力は下降に転じるので、この
場合には一旦ステップS69が実行されて、先に設定し
た油圧しきい値が変更される。
【0036】ステップS69では、上述した障害物挟み
込み防止機能の判定基準値となる油圧しきい値を設定す
る。この油圧しきい値は、初期時、すなわち供給オイル
圧力が上限値に到達していない時では、バックドア8の
開成動作中にバックドアが障害物に当たった際、十分小
さい力でバックドア8の開成動作を停止させることがで
きる供給オイル圧力に設定されるが、供給オイル圧力が
上限値に到達し、その圧力がしだいに下降する過程にお
いては、油圧しきい値はステップS68で検出した油圧
値に順次設定変更される。
込み防止機能の判定基準値となる油圧しきい値を設定す
る。この油圧しきい値は、初期時、すなわち供給オイル
圧力が上限値に到達していない時では、バックドア8の
開成動作中にバックドアが障害物に当たった際、十分小
さい力でバックドア8の開成動作を停止させることがで
きる供給オイル圧力に設定されるが、供給オイル圧力が
上限値に到達し、その圧力がしだいに下降する過程にお
いては、油圧しきい値はステップS68で検出した油圧
値に順次設定変更される。
【0037】続いてステップS70では、モータ31の
回転速度が正常値以下に低下したか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たってモータ回転速度が低下した
か否かを判定し、モータ31の回転速度が低下していな
いと判定された場合にはステップS71へ進み、そうで
ない場合にはステップS12へ進む。
回転速度が正常値以下に低下したか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たってモータ回転速度が低下した
か否かを判定し、モータ31の回転速度が低下していな
いと判定された場合にはステップS71へ進み、そうで
ない場合にはステップS12へ進む。
【0038】また、ステップS68により、油圧シリン
ダ12への供給オイル圧力が一定或いは上昇中であると
判定されると、ステップS72では、予め設定されたバ
ックドア8の開成動作に必要な供給オイル圧力の上限値
に、油圧センサ38により検出された現在の供給オイル
圧力が到達しているか否かを判定する。そして、現在の
供給オイル圧力が上限値に到達していないと判定される
と、ステップS73へ進んで、上記ステップS70と同
様にモータ31の回転速度が正常値以下に低下したか否
かを判定し、モータ31の回転速度が低下していないと
判定された場合にはステップS71へ進み、そうでない
場合にはステップS12へ進む。
ダ12への供給オイル圧力が一定或いは上昇中であると
判定されると、ステップS72では、予め設定されたバ
ックドア8の開成動作に必要な供給オイル圧力の上限値
に、油圧センサ38により検出された現在の供給オイル
圧力が到達しているか否かを判定する。そして、現在の
供給オイル圧力が上限値に到達していないと判定される
と、ステップS73へ進んで、上記ステップS70と同
様にモータ31の回転速度が正常値以下に低下したか否
かを判定し、モータ31の回転速度が低下していないと
判定された場合にはステップS71へ進み、そうでない
場合にはステップS12へ進む。
【0039】また、ステップS72により、現在の供給
オイル圧力が上限値に到達したと判定されると、ステッ
プS74では、供給オイル圧力の上限値への到達が一時
的なものであるのか連続的なものであるのかをステップ
S75で判定させるべく、待ち時間(約1秒間)を経た
後、ステップS75に進む。すなわち、供給オイル圧力
の上限値への到達が上記待ち時間以上であれば、連続的
なものとして判定することができる。なお、上記ステッ
プS74,S75は停止指示手段に相当している。
オイル圧力が上限値に到達したと判定されると、ステッ
プS74では、供給オイル圧力の上限値への到達が一時
的なものであるのか連続的なものであるのかをステップ
S75で判定させるべく、待ち時間(約1秒間)を経た
後、ステップS75に進む。すなわち、供給オイル圧力
の上限値への到達が上記待ち時間以上であれば、連続的
なものとして判定することができる。なお、上記ステッ
プS74,S75は停止指示手段に相当している。
【0040】このステップS75では、供給オイル圧力
の上限値への到達が連続的であるか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たって供給オイル圧力が上限に到
達したか否かを判定する。そして、ステップS75にお
いて、供給オイル圧力の上限への到達が連続的でないと
判定された場合には上記ステップS73の処理が実行さ
れ、連続的であると判定された場合には、ステップS1
2へ進む。
の上限値への到達が連続的であるか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たって供給オイル圧力が上限に到
達したか否かを判定する。そして、ステップS75にお
いて、供給オイル圧力の上限への到達が連続的でないと
判定された場合には上記ステップS73の処理が実行さ
れ、連続的であると判定された場合には、ステップS1
2へ進む。
【0041】つまり、このステップS75によって、バ
ックドア8が全開状態となることにより供給オイル圧力
が上限値に達したのか(この際には連続的ではなく、一
旦上限値に到達した後、供給オイル圧力は下降すること
になる)、バックドア8に障害物が当たることにより供
給オイル圧力が上限値に達したのか(この際には供給オ
イル圧力は連続的に上昇することになる)を判定するこ
とができる。
ックドア8が全開状態となることにより供給オイル圧力
が上限値に達したのか(この際には連続的ではなく、一
旦上限値に到達した後、供給オイル圧力は下降すること
になる)、バックドア8に障害物が当たることにより供
給オイル圧力が上限値に達したのか(この際には供給オ
イル圧力は連続的に上昇することになる)を判定するこ
とができる。
【0042】ステップS71では、ステップS69で設
定された油圧しきい値と油圧センサ38により検出した
供給オイル圧力とを比較して、供給オイル圧力が油圧し
きい値を越えたか否か、すなわちバックドア8に障害物
が当たって供給オイル圧力が上昇したか否かを判定し、
供給オイル圧力が油圧しきい値を越えていないと判定さ
れた場合にはステップS11へ進み、そうでない場合に
はステップS12へ進む。
定された油圧しきい値と油圧センサ38により検出した
供給オイル圧力とを比較して、供給オイル圧力が油圧し
きい値を越えたか否か、すなわちバックドア8に障害物
が当たって供給オイル圧力が上昇したか否かを判定し、
供給オイル圧力が油圧しきい値を越えていないと判定さ
れた場合にはステップS11へ進み、そうでない場合に
はステップS12へ進む。
【0043】ステップS11では、リミットスイッチL
S1がオン動作したか否かを判定しており、リミットス
イッチLS1がオン動作していない、すなわちバックド
ア8が全開状態でないと判定された場合には、ステップ
S9に戻って、バックドア8が全開状態となるまで上述
した処理を繰り返し行う。
S1がオン動作したか否かを判定しており、リミットス
イッチLS1がオン動作していない、すなわちバックド
ア8が全開状態でないと判定された場合には、ステップ
S9に戻って、バックドア8が全開状態となるまで上述
した処理を繰り返し行う。
【0044】そして、ステップS11でリミットスイッ
チLS1がオン動作したと判定されると、ステップS1
2にてモータ31への給電を停止させ、ステップS13
にて上記ステップS4におけるブザー29の鳴動音とは
異なる音調に変更して、操作者にドア全開状態を報知
し、ステップS14にてブザー29による鳴動を所定時
間経過後に停止させて一連の処理を終了する。
チLS1がオン動作したと判定されると、ステップS1
2にてモータ31への給電を停止させ、ステップS13
にて上記ステップS4におけるブザー29の鳴動音とは
異なる音調に変更して、操作者にドア全開状態を報知
し、ステップS14にてブザー29による鳴動を所定時
間経過後に停止させて一連の処理を終了する。
【0045】以上のようにして、バックドア8は閉成状
態から全開状態へと自動的に開成される。続いて、バッ
クドア8が開成姿勢となった状態から閉成姿勢となる状
態へと自動的に閉成される作動について説明する。
態から全開状態へと自動的に開成される。続いて、バッ
クドア8が開成姿勢となった状態から閉成姿勢となる状
態へと自動的に閉成される作動について説明する。
【0046】図4において、上述したステップS1にて
ドライバスイッチ21がバックドア8を閉成動作させる
「ドア閉成モード」,またはいずれにも属さない「中立
モード」に設定されていると判定された場合には、ステ
ップS15へ進む。
ドライバスイッチ21がバックドア8を閉成動作させる
「ドア閉成モード」,またはいずれにも属さない「中立
モード」に設定されていると判定された場合には、ステ
ップS15へ進む。
【0047】ステップS15では、運転席におけるドラ
