JPH05279781A - 溶接性に優れるアルミニウム合金板 - Google Patents
溶接性に優れるアルミニウム合金板Info
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- JPH05279781A JPH05279781A JP10560392A JP10560392A JPH05279781A JP H05279781 A JPH05279781 A JP H05279781A JP 10560392 A JP10560392 A JP 10560392A JP 10560392 A JP10560392 A JP 10560392A JP H05279781 A JPH05279781 A JP H05279781A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接性、特に抵抗スポット溶接性に優れるア
ルミニウム合金板の単体又は複合板を提供する。 【構成】 この溶接性に優れるアルミニウム合金板は、
マグネシウムを0.5〜6%含み、かつ、比抵抗(20
℃)が5.5μΩ・cm以上に制御されていることを特徴と
しており、単体又は複合板として使用される。特に、複
合板の場合は、心材及び皮材の少なくとも一方がマグネ
シウムを0.5〜6%含むアルミニウム合金板であり、
かつ、比抵抗(20℃)が5.5μΩ・cm以上に制御され
ているアルミニウム合金板が抵抗スポット溶接接合面に
5%以上の率でクラッドされていることを特徴とする複
合板である。Si、Mn、Cr、Ti、Li及びVのうちの
少なくとも1種以上の添加により、比抵抗(20℃)が
5.5μΩ・cm以上に制御されている。
ルミニウム合金板の単体又は複合板を提供する。 【構成】 この溶接性に優れるアルミニウム合金板は、
マグネシウムを0.5〜6%含み、かつ、比抵抗(20
℃)が5.5μΩ・cm以上に制御されていることを特徴と
しており、単体又は複合板として使用される。特に、複
合板の場合は、心材及び皮材の少なくとも一方がマグネ
シウムを0.5〜6%含むアルミニウム合金板であり、
かつ、比抵抗(20℃)が5.5μΩ・cm以上に制御され
ているアルミニウム合金板が抵抗スポット溶接接合面に
5%以上の率でクラッドされていることを特徴とする複
合板である。Si、Mn、Cr、Ti、Li及びVのうちの
少なくとも1種以上の添加により、比抵抗(20℃)が
5.5μΩ・cm以上に制御されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接性に優れるアルミニ
ウム合金板に関し、特に自動車、車両、航空機、電気或
いは建築構造用で抵抗スポット溶接して用いられるアル
ミニウム合金材料に関する。
ウム合金板に関し、特に自動車、車両、航空機、電気或
いは建築構造用で抵抗スポット溶接して用いられるアル
ミニウム合金材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アルミ
ニウム合金材料は、その軽量性の他に、成形性、耐食性
の点で優れているため、鉄鋼に継ぐ汎用金属材料として
種々の産業分野で多用されている。特に、Mgを含むア
ルミニウム合金は強度、成形性、耐食性の点でバランス
がとれているために使用される場合が多い。
ニウム合金材料は、その軽量性の他に、成形性、耐食性
の点で優れているため、鉄鋼に継ぐ汎用金属材料として
種々の産業分野で多用されている。特に、Mgを含むア
ルミニウム合金は強度、成形性、耐食性の点でバランス
がとれているために使用される場合が多い。
【0003】アルミニウム合金材料は、自動車等大量生
産される用途においては抵抗スポット溶接して接合され
る場合が多いが、鉄鋼材料に比較して、比抵抗が小さい
こと、熱伝導度が大きいこと、更に強固な酸化皮膜が生
成し易いために、抵抗スポット溶接性が問題となり、特
別な配慮が必要になっている。
産される用途においては抵抗スポット溶接して接合され
る場合が多いが、鉄鋼材料に比較して、比抵抗が小さい
こと、熱伝導度が大きいこと、更に強固な酸化皮膜が生
成し易いために、抵抗スポット溶接性が問題となり、特
別な配慮が必要になっている。
【0004】また、大電流を急速に与える必要があるた
め、抵抗スポット溶接機の容量を大きくして対処されて
いる。しかし、大電流を流すと、電極とアルミニウム合
金間の発熱が大きくなり、電極の汚損が著しくなって電
極の手入れを頻繁に行うことが必要になっている。
め、抵抗スポット溶接機の容量を大きくして対処されて
いる。しかし、大電流を流すと、電極とアルミニウム合
金間の発熱が大きくなり、電極の汚損が著しくなって電
極の手入れを頻繁に行うことが必要になっている。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、溶接性、特にスポット溶接性に優れるアルミニウム
合金材料を提供することを目的とするものである。
し、溶接性、特にスポット溶接性に優れるアルミニウム
合金材料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アルミニウ
ム合金材料の特に抵抗スポット溶接に伴う問題点を解決
するために、アルミニウム合金板の比抵抗増大等の方策
について鋭意研究を重ね、ここに本発明を完成したもの
である。
ム合金材料の特に抵抗スポット溶接に伴う問題点を解決
するために、アルミニウム合金板の比抵抗増大等の方策
について鋭意研究を重ね、ここに本発明を完成したもの
である。
【0007】すなわち、本発明は、マグネシウムを0.
