JPH10243500A - 音場再生装置 - Google Patents
音場再生装置Info
- Publication number
- JPH10243500A JPH10243500A JP9062525A JP6252597A JPH10243500A JP H10243500 A JPH10243500 A JP H10243500A JP 9062525 A JP9062525 A JP 9062525A JP 6252597 A JP6252597 A JP 6252597A JP H10243500 A JPH10243500 A JP H10243500A
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- JP
- Japan
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- main
- signal
- sound
- speaker
- surround
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- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のサラウンド信号も再生する音場再生装
置で臨場感を得るためには、ある程度の大音量が必要で
あった。 【解決手段】 ２チャンネルのメイン信号は、それぞれ
前方の横一列に配置したスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒによ
って再生する。そして、サラウンド用スピーカ２Ｌ，２
Ｒを受聴者９の近辺に配置して、サラウンド信号に遅延
時間を調節したメイン信号を加算して再生する。このよ
うにして、メイン信号の受聴者９の付近での音圧を上げ
ることにより、全体の音量が小さくても大音量で再生し
ているように受聴者９に感じさせることができる。
置で臨場感を得るためには、ある程度の大音量が必要で
あった。 【解決手段】 ２チャンネルのメイン信号は、それぞれ
前方の横一列に配置したスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒによ
って再生する。そして、サラウンド用スピーカ２Ｌ，２
Ｒを受聴者９の近辺に配置して、サラウンド信号に遅延
時間を調節したメイン信号を加算して再生する。このよ
うにして、メイン信号の受聴者９の付近での音圧を上げ
ることにより、全体の音量が小さくても大音量で再生し
ているように受聴者９に感じさせることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数チャンネルの
音響信号を再生する音場再生装置に関するものである。
音響信号を再生する音場再生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、臨場感のある音場再生を実現
するために、前方左右に配置された１組のスピーカで２
チャンネルのメイン信号を再生するステレオ再生装置に
加え、受聴者の両側または後方左右にスピーカを配置し
て、このスピーカからサラウンド信号を再生する音場再
生装置が開発されている。
するために、前方左右に配置された１組のスピーカで２
チャンネルのメイン信号を再生するステレオ再生装置に
加え、受聴者の両側または後方左右にスピーカを配置し
て、このスピーカからサラウンド信号を再生する音場再
生装置が開発されている。
【０００３】このようにサラウンド信号も再生する音場
再生装置においては、メイン信号は受聴者の前方左右に
配置されたスピーカで再生されるために音像定位が良
く、また後方のスピーカで再生されるサラウンド信号
は、受聴者に再生音場の雰囲気を伝達し、臨場感のある
音響信号の再生を可能にしている。
再生装置においては、メイン信号は受聴者の前方左右に
配置されたスピーカで再生されるために音像定位が良
く、また後方のスピーカで再生されるサラウンド信号
は、受聴者に再生音場の雰囲気を伝達し、臨場感のある
音響信号の再生を可能にしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の音場再
生装置で臨場感を得るためには、ある程度の大音量が必
要となる。しかしながら、一般の家庭では、隣室との遮
音性が十分ではなく、特にアパートやマンションなどで
は、隣家や上下に接する家に対しても音が漏れるので、
大音量で聞くことができなかった。このため、特別に防
音設備を施した部屋を持たない一般の家庭では、音場再
生装置を設置してもサラウンド効果を十分に発揮させる
ことができなかった。そこで本発明は、隣室や隣家との
遮音性が十分でない部屋でも臨場感を増すことができる
音場再生装置を提供することを目的とする。
生装置で臨場感を得るためには、ある程度の大音量が必
要となる。しかしながら、一般の家庭では、隣室との遮
音性が十分ではなく、特にアパートやマンションなどで
は、隣家や上下に接する家に対しても音が漏れるので、
