JPH05278981A - ダムウェータ用荷扱装置 - Google Patents

ダムウェータ用荷扱装置

Info

Publication number
JPH05278981A
JPH05278981A JP8064992A JP8064992A JPH05278981A JP H05278981 A JPH05278981 A JP H05278981A JP 8064992 A JP8064992 A JP 8064992A JP 8064992 A JP8064992 A JP 8064992A JP H05278981 A JPH05278981 A JP H05278981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dam
belt
dam waiter
roller
waiter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8064992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiomi Mizuno
幸臣 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8064992A priority Critical patent/JPH05278981A/ja
Publication of JPH05278981A publication Critical patent/JPH05278981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物7の積み降ろし作業を安全、容易、か
つ、迅速に行なえるようにしたダムウェータ用荷扱い装
置を提供する。 【構成】ダムウェータ本体1の棚10をベルトコンベヤ
状に形成し、駆動部20により駆動可能とする。手押車
40に棚10を連動して駆動可能な棚42を設け、棚4
2を駆動部により駆動してもよい。 【効果】 荷物7の積み降ろし作業を安全、容易、か
つ、迅速に行なえ、作業者8が無理な姿勢から開放さ
れ、腰を痛めるおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダムウェータ用荷扱装置
に関するものであり、特に、ダムウェータ内部の棚また
は床に荷物を出入れする際に使用する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のダムウェータとして図6に示すも
のを挙げることができる。図6は従来のフロア型ダムウ
ェータの荷扱作業を示す側面の断面図である。
【0003】図において、1はダムウェータ本体、2は
ダムウェータ本体1の床、3a,3bはダムウェータ本
体1内の空間を上下3段に仕切る棚である。4は荷物出
入口、5は荷物出入口4の上枠、6は荷物出入口4の床
面である。この従来のダムウェータは、ダムウェータ本
体1の床2が荷物出入口4の床面6と同一平面状に配置
されるいわゆるフロア型のものである。なお、7はダム
ウェータ本体1内の床2及び棚3a,3bに載置されて
運搬される荷物、8はダムウェータ本体1内に荷物7を
出入れする作業者である。
【0004】上記のように構成された従来のダムウェー
タのダムウェータ本体1内への荷物7の積み降ろしは、
作業者8の手作業により行なわれる。即ち、ダムウェー
タ本体1に荷物7を積込むには、作業者8は、床2及び
棚3a,3bの奥側から手前側へと荷物7を順に載置す
る。また、ダムウェータ本体1から荷物7を降ろすに
は、作業者8は、床2及び棚3a,3b上の荷物7を、
手前側のものから順に取り出す。
【0005】また、従来の別のフロア型ダムウェータと
して、実開平3−15873号公報に掲載の技術を挙げ
ることができる。このダムウェータにおいては、ダムウ
ェータ本体には棚が設けられず、荷物は、台車に上下に
複数段に積込まれたまま、ダムウェータ本体内外に出入
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のダムウェータ用
荷扱装置は、上記のように構成されているから、ダムウ
ェータ本体1への荷物7の積み降ろしは、作業者8がダ
ムウェータ本体1内に手を入れて行なうことになる。こ
こで、ダムウェータ本体1は、荷物運搬専用であること
から、その高さ寸法が小さく制限され、また、危険防止
のため、人がダムウェータ本体1内に体を乗り入れるこ
とは禁止されている。したがって、ダムウェータ本体1
の奥側に荷物7を積み込み、或いは、奥側から荷物7を
