JPH0527599Y2 - - Google Patents

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JPH0527599Y2
JPH0527599Y2 JP1987147586U JP14758687U JPH0527599Y2 JP H0527599 Y2 JPH0527599 Y2 JP H0527599Y2 JP 1987147586 U JP1987147586 U JP 1987147586U JP 14758687 U JP14758687 U JP 14758687U JP H0527599 Y2 JPH0527599 Y2 JP H0527599Y2
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pipe
tunnel
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wind pipe
steel
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  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シールド内での鋼管溶接作業の際
に発生する溶接ヒユーム、有機溶剤その他の粉塵
等を排気するための管内換気装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 一般に、上水道管、下水道管等の大径鋼管の地
下埋設は、地中を掘削して設けた例えばシールド
式トンネル内に、地上から立坑を通し大径鋼管を
搬入してこれを配管し、配管された鋼管を互いに
突き合わせ溶接することによつて行なわれる。
上述した鋼管の溶接に当り、トンネルの両端が
開口している場合には、鋼管自体を給排気ダクト
として利用することができるが、トンネルの他端
が閉鎖されている場合には、発生した溶接ヒユー
ム、有機溶剤その他の粉塵等を排気するために、
鋼管内に給排気用ダクトを設置しなければならな
い。
第4図は、上述した排気のための従来の管内換
気装置の一例を示す概略縦断面図、第5図は第4
図のC−C線断面図である。第4図および第5図
に示すように、立坑1に続けて地中のほぼ水平の
設けられたトンネル2内には、その閉鎖された端
部2a側から、開口されている立坑1側に向け
て、鋼管3が配置されている。
トンネル2の内壁と鋼管3との間の間隙の上部
には、その長さ方向にダクト4が設けられてい
る。ダクト4の一端4aは、地上に設けられた排
気用フアン5に立坑1を通つて接続され、ダクト
4の他端4bは、トンネル2の閉鎖された端部2
a側に配置されている鋼管3の管端に向けて開口
している。
排気用フアン5により、ダクト4を通つてその
他端4bから鋼管3内に吹き込まれた空気によつ
て、鋼管3の突き合わせ溶接時に発生したヒユー
ム等は、立坑1を通つて排出される。
第6図は従来の換気装置の他の例を示す概略縦
断面図、第7図は第6図のD−D線断面図であ
る。第6図および第7図に示すように、トンネル
2内には、鋼管、鉄管、塩ビ管または剛性を付与
するために骨材としての鋼線が螺旋状に埋め込ま
れた、例えばポリエチレン製の蛇腹式管のような
風管6が、その長さ方向に配置されている。風管
6は、所定長さの複数本の短管6bからなつてお
り、各短管6bは、相互にジヨイント6cによつ
て着脱自在に連結されている。
上述のように構成された風管6の一端6aは、
地上に設けられた排気用フアン5に立坑1を通つ
て接続され、その他端6dは、トンネル2の閉鎖
された端部2a側に配置された鋼管3内に引き入
れられ、その管端付近に開口している。
トンネル2内において、鋼管3の突き合わせ溶
接時に発生したヒユーム等は、排気用フアン5に
より風管6を通つて吸引され、その一端6aから
排出される。
溶接された鋼管3に次の新しい鋼管を溶接する
際には、その溶接部付近における風管6のジヨイ
ント6cを取外すことによつて、風管6の途中を
一時分離し、分離した部分から新しい鋼管内に風
管6を引き込んだ上、ジヨイント6cによつて接
続する。以下、上述したように新しい鋼管の突き
合わせ溶接時に発生したヒユーム等を吸引する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の管内換気装置は、何れもトンネ
ル2内に、その全長にわたつて換気用のダクト4
または風管6を配置しなければならない。従つ
て、トンネル2の内壁と鋼管3との間に、上述し
たダクト4または風管6を配置し得るだけのスペ
ースが必要である。また、作業員の往来、管その
他作業用具のトンネル内への搬入に際し、排気用
ダクトが邪魔にならないだけの空間が必要であ
る。例えば、トンネル内に管を引き込むような場
合には、埋設する鋼管の外径よりも相当大きい内
径を有するトンネルを設けなければならず、多額
の工事費が必要となる。また、トンネルの径を大
きくしない場合には、トンネル2内に全長にわた
つて配置されたダクト4または風管6のために、
トンネル2内に鋼管3を搬入し配管する作業が容
易ではない。
そして、従来の装置は、排気用フアン5が地上
に設けられており、この排気用フアン5からトン
ネル2の全長にわたつて配置されたダクト4また
は風管6を通つて送風または吸気が行なわれるも
のであるから、送風または吸気の距離が長く、圧
力損失が大きい。従つて、大能力のフアンを使用
しないと換気が不十分になりやすい。
更に、第4図および第5図に示した従来の装置
の場合は、ダクト4の他端4bから鋼管3内に吹
き込まれた空気が、溶接ヒユームと共にトンネル
2内に噴出するため、トンネル2内の環境衛生を
