JPH052789Y2 - - Google Patents

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JPH052789Y2
JPH052789Y2 JP1985145520U JP14552085U JPH052789Y2 JP H052789 Y2 JPH052789 Y2 JP H052789Y2 JP 1985145520 U JP1985145520 U JP 1985145520U JP 14552085 U JP14552085 U JP 14552085U JP H052789 Y2 JPH052789 Y2 JP H052789Y2
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slat
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スライドシヤツタにおけるスラツト
間の連結構造に関する。
〔従来技術〕
一般に、並列する多数のスラツトを連結してな
るスライドシヤツタにおいては、第11図に示す
ように、各スラツト1の両側部にそれらの長手方
向に延びる筒状の係合突起2と係合凹所3とが屈
曲形成されていて、隣接する両スラツト1の係合
突起2と係合凹所3とを互いに係合させることに
より、多数のスラツト1を連結している。このた
め、かかる連結部においては、各スラツト間の相
対的回動が円滑にはなされず、曲線状にスライド
させる用途としては不向きであるとしてその用途
が限定され、またかかる連結部のシール性が不十
分でこの点からも用途がさらに限定されている。
本出願人はかかる問題に対処すべく、並列する
多数のスラツトを互に隣接する側部にて連結部材
介して連結してなるスライドシヤツタを考案して
いる。かかるスライドシヤツタにおいては、各ス
ラツトはそれらの両側部に長手方向に延びる一対
の嵌合凹所を備えるとともに、前記連結部材は前
記各スラツトの互に隣接する側部の各嵌合凹所に
嵌合される一対のロツド部と、これらロツド部を
所定間隔を保つて長手方向にて連結する可撓性の
第1の連結部と、この第1の連結部から前記両ス
ラツトの側部間を通して表面側に延びる第2の連
結部と、この第2の連結部の先端から前記両スラ
ツト側に延びるこれら両スラツトの表面に長手方
向に弾撥的に常時密接する可撓性のシール部を備
えた構成としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる構成のスライドシヤツタにおいては、連
結部材の連結部を中心に各スラツト間の相対的回
動が円滑かつ十分になされるとともに十分なシー
ル性が確保されるが、同スライドシヤツタのスラ
イド時第12図に示すように、各スラツト1が連
結部を中心に内外側に折れて波打ち現象を生じ、
同スライドシヤツタの閉塞時における外観がよく
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るスライドシヤツタは、並列する多
数のスラツトを互に隣接する側部にて連結部材を
介して連結してなり、前記各スラツトはそれらの
両側部に長手方向に延びる一対の嵌合凹所を備え
るとともに、前記連結部材は前記各スラツトの互
に隣接する側部の各嵌合凹所に嵌合される一対の
ロツド部と、これらロツド部を所定間隔を保つて
長手方向にて連結する可撓性の第1の連結部と、
この第1の連結部から前記両スラツトの側部間を
通して表面側に延びる第2の連結部と、この第2
の連結部の先端から前記両スラツト側に延びこれ
ら両スラツトの表面に長手方向に弾撥的に常時密
接する可撓性のシール部を備え、かつ前記スラツ
トの両端部側には各スラツトの表面側への相対的
回動を規制する回動規制部材を設けたことを特徴
としている。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案においては、各スラツト間
の連結部を中心に各スラツト間のスラツト裏面側
への相対的回動が円滑かつ十分になされるととも
に十分なシール性が得られるため、曲線状にスラ
イドさせる用途にも十分に利用できることは勿論
のこと、各スラツトはそれらの両端部に設けた回
動規制部材によりスラツト表面側への相対的回動
が規制される。このため、各スラツトの連結部に
おける波打ち現象の発生が防止され、スライドシ
ヤツタの閉塞時における外観が向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図および第2図には本考案に係るスラ
イドシヤツタを車両における車体後部を開閉する
ために使用した例が示されている。この車両にお
いては、鋼板製の車体本体11およびサイドドア
12と、運転席の前部および上部を覆蓋するフロ
ントウインド13およびフロントルーフ14を備
え、車体後部は後部座席の両側部、後部および上
部が開放された開放部になつている。この車両に
おいては、車体後部に本考案を実施したスライド
シヤツタを主要構成部材とする開閉機構が配設さ
れている。
しかして、開閉機構はセンタロールバー21、
クオータピラー22、および左右一対のスライド
シヤツタ30a,30bを備えるとともに、左右
一対の巻取ドラム41,41および搬送機構4
2,42を備えている。
