JPH05276600A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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JPH05276600A
JPH05276600A JP4071448A JP7144892A JPH05276600A JP H05276600 A JPH05276600 A JP H05276600A JP 4071448 A JP4071448 A JP 4071448A JP 7144892 A JP7144892 A JP 7144892A JP H05276600 A JPH05276600 A JP H05276600A
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JP
Japan
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signal
signals
radio
surround
audio signal
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JP4071448A
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Toru Nakagawa
透 中川
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Stereophonic System (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】無線方式で伝送した音声を左右のサラウンドス
ピーカに2チャンネルのサラウンド信号として出力させ
る場合のS/N比の低下や消費電力が増大を防止するこ
とできるようにした音響再生装置の提供を目的とする。 【構成】ビデオテープレコーダ1からの音声信号L,R
は、無線送信器7により差信号(L−R)に変換された
後、モノラルの無線信号M(L−R)に変換され、無線
受信器8に無線送信される。無線受信器8は、無線信号
M(L−R)を受信して左右の差信号(L−R)に変換
し、遅延時間の異なる第1及び第2の遅延差信号φ1
(L−R),φ2(L−R)を作成し、左右のサラウン
ドスピーカ9L,9Rに音声出力させている。これによ
り、無線方式で伝送した場合のS/N比の低下や消費電
力が増大を防止した状態で視聴者後方に配設された左右
のサラウンドスピーカに2チャンネルのサラウンド信号
を出力させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオディオテープ
レコーダ、ビデオテープレコーダ等におけるステレオ音
声を立体的に再生できるようにした音響再生装置に係
り、特にスピーカコードを用いること無く視聴者後方に
配設された左右のサラウンドスピーカに2チャンネルの
サラウンド信号を出力させることができる音響再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオソフト等を楽しむために4チャン
ネル以上のアンプと4台以上のスピーカを使い視聴者の
前方左右と後方左右にスピーカを配置して、ビデオソフ
ト等の2チャンネルの音声信号を遅延回路等に通して時
間的に遅らせた信号と、元の2チャンネルの音声信号と
を組合わせ、左右方向と前後方向に広がり感のある音場
再生方式のサラウンド方式がある。このサラウンド方式
を楽しむためには上述したように、遅延回路、4チャン
ネル以上のアンプを内蔵したAVアンプやサラウンドア
ンプと呼ばれるアンプが必要であった。
【0003】図5はこのような従来のサラウンド音声の
出力を行う音響再生装置を説明するブロック図である。
【0004】図5において、音響再生装置150は、ビ
デオテープレコーダ151と、このビデオテープレコー
ダ151からの映像信号及び左右の音声信号に所定の信
号処理を行うAVアンプ152と、このAVアンプ15
2からの映像信号を画像表示するテレビジョン受像機1
53と、前記AVアンプ152からの4チャンネルの音
声信号を音声出力する左右の正面スピーカ154,15
5及び左右のサラウンドスピーカ156,157とから
