JPH05280142A - ヒーター内蔵パネル - Google Patents

ヒーター内蔵パネル

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Publication number
JPH05280142A
JPH05280142A JP10897692A JP10897692A JPH05280142A JP H05280142 A JPH05280142 A JP H05280142A JP 10897692 A JP10897692 A JP 10897692A JP 10897692 A JP10897692 A JP 10897692A JP H05280142 A JPH05280142 A JP H05280142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
transfer plate
built
mortar
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP10897692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hirano
靖夫 平野
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HIRANO ENG KK
Original Assignee
HIRANO ENG KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HIRANO ENG KK filed Critical HIRANO ENG KK
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全で火災等の心配がなく、しかも熱効率も
良く、水等に対しても強いヒーター内蔵パネルを提供す
る。 【構成】 水硬性セメント、シラスバルーン及び少量の
繊維分を含むモルタルを鋳造成形してなるパネル10内
の表面近傍に表面から露出しないようにして温度が高く
なると高抵抗となる自己制御機能を有する発熱装置12
を埋設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築材料に使用される
ヒーターを内蔵したパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の家庭あるいは工場暖房は、ストー
ブあるいは炬燵等を主体として行われているが、これら
は、特定の器具を必要とし、部屋の空間を狭くする欠点
がある。そこで、ボイラーを用いて蒸気を発生させ、該
蒸気をパイプを用いて床下に配置し、これによって暖房
を行うことが一部において行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蒸気を
用いると、ボイラーが必要となり、装置が大掛かりとな
るという問題点がある。そこで、電熱ヒーターを床下あ
るいは壁等に埋め込む方法も考えられるが、単に壁に埋
め込むと、壁全体に熱が伝導して効率が悪いという欠点
があり、更に加熱による火災等の危険もある。また、通
常の床等に埋め込むと、水が染み込みこれによって漏電
等を起こす心配もある。本考案はかかる事情に鑑みてな
されたもので、安全で火災等の心配がなく、しかも熱効
率も良く、水等に対しても強いヒーター内蔵パネルを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のヒーター内蔵パネルは、水硬性セメント、シラス
バルーン及び少量の繊維分を含むモルタルを鋳造成形し
てなるパネル内の表面近傍に表面から露出しないように
して温度が高くなると高抵抗となる自己制御機能を有す
る発熱装置を埋設して構成されている。また、請求項2
記載のヒーター内蔵パネルは、請求項1記載のヒーター
内蔵パネルにおいて、発熱体は、熱伝導性の良い材料か
ら伝熱板と、該伝熱板に固着された半導性発熱体からな
り、それぞれの半導性発熱体は並列に接続されるように
して構成されている。
【0005】
【作用】請求項1、2記載のヒーター内蔵パネルは、水
硬性セメントと、シラスバルーンと少量の繊維分とを含
んでいるので、鋳造成形されたモルタルが軽量であるだ
けでなく、熱伝導率が0.09〜0.13と小さく、更
には発熱装置は該パネルの表面近傍に表面から露出しな
いようにして配置されているので、表面は適度に加熱さ
れて表面から熱を発散するが、裏面は、発熱装置からの
距離が遠いので熱が逃げることがない。そして、前記モ
ルタルは全てが不燃材料からなっているので、仮に内部
の発熱装置が加熱しても、加熱によって火災が起こるこ
とがない。また、前記モルタルは吸水率が通常のモルタ
ルに比較して小さい。従って、台所、風呂場であっても
採用することができ、取付け場所を選ばず、更に前記モ
ルタルはビスの立て込みあるいは釘打ちができるので、
その取付けが容易となる。そして、発熱装置は温度が高
くなると抵抗が高くなるという自己制御機能を有する発
熱装置を用いているので、これによって発熱体自身が高
温に加熱されることがない。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに、図1は本考案の一実施例に係るヒーター内
蔵パネルの斜視図、図2は同ヒーター内蔵パネルに内蔵
された発熱装置の斜視図、図3は同ヒーター内蔵パネル
の平面図、図4と同断面図である。
【0007】図1〜図4に示すように、本考案の一実施
例に係るヒーター内蔵パネル10は、基材パネルとなる
モルタル板11と、該モルタル板11内に埋め込まれた
2個の発熱装置12とを有して構成されている。以下、
これらについて詳しく説明する。前記モルタル板11
は、図示しない型枠を用いて鋳造される。このモルタル
板11は、水硬性セメントの一例である100重量部の
ポルトランドセメントと、10〜100重量部のシラス
バルーンと、1〜10重量部の補強繊維分(ビニロン繊