イバスイッチ21がいずれのモードに設定されているか
を再度判定しており、ドライバスイッチ21の設定モー
ドが「ドア閉成モード」である際には図7に示すステッ
プS16へ進み、「中立モード」である際には後述する
ステップS29へ進む。
イバスイッチ21がいずれのモードに設定されているか
を再度判定しており、ドライバスイッチ21の設定モー
ドが「ドア閉成モード」である際には図7に示すステッ
プS16へ進み、「中立モード」である際には後述する
ステップS29へ進む。
【0048】ステップS15の判定により図7に示すス
テップS16へ進むと、ステップS16では、パワーユ
ニット18のリミットスイッチLS2がオン動作してい
るか否かを判定する。この時、リミットスイッチLS2
がオン動作している、すなわちバックドア8が既に閉成
していると判定されると、この時点でドア閉成指令に対
する制御動作は終了する。これに対し、ステップS16
にてリミットスイッチLS2がオン動作していないと判
定されると、ステップS17に進んでブザー29の鳴動
を開始させてドア閉成動作の開始を操作者に報知し、ス
テップS18に進んでパワーユニット18のモータ31
の逆転駆動を開始する。
テップS16へ進むと、ステップS16では、パワーユ
ニット18のリミットスイッチLS2がオン動作してい
るか否かを判定する。この時、リミットスイッチLS2
がオン動作している、すなわちバックドア8が既に閉成
していると判定されると、この時点でドア閉成指令に対
する制御動作は終了する。これに対し、ステップS16
にてリミットスイッチLS2がオン動作していないと判
定されると、ステップS17に進んでブザー29の鳴動
を開始させてドア閉成動作の開始を操作者に報知し、ス
テップS18に進んでパワーユニット18のモータ31
の逆転駆動を開始する。
【0049】次のステップS19では、ドライバスイッ
チ21がいずれのモードに設定されているかを判定して
おり、連続して「ドア閉成モード」となっている場合に
はステップS20へ進み、そうでない場合にはステップ
S26へ進む。
チ21がいずれのモードに設定されているかを判定して
おり、連続して「ドア閉成モード」となっている場合に
はステップS20へ進み、そうでない場合にはステップ
S26へ進む。
【0050】ステップS20では、リミットスイッチL
S2がオン動作したか否か、つまりバックドア8が閉成
状態に達したか否かを判定し、リミットスイッチLS2
がオン動作したと判定された際にはステップS22へ進
み、そうでない場合にはステップS21へ進んで、上述
したステップS70と同様に、モータ31の回転速度が
正常値以下に低下したか否かを判定する。
S2がオン動作したか否か、つまりバックドア8が閉成
状態に達したか否かを判定し、リミットスイッチLS2
がオン動作したと判定された際にはステップS22へ進
み、そうでない場合にはステップS21へ進んで、上述
したステップS70と同様に、モータ31の回転速度が
正常値以下に低下したか否かを判定する。
【0051】すなわちステップS21の判定により、バ
ックドア8の閉成動作途中で障害物によってモータ31
の回転速度が低下していないことを判定しており、モー
タ31の回転速度が正常値以下であると判定された場合
にはステップS22へ進み、そうでない場合にステップ
S19に戻って、リミットスイッチLS2がオン動作す
るまでステップS19〜ステップS21の処理を繰り返
し行う。
ックドア8の閉成動作途中で障害物によってモータ31
の回転速度が低下していないことを判定しており、モー
タ31の回転速度が正常値以下であると判定された場合
にはステップS22へ進み、そうでない場合にステップ
S19に戻って、リミットスイッチLS2がオン動作す
るまでステップS19〜ステップS21の処理を繰り返
し行う。
【0052】ステップS22ではモータ31への給電を
停止させ、ステップS23では上記ステップS17にお
けるブザー29の鳴動音とは異なる音調に変更して、操
作者にドア全閉状態を報知する。この時、ステップS2
1において、モータ31の回転速度が正常値以下に低下
してバックドア8の閉成動作途中に障害物が有ることが
判定されると、ステップS22によりバックドア8の閉
成動作は途中で中止される。
停止させ、ステップS23では上記ステップS17にお
けるブザー29の鳴動音とは異なる音調に変更して、操
作者にドア全閉状態を報知する。この時、ステップS2
1において、モータ31の回転速度が正常値以下に低下
してバックドア8の閉成動作途中に障害物が有ることが
判定されると、ステップS22によりバックドア8の閉
成動作は途中で中止される。
【0053】次のステップS24では、カーテシスイッ
チ25がオフ動作しているか否か、すなわちバックドア
8が全閉状態に達しているか否かを判定し、オフ動作し
たと判定されると、バックドア8は完全に閉成したとみ
なして、ステップS25へ進んでブザー29による鳴動
を停止させて一連の処理を終了し、そうでない場合には
ステップS24における処理を繰り返し行う。
チ25がオフ動作しているか否か、すなわちバックドア
8が全閉状態に達しているか否かを判定し、オフ動作し
たと判定されると、バックドア8は完全に閉成したとみ
なして、ステップS25へ進んでブザー29による鳴動
を停止させて一連の処理を終了し、そうでない場合には
ステップS24における処理を繰り返し行う。
【0054】またステップS19により、ドライバスイ
ッチ21の設定モードが「ドア開成モード」もしくは
「中立モード」であると判定されると、ステップS26
では、カーテシスイッチ25がオフ動作しているか否か
が判定される。そして、カーテシスイッチ25がオフ動
作していると判定されると、バックドア8の閉成が完了
しているとみなしてステップS28に進んでモータ31
への給電を停止させ、さらにステップS25へ進んでド
ア閉成指令に対する一連の処理を終了する。
ッチ21の設定モードが「ドア開成モード」もしくは
「中立モード」であると判定されると、ステップS26
では、カーテシスイッチ25がオフ動作しているか否か
が判定される。そして、カーテシスイッチ25がオフ動
作していると判定されると、バックドア8の閉成が完了
しているとみなしてステップS28に進んでモータ31
への給電を停止させ、さらにステップS25へ進んでド
ア閉成指令に対する一連の処理を終了する。
【0055】また、ステップS26により、カーテシス
イッチ25がオフ動作していないと判定されると、ステ
ップS27に進んで、サイドブレーキスイッチ22がオ
ン動作しているか否かを判定する。そして、サイドブレ
ーキスイッチ22がオン動作していない、つまりサイド
ブレーキ23が作動していないと判定されると、この状
態ではバックドア8を閉成しない状態で車両を移動させ
るおそれがあるので、ステップS20へ進んで、操作者
の意思に関係なくドア閉成動作が自動的に行われる。な
お、ステップS27において、サイドブレーキスイッチ
23がオン動作していると判定されると、上述したステ
ップS28へ進む。
イッチ25がオフ動作していないと判定されると、ステ
ップS27に進んで、サイドブレーキスイッチ22がオ
ン動作しているか否かを判定する。そして、サイドブレ
ーキスイッチ22がオン動作していない、つまりサイド
ブレーキ23が作動していないと判定されると、この状
態ではバックドア8を閉成しない状態で車両を移動させ
るおそれがあるので、ステップS20へ進んで、操作者
の意思に関係なくドア閉成動作が自動的に行われる。な
お、ステップS27において、サイドブレーキスイッチ
23がオン動作していると判定されると、上述したステ
ップS28へ進む。
【0056】ステップS25ではブザー29の鳴動を停
止して、ドア閉成指令に対する一連の処理を終了する。
続いて、図4において、上述したステップS15にてド
ライバスイッチ21の設定モードが「中立モード」に設
定されていると判定された場合には、ステップS29へ
進む。
止して、ドア閉成指令に対する一連の処理を終了する。
続いて、図4において、上述したステップS15にてド
ライバスイッチ21の設定モードが「中立モード」に設
定されていると判定された場合には、ステップS29へ
進む。
【0057】ステップS15の判定により図4に示すス
テップS29へ進むと、ステップS29では、サイドブ
レーキスイッチ22がオン動作しているか否かを判定
し、サイドブレーキスイッチ22がオン動作していない
と判定されると、この状態ではバックドア8を閉成しな
い状態で車両を移動させるおそれがあるので、ステップ
S30に進む。
テップS29へ進むと、ステップS29では、サイドブ
レーキスイッチ22がオン動作しているか否かを判定
し、サイドブレーキスイッチ22がオン動作していない
と判定されると、この状態ではバックドア8を閉成しな
い状態で車両を移動させるおそれがあるので、ステップ
S30に進む。
【0058】ステップS30では、カーテシスイッチ2
5がオフ動作しているか否か、すなわちバックドア8が
完全に閉成しているか否かを判定する。そして、カーテ