大音量で聞くことができなかった。このため、特別に防
音設備を施した部屋を持たない一般の家庭では、音場再
生装置を設置してもサラウンド効果を十分に発揮させる
ことができなかった。そこで本発明は、隣室や隣家との
遮音性が十分でない部屋でも臨場感を増すことができる
音場再生装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、メイン信号とサラウンド信号とを含む音
響信号を再生する音場再生装置において、受聴者の前方
左右に配置され、前記メイン信号が供給される１組のメ
インスピーカと、前記受聴者の近傍に配置され、前記メ
インスピーカから再生される前記メイン信号が前記受聴
者に到着する時刻よりも遅い時刻に到着するよう遅延さ
れた前記メイン信号と前記サラウンド信号とが加算され
て供給される複数のサブスピーカとからなることを特徴
とする音場再生装置、及び、この音場再生装置におい
て、前記メインスピーカは、音圧重み付けのされた複数
のスピーカからなるスピーカアレイであることを特徴と
する音場再生装置を提供しようとするものである。
の手段として、メイン信号とサラウンド信号とを含む音
響信号を再生する音場再生装置において、受聴者の前方
左右に配置され、前記メイン信号が供給される１組のメ
インスピーカと、前記受聴者の近傍に配置され、前記メ
インスピーカから再生される前記メイン信号が前記受聴
者に到着する時刻よりも遅い時刻に到着するよう遅延さ
れた前記メイン信号と前記サラウンド信号とが加算され
て供給される複数のサブスピーカとからなることを特徴
とする音場再生装置、及び、この音場再生装置におい
て、前記メインスピーカは、音圧重み付けのされた複数
のスピーカからなるスピーカアレイであることを特徴と
する音場再生装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の音場再生装置は、２チャ
ンネルのメイン信号は、それぞれ前方の横一列に配置し
たスピーカアレイ（メインスピーカ）によって再生す
る。この時、隣室へ音が漏れないようにするために、そ
れぞれのスピーカアレイを構成する各スピーカの中心の
スピーカに音圧重み付けを行って、副極の小さな指向性
制御を行う。さらに、サラウンド用スピーカ（サブスピ
ーカ）を受聴者の近辺に配置して、サラウンド信号に遅
延時間を調節したメイン信号を加算して再生する。この
ようにして、メイン信号の受聴者付近での音圧を上げる
ことにより、全体の音量が小さくても大音量で再生して
いるように受聴者に感じさせることができる。なお、こ
の場合でも前方に配置したスピーカアレイから再生され
るメイン信号により定位感を損なうことはない。
ンネルのメイン信号は、それぞれ前方の横一列に配置し
たスピーカアレイ（メインスピーカ）によって再生す
る。この時、隣室へ音が漏れないようにするために、そ
れぞれのスピーカアレイを構成する各スピーカの中心の
スピーカに音圧重み付けを行って、副極の小さな指向性
制御を行う。さらに、サラウンド用スピーカ（サブスピ
ーカ）を受聴者の近辺に配置して、サラウンド信号に遅
延時間を調節したメイン信号を加算して再生する。この
ようにして、メイン信号の受聴者付近での音圧を上げる
ことにより、全体の音量が小さくても大音量で再生して
いるように受聴者に感じさせることができる。なお、こ
の場合でも前方に配置したスピーカアレイから再生され
るメイン信号により定位感を損なうことはない。
【０００７】
【実施例】以下に示す第１及び第２の実施例は、左右２
チャンネルのメイン信号と４チャンネルのサラウンド信
号とからなる６チャンネルの音響信号を再生する音場再
生装置について説明する。まず、本発明の音場再生装置
の第１の実施例を図面と共に説明する。図１は本発明の
音場再生装置の第１の実施例を示す構成図である。
チャンネルのメイン信号と４チャンネルのサラウンド信
号とからなる６チャンネルの音響信号を再生する音場再
生装置について説明する。まず、本発明の音場再生装置
の第１の実施例を図面と共に説明する。図１は本発明の
音場再生装置の第１の実施例を示す構成図である。
【０００８】同図において、それぞれ前方左右の位置に
複数のスピーカが横一列に連なって配置されているスピ
ーカアレイ１Ｌ，１Ｒには、それぞれ左チャンネルと右
チャンネルのメイン信号が供給されている。この時、隣
室へ音が漏れないようにするために、それぞれのスピー
カアレイ１Ｌ，１Ｒでは、二項分布やベッセル関数等に
よって、それぞれのスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒを構成す
る各スピーカの中心のスピーカに音圧重み付けを行っ
て、副極の小さな指向性制御を行っている。これによ
り、主極が広がる傾向にあっても、受聴者９は複数であ
ることが多いことを考慮すれば問題とはならない。
複数のスピーカが横一列に連なって配置されているスピ
ーカアレイ１Ｌ，１Ｒには、それぞれ左チャンネルと右
チャンネルのメイン信号が供給されている。この時、隣
室へ音が漏れないようにするために、それぞれのスピー
