JPH05277959A - 研磨具及び研磨具の形成方法 - Google Patents

研磨具及び研磨具の形成方法

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JPH05277959A
JPH05277959A JP5014625A JP1462593A JPH05277959A JP H05277959 A JPH05277959 A JP H05277959A JP 5014625 A JP5014625 A JP 5014625A JP 1462593 A JP1462593 A JP 1462593A JP H05277959 A JPH05277959 A JP H05277959A
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JP
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polishing sheet
polishing
sheet members
arm portions
adjacent
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Application number
JP5014625A
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English (en)
Inventor
Conrad M Germain
コンラッド・マービン・ジャーマイン
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D3/00Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D18/00Manufacture of grinding tools or other grinding devices, e.g. wheels, not otherwise provided for
    • B24D18/0045Manufacture of grinding tools or other grinding devices, e.g. wheels, not otherwise provided for by stacking sheets of abrasive material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D13/00Wheels having flexibly-acting working parts, e.g. buffing wheels; Mountings therefor
    • B24D13/02Wheels having flexibly-acting working parts, e.g. buffing wheels; Mountings therefor acting by their periphery
    • B24D13/08Wheels having flexibly-acting working parts, e.g. buffing wheels; Mountings therefor acting by their periphery comprising annular or circular sheets packed side by side

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に組み合わせて使用することのできる研
磨具とその形成方法とを提供する。 【構成】 複数枚の研磨シート部材102,104,10
6からなる。各研磨シート部材102,104,106
は、穴と中心点とを有する主部112,114,116
と、複数のアーム部120〜154とを有する。アーム
部は、互いに、中心点に対して一定の角度で離れてい
る。各研磨シート部材102,104間に設けられた2
つの接合部160,162は、一方のシート部材102
の1つのアーム部128と他方のシート部材104の2
つのアーム部132,142とを接続しており、研磨シ
ート部材と一体的に形成されている。研磨シート部材を
Z字形に折り畳むと、研磨シート部材の各穴は自動的に
重なり合い、アーム部は、隣接の研磨シート部材のアー
ム部に対して、アーム部間の角度の2分の1の角度で自
動的にオフセットする。Z字形の研磨シート部材をアー
バに保持すると、原動手段を使って工作物を研磨できる
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨具と研磨具を形成
する方法とに関し、特に、一列に連結した複数枚の研磨
シート部材をZ字形に折り畳むことによって形成される
研磨具に関する。
【0002】
【従来の技術】工作物の材料を研磨する際には、通常、
軌道回転型工具を研磨部材と連結させて使用する。その
ような工具のうちほとんどのものは、モーターと、モー
ターの回転運動を伝える出力シャフトと、出力シャフト
に取り付けられた研磨部材とを有している。ある一般的
な研磨部材は、通常は粘着剤によって支持パッドに接着
されている単体円形研磨ディスクと、かぎ状及びループ
状の締結具と、協働する雄型及び雌型ねじ部材などを有
している。そして、工作物の材料を研磨するときには、
支持パッドと研磨部材とを出力シャフトに連結した後、
回転する研磨ディスクを工作物に押し付けるようになっ
ている。
【0003】単体円形研磨ディスクは種々の用途におい
て普及しているが、これは、ディスクのエッジ近辺の柔
軟性に欠けているので、より柔軟な研磨剤を必要とする
