JPH0527860A - ポータブルコンピユータ - Google Patents

ポータブルコンピユータ

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JPH0527860A
JPH0527860A JP3239527A JP23952791A JPH0527860A JP H0527860 A JPH0527860 A JP H0527860A JP 3239527 A JP3239527 A JP 3239527A JP 23952791 A JP23952791 A JP 23952791A JP H0527860 A JPH0527860 A JP H0527860A
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JP
Japan
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resume
power
portable computer
storage device
external storage
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JP3239527A
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English (en)
Inventor
Shuzo Nakajima
修三 中島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】リジューム設定モード下でハードディスクパッ
クの実装状態が変更された場合でも、システムを動作さ
せる。 【構成】リジュームモードがオンの状態(73)で電源
がオンされた時、HDDが装着の有無をHDDにアサイ
ンされたIOポートをリードして判断する(83)。電
源オフ時に装着されていなかったHDDが電源オン時に
装着されている場合、あるいは電源オフ時に装着されて
いたHDDが電源オン時に装着されていなかった場合、
さらに、電源オフ時と電源オン時に装着されているHD
Dが異なる場合リジュームエラーのメッセージを表示す
る(85)とともに、リジュームエラーを無視して以降
の処理の続行又は立ち上げのやり直しをオペレータに選
択させ続行が選択された場合、バックアップRAMにセ
ーブしたリジュームデータをクリアしドライブ指定を変
更しOSを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスクの着脱
機構とリジューム機能をもつポータブルコンピュータに
係り、特にリジューム設定モード下でのハードディスク
の実装状態変更に伴う不都合を解消したポータブルコン
ピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリィにより動
作可能なラップトップタイプのポータブルコンピュータ
が種々開発されている。この種のポータブルコンピュー
タに於いては、操作性、機能性等の面から、小型軽量
化、大容量化等が要求される。この要求に応えるため、
ハードディスクパックを装置本体に収納した状態で大容
量化を実現し、ハードディスクパックを装置本体より取
外すことで軽量化を実現する機構が考えられる。又、使
い勝手の面からは、電源オフの後、再び電源をオンする
と、電源オフ直前の状態から作業を開始することのでき
る所謂リジューム機能が要求される。
【0003】これらの要求を満足すべく、ラップトップ
タイプのポータブルコンピュータ本体に、ハードディス
クの着脱機構とリジューム機能をもつ構成としたとき、
次のような問題が生じる。
【0004】即ち、リジュームの設定(オン)モード下
において、ハードディスクパックが装着されていない状
態で電源をオフし、ハードディスクパックを装着し、電
源をオンすると、ハードディスクがアクセスされないの
で、ユーザが望んでいる動作(例えば、ハードディスク
パックに格納されているアプリケーションプログラムを
実行する動作)ができないという問題がある。
【0005】また、ハードディスクパックが装着されて
いる状態で電源をオフにし、ハードディスクパックを取
り外し、電源をオンにした場合、オペレーティングシス
テムプログラム(OS)を起動すべくハードディスクパ
ックをアクセスするが、アクセスできず、OSが起動で
きないという問題が起きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、リジ
ュームの設定(オン)モード下において、ハードディス