カアレイ１Ｌ，１Ｒでは、二項分布やベッセル関数等に
よって、それぞれのスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒを構成す
る各スピーカの中心のスピーカに音圧重み付けを行っ
て、副極の小さな指向性制御を行っている。これによ
り、主極が広がる傾向にあっても、受聴者９は複数であ
ることが多いことを考慮すれば問題とはならない。
【０００９】そして、このスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒが
配置する場所などの制約により、受聴者９の方向を向い
ていない場合（図中、スピーカアレイ１Ｒ参照）、すな
わち、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒの主極の方向が受聴者
９の方向と異なる場合、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒに供
給するメイン信号の重み付けを制御すると共に、スピー
カアレイ１Ｌ，１Ｒを構成する個々のスピーカの位相調
整を行うことにより、主極を受聴者９の方向に向けるこ
とができる。
配置する場所などの制約により、受聴者９の方向を向い
ていない場合（図中、スピーカアレイ１Ｒ参照）、すな
わち、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒの主極の方向が受聴者
９の方向と異なる場合、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒに供
給するメイン信号の重み付けを制御すると共に、スピー
カアレイ１Ｌ，１Ｒを構成する個々のスピーカの位相調
整を行うことにより、主極を受聴者９の方向に向けるこ
とができる。
【００１０】受聴者９の近辺に配置されるサラウンド用
スピーカ２Ｌ，２Ｒには、加算回路７Ｌ，７Ｒによって
第１のサラウンド信号にメイン信号が加算されて供給さ
れる。そして、このサラウンド用スピーカ２Ｌ，２Ｒに
供給されるメイン信号は、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒに
よって再生されるメイン信号よりも１ｍｓ〜３０ｍｓ遅
い時刻に受聴者９に到達するように遅延回路５Ｌ，５Ｒ
によって遅延時間が調整されている。さらに、メイン信
号の定位感が損なわれることを防止するために、振幅調
整回路４Ｌ，４Ｒによって振幅を調整する。また、必要
に応じて周波数特性も調整する。
スピーカ２Ｌ，２Ｒには、加算回路７Ｌ，７Ｒによって
第１のサラウンド信号にメイン信号が加算されて供給さ
れる。そして、このサラウンド用スピーカ２Ｌ，２Ｒに
供給されるメイン信号は、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒに
よって再生されるメイン信号よりも１ｍｓ〜３０ｍｓ遅
い時刻に受聴者９に到達するように遅延回路５Ｌ，５Ｒ
によって遅延時間が調整されている。さらに、メイン信
号の定位感が損なわれることを防止するために、振幅調
整回路４Ｌ，４Ｒによって振幅を調整する。また、必要
に応じて周波数特性も調整する。
【００１１】同様に、受聴者９の後方左右に配置される
サラウンド用スピーカ３Ｌ，３Ｒにも、加算回路８Ｌ，
８Ｒによって第２のサラウンド信号にメイン信号が加算
されて供給される。そして、このサラウンド用スピーカ
３Ｌ，３Ｒに供給されるメイン信号は、遅延回路６Ｌ，
６Ｒによって遅延時間が調整されると共に、振幅調整回
路４Ｌ，４Ｒによって振幅が調整されている。また、必
要に応じて周波数特性も調整する。
サラウンド用スピーカ３Ｌ，３Ｒにも、加算回路８Ｌ，
８Ｒによって第２のサラウンド信号にメイン信号が加算
されて供給される。そして、このサラウンド用スピーカ
３Ｌ，３Ｒに供給されるメイン信号は、遅延回路６Ｌ，
６Ｒによって遅延時間が調整されると共に、振幅調整回
路４Ｌ，４Ｒによって振幅が調整されている。また、必
要に応じて周波数特性も調整する。
【００１２】そして、スピーカアレイ１Ｌ，１Ｒの間に
モニタ１０があり、このモニタ１０に再生される画像に
付随して音響信号が再生される場合には、その画像再生
による受聴者９への影響を考慮して、遅延回路５Ｌ，５
Ｒ，６Ｌ，６Ｒ及び振幅調整回路４Ｌ，４Ｒによる遅延
時間及び振幅の調整を行う。このように、サラウンド用
スピーカ２Ｌ，２Ｒ，３Ｌ，３Ｒにメイン信号を供給し
て再生することにより、メイン信号の音量が小さくても
大音量で再生しているように受聴者９が感じることがで
きる。
モニタ１０があり、このモニタ１０に再生される画像に
付随して音響信号が再生される場合には、その画像再生
による受聴者９への影響を考慮して、遅延回路５Ｌ，５
Ｒ，６Ｌ，６Ｒ及び振幅調整回路４Ｌ，４Ｒによる遅延
時間及び振幅の調整を行う。このように、サラウンド用
スピーカ２Ｌ，２Ｒ，３Ｌ，３Ｒにメイン信号を供給し
て再生することにより、メイン信号の音量が小さくても