場合には、ディスクの効果を十分に発揮することができ
ない。例えば、比較的硬いエッジを有する研磨部材より
も、より柔軟なエッジを有するもので工作物の外面を研
磨した方が満足のいく結果が得られる。従って、標準的
な円形のディスクに見られるようなエッジ切断を回避で
きるので、工作物を損なう、すなわち、必要以上の切傷
を付けることはないのである。尚、この「エッジ切断」
とは、研磨剤のエッジが堅固であるために、工作物の材
料を研磨しすぎてしまうことを意味している。
【0004】単体円形研磨ディスクよりも優れたものと
して、主部と、主部から半径方向に突出した2つ以上の
アーム部とを備えた研磨シート部材がある。通常、個々
に分かれた研磨シート部材は、それぞれ、実質的に同一
の幾何学的形状を有している。その幾何学的形状として
は、例えば、図1に示すような、主部と6つのアーム部
とからなるものや、図3に示すような、主部と2つのア
ーム部とからなるものがある。図1に示すように、個々
に分かれた各研磨シート部材10は、互いに反対側にあ
る2つの主要面を有しており、これらの主要面の一方に
は、研磨コーチング12が施されている。研磨シート部
材10は、さらに、ボデー部14と複数のアーム部16
とを有しており、アーム部16間には、中心点17に対
する一定の角度αによって間隔が設けられている。個々
のアーム部16によって、各研磨シート部材10の周囲
には柔軟性が付与されている。各アーム部16に複数の
切り込みを入れて複数の指部20を形成すると、さらに
柔軟性を増すことができる。指部20の集合体からなる
アーム部16の方が、切り込みの入っていないアーム部
よりも柔軟性に富んでいるので、研磨シート部材10
は、特に、エッジ切断を最小限に抑えて工作物の外面を
研磨できるようになっている。図1,3に示すように、
アーム部16の複数の切り込みは、通常、各アーム部に
おいて、互いに平行に入れられている。
【0005】個々に分かれた研磨シート部材は、塗布型
と不織型(nonwoven)どちらの研磨剤であってもよい。
塗布型研磨剤は、布、紙、バルカンファイバ、ポリマー
フィルムなどの基材を有するものであり、その基材に、
フェノール樹脂、ユリアホルムアルデヒド樹脂、アクリ
ル酸樹脂、エポキシ樹脂、アミノプラスト樹脂、ハイド
グルー(hyde glue)、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、あるいはそれらを組み合わせたものなどからなる1
種類以上の結合剤によって研磨粒子を接着するようにな
っている。一方、不織型研磨剤は、多孔質繊維からなる
不織基材を有するものであり、その不織基材の一面に、
個々の研磨粒子からなる研磨剤を備え付けるようになっ
ている。このような不織基材の一例が、フーヴァー(Ho
over)氏らによる米国特許明細書第2,958,593号明細書
に示されている。研磨粒子は、溶融した酸化アルミニウ
ム、セラミック状の酸化アルミニウム、熱処理した酸化
アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、ダイ
ヤモンド、酸化セリウム、立方晶窒化ホウ素、ガーネッ
ト、またはそれらを組み合わせたものなどの材料より形
成することができる。
【0006】研磨シート部材は、通常、回分打抜処理に
よって個別に製造されるが、これは、比較的時間のかか
る方法である。適当な大きさと耐久性を有する研磨具を
作るために、通常は、複数枚の研磨シート部材を組み合
わせなければならない。その方法としては、まず、数枚
の研磨シート部材を集め、各研磨シート部材の主部の中
心に形成された穴22を、通常は手で揃える。穴を揃え
ると、各研磨シート部材のアーム部が、図2に示すよう
に、隣接の各研磨シート部材のアーム部に対して、角度
αの2分の1に等しい角度βでオフセットするように、
手で、各研磨シート部材を回すかまたは扇形に広げる。
【0007】個々に分かれた研磨シート部材を集めて揃
え、適当な向きに合わせた後、それらをまとめて固定
し、研磨具を形成する。個々の研磨シート部材をまとめ
て固定するためによく使用される取り外し自在の締結具
として、あるタイプのものは、本発明に関する図7に示
すように、アーバとリテーナとを有している。アーバ1
90は、通常、シャフト192とリテーナ198とを有
し、リテーナ198は支持部材194と協働して一列に
揃った穴を貫通するようになっている。これによって、
個々の研磨シート部材はまとめて保持されるのである。
シャフト192は回転動力源によって支持されており、
回転力がシャフト192を通じてまとまって保持された
個々の研磨部材に伝わると、工作物を研磨できるように
なる。
【0008】また、研磨具を形成する際に個々の研磨シ
ート部材をまとめて保持するための締結具として、グロ
メットなどの取り外しのきかないものを使用することも
できる。この場合でも、研磨具は、上記の方法とほとん
ど同様にアーバとリテーナとによって保持される。個々
に分かれた研磨シート部材からなる研磨具の例となるも
のを、アメリカ合衆国ニューヨーク州、クラレンスに住
所を有するダイナブレイド・インコーポレイテッド(Dy
nabrade Incorporated)より93245及び93251
の型番で入手することができる。
【0009】上記の研磨具形成方法では、時間面でも費
用面でも無駄が生じる。そこでは、個々に分かれた研磨
シート部材を、(通常は手で)集め、各シート部材の穴
を揃えなければならない。このような作業は、時間の浪
費につながるばかりではなく、穴がずれる可能性も含ん
でおり、研磨具をアーバに連結しにくくなるかもしれな
い。さらに、一旦穴を揃えると、個々の研磨シート部材
