JPH05277617A - 長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法 - Google Patents
長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法Info
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- JPH05277617A JPH05277617A JP17725391A JP17725391A JPH05277617A JP H05277617 A JPH05277617 A JP H05277617A JP 17725391 A JP17725391 A JP 17725391A JP 17725391 A JP17725391 A JP 17725391A JP H05277617 A JPH05277617 A JP H05277617A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アプセッタ装置により、長軸段付きフランジ
品を鍛造加工する際、据込み鍛造加工工程数を少なく
し、生産性の向上を図る。 【構成】 段付きフランジの荒地成形工程(第1〜第4
工程)でフランジ部と段付き部の2分割にして、該段付
き部は該フランジ部の据込み圧力を利用して同時に成形
後、仕上げ成形工程(第5工程)で一気に所定の形状に
成形する据込み鍛造加工方法
品を鍛造加工する際、据込み鍛造加工工程数を少なく
し、生産性の向上を図る。 【構成】 段付きフランジの荒地成形工程(第1〜第4
工程)でフランジ部と段付き部の2分割にして、該段付
き部は該フランジ部の据込み圧力を利用して同時に成形
後、仕上げ成形工程(第5工程)で一気に所定の形状に
成形する据込み鍛造加工方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アプセッタ装置によ
り、軸状のワークの端部を段付きフランジ品に成形する
据込み鍛造加工方法に関するものである。
り、軸状のワークの端部を段付きフランジ品に成形する
据込み鍛造加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加熱した長い軸の端部を圧縮して横方向
に広げることにより、段付きフランジが一体に形成され
た熱間鍛造品の成形方法として、アプセッタ装置を用い
る据込み鍛造加工方法が行われている。図3第8工程は
この種の鍛造品の一例を示す自動車のリヤアクスルシャ
フト素材の断面図であり、長い軸Wの一端部に、太い円
柱状の第1段部71と、該第1段部71より太い円柱状
の第2段部72と、該第2段部72より太い円柱状の第
3段部73と、該第3段部73より太い円柱状の第4段
部74と、該第4段部74から横方向に突き出した突形
状のフランジ部75と、該第4段部74および該フラン
ジ部75の軸心部に形成された凹形状である深穴78
と、該深穴78の周辺部に立ち上げた断面台形状の段付
きインロ−部76とを具えている。このような品物で、
長い軸Wの一端部に段付きフランジを、軸状のワークか
ら据込み鍛造する従来のアプセッタに装置よる鍛造加工
方法は、例えば、図3に示すような複数の工程を経て行
われる。加熱された軸状のワークWの一端部9は、第1
工程でテーパコーン形状に据込まれた第1テーパコーン
部12の第1荒地部W10を成形する。該第1荒地部W
10は、第2工程で第1テーパコーン部12を少し大き
く据込まれた第2テーパコーン部23と、同時に軸部1
1が据込まれた逆テーパコーン形状の第1段部21と円
柱形状の第2段部22と、からなる第2荒地部W20を
成形する。該第2荒地部W20は、第3工程で第2テー
パコーン部23をさらに少し大きく据込まれた第3テー
パコーン部33と、同時に第1段部21および第2段部
22の円柱形状をさらに少し大きくした第1段部31と
第2段部32と、からなる第3荒地部W30を成形す
る。該第3荒地部W30は、第4工程で第3テーパコー
ン部33をさらに少し大きく据込まれると同時に一部は
円柱状に据込まれた第4テーパコーン部43および第2
段部422と、第1段部31および第2段部32が据込
まれた円柱形状の第1段部41と第2段部421と、か
らなる第4荒地部W40を成形する。該第4荒地部W4
0は、第5工程で第4テーパコーン部43をさらに少し
大きく据込まれると同時に一部は円柱状に据込まれた第
