JPH05277529A - クロスロール圧延機のワークロール位置補正装置 - Google Patents

クロスロール圧延機のワークロール位置補正装置

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JPH05277529A
JPH05277529A JP7082192A JP7082192A JPH05277529A JP H05277529 A JPH05277529 A JP H05277529A JP 7082192 A JP7082192 A JP 7082192A JP 7082192 A JP7082192 A JP 7082192A JP H05277529 A JPH05277529 A JP H05277529A
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work roll
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cross
axial
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JP7082192A
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Yutaka Matsuda
裕 松田
Hisayoshi Arakami
久良 荒神
Tadashi Hiura
正 日浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下ワークロールを上下ワークロールチョッ
クと共に、水平面上で互いに交叉させてこの上下ワーク
ロールのクロス角を調整し得るクロス圧延機において、
ワークロールの軸方向の位置ずれを補正することを目的
とする。 【構成】 上下ワークロール及びワークロールチョック
のクロス角変化による軸方向ずれ量を検出するワークロ
ール位置検出器と、この軸方向ずれ量によって前記ワー
クロール及びワークロールチョックをロール軸方向に移
動させるワークロール軸方向位置補正手段とを設けたの
で、ワークロールの軸方向位置ずれを修正することが可
能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロスロール圧延機の
ワークロールクロス角を変化させた際にスラスト受け装
置に伴ってロール軸方向に移動するワークロールの位置
を補正する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5はクロスロール圧延機の一
例である。ワークロールだけをクロスさせるクロスロー
ル圧延機及びスラスト受け装置を示す破断平面図及び側
面図である。
【0003】上図において、上下のワークロール51の
作業側Wを支持するロールチョック52の入側A及び出
側Bには突起部63が設けられ、略L字状のレバー64
がそれぞれ枢着されている。
【0004】双方のレバー64はリンク66によって回
動自在に連結され、各々のレバー64から突出した双方
の軸65にはローラ62が回転自在に軸着されている。
【0005】スラスト受けブロック61は、ハウジング
56の入側A及び出側Bにそれぞれ配設され、そのガイ
ド溝61aにはローラ62が嵌挿されている。53はバ
ックアップロールである。
【0006】クロスヘッド57は、ロールチョック52
を入側A及び出側Bから挾持するように、ハウジング5
6の入側A及び出側Bに植設され、移動装置58によっ
て入出側方向に移動する。
【0007】圧延材50の圧延に際し、上下のロールチ
ョック52をクロスヘッド57の移動によってロール軸
方向中央点(クロス点)を中心に回動して上下のワーク
ロール51を所要のクロス角でクロスさせると、レバー
64及びリンク66から成る4節リンク機構によってロ
ーラ62は、ガイド溝61aに沿って直線的に移動す
る。
【0008】すなわち、図6に示すように、下方のワー
クロール51のロール軸心C51をワークロール中心Cか
ら所要のクロス角に設定すると、クロス点Oと、突起部
63とレバー64の連結点a,bとで形成する三角形O
abは鎖線で示すようにクロス点Oを中心に半径Oa及
びOb上を移動する。
【0009】また、レバー64とリンク66の連結点
d,e及びローラ62の中心点c,fとで形成する三角
形acd及びbefは、それぞれabedで形成する4
節リンク機構によって鎖線で示す位置に移動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の4節
リンク式スラスト受け装置では、ワークロール51のク
ロス角の拡大時の運動を円弧運動に近似させることはで
きるが、厳密には真の円弧運動とはならず、ワークロー
ル51のクロス角の拡大に従って、そのロール軸方向の