構成されている。
【0005】ビデオテープレコーダ151からの左右の
音声信号及び映像信号は、AVアンプ152に設けられ
た入力端子161,171,181に供給されるように
なっている。また、AVアンプ152には左の音声信号
用外部入力端子162,163、右の音声信号用外部入
力端子172,173及び映像信号用外部入力端子18
2,183が設けられている。
【0006】先ずAVアンプ152の映像信号処理系統
について説明する。
【0007】入力端子181及び外部入力端子182,
183はそれぞれミキサ184の第1ないし第3の入力
端子に接続されている。ミキサ184は、図示しない入
力手段からの操作により、第1ないし第3の入力端子を
単数または複数を選択し、単数の場合にはそのまま選択
した入力端子からの映像信号を出力端子から出力し、複
数の場合には選択した入力端子からの複数の音声信号を
混合して出力端子から出力する。ミキサ184の出力端
子は映像出力端子185に接続されている。映像出力端
子185はテレビジョン受像機の映像信号入力端子に接
続されている。これにより、ビデオテープレコーダ15
1からの映像信号は、ミキサ184を介してテレビジョ
ン受像機154で映像表示することが可能になってい
る。
【0008】次にAVアンプ152の音声信号処理系統
について説明する。
【0009】左の音声信号用入力端子161及び外部入
力端子162,163はそれぞれ左の音声信号用ミキサ
164の第1ないし第3の入力端子に接続されている。
ミキサ164は、図示しない入力手段からの操作によ
り、入力端子を単数選択した場合にはそのまま選択した
入力端子からの左の音声信号をサランウド回路190に
導き、入力端子を複数選択した場合には選択した入力端
子からの複数の左の音声信号を混合してサランウド回路
190に導く。右の音声信号用入力端子171及び外部
入力端子172,173はそれぞれ右の音声信号用ミキ
サ174の第1ないし第3の入力端子に接続されてい
る。ミキサ174は、ミキサ164と同様に入力端子を
単数選択した場合にはそのまま選択した入力端子からの
右の音声信号をサランウド回路190に導き、入力端子
を複数選択した場合には選択した入力端子からの複数の
右の音声信号を混合してサランウド回路190に導く。
これにより、ビデオテープレコーダ151からの左右の
音声信号は、それぞれミキサ164,174を介してサ
ランウド回路190に供給することが可能になってい
る。
【0010】サラウンド回路190は、ミキサ164か
らの左の音声信号Lを音量調整用可変抵抗165を介し
てアンプ166に供給するとともに、ミキサ174から
の右の音声信号Rを音量調整用可変抵抗175を介して
アンプ176に供給する。また、サラウンド回路190
は、ミキサ164からの左の音声信号Lとミキサ174
からの右の音声信号Rとの引算を行うことにより、残響
成分となる差信号(L−R)を検出し、この差信号(L
−R)の遅延を行うことにより、位相φの位相シフトを
行い、遅延差信号φ(L−R)として、可変抵抗167
を介してアンプ168に供給するとともに、遅延差信号
φ(L−R)を反転して反転遅延差信号−φ(L−R)
として、可変抵抗177を介してアンプ178に供給す
る。
【0011】アンプ166,176,167,177
は、それぞれ左右の音声信号L,R、遅延差信号φ(L
−R)、反転遅延差信号−φ(L−R)の増幅を行い、
それぞれ出力端子191,192,193,194に導
く。出力端子191,192,193,194は聴取者
195の左右正面側に配置された左右の正面スピーカ1
54,155及び聴取者191の左右背面側に配置され
た左右のサラウンドスピーカ156,157にそれぞれ
接続されている。出力端子からの左右の音声信号L,
R、遅延差信号φ(L−R)、反転遅延差信号−φ(L
−R)は、2チャンネルのサラウンド信号としてそれぞ
れ左右の正面スピーカ154,155及び左右のサラウ
ンドスピーカ156,157により音声出力される。
【0012】このような従来のサラウンド音声の出力を
行う音響再生装置によれば、聴取者195の後方に配設
された左右のサラウンドスピーカ154,155から残
響成分の遅延差信号φ(L−R)、−φ(L−R)が得
られるので、聴取者には音楽ホールにおける演奏のよう