取出す場合、作業者8は、図6に示すように、必然的に
腰をかがめた無理な姿勢をとる必要があり、作業者8が
腰を痛める可能性がある。また、作業者8は、ダムウェ
ータ本体1の奥側まで届くよう、手をできるだけ長く、
ほぼ直線的に伸ばすため、ダムウェータ本体1の奥側の
荷物7の出入れに際し力が入らず、作業性が低下した
り、その作業に大きなな労力を要する可能性がある。ま
た、実開平3−15873号公報の技術のように、ダム
ウェータ本体内に台車ごと荷物を出入れする場合、台車
により荷物の収容能力が制限されてしまう。また、かか
る構成は、ダムウェータ本体内が上下に複数段に仕切ら
れたもの、及びテーブル型ダムウェータには応用できな
い。
【0007】そこで、本発明は、荷物の積み降ろし作業
を安全、容易、かつ、迅速に行なえるようにしたダムウ
ェータ用荷扱装置の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ダムウェータ用荷扱装置は、ダムウェータ本体内の荷載
部の手前側と奥側に一対のローラを対向して配置し、前
記両ローラ間に無端環状のベルトを張設して、両ローラ
間を循環移動するようにしたものである。
【0009】請求項2の発明にかかるダムウェータ用荷
扱装置は、ダムウェータ本体内の手前側と奥側に、一対
のダムウェータ側ローラを互いに対向して略水平に配置
し、前記両ダムウェータ側ローラ間に無端環状のダムウ
ェータ側ベルトを張設して、前記両ダムウェータ側ロー
ラ間を循環移動させ、一方、前記ダムウェータ本体に接
近及び離間可能とされたフレームの前記両ダムウェータ
側ローラと略同一高さ位置に、一対のフレーム側ローラ
を互いに対向して略水平に配置し、前記両フレーム側ロ
ーラ間に無端環状のフレーム側ベルトを張設して、前記
両フレーム側ローラ間を循環移動させ、前記両フレーム
側ローラの少なくとも一方を駆動手段により正逆回転駆
動するとともに、前記ダムウェータ本体の手前側の前記
ダムウェータ側ローラと、前記両フレーム側ローラのう
ちの一方とを駆動連結手段により駆動連結したものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、荷物をベルトに載
置した状態で、荷物及びベルトは、それらの間の摩擦力
により一体的に同期して移動されるため、作業者は、ベ
ルト上の荷物を奥側及び手前側へ選択的に搬送して、常
に、自己の手元で荷物の積み降ろし作業を行なうことが
できる。
【0011】請求項2の発明においては、両フレーム側
ローラのうち駆動連結手段が設けられたフレーム側ロー
ラを、手前側のダムウェータ側ローラと対向配置して、
駆動連結手段によりフレーム側ローラとダムウェータ側
ローラとを駆動連結し、駆動手段によりフレーム側ロー
ラを正逆回転することにより、フレーム側ローラが正逆
方向に循環移動されるのに同期して、ダムウェータ側ベ
ルトが、両ダムウェータ側ローラ間を同一方向に循環移
動される。よって、作業者は、駆動手段を操作すること
により、荷物を、フレーム側ベルトからダムウェータ側
ベルトへ、及びダムウェータ側ベルトからフレーム側ベ
ルトへと、選択的に搬送して、荷物の積み降ろし作業を
連続的に行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0013】図1は本発明の第一実施例のダムウェータ
用荷扱装置の斜視図である。図2は第一実施例のダムウ
ェータ用荷扱装置の駆動部の拡大断面図である。図3は
第一実施例のダムウェータ用荷扱装置の側面の断面図で
ある。
【0014】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0015】図1において、10はダムウェータ本体1
内を上下に3段に仕切るよう、その床2、下部及び上部
にそれぞれ水平に配設されたベルトコンベヤ状の荷載部
としての棚である。11はダムウェータ本体1の左右の
側壁間の手前側に掛渡して取付けられた駆動ローラ、1
2は駆動ローラ11に対向して、ダムウェータ本体1の
左右の側壁間の奥側に掛渡して取付けられた被動ロー
ラ、13は駆動ローラ11及び被動ローラ12の外周に
巻掛けて張設され、駆動ローラ11及び被動ローラ12
間を循環する軟質材からなる無端環状のベルトである。
14は駆動ローラ11及び被動ローラ12間に所定間隔
を置いて配置された複数(図示の例では3個)の補助ロ
ーラであって、前記ベルト13の上側の内周面を接触支
持するよう、ダムウェータ本体1の左右の側壁間に掛渡
して取付けられている。20は前記棚10のベルト13
を駆動する駆動部であって、21は駆動ローラ11の一
