JPH05278984A - エスカレータの駆動装置 - Google Patents
エスカレータの駆動装置Info
- Publication number
- JPH05278984A JPH05278984A JP7795092A JP7795092A JPH05278984A JP H05278984 A JPH05278984 A JP H05278984A JP 7795092 A JP7795092 A JP 7795092A JP 7795092 A JP7795092 A JP 7795092A JP H05278984 A JPH05278984 A JP H05278984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escalator
- flywheel
- brake
- stop
- emergency stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 エスカレータは高階床(大型)になると必要
なブレーキトルクが大きくなる。このため、無負荷時の
減速度を小さくするために必要なフライホィールが大き
くなり、従って、フルロード下降時の非常停止距離が大
きくなる。通常は緩い停止で、フルロード下降時などの
非常停止のときは短い距離で停止できるエスカレータを
目的とする。 【構成】 電動機5とフライホィール4の間に電磁クラ
ッチ8を介在させ、非常停止が必要なときはクラッチを
切ってフライホィールを切り離し、小さい慣性でブレー
キを掛け、通常は大きな慣性で緩い制動を掛けることに
より、乗客に無用のショックを与えることなく安全な運
行が出来る。
なブレーキトルクが大きくなる。このため、無負荷時の
減速度を小さくするために必要なフライホィールが大き
くなり、従って、フルロード下降時の非常停止距離が大
きくなる。通常は緩い停止で、フルロード下降時などの
非常停止のときは短い距離で停止できるエスカレータを
目的とする。 【構成】 電動機5とフライホィール4の間に電磁クラ
ッチ8を介在させ、非常停止が必要なときはクラッチを
切ってフライホィールを切り離し、小さい慣性でブレー
キを掛け、通常は大きな慣性で緩い制動を掛けることに
より、乗客に無用のショックを与えることなく安全な運
行が出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータの駆動装置
の制動装置に関する。
の制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエスカレータの駆動装置について
図3、図4を参照して説明する。
図3、図4を参照して説明する。
【0003】エスカレータ1の駆動装置2は、非常停止
時に乗客が満員の場合でも踏段3が逆転して降下したり
せずに、その状態を保持して停止しているだけのブレー
キトルクを与えておくと共に、非常停止時に、乗客が転
倒しないような緩やかな減速度で制動するように、大き
な慣性力を持たせるためフライホィール4を電動機5の
駆動軸に取付けている。
時に乗客が満員の場合でも踏段3が逆転して降下したり
せずに、その状態を保持して停止しているだけのブレー
キトルクを与えておくと共に、非常停止時に、乗客が転
倒しないような緩やかな減速度で制動するように、大き
な慣性力を持たせるためフライホィール4を電動機5の
駆動軸に取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近は鉄道駅
が高架或いは地下深くに設置されるため、これに使用す
るエスカレータも高階床型になってきた。このためラッ
シュアワー時の非常停止のように満員状態のエスカレー
タの踏段が逆転しないように保持できる容量の大型のブ
レーキ装置6が必要になると共に、大きなブレーキトル
クが作用したときに減速度が大きすぎて乗客が転倒しな
いように、慣性モーメントの大きなフライホィール4が
必要になるが、逆に、満員状態の下降運転時における非
常停止の際に、直ぐに停止したい場合でも大きな慣性の
ために停止距離が長くなってしまう不具合な点があっ
た。
が高架或いは地下深くに設置されるため、これに使用す
るエスカレータも高階床型になってきた。このためラッ
シュアワー時の非常停止のように満員状態のエスカレー
タの踏段が逆転しないように保持できる容量の大型のブ
レーキ装置6が必要になると共に、大きなブレーキトル
クが作用したときに減速度が大きすぎて乗客が転倒しな
いように、慣性モーメントの大きなフライホィール4が
必要になるが、逆に、満員状態の下降運転時における非
常停止の際に、直ぐに停止したい場合でも大きな慣性の
ために停止距離が長くなってしまう不具合な点があっ
た。
【0005】本発明はこのような問題に鑑み、高階床の
エスカレータにおいても通常の動作時は減速度が小さ
く、非常停止が必要な安全装置の作動による制動時は、
制動距離が短く、停止後は十分な保持力のあるブレーキ
装置を得ることが目的である。
エスカレータにおいても通常の動作時は減速度が小さ
く、非常停止が必要な安全装置の作動による制動時は、
制動距離が短く、停止後は十分な保持力のあるブレーキ
装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】制動制御回路を非常停止
が必要な制動動作と、減速度の低い緩やかな停止(これ
を緩停止とする)で良い場合とに区別する。さらに、電
動機の駆動軸の反負荷側に電磁クラッチを介してフライ
ホィールを設け、非常停止が必要な制動の時はフライホ
ィールを切り離し、緩停止の時はフライホィールを接続
して制動を掛けるように構成する。
が必要な制動動作と、減速度の低い緩やかな停止(これ
を緩停止とする)で良い場合とに区別する。さらに、電
動機の駆動軸の反負荷側に電磁クラッチを介してフライ
ホィールを設け、非常停止が必要な制動の時はフライホ
ィールを切り離し、緩停止の時はフライホィールを接続
して制動を掛けるように構成する。
【0007】
【作用】このような構成により、安全装置の作動によら
ない制動動作では緩停止し、非常停止時は短い制動距離
で停止する。
ない制動動作では緩停止し、非常停止時は短い制動距離
で停止する。
【0008】
【実施例】本発明を図1〜図3に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】本発明によるエスカレータの駆動装置の構
成は従来と同様である。すなわち、マシンベッド10の
上に電動機5と減速機7を取付け、電動機5と減速機7