5テーパコーン部54および第3段部53と、第2段部
421、422が据込まれた円柱形状の第2段部52
と、からなる第5荒地部W50を成形する。該第5荒地
部W50は、第6工程でテーパコーン部54が円柱状に
据込まれたフランジ部64、第3段部632、該フラン
ジ部64の軸心部に形成された凹形状である深穴66,
該深穴66の周辺部に立ち上げた断面台形状の段付きイ
ンロ−部65と、第3段部53が据込まれた円柱形状の
第3段部631と、からなる第6荒地部W60を成形す
る。この工程で第1段部61、第2段部62および第3
段部631、632は仕上げ寸法に近い形状に成形され
る。該第6荒地部W60は、第7工程の仕上げ成形工程
でさらに据込まれ、第4段部74、フランジ部75、該
フランジ部75の軸心部に形成された凹形状である深穴
78,該深穴78の周辺部に立ち上げた断面台形状の段
付きインロ−部76が仕上げ形状に成形される。その
際、フランジ部75外周には外ばり77が発生する。第
8工程は最終成形工程で該フランジ部75外周に発生の
該外ばり77を抜き所定の段付きフランジ品の形状にし
て鍛造加工は終了する。
に広げることにより、段付きフランジが一体に形成され
た熱間鍛造品の成形方法として、アプセッタ装置を用い
る据込み鍛造加工方法が行われている。図3第8工程は
この種の鍛造品の一例を示す自動車のリヤアクスルシャ
フト素材の断面図であり、長い軸Wの一端部に、太い円
柱状の第1段部71と、該第1段部71より太い円柱状
の第2段部72と、該第2段部72より太い円柱状の第
3段部73と、該第3段部73より太い円柱状の第4段
部74と、該第4段部74から横方向に突き出した突形
状のフランジ部75と、該第4段部74および該フラン
ジ部75の軸心部に形成された凹形状である深穴78
と、該深穴78の周辺部に立ち上げた断面台形状の段付
きインロ−部76とを具えている。このような品物で、
長い軸Wの一端部に段付きフランジを、軸状のワークか
ら据込み鍛造する従来のアプセッタに装置よる鍛造加工
方法は、例えば、図3に示すような複数の工程を経て行
われる。加熱された軸状のワークWの一端部9は、第1
工程でテーパコーン形状に据込まれた第1テーパコーン
部12の第1荒地部W10を成形する。該第1荒地部W
10は、第2工程で第1テーパコーン部12を少し大き
く据込まれた第2テーパコーン部23と、同時に軸部1
1が据込まれた逆テーパコーン形状の第1段部21と円
柱形状の第2段部22と、からなる第2荒地部W20を
成形する。該第2荒地部W20は、第3工程で第2テー
パコーン部23をさらに少し大きく据込まれた第3テー
パコーン部33と、同時に第1段部21および第2段部
22の円柱形状をさらに少し大きくした第1段部31と
第2段部32と、からなる第3荒地部W30を成形す
る。該第3荒地部W30は、第4工程で第3テーパコー
ン部33をさらに少し大きく据込まれると同時に一部は
円柱状に据込まれた第4テーパコーン部43および第2
段部422と、第1段部31および第2段部32が据込
まれた円柱形状の第1段部41と第2段部421と、か
らなる第4荒地部W40を成形する。該第4荒地部W4
0は、第5工程で第4テーパコーン部43をさらに少し
大きく据込まれると同時に一部は円柱状に据込まれた第
5テーパコーン部54および第3段部53と、第2段部
421、422が据込まれた円柱形状の第2段部52
と、からなる第5荒地部W50を成形する。該第5荒地
部W50は、第6工程でテーパコーン部54が円柱状に
据込まれたフランジ部64、第3段部632、該フラン
ジ部64の軸心部に形成された凹形状である深穴66,
該深穴66の周辺部に立ち上げた断面台形状の段付きイ
ンロ−部65と、第3段部53が据込まれた円柱形状の
第3段部631と、からなる第6荒地部W60を成形す
る。この工程で第1段部61、第2段部62および第3
段部631、632は仕上げ寸法に近い形状に成形され
る。該第6荒地部W60は、第7工程の仕上げ成形工程
でさらに据込まれ、第4段部74、フランジ部75、該
フランジ部75の軸心部に形成された凹形状である深穴
78,該深穴78の周辺部に立ち上げた断面台形状の段
付きインロ−部76が仕上げ形状に成形される。その
際、フランジ部75外周には外ばり77が発生する。第
8工程は最終成形工程で該フランジ部75外周に発生の
該外ばり77を抜き所定の段付きフランジ品の形状にし