を隣接の各研磨シート部材に対してオフセットさせ、望
ましい研磨具を作らなければならない。研磨具は、何十
枚あるいは何百枚もの研磨シート部材から形成されるこ
ともあるので、この作業にも費用と時間がかかってしま
う。個々の研磨シート部材を集めて位置決めする作業が
製造段階でなされるのであれば、その分の費用は消費者
が負担することになる。一方、個々の研磨シート部材を
現場で組み合わせるとなれば、使用者は、それらを集め
て揃え、扇形に広げて固定するという手間のために、研
磨作業を中断しなければならない。このように、従来の
研磨具では、時間及び費用の面で非効率的であったの
で、簡単に組み合わせて使用することのできる研磨具と
その形成方法とを提供することが望ましいことと言えよ
う。
【0010】
【発明の要旨】本発明に係る工作物研磨具は複数の研磨
シート部材からなる。各研磨シート部材は、互いに対し
て反対側である第1,2主要面を有しており、これらの
主要面のうち少なくとも一方は研磨層を備えている。さ
らに、各研磨シート部材は、穴と中心点とを備えた主部
と、この主部より半径方向に突出した複数のアーム部と
を有している。各アーム部は、隣接の各アーム部から、
中心点に対して一定の角度で周方向に離れている。ま
た、隣接する各2つの研磨シート部材を、一方の研磨シ
ート部材の1つのアーム部と、他方の研磨シート部材の
隣接する2つのアーム部とを接続することによって、一
列状に接合するための手段も設けられている。この接合
手段によって、各穴が実質的に正確に重なり合った状態
で、かつ、各研磨シート部材のアーム部が、隣接の各研
磨シート部材のアーム部に対して、中心点の周囲におい
て上記一定の角度の2分の1の角度でオフセットした状
態で、一列に並んだ研磨シート部材をジグザグ状態でZ
字形に折り畳んで研磨具を形成することができるように
なっている。
【0011】本発明に係る研磨具の好ましい実施例で
は、1枚の研磨シート部材は主部より半径方向に突出し
た6つのアーム部を有しており、各アーム部は、中心点
に対して60°の間隔で隣接の各アーム部から離れてい
る。そして、一対の折部すなわち折り畳み可能な接合部
によって、各穴が実質的に正確に重なり合った状態で、
かつ、各研磨シート部材のアーム部が、隣接の各研磨シ
ート部材のアーム部に対して、中心点の周囲において3
0°オフセットした状態で、一列に並んだ研磨シート部
材をZ字形に折り畳んで研磨具を形成することができる
ようになっている。
【0012】また、本発明の他の実施例では、工作物の
回転式研磨工具が提供されている。この工具は、上記の
研磨具と、原動手段と係合できるようになっているアー
バとを有している。アーバは、Z字形に折り畳まれた研
磨シート部材をアーバに保持するための保持手段を有し
ており、保持手段には、研磨シート部材の穴を貫通して
挿入されるようになっている部材が備わっている。
【0013】本発明に係る研磨具形成方法は、以下の
(a)〜(d)のステップからなる。(a)第1,2主要面
を有する連続性の材料シートを供給する。尚、これらの
主要面の一方には研磨剤を備える。(b)材料シートか
ら、一列に連結した研磨シート部材を切り取る。尚、各
研磨シート部材には、主部と、中心点と、主部から半径
方向に突出した複数のアーム部とを備え、各アーム部
を、中心点に対して一定の角度で、隣接の各アーム部か
ら周方向に離す。さらに、隣接する各2つの研磨シート
部材においては、一方の1つのアーム部と、他方の隣接
する2つのアーム部とを2つの接合部で接続する。
(c)各研磨シート部材に穴を形成する。隣接する各2
つの研磨シート部材の穴の、それらを接続している接合
部からの距離は等しいものとする。(d)各研磨シート
部材の穴が実質的に正確に重なり合い、さらに、アーム
部が、隣接の各研磨シート部材のアーム部に対して、上
記一定の角度の2分の1の角度でオフセットするよう
に、一列に連結した研磨シート部材をZ字形に折り畳
む。
【0014】
【実施例】以下に、添付図面に示した本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0015】本実施例に係る研磨具は、一列に連結した
研磨シート部材を折り畳むことによって形成されるもの
である。連結した各研磨シート部材は、主部と、主部の
周囲から半径方向に突出した複数のアーム部とを有して
おり、各アーム部間には周方向に間隔が設けられてい
る。この一列に連結した研磨シート部材をジグザグ状態
でZ字形に折り畳むと、各研磨シート部材のアーム部
は、隣接の各研磨シート部材のアーム部に対して自動的
に位置決めされるようになっている。さらに、各研磨シ
ート部材の主部には穴が形成されており、一列に連結し
た研磨シート部材をZ字形に折り畳むと、それらの穴
は、やはり自動的に揃うようになっている。
【0016】図5に示すように、一列に連結した研磨シ
ート部材100は複数の研磨シート部材102,104,
106を有しており、それぞれに、第1主要面110
と、その反対側に位置する第2主要面(図示せず)とを
有する支持体が備わっている。これら主要面の少なくと
も一方は研磨層を有しており、変形例では、両主要面と
も研磨層を有している。
【0017】従来の個々に分かれた研磨シート部材と同
様に、本発明に係る研磨シート部材も、塗布型と不織型
どちらの研磨剤であってもよい。塗布型研磨剤は、布、
紙、バルカンファイバ、ポリマーフィルムなどの基材を
有するものであり、その基材に、フェノール樹脂、ユリ
アホルムアルデヒド樹脂、アクリル酸樹脂、エポキシ樹