な後方からの遠くから反射した残響音を感じることにな
り、音源の方向及び距離感を与えることができる。
【0013】しかしながら、このような従来のサラウン
ド音声の出力を行う音響再生装置では、遅延回路、4チ
ヤンネル以上のアンプを内蔵したアンプ152、4台以
上のスピーカ及びこれらを接続するスピーカコードが必
要であり、非常にスペースを取るとともに、特にサラウ
ンドスピーカ156,157が配置された視聴者後方ま
でスピーカコードを引き回すためスピーカコードが非常
に邪魔になる。これにより、スピーカコードにより室内
の景観が損なわれたり、スピーカコードが足に引っ掛か
る等により事故を起こす場合も多々あった。また、テレ
ビジョン受像機のスピーカを正面側のスピーカとして使
用する場合に、背面側のサラウンドスピーカにパワーア
ンフを内蔵したものを用いたとしても、最低でもステレ
オ用の2芯のシールド線のスピーカコードを引き回すた
めスピーカコードが非常に邪魔になる。
【0014】このことに対応して遅延差信号φ(L−
R)、−φ(L−R)を光や電波等の無線方式で伝送す
る方法も考えられるが、ステレオ伝送のため、ステレオ
信号を送受信する回路や、2チャンネル分の電力が必要
になるとともに、S/N比の低下や消費電力が増大する
という問題があり不都合である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の音響再
生装置では、視聴者後方に配設された左右のサラウンド
スピーカに2チャンネルのサラウンド信号を出力させて
いるが、2チャンネルのサラウンド信号をステレオ方式
で伝送するために、無線方式で伝送した場合にはS/N
比の低下や消費電力が増大が起こるので、スピーカコー
ドで左右のサラウンドスピーカに伝送しており、サラウ
ンドスピーカが配置された視聴者後方までスピーカコー
ドを引き回さなければず、スピーカコードが非常に邪魔
になる。
【0016】本発明は前記の問題点を除去し、無線方式
で伝送した音声を左右のサラウンドスピーカに2チャン
ネルのサラウンド信号として出力させる場合のS/N比
の低下や消費電力が増大を防止することできる音響再生
装置の提供を目的とする。
【0017】[発明の構成]
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音響再生
装置は、入力される左の音声信号、右の音声信号に基づ
いて左右の合成信号を作成し、この左右の合成信号をモ
ノラルの無線信号に変換して送信する無線送信器と、こ
の無線送信器からの無線信号を受信して左右の合成信号
に変換し、この左右の合成信号を異なる遅延時間で遅延
することによりそれぞれ遅延時間の異なる第1及び第2
のサラウンド信号を作成する無線受信器と、この無線受
信器からの第1及び第2のサラウンド信号を音声出力す
る左右のサラウンドスピーカとを具備したことを特徴と
する。
【0019】
【作用】このような構成によれば、無線送信器は、左右
の合成信号をモノラルの無線信号に変換して無線受信器
に送信するので、無線方式で伝送した場合のS/N比の
低下や消費電力が増大を防止できる。無線受信器は、無
線信号を受信して左右の合成信号に変換し、この左右の
合成信号からそれぞれ遅延時間の異なる第1及び第2の
サラウンド信号を作成し、それぞれ左右のサラウンドス
ピーカに2チヤンネルで音声出力させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は本発明に係る音響再生装置の一実施
例を示す斜視図である。
【0022】図1において、符号1はビデオテープレコ
ーダであり、このビデオテープレコーダ1の左右の音声
信号出力端子1L,1R及び映像出力端子1aからの左
右の音声信号L,R及び映像信号aはそれぞれケーブル
2,3,4を介してデレビジョン受像機5の左右の音声
信号入力端子5Lin,5Rin及び映像入力端子5aにそ
れぞれ供給される。
【0023】テレビジョン受像機5は、ビデオテープレ
コーダ1からの映像信号aを画像表示し、左右の音声信
号L,Rをテレビジョン受像機5のキヤビネット51正
面の左側及び右側に設けられた左右の正面スピーカ6
L,6Rから音声出力するとともに、左右の音声信号
L,Rをそれぞれ出力端子5Lout ,5Rout からケー
ブル91,92を介して無線送信器7に供給する。