5〜6%含み、比抵抗(20℃)が5.5μΩ・cm以上に
制御されていることを特徴とする溶接性に優れるアルミ
ニウム合金板を要旨とするものである。
5〜6%含み、比抵抗(20℃)が5.5μΩ・cm以上に
制御されていることを特徴とする溶接性に優れるアルミ
ニウム合金板を要旨とするものである。
【0008】また、他の本発明は、心材及び皮材の少な
くとも一方がマグネシウムを0.5〜6%含むアルミニ
ウム合金板であり、かつ、比抵抗(20℃)が5.5μΩ
・cm以上に制御されているアルミニウム合金板が抵抗ス
ポット溶接接合面に5%以上の率でクラッドされている
ことを特徴とする抵抗スポット溶接性に優れるアルミニ
ウム複合板を要旨とするものである。
くとも一方がマグネシウムを0.5〜6%含むアルミニ
ウム合金板であり、かつ、比抵抗(20℃)が5.5μΩ
・cm以上に制御されているアルミニウム合金板が抵抗ス
ポット溶接接合面に5%以上の率でクラッドされている
ことを特徴とする抵抗スポット溶接性に優れるアルミニ
ウム複合板を要旨とするものである。
【0009】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0010】
【0011】アルミニウム合金材料を自動車等の用途に
供する場合には、溶接性の他に、強度や耐食性、更には
成形性とのバランスがとれている必要がある。そのため
には、主構成成分として0.5〜6%のMgを含むアルミ
ニウム合金材料が適切である。Mgの含有量が0.5%未
満では強度や耐食性向上の効果が少なく、また6%を超
えると特に成形性、応力腐食割れ性が悪くなるので好ま
しくない。勿論、Mgをこの範囲で含有している限り、
他の合金成分を適量にて添加させることができることは
言うまでもない。
供する場合には、溶接性の他に、強度や耐食性、更には
成形性とのバランスがとれている必要がある。そのため
には、主構成成分として0.5〜6%のMgを含むアルミ
ニウム合金材料が適切である。Mgの含有量が0.5%未
満では強度や耐食性向上の効果が少なく、また6%を超
えると特に成形性、応力腐食割れ性が悪くなるので好ま
しくない。勿論、Mgをこの範囲で含有している限り、
他の合金成分を適量にて添加させることができることは
言うまでもない。
【0012】一方、抵抗スポット溶接時にアルミニウム
合金接合面の発熱を効率的に達成するためには、アルミ
ニウム合金の比抵抗(20℃)を5.5μΩ・cm以上に制
御することが効果的である。これにより、抵抗スポット
溶接時の付加電流を少なくすることが可能となり、それ
に伴い、抵抗スポット溶接電極とアルミニウム合金材料
間の発熱が抑制でき、電極の汚損が減少する。
合金接合面の発熱を効率的に達成するためには、アルミ
ニウム合金の比抵抗(20℃)を5.5μΩ・cm以上に制
御することが効果的である。これにより、抵抗スポット
溶接時の付加電流を少なくすることが可能となり、それ
に伴い、抵抗スポット溶接電極とアルミニウム合金材料
間の発熱が抑制でき、電極の汚損が減少する。
【0013】アルミニウム合金の比抵抗は、合金成分と
製造プロセス(特に熱処理)によって制御できるが、本発
明では、比抵抗を5.5μΩ・cm以上にするために、S
i、Mn、Cr、Ti、Li及びVのうちの1種以上を添加
することにより達成できる。これらの各成分の適正な添
加量範囲は、Si:5〜15%、Mn:0.5〜2%、Cr:
0.2〜1%、Ti:0.5〜1.5%、Li:0.2〜3%、
V:0.1〜1%である。またFe、Zn、Zr等を適量添
加することも可能である。Mgも効果的である。
製造プロセス(特に熱処理)によって制御できるが、本発
明では、比抵抗を5.5μΩ・cm以上にするために、S
i、Mn、Cr、Ti、Li及びVのうちの1種以上を添加
することにより達成できる。これらの各成分の適正な添
加量範囲は、Si:5〜15%、Mn:0.5〜2%、Cr:
0.2〜1%、Ti:0.5〜1.5%、Li:0.2〜3%、
V:0.1〜1%である。またFe、Zn、Zr等を適量添
加することも可能である。Mgも効果的である。
【0014】また、このようにして比抵抗を5.5μΩ
・cm以上に制御したアルミニウム合金板は、単体として
使用できるが、複合板としても使用できる。
・cm以上に制御したアルミニウム合金板は、単体として
使用できるが、複合板としても使用できる。
【0015】但し、複合板とする場合は、比抵抗を5.