クパックが装着されていない状態で電源をオフし、ハー
ドディスクパックを装着し、電源をオンすると、ハード
ディスクがアクセスされないので、ユーザが望んでいる
動作(例えば、ハードディスクパックに格納されている
アプリケーションプログラムを実行する動作)ができな
いという問題がある。
【0007】また、ハードディスクパックが装着されて
いる状態で電源をオフにし、ハードディスクパックを取
り外し、電源をオンにした場合、オペレーティングシス
テムプログラム(OS)を起動すべくハードディスクパ
ックをアクセスするが、アクセスできず、OSが起動で
きないという問題が起きる。
【0008】この発明の目的は、ハードディスクの着脱
機構とリジューム機能をもつポータブルコンピュータに
於いて、リジューム設定モード下でハードディスクパッ
クの実装状態が変更された場合でも、システムを動作さ
せることのできるポータブルコンピュータを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、外部
記憶装置が任意に着脱可能な着脱機構と、リジューム機
能とを有するポータブルコンピュータは、前記リジュー
ム機能が設定されている状態において、前記ポータブル
コンピュータに電力が供給されたとき、前記外部記憶装
置の実装状態変更有無を判断する手段と;前記判断手段
により、変更があったことを判断したとき、リジューム
エラーを示すデータを表示する手段と;および 前記リ
ジューム機能の設定を強制的に解除し、セットアップ処
理を行なう手段とを備えている。
【0010】また、この発明によれば、外部記憶装置が
任意に着脱可能な着脱機構と、リジューム機能とを有す
るポータブルコンピュータは、前記リジューム機能が設
定されている状態において、前記ポータブルコンピュー
タに電力が供給されたとき、前記外部記憶装置の実装状
態変更有無を判断する手段と; 前記外部記憶装置の実
装状態の変更に応じてドライブ指定を変更する手段と;
および 前記リジューム機能の設定を強制的に解除し、
セットアップ処理を行なう手段とを備えている。
【0011】さらに、この発明によれば、外部記憶装置
が任意に着脱可能な着脱機構と、リジューム機能とを有
するポータブルコンピュータは、前記リジューム機能が
設定されている状態において、前記ポータブルコンピュ
ータに電力が供給されたとき、前記外部記憶装置の実装
状態変更有無を判断する手段と; 前記判断手段によ
り、変更があったことを判断したとき、リジュームエラ
ーを示すデータを表示する手段と; 前記外部記憶装置
の実装状態の変更に応じてドライブ指定を変更する手段
と;および 前記リジューム機能の設定を強制的に解除
し、セットアップ処理を行なう手段とを備えている。
【0012】さらに、この発明によれば、外部記憶装置
が任意に着脱可能な着脱機構と、リジューム機能とを有
するポータブルコンピュータは、前記リジューム機能が
設定されている状態において、前記ポータブルコンピュ
ータに電力が供給されたとき、前記外部記憶装置の実装
状態変更有無を判断する手段と; 前記判断手段によ
り、変更があったことを判断したとき、リジュームエラ
ーを示すデータを表示するとともに、リジュームエラー
を無視して以降の処理を続行するか、再度やり直しをす
るかをオペレータに選択させる手段と;および 前記処
理の続行が選択されたとき、前記リジューム機能の設定
を強制的に解除し、再度やり直しが選択されたとき、前
記ポータブルコンピュータへの電力の供給を停止する手
段とを備えている。
【0013】
【作用】この発明によれば、リジュームモードがオンに
状態において、電源がオンされた時、HDDが装着され
ているかどうかを、HDDにアサインされた特定のIO
ポートをリードすることにより、判断する。電源オフ時
に装着されていなかったHDDが電源オン時に装着され
ている場合、あるいは電源オフ時に装着されていたHD
Dが電源オン時に装着されていなかった場合、さらに
は、電源オフ時に装着されていたHDDと電源オン時に
装着されているHDDが異なる場合、リジュームエラー
のメッセージを表示するとともに、オペレータに対し
て、リジュームエラーを無視して以降の処理を続行する
か、あるいは、再度立ち上げのやり直しをするかをオペ
レータに選択させる。処理の続行が選択された場合に
は、バックアップRAMにセーブしたリジュームデータ
をクリアし、さらに、ドライブ指定を変更して、OSを
起動する。
【0014】電源オフ時とオン時におけるHDDが同じ
ものかどうかを判断するために、この発明によれば、リ
ジューム機能が設定されている状態において、前記ポー