て鍛造加工は終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ような従来のアプセッタ装置による据込み鍛造加工方法
においては、据込み鍛造加工工程数が多いため、次のよ
うな問題点が生じていた。 (イ)フランジ部の内側に軸径段差を有する品物の成形
は段差、軸径に左右され1工程での据込み量が少ないた
め、据込み型の口径が小さくなり、ワークの先端が据込
み時、ポンチ型に入りにくくなり、作業ミスが発生しや
すい。 (ロ)荒地成形工程据込み中にワークの温度が下がるた
め、追焼が必要となる。 (ハ)アプセッタ装置1台ではグリップダイの工程不足
から複数のアプセッタ装置が必要である。 この発明は従来の問題点に着目してなされたもので、据
込み鍛造加工工程数を低減して生産性向上を図るため、
荒地工程でテーパコーン部と段付き部の2分割して同時
に据込むようにした長軸段付きフランジ品の鍛造加工方
法を提供することを目的としている。
ような従来のアプセッタ装置による据込み鍛造加工方法
においては、据込み鍛造加工工程数が多いため、次のよ
うな問題点が生じていた。 (イ)フランジ部の内側に軸径段差を有する品物の成形
は段差、軸径に左右され1工程での据込み量が少ないた
め、据込み型の口径が小さくなり、ワークの先端が据込
み時、ポンチ型に入りにくくなり、作業ミスが発生しや
すい。 (ロ)荒地成形工程据込み中にワークの温度が下がるた
め、追焼が必要となる。 (ハ)アプセッタ装置1台ではグリップダイの工程不足
から複数のアプセッタ装置が必要である。 この発明は従来の問題点に着目してなされたもので、据
込み鍛造加工工程数を低減して生産性向上を図るため、
荒地工程でテーパコーン部と段付き部の2分割して同時
に据込むようにした長軸段付きフランジ品の鍛造加工方
法を提供することを目的としている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
この発明は、グリップダイで固定した軸状のワ−クの一
端部を、複数の工程を経て順次据込み、所定の段付きフ
ランジ部の形状に成形するアプセッタ装置による据込み
鍛造加工方法において、段付きフランジ部の荒地成形工
程でフランジ部と段付き部の2分割にして、該段付き部
は該フランジ部の据込み圧力を利用して同時に成形後、
仕上げ成形工程で一気に所定の形状に成形することを特
徴とする長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法である。
この発明は、グリップダイで固定した軸状のワ−クの一
端部を、複数の工程を経て順次据込み、所定の段付きフ
ランジ部の形状に成形するアプセッタ装置による据込み
鍛造加工方法において、段付きフランジ部の荒地成形工
程でフランジ部と段付き部の2分割にして、該段付き部
は該フランジ部の据込み圧力を利用して同時に成形後、
仕上げ成形工程で一気に所定の形状に成形することを特
徴とする長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法である。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すアプセッタ装置
の要部の断面図である。図中1は軸状ワークを固定する
グリップダイ、2a〜fはこのグリップダイ1に装着さ
れた第1〜第6グリップインサートダイス、3a〜dは
同じく該グリップダイ1に装着された第1〜第4軸段付
き成形インサートダイス、4a〜eは同じく該グリップ
ダイ1に装着された第1〜第5成形インサートダイス、
6は該グリップダイ1に固定された該ワークの一端を押
し込み成形するヘッデングツールホルダ、5a〜fはこ
のヘッデングツールホルダ6に装着された第1〜第6可
動ポンチダイスである。また、第2図は該アプセッタ装
置により、ワ−クWが鍛造加工工程順に形状の変化を示
すワ−クの工程図である。なお、従来と同一または相当
部分には同一符号を符してある。
する。図1はこの発明の一実施例を示すアプセッタ装置
の要部の断面図である。図中1は軸状ワークを固定する
グリップダイ、2a〜fはこのグリップダイ1に装着さ
れた第1〜第6グリップインサートダイス、3a〜dは
同じく該グリップダイ1に装着された第1〜第4軸段付
き成形インサートダイス、4a〜eは同じく該グリップ
ダイ1に装着された第1〜第5成形インサートダイス、
6は該グリップダイ1に固定された該ワークの一端を押