【0024】無線送信器7は、デレビジョン受像機5か
らの左の音声信号L、右の音声信号Rに基づいて左右の
差信号(L−R)を作成し、この左右の差信号(L−
R)をモノラルの無線信号M(L−R)に変換し、アン
テナ71を介して電波として聴取者99の背後に配設さ
れた無線受信器8に無線送信している。無線受信器8
は、無線送信器7からの無線信号M(L−R)をアンテ
ナ81を介して受信して左右の差信号(L−R)に変換
し、この左右の差信号(L−R)を異なる遅延時間で遅
延することによりそれぞれ遅延時間の異なる第1及び第
2の遅延差信号φ1(L−R),φ2(L−R)を作成
し、2チャンネルのサラウンド信号としてサラウンドス
ピーカ9L,9Rにそれぞれ音声出力させている。無線
受信器8はキャビネットは5角柱状に形成されており、
左右のサラウンドスピーカ9L,9Rはキャビネットの
5つの側面の内、聴取者99側の2面に設けられてい
る。これにより、サラウンドスピーカ9L,9Rは、所
定角度開いた方向に向いて配設されることになるので、
サラウンドスピーカ9L,9Rからの音声出力φ1(L
−R),φ2(L−R)はそれぞれ聴取者99の左耳9
9Lと右耳99Rに分けて聴取される。また、左右の正
面スピーカ6L,6Rは左右に放して設けられているの
で、左右の正面スピーカ6L,6Rからの音声出力L,
Rはそれぞれ聴取者99の左耳99Lと右耳99Rに分
けて聴取される。
【0025】図2は図1のテレビジョン受像機における
音声回路を示す回路図である。
【0026】左右の音声信号用入力端子5Lin,5Rin
及びテレビジョン受像機5に設けられた他の左右の音声
信号用入力端子は入力切換回路52の入力端子a1,a
2…に接続されている。入力切換回路64は、図示しな
い入力手段からの操作により、選択した入力端子からの
左の音声信号を左の音声信号L1として第1の左の音声
信号用出力端子53Lに導くとともにアンプ54Lに供
給する。アンプ54Lは、左の音声信号L1増幅を行
い、第2の左の音声信号L2として第2の左の音声信号
用出力端子55Lに導くとともにスピーカ6Lより音声
出力させる。また、入力切換回路52は、図示しない入
力手段からの操作により、選択した入力端子からの右の
音声信号を右の音声信号R1として第1の右の音声信号
用出力端子53Rに導くとともにアンプ54Rに供給す
る。アンプ54Rは、右の音声信号R1増幅を行い、右
の音声信号R2として第2の右の音声信号用出力端子5
5Rに導くとともにスピーカ6Rより音声出力させる。
ここで、第1及び第2の左の音声信号用出力端子53
L,55Lは、無線送信器7の入力端子に接続にされた
方が図1の出力端子5Lout に相当し、第1及び第2の
右の音声信号用出力端子53R,55Rは、無線送信器
7の入力端子に接続にされた方が図1の出力端子5Rou
t に相当する。
【0027】このような音声回路によれば、左右の音声
信号R,Lを切換え選択により、スピーカ6L,6Rに
音声出力させることができるとともに、第1及び第2の
左の音声信号用出力端子53L,55Lから右の音声信
号L1,L2を出力させ、第1及び第2の左の音声信号
用出力端子53R,55Rから右の音声信号R1,R2
を出力させることができる。
【0028】図3は図1の無線送信器を示す回路図であ
る。
【0029】無線送信器7の左の入力端子72Lには、
テレビジョン受像機5の第1及び第2の左の音声信号用
出力端子53L,55Lのうち一方が接続されるように
なっており、左の音声信号L1または左の音声信号L2
が導かれるようになっている。導かれた方の左の音声信
号が図1の無線送信器7に導かれる音声信号Lとなる。
無線送信器7の右の入力端子72Rには、テレビジョン
受像機5の第1及び第2の右の音声信号用出力端子53
R,55Rのうち一方が接続されるようになっており、
右の音声信号R1または右の音声信号R2が導かれるよ
うになっいる。導かれた方の右の音声信号が図1の無線
送信器7に導かれる音声信号Rとなる。但し、接続でき
る組合わせは(53L,53R)と(55L,55R)
である。
【0030】左の入力端子72Lからの音声信号Lは演
算増幅器73の非反転入力端子に導かれる。右の入力端
子72Rからの音声信号Rは演算増幅器73の反転入力