タブルコンピュータの電源オフ時に、ハードディスクパ
ックにこのハードディスクパックを識別するための識別
データを書き込むとともにバックアップメモリに書き込
む。ポータブルコンピュータの電源オン時に、装着され
ているハードディスクパッックから前記識別データを読
み、バックアップメモリに格納されている識別データと
比較し、不一致の場合にリジュームエラーと判断する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例によるポータブルコンピュ
ータの構成を示すブロック図である。
【0016】図1に於いて、10A はシステムバスであ
り、10B は内部バスである。11乃至30はそれぞれシステ
ムバス10A に接続される構成要素(コンポーネント)で
ある。これらコンポーネントのうち、11はシステム全体
の制御を司るCPU(メインCPU)であり、ここでは
電源オン時に於いてBIOSーROM12をアクセスし、
図2および3に示すパワーオフ時、およびパワーオン時
の各システム処理を実行する。BIOSーROM12
は、図2および3にしめすパワーオン時、およびパワー
オフ時の各処理プログラムを格納する。
【0017】13は処理対象となるプログラム、データ等
が格納される主メモリを構成するRAMであり、14はダ
イレクトメモリアクセス制御を行なうDMAコントロー
ラ(DMAC;Direct Memory Access Controller )で
ある。
【0018】15はメモリリフレッシュのためのリフレッ
シュ信号を生成するリフレッシュ信号生成回路(RS
G)であり、リフレッシュ制御レジスタ(RFR)のコ
ントロールビット(C)の内容に従い、システムバス10
A 、又は内部バス10B に、選択的にメモリリフレッシュ
信号を出力する。
【0019】16はプログラムにより設定可能なインター
バルタイマ(PIT;ProgrammableInterval Timer )
であり、ここではプログラムにより設定可能な割込みコ
ントローラ(PIC;Programmable Interrupt Control
ler )を含む構成とする。17は独自の動作用電池をもつ
時計モジュール(RTC;Real-Time Clock )であり、
日付、時間情報の他に、システム制御情報等の常に保存
しておく必要のある情報を記憶している。
【0020】18は本体の専用カードスロットに実装され
る増設RAM40のタイプ(ここでは旧タイプの低速メモ
リカードが1MB又は2MBで構成され、新タイプの高
速メモリカードが4MB又は8MBで構成されるものと
する)に応じて、リード/ライトサイクルタイムを決定
するウェイト時間を切り替え、実装増設RAM41をアク
セス制御するウェイトコントローラ(WAITーCON
T)である。
【0021】19はリジューム機能を実現するためのデー
タ保存域となるバックアップRAMであり、バックアッ
プ電源(VBK)が供給される。この実施例では、電源オ
フ時のHDDと電源オン時のHDDが同一かどうかを確
認するために、電源オフ時にそのHDDを指定する識別
データがHDDに書かれるとともにこのバックアップR
AM19にセーブされる。
【0022】20は機能拡張のための拡張バスコネクタ
(EBC)であり、拡張ユニット41に実装された、例え
ば拡張メモリボード、通信ボード等、各種の拡張用オプ
ション機器類が接続される。
【0023】21はポータブルコンピュータ本体をハード
ディスク(HDD)実装タイプ(HDD,FDDを各1
台実装)にシステムアップする際に、本体内に収納され
るハードディスクパックをインターフェイス接続するた
めのハードディスクコントローラ(HDC)であり、シ
ステムアップを図る際に、本体内のハードディスク収納
部に設けられた内蔵コネクタ42を介してハードディスク
パック43がインターフェイス接続される。22はフロッピ
ィディスクコントローラ(FDC)であり、ここでは1
台のフロッピーディスクドライブ(FDD)35を制御対
象としている。
【0024】23はプリンタコントローラ(PRTーCO
NT)であり、例えば5インチの外部フロッピィディス
クドライブ44、又はプリンタ45等がコネクタを介して選
択的に接続される。24は入出力インターフェイス(UA
RT;Universal Asynchronous Receiver/Transmitter
)であり、必要に応じて RS-232Cインターフェイス機
器46等が接続される。25はキーボードコントローラ(K
BC)であり、ここではCPUボードを実装した装置本
体に一体に設けられるキーボード36の入力を制御する。