著しく劣化させ、作業員の健康を害する問題があ
る。
従つて、この考案の目的は、トンネル内におけ
る排気用配管のためのスペースを最小限にするこ
とができ、トンネル内への鋼管の搬入および配管
作業が容易であり、且つ、吸気の際の圧力損失が
少ない、効率的且つ経済的な管内換気装置を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、トンネル内に配置した鋼管の溶接
時に発生するヒユーム等を排出するために、前記
トンネル内にそのほぼ全長にわたつて配置した、
複数の短管が互いにジヨイントによつて接続され
てなる風管と、前記風管の一端に接続された排気
用フアンとからなる管内換気装置において、 前記風管は、径方向に収縮可能なホース状の可
撓性からなつており、前記風管の一端部は、前記
トンネル内に配置された溶接すべき鋼管内に引き
込まれ、前記溶接すべき鋼管内に引き込まれた風
管の端部には、溶接ヒユーム、有機溶剤その他の
粉塵等を吸引し排気するための前記排気用フアン
が接続され、そして、前記風管の他端は、地上に
開口していることに特徴を有するものである。
次に、この考案を図面を参照しながら説明す
る。第1図はこの考案の装置の一実施態様を示す
概略縦断面図、第2図は第1図のA−A線拡大断
面図、第3図は第1図のB−B線拡大断面図であ
る。図面に示すように、トンネル2内には、ホー
ス状の可撓材からなる風管7が、その長さ方向に
配置されている。風管7は、鋼線のような骨材が
埋め込まれていない例えば繊維製で、空気を送り
込まないときは、径方向に収縮可能になつてい
る。
このような風管7は、所定長さの複数本の短管
8からなつており、各短管8は、相互に例えばマ
ジツクテープのようなジヨイント9によつて、着
脱自在に連結されている。
風管7は、トンネル2の内側壁に図示しないフ
ツクで係止されている。風管7の一端部7aは、
トンネル2の閉鎖された端部2a側に配置され
た、突き合わせ溶接すべき鋼管3内に引き入れら
れ、風管7の他端部7bは、立坑1を通つて地上
に開口している。なお、風管7の他端部7bは、
収塵器を介して開口している場合もある。
鋼管3内に引き入れられた風管7の一端部7a
は、溶接すべき鋼管の方向に向けて180°屈曲し、
その先端には排気用フアン10が接続されてい
る。排気用フアン10としては、高風圧および高
効率であつてしかも小型で軽量な二重反転式軸流
フアンを使用する。
〔作用〕
第1図に示すように、トンネル2内に配管され
た鋼管3a,3bを溶接するときは、排気用フア
ン10を作動させることにより、溶接ヒユーム等
は、ラツパ管11から吸引され、そして、風管7
を通つて地上に排出される。このとき、風管7
は、その中を通る空気圧により膨んだ状態とな
り、溶接ヒユーム等は効率的に排気される。
次に溶接すべき新しい鋼管3cをトンネル内に
搬入しこれを溶接位置に運搬するときは、排気用
フアン10の作動を止める。この結果、風管7は
第2図に示すように径方向に収縮するので、風管
7が邪魔になることなく鋼管3cを円滑に溶接位
置まで運搬することができる。
このようにして、鋼管3cを溶接位置まで運搬
した後、溶接部付近における風管7のジヨイント
9を取外すことによつて、風管7の途中を一時分
離し、分離した部分から鋼管3c内に風管7を引
き込んだ上、ジヨイント9によつて接続する。次
いで、上述したように排気用フアン10を作動さ
せることによつて、溶接ヒユーム等は吸引され、
膨んだ風管7を通つて排出される。以下、このよ
うな作業を繰り返すことによつて、トンネル2内
に鋼管3が埋設される。
前述したように、この考案においては、鋼管の
突き合わせ溶接時に発生するヒユーム等を排気す
るための風管は、溶接を行なわないときには径方
向に収縮した状態になつているので、トンネルの
内壁と鋼管との間の、風管を配置するためのスペ
ースを、従来よりも狭くすることができる。
例えば、外径2070mmの鋼管を埋設するために、
外径400mmの風管を配置する場合、従来の装置で
は、少なくとも内径2500mmのトンネルを設けなけ
ればならなかつたが、この考案の装置によれば、
内径2200mm程度のトンネルで済み、トンネル直径
を従来よりも約1割小さくすることかできる。
また、鋼管内に引き入れられた風管の端部に、
高風圧および高効率の二重反転式軸流フアンが設
置されているので、吸気距離が短く且つ圧力損失
が小さいため、効率的に十分な換気を行なうこと
ができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によれば、トンネ
ル内に鋼管を配管し、その突き合わせ溶接を行な
うに当り、溶接ヒユーム等を排出するための排気
用配管のスペースを最小限となして、トンネル内
径を小さくすることができ、トンネル内への鋼管
の搬入および配管作業が容易であり、且つ、吸気
の際の圧力損失が少なく、効率的且つ経済的に管
内換気を行なうことができる工業上有用な効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置の1実施態様を示す概
略縦断面図、第2図は第1図のA−A線拡大断面
図、第3図は第1図のB−B線拡大断面図、第4
図は従来の装置の一例を示す概略縦断面図、第5
図は第4図のC−C線断面図、第6図は従来の装
置の他の例を示す概略縦断面図、第7図は第6図
のD−D線断面図である。 図面において、1……立坑、2……トンネル、
3……鋼管、4……ダクト、5……軸流フアン、
6……風管、7……風管、8……短管、9……ジ
ヨイント、10……排気用フアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トンネル内に配置した鋼管の