脂、アミノプラスト樹脂、ハイドグルー、ウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、あるいはそれらを組み合わせた
ものなどからなる1種類以上の結合剤によって研磨粒子
を接着するようになっている。一方、不織型研磨剤は、
多孔質繊維からなる不織基材を有するものであり、その
不織基材の一面に、個々の研磨粒子からなる研磨剤を備
え付けるようになっている。研磨粒子は、溶融した酸化
アルミニウム、セラミック状の酸化アルミニウム、熱処
理した酸化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナジルコ
ニア、ダイヤモンド、酸化セリウム、立方晶窒化ホウ
素、ガーネット、または当該技術分野において知られて
いる他の研磨手段などの材料より形成することができ
る。例えば、アメリカ合衆国ミネソタ州セント・ポール
に住所を有するミネソタ・マイニング・アンド・マニュ
ファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining a
nd Manufacturing Company)から331Dの型番で販売
されている研磨シート部材は布製の基材を有しており、
その基材には、酸化アルミニウムからなる粒子が樹脂結
合剤によって接着されている。尚、この研磨シート部材
は、本発明に係る研磨具を構成する際に使用できるもの
である。
【0018】各研磨シート部材102,104,106
は、それぞれに対応するボデー部112,114,116
と、半径方向に突出した複数のアーム部120〜154
とを有している。図1に示すように、アーム部は、ボデ
ー部の周囲に一定の角度αの間隔で設けられている。つ
まり、隣接する各2つのアーム部間の角度は、それが属
する研磨シート部材中実質的に一定していることにな
る。例えば、実施例では、6つのアーム部132〜14
2には60°ずつ間隔が開いている。アーム部の間隔
は、各研磨シート部材の有するアーム部の数で360°
を割ることによって決定するのが望ましい。
【0019】アーム部の間隔をボデー部の周囲に不規則
に設けてもよいが、あまり望ましいこととは言えない。
なぜならば、仕上がった研磨具は釣合のとれたものとな
りにくく、工作物の材料を均一に研磨できない虞れがあ
るからである。それぞれのアーム部を色々な角度で並べ
ても本発明の範囲を逸脱することはないが、アーム部の
間隔が周囲に規則的に設けられているような研磨シート
部材からなる研磨具が本発明の主たる対象となってい
る。
【0020】本発明では、さらに、隣接する各2つの研
磨シート部材を一列状に接合するための手段が設けられ
ている。そして、このようにつながった研磨シート部材
をZ字形に折り畳むことによって研磨具が形成されるの
である。ここでは、「Z字形に折り畳む」とは、図6に
示すように、一列に連結した研磨シート部材を、隣接す
る各2つの研磨シート部材間に設けられた折り畳み可能
な接合部すなわち折部で繰り返し折り畳むことを意味し
ている。従って、Z字形に折り畳まれた一列状の連結研
磨シート部材には、複数枚の研磨シート部材170,1
72,174,176が重なり合った状態で含まれている
ことになる。そして、これらの研磨シート部材170,
172,174,176をアーバに固定すると、工作物を
研磨することができるようになる。このようにZ字形に
折り畳むと、研磨シート部材は自動的に揃い、その方向
も自動的に定まるようになっているので、個々に分かれ
た研磨シート部材を集めて揃え、適当な方向に合わせる
という作業を手で行なう場合と比べると、時間と費用双
方を節約することができる。
【0021】好ましい実施例では、接合手段は、ある研
磨シート部材の1つのアーム部と、それに隣接する研磨
シート部材の2つのアーム部との間にある一対の折部と
なっている。図5に示すように、研磨シート部材102
のアーム部128は、研磨シート部材104のアーム部
132,142と、それぞれ、折部160,162で接続
している。図5に示すように、好ましい実施例では、折
部は、研磨シート部材の残りの部分と一体的にシート材
から切り取られるようになっている。従って、この場合
であると、研磨シート部材は、最初から一列に連結した
状態で製造されることになる。一方、それぞれの研磨シ
ート部材を個別に形成した後、各2つの研磨シート部材
に一対の折部を粘着剤や熱接着などによって接着しても
よい。
【0022】各2つの研磨シート部材において、一方の
シート部材の1つのアーム部は他方のシート部材の2つ
のアーム部間の中心に位置している。図5,8,10,1
2に示すように、好ましい実施例では、折部は、一方の
シート部材の1つのアーム部の2つの外側コーナー、及
び、他方のシート部材の隣接する2つのアーム部それぞ
れの1つの外側コーナーに位置するようになっている。
この位置関係が、上述したような本発明の利点を達成す
る原理の中心となっている。一列に連結した研磨シート
部材を、隣接する各2つの研磨シート部材間の折部でZ
字形に折り畳むと、従来技術に関する図2に示すよう
に、各シート部材のアーム部は、隣接の研磨シート部材
のアーム部間に、中心点17に対する、α角の2分の1
に等しい角度βでオフセットする。従って、各アーム部
は、その下方の研磨シート部材のアーム部間及びその上
方の研磨シート部材のアーム部間に位置するようにな
る。その結果、全体的にアーム部を具合良く配置した研
磨具が形成されることになる。
【0023】アーム部がこのように並んでいると、一列
に連結した研磨シート部材をZ字形に折り畳んだとき
に、隣接する各2つの研磨シート部材間の関係によっ
て、研磨シート部材は上記のように自動的に位置決めさ
れるので都合が良い。従って、従来の個々に分かれたシ