26は表示コントローラ(DISPーCONT)であり、
ここでは装置本体に回動自在に取付けられた表示部筐体
に実装される、バックライト(又はサイドライト)付の
LCD37のみを表示ドライブ対象としているが、外部デ
ィスプレイとしてCRT表示部47を表示ドライブ制御す
ることも可能である。27はバックアップ電源(VBK)が
供給されたビデオRAM(VRAM)、28は漢字文字コ
ードから漢字文字パターンを得る漢字ROM、29は仮名
/漢字変換辞書等を実現する辞書ROMである。30は電
源回路(インテリジェントパワーサプライ)32をシステ
ムバス10A を介してCPU11に接続するための電源制御
インターフェイス(PSーIF)であり、ここでは電源
回路32のパワーコントロールCPU(PCーCPU)と
の間でシリアルインターフェイスによりデータ転送を行
なうためのシリアルーパラレル変換機能をもつ。31は商
用交流電源(AC)を整流・平滑して所定電位の直流動
作用電源を得る電源アダプタ(以下ACアダプタと称
す)であり、ポータブルコンピュータ本体にプラグイン
接続される。32はパワーコントロールCPU(PCーC
PU)を備えた電源回路(インテリジェントパワーサプ
ライ)、33はポータブルコンピュータ本体の電源をオン
/オフする電源スイッチ、34L ,34R はそれぞれ充電可
能な電池により構成された、装置本体(PC本体)に着
脱可能なパック形式のメインバッテリィ(MーBATA
,MーBATB )であり、ここでは駆動時に於いて電
源回路30の制御の下に、いずれか一方のバッテリィが使
用対象(電源供給対象)として選択され、そのバッテリ
ィが使用限界まで放電すると使用対象バッテリィが切替
えられて、他方のバッテリィが使用対象となる。34S は
同じく充電可能な電池により構成された本体内蔵形のサ
ブバッテリィ(SーBAT)であり、RAM13,増設R
AM40,ビデオRAM27等のバックアップが必要なメモ
リにバックアップ電源(VBK)を供給する。
【0025】40はポータブルコンピュータ本体の専用カ
ードスロットに挿抜可能な増設RAMであり、ここでは
1MB,2MBの既存の(旧タイプの)メモリカード
に、4MB,8MBの新規な(新タイプの)メモリカー
ドを加えた4種のメモリカードのうちの任意の一枚が実
装される。この際の既存(旧タイプ)メモリカード(1
MB,2MB)と新規(新タイプ)メモリカード(4M
B,8MB)は、リード/ライトアクセスタイムをそれ
ぞれ異にし、旧タイプのメモリカード(1MB,2M
B)は、新タイプのメモリカード(4MB,8MB)の
2倍のウェイト(2ウェイト)タイムを必要とする。そ
こで新旧共用のメモリカードインターフェイスを実現す
るため、上記ウェイトコントローラ18により、実装増設
RAM41によりウェイトタイム(1ウェイト/2ウェイ
ト)を切り替えている。この増設RAM(メモリカー
ド)40は、ここでは任意の指定領域がハードRAM(H
・RAM)として用いられる。
【0026】41は拡張バスコネクタ(EBC)20に選択
的に接続される拡張ユニットであり、例えば拡張メモリ
ボード、通信ボード等、各種の拡張用オプション機器類
が実装される。
【0027】42はポータブルコンピュータ本体をハード
ディスク(HDD)実装タイプ(HDD,FDDを各1
台実装)にシステムアップする際に、本体内に収納され
るハードディスクパックをインターフェイス接続するた
めの内蔵コネクタであり、このコネクタ42を介してハー
ドディスクパック43がインターフェイス接続される。図
2は図1に示すポータブルコンピュータのパワーオフ時
(電源スイッチ33がオフ)の処理を示すフローチャー
トである。
【0028】はじめに、CPU11は、ステップ51に
おいて、リジュームモードが設定されているかどうか判
断する。リジュームモードの設定は、電源たち上げ時の
システムセットアップ処理、あるいは、その後の処理に
おいて、セットアップウインドウを開くことにより設定
される。ステップ51において、リジュームモードが設
定されていなければ、ステップ65に進み、電源回路を
オフにする。
【0029】一方、ステップ51において、リジューム
モードが設定されていれば、ステップ53において、r
etryモード(retryモードについては、図3乃
至図5に示すパワーオン処理ルーチンにおいて説明す
る)による電源オフかどうか判断する。retryモー
ドによる電源オフである場合には、CPU11はステッ
プ65に進み、電源回路をオフにする。
【0030】一方、retryモードにおける電源オフ
でなければ、CPU11は、ステップ55において、現
