JP2005286828A - オーディオ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】オーディオ再生システム50は、オーディオ再生装置15が出力するマルチチャンネル音声信号L、R、C、SL、SRを、聴取位置mの前方左側の左スピーカSPK1からLを、前方右側の右スピーカSPK3からRを、前方中央の左右近接配置された2つのスピーカSPK6、SPK7からCを出力すると共に後方左右の仮想音源スピーカ13、14の位置にSL、SRを各々仮想音源定位させるための頭部伝達関数から求めた仮想音源定位フィルタH1、H2を通す信号処理手段19によって信号処理された音声信号(k×C+SL×f13+SR×f14とk×C+SR×f15+SL×f16;但しk=0.7、H1=f13=f15、H2=f14=f16とする。)を出力する構成である。
【選択図】 図1
Description
(1)左チャンネルと右チャンネルとセンターチャンネルとサラウンドチャンネルを含むマルチチャンネル音声信号(L、R、C、SL、SR)を、聴取位置mと想定される位置の前方に配置されるスピーカシステム18(SPK1、SPK6、SPK7、SPK3)によって再生するようにしたオーディオ再生装置50であって、前記スピーカシステム18が、前記聴取位置mの前方左側及び前方右側に互いに離間して配置された左スピーカSPK1及び右スピーカSPK3と、前記聴取位置mの前方中央に左右近接配置された2つのスピーカSPK6、SPK7と、で構成されるものとし、前記左チャンネルの音声信号Lを出力する前記左スピーカSPK1用の第1の出力手段と、前記右チャンネルの音声信号Rを出力する前記右スピーカSPK3用の第2の出力手段と、前記センターチャンネルの音声信号Cを出力すると共に、前記聴取位置mの後方の所定位置に前記サラウンドチャンネルの音声信号SL、SRを仮想音源定位させるよう前記サラウンドチャンネルの音声信号SL、SRを処理して(k×C+SL×f13+SR×f14と、k×C+SR×f15+SL×f16;k=0.7、f13〜f16は仮想音源定位させる信号処理で適用されるフィルタ関数)出力する、前記左右近接配置された2つのスピーカSPK6、SPK7用の第3の出力手段19と、を有し、前記第3の出力手段は、頭部を球体と見なして得られた左右近接配置された2つのスピーカSPK6、SPK7から聴取位置mの頭部の両耳に当たるまでの頭部伝達関数C1、C2と、ダミーヘッドによる実測で得られた聴取位置mの後方の所定位置の仮想音源13、14から前記聴取位置mまでの頭部伝達関数V1、V2と、から得られる仮想音源定位フィルタH1、H2によってサラウンドチャンネルの音声信号SL、SRの信号処理を行う手段であることを特徴とするオーディオ再生装置50を提供することにより上記課題を解決する。
(2)また、聴取位置mの後方左右の各サラウンドチャンネルSLch、SRchの音声信号SL、SRの相関を分析する分析手段21と、前記分析手段21によって相関が強い場合に一方のサラウンドチャンネル(例えばSRch)の音声信号(SR)を遅延させる擬似ステレオ化処理手段22を第3の出力手段19の前段に備えることを特徴とする上記(1)に記載のオーディオ再生装置50を提供することにより上記課題を解決する。
(1)従来の2チャンネルオーディオ再生装置に対して、前方中央近傍に近接する2つのスピーカを追加することにより、オーディオ(ステレオ)と、センタースピーカが必須のホームシアターシステムが無理なく両立するオーディオ再生装置を提供できる。
(2)再生チャンネル数と同じ個数のスピーカを使用する必要がなく、アンプとスピーカは前方に設置した4チャンネル分だけで済み、サラウンド専用スピーカを使用することなく、如何なるチャンネル数のシステムの再生にも対応でき、しかも、聴取位置と想定される空間の左右の壁等からの反射音の悪影響が少なく、良好な仮想音源定位の得られるオーディオ再生装置を構築できる。
(3)後方左右に配置されていたサラウンドスピーカを使用しないので、省スペース、低コストで、設置場所の違いによる調整が不要でありながら安定したサラウンド効果を確保できる。