端子に導かれる。演算増幅器73の反転入力端子は抵抗
75を介して基準電位点に接続されている。また、演算
増幅器73の反転入力端子と出力端子の間には抵抗76
が接続されている。このような接続により演算増幅器7
3は、音声信号Lと音声信号Rとの差信号(L−R)を
出力端子から出力する。演算増幅器からの差信号(L−
R)は、音量調整用可変抵抗77を介して送信回路74
に供給される。送信回路74は、差信号(L−R)をモ
ノラルの無線信号M(L−R)に変換し、アンテナ71
を介して無線受信器8(図1参照)に無線送信してい
る。
【0031】このような無線送信器7の回路によれば、
デレビジョン受像機5からの左の音声信号L、右の音声
信号Rから左右の差信号(L−R)を作成し、この左右
の差信号(L−R)をモノラルの無線信号M(L−R)
に変換し、無線受信器8に無線送信することができる。
【0032】図4は図1の無線受信器8を示す回路図で
ある。
【0033】図4において、電源回路83は、受信回路
84、遅延回路85、アンプ87L,87Rに電源電圧
を供給している。受信回路84は、無線送信器7(図3
参照)からの無線信号M(L−R)をアンテナ81を介
して受信して左右の差信号(L−R)に変換して遅延回
路85に供給する。遅延回路85は、差信号(L−R)
を第1の遅延時間で遅延を行うことにより、位相φ1の
位相シフトを行い、差信号φ1(L−R)として、可変
抵抗86Lを介してアンプ87Lに供給するとともに、
差信号(L−R)を第1の遅延時間よりも微小時間上回
る第2の遅延時間で遅延を行うことにより、位相φ2の
位相シフトを行い、遅延差信号φ2(L−R)として、
可変抵抗86Rを介してアンプ87Rに供給する。アン
プ87L,87Rは、それぞれ遅延差信号φ1(L−
R)、遅延差信号φ2(L−R)の増幅を行い、サラウ
ンドスピーカ9L,9Rに音声出力される。
【0034】このような無線受信器8の回路によれば、
無線信号M(L−R)を受信して左右の差信号(L−
R)に変換し、この左右の差信号(L−R)を遅延回路
85で異なる遅延時間で遅延することによりそれぞれ遅
延時間の異なる第1及び第2の遅延差信号φ1(L−
R)、φ2(L−R)を作成し、それぞれサラウンドス
ピーカ9L,9Rに音声出力させることができる。
【0035】このような実施例の全体動作を説明する
と、ビデオテープレコーダ1からの音声信号L,Rはデ
レビジョン受像機5の正面スピーカ6L,6Rから音声
出力されるとともに、無線送信器7により差信号(L−
R)に変換された後、モノラルの無線信号M(L−R)
に変換され、アンテナ71を介して聴取者99の背後に
配設された無線受信器8に無線送信される。無線受信器
8は、受信回路84により無線信号M(L−R)を受信
して左右の差信号(L−R)に変換し、遅延回路85に
より左右の差信号(L−R)から遅延時間の異なる第1
及び第2の遅延差信号φ1(L−R),φ2(L−R)
を作成し、左右のサラウンドスピーカ9L,9Rに音声
出力させている。これにより、聴取者99の後方に配設
された左右のサラウンドスピーカ9L,9Rから残響成
分の遅延差信号φ1(L−R)、φ2(L−R)が得ら
れるので、聴取者には音楽ホールにおける演奏のような
後方からの遠くから反射した残響音を感じることにな
り、音源の方向及び距離感を与えることができる。
【0036】このような実施例によれば、サラウンドス
ピーカが配置された視聴者後方までスピーカコードを引
き回す必要がないために、スピーカコードにより室内の
景観が損うことがなく、スピーカコードが足に引っ掛か
る等による事故を防止することができる。また、無線送
信器7の送信回路74と無線受信器8の受信回路84の
間での送受信は、モノラルの無線信号M(L−R)より
行われるので、送信回路74及び受信回路84は、簡易
な回路で構成できるとともに、1チャンネル分の電力で
動作でき、さらには、S/N比の低下も防止できる。
【0037】尚、図1の実施例では左右のサラウンドス
ピーカ33,34から残響成分の遅延差信号φ1(L−
R)、φ2(L−R)の遅延時間をφ2(L−R)の方
が微小時間上回るようにしたが、φ2(L−R)の方が
微小時間上回るようにしてもよい。また、この微小時間
を差信号(L−R)の平均周期の半分に設定することに
より、図5の従来例と同等のサラウンド効果が得られ