し込み成形するヘッデングツールホルダ、5a〜fはこ
のヘッデングツールホルダ6に装着された第1〜第6可
動ポンチダイスである。また、第2図は該アプセッタ装
置により、ワ−クWが鍛造加工工程順に形状の変化を示
すワ−クの工程図である。なお、従来と同一または相当
部分には同一符号を符してある。
【0006】アプッセタ装置による据込み鍛造加工方法
においては、一般に据込み長さとワークの軸径との比が
一定以上あると、圧縮中に座屈が生じて据込み成形が不
可能になる。これを防止するには、複数の工程に分割し
て円錐状または団子状に少しづつ据込んでいく必要があ
る。この実施例では、先ず、第1工程において、加熱さ
れた軸状のワ−クWの一端部8および第2段部12を第
1グリップインサートダイス2a、および第1成形イン
サートダイス4aで固定し、他端部9を第1可動ポンチ
ダイス5aで据込まれた第1段部11、第2段部12、
第1テ−パコ−ン部13からなる第1荒地部10を成形
する。この際、第1軸段付き成形インサートダイス3a
は必要径または仕上げ寸法径まで大きくし、ワ−クWと
ダイスに空間を作り第1段部11の熱量が第1軸段付き
成形インサ−トダイス3aに流失するのを防止するよう
設計されている。次に、第2工程において、該ワ−クW
の一端部8を第2グリップインサートダイス2bで固定
し、第1段部11および第2段部12の一部と第1テ−
パコ−ン部13を第2可動ポンチダイス5bで据込まれ
た第1段部21、第2段部22、第2テ−パコ−ン部2
3からなる第2荒地部20を成形する。この際、第2成
形インサートダイス4bはワ−クWの軸径より内径を少
し大きくし、据込み時第2段部12がダイスに対し滑る
ようにし、第1段部11部および第2段部12の一部が
据込みにより軸径を太くした第1段部21を成形するよ
う設計されている。この際、ワ−クWのテ−パコ−ン部
23と第1段部21の2分割にし、テ−パコ−ン部23
の据込み圧力を利用して第1段部21を同時に成形する
ため、座屈の影響が少なくなり据込み工程数を省略でき
る。第3工程において、該ワ−クWの一端部8を第3グ
リップインサートダイス2cで固定し、第1段部21お
よび第2段部22の一部と第2テ−パコ−ン部23を第
3可動ポンチダイス5cで据込まれた第1段部31、第
2段部32、第3段部33、第3テ−パコ−ン部34か
らなる第3荒地部30を成形する。この際、第3成型イ
ンサーダイス4cは第2段部22の軸径より内径を少し
大きくし、据込み時第2段部22がダイスに対し滑るよ
うにし、第1段部21および第2段部22の一部が据込
みにより軸径を太くした第1段部31、第2段部32を
成形するよう設計されている。第4工程において、該ワ
−クWの一端部8を第4グリップインサートダイス2d
で固定し、第1段部31、第2段部32および第3段部
33の一部と第3テ−パコ−ン部34を第4可動ポンチ
ダイス5dで据込まれた第1段部41、第2段部42、
第3段部43、第4テ−パコ−ン部44からなる第4荒
地部40を成形する。この際、第4成型インサーダイス
4dは第3段部33の軸径より内径を少し大きくし、据
込み時第3段部33がダイスに対し滑るようにし、第2
段部32および第3段部の一部が据込みにより軸径を太
くした第2段部42を成形するよう設計されている。第
5工程は仕上げ成形工程で、該ワ−クWの第1段部4
1、第2段部42を第5グリップイインサートダイス2
eで固定し、第3段部43と第4テ−パコ−ン部44を
第5可動ポンチダイス5eで据込まれた第1段部71、
第2段部72、第3段部73、第4段部74、フランジ
部75、インロ−部76、深穴78からなる外ばり77
の段付きフランジ品の仕上げ形状に成形する。第6工程
は最終工程で該フランジ部75外周に発生の該外ばり7
7を抜き所定の段付きフランジ品の形状にして鍛造加工
は終了する。
においては、一般に据込み長さとワークの軸径との比が
一定以上あると、圧縮中に座屈が生じて据込み成形が不
可能になる。これを防止するには、複数の工程に分割し
て円錐状または団子状に少しづつ据込んでいく必要があ
る。この実施例では、先ず、第1工程において、加熱さ
れた軸状のワ−クWの一端部8および第2段部12を第
1グリップインサートダイス2a、および第1成形イン
サートダイス4aで固定し、他端部9を第1可動ポンチ
ダイス5aで据込まれた第1段部11、第2段部12、
第1テ−パコ−ン部13からなる第1荒地部10を成形