大音量で再生しているように受聴者９が感じることがで
きる。
【００１３】また、サラウンド用スピーカ２Ｌ，２Ｒ，
３Ｌ，３Ｒでもメイン信号を再生することにより、前方
に配置したスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒからの音量を小さ
くすることができる。なお、この場合でも前方に配置し
たスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒからメイン信号を再生する
ことによって先行音効果が得られ、メイン信号の定位感
を損なうことはない。また、サラウンド信号に関しても
サラウンド用スピーカ３Ｌ，３Ｒからの再生により、定
位感を得ることができる。
３Ｌ，３Ｒでもメイン信号を再生することにより、前方
に配置したスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒからの音量を小さ
くすることができる。なお、この場合でも前方に配置し
たスピーカアレイ１Ｌ，１Ｒからメイン信号を再生する
ことによって先行音効果が得られ、メイン信号の定位感
を損なうことはない。また、サラウンド信号に関しても
サラウンド用スピーカ３Ｌ，３Ｒからの再生により、定
位感を得ることができる。
【００１４】図２は本発明の音場再生装置の第２の実施
例を示す構成図であり、サラウンド用スピーカを２つに
した場合の実施例を示している。同図において、それぞ
れ前方左右の位置に横一列に連なって配置されているス
ピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒには、第１の実施例と同様
に、それぞれ左チャンネルと右チャンネルのメイン信号
が供給されている。この時、隣室へ音が漏れないように
するために、それぞれのスピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒ
では、二項分布やベッセル関数等によって中心側にある
スピーカの音圧重み付けを行って、副極の小さな指向性
制御を行っている。
例を示す構成図であり、サラウンド用スピーカを２つに
した場合の実施例を示している。同図において、それぞ
れ前方左右の位置に横一列に連なって配置されているス
ピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒには、第１の実施例と同様
に、それぞれ左チャンネルと右チャンネルのメイン信号
が供給されている。この時、隣室へ音が漏れないように
するために、それぞれのスピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒ
では、二項分布やベッセル関数等によって中心側にある
スピーカの音圧重み付けを行って、副極の小さな指向性
制御を行っている。
【００１５】受聴者９の近辺の後方側に配置されるサラ
ウンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒには、加算回路１７
Ｌ，１７Ｒによって第１及び第２のサラウンド信号とメ
イン信号とが加算されて供給される。そして、このサラ
ウンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒに供給されるメイン信
号は、スピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒによって再生され
るメイン信号と同じ時刻に受聴者９に届くように遅延回
路１３Ｌ，１３Ｒによって遅延時間が調整されている。
ウンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒには、加算回路１７
Ｌ，１７Ｒによって第１及び第２のサラウンド信号とメ
イン信号とが加算されて供給される。そして、このサラ
ウンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒに供給されるメイン信
号は、スピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒによって再生され
るメイン信号と同じ時刻に受聴者９に届くように遅延回
路１３Ｌ，１３Ｒによって遅延時間が調整されている。
【００１６】また、通常受聴者９の左右から供給される
第１のサラウンド信号が遅延回路１４Ｌ，１４Ｒによっ
て遅延時間が調整されて供給されると共に、通常受聴者
９の左右後方から供給される第２のサラウンド信号が遅
延回路１５Ｌ，１５Ｒによって遅延時間が調整されて供
給される。そして、第１のサラウンド信号と第２のサラ
ウンド信号の遅延時間を個別に制御することにより、定
位感のあるサラウンド信号を得ることができる。また、
スピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒの間にモニタ１０があ
り、このモニタ１０に再生される画像に付随して音声信
号が再生される場合には、その画像再生による受聴者９