シスイッチ25がオフ動作していると判定されると、こ
の時点で一連の制御動作を終了し、そうでない場合に
は、操作者の意思に関係なくドア閉成動作を行うべく、
上述したステップS16以降の処理を行う。
5がオフ動作しているか否か、すなわちバックドア8が
完全に閉成しているか否かを判定する。そして、カーテ
シスイッチ25がオフ動作していると判定されると、こ
の時点で一連の制御動作を終了し、そうでない場合に
は、操作者の意思に関係なくドア閉成動作を行うべく、
上述したステップS16以降の処理を行う。
【0059】一方、ステップS29において、サイドブ
レーキスイッチ22がオン動作していると判定された場
合には、開始指示手段に相当するステップS84に進ん
で、供給オイル圧力が上昇しているか否かを判定する。
すなわち、このステップS84の判定は、バックドア8
の全開状態においてバックドア8を手動で閉めようとし
た時に発生する供給オイル圧力の上昇があるかどうか、
いいかえればバックドア8の全開状態においてバックド
ア8を手動で閉めようとする動作があるかどうかを判定
している。
レーキスイッチ22がオン動作していると判定された場
合には、開始指示手段に相当するステップS84に進ん
で、供給オイル圧力が上昇しているか否かを判定する。
すなわち、このステップS84の判定は、バックドア8
の全開状態においてバックドア8を手動で閉めようとし
た時に発生する供給オイル圧力の上昇があるかどうか、
いいかえればバックドア8の全開状態においてバックド
ア8を手動で閉めようとする動作があるかどうかを判定
している。
【0060】そして、ステップS84により供給オイル
圧力の上昇がないと判定された場合にはステップS31
へ進み、供給オイル圧力の上昇があると判定された場合
には後述する図5に示すステップS55へ進む。
圧力の上昇がないと判定された場合にはステップS31
へ進み、供給オイル圧力の上昇があると判定された場合
には後述する図5に示すステップS55へ進む。
【0061】ステップS31ではカーテシスイッチ25
がオフ動作しているか否かを判定しており、カーテシス
イッチ25がオフ動作していると判定された場合にはス
テップS32へ進み、そうでない場合には後述するステ
ップS35へ進む。
がオフ動作しているか否かを判定しており、カーテシス
イッチ25がオフ動作していると判定された場合にはス
テップS32へ進み、そうでない場合には後述するステ
ップS35へ進む。
【0062】ステップS32では、リミットスイッチL
S3がオフ動作しているか否かを判定しており、このス
テップS31,S32の処理によって、バックドア8の
左右両側が完全に閉成状態にあるかどうかが判定され
る。
S3がオフ動作しているか否かを判定しており、このス
テップS31,S32の処理によって、バックドア8の
左右両側が完全に閉成状態にあるかどうかが判定され
る。
【0063】ステップS32でリミットスイッチLS3
がオフ動作していないと判定された場合には、バックド
ア8の右側は閉成しているのに左側が閉成しないという
不完全な閉成状態の場合であるので、この時点で制御動
作を終了する。
がオフ動作していないと判定された場合には、バックド
ア8の右側は閉成しているのに左側が閉成しないという
不完全な閉成状態の場合であるので、この時点で制御動
作を終了する。
【0064】これに対し、ステップS32においてリミ
ットスイッチLS3がオフ動作していると判定された場
合には、バックドア8の左右両側が完全に閉成状態にあ
るので、ステップS33に進んで、カーテシスイッチ2
5がオン動作したか否か、すなわちバックドア8が閉成
状態している際にドアハンドル28に手をかけてバック
ドア8を開成しようとする動きがあったか否かを判定す
る。つまり、バックドア8を開成するためにドアハンド
ル28を握ると、バックドア8のラッチが解除されてバ
ックドア8がわずかに開成され、リミットスイッチLS
3およびカーテシスイッチ25がオン動作することにな
る。
ットスイッチLS3がオフ動作していると判定された場
合には、バックドア8の左右両側が完全に閉成状態にあ
るので、ステップS33に進んで、カーテシスイッチ2
5がオン動作したか否か、すなわちバックドア8が閉成
状態している際にドアハンドル28に手をかけてバック
ドア8を開成しようとする動きがあったか否かを判定す
る。つまり、バックドア8を開成するためにドアハンド
ル28を握ると、バックドア8のラッチが解除されてバ
ックドア8がわずかに開成され、リミットスイッチLS
3およびカーテシスイッチ25がオン動作することにな
る。
【0065】ステップS33において、カーテシスイッ
チ25がオン動作していると判定された際には、ステッ
プS34では、リミットスイッチLS3がオン動作して
いるか否かを判定する。すなわち、ステップS33,S
34の処理により、ドアハンドル28によってドア開成
の意思表示があったかどうかが判断される。
チ25がオン動作していると判定された際には、ステッ
プS34では、リミットスイッチLS3がオン動作して
いるか否かを判定する。すなわち、ステップS33,S
34の処理により、ドアハンドル28によってドア開成
の意思表示があったかどうかが判断される。
【0066】ステップS34において、リミットスイッ
チLS3がオン動作していると判定されると、図8に示
すステップS44へ進んでバックドア8の開成動作が行
われる。つまり、ステップS33〜S34の判定処理に
よって、運転席のドライバスイッチ21を操作すること
なく、バックドア8のドアハンドル28を握るだけでド
ア開成指令を与えることができる。
チLS3がオン動作していると判定されると、図8に示
すステップS44へ進んでバックドア8の開成動作が行
われる。つまり、ステップS33〜S34の判定処理に
よって、運転席のドライバスイッチ21を操作すること
なく、バックドア8のドアハンドル28を握るだけでド
ア開成指令を与えることができる。
【0067】なお、ステップS33においてカーテシス
イッチ25がオン動作していないと判定された場合、あ
るいはステップS34においてリミットスイッチLS3
がオン動作していないと判定された場合には、ドア開成
の意思表示がないものと判断して、この時点で制御動作
を終了する。
イッチ25がオン動作していないと判定された場合、あ
るいはステップS34においてリミットスイッチLS3
がオン動作していないと判定された場合には、ドア開成
の意思表示がないものと判断して、この時点で制御動作
を終了する。
【0068】続いて、上述したステップS84の判定に
より図5に示すステップS55へ進むと、ステップS5
5では、パワーユニット18のリミットスイッチLS2
がオン動作しているか否かを判定する。この時、リミッ
トスイッチLS2がオン動作している、すなわちバック
ドア8が既に閉成状態に達していると判定されると、こ
の時点でドア閉成指令に対する制御動作を終了する。
より図5に示すステップS55へ進むと、ステップS5
5では、パワーユニット18のリミットスイッチLS2
がオン動作しているか否かを判定する。この時、リミッ
トスイッチLS2がオン動作している、すなわちバック
ドア8が既に閉成状態に達していると判定されると、こ
の時点でドア閉成指令に対する制御動作を終了する。
【0069】これに対し、リミットスイッチLS2がオ
ン動作していないと判定されると、ステップS56では
ブザー29の鳴動を開始させて、ドア閉成動作が開始さ
れたことを操作者に報知する。そしてステップS57で
は、パワーユニット18のモータ31の逆転駆動が開始
され、ステップS58ではモータ31の回転数が十分上
昇するのに必要な待ち時間(約1秒間)を経た後、ステ
ップS59へ進む。
ン動作していないと判定されると、ステップS56では
ブザー29の鳴動を開始させて、ドア閉成動作が開始さ
れたことを操作者に報知する。そしてステップS57で
は、パワーユニット18のモータ31の逆転駆動が開始
され、ステップS58ではモータ31の回転数が十分上
昇するのに必要な待ち時間(約1秒間)を経た後、ステ
ップS59へ進む。
【0070】ステップS59では、モータ31の回転速
度が正常値以下に低下したか否かを判定しており、正常
値以下に低下していると判定されると、バックドア8の
閉成動作途中に障害物が有るものとみなしてステップS
63へ進む。
度が正常値以下に低下したか否かを判定しており、正常
値以下に低下していると判定されると、バックドア8の
閉成動作途中に障害物が有るものとみなしてステップS
63へ進む。
【0071】ステップS63ではモータ31への給電を
停止させ、ステップS64では上記ステップS56にお
けるブザー29の鳴動音とは異なる音調に変更して、操
作者にドア閉成動作途中に障害物がある旨を報知する。
この時、後述するステップS60〜ステップS61の判
定処理の結果、バックドア8が全閉状態と判定された場
合には、ステップS64では、上記ステップS56にお
けるブザー29の鳴動音、または操作者にドア閉成動作
途中に障害物がある旨を報知するブザー29の鳴動音と