する。この際、第1軸段付き成形インサートダイス3a
は必要径または仕上げ寸法径まで大きくし、ワ−クWと
ダイスに空間を作り第1段部11の熱量が第1軸段付き
成形インサ−トダイス3aに流失するのを防止するよう
設計されている。次に、第2工程において、該ワ−クW
の一端部8を第2グリップインサートダイス2bで固定
し、第1段部11および第2段部12の一部と第1テ−
パコ−ン部13を第2可動ポンチダイス5bで据込まれ
た第1段部21、第2段部22、第2テ−パコ−ン部2
3からなる第2荒地部20を成形する。この際、第2成
形インサートダイス4bはワ−クWの軸径より内径を少
し大きくし、据込み時第2段部12がダイスに対し滑る
ようにし、第1段部11部および第2段部12の一部が
据込みにより軸径を太くした第1段部21を成形するよ
う設計されている。この際、ワ−クWのテ−パコ−ン部
23と第1段部21の2分割にし、テ−パコ−ン部23
の据込み圧力を利用して第1段部21を同時に成形する
ため、座屈の影響が少なくなり据込み工程数を省略でき
る。第3工程において、該ワ−クWの一端部8を第3グ
リップインサートダイス2cで固定し、第1段部21お
よび第2段部22の一部と第2テ−パコ−ン部23を第
3可動ポンチダイス5cで据込まれた第1段部31、第
2段部32、第3段部33、第3テ−パコ−ン部34か
らなる第3荒地部30を成形する。この際、第3成型イ
ンサーダイス4cは第2段部22の軸径より内径を少し
大きくし、据込み時第2段部22がダイスに対し滑るよ
うにし、第1段部21および第2段部22の一部が据込
みにより軸径を太くした第1段部31、第2段部32を
成形するよう設計されている。第4工程において、該ワ
−クWの一端部8を第4グリップインサートダイス2d
で固定し、第1段部31、第2段部32および第3段部
33の一部と第3テ−パコ−ン部34を第4可動ポンチ
ダイス5dで据込まれた第1段部41、第2段部42、
第3段部43、第4テ−パコ−ン部44からなる第4荒
地部40を成形する。この際、第4成型インサーダイス
4dは第3段部33の軸径より内径を少し大きくし、据
込み時第3段部33がダイスに対し滑るようにし、第2
段部32および第3段部の一部が据込みにより軸径を太
くした第2段部42を成形するよう設計されている。第
5工程は仕上げ成形工程で、該ワ−クWの第1段部4
1、第2段部42を第5グリップイインサートダイス2
eで固定し、第3段部43と第4テ−パコ−ン部44を
第5可動ポンチダイス5eで据込まれた第1段部71、
第2段部72、第3段部73、第4段部74、フランジ
部75、インロ−部76、深穴78からなる外ばり77
の段付きフランジ品の仕上げ形状に成形する。第6工程
は最終工程で該フランジ部75外周に発生の該外ばり7
7を抜き所定の段付きフランジ品の形状にして鍛造加工
は終了する。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ア
プセッタ装置での据込み鍛造加工工程の中間工程で、フ
ランジ部(テ−パコ−ン部)と段付き部の2分割にし、
フランジ部据込み圧力を利用して段付き部を同時に成形
後、仕上げ成形工程で一気に所定の形状に成形する長軸
段付きフランジ品の鍛造加工方法としたため、次のよう
な効果が得られる。 (イ)1工程内での据込みが軸段差とフランジ部との2
箇所となるため、フランジ部据込み型の口径を大きくす
ることができる。そのため、ワ−クの先端が据込み時、
ポンチ型に入りやすくなり、作業ミスがなくなり、作業
性が向上する。 (ロ)荒地工程でワ−クWとダイスに空間を作りワ−ク
W11部の熱量がダイス3aに流失するのを防止するよ
う設計されているため、ワ−クWの温度が下がりにくい
ので、追焼しなくて良く、省エネルギ−となる。 (ハ)加工程数または鍛造成形工程数が低減されるた
め、アプセッタ装置が1台分のコストで製造ができる。
また、生産向上がはかられる。
プセッタ装置での据込み鍛造加工工程の中間工程で、フ
ランジ部(テ−パコ−ン部)と段付き部の2分割にし、
フランジ部据込み圧力を利用して段付き部を同時に成形
後、仕上げ成形工程で一気に所定の形状に成形する長軸
段付きフランジ品の鍛造加工方法としたため、次のよう
な効果が得られる。 (イ)1工程内での据込みが軸段差とフランジ部との2
箇所となるため、フランジ部据込み型の口径を大きくす
ることができる。そのため、ワ−クの先端が据込み時、
ポンチ型に入りやすくなり、作業ミスがなくなり、作業