端に固定され、駆動ローラ11と一体的に回動するロー
ラ側スプロケット、22はダムウェータ本体1の側壁の
ローラ側スプロケット21から離間した位置(図示の例
では上方)に回動可能に取付けられたハンドル側スプロ
ケット、23は一端をハンドル側スプロケット22の軸
心に一体的に固定されたハンドル、24はローラ側スプ
ロケット21及びハンドル側スプロケット22間に巻掛
けられたチェーンである。
【0016】次に、上記のように構成された第一実施例
のダムウェータ用荷扱装置の動作を説明する。
【0017】作業者8が、図1及び図2中矢印で示す反
時計周り方向にハンドル23を正回転すると、ハンドル
23と一体とされたハンドル側スプロケット22が反時
計周り方向に回転し、チェーン24を介して、ローラ側
スプロケット21が反時計周り方向に回転する。する
と、ローラ側スプロケット21と一体とされた駆動ロー
ラ11も反時計周り方向に回転する。そして、駆動ロー
ラ11及び被動ローラ12間に張設され、駆動ローラ1
1の外周に所定圧で接触するベルト13が、駆動ローラ
11の回転に伴い、駆動ローラ11及び被動ローラ12
間を反時計周り方向に循環移動される。一方、作業者8
が、図中時計周り方向にハンドル23を逆回転すると、
ハンドル側スプロケット22及びチェーン24を介し
て、ローラ側スプロケット21が時計周り方向に回転
し、駆動ローラ11も時計周り方向に回転して、ベルト
13が、駆動ローラ11及び被動ローラ12間を時計周
り方向に循環移動される。上記において、各補助ローラ
14はベルト13の上側を支持して、その循環移動を円
滑にしている。
【0018】したがって、第一実施例のダムウェータ用
荷扱装置を使用して、ダムウェータ本体1内に荷物7を
積み込むには、作業者8は、荷載部としての各棚10の
ベルト13の手前側に荷物7を載置して、駆動部20の
ハンドル23を図中反時計周り方向に正回転する。する
と、荷物7がベルト13により奥側に搬送されるととも
に、ベルト13の手前側に新たな荷物7の載置スペース
が生じる。よって、作業者8は、ベルト13の新たなス
ペースに別の荷物7を載置し、再度ハンドル23を正回
転してベルト13により奥側に搬送する。そして、最初
の荷物7がベルト13の最も奥側に搬送されて、ベルト
13上に荷物7が満載され、ベルト13の手前側に荷物
7載置用のスペースがなくなったところで、荷物7の積
込みを完了する。一方、各棚10から荷物7を降ろすに
は、作業者8は、上記とは逆の手順で、まず、ベルト1
3の最も手前側の荷物7を手により取出す。そして、ハ
ンドル23を図中時計周り方向に逆回転して、ベルト1
3により、ベルト13の奥側の荷物7を順次手前側に搬
送して取出す。これにより、作業者8は、常に、ベルト
13の最も手前側、即ち、自己の手元で荷物7の積み降
ろし作業を行なうことができる。上記において、補助ロ
ーラ14は、ベルト13とともにベルト13上の荷物7
を支持してその搬送を円滑にするとともに、その支持状
態を安定させる。なお、上記したベルト13による荷物
7の搬送は、駆動部20のハンドル23を正逆回転して
棚10のベルト13を循環移動させて行なう以外に、作
業者8が、ベルト13に載置した荷物7を奥側へ手で押
し、または、手前側へ手で引張ることにより行なうこと
もできる。即ち、ベルト13上の荷物7を奥側へ押し、
または手前側へ引張ると、ベルト13が荷物7との間の
摩擦力により、荷物7に追従移動され、上記した駆動部
20によるベルト13の搬送と同様の動作が行なわれ
る。
【0019】このように、上記第一実施例のダムウェー
タ用荷扱装置は、対をなす駆動ローラ11及び被動ロー
ラ12を、ダムウェータ本体1の左右の側壁間の手前側
及び奥側にそれぞれ掛渡して取付け、駆動ローラ11及
び被動ローラ12の外周に無端環状のベルト13を巻掛
けて張設するとともに、駆動ローラ11及び被動ローラ
12間に所定間隔を置いて複数の補助ローラ14を配置
して、ベルト13の上側の内周面を接触支持させ、一
方、駆動ローラ11の一端に駆動ローラ11と一体的に
回動するローラ側スプロケット21を固定し、ダムウェ
ータ本体1の側壁のローラ側スプロケット21から離間
した位置にハンドル側スプロケット22を回動可能に取
付け、ハンドル側スプロケット22の軸心にハンドル2
3の一端を一体的に固定して、ローラ側スプロケット2
1及びハンドル側スプロケット22間にチェーン24を
巻掛けたものである。
【0020】したがって、上記第一実施例は、ハンドル
23を正逆回転することにより、ハンドル側スプロケッ
ト22、チェーン24及びローラ側スプロケット21を