は異なる音調に変更して、操作者にドアが全閉状態とな
った旨を報知する。
停止させ、ステップS64では上記ステップS56にお
けるブザー29の鳴動音とは異なる音調に変更して、操
作者にドア閉成動作途中に障害物がある旨を報知する。
この時、後述するステップS60〜ステップS61の判
定処理の結果、バックドア8が全閉状態と判定された場
合には、ステップS64では、上記ステップS56にお
けるブザー29の鳴動音、または操作者にドア閉成動作
途中に障害物がある旨を報知するブザー29の鳴動音と
は異なる音調に変更して、操作者にドアが全閉状態とな
った旨を報知する。
【0072】次のステップS65では、ブザー29の鳴
動時間に相当する待ち時間(約1秒間)を経た後、ステ
ップS66では、カーテシスイッチ25がオフ動作して
いるか否か、すなわちバックドア8が全閉状態に達して
いるか否かを判定し、オフ動作したと判定されると、バ
ックドア8は完全に閉成したとみなして、ステップS6
7へ進んでブザー29による鳴動を停止させて一連の処
理を終了し、そうでない場合にはステップS66におけ
る処理を繰り返し行う。
動時間に相当する待ち時間(約1秒間)を経た後、ステ
ップS66では、カーテシスイッチ25がオフ動作して
いるか否か、すなわちバックドア8が全閉状態に達して
いるか否かを判定し、オフ動作したと判定されると、バ
ックドア8は完全に閉成したとみなして、ステップS6
7へ進んでブザー29による鳴動を停止させて一連の処
理を終了し、そうでない場合にはステップS66におけ
る処理を繰り返し行う。
【0073】一方、上述したステップS59において、
モータ31の回転速度が正常値であると判定された場合
には、ステップS60へ進んで、バックドア8の閉成動
作途中において人の操作によってカーテシスイッチ25
がオフ動作させられたか否かを判定する。この時のカー
テシスイッチ25のオフ動作はドア閉成停止指令に相当
しており、ステップS60においてカーテシスイッチ2
5のオフ動作が判定されると、上述したステップS63
の処理が実行される。
モータ31の回転速度が正常値であると判定された場合
には、ステップS60へ進んで、バックドア8の閉成動
作途中において人の操作によってカーテシスイッチ25
がオフ動作させられたか否かを判定する。この時のカー
テシスイッチ25のオフ動作はドア閉成停止指令に相当
しており、ステップS60においてカーテシスイッチ2
5のオフ動作が判定されると、上述したステップS63
の処理が実行される。
【0074】また、ステップS60においてカーテシス
イッチ25のオフ動作がないと判定された場合には、ス
テップS61にて、リミットスイッチLS2がオン動作
したか否か、つまりバックドア8が全閉状態に達したか
否かを判定する。そして、リミットスイッチLS2がオ
ン動作していないと判定された場合には、ステップS6
2に進んで、バックドア8の閉成動作の途中において人
の操作によってリミットスイッチLS3がオフ動作させ
られたか否かを判定する。
イッチ25のオフ動作がないと判定された場合には、ス
テップS61にて、リミットスイッチLS2がオン動作
したか否か、つまりバックドア8が全閉状態に達したか
否かを判定する。そして、リミットスイッチLS2がオ
ン動作していないと判定された場合には、ステップS6
2に進んで、バックドア8の閉成動作の途中において人
の操作によってリミットスイッチLS3がオフ動作させ
られたか否かを判定する。
【0075】この時のリミットスイッチLS3のオフ動
作もドア閉成停止指令に相当し、ステップS62におい
てリミットスイッチLS3のオフ動作が判定されると、
上述したステップS63の処理が実行される。また、ス
テップS62においてリミットスイッチLS2のオフ動
作がないと判定された場合には、ステップS59に戻っ
て、上述した処理を再度行う。
作もドア閉成停止指令に相当し、ステップS62におい
てリミットスイッチLS3のオフ動作が判定されると、
上述したステップS63の処理が実行される。また、ス
テップS62においてリミットスイッチLS2のオフ動
作がないと判定された場合には、ステップS59に戻っ
て、上述した処理を再度行う。
【0076】続いて、図4において、上述したステップ
S84にて供給オイル圧力の上昇がないと判定され、上
述したステップS31にてカーテシスイッチ25がオフ
動作していないと判定された場合には、ステップS35
へ進む。
S84にて供給オイル圧力の上昇がないと判定され、上
述したステップS31にてカーテシスイッチ25がオフ
動作していないと判定された場合には、ステップS35
へ進む。
【0077】ステップS31の判定により図4に示すス
テップS35へ進むと、ステップS35では、カーテシ
スイッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動
作しているか否かを判定しており、カーテシスイッチ2
5もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作している
と判定された場合には、ステップS36へ進んで、カー
テシスイッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオ
フ動作からオン動作への切換えに必要な待ち時間(約1
秒間)を経た後、ステップS37へ進み、カーテシスイ
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作し
ていないと判定された場合には、ドア開成指令がなかっ
たものとして、この時点で一連の制御動作を終了する。
テップS35へ進むと、ステップS35では、カーテシ
スイッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動
作しているか否かを判定しており、カーテシスイッチ2
5もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作している
と判定された場合には、ステップS36へ進んで、カー
テシスイッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオ
フ動作からオン動作への切換えに必要な待ち時間(約1
秒間)を経た後、ステップS37へ進み、カーテシスイ
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作し
ていないと判定された場合には、ドア開成指令がなかっ
たものとして、この時点で一連の制御動作を終了する。
【0078】ステップS37では、再度、カーテシスイ
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作し
ているか否かを判定しており、オフ動作していないと判
定された場合には、ステップS38においてブザー29
の鳴動を開始させ、オフ動作していると判定された場合
には、1度目のオフ動作が1秒以上経過した無効なもの
であるとして、この時点で一連の制御動作を終了させ
る。
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3がオフ動作し
ているか否かを判定しており、オフ動作していないと判
定された場合には、ステップS38においてブザー29
の鳴動を開始させ、オフ動作していると判定された場合
には、1度目のオフ動作が1秒以上経過した無効なもの
であるとして、この時点で一連の制御動作を終了させ
る。
【0079】すなわち、ステップS35〜S38の処理
によって、人の操作によってカーテシスイッチ25もし
くはリミットスイッチLS3が1秒以内(ステップS3
6)という短い時間にオフ動作からオン動作へと切換え
れたか否かを判定しており、1秒以内にオフ動作からオ
ン動作へと切換えられた時には、ドア開成指令であると
判断するものである。
によって、人の操作によってカーテシスイッチ25もし
くはリミットスイッチLS3が1秒以内(ステップS3
6)という短い時間にオフ動作からオン動作へと切換え
れたか否かを判定しており、1秒以内にオフ動作からオ
ン動作へと切換えられた時には、ドア開成指令であると
判断するものである。
【0080】ステップS38の処理が終わると、ステッ
プS39における1秒間の待ち時間経過後(すなわちブ
ザー29の鳴動を1秒間継続)、ステップS40におい
てブザー29の鳴動が停止させられて、ステップS41
に進む。
プS39における1秒間の待ち時間経過後(すなわちブ
ザー29の鳴動を1秒間継続)、ステップS40におい
てブザー29の鳴動が停止させられて、ステップS41
に進む。
【0081】ステップS41では、人の操作によるカー
テシスイッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオ
フ動作があったか否かを判定する。ここで、2度目のオ
フ動作が判定されると、ステップS42における1秒間
の待ち時間経過後、ステップS43では、カーテシスイ
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオフ動作が