性が向上する。 (ロ)荒地工程でワ−クWとダイスに空間を作りワ−ク
W11部の熱量がダイス3aに流失するのを防止するよ
う設計されているため、ワ−クWの温度が下がりにくい
ので、追焼しなくて良く、省エネルギ−となる。 (ハ)加工程数または鍛造成形工程数が低減されるた
め、アプセッタ装置が1台分のコストで製造ができる。
また、生産向上がはかられる。
【0008】
【図1】本発明の実施例を示すアプセッタ装置の要部の
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の実施例を示すアプセッタ加工工程の工
程別のワ−クの断面図である。
程別のワ−クの断面図である。
【図3】従来の技術を示すアプセッタ加工工程の工程別
のワ−クの断面図である。
のワ−クの断面図である。
【符号の説明】 1 グリップダイ 2a〜f 第1〜第6グリップインサートダイス 3a〜d 第1〜第4軸段付き成形インサートダイス 4a〜e 第1〜第5成形インサートダイス 5a〜f 第1〜第6可動ポンチダイス 6 ヘッデングツールホルダ
Claims (1)
- 【請求項1】 グリップダイで固定した軸状のワ−クの
一端部を、複数の工程を経て順次据込み、所定の段付き
フランジ部の形状に成形するアプセッタ装置による据込
み鍛造加工方法において、段付きフランジ部の荒地成形
工程でフランジ部と段付き部の2分割にして、該段付き
部は該フランジ部の据込み圧力を利用して同時に成形
後、仕上げ成形工程で一気に所定の形状に成形すること
を特徴とする長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17725391A JPH05277617A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17725391A JPH05277617A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05277617A true JPH05277617A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=16027845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17725391A Pending JPH05277617A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 長軸段付きフランジ品の鍛造加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05277617A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000326043A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-28 | Honda Motor Co Ltd | クランク軸の冷間鍛造方法 |
CN103008526A (zh) * | 2011-09-26 | 2013-04-03 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种短档距双安装板整流叶片顶锻成型工艺 |
CN104399845A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-03-11 | 苏州工业园区新凯精密五金有限公司 | 一种销轴冷镦成型工艺及其裁切模具结构 |
CN114074168A (zh) * | 2020-08-19 | 2022-02-22 | 宾科汽车紧固件(昆山)有限公司 | 一种螺栓的成型方法以及冷镦装置 |
EP4434652A1 (en) * | 2023-03-23 | 2024-09-25 | Sigma & Hearts Co. Ltd. | Method for manufacturing constant velocity drive shaft |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP17725391A patent/JPH05277617A/ja active Pending
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