(4)今後、ますます増加が期待される地上波デジタルテレビの5.1チャンネル音声再生に対応して、テレビのサラウンド音声再生装置としてテレビに内蔵することもできる。
(5)仮想音源定位フィルタ関数を算出するために使用する前方中央の2つのスピーカから聴取者の両耳までの間の実音源の頭部伝達関数として頭部を球体と見立てて個人差を削減して不特定人を対象としたモデルからシミュレーションで算出或いは実測した汎用性のあるものを使用し、仮想音源から聴取者の両耳までの頭部伝達関数として実測したダミーヘッドの頭部伝達関数を使用することにより、得られた仮想音源定位フィルタ関数による信号処理で聴取者のサラウンド感の個人差を低減し、不特定の聴取者を対象とする安定したサラウンド効果を発揮できる。
(6)擬似ステレオ化処理を施すことにより、サラウンド仮想音源定位感を安定に保つことが可能になる。
3、4、5、9、10、11、12、13、14 仮想音源スピーカ
18 スピーカシステム
19 第3の出力手段
21 信号分析器
22 遅延処理回路
23 擬似ステレオ化手段
25 デコーダ
26、27 混合器
28 増幅器
31 DSP(デジタルシグナルプロセッサ)
20、30、40、50 オーディオ再生システム
60 テレビ
61 画面
BS ビットストリーム
H1、H2 仮想音源定位フィルタ
C1、C2、V1、V2 頭部伝達関数
Cch センターチャンネル
Lch 左チャンネル
Rch 右チャンネル
SLch 後方左のサラウンドチャンネル
SRch 後方右のサラウンドチャンネル
C センターチャンネルの音声信号
L 左チャンネルの音声信号
R 右チャンネルの音声信号
SL サラウンドチャンネルSLchの音声信号
SR サラウンドチャンネルSRchの音声信号
M 聴取者
m 聴取位置
SPK1 左チャンネルスピーカ
SPK2 センターチャンネルスピーカ
SPK3 右チャンネルスピーカ
SPK5、SPK4 サラウンドチャンネルスピーカ
SPK6、SPK7 前方中央に左右近接設置された2つのスピーカ
f1〜f16 フィルタ関数
Claims (2)
- 左チャンネルと右チャンネルとセンターチャンネルとサラウンドチャンネルを含むマルチチャンネル音声信号を、聴取位置と想定される位置の前方に配置されるスピーカシステムによって再生するようにしたオーディオ再生装置であって、
前記スピーカシステムが、前記聴取位置の前方左側及び前方右側に互いに離間して配置された左スピーカ及び右スピーカと、前記聴取位置の前方中央に左右近接配置された2つのスピーカと、で構成されるものとし、
前記左チャンネルの音声信号を出力する前記左スピーカ用の第1の出力手段と、
前記右チャンネルの音声信号を出力する前記右スピーカ用の第2の出力手段と、
前記センターチャンネルの音声信号を出力すると共に、前記聴取位置の後方の所定位置に前記サラウンドチャンネルの音声信号を仮想音源定位させるよう前記サラウンドチャンネルの音声信号を処理して出力する、前記左右近接配置された2つのスピーカ用の第3の出力手段と、を有し、
前記第3の出力手段は、頭部を球体と見なして得られた左右近接配置された2つのスピーカから聴取位置の頭部の両耳に当たるまでの頭部伝達関数と、ダミーヘッドによる実測で得られた聴取位置の後方の所定位置の仮想音源から前記聴取位置までの頭部伝達関数と、から得られる仮想音源定位フィルタによってサラウンドチャンネルの音声信号の信号処理を行う手段であることを特徴とするオーディオ再生装置。 - 聴取位置の後方左右の各サラウンドチャンネルの音声信号の相関を分析する分析手段と、前記分析手段によって相関が強い場合に一方のサラウンドチャンネルの音声信号を遅延させる擬似ステレオ化処理手段を第3の出力手段の前段に備えることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004099753A patent/JP2005286828A/ja active Pending
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