介して駆動ローラ11が正逆回転され、ベルト13が駆
動ローラ11及び被動ローラ12間で正逆方向に循環移
動されるため、作業者8は、ハンドル23を操作するこ
とにより、ベルト13上の荷物7を奥側及び手前側へ選
択的に搬送して、常に、自己の手元で荷物7の積み降ろ
し作業を行なうことができる。また、作業者8は、ベル
ト13上の荷物7を手で押し、または、引張ることによ
っても同様の作業を行なうことができる。その結果、作
業者8は、ダムウェータ本体1への荷物7の積み降ろし
作業を楽な姿勢で行なうことができ、作業に際し腰を痛
める等の不都合もない。また、作業者8は、作業を容
易、かつ、迅速に行なうことができ、その作業性が向上
する。そして、作業者8は、ダムウェータ本体1内の奥
側に無理な姿勢で手を差し入れることによる荷崩れ等に
よる危険から開放され、作業の安全性を高めることがで
きる。
【0021】次に、本発明による第二実施例を以下に説
明する。なお、第二実施例においては上記第一実施例と
の相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成に
ついては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】図4は本発明の第二実施例のダムウェータ
用荷扱装置の側面の断面図である。図5は第二実施例の
ダムウェータ用荷扱装置の駆動連結部を示す拡大側面図
である。
【0023】図において、31は棚10の駆動ローラ1
1の一端に固定され、駆動ローラ11と一体的に回動す
るナイロン樹脂等からなるダムウェータ側歯車である。
また、40は手押車、41はダムウェータ本体1の上下
3段の棚10に対応して上下3段に水平に伸びる突出部
を形成したフレームである。42は棚10と同一平面上
に伸びるようフレーム41の各突出部に固定されたベル
トコンベヤ状の棚であって、棚10と同一の構成を有し
ている。即ち、43はフレーム41の手前側に掛渡して
取付けられた駆動ローラ、44は駆動ローラ43に対向
して、フレーム41の奥側に掛渡して取付けられた被動
ローラ、45は駆動ローラ43及び被動ローラ44の外
周に巻掛けて張設され、駆動ローラ43及び被動ローラ
44間を循環する軟質材からなる無端環状のベルト、4
6は駆動ローラ43及び被動ローラ44間に所定間隔を
置いて配置された複数の補助ローラである。なお、好ま
しくは、前記棚42は前記棚10と同一の荷物7の載置
スペースを有し、同一数の荷物7を載置可能とされる。
【0024】47は前記棚42のベルト45を駆動する
駆動手段としての駆動部を構成するハンドルである。第
二実施例の駆動部は第一実施例の駆動部20と同一の構
成を有し、ハンドル47、スプロケット及びチェーン
(いずれも図示略)の組合せにより駆動ローラ43を正
逆回転して、ベルト45を循環させるものである。48
は被動ローラ44の一端に固定され、被動ローラ44と
一体的に回動する手押車側歯車、49はフレーム41の
突出部の前記手押車側歯車48より先端側に回動可能に
取付けられ、手押車側歯車48と噛合された中間歯車で
ある。なお、前記ダムウェータ側歯車31、手押車側歯
車48及び中間歯車49により駆動連結手段としての駆
動連結部が構成される。そして、前記中間歯車49は、
図4に示すように、手押車40をダムウェータ本体1と
対向させ、手押車40の各棚42をダムウェータ本体1
の各棚10と突合わせたときに、図5に示すように、手
押車側歯車48及びダムウェータ側歯車31間に噛合さ
れ、手押車側歯車48及びダムウェータ側歯車31を作
動連結するようになっている。
【0025】次に、上記のように構成された第二実施例
のダムウェータ用荷扱装置の動作を説明する。
【0026】作業者8が、図4中矢印で示す反時計周り
方向にハンドル47を正回転すると、駆動部を介して駆
動ローラ43が反時計周り方向に回転し、駆動ローラ4
3及び被動ローラ44間に張設され、駆動ローラ43の
外周に所定圧で接触するベルト45が、駆動ローラ43
の回転に伴い、駆動ローラ43及び被動ローラ44間を
反時計周り方向に循環移動される。これと同時に、被動
ローラ44に固定された手押車側歯車48が被動ローラ
44と一体的に反時計周り方向に回転し、手押車側歯車
48と噛合された中間歯車49が同期して時計周り方向
に回転する。すると、中間歯車49と噛合されたダムウ
ェータ側歯車31が同期して反時計周り方向に回転し、
ダムウェータ本体1側の駆動ローラ11も反時計周り方
向に同期して回転し、ベルト13が反時計周り方向に循
環移動される。
【0027】一方、作業者8が、図中時計周り方向にハ