はカップリング9で連結する。
成は従来と同様である。すなわち、マシンベッド10の
上に電動機5と減速機7を取付け、電動機5と減速機7
はカップリング9で連結する。
【0010】カップリング13部分にはこれをブレーキ
ドラムとするブレーキ装置6を設ける。減速機7の低速
軸側には駆動小スプロケット11を取付け、駆動チェー
ン12により踏段駆動輪13を連結する。
ドラムとするブレーキ装置6を設ける。減速機7の低速
軸側には駆動小スプロケット11を取付け、駆動チェー
ン12により踏段駆動輪13を連結する。
【0011】以上の構成に、従来電動機の反負荷側に直
接取付けていたフライホィール4を電磁クラッチ8を介
して取付ける。
接取付けていたフライホィール4を電磁クラッチ8を介
して取付ける。
【0012】さらに、制動装置の制御回路は、安全回路
作動時に非常停止が必要な非常停止釦や踏段チェーン切
断検知スイッチ等のリミットスイッチのb接点を直列に
接続した安全回路LQ と、非常停止の必要がなく緩停止
の方が良いスカートガード安全スイッチや踏段浮き上が
り検知スイッチ等のリミットスイッチのb接点を直列に
接続した安全回路LS を構成し、これらを直列に接続す
る。これにブレーキ用のリレーRBrをこれら安全回路L
Q 、LS に直列に、電磁クラッチ用のリレーRClを安全
回路LS に並列に接続し、それぞれのa接点を電磁ブレ
ーキの電磁コイルBr及び電磁クラッチのコイルCl の
作動回路に接続する。
作動時に非常停止が必要な非常停止釦や踏段チェーン切
断検知スイッチ等のリミットスイッチのb接点を直列に
接続した安全回路LQ と、非常停止の必要がなく緩停止
の方が良いスカートガード安全スイッチや踏段浮き上が
り検知スイッチ等のリミットスイッチのb接点を直列に
接続した安全回路LS を構成し、これらを直列に接続す
る。これにブレーキ用のリレーRBrをこれら安全回路L
Q 、LS に直列に、電磁クラッチ用のリレーRClを安全
回路LS に並列に接続し、それぞれのa接点を電磁ブレ
ーキの電磁コイルBr及び電磁クラッチのコイルCl の
作動回路に接続する。
【0013】このような構成で、非常停止釦等の非常停
止が必要な安全回路LS が作動するとリレーRBr、RCl
が釈放され、ブレーキの電磁コイルBr、電磁クラッチ
コイルCl が釈放され、フライホィール4が切り離さ
れ、同時にブレーキか掛かり、エスカレータは短い制動
距離で停止する。
止が必要な安全回路LS が作動するとリレーRBr、RCl
が釈放され、ブレーキの電磁コイルBr、電磁クラッチ
コイルCl が釈放され、フライホィール4が切り離さ
れ、同時にブレーキか掛かり、エスカレータは短い制動
距離で停止する。
【0014】安全回路LS が作動した場合はリレーRBr
のみが釈放され、電磁ブレーキが掛かるが、電磁クラッ
チ8はその儘で、すなわちフライホィール4は連結した
ままであるのでエスカレータは緩停止する。
のみが釈放され、電磁ブレーキが掛かるが、電磁クラッ
チ8はその儘で、すなわちフライホィール4は連結した
ままであるのでエスカレータは緩停止する。
【0015】
【発明の効果】本発明によりエスカレータに急停止を掛
ける場合、本当に必要な急停止とそうでない場合とを区
別できて無用の急停止がなくなり、より安全なエスカレ
ータとすることが出来る。
ける場合、本当に必要な急停止とそうでない場合とを区
別できて無用の急停止がなくなり、より安全なエスカレ
ータとすることが出来る。
【図1】本発明によるエスカレータの駆動装置正面図、
【図2】本発明によるブレーキ制御回路図、
【図3】従来のエスカレータの駆動部の概略図、
【図4】図3のIV線矢視図である。
2…駆動装置 4…フライホィール 5…電動機 6…電磁ブレーキ 7…減速機 8…電磁クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】電動機、電磁ブレーキ及び減速機などから
なるエスカレータの駆動装置において、 電動機の駆動軸に電磁クラッチを介してフライホィール
を設け、エスカレータの停止が急停止の場合は、前記フ
ライホィールを前記駆動軸から切離して停止させ、急停
止でない場合は接続したままで停止させることを特徴と
するエスカレータの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7795092A JPH05278984A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エスカレータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7795092A JPH05278984A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エスカレータの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278984A true JPH05278984A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13648303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7795092A Pending JPH05278984A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エスカレータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05278984A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189419A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Hitachi Ltd | エスカレーター装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7795092A patent/JPH05278984A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189419A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Hitachi Ltd | エスカレーター装置 |
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