連続しているか否かを判定する。そして、カーテシスイ
ッチ25またはリミットスイッチLS3のオフ動作が連
続していると判定された場合には、この時点で一連の制
御動作を終了し、連続していないと判定された場合に
は、後述する図8に示すステップS44へ進む。
テシスイッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオ
フ動作があったか否かを判定する。ここで、2度目のオ
フ動作が判定されると、ステップS42における1秒間
の待ち時間経過後、ステップS43では、カーテシスイ
ッチ25もしくはリミットスイッチLS3のオフ動作が
連続しているか否かを判定する。そして、カーテシスイ
ッチ25またはリミットスイッチLS3のオフ動作が連
続していると判定された場合には、この時点で一連の制
御動作を終了し、連続していないと判定された場合に
は、後述する図8に示すステップS44へ進む。
【0082】すなわち、ステップS41〜S43の処理
によって、人の操作によってカーテシスイッチ25もし
くはリミットスイッチLS3の2度目のオフ動作が1秒
以内にあったか否かが判定されており、2度目のオフ動
作があったと判定された場合には、ドア開成動作が行わ
れる。したがって、ステップS35〜S43の処理によ
って、運転席のドライバスイッチ21を操作することな
く、カーテシスイッチ25もしくはリミットスイッチL
S3を2度オフ動作させるだけでドア開成指令を与える
ことができる。
によって、人の操作によってカーテシスイッチ25もし
くはリミットスイッチLS3の2度目のオフ動作が1秒
以内にあったか否かが判定されており、2度目のオフ動
作があったと判定された場合には、ドア開成動作が行わ
れる。したがって、ステップS35〜S43の処理によ
って、運転席のドライバスイッチ21を操作することな
く、カーテシスイッチ25もしくはリミットスイッチL
S3を2度オフ動作させるだけでドア開成指令を与える
ことができる。
【0083】続いて、図4において、上述したステップ
S43にてカーテシスイッチ25もしくはリミットスイ
ッチLS3のオフ動作が連続していないと判定された場
合には、図8に示すステップS44へ進む。ステップS
44では、パワーユニット18のリミットスイッチLS
1がオン動作しているか否かを判定する。この時、リミ
ットスイッチLS1がオン動作している、つまりバック
ドア8が既に全開していると判定される場合には、この
時点でドア開成指令に対する一連の制御動作を終了す
る。
S43にてカーテシスイッチ25もしくはリミットスイ
ッチLS3のオフ動作が連続していないと判定された場
合には、図8に示すステップS44へ進む。ステップS
44では、パワーユニット18のリミットスイッチLS
1がオン動作しているか否かを判定する。この時、リミ
ットスイッチLS1がオン動作している、つまりバック
ドア8が既に全開していると判定される場合には、この
時点でドア開成指令に対する一連の制御動作を終了す
る。
【0084】これに対し、ステップS44においてリミ
ットスイッチLS1がオン動作していないと判定される
と、ステップS45では、ブザー29の鳴動を開始さ
せ、ドア開成動作が開始されたことを操作者に報知す
る。そしてステップS46では、パワーユニット18の
モータ31の正転駆動を開始し、ステップS47では、
モータ31の回転数が十分上昇するのに必要な待ち時間
(約1秒間)を経た後、ステップS48に進む。ステッ
プS48では、バックドア8の開成動作途中において人
の操作によってカーテシスイッチ25がオフ動作された
か否かを判定する。この時のカーテシスイッチ25のオ
フ動作はドア開放停止指令に相当し、ステップS48に
おいてカーテシスイッチ25のオフ動作が判定された場
合にはステップS52へ進んでバックドア8の開成動作
を中止し、そうでない場合にはステップS49へ進む。
ットスイッチLS1がオン動作していないと判定される
と、ステップS45では、ブザー29の鳴動を開始さ
せ、ドア開成動作が開始されたことを操作者に報知す
る。そしてステップS46では、パワーユニット18の
モータ31の正転駆動を開始し、ステップS47では、
モータ31の回転数が十分上昇するのに必要な待ち時間
(約1秒間)を経た後、ステップS48に進む。ステッ
プS48では、バックドア8の開成動作途中において人
の操作によってカーテシスイッチ25がオフ動作された
か否かを判定する。この時のカーテシスイッチ25のオ
フ動作はドア開放停止指令に相当し、ステップS48に
おいてカーテシスイッチ25のオフ動作が判定された場
合にはステップS52へ進んでバックドア8の開成動作
を中止し、そうでない場合にはステップS49へ進む。
【0085】ステップS49では、バックドア8の開成
動作途中に人の操作によってリミットスイッチLS3が
オフ動作されたか否かを判定する。この時のリミットス
イッチLS3のオフ動作もドア開放停止指令に相当し、
ステップS49においてリミットスイッチLS3のオフ
動作が判定された場合にはステップS52へ進んでバッ
クドアの開成動作を中止し、そうでない場合にはステッ
プS76へ進む。
動作途中に人の操作によってリミットスイッチLS3が
オフ動作されたか否かを判定する。この時のリミットス
イッチLS3のオフ動作もドア開放停止指令に相当し、
ステップS49においてリミットスイッチLS3のオフ
動作が判定された場合にはステップS52へ進んでバッ
クドアの開成動作を中止し、そうでない場合にはステッ
プS76へ進む。
【0086】ステップS76では、パワーユニット18
の油圧シリンダ20に設けた油圧センサ38に基づい
て、油圧シリンダ12へ供給されるオイルの圧力が下降
中であるか、一定或いは上昇中であるかを判定してお
り、供給オイル圧力が下降中であると判定された際には
ステップS77へ進み、一定或いは上昇中であると判定
された際にはステップS80へ進む。
の油圧シリンダ20に設けた油圧センサ38に基づい
て、油圧シリンダ12へ供給されるオイルの圧力が下降
中であるか、一定或いは上昇中であるかを判定してお
り、供給オイル圧力が下降中であると判定された際には
ステップS77へ進み、一定或いは上昇中であると判定
された際にはステップS80へ進む。
【0087】開成動作直後においては、油圧シリンダ1
2へ供給されるオイルの圧力は、上昇過程に至っていな
いもしくは一定であるためにステップS77へ進むこと
になるが、その後は供給オイル圧力が上昇していくの
で、以後の処理はステップS80へ進むことになる。そ
して、後述する上限値に供給オイル圧力が到達した直後
では、供給オイル圧力は下降に転じるので、この場合に
は一旦ステップS77が実行されて、先に設定した油圧
しきい値が変更される。
2へ供給されるオイルの圧力は、上昇過程に至っていな
いもしくは一定であるためにステップS77へ進むこと
になるが、その後は供給オイル圧力が上昇していくの
で、以後の処理はステップS80へ進むことになる。そ
して、後述する上限値に供給オイル圧力が到達した直後
では、供給オイル圧力は下降に転じるので、この場合に
は一旦ステップS77が実行されて、先に設定した油圧
しきい値が変更される。
【0088】ステップS77では、上述した障害物挟み
込み防止機能の判定基準値となる油圧しきい値を設定す
る。この油圧しきい値は、バックドア8の開成動作中に
バックドアが障害物に当たった際、十分小さい力でバッ
クドア8の開成動作を停止させることができる供給オイ
ル圧力に設定される。
込み防止機能の判定基準値となる油圧しきい値を設定す
る。この油圧しきい値は、バックドア8の開成動作中に
バックドアが障害物に当たった際、十分小さい力でバッ
クドア8の開成動作を停止させることができる供給オイ
ル圧力に設定される。
【0089】続いてステップS78では、モータ31の
回転速度が正常値以下に低下したか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たってモータ回転速度が低下した
か否かを判定し、モータ31の回転速度が低下していな
いと判定された場合にはステップS79へ進み、そうで
ない場合にはステップS52へ進む。
回転速度が正常値以下に低下したか否か、すなわちバッ
クドア8に障害物が当たってモータ回転速度が低下した
か否かを判定し、モータ31の回転速度が低下していな
いと判定された場合にはステップS79へ進み、そうで
ない場合にはステップS52へ進む。
【0090】また、ステップS76により、油圧シリン
ダ12への供給オイル圧力が一定或いは上昇中であると
判定されると、ステップS80では、予め設定されたバ
ックドア8の開成動作に必要な供給オイル圧力の上限値
に、油圧センサ38により検出された現在の供給オイル
圧力が到達しているか否かを判定する。そして、現在の
供給オイル圧力が上限値に到達していないと判定される
と、ステップS83へ進んで、上記ステップS78と同
様にモータ31の回転速度が正常値以下に低下したか否
かを判定し、モータ31の回転速度が低下していないと