ート部材で必要とされたように、シート部材を隣接する
シート部材に対して手で順次並べていかなくてもよいの
である。さらに、アーム部が上記のように自動的に位置
決めされると、隣接する研磨シート部材の重複する部分
は、アーム部がぴったりと重なり合った場合よりも少な
いことになるので、研磨具の厚み全体における研磨面は
柔軟なものとなる。
【0024】折部に関しては種々の実施例が考えられる
が、それを構成する上で考慮に入れるべきいくつかの事
柄は各実施例において共通している。まず、隣接する各
2つの研磨シート部材間に設けられる折部の大きさであ
る。ユーザーが所定の数の研磨シート部材を引き裂くこ
とができるように、折部は、手で簡単に、特に剪断力を
使用することによって、裂けるようになっていることが
好ましい。だが一方で、本発明に係る研磨具形成方法の
好ましい実施例では、研磨シート部材と折部とを1枚の
材料シートから切り取り、一列に連結した研磨シート部
材を巻取ローラに巻き付けるようになっている。従っ
て、折部には、製造工程における巻取、及び、分配時に
おける巻き解除に伴う引張力に耐えれるだけの強度も必
要である。折部は、それぞれの状況と使用する材料とに
応じて様々な形状で形成することができるが、約10ポ
ンドの引張荷重で裂けるものであれば、だいたいの場合
において適当な効果を発揮するようになっている。
【0025】折部を構成する上で考慮すべき点として、
一列に連結した研磨シート部材をZ字形に折り畳んだ後
で、それがどの程度突出するかということも挙げられ
る。折部はアーム部から実質的に突出すべきではない。
さもなければ、Z字形に折り重なった研磨具を回転させ
ながら工作物に押し付けたときにそれを均一に研磨する
ことができなくなる。従って、折部は、研磨シート部材
をZ字形に折り畳んだ後において、できるだけ突出しな
いようなものでなければならない。
【0026】図5に示した実施例では、各研磨シート部
材は6つのアーム部を有しているが、本発明では、これ
に限定せず、他の幾何学的形状を有する研磨シート部材
でも有用性を持たせることができるようになっている。
例えば、3つのアーム部を有する研磨シート部材が、図
8には一列に連結した状態で、図9にはZ字形に折り畳
まれた状態で示されている。同様に、4つのアーム部を
有するものが、図10には一列に連結した状態で、図1
1にはZ字形に折り畳まれた状態で示されており、さら
に、5つのアーム部を有するものが、図12には一列に
連結した状態で、図13にはZ字形に折り畳まれた状態
で示されている。また、2つのアーム部あるいは7つ以
上のアーム部を備えた研磨シート部材を適切に形成する
こともできる。2〜30個のアーム部を有する研磨シー
ト部材が好ましく、特に、3〜10個であれば尚好まし
い。しかし、本発明が、本明細書に具体的に示した実施
例よりも多くのアーム部を有するような幾何学的形状も
包含していることは明白である。例えば、研磨シート部
材全体の直径には、1cmから100cmまでの幅を持たせ
ることができ、通常、5cmから20cmまでのものが使用
される。
【0027】本発明の範囲に含まれる一列に連結した研
磨シート部材には、隣接する研磨シート部材においてア
ーム部の数が互いと異なっているものもある。例えば、
4つのアーム部を有する研磨シート部材と8つのアーム
部を有する研磨シート部材とを交互に並べても本発明の
特長を実現することはできる。アーム部の数を増やせば
増やすほど、それを細くしなければならないので、研磨
時の応力に対する耐久性は弱化する傾向にある。耐久性
が弱化すればするほど、作業時間を短縮しなければなら
なくなるのでこれは重大なことである。先に挙げた数の
アーム部であれば、その幅は比較的広いものであり、望
ましい研磨シート部材が達成される。また、アーム部の
数が図8,9に示す3つなどのように少なすぎれば、一
列に連結した研磨シート部材をZ字形に折り畳んだとき
に角180(図9)が立ってしまう。このような角では
工作物を均一に研磨できないかもしれない。ある状況に
おいて最適とされるアーム部の数は、研磨すべき材料、
工作物の外形、そして他の考慮すべき事柄に基づいて決
定しなければならない。また、従来技術に関する図1,
2に示すように、各アーム部の端部に一定の半径でわず
かな丸みを持たせてもよい。そうすると、上記の「角」
のために研磨しすぎてしまう可能性を低減することがで
きる。
【0028】各研磨シート部材のボデー部には少なくと
も1つの穴が形成されている。これらの穴は、一列に連
結した研磨シート部材をZ字形に折り畳むと、実質的に
正確に重なり合うようになっている。好ましい実施例で
は、図5に示すように、各研磨シート部材の中心点に1
つの穴が形成されている。また、研磨シート部材をZ字
形に折り畳んだときに、各研磨シート部材のそれぞれの
穴が他の研磨シート部材の相応する穴と実質的に正確に
重なり合う限りにおいて、各研磨シート部材のボデー部
に複数個の穴を開けてもよい。その例として、図8,9
には、中心から一定の間隔で規則的に並んだ3つの穴
が、図10,11には、中心に1つ、中心から離れた位
置に1つの計2つの穴が、図12,13には、それぞれ
中心から離れた2つの穴が示されている。さらに、穴
は、六角形でも三角形でもよく、あるいは、研磨具を保
持するために挿入するシャフトまたはピンに適合するの
であればその他の形状でもよい。
【0029】これらの穴が実質的に正確に重なり合うこ
との意義は、一つには、まとまった状態でZ字形に折り
畳まれた研磨シート部材を保持するための方法にある。
本発明に係る研磨具に含まれる研磨シート部材の枚数
は、かなり少なく(例えば2枚)ても、あるいは、非常