ンドル47を逆回転すると、駆動部を介して、駆動ロー
ラ43が時計周り方向に回転し、ベルト45が、駆動ロ
ーラ43及び被動ローラ44間を時計周り方向に循環移
動される。これと同時に、手押車側歯車48が被動ロー
ラ44と一体的に時計周り方向に回転し、中間歯車49
も同期して反時計周り方向に回転する。すると、ダムウ
ェータ側歯車31が同期して時計周り方向に回転し、駆
動ローラ11も時計周り方向に同期して回転し、ベルト
13が時計周り方向に循環移動される。上記において、
各補助ローラ46はベルト45の上側を支持して、その
循環移動を円滑にしている。
【0028】したがって、第二実施例のダムウェータ用
荷扱装置を使用して、ダムウェータ本体1内に荷物7を
積み込むには、作業者8は、まず、棚10に載置される
数の荷物7を、予め棚42のベルト45上に載置する。
次に、手押車40を荷物出入口4に移動配置して、ダム
ウェータ本体1に対向させ、棚42の先端の中間歯車4
9を、棚10の手前側端部のダムウェータ側歯車31と
噛合させる。そして、駆動部のハンドル47を図中反時
計周り方向に正回転すると、荷物7がベルト45により
ダムウェータ本体1に向かって搬送される。このとき、
ベルト45の移動に同期して、棚10のベルト13も同
一方向に移動されているため、荷物7は、棚42のベル
ト45から棚10のベルト13へと順次受け渡されて載
置され、ベルト13によりダムウェータ本体1の奥側に
搬送される。そして、最初の荷物7がベルト13の最も
奥側に搬送されたところで、棚42のベルト45上の荷
物7が、全て棚10のベルト13上に移送され、荷物7
の積込みが完了する。一方、各棚10から荷物7を降ろ
すには、作業者8は、棚42を空にした手押車40を、
荷物出入口4のダムウェータ本体1に対向させ、中間歯
車49をダムウェータ側歯車31と噛合させた後、上記
とは逆の手順で、ハンドル47を図中時計周り方向に逆
回転して、棚42のベルト45及び棚10のベルト13
を同期して時計周り方向に循環移動させる。すると、棚
10のベルト13上の荷物7が、手前側のものから順
次、棚42のベルト45上に全て移送される。上記にお
いて、作業者8は、手押車40を使用して、荷物7の積
み降ろし作業を連続的に行なうことができる。
【0029】このように、上記第二実施例のダムウェー
タ用荷扱装置は、対をなす駆動ローラ11及び被動ロー
ラ12を、ダムウェータ本体1の左右の側壁間の手前側
及び奥側にそれぞれ掛渡して取付け、駆動ローラ11及
び被動ローラ12の外周に無端環状のベルト13を巻掛
けて張設して、駆動ローラ11及び被動ローラ12間を
循環させるとともに、駆動ローラ11及び被動ローラ1
2間に所定間隔を置いて複数の補助ローラ14を配置し
て、ベルト13の上側の内周面を接触支持させ、更に、
駆動ローラ11の一端にはダムウェータ側歯車31を固
定し、一方、手押車40のフレーム41に前記駆動ロー
ラ11及び被動ローラ12間のベルト13に対向して伸
びる突出部を設けて、前記突出部の手前側及び奥側に駆
動ローラ43及び被動ローラ44を掛渡して取付け、駆
動ローラ43及び被動ローラ44の外周に無端環状のベ
ルト45を巻掛けて張設するとともに、駆動ローラ43
及び被動ローラ44間に所定間隔を置いて複数の補助ロ
ーラ46を配置して、ベルト45の上側の内周面を接触
支持させ、ハンドル47を有する駆動部により駆動ロー
ラ43を正逆回転することにより、ベルト45を正逆方
向に循環移動させ、更に、被動ローラ44の一端に手押
車側歯車48を固定して、フレーム41の突出部の前記
手押車側歯車48より先端側に中間歯車49を回動可能
に取付けて前記手押車側歯車48と噛合させるととも
に、手押車40をダムウェータ本体1と対向させたとき
に、前記中間歯車49をダムウェータ側歯車31と噛合
させて、手押車側歯車48及びダムウェータ側歯車31
を作動連結するものである。
【0030】したがって、上記第二実施例は、手押車4
0をダムウェータ本体1に対向配置し、手押車40のハ
ンドル47を正逆回転することにより、駆動部を介して
駆動ローラ43が正逆回転され、ベルト45が駆動ロー
ラ43及び被動ローラ44間で正逆方向に循環移動され
るのに同期して、ダムウェータ本体1内のベルト13
が、駆動ローラ11及び被動ローラ12間を同一方向に
循環移動される。よって、作業者8は、ハンドル47を
操作することにより、荷物7を、手押車40のベルト4
5からダムウェータ本体1内のベルト13へ、及びダム
ウェータ本体1内のベルト13から手押車40のベルト
45へと、選択的に搬送して、荷物7の積み降ろし作業