位置はスラスト受け装置の装設されている作業側Wにず
れる。従って、板厚精度及び平坦度を最適にするように
設計されたワークロール51の、例えばイニシアルクラ
ウン等のロールプロフィルの軸方向位置がずれてしま
う。
【0011】特に、ワークロール51の一方の端部をテ
ーパ状に成形したロールプロフィルを持ち、圧延機のエ
ッジ部とワークロール51のテーパ部とを一致させるエ
ッジアップ圧延を行う場合は所望の位置からテーパ部が
ずれて所期の目的を達成することができないので、クロ
スロール圧延機に用いることができない。本発明は、上
記従来技術に鑑みてなされたものであり、上下ワークロ
ールのクロス角変化による軸方向ずれ量を検出し、この
軸方向ずれ量を補正することにより、クロス角に関係な
く、ワークロールプロフィルの軸方向中心に対して圧延
機の板幅方向中心を常に一致させることのできる装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は上下ワークロールを上下ワークロールチョ
ックと共に、水平面上で互いに交叉させてこの上下ワー
クロールのクロス角を調整し得るクロス圧延機におい
て、前記上下ワークロール及びワークロールチョックの
前記クロス角変化による軸方向ずれ量を検出するワーク
ロール位置検出器と、この軸方向ずれ量によって前記ワ
ークロール及びワークロールチョックをロール軸方向に
移動させるワークロール軸方向位置補正手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】上下のワークロールのクロス角θを変化させた
際に、ワークロール位置検出器によって、ワークロール
の軸方向ずれ量を検出し、ワークロール軸方向位置補正
手段によって、このワークロール及びワークロールチョ
ックをロール軸方向に前記軸方向ずれ量だけ移動させて
元の位置に戻し、ワークロール軸方向位置を補正する。
【0014】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。尚、従来技術の装置と同一の
部材及び部位には同一の符号を付して重複する説明を省
略する。図1及び図2において、1は作業側ロール位置
検出器、2は駆動側ロール位置検出器であり、作業側W
の入側クロスヘッド7a及び駆動側Dの出側クロスヘッ
ド7bにそれぞれ装着され、制御装置3に連結されてい
る。
【0015】11はスラスト受けブロックであり、その
ガイド溝11aには、ローラ62が嵌挿され、ハウジン
グ56の入側A及び出側Bにそれぞれ装着されたフレー
ム12のガイド溝12aに摺動自在に嵌装されている。
【0016】15は入側油圧シリンダ、16は出側油圧
シリンダであり、入側A及び、出側Bのスラスト受けブ
ロック11とフレーム12とに介装され、制御装置3に
連結された入側サーボ弁13及び出側サーボ弁14を介
して図示しない油圧装置に連結されている。17は入側
ロッド位置検出器、18は出側ロッド位置検出器であ
り、入側油圧シリンダ15及び出側油圧シリンダ16に
装着され、制御装置3に連結されている。
【0017】制御装置3は、図3に示すように、作業側
ロール位置検出器1及び駆動側ロール位置検出器2が連
結されたロールずれ量演算部21と、ロッド移動量演算
部22と、入側サーボ弁13、出側サーボ弁14、入側
ロッド位置検出器17及び出側ロッド位置検出器18が
連結されたサーボ弁作動指示部23とによって構成され
ている。
【0018】圧延材50の圧延に際し、移動装置58に
よって各々のクロスヘッド7a,7bを移動し、上下の
ロールチョック52及びワークロール51をクロス点O
を中心に所要のクロス角θで上下を互いに逆方向に回動
し、上下のワークロール51をクロスさせる。
【0019】このとき、作業側ロール位置検出器1と対
向する作業側Wのロールチョック52の入側側面52a
及び駆動側ロール位置検出器2と対向する駆動側Dのロ
ールチョック52の出側側面52bは、図2に示すよう
に、クロス点O側にそれぞれeaw及びebdだけ移動
し、作業側Wの出側側面52b及び駆動側Dの入側側面
52aはクロス点Oと反対方向(作業側W及び駆動側
D)に移動する。
【0020】仮りに、ワークロール51及びロールチョ
ック52がロール軸方向にずれていないとすると、ea
w=ebd,ebw=eadであり、eaw>ebw,
ebd>eadとなる。
【0021】そこで、移動量の大きいeaw及びebd
を作業側ロール位置検出器1及び駆動側ロール位置検出
器2によって検出し、ロールずれ量演算部21によっ
て、ロールずれ量δを算出する。 δ=(eaw−ebd)/2
【0022】次に、ロッド移動量演算部22によって、
ロールずれ量δから各々の油圧シリンダ15,16のロ
ッド部15a,16aを移動させるロッド移動量l、す