る。
【0038】また、図1の実施例では無線送信器7は、
左右の差信号L,Rから左右の差信号(L−R)を作成
していたが、他の左右の差信号L,Rの合成信号、例え
ば和信号(L+R)を作成してモノラルの無線信号M
(L+R)を送信するようにしてもよい。さらに、モノ
ラルの無線信号には電波を用いていたが、モノラルの無
線信号として赤外線を用いてるように構成してもよい。
【0039】さらに、図5の従来例ではAVアンプにお
ける出力端子93,94からの遅延差信号φ(L−
R)、反転遅延差信号−φ(L−R)の内一方を無線送
信器7の入力端子72L,72Rのうち一方のみに接続
し、入力端子72L,72Rのうち他方に何も接続しな
いようにしてもよい。このような接続により各種のサラ
ウンド音声の出力を行う装置に本発明を適用できる。
【0040】さらに、図5の従来例ではビデオテープレ
コーダに適用したが、他の音響再生装置(例えばオーデ
ィオテープレコーダ)に適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、無線方式で伝送した音
声を左右のサラウンドスピーカに2チャンネルのサラウ
ンド信号として出力させる場合のS/N比の低下や消費
電力が増大を防止することできるので、サラウンドスピ
ーカが配置された視聴者後方までスピーカコードを引き
回す必要がなく、スピーカコードにより室内の景観が損
わず、スピーカコードが足に引っ掛かる等による事故を
防止することができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る音響再生装置の一実施例を示す斜
視図。
【0044】
【図2】図2は図1のテレビジョン受像機における音声
回路を示す回路図。
【0045】
【図3】図3は図1の無線送信器を示す回路図。
【0046】
【図4】図4は図1の無線受信器を示す回路図。
【0047】
【図5】図5は従来のサラウンド音声の出力を行う音響
再生装置を説明するブロック図。
【0048】
【符号の説明】
1 ビデオテープレコーダ 5 デレビジョン受像機 6L,6R 左右の正面スピーカ 7 無線送信器 8 無線受信器 9L,9R 左右のサラウンドスピーカ 99 聴取者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される左の音声信号、右の音声信号
    に基づいて左右の合成信号を作成し、この左右の合成信
    号をモノラルの無線信号に変換して送信する無線送信器
    と、 この無線送信器からの無線信号を受信して左右の合成信
    号に変換し、この左右の合成信号を異なる遅延時間で遅
    延することによりそれぞれ遅延時間の異なる第1及び第
    2のサラウンド信号を作成する無線受信器と、 この無線受信器からの第1及び第2のサラウンド信号を
    音声出力する左右のサラウンドスピーカとを具備したこ
    とを特徴とする音響再生装置。
JP4071448A 1992-03-27 1992-03-27 音響再生装置 Pending JPH05276600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071448A JPH05276600A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 音響再生装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5666422A (en) * 1994-05-18 1997-09-09 Harrison; Robert W. Remote speaker for surround-sound applications
JP2007036802A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2008514046A (ja) * 2004-09-14 2008-05-01 カー・ウント・ハー・フェアトリープス・ウント・エントヴィックルングスゲゼルシャフト・エムベーハー 無線方式で送信された音声信号を受信するための装置

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