を連続的に行なうことができる。その結果、作業者8
は、ダムウェータ本体1への荷物7の積み降ろし作業を
楽な姿勢で行なうことができ、作業に際し腰を痛める等
の不都合もない。また、作業者8は、作業を容易、か
つ、迅速に行なうことができ、その作業性が向上する。
そして、作業者8は、ダムウェータ本体1内の奥側に無
理な姿勢で手を差し入れることによる荷崩れ等による危
険から開放され、作業の安全性を高めることができる。
更に、手押車40を使用して、大量の荷物7を荷物出入
口4へと一度に運搬できる一方、手押車40によりダム
ウェータ本体1内の荷物7収容スペースが制限されるこ
ともない。また、手押車40をダムウェータ本体1内に
搬入搬出するために、荷物出入口4の床面6とダムウェ
ータ本体1の床2との隙間を遮蔽して手押車40のキャ
スタの引掛かりを防止するための特別な構成等を設ける
必要もない。そして、上記ダムウェータ用荷扱装置は、
棚によりダムウェータ本体内部空間を上下複数段に仕切
る型のダムウェータ及びテーブル型ダムウェータにも応
用することができる。
【0031】ところで、上記各実施例の棚10,42の
ベルト13,45は、駆動部20を使用して、ハンドル
23,47を正逆回転することにより循環移動されるよ
う構成されているが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、ベルト13,45の手前側
での荷物7の取扱いを可能にすべく機能するものであれ
ばよい。例えば、第一実施例で述べたように、駆動部2
0を省略して、ベルト13を荷物7に追従移動させるこ
ともできる。また、駆動部20の構成は、駆動ローラ1
1,43を正逆回転可能な限りにおいて、適宜変更可能
であり、例えば、ハンドル23,47を駆動部20に着
脱可能として、使用時以外は取外すように構成してもよ
い。この場合、特に、ダムウェータ本体1内の収容空間
を有効に利用できるという効果が得られる。或いは、ハ
ンドル23,47の回転力を駆動ローラ11,43に伝
達するために、スプロケットとチェーンの組合せを使用
する以外に、プーリとVベルトの組合せを使用したり、
駆動ローラ11,43側及びハンドル23,47の一端
側に傘歯車を取付け、ハンドル23,47を駆動ローラ
11,43の軸心と平行な垂直面内で正逆回転するよう
構成して、駆動ローラ11,43を回転するようにして
もよい。或いは、駆動部に小型の電動モータを使用する
ことも可能である。
【0032】また、上記各実施例のダムウェータ用荷扱
装置はフロア型ダムウェータ、即ち、ダムウェータ本体
1の床2と荷物出入口4の床面6とが面一のものに具体
化したが、これをテーブル方ダムウェータ、即ち、ダム
ウェータ本体1の床2の高さが作業者8の腰付近に位置
するものに具体化することもできる。
【0033】そして、上記第二実施例の駆動連結手段
は、中間歯車49を手押車40側に取付けて構成してい
るが、中間歯車49をダムウェータ本体1側、例えば、
駆動ローラ11より手前側のダムウェータ本体1の側壁
に回動可能に取付けて、ダムウェータ側歯車31と噛合
させ、手押車40を対向配置したときに、手押車側歯車
48と噛合されるよう構成してもよい。更に、棚10,
42の補助ローラ14,46は、ベルト13,47を円
滑に循環移動させて、荷物7を確実に搬送できる限りに
おいて、省略することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のダムウ
ェータ用荷扱い装置は、ダムウェータ本体内の荷載部の
手前側と奥側に一対のローラを対向して配置し、前記両
ローラ間に無端環状のベルトを張設して、両ローラ間を
循環移動するようにしたものである。したがって、荷物
をベルトに載置した状態で、荷物及びベルトは、それら
の間の摩擦力により一体的に同期して移動されるため、
作業者は、ベルト上の荷物を奥側及び手前側へ選択的に
搬送して、常に、自己の手元で荷物の積み降ろし作業を
行なうことができる。その結果、作業者は、ダムウェー
タ本体への荷物の積み降ろし作業を楽な姿勢で行なうこ
とができ、作業に際し腰を痛める等の不都合もない。ま
た、作業者は、作業を容易、かつ、迅速に行なうことが
でき、その作業性が向上する。そして、作業者は、ダム
ウェータ本体内の奥側に無理な姿勢で手を差し入れるこ
とによる荷崩れ等による危険から開放され、作業の安全
性を高めることができる。
【0035】請求項2の発明のダムウェータ用荷扱装置
は、ダムウェータ本体内の手前側と奥側に、一対のダム
ウェータ側ローラを互いに対向して略水平に配置し、前
記両ダムウェータ側ローラ間に無端環状のダムウェータ