5μΩ・cm以上に制御したアルミニウム合金板をスポッ
ト溶接合わせ面にすることが必要であって、クラッド率
は5%以上にする必要がある。5%未満では溶接面の発
熱効果が充分でなく、大電流の付加が必要となる。
5μΩ・cm以上に制御したアルミニウム合金板をスポッ
ト溶接合わせ面にすることが必要であって、クラッド率
は5%以上にする必要がある。5%未満では溶接面の発
熱効果が充分でなく、大電流の付加が必要となる。
【0016】なお、複合板とする場合、クラッド材とし
ての強度等々の特性を確保するために、心材又は皮材の
少なくとも一方に、Mgを0.5〜6%含むアルミニウム
合金板を使用する必要がある。通常、皮材に比抵抗を
5.5μΩ・cm以上に制御したアルミニウム合金板を使
用し、心材にMgを0.5〜6%含むアルミニウム合金板
が使用される。
ての強度等々の特性を確保するために、心材又は皮材の
少なくとも一方に、Mgを0.5〜6%含むアルミニウム
合金板を使用する必要がある。通常、皮材に比抵抗を
5.5μΩ・cm以上に制御したアルミニウム合金板を使
用し、心材にMgを0.5〜6%含むアルミニウム合金板
が使用される。
【0017】次に本発明の実施例を示す。
【0018】
【表1】 に示す各種アルミニウム合金材料について、以下の条件
で抵抗スポット溶接試験を実施した。供試材が2枚重ね
のクラッド材の場合は、皮材側を溶接の接合面とした。
板厚はすべて1mmとした。
で抵抗スポット溶接試験を実施した。供試材が2枚重ね
のクラッド材の場合は、皮材側を溶接の接合面とした。
板厚はすべて1mmとした。
【0019】抵抗スポット条件: 溶 接 機:三相低周波数式溶接機 電 極 :16mmφのクロム−銅合金、先端半径50
mmのR形 加 圧 :一段一定加圧、荷重7KN 主通電時間:9サイクル 電 流 :ナゲット系が5mmφとなるように調整し
た。
mmのR形 加 圧 :一段一定加圧、荷重7KN 主通電時間:9サイクル 電 流 :ナゲット系が5mmφとなるように調整し
た。
【0020】溶接性の評価:表1に示す溶接電流で10
0点連続溶接を実施して、その溶接強度の変動係数(標
準偏差÷平均溶接強度×100%)を調査した。
0点連続溶接を実施して、その溶接強度の変動係数(標
準偏差÷平均溶接強度×100%)を調査した。
【0021】表1より明らかなように、本発明材は、ス
ポット抵抗溶接性が優れており、抵抗スポット溶接時の
付加電流を25KA以下の如く少なくすることができ
る。
ポット抵抗溶接性が優れており、抵抗スポット溶接時の
付加電流を25KA以下の如く少なくすることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアル
ミニウム合金材料は、抵抗スポット溶接性に優れてお
り、付加電流を低減でき、電極の汚損を防止可能とな
り、また、安定した溶接の強度が得られるため、工業的
に有用である。
ミニウム合金材料は、抵抗スポット溶接性に優れてお
り、付加電流を低減でき、電極の汚損を防止可能とな
り、また、安定した溶接の強度が得られるため、工業的
に有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で(以下、同じ)、マグネシウムを
0.5〜6%含み、かつ、比抵抗(20℃)が5.5μΩ・
cm以上に制御されていることを特徴とする溶接性に優れ
るアルミニウム合金板。 - 【請求項2】 抵抗スポット溶接用である請求項1に記
載のアルミニウム合金板。 - 【請求項3】 アルミニウム複合板において、心材及び
皮材の少なくとも一方がマグネシウムを0.5〜6%含
むアルミニウム合金板であり、かつ、比抵抗(20℃)が
5.5μΩ・cm以上に制御されているアルミニウム合金
板が抵抗スポット溶接接合面に5%以上の率でクラッド
されていることを特徴とする抵抗スポット溶接性に優れ
るアルミニウム複合板。 - 【請求項4】 Si、Mn、Cr、Ti、Li及びVのうち
の少なくとも1種以上の添加により、比抵抗(20℃)が
5.5μΩ・cm以上に制御されている請求項1、2又は
3に記載のアルミニウム合金板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10560392A JPH05279781A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 溶接性に優れるアルミニウム合金板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10560392A JPH05279781A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 溶接性に優れるアルミニウム合金板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05279781A true JPH05279781A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14412083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10560392A Pending JPH05279781A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 溶接性に優れるアルミニウム合金板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05279781A (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10560392A patent/JPH05279781A/ja active Pending
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