在のレジスタの値や、表示データ、処理結果等をバック
アップRAM19に格納する。次に、CPU11はステ
ップ57において、ハードディスクパック43がコネク
タ42に接続されているかどうかを判断する。この接続
の判断は、例えば、ハードディスクコントローラ21に
アサインされた特定I/Oポートをリードし、所定のコ
ードが読めたとき、接続されていると判断する。なお、
接続の判断は、この方法に限らず、例えばハードディス
クパック43がコネクタ42に接続されたとき、コネク
タ42の特定ピンを有意レベルに設定し、この有意レベ
ルを検出することにより、ハードディスクパック43の
接続を判断するようにしてもよい。
【0031】ステップ57において、ハードディスクパ
ック43が接続されていると判断したとき、CPU11
は、ステップ59において、電源オフ時にハードディス
クパック43が接続されていたことを示すフラッグ情報
をバックアップRAM19に格納する。さらに、CPU
11はステップ61において、その接続されているハー
ドディスクパック43を識別するためのデータ、例えば
識別コードをハードディスクパック43の特定箇所、例
えば、システム側で使用するCトラックに書き込む。さ
らに、ステップ63において、CPU11は、前記識別
コードをバックアップRAM19に書き込む。そして、
ステップ65において、CPU11は電源回路32をオ
フにする。次に、電源オン時の処理について、図3乃至
図5を参照して説明する。
【0032】ポータブルコンピュータ本体が電源オフ状
態にあるとき、電源スイッチ33が操作されてポータブル
コンピュータ本体の電源がオンし、電源回路32から電力
が本体内の各コンポーネントに供給されると、CPU11
はBIOSーROM12をアクセスして、図3乃至図5に
示すような立上げ処理を実行する。
【0033】先ず、CPU11はステップ71におい
て、電源オンに伴う通常の初期設定処理を実行する。次
に、ステップ73において、リジュームモードが設定さ
れているか否かを判断する。ステップ73において、リ
ジュームモードが設定されていないと判断すると、CP
U11はステップ99に進み、オペレーティングシステ
ムプログラム(OS)の起動処理に入る。
【0034】一方、ステップ73において、リジューム
モードが設定されていると判断すると、CPU11は、
ステップ75において、ハードディスクパック43が装
着されているかどうか判断する。装着されていると判断
すると、CPU11は、ステップ77において、バック
アップRAM19を参照し、電源オフ時にハードディス
クパック43が装着されていたかどうか判断する。ステ
ップ77において、装着されていたと判断すると、CP
U11はステップ79において、ハードディスクパック
43に記録されている識別データをリードする。次に、
ステップ81において、リードした識別データをバック
アップRAM19に格納されている識別データと比較す
る。ステップ83において、比較結果が一致したと判断
すると、CPU11は、ステップ89において、ハード
ディスクパック43のCトラック上に記録された識別デ
ータをクリアする。そして、ステップ91においてリジ
ューム処理を行なう。すなわち、電源オフ時にバックア
ップRAM19にセーブしたリジュームデータをres
toreする。リジューム処理後、ステップ99におい
て、CPU11はOSの起動処理を行なう。
【0035】一方、ステップ77において、電源をオフ
する時に、ハードディスクパック43が装着されていな
かった場合、あらたにハードディスクパック43が装着
されたことになる。この場合、CPU11はステップ8
5において、リジュームエラーのメッセージを表示する
とともに、オペレータに、リジュームモードを無視して
このまま処理を続行するか(ignoreモード)、そ
れとも、もう一度電源たち上げ処理を繰り返すか(re
tryモード)を選択させるためのメッセージを表示装
置37に表示する。ステップ77において、ignor
eモードが選択された場合、CPU11はステップ95
においてバックアップRAM19に格納されているリジ
ュームデータをクリアする。さらに、ステップ97にお
いて、CPU11はドライブ指定の変更を行なう。すな
わち、電源をオフするときのドライブ指定は、Aドライ
ブにフロッピーディスクドライブ(FDD)がアサイン
され、Cドライブには、ハードRAM40がアサインさ
れていた。これを、AドライブにFDDをアサインし、
Cドライブにハードディスクドライブ(HDD)43を
アサインし、DドライブにハードRAM40をアサイン
するように変更する。他方、ステップ93において、r