側ベルトを張設して、前記両ダムウェータ側ローラ間を
循環移動させ、一方、前記ダムウェータ本体に接近及び
離間可能とされたフレームの前記両ダムウェータ側ロー
ラと略同一高さ位置に、一対のフレーム側ローラを互い
に対向して略水平に配置し、前記両フレーム側ローラ間
に無端環状のフレーム側ベルトを張設して、前記両フレ
ーム側ローラ間を循環移動させ、前記両フレーム側ロー
ラの少なくとも一方を駆動手段により正逆回転駆動する
とともに、前記ダムウェータ本体の手前側の前記ダムウ
ェータ側ローラと、前記両フレーム側ローラのうちの一
方とを駆動連結手段により駆動連結したものである。し
たがって、両フレーム側ローラのうち駆動連結手段が設
けられたフレーム側ローラを、手前側のダムウェータ側
ローラと対向配置して、駆動連結手段によりフレーム側
ローラとダムウェータ側ローラとを駆動連結し、駆動手
段によりフレーム側ローラを正逆回転することにより、
フレーム側ローラが正逆方向に循環移動されるのに同期
して、ダムウェータ側ベルトが、両ダムウェータ側ロー
ラ間を同一方向に循環移動される。よって、作業者は、
駆動手段を操作することにより、荷物を、フレーム側ベ
ルトからダムウェータ側ベルトへ、及びダムウェータ側
ベルトからフレーム側ベルトへと、選択的に搬送して、
荷物の積み降ろし作業を連続的に行なうことができる。
その結果、作業者は、ダムウェータ本体への荷物の積み
降ろし作業を楽な姿勢で行なうことができ、作業に際し
腰を痛める等の不都合もない。また、作業者は、作業を
容易、かつ、迅速に行なうことができ、その作業性が向
上する。そして、作業者は、ダムウェータ本体内の奥側
に無理な姿勢で手を差し入れることによる荷崩れ等によ
る危険から開放され、作業の安全性を高めることができ
る。更に、フレーム側ベルト等を使用して、大量の荷物
をダムウェータ本体へと一度に運搬できる一方、ダムウ
ェータ本体内の荷物収容スペースが制限されることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のダムウェータ用荷
扱装置の斜視図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例のダムウェータ用荷
扱装置の駆動部の拡大断面図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例のダムウェータ用荷
扱装置の側面の断面図である。
【図4】図4は本発明の第二実施例のダムウェータ用荷
扱装置の側面の断面図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例のダムウェータ用荷
扱装置の駆動連結部を示す拡大側面図である。
【図6】図6は従来のフロア型ダムウェータの荷扱作業
を示す側面の断面図である。
【符号の説明】
1 ダムウェータ本体 10 棚(荷載部) 11 駆動ローラ(ローラ,ダムウェータ側ローラ) 12 被動ローラ(ローラ,ダムウェータ側ローラ) 13 ベルト(ダムウェータ側ベルト) 31 ダムウェータ側歯車(駆動連結手段) 41 フレーム 43 駆動ローラ(フレーム側ローラ) 44 被動ローラ(フレーム側ローラ) 45 ベルト(フレーム側ベルト) 47 ハンドル(駆動手段) 48 手押車側歯車(駆動連結手段) 49 中間歯車(駆動連結手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダムウェータ本体内の荷載部の手前側と
    奥側に対向して配置された一対のローラと、 前記両ローラ間に張設され、前記両ローラ間を循環移動
    される無端環状のベルトとを具備することを特徴とする
    ダムウェータ用荷扱装置。
  2. 【請求項2】 ダムウェータ本体内の手前側と奥側に、
    互いに対向して略水平に配置された一対のダムウェータ
    側ローラと、 前記両ダムウェータ側ローラ間に張設され、前記両ダム
    ウェータ側ローラ間を循環移動される無端環状のダムウ
    ェータ側ベルトと、 前記ダムウェータ本体に接近及び離間可能とされたフレ
    ームと、 前記フレームの前記両ダムウェータ側ローラと略同一高
    さ位置に、互いに対向して略水平に配置された一対のフ
    レーム側ローラと、 前記両フレーム側ローラ間に張設され、前記両フレーム
    側ローラ間を循環移動される無端環状のフレーム側ベル
    トと、 前記両フレーム側ローラの少なくとも一方を正逆回転駆
    動する駆動手段と、 前記ダムウェータ本体の手前側の前記ダムウェータ側ロ