センタロールバー21は車体11と一体的に形
成された門形ピラーで運転席の後部にて左右両側
に跨いで起立している。一方、クオータピラー2
2はセンタロールバー21に類似する門形に形成
されていて、第2図および第3図に示すように、
車体後部の開口部における上端両側部に回転可能
に軸支した前後方向に延びる長尺の各スクリユー
23上にその両脚部にてナツト24を介して組付
けられている。スクリユー23およびナツト24
はボールネジ式の送り機構を構成していて、図示
しない駆動手段にて両スクリユー23を正逆回転
させることにより、クオータピラー22を各スク
リユー23に沿つて前後方向の任意の位置に移動
し、かつ移動位置にて固定することができる。
両スライドシヤツタ30a,30bは同一構成
のもので、第4図に示すように前後方向に長尺で
所定幅および所定厚みの多数のスラツト31,3
1……を連結して構成され、かつそれらの前後両
端部にチエーン32が組付けられている。各スラ
ツト31のうちルーフに対応する先端側のものは
アルミ製の板であり、かつ残りのものは合成樹脂
製の板である。これら各スラツト31には、第5
図および第6図a,bに示すように、それらの両
側部に長手方向に延びる一対の嵌合凹所31a,
31bが形成されている。これら嵌合凹所31
a,31bは断面円形を呈するとともに、同円形
部から側端に延びてスリツト状に開口している。
一方、各スラツト31を互に連結する連結部材
33は合成樹脂にて形成された可撓性のもので、
各スラツト31と略同じ長さに形成されている。
各連結部材33は一対のロツド部33a,33b
と、これら両者を連結するプレート状の第1連結
部33cと、この中間部から直交状に延びるプレ
ート状の第2連結部33dと、この先端から両側
に延びる傘状のシール部33eとにより構成され
ている。かかる連結部材33においては、各ロツ
ド部33a,33bを互に隣接する両スラツト3
1の各嵌合凹所31a,31bに嵌合することに
より両スラツト31を互に連結し、この状態にお
いて第2連結部33dが両スラツト31間から表
面側に延びており、かつシール部33eの両端部
が両スラツト31の表面側縁部に弾撥的に密接し
ている。これにより、連結部材33は各スラツト
31間の相対的回動を十分に許容するとともに、
各スラツト31間をそれらの表面側から液密的に
シールする。
チエーン32を構成する外側の各連結プレート
32a,32a……には第7図に示すように、そ
れらの両端の図示上方に長手方向へ突出する突起
部32b,32bが設けられている。隣接する各
連結プレート32aの突起部32bはそれらの先
端にて互に当接していて、各連結プレート32a
の支持点Oを中心とする図示矢印方向のみの回動
を許容するが、他の方向への回動および各連結プ
レート32aの長手方向の相対的移動を規制す
る。従つて、各連結プレート32aは各スラツト
31の表面側への相対的回動を規制する回動規制
部材として機能する。
センタロールバー21およびクオータピラー2
2においては、第8図および第9図に示すよう
に、互に対向する内側縁部が断面略コ字状に形成
されていて、これらの凹所に断面コ字状のホルダ
ー25a,25bを介してガイドレール26a,
26bが取付けられている。各スライドシヤツタ
30a,30bのチエーン32の外側に設けたガ
イドローラ34は各ガイドレール26a,26b
内に転動可能に嵌込まれていて、スライドシヤツ
タ30a,30bを各ガイドレール26a,26
bに沿つて摺動させる。各ホルダー25a,25
bの外側端にはシール部材27a,27bが固着
されていて、それらのリツプ部がスラツト31の
両端部表面に密接している。
なお、各巻取ドラム41,41は同一構成のも
ので、各スライドシヤツタ30a,30bの終端
部が固定されており、内蔵するトーシヨンスプリ
ングの作用にて常に各スライドシヤツタ30a,
30bを巻取る方向に付勢されている。また、各
搬送機構42,42も同一構成のもので、正逆回
転する電動モータの駆動により各スライドシヤツ
タ30a,30bを各巻取ドラム41,41に対
して搬入・搬出する。
このように構成した開閉機構においては、車室
内に設けたスイツチにより搬送機構42,42を
正逆回転方向に駆動しかつこれを停止することが
でき、これによりスライドシヤツタ30a,30
bを開閉させることができる。すなわち、スライ
ドシヤツタ30a,30bが第1図および第10
図aに示すように閉じている状態において搬送機
構42,42を駆動させると、巻取ドラム41,
41がスライドシヤツタ30a,30bをその搬
入量に応じて順次巻取る。従つて、スライドシヤ
ツタ30a,30bはセンタロールバー21およ
びクオータピラー22に沿つて上方から側方かつ
下方へ摺動し、されらの先端が所定の位置に下降
した時点にて搬送機構42,42の駆動が停止す
る。この状態においては第10図bに示すよう
に、クオータピラー22を除く車体後部の両側お
よび上方の全てが開放される。
また、開放状態にある車体後部を閉塞するに
は、搬送機構42,42を逆方向に駆動してスラ
イドシヤツタ30a,30bを巻取ドラム41,
41から搬出させる。これにより、スライドシヤ
ツタ30a,30bはセンタロールバー21およ
びクオータピラー22に沿つて漸次上方かつ内側
方向へと摺動し、それらの先端が上方中央に達す