etryモードが選択された場合は、CPU11は電源
回路32をオフにする。
【0036】一方、ステップ75において、ハーディス
クパック43が装着されていないと判断された場合、C
PU11はステップ87において、バックアップRAM
19を参照、電源をオフする時に、ハードディスクパッ
ク43が装着されたいたかどうかを判断する。装着され
ていなかった場合には、電源オフ時、オン時ともにHD
Dが装着されていなかったことになる。この場合には、
ステップ91において、リジューム処理を行い、ステッ
プ99において、OSの起動処理を行なう。
【0037】一方、ステップ87において、ハードディ
スクパック43が装着されていたと判断した場合、電源
オフ時、オン時ともにHDDが装着されていたことにな
る。この場合、CPU11は、ステップ103におい
て、リジュームエラーのメッセージを示すとともに、オ
ペレータに、リジュームモードを無視してこのまま処理
を続行するか(ignoreモード)、それとも、もう
一度電源たち上げ処理を繰り返すか(retryモー
ド)を選択させるためのメッセージを表示装置37に表
示する。ステップ105において、ignoreモード
が選択された場合、CPU11は、ステップ107にお
いて、電源をオフするときに、バックアップRAM19
にセーブされたリジュームデータをクリアする。さら
に、ステップ109において、CPU11は、ドライブ
指定を変更する。すなわち、CPU11は、電源をオフ
する時点では、AドライブにFDD35が、Cドライブ
にHDD43が、DドライブにハードRAM40がそれ
ぞれアサインされていたのを、AドライブにFDD3
5、を、CドライブにHRAM40にそれぞれ変更す
る。そして、ステップ99において、OSの起動処理を
行なう。この結果、CPU11は、ハードRAM40か
らOSをリードしてメインメモリ13にロードしてOS
を立ち上げる。また、ステップ93において、retr
yモードが選択された場合には、CPU11は電源回路
32をオフにする。
【0038】以上述べたように、この発明によれば、電
源立ち上げ処理において、ハードディスクパックの実装
状態変更有無を4つの場合に分けてそれぞれ検出し、そ
れぞれ異なる処理を行なうことによりリジュームエラー
時においても、システムをハングアップさせることな
く、処理を続行可能にする。すなわちち、i)電源オフ
時に装着されていなかった、ハードディスクパック43
が電源オン時に装着されている場合には、リジュームエ
ラーメッセージを表示するとともに、処理続行(ign
oreモード)か、retryモードかをオペレータに
選択させ、処理続行が選択された場合には、リジューム
データをクリアし、かつドライブ指定を変更(この場
合、ハードディスクパック43がCドライブに指定され
る)して、OSの起動処理を行なう。また、ii)電源
オフ時、および電源オン時のいずれもハードディスクパ
ック43が装着されている場合には、同一のハードディ
スクパック43が装着されたかどうかを検出するため
に、電源オフ時にハードディスクパック43に書かれて
いるはずの識別データをリードし、リードした識別デー
タをこれも、電源オフ時にセーブされた識別データと比
較し、一致したらハードディスクパック43上の識別デ
ータを消去して、通常のリジューム処理を行なう。ま
た、一致しなければ、リジュームエラーのメッセージを
表示するとともに、オペレータにignoreモード
が、retryモードかを選択させる。ignoreモ
ードの場合には、バックアップRAM19にセーブされ
たリジュームデータをクリアして、OSの起動処理を行
なう。iii)電源オフ時に装着されていたハードディ
スクパック43が電源オン時に装着されていない場合に
は、リジュームエラーのメッセージ、ならびにオペレー
タに対するignoreモードがretryモードかの
選択メッセージを表示するとともに、ignoreモー
ドが選択された場合には、リジュームデータをクリアし
て、ドライブ指定を変更(この場合にはCドライブにハ
ードRAM40がアサインされる)する。そして、OS
の起動処理を行なう。さらに、iv)電源オフ時、電源
オン時の双方でハードディスクパックが装着されていな
いと判断すると、通常のリジューム処理を行うととも
に、OSの起動処理を行なう。
【0039】なお、上記実施例においては、ポータブル
コンピュータに着脱可能な外部記憶装置としてハードデ
ィスクドライブを例に挙げたが、この発明は上記実施例
に限定されない。例えば、この発明は、拡張メモリカー