への影響を考慮して、遅延回路１３Ｌ，１３Ｒ，１４
Ｌ，１４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒによる遅延時間及び振幅の
調整を行う。
第１のサラウンド信号が遅延回路１４Ｌ，１４Ｒによっ
て遅延時間が調整されて供給されると共に、通常受聴者
９の左右後方から供給される第２のサラウンド信号が遅
延回路１５Ｌ，１５Ｒによって遅延時間が調整されて供
給される。そして、第１のサラウンド信号と第２のサラ
ウンド信号の遅延時間を個別に制御することにより、定
位感のあるサラウンド信号を得ることができる。また、
スピーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒの間にモニタ１０があ
り、このモニタ１０に再生される画像に付随して音声信
号が再生される場合には、その画像再生による受聴者９
への影響を考慮して、遅延回路１３Ｌ，１３Ｒ，１４
Ｌ，１４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒによる遅延時間及び振幅の
調整を行う。
【００１７】このようにして、サラウンド用スピーカ１
２Ｌ，１２Ｒにメイン信号を供給して再生することによ
り、メイン信号の音量が小さくても大音量で再生してい
るように受聴者９が感じることができる。また、サラウ
ンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒでメイン信号の音量を再
生することにより、前方に配置したスピーカアレイ１１
Ｌ，１１Ｒからの音量を小さくすることができる。
２Ｌ，１２Ｒにメイン信号を供給して再生することによ
り、メイン信号の音量が小さくても大音量で再生してい
るように受聴者９が感じることができる。また、サラウ
ンド用スピーカ１２Ｌ，１２Ｒでメイン信号の音量を再
生することにより、前方に配置したスピーカアレイ１１
Ｌ，１１Ｒからの音量を小さくすることができる。
【００１８】そして、この場合でも前方に配置したスピ
ーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒからメイン信号を再生するこ
とによって先行音効果が得られ、メイン信号の定位感を
損なうことはない。また、サラウンド信号に関しても遅
延回路１４Ｌ，１４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒの調整によって
先行音効果が働き、定位感を得ることができる。なお、
上記各実施例では６チャンネルステレオ音響信号が供給
される場合について説明したが、４チャンネルステレオ
音響信号が供給される場合でも同様にして、本発明を実
施することができる。
ーカアレイ１１Ｌ，１１Ｒからメイン信号を再生するこ
とによって先行音効果が得られ、メイン信号の定位感を
損なうことはない。また、サラウンド信号に関しても遅
延回路１４Ｌ，１４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒの調整によって
先行音効果が働き、定位感を得ることができる。なお、
上記各実施例では６チャンネルステレオ音響信号が供給
される場合について説明したが、４チャンネルステレオ
音響信号が供給される場合でも同様にして、本発明を実
施することができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の音場再生装置は、受聴者の近傍
に配置されたサラウンド用スピーカにメイン信号も加算
して出力しているので、定位感を損なうことなく受聴者
付近の音圧を上げることができ、受聴者にとって迫力の
ある音量であっても全体の音量は小さくなるので、隣室
や隣家に大きな音が漏れることがなくなる。さらに、受
聴者の前方に配置されるメインスピーカをスピーカアレ
イとし、指向性制御を行うことにより、より一層全体の
音量を小さくすることができるという効果がある。
に配置されたサラウンド用スピーカにメイン信号も加算
して出力しているので、定位感を損なうことなく受聴者
付近の音圧を上げることができ、受聴者にとって迫力の
ある音量であっても全体の音量は小さくなるので、隣室
や隣家に大きな音が漏れることがなくなる。さらに、受
聴者の前方に配置されるメインスピーカをスピーカアレ
イとし、指向性制御を行うことにより、より一層全体の
音量を小さくすることができるという効果がある。
【図１】本発明の音場再生装置の第１の実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図２】本発明の音場再生装置の第２の実施例を示す構
成図である。
成図である。
１Ｌ，１Ｒ，１１Ｌ，１１Ｒ スピーカアレイ（メイン
スピーカ） ２Ｌ，２Ｒ，３Ｌ，３Ｒ，１２Ｌ，１２Ｒ サラウンド
用スピーカ（サブスピーカ） ４Ｌ，４Ｒ 振幅調整回路 ５Ｌ，５Ｒ，６Ｌ，６Ｒ，１３Ｌ，１３Ｒ，１４Ｌ，１
４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒ遅延回路 ７Ｌ，７Ｒ，８Ｌ，８Ｒ，１６Ｌ，１６Ｒ 遅延回路 ９ 受聴者 １０ モニタ