ると互に液密的に嵌合し同時に搬送機構42,4
2の駆動が停止する。この状態においては、第1
図および第10図aに示すように車体後部が全て
閉塞される。
なお、本実施例においては、クオータピラー2
2がボールネジ式送り機構を構成する左右のスク
リユー23上にナツト24を介して組付けられて
いるため、図示しない駆動手段にて両スクリユー
23を回転させることによりクオータピラー22
を前後方向へ移動可能であり、第10図bに示す
位置にあるクオータピラー22をリヤウインドガ
ラスを下降した後第10図cに示すようにセンタ
ロールバー21の背面まで移動させ、車体後部を
完全に開放させることができる。
ところで、本実施例においては、スライドシヤ
ツタ30a,30bを構成する各スラツト31を
連結部材33にて連結しているため、連結部材3
3を構成する両ロツド部33a,33bと可撓性
の第1連結部33cとにより隣接する各スラツト
31を所定間隔を保つて連結し、各スラツト31
間の相対的回動を円滑かつ十分にできるように保
持することができる。また、各スラツトの表面側
においては、連結部材33を構成する可撓性のシ
ール部33eが両スラツト31に跨つて弾撥的に
常時密接しているため、シール部33eは各スラ
ツト31間の相対的回動を妨げることなく各スラ
ツト31の連結部を確実にシールする。従つて、
スライドシヤツタ30a,30bは、センタロー
ルバー21およびクオータピラー22が大きく湾
曲しているにもかかわらずこれら両者21,22
に沿つて滑らかに摺動する。
また、本実施例においては、チエーン32を構
成する各連結プレート32aの両端部に突起部3
2bを設け、各突起部32bの先端を互に当接さ
せて各スラツト31の表面側への相対的回動を規
制している。このため、各スラツト31はそれら
の裏面側への相対的回動を円滑かつ十分に許容さ
れてセンタロールバー21およびクオータピラー
22を摺動するとともに、波打ち現象の発生が防
止されてスライドシヤツタ30a,30bの閉塞
時における外観が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスライドシヤ
ツタを有する開閉機構を備えた車両の斜視図、第
2図は同開閉機構の配置関係を示す車体の背部か
らみた概略図、第3図は同開閉機構を構成するク
オータピラーの斜視図、第4図は同開閉機構を構
成するスライドシヤツタ、巻取機構および搬送機
構の斜視図、第5図はスライドシヤツタの拡大部
分斜視図、第6図a,bは同スライドシヤツタの
連結部の部分断面図、第7図はチエーンの拡大部
分断面図、第8図および第9図は同スライドシヤ
ツタの前端部および後端部のガイドレールへの嵌
合状態を示す拡大部分断面図、第10図a,b,
cは同開閉機構を備えた車体の後部の開閉状態を
示す側面図、第11図は従来のスライドシヤツタ
における各スラツトの連結構造を示す部分斜視
図、第12図はスライドシヤツタの波打ち現象を
示す部分斜視図である。 符号の説明、11……車体本体、21……セン
タロールバー、22……クオータピラー、26
a,26b……ガイドレール、30a,30b…
…スライドシヤツタ、31……スラツト、32…
…チエーン、32a……連結プレート、32b…
…突起部、33……連結部材、33a,33b…
…ロツド部、33c……第1連結部、33d……
第2連結部、33e……シール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列する多数のスラツトを互に隣接する側部に
    て連結部材を介して連結してなるスライドシヤツ
    タであり、前記各スラツトはそれらの両側部に長
    手方向に延びる一対の嵌合凹所を備えるととも
    に、前記連結部材は前記各スラツトの互に隣接す
    る側部の各嵌合凹所に嵌合される一対のロツド部
    と、これらロツド部を所定間隔を保つて長手方向
    にて連結する可撓性の第1の連結部と、この第1
    の連結部から前記両スラツトの側部間を通して表
    面側に延びる第2の連結部と、この第2の連結部
    の先端から前記両スラツト側に延びこれら両スラ
    ツトの表面に長手方向に弾撥的に常時密接する可
    撓性のシール部を備え、かつ前記各スラツトの両
    端部側には各スラツトの表面側への相対的回動を
    規制する回動規制部材を設けてなるスライドシヤ
    ツタにおけるスラツトの連結構造。
JP1985145520U 1985-09-24 1985-09-24 Expired - Lifetime JPH052789Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7014087B2 (ja) * 2018-08-02 2022-02-01 株式会社豊田自動織機 車両の開閉構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740318A (en) * 1980-08-19 1982-03-05 Nippon Telegraph & Telephone Submarine repeater buffer

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