ドのような外部記憶装置にも適用可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、リジュームモードが
オンに状態において、電源がオンされた時、HDDが装
着されているかどうかを、HDDにアサインされた特定
のIOポートをリードすることにより、判断する。電源
オフ時に装着されていなかったHDDが電源オン時に装
着されている場合、あるいは電源オフ時に装着されてい
たHDDが電源オン時に装着されていなかった場合、さ
らには、電源オフ時に装着されていたHDDと電源オン
時に装着されているHDDが異なる場合、リジュームエ
ラーのメッセージを表示するとともに、オペレータに対
して、リジュームエラーを無視して以降の処理を続行す
るか、あるいは、再度立ち上げのやり直しをするかをオ
ペレータに選択させる。処理の続行が選択された場合に
は、バックアップRAMにセーブしたリジュームデータ
をクリアし、さらに、ドライブ指定を変更して、OSを
起動する。
【0041】電源オフ時とオン時におけるHDDが同じ
ものかどうかを判断するために、この発明によれば、リ
ジューム機能が設定されている状態において、前記ポー
タブルコンピュータの電源オフ時に、ハードディスクパ
ックにこのハードディスクパックを識別するための識別
データを書き込むとともにバックアップメモリに書き込
む。ポータブルコンピュータの電源オン時に、装着され
ているハードディスクパッックから前記識別データを読
み、バックアップメモリに格納されている識別データと
比較し、不一致の場合にリジュームエラーと判断する。
従って、リジュームエラーと判断された場合であって
も、オペレータの要求に応じて処理を続行させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるポータブルコンピュータの一実
施例を示すシステムブロック図。
【図2】図1に示すポータブルコンピュータのパワーオ
フ時におけるシステムの処理を示すフローチャート。
【図3】図1に示すポータブルコンピュータのパワーオ
ン時におけるシステムの処理を示すフローチャートの一
部。
【図4】図1に示すポータブルコンピュータのパワーオ
ン時におけるシステムの処理を示すフローチャートの一
部。
【図5】図1に示すポータブルコンピュータのパワーオ
ン時におけるシステムの処理を示すフローチャートの残
りの部分。
【符号の説明】
10A・・・システムバス、10B・・・内部バス(C
PUバス)、11・・・CPU、12・・・ROM、1
3・・・RAM、14・・・DMAコントローラ(DM
AC)、15・・・リフレッシュ信号生成回路、16・
・・インターバルタイマ、17・・・時計モジュール、
18・・・ウエイトコントローラ、19・・・バックア
ップRAM、20・・・拡張バスコネクタ、21・・・
ハードディスクコントローラ、22・・・フロッピーデ
ィスクコントローラ、23・・・プリンタコントロー
ラ、23・・・入出力インターフェース、25・・・キ
ーボードコントローラ、26・・・表示コントローラ、
27・・・ビデオRAM、28・・・漢字ROM、29
・・・辞書ROM、30・・・電源制御インターフェー
ス、31・・・電源アダプタ、32・・・電源回路、3
3・・・電源スイッチ、34L,34R・・・メインバ
ッテリ、34S・・・サブバッテリ、35・・・フロッ
ピーディスクドライブ、36・・・キーボード、37・
・・LCD、40・・・増設RAM、41・・・拡張ユ
ニット、42・・・内蔵コネクタ、43・・・・ハード
ディスク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶装置が任意に着脱可能な着脱機
    構と、リジューム機能とを有するポータブルコンピュー
    タにおいて、 前記リジューム機能が設定されている状態において、前
    記ポータブルコンピュータに電力が供給されたとき、前
    記外部記憶装置の実装状態変更有無を判断する手段と;
    前記判断手段により、変更があったことを判断したと
    き、リジュームエラーを示すデータを表示する手段と;
    および前記リジュームの設定を強制的に解除し、セット
    アップ処理を行なう手段。
  2. 【請求項2】 前記外部記憶装置の実装状態の変更に応
    じてドライブ指定を変更する手段をさらに有することを
    特徴とする請求項1に記載のポータブルコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記判断手段により、変更があったこと
    を判断したとき、リジュームエラーを無視して以降の処