に多く(例えば1000枚)てもかまわないが、10〜
50枚の研磨シート部材を有していることが最も好まし
い。連結状研磨シート部材から所定の枚数の研磨シート
部材を切り離し、それをZ字形に折り畳んで研磨具を形
成すると、次に、アーバとリテーナとを係合させながら
研磨シート部材の穴に通す。これによって、研磨具はア
ーバに保持される。その後、アーバを回転動力源に取り
付け、研磨具を回転させて工作物に押し付けると、工作
物を研磨することができる。一列に連結した研磨シート
部材をZ字形に折り畳むと、それらの穴は自動的に揃う
ようになっているので、従来において必要とされたよう
な、個々に分かれた多数の研磨シート部材の穴を手で重
ね合わせるという手間は、軽減あるいは除去されてい
る。
【0030】図7に示すように、好ましい実施例では、
アーバ190は、シャフト部192と支持部材194と
を有している。この支持部材194には、協働するねじ
状の雄リテーナ198を収容するためのねじ状のチャン
バー196が形成されている。研磨具100'をシャフ
ト部192に保持できるように、リテーナ198とアー
バ190とは研磨具100'の一列に並んだ穴を協働し
ながら貫通している。シャフト部192は回転動力源に
よって支持されるようになっている。シャフト部192
によって回転力が研磨具100'に伝わり、研磨具10
0'を工作物に押し付けると、工作物を研磨することが
できるのである。本発明に係る研磨具との併用に適した
代表的なアーバとリテーナとが上記ミネソタ・マイニン
グ・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーか
らロロック・プラス・ティーエム(Roloc PlusTM)とい
う登録商標で販売されている。また、アーバ190とリ
テーナ198の変形例として、アーバの一部が一列に並
んだ穴を貫通するものもある。そこでは、アーバとリテ
ーナとは一体的に単一部材として構成されており、この
アーバ/リテーナは、その底部の近くに形成された環状
の溝またはその類似物の中に研磨具が保持されるまで、
一列に並んだ穴を貫通するようになっている。
【0031】さらに、本発明では、研磨具を補強するた
めに支持パッドを備え付けてもよい。支持パッドは、研
磨具の直径よりも小さい直径を有していること、さら
に、ゴム、金属、プラスチック、または、強化プラスチ
ックより形成されていることが好ましい。ゴムを使用す
るのであれば、ショアーA型押込硬度20〜95のもの
を用いるべきであり、特に、ショアーA型押込硬度70
〜75のものが好ましい。
【0032】エッジ切断の可能性を軽減しつつ工作物の
外形を研磨できるように、本発明に係る研磨具の好まし
い実施例では、アーム部に切り込みが入っている。図5
では、各研磨シート部材のそれぞれのアーム部は、平行
な間隔に設けられた複数の切り込みを有しており、それ
らの切り込みはアーム部の材質を貫通している。この切
り込みによって、アーム部の外側エッジに柔軟性が付与
されるようになっている。尚、エッジに入れる切り込み
は、半径方向のものでもよく、非直線のものでもよく、
あるいは、その他同様に変形させたものでもかまわな
い。
【0033】さらに、本発明では、研磨具の形成方法も
提供している。その形成方法では、通常、一面に研磨剤
を備えた連続性の材料シートが切断器具に送り込まれ
る。そして、切断器具によって、一列に連結した研磨シ
ート部材は、材料シートから切り取られ、輸送や包装の
ためにまとめられる。尚、分配や使用時の利便を図るた
めに、一列に連結した研磨シート部材をシート部材50
0枚分程のより小さなユニットに分けて包装してもよ
い。
【0034】図14に示すように、連続性の供給用材料
シート200は第1主要面202と第2主要面204と
を有しており、それらの少なくとも一方は研磨層を備え
ている。シートの材質と研磨層とは上記の研磨シート部
材のものと等しい。材料シート200は切断器具210
に送り込まれる。切断器具210は打抜機212と支持
フレーム214と動力源216とを有している。材料シ
ート200から製造される連結式研磨シート部材の列
は、1本だけでも、あるいは、符号220に示すように
複数本でもよく、それに合わせて材料シート200の大
きさを設定できる。打抜機212の寸法は、材料シート
200の幅に合わせることができるようになっている。
【0035】打抜機212は連続回転式のものとして示
されている。つまり、連結した研磨シート部材を何回か
に分けて切断するのではなく、連続的に材料シート20
0から切り取るのである。一列に連結した研磨シート部
材をある程度の長さ(例えば、シート部材40枚分)で
区切って打ち抜くこともできるが、好ましい実施例で
は、種々の製造目的を考慮して、連続性回転型打抜機が
使用されている。また、好ましい実施例では、研磨シー
ト部材と折部、及び、各研磨シート部材のボデー部の穴
を同時に打ち抜くようになっている。さらに、ダイによ
って、アーム部のエッジに望ましい切り込みを入れても
よい。
【0036】連結した研磨シート部材222が材料シー
ト200から打ち抜かれると、残余部224はシート部
材から切り離されて廃棄される。そして、連結した研磨
シート部材222は、輸送及び/または分配のために、
まとまった状態でローラ226に巻かれる。前述のよう
に、折部の強度は、一つには、切断装置210から連結
した研磨シート部材222を引っ張るローラ226の力
に耐えれるものでなければならない。
【0037】先に簡単に説明したように、連結した研磨
シート部材からなる大きなロールは、包装や分配や使用
時の利便を図るためにより小さないくつかのロールに容