スピーカ） ２Ｌ，２Ｒ，３Ｌ，３Ｒ，１２Ｌ，１２Ｒ サラウンド
用スピーカ（サブスピーカ） ４Ｌ，４Ｒ 振幅調整回路 ５Ｌ，５Ｒ，６Ｌ，６Ｒ，１３Ｌ，１３Ｒ，１４Ｌ，１
４Ｒ，１５Ｌ，１５Ｒ遅延回路 ７Ｌ，７Ｒ，８Ｌ，８Ｒ，１６Ｌ，１６Ｒ 遅延回路 ９ 受聴者 １０ モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｓ 3/00 Ｇ１０Ｋ 15/00 Ｍ
Claims (2)
- 【請求項１】メイン信号とサラウンド信号とを含む音響
信号を再生する音場再生装置において、 受聴者の前方左右に配置され、前記メイン信号が供給さ
れる１組のメインスピーカと、 前記受聴者の近傍に配置され、前記メインスピーカから
再生される前記メイン信号が前記受聴者に到着する時刻
よりも遅い時刻に到着するよう遅延された前記メイン信
号と前記サラウンド信号とが加算されて供給される複数
のサブスピーカとからなることを特徴とする音場再生装
置。 - 【請求項２】請求項１記載の音場再生装置において、前
記メインスピーカは、音圧重み付けの施された複数のス
ピーカからなるスピーカアレイであることを特徴とする
音場再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062525A JPH10243500A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 音場再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062525A JPH10243500A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 音場再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10243500A true JPH10243500A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=13202700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9062525A Pending JPH10243500A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 音場再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10243500A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007195092A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Sony Corp | 音響再生装置および音響再生方法 |
| JP2008522467A (ja) * | 2004-11-29 | 2008-06-26 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 音響システム駆動装置、駆動方法および音響システム |
| US8194898B2 (en) | 2006-09-22 | 2012-06-05 | Sony Corporation | Sound reproducing system and sound reproducing method |
| US8199940B2 (en) | 2007-04-16 | 2012-06-12 | Sony Corporation | Audio reproduction system and speaker apparatus |
| US8494192B2 (en) | 2005-05-13 | 2013-07-23 | Sony Corporation | Audio reproducing system and method thereof |
| JP2015041842A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | ヤマハ株式会社 | オーディオ信号処理装置 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9062525A patent/JPH10243500A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP4819823B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-11-24 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 音響システム駆動装置、駆動方法および音響システム |
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