    理を続行するか、再度やり直しをするかをオペレータに
    選択させる手段と;および前記処理の続行が選択された
    とき、前記リジュームの設定を強制的に解除し、再度や
    り直しが選択されたとき、前記ポータブルコンピュータ
    への電力の供給を停止する手段とをさらに有することを
    特徴とする請求項1に記載のポータブルコンピュータ。
  4. 【請求項4】前記リジューム機能が設定されている状態
    において、前記ポータブルコンピュータの電源オフ時
    に、前記外部記憶装置にこの外部記憶装置を識別するた
    めの識別データを書き込むとともにメモリに書き込む手
    段と;前記ポータブルコンピュータの電源オン時に、装
    着されている外部記憶装置から前記識別データを読み、
    前記メモリに格納されている識別データと比較する手段
    と;および前記比較結果が不一致の場合にリジュームエ
    ラーと判断する手段とをさらに有することを特徴とする
    請求項1に記載のポータブルコンピュータ。
  5. 【請求項5】外部記憶装置が任意に着脱可能な着脱機構
    と、リジューム機能とを有するポータブルコンピュータ
    において、 a)前記リジューム機能が設定されている状態におい
    て、前記ポータブルコンピュータに電力が供給されたと
    き、前記外部記憶装置の実装状態変更有無を判断するス
    テップと; b)前記ステップa)により、変更があったことを判断
    したとき、リジュームエラーを示すデータを表示するス
    テップと;および c)前記リジュームの設定を強制的に解除し、セットア
    ップ処理を行なうステップとを備えたことを特徴とする
    リジューム制御方法。
  6. 【請求項6】 前記外部記憶装置の実装状態の変更に応
    じてドライブ指定を変更するステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載のリジューム制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ステップa)により、変更があった
    ことを判断したとき、リジュームエラーを無視して以降
    の処理を続行するか、再度やり直しをするかをオペレー
    タに選択させるステップと;および前記処理の続行が選
    択されたとき、前記リジュームの設定を強制的に解除
    し、再度やり直しが選択されたとき、前記ポータブルコ
    ンピュータへの電力の供給を停止するステップとをさら
    に有することを特徴とする請求項5に記載のリジューム
    制御方法。
  8. 【請求項8】前記リジューム機能が設定されている状態
    において、前記ポータブルコンピュータの電源オフ時
    に、前記外部記憶装置にこの外部記憶装置を識別するた
    めの識別データを書き込むとともにメモリに書き込むス
    テップと;前記ポータブルコンピュータの電源オン時
    に、装着されている外部記憶装置から前記識別データを
    読み、前記メモリに格納されている識別データと比較す
    るステップと;および前記比較結果が不一致の場合にリ
    ジュームエラーと判断するステップとをさらに有する。
JP3239527A 1990-11-27 1991-09-19 ポータブルコンピユータ Pending JPH0527860A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744438A (ja) * 1993-07-26 1995-02-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ハイバーネーション・ファイル作成装置及び方法
JPH0744437A (ja) * 1993-07-26 1995-02-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理システム
JPH0784848A (ja) * 1993-07-26 1995-03-31 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理システム
JP2015018335A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 東芝テック株式会社 情報処理装置、商品販売データ処理装置及びプログラム

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