なわちワークロール51及びロールチョック52を元の
位置に移動する量を算出する。 l=δ・cos θ 但し、θはクロス角θである。
【0023】サーボ弁作動指示部23は、ロッド移動量
lによって各々のサーボ弁13,14を作動させ、双方
のロッド部15a,16aをロッド移動量lだけ移動さ
せ、ワークロール51をその軸方向の駆動側Dに移動し
て元の位置に戻し、その軸方向位置を補正する。
【0024】入側ロッド位置検出器17及び出側ロッド
位置検出器18は、この各々のロッド15a,16aの
ロッド移動量lを検出し、サーボ弁作動指示部23にフ
ィードバックして、ロッド移動量lを確認する。
【0025】以上は、上方のワークロール51及びロー
ルチョック52について述べたが、下方のワークロール
51及びロールチョック52では、入側Aと出側Bとが
逆になる。
【0026】なお、各々のクロス角θが正確であると、
クロス点Oがずれることは無い。上記実施例には、上下
のワークロールだけをクロスするクロスロール圧延機の
例を用いているが、本発明は、上下のワークロール及び
バックアップロールをペアでクロスするペアクロス圧延
機にも適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように本発明はスラスト受け装置によって軸方向に支
承された上下ワークロールのクロス角θ変化による軸方
向ずれ量をワークロール位置検出器によって検出し、こ
の軸方向ずれ量をワークロール軸方向位置補正手段によ
って補正することにより、クロス角θに関係なく、ワー
クロールプロフィルの軸方向中心と圧延機の板幅方向中
心が常に一致するため、板厚精度及び板形状精度の高い
圧延材を得ることができる。また、一方の軸方向端部を
テーパに成形したテーパロールをクロスロール圧延機に
用いることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクロスロール圧延機の
作業側を一部破断して示す平面図である。
【図2】ロールクロスによるロールチョック側面の移動
を説明する平面図である。
【図3】図1の制御系を示すブロック図である。
【図4】従来のクロスロール圧延機の一例の作業側を一
部破断して示す平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4及び図5のスラスト受け装置の作用を説明
する平面図である。
【符号の説明】
1 作業側ロール位置検出器 2 駆動側ロール位置検出器 3 制御装置 7a 入側クロスヘッド 7b 出側クロスヘッド 11 スラスト受けブロック 13 入側サーボ弁 14 出側サーボ弁 15 入側油圧シリンダ 16 出側油圧シリンダ 17 入側ロッド位置検出器 18 出側ロッド位置検出器 51 ワークロール 52 ロールチョック A 入側 B 出側 D 駆動側 W 作業側 O クロス点 θ クロス角θ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ワークロールを上下ワークロールチ
    ョックと共に、水平面上で互いに交叉させてこの上下ワ
    ークロールのクロス角を調整し得るクロス圧延機におい
    て、前記上下ワークロール及びワークロールチョックの
    前記クロス角変化による軸方向ずれ量を検出するワーク
    ロール位置検出器と、この軸方向ずれ量によって前記ワ
    ークロール及びワークロールチョックをロール軸方向に
    移動させるワークロール軸方向位置補正手段とを設けた
    ことを特徴とするクロスロール圧延機のワークロール位
    置補正装置。
JP7082192A 1992-03-27 1992-03-27 クロスロール圧延機のワークロール位置補正装置 Expired - Lifetime JP2851473B2 (ja)

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JPH05277529A true JPH05277529A (ja) 1993-10-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100779718B1 (ko) * 2001-12-26 2007-11-26 주식회사 포스코 냉각롤 자동 센터링 장치 및 이를 이용한 자동 센터링 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100779718B1 (ko) * 2001-12-26 2007-11-26 주식회사 포스코 냉각롤 자동 센터링 장치 및 이를 이용한 자동 센터링 방법

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Effective date: 19981013