    ーラと、前記両フレーム側ローラのうちの一方とを駆動
    連結する駆動連結手段とを具備することを特徴とするダ
    ムウェータ用荷扱装置。
JP8064992A 1992-04-02 1992-04-02 ダムウェータ用荷扱装置 Pending JPH05278981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8064992A JPH05278981A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ダムウェータ用荷扱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8064992A JPH05278981A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ダムウェータ用荷扱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278981A true JPH05278981A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13724216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8064992A Pending JPH05278981A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 ダムウェータ用荷扱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05278981A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108974898A (zh) * 2018-09-17 2018-12-11 浙江杭摩欧亿汽车零部件有限公司 刹车用半成品的载卸装置
CN112455516A (zh) * 2020-11-07 2021-03-09 中山市港清包装机械有限公司 一种tpu膜专用机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108974898A (zh) * 2018-09-17 2018-12-11 浙江杭摩欧亿汽车零部件有限公司 刹车用半成品的载卸装置
CN112455516A (zh) * 2020-11-07 2021-03-09 中山市港清包装机械有限公司 一种tpu膜专用机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW546234B (en) Load storage equipment
US20140193227A1 (en) Retail supply system
JPS60167805A (ja) 回転ラツク用入出庫装置
KR101404023B1 (ko) 쇼핑카트 및 이를 이용한 계산대의 물품 운반장치
RU2463208C2 (ru) Конвейерное устройство, предназначенное, в частности, для багажа, в багажном отделении летательного аппарата
JPH05278981A (ja) ダムウェータ用荷扱装置
CN106687355A (zh) 楼梯攀爬器
JP2580264B2 (ja) 被搬送物吊り下げ装置付き搬送台車
GB2273691A (en) A movable, load-supporting apparatus
JP3485153B2 (ja) 物品移載装置
JPH0717605A (ja) 荷移載装置
JPH0240002Y2 (ja)
JP3075780U (ja) オートラック装置
JP2755540B2 (ja) 搬送容器反転設備
JPH03128821A (ja) 霊柩車の柩の積載装置
KR101782500B1 (ko) 카트 세척기의 카트 이송장치
JP2804881B2 (ja) 物品の仕分装置
CN210912542U (zh) 一种板型玻璃纤维滤材生产用搬运装置
JPH09158519A (ja) 自転車の多層式駐輪設備
JPS6318268Y2 (ja)
JP3149153B2 (ja) 保管装置
CN113998486B (zh) 一种sf6气瓶电动装卸及搬运集成装置
JP3045272B2 (ja) 保管装置
JPS62136406A (ja) 搬入収納搬出装置
CN112027490A (zh) 一种箱包的安全输送装置