易に分けることができる。また、連結式研磨シート部材
を、連続するロールとして容器に収容し、使用の際にそ
こから取り出すようにしてもよい。連結した研磨シート
部材をロールから切り離す場合には、手で引き裂いても
よいし、あるいは、所定数のシート部材を剪断する手段
を設けてもよい。この点において利用価値のある器具
が、ステインホーザー(Steinhauser)氏らによる米国
特許明細書第3,849,949号明細書に示されている。さら
に、ロール状に連結した研磨シート部材を回転式に取り
付けて、使用時には、所定数のシート部材を引き裂いて
Z字形に折り畳むようにしてもよい。
【0038】以上、本発明のいくつかの実施例に関して
記載したが、当該技術分野において通常の知識を有する
者であれば、本発明の範囲内でそれらに種々の変形を加
えることも可能である。従って、本発明は、本明細書に
示した構造ではなく、特許請求の範囲によって記された
構造及びそれと同等の構造だけがその範囲を限定するこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の個々に分かれた研磨シート部材の平面
図である。
【図2】 図1の研磨シート部材を複数枚積み重ねた状
態を示す平面図である。
【図3】 従来の個々に分かれた長方形の研磨シート部
材の平面図である。
【図4】 図3の研磨シート部材を複数枚積み重ねた状
態を示す平面図である。
【図5】 本発明の一実施例に係る研磨具を構成する研
磨シート部材が複数枚連結している状態を示す平面図で
ある。
【図6】 図5の研磨シート部材を、研磨具を形成する
ためにZ字形に折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る、協働するアーバと
リテーナとを有する研磨工具の側面断面図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る研磨具を構成する研
磨シート部材が一列に連結した状態を示す平面図であ
る。
【図9】 図8の研磨シート部材をZ字形に折り畳んだ
状態を示す平面図である。
【図10】 本発明の一実施例に係る研磨具を構成する
研磨シート部材が一列に連結した状態を示す平面図であ
る。
【図11】 図10の研磨シート部材をZ字形に折り畳
んだ状態を示す平面図である。
【図12】 本発明の一実施例に係る研磨具を構成する
研磨シート部材が一列に連結した状態を示す平面図であ
る。
【図13】 図12の研磨シート部材をZ字形に折り畳
んだ状態を示す平面図である。
【図14】 本発明に係る研磨具形成方法によって連結
式研磨シート部材を製造するための装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10,102,104,106,170,172,174,1
76,220,222 研磨シート部材 12 研磨コーチング 14,112,114,116 ボデー部 16,120〜154 アーム部材 17 中
心点 20 指部 22 穴 100 一列状連結式研磨シート部材 100'
研磨具 110,202 第1主要面 160,1
62 折部 180 角 190 ア
ーバ 192 シャフト部 194 支
持部材 196 チャンバー 198 リ
テーナ 200 材料シート 204 第
2主要面 210 切断装置 212 打
抜機 214 支持フレーム 216 動
力源 224 残余部 226 ロ
ーラ α,β 角度

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の研磨シート部材(102,104,
    106)を有し、 上記各研磨シート部材(102,104,106)は、第
    1主要面(110)と第2主要面とを有し、 上記主要面の少なくとも一方には研磨層が備えられてお
    り、 さらに、上記各研磨シート部材(102,104,10
    6)は、穴と中心点とを有する主部(112,114,1
    16)と、複数のアーム部(120〜154)とを有
    し、 上記アーム部(120〜154)それぞれは、隣接の各
    アーム部(120〜154)から、上記中心点に対して
    一定の角度で離れており、 さらに、隣接する各2つの上記研磨シート部材(10
    2,104,106)を一列状(100)に接合するため
    の手段(160,162)を有し、 上記接合手段(160,162)は、上記隣接する2つ
    の研磨シート部材(102,104)の一方の研磨シー
    ト部材(102)の1つのアーム部(128)と、上記
    隣接する2つの研磨シート部材(102,104)の他
    方の研磨シート部材(104)の隣り合う2つのアーム
    部(132,142)とを接続し、 上記接合手段によって、上記各穴が実質的に正確に重な
    り合った状態で、かつ、上記各研磨シート部材(10
    2,104,106)の上記アーム部(120〜154)
    が、隣接の各研磨シート部材(102,104,106)
    の上記アーム部(120〜154)に対して、上記中心
    点の周囲において上記一定の角度の2分の1の角度でオ
    フセットした状態で、上記一列に並んだ研磨シート部材
    (100)をZ字形に折り畳むことができ、上記一列に
    並んだ研磨シート部材(100)を上記Z字形に折り畳
    むことによって形成されることを特徴とする工作物研磨
    具。
  2. 【請求項2】 上記研磨シート部材(102,104,1
    06)は、それぞれ、6つのアーム部(120〜15
    4)を有することを特徴とする請求項1記載の工作物研