判定された場合にはステップS79へ進み、そうでない
場合にはステップS52へ進む。
ダ12への供給オイル圧力が一定或いは上昇中であると
判定されると、ステップS80では、予め設定されたバ
ックドア8の開成動作に必要な供給オイル圧力の上限値
に、油圧センサ38により検出された現在の供給オイル
圧力が到達しているか否かを判定する。そして、現在の
供給オイル圧力が上限値に到達していないと判定される
と、ステップS83へ進んで、上記ステップS78と同
様にモータ31の回転速度が正常値以下に低下したか否
かを判定し、モータ31の回転速度が低下していないと
判定された場合にはステップS79へ進み、そうでない
場合にはステップS52へ進む。
【0091】また、ステップS80により、現在の供給
オイル圧力が上限値に到達したと判定されると、ステッ
プS81では、供給オイル圧力の上限値への到達が一時
的なものであるのか連続的なものであるのかをステップ
S82で判定させるべく、待ち時間(約1秒間)を経た
後、ステップS82に進む。すなわち、供給オイル圧力
の上限値への到達が上記待ち時間以上であれば、連続的
なものとして判定することができる。
オイル圧力が上限値に到達したと判定されると、ステッ
プS81では、供給オイル圧力の上限値への到達が一時
的なものであるのか連続的なものであるのかをステップ
S82で判定させるべく、待ち時間(約1秒間)を経た
後、ステップS82に進む。すなわち、供給オイル圧力
の上限値への到達が上記待ち時間以上であれば、連続的
なものとして判定することができる。
【0092】そして、ステップS82では、供給オイル
圧力の上限値への到達が連続的であるか否か、すなわち
バックドア8に障害物が当たって供給オイル圧力が上限
に到達したか否かを判定する。そして、ステップS82
において、供給オイル圧力の上限への到達が連続的でな
いと判定された場合には上記ステップS83の処理が実
行され、連続的であると判定された場合には、ステップ
S52へ進む。
圧力の上限値への到達が連続的であるか否か、すなわち
バックドア8に障害物が当たって供給オイル圧力が上限
に到達したか否かを判定する。そして、ステップS82
において、供給オイル圧力の上限への到達が連続的でな
いと判定された場合には上記ステップS83の処理が実
行され、連続的であると判定された場合には、ステップ
S52へ進む。
【0093】つまり、このステップS82によって、バ
ックドア8が全開状態となることにより供給オイル圧力
が上限値に達したのか(この際には連続的ではなく、一
旦上限値に到達した後、供給オイル圧力は下降すること
になる)、バックドア8に障害物が当たることにより供
給オイル圧力が上限値に達したのか(この際には供給オ
イル圧力は連続的に上昇することになる)を判定するこ
とができる。
ックドア8が全開状態となることにより供給オイル圧力
が上限値に達したのか(この際には連続的ではなく、一
旦上限値に到達した後、供給オイル圧力は下降すること
になる)、バックドア8に障害物が当たることにより供
給オイル圧力が上限値に達したのか(この際には供給オ
イル圧力は連続的に上昇することになる)を判定するこ
とができる。
【0094】ステップS79では、ステップS77で設
定された油圧しきい値と油圧センサ38により検出した
供給オイル圧力とを比較して、供給オイル圧力が油圧し
きい値を越えたか否か、すなわちバックドア8に障害物
が当たって供給オイル圧力が上昇したか否かを判定し、
供給オイル圧力が油圧しきい値を越えていないと判定さ
れた場合にはステップS51へ進み、そうでない場合に
はステップS52へ進む。
定された油圧しきい値と油圧センサ38により検出した
供給オイル圧力とを比較して、供給オイル圧力が油圧し
きい値を越えたか否か、すなわちバックドア8に障害物
が当たって供給オイル圧力が上昇したか否かを判定し、
供給オイル圧力が油圧しきい値を越えていないと判定さ
れた場合にはステップS51へ進み、そうでない場合に
はステップS52へ進む。
【0095】ステップS51では、リミットスイッチL
S1がオン動作したか否かを判定しており、リミットス
イッチLS1がオン動作していない、すなわちバックド
ア8が全開状態でないと判定された場合には、ステップ
S48に戻って上述した処理を再度行い、バックドア8
が全開状態となるまで繰り返し処理される。
S1がオン動作したか否かを判定しており、リミットス
イッチLS1がオン動作していない、すなわちバックド
ア8が全開状態でないと判定された場合には、ステップ
S48に戻って上述した処理を再度行い、バックドア8
が全開状態となるまで繰り返し処理される。
【0096】そして、ステップS51でリミットスイッ
チLS1がオン動作したと判定されると、ステップS5
2にてモータ31への給電を停止させ、ステップS53
にて上記ステップS45におけるブザー29の鳴動音と
は異なる音調に変更して、操作者にドア全開状態を報知
し、ステップS54にてブザー29による鳴動を所定時
間経過後に停止させて、ドア開成指令に対する一連の処
理を終了する。
チLS1がオン動作したと判定されると、ステップS5
2にてモータ31への給電を停止させ、ステップS53
にて上記ステップS45におけるブザー29の鳴動音と
は異なる音調に変更して、操作者にドア全開状態を報知
し、ステップS54にてブザー29による鳴動を所定時
間経過後に停止させて、ドア開成指令に対する一連の処
理を終了する。
【0097】次に、図6および図8に示すフローチャー
ト中のステップS70,S73およびステップS78,
S83におけるモータ31の回転速度の正常値以下の低
下検知と、それに伴うモータ31の停止およびバックド
ア8の開成動作の中止とについて、図9に示す実験デー
タの一例に基づいて詳細に説明する。
ト中のステップS70,S73およびステップS78,
S83におけるモータ31の回転速度の正常値以下の低
下検知と、それに伴うモータ31の停止およびバックド
ア8の開成動作の中止とについて、図9に示す実験デー
タの一例に基づいて詳細に説明する。
【0098】図9において、横軸は全て時間軸であり、
縦軸は上段から順に、バックドア8の開成動作中におけ
る供給オイル圧力,モータ31の回転速度、およびバッ
クドア8の全閉状態からの開度を示している。
縦軸は上段から順に、バックドア8の開成動作中におけ
る供給オイル圧力,モータ31の回転速度、およびバッ
クドア8の全閉状態からの開度を示している。
【0099】そして、バックドア8が開成動作中にA点
において障害物に衝突すると、モータ31の回転速度は
低下し始める。この時、予め設定されたモータ回転速度
の正常値の下限値をモータ31の回転速度がB点におい
て下回ると、モータ31への電力供給が直ちに遮断され
て、バックドア8の開成動作は中止される。
において障害物に衝突すると、モータ31の回転速度は
低下し始める。この時、予め設定されたモータ回転速度
の正常値の下限値をモータ31の回転速度がB点におい
て下回ると、モータ31への電力供給が直ちに遮断され
て、バックドア8の開成動作は中止される。
【0100】次に、図6および図8に示すフローチャー
ト中のステップS69,S71およびステップS77,
S79における供給オイル圧力の油圧しきい値を越えた
ことの検知と、それに続くモータ31の停止及びバック
ドア8の開成動作の中止とについて、図10に示す実験
データの一例に基づいて詳細に説明する。
ト中のステップS69,S71およびステップS77,
S79における供給オイル圧力の油圧しきい値を越えた
ことの検知と、それに続くモータ31の停止及びバック
ドア8の開成動作の中止とについて、図10に示す実験
データの一例に基づいて詳細に説明する。
【0101】図10において、横軸は全て時間軸であ
り、縦軸は上段から順に、バックドア8の開動作中にお
ける供給オイル圧力,モータ31の回転速度、およびバ
ックドア8の全閉状態よりの開度を示している。
り、縦軸は上段から順に、バックドア8の開動作中にお
ける供給オイル圧力,モータ31の回転速度、およびバ
ックドア8の全閉状態よりの開度を示している。
【0102】そして、バックドア8が開成動作中にC点
において障害物に衝突すると、供給オイル圧力は上昇し
始める。この時、例えば供給オイル圧力の極小値を基準
としてバックドア8の開成動作中において障害物に当っ
た場合、十分小さい力でバックドア8の開成動作を停止
させ得るオイル圧力に設定されている油圧しきい値を供
給オイル圧力がD点において上回ると、モータ31への
電力供給が直ちに遮断されて、バックドア8の開成動作
は中止される。
において障害物に衝突すると、供給オイル圧力は上昇し
始める。この時、例えば供給オイル圧力の極小値を基準
としてバックドア8の開成動作中において障害物に当っ
た場合、十分小さい力でバックドア8の開成動作を停止
させ得るオイル圧力に設定されている油圧しきい値を供
給オイル圧力がD点において上回ると、モータ31への
電力供給が直ちに遮断されて、バックドア8の開成動作
は中止される。
【0103】以上述べたように本実施例においては、パ