維、ガラス繊維あるいはカーボン繊維等からなる)と、
30〜200重量部の水と充分に混合し、予め前記発熱
装置12がセットされた型枠内に充填して製造される。
【0008】前記発熱装置12は、図2に示すように、
断面溝状のアルミ製の伝熱板13と、該伝熱板13の内
側に固着された半導性発熱体14からなっている。前記
半導性発熱体14は、温度が上昇すると高抵抗となっ
て、殆ど電流を通さなくなる材料からなる発熱体をいう
が、通常の発熱体の途中にそのような性質を有する素材
を配置しても良い。なお、前記発熱装置12として、別
に温度センサーと制御器を設け、該温度センサーの検出
温度によってヒーターの電流を制御し、全体の温度が6
0〜80℃以上の温度にならないように制御するもので
あっても良く、所定温度で切れるサーモスタットであっ
も良い。
【0009】前記発熱装置12からの配線は耐熱コード
15によって配線され、一方にはオスのコネクター16
が、他方にはメスのコネクター17が接続され、これら
は前記モルタル板11の中央両端に形成された切欠き1
8、19内に露出するように配置されている。そして、
前記半導性発熱体14に接続されるコネクター16、1
7は、それぞれ該半導性発熱体14が並列に接続される
ように接続され、しかも前記コネクター16、17も並
列に接続されて、いずれ側からも電力の供給を受け、更
に前記コネクター16、17を用いて並列に別のヒータ
ー内蔵パネルを接続できるようになっている。
【0010】前記実施例に係るヒーター内蔵パネル10
の用途は、住宅の床、壁暖房に用いられる他、畜舎の
床、壁暖房としても使用できる。そして、使用にあって
は、多数のヒーター内蔵パネルを並列に敷き並べること
によって行う。半導性発熱体14からの熱は伝熱板13
に伝わり、該伝熱板13が表面のモルタルを加熱し、こ
の熱によって部屋が温まるという作用を有すると共に、
前記伝熱板13の表面のモルタルは伝熱板13からの直
接の熱を和らげるという作用を発揮する。また、前記伝
熱板13は適当厚みのアルミ板を使用することによっ
て、該ヒーター内蔵パネル10を床面に配置した場合に
上部から受ける荷重を緩和して、半導性発熱体14の破
損を防止する作用をする。
【0011】
【発明の効果】請求項1または2記載のヒーター内蔵パ
ネルは、以上の説明からも明らかなように、モルタルに
シラスバルーンを用いているので、全体が軽量である
他、その熱伝熱率が0.13以下と小さいため、背部に
熱を発散させる度合いが少なく、これによって熱損失が
小さい。また、モルタルが不燃性であるので、ヒーター
加熱の場合であっても火災の恐れがなく、しかも、シラ
スバルーンを用いたモルタルは吸水率が小さいので、水
の多い場所であっても据え付けることができる。そし
て、シラスバルーンを用いたモルタルは経時変化による
収縮率が小さいので、取付け精度を上げることができ、
更にはビスの立て込み、釘打ち、鋸加工ができるので、
工事が極めて行い易いという利点を有する。更には、発
熱ヒーターとして、温度が高くなると高抵抗となる自己
制御機能を有する発熱装置を使用しているので、安全で
あり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るヒーター内蔵パネルの
斜視図である。
【図2】同ヒーター内蔵パネルの発熱装置の斜視図であ
る。
【図3】同ヒーター内蔵パネルの平面図である。
【図4】同ヒーター内蔵パネルの一部省略断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ヒーター内蔵パネル 11 モルタル板 12 発熱装置 13 伝熱板 14 半導性発熱体 15 耐熱コード 16 コネクター 17 コネクター 18 切欠き 19 切欠き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性セメント、シラスバルーン及び少
    量の繊維分を含むモルタルを鋳造成形してなるパネル内
    の表面近傍に表面から露出しないようにして温度が高く
    なると高抵抗となる自己制御機能を有する発熱装置を埋
    設したことを特徴とするヒーター内蔵パネル。
  2. 【請求項2】 発熱体は、熱伝導性の良い材料から伝熱
    板と、該伝熱板に固着された半導性発熱体とからなり、
    それぞれの半導性発熱体は並列に接続される請求項1記
    載のヒーター内蔵パネル。
JP10897692A 1992-03-31 1992-03-31 ヒーター内蔵パネル Pending JPH05280142A (ja)

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JP10897692A JPH05280142A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ヒーター内蔵パネル

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JP10897692A JPH05280142A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ヒーター内蔵パネル

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JPH05280142A true JPH05280142A (ja) 1993-10-26

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ID=14498426

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JP10897692A Pending JPH05280142A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ヒーター内蔵パネル

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