    磨具。
  3. 【請求項3】 上記研磨シート部材(102,104,1
    06)と上記接合手段(160,162)とは、1つの
    連続性材料シートより形成されることを特徴とする請求
    項1記載の工作物研磨具。
  4. 【請求項4】 複数の研磨シート部材(102,104,
    106)を有し、 上記各研磨シート部材(102,104,106)は、第
    1主要面(110)と第2主要面とを有し、 上記主要面の少なくとも一方には研磨層が備えられてお
    り、 さらに、上記各研磨シート部材(102,104,10
    6)は、穴と中心点とを有する主部(112,114,1
    16)と、複数のアーム部(120〜154)とを有
    し、 上記アーム部(120〜154)それぞれは、隣接の各
    アーム部(120〜154)から、上記中心点に対して
    一定の角度で離れており、 さらに、隣接する各2つの上記研磨シート部材(10
    2,104,106)を一列状(100)に接合するため
    の手段(160,162)を有し、 上記接合手段(160,162)は、上記隣接する2つ
    の研磨シート部材(102,104)の一方の研磨シー
    ト部材(102)の1つのアーム部(128)と、上記
    隣接する2つの研磨シート部材(102,104)の他
    方の研磨シート部材(104)の複数のアーム部(13
    2,142)とを接続し、 上記接合手段によって、上記各穴が実質的に正確に重な
    り合った状態で、かつ、上記各研磨シート部材(10
    2,104,106)の上記アーム部(120〜154)
    が、隣接の各研磨シート部材(102,104,106)
    の上記アーム部(120〜154)に対して、上記中心
    点の周囲において上記一定の角度の2分の1の角度でオ
    フセットした状態で、上記一列に並んだ研磨シート部材
    (100)をZ字形に折り畳むことができ、 さらに、原動手段と係合するように形成されたアーバ
    (190)を有し、 上記アーバ(190)は、上記Z字形に折り畳まれた研
    磨シート部材を上記アーバ(190)に保持するための
    手段(198)を有し、 上記保持手段(198)は、上記穴を貫通して挿入され
    るようになっていることを特徴とする工作物の回転式研
    磨工具。
  5. 【請求項5】 上記研磨シート部材(102,104,1
    06)は、それぞれ、6つのアーム部(120〜15
    4)を有することを特徴とする請求項4記載の回転式研
    磨工具。
  6. 【請求項6】 上記研磨シート部材(102,104,1
    06)と上記接合手段(160,162)とは、1つの
    連続性材料シートより形成されることを特徴とする請求
    項4記載の回転式研磨工具。
  7. 【請求項7】 (a)第1主要面(110)と第2主要
    面とを有する連続性材料シートを供給し、 上記主要面の一方には研磨剤が備えられており、 (b)上記材料シートから、一列に連結した研磨シート
    部材(102,104,106)を切り取り、 上記研磨シート部材(102,104,106)は、それ
    ぞれ、主部(112,114,116)と、中心点と、上
    記主部から半径方向に突出した複数のアーム部(120
    〜154)とを有しており、 上記各アーム部(120〜154)は、上記中心点に対
    して一定の角度で、隣接の各アーム部から周方向に離れ
    ており、 上記研磨シート部材(102,104,106)は、各研
    磨シート部材(102,104,106)の上記アーム部
    (120〜154)の1つと、隣接の各研磨シート部材
    (102,104,106)の隣り合う2つのアーム部
    (120〜154)とを接続する2つの接合部(16
    0,162)で連結しており、 (c)上記各研磨シート部材(102,104,106)
    に穴を形成し、 隣接する各2つの研磨シート部材(102,104,10
    6)の上記穴の、該2つの研磨シート部材(102,1
    04,106)を接続する上記接合部(160,162)
    からの距離は等しく、 (d)上記穴が実質的に正確に重なり合い、さらに、各
    研磨シート部材(102,104,106)の上記アーム
    部(120〜154)が、隣接の各研磨シート部材(1
    02,104,106)の上記アーム部に対して、上記中
    心点の周囲において、上記一定の角度の2分の1の角度
    でオフセットするように、上記一列に連結した研磨シー
    ト部材(102,104,106)をZ字形に折り畳む、 というステップからなることを特徴とする簡便研磨具形
    成方法。
  8. 【請求項8】 上記研磨シート部材(102,104,1
    06)の貯蔵及び分配の簡易化を図るために、上記ステ
    ップ(c)と上記ステップ(d)との中間のステップ
    (c')として、上記一列に連結した研磨シート部材(1
    02,104,106)をコアの周囲に巻き付けるという
    ステップを有することを特徴とする請求項7記載の簡便
    研磨具形成方法。
  9. 【請求項9】 上記ステップ(b)には、回転型ダイに
    よって上記連結した研磨シート部材(102,104,1
    06)を連続的に切り取るという作業が含まれることを
    特徴とする請求項7記載の簡便研磨具形成方法。
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