ワーユニット18を構成する油圧シリンダ20に油圧セ
ンサ38を設け、ステップS84にて供給オイル圧力が
上昇しているか否かを判定しているので、バックドア8
の全開状態から閉成動作を行わせる際、バックドア8を
手動にて閉めることにより油圧シリンダ20に対して判
定基準値以上の油圧をかければ、ステップS84の判定
によりピストンロッド35を後退させてピストン36の
油圧状態を開放することができ、手動によるバックドア
8の閉成動作を可能とすることができる。なお、この
際、バックドア8の閉成動作を初期時のみ手動にて行っ
て、閉成動作開始のきっかけさえバックドアシステムに
与えておけば、閉成動作始動後は、自動的に閉成動作を
させることもできる。
ワーユニット18を構成する油圧シリンダ20に油圧セ
ンサ38を設け、ステップS84にて供給オイル圧力が
上昇しているか否かを判定しているので、バックドア8
の全開状態から閉成動作を行わせる際、バックドア8を
手動にて閉めることにより油圧シリンダ20に対して判
定基準値以上の油圧をかければ、ステップS84の判定
によりピストンロッド35を後退させてピストン36の
油圧状態を開放することができ、手動によるバックドア
8の閉成動作を可能とすることができる。なお、この
際、バックドア8の閉成動作を初期時のみ手動にて行っ
て、閉成動作開始のきっかけさえバックドアシステムに
与えておけば、閉成動作始動後は、自動的に閉成動作を
させることもできる。
【0104】また、本実施例においては、自動開閉動作
中にバックドア8が障害物に当たっていることを検出手
段として、モータ31の回転速度だけでなく、油圧セン
サ38により検出された供給オイル圧力をも使用してい
るので、例えば下り坂でのバックドアの開成動作、上り
坂でのバックドアの閉成動作、バックドア部分における
積雪や凍結といった障害物以外の要因によりモータに負
荷がかかっても自動的に開閉動作を中止しないよう、モ
ータ31の回転速度の判定値を低く設定したとしても、
バックドアが障害物に当たれば供給オイル圧力が上昇す
るので、この供給オイル圧力に基づいて判定(ステップ
S71等)することにより、バックドア8が障害物に当
たったことを検出して、的確にバックドア8を停止させ
ることができる。
中にバックドア8が障害物に当たっていることを検出手
段として、モータ31の回転速度だけでなく、油圧セン
サ38により検出された供給オイル圧力をも使用してい
るので、例えば下り坂でのバックドアの開成動作、上り
坂でのバックドアの閉成動作、バックドア部分における
積雪や凍結といった障害物以外の要因によりモータに負
荷がかかっても自動的に開閉動作を中止しないよう、モ
ータ31の回転速度の判定値を低く設定したとしても、
バックドアが障害物に当たれば供給オイル圧力が上昇す
るので、この供給オイル圧力に基づいて判定(ステップ
S71等)することにより、バックドア8が障害物に当
たったことを検出して、的確にバックドア8を停止させ
ることができる。
【0105】さらに本実施例では、ステップS33〜S
34の判定処理によって、運転席のドライバスイッチ2
1を操作することなく、バックドア8のドアハンドル2
8を握るだけでドア開成指令を与えることができる。
34の判定処理によって、運転席のドライバスイッチ2
1を操作することなく、バックドア8のドアハンドル2
8を握るだけでドア開成指令を与えることができる。
【0106】次に、他の実施例について説明する。上記
実施例では、パワーユニットを主として回転駆動部およ
び油圧シリンダにより構成したが、パワーユニットは例
えば電動ポンプでもよく、回転駆動部はエンジン等の出
力軸を利用してもよい。そして上記実施例では、油圧セ
ンサとモータの回転速度センサとを利用しているが、各
々単独でもよく、例えばドアの回転角度センサもしくは
モータ電流センサ等を利用してもよい。
実施例では、パワーユニットを主として回転駆動部およ
び油圧シリンダにより構成したが、パワーユニットは例
えば電動ポンプでもよく、回転駆動部はエンジン等の出
力軸を利用してもよい。そして上記実施例では、油圧セ
ンサとモータの回転速度センサとを利用しているが、各
々単独でもよく、例えばドアの回転角度センサもしくは
モータ電流センサ等を利用してもよい。
【0107】また上記実施例では、油圧しきい値をその
都度設定しているが、予め設定した値を利用してもよ
い。さらに上記実施例では、バックドア8の全開状態か
ら閉成動作を行わせる際、バックドア8を手動にて閉め
ることにより油圧シリンダ20に対して判定基準値以上
の油圧をかければ、ステップS84の判定によりピスト
ンロッド35を後退させてピストン36の油圧状態を開
放することができるが、逆に、バックドア8の全閉状態
から開成動作を行わせる際、バックドア8を手動にて引
き上げることにより油圧シリンダ20に対して判定基準
値以下の油圧をかけて、バックドアの開成動作開始のき
っかけとするようにしてもよい。
都度設定しているが、予め設定した値を利用してもよ
い。さらに上記実施例では、バックドア8の全開状態か
ら閉成動作を行わせる際、バックドア8を手動にて閉め
ることにより油圧シリンダ20に対して判定基準値以上
の油圧をかければ、ステップS84の判定によりピスト
ンロッド35を後退させてピストン36の油圧状態を開
放することができるが、逆に、バックドア8の全閉状態
から開成動作を行わせる際、バックドア8を手動にて引
き上げることにより油圧シリンダ20に対して判定基準
値以下の油圧をかけて、バックドアの開成動作開始のき
っかけとするようにしてもよい。
【0108】そして、上記実施例では、例えばステップ
S72,S74,S75に示すように、供給オイル圧力
が連続して上限値以上となった場合には、バックドア8
の自動開閉動作を停止させているが、通常の自動開閉動
作中では絶対に起こり得ないオイル圧力を上限値として
設定し、供給オイル圧力がこの上限値以上となった場合
には、バックドア8の自動開閉動作を停止させるように
してもよい。
S72,S74,S75に示すように、供給オイル圧力
が連続して上限値以上となった場合には、バックドア8
の自動開閉動作を停止させているが、通常の自動開閉動
作中では絶対に起こり得ないオイル圧力を上限値として
設定し、供給オイル圧力がこの上限値以上となった場合
には、バックドア8の自動開閉動作を停止させるように
してもよい。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
おいては、例えばバックドアの全開状態から閉成動作を
行わせる際、バックドアを手動にて閉めることにより作
動流体の流体圧を上昇させて変化させれば、開始指示手
段によってバックドアの閉成動作を指示することができ
るので、手動による開閉動作を、バックドアの開閉動作
を開始させるきっかけとすることにより、自動開閉装置
であっても、手動にてバックドアを開閉動作させること
ができるという優れた効果がある。
おいては、例えばバックドアの全開状態から閉成動作を
行わせる際、バックドアを手動にて閉めることにより作
動流体の流体圧を上昇させて変化させれば、開始指示手
段によってバックドアの閉成動作を指示することができ
るので、手動による開閉動作を、バックドアの開閉動作
を開始させるきっかけとすることにより、自動開閉装置
であっても、手動にてバックドアを開閉動作させること
ができるという優れた効果がある。
【0110】また、請求項2記載の発明においては、検
出した作動流体が所定期間以上連続して所定値以上とな
ったか否かを判定することにより、バックドアの開閉動
作中にバックドアが障害物に当たったか否かを的確に判
定することができるので、この判定結果に基づいて、バ
ックドアの自動開閉動作を的確に停止させることができ
るという優れた効果がある。
出した作動流体が所定期間以上連続して所定値以上とな
ったか否かを判定することにより、バックドアの開閉動
作中にバックドアが障害物に当たったか否かを的確に判
定することができるので、この判定結果に基づいて、バ
ックドアの自動開閉動作を的確に停止させることができ
るという優れた効果がある。
【図1】本発明の一実施例を表す全体構成図である。
【図2】上記実施例におけるバックドア近辺の詳細な構
成を示す構成図である。
成を示す構成図である。
【図3】上記実施例におけるパワーユニット18の詳細
な構成を示す構成図である。
な構成を示す構成図である。
【図4】上記実施例におけるECU17の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】上記実施例におけるECU17の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】上記実施例におけるECU17の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】上記実施例におけるECU17の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図8】上記実施例におけるECU17の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】上記実施例における開成動作の中止に係わる一
連の処理結果を説明するための説明図である。
連の処理結果を説明するための説明図である。
【図10】上記実施例における閉成動作の中止に係わる
一連の処理結果を説明するための説明図である。
一連の処理結果を説明するための説明図である。
38 油圧センサ ステップS74,S75 停止指示手段 ステップS84 開始指示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 祥郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 勝田 治男 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 車両後部に配設されたバックドアを作動
流体を用いて開閉駆動する車両用バックドアの自動開閉
装置において、 前記作動流体の流体圧を検出する流体圧検出手段と、 この流体圧検出手段により検出された流体圧の変化状態
に基づいて前記バックドアの開閉動作の開始を指示する
開始指示手段と、 を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置。 - 【請求項2】 車両後部に配設されたバックドアを作動
流体を用いて開閉駆動する車両用バックドアの自動開閉
装置において、 前記作動流体の流体圧を検出する流体圧検出手段と、 この流体圧検出手段により検出された流体圧が所定期間
以上連続して所定値以上となったか否かを判定すると共
に、前記バックドアが開閉動作中である時に、検出され
た流体圧が前記所定期間以上連続して前記所定値以上と
なったと判定された場合には、前記バックドアの開閉動
作の停止を指示する停止指示手段と、 を備えることを特徴とする車両用バックドアの自動開閉
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077298A JPH05280250A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両用バックドアの自動開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077298A JPH05280250A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両用バックドアの自動開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280250A true JPH05280250A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13629992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4077298A Withdrawn JPH05280250A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両用バックドアの自動開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280250A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6719356B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-04-13 | Litens Automotive | Powered opening mechanism and control system |
JP2005351070A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-22 | Hyundai Motor Co Ltd | 角度センサを利用したテールゲート開閉制御装置及びその方法 |
US7070226B2 (en) | 2001-04-26 | 2006-07-04 | Litens Automotive | Powered opening mechanism and control system |
JP2007146440A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Denso Corp | 車両ドア制御システム |
JP2011161531A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Shinmaywa Industries Ltd | 安全カバーの開閉装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4077298A patent/JPH05280250A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6719356B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-04-13 | Litens Automotive | Powered opening mechanism and control system |
US7070226B2 (en) | 2001-04-26 | 2006-07-04 | Litens Automotive | Powered opening mechanism and control system |
JP2005351070A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-22 | Hyundai Motor Co Ltd | 角度センサを利用したテールゲート開閉制御装置及びその方法 |
JP2007146440A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Denso Corp | 車両ドア制御システム |
JP4561612B2 (ja) * | 2005-11-25 | 2010-10-13 | 株式会社デンソー | 車両ドア制御システム |
JP2011161531A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Shinmaywa Industries Ltd | 安全カバーの開閉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6092976A (en) | Delayed-action empty-seat safety interlock for forklift controls | |
JP4111286B2 (ja) | 建設機械の走行制御方法及び同装置 | |
JPS63114729A (ja) | 電子式アタッチメント位置決め制御システム | |
JPH1061317A (ja) | 車両用スライドドアの開閉制御装置 | |
JPH05280250A (ja) | 車両用バックドアの自動開閉装置 | |
CN113924398B (zh) | 负载操纵机器和控制负载操纵机器的方法 | |
JP6604982B2 (ja) | 油圧ショベル | |
JP4230235B2 (ja) | 開閉体の開閉制御装置 | |
US11655616B2 (en) | Industrial machine including automated dump control | |
JP4159504B2 (ja) | 把持力制御装置および解体作業機 | |
JP2766233B2 (ja) | ブームの自動格納制御装置 | |
JP4257048B2 (ja) | 高所作業車の安全装置 | |
JPH06255370A (ja) | 車両用ドアの自動開閉装置 | |
JP3794125B2 (ja) | 産業車両のティルトシリンダ制御装置 | |
JPH06239140A (ja) | 車両用バックドアの自動開閉装置 | |
JP6805010B2 (ja) | 車高制御システム | |
JPH0867500A (ja) | 作業装置の検出器診断装置 | |
JP2731340B2 (ja) | 車両用昇降ステップ装置 | |
JP4017965B2 (ja) | 車載ドアの動作システム | |
JPS58191628A (ja) | 車輌ル−フパネル開閉装置 | |
JP3014698B2 (ja) | 車両用電装品制御装置 | |
KR100622729B1 (ko) | 도어 개방 보조 시스템의 제어방법 | |
JP2513502Y2 (ja) | 自動車ドアの開閉駆動装置 | |
JPH10299035A (ja) | ショベル系建設機械 | |
KR100401831B1 (ko) | 트럭 덱크의 장애물 감지장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |