JPH0527862A - 日付取出し方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレース情報及びロブ情報等大量なデータ出
力時に、各データに必要な日付取出し時の時間短縮を目
的とする。 【構成】 日付をシステムから取り出すか否かを判定
し、状況に応じて日付け及び時刻を取り出す日時取得手
段１と、システムに対してタイマーの設定・解除を行う
タイマー監視手段２と、システムから現在時刻を取得す
る時刻取得手段３と、システムから日付を取得する日付
取得手段４とで構成される。 【効果】 システムからの日付の取り出しを２４時間単
位にしたため、取得時のオーバーヘッドを大幅に短縮で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機システムで
動作するプログラムが、現在日付を取得する方式に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の日付取得方法は、プログラムが動
作した状況を表すトレース情報等を出力する際に、その
情報が何時出力されたか識別できるように、オペレイテ
ィングシステム（以後、ＯＳと略称する）が提供するシ
ステム関数（システムマクロ）を用いてトレース情報出
力単位に日付及び時刻を取得していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の日付取
得方法では、トレース情報を出力する単位で同一日に対
してもシステムコールが発生するため、ＯＳが走行する
時間が長くなり、オーバーヘッドタイムが増加するとい
う問題が生じている。

【０００４】本発明の目的はトレース情報及びロブ情報
など大量なデータ出力時に各データに必要な日時取出し
時の時間を短縮させる日付取出し方式を提供することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の日付取得方式
は、日付をＯＳから取得するか否かを判定し、状況に応
じて日付及び時刻を取り出す日時取得手段と、ＯＳに対
してタイマーの設定・解除を行うタイマー監視手段と、
ＯＳから現在時刻を取得する時刻取得手段と、ＯＳから
日付を取得する日付取得手段を備えることを特徴とす
る。

【０００６】

【実施例】本発明の一実施例について図面を用いて説明
する。

【０００７】図１は本発明の一実施例のプログラム構成
図である。本プログラムは、日付をＯＳから取得するか
否かを判定し、状況に応じて日付及び時刻を取り出す日
時取得手段１と、ＯＳに対してタイマーの設定・解除を
行うタイマー監視手段２と、ＯＳから現在時刻を取得す
る時刻取得手段３と、ＯＳから日付けを取得する日付取
得手段４とで構成される。

【０００８】図２は本発明の一実施例のフローチャート
である。図２に従って本発明の動作を説明する。

【０００９】日時取得手段１は、利用者側からのトレー
ス情報出力要求とＯＳからのタイムアウト通知を受け付
ける。

【００１０】日時取得手段１では、トレース情報の出力
要求が依頼元から発行されると、初回判定部２１によ
り、その要求が最初か２番目以降かが検査される。最初
の依頼であれば、タイマー設定部２２により、タイマー
監視手段２が呼び出され、２４時間後のタイマー設定が
行われる。次に、時刻取得部２３により、時刻取得手段
３が呼び出され、ＯＳから現在時刻が取り出される。更
に、日付取得部２４により、日付取得手段４が呼び出さ
れ、ＯＳから日付が取り出される。時刻及び日付は、情
報格納部２５により、情報格納領域５に格納される。

【００１１】２番目以降の要求の場合は、時刻取得部２
６により、時刻取得手段３が呼び出され、ＯＳから現在
時刻が取り出される。取り出された時刻は、時刻格納部
２１４により、情報格納領域５に格納される。次に、日
付判定部２７により、前回の要求から日付が変わったか
否かが検査される。日付が変わっている場合は、タイマ
ー設定部２８により、タイマー監視手段２が呼び出さ
れ、２４時間後のタイマー設定が行われる。日付が変わ
っていない場合は、更に、日付判定部２９により日付が
変わったか否かが検査される。日付が変わっている場合
は、２４時間タイマー解除部２１０により、タイマー監
視手段２が呼び出され現在のタイマー設定の解除後、タ
イマー設定部２１１により、タイマー監視手段２が呼び
出され、新たに２４時間後のタイマー設定が行われる。

【００１２】日付が変わっている場合、日付取得部２１
２により、日付取得手段４が呼び出され、ＯＳから日付
が取り出される。更に、日付格納部２１３により、取り
出された日付が情報格納領域５に設定される。

【００１３】日付が変わっていない場合は、情報格納領
域５の日付が利用される。

【００１４】タイマー監視手段２は、現時点から２４時
間後のタイマー設定と設定中のタイマー解除を行う。

【００１５】時刻取得手段３は、ＯＳから時刻の取出し
を行う。

【００１６】日付取得手段４は、ＯＳから日付の取出し
を行う。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、トレース
情報出力単位に毎回日付をＯＳから取り出していたの
を、日付が変わる２４時間単位でＯＳへアクセスするよ
うにしたので、日付取得時のオーバーヘッドが大幅に短
縮できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】本発明の一実施例のフローチャートである。

【符号の説明】

１ 日時取得手段 ２ タイマー監視手段 ３ 時刻取得手段 ４ 日付取得手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 電子計算機システムで動作するプログラ
   ムが、現在の日付を取得するにさいし、日付をオペレイ
   ティングシステムから取得するか否かを判定し、状況に
   応じて日付及び時刻を取り出す日時取得手段と、オペレ
   イティングシステムに対してタイマーの設定・解除を行
   うタイマー監視手段と、オペレイティングシステムから
   現在時刻を取得する時刻取得手段と、オペレイティング
   システムから日付を取得する日付取得手段を備えること
   を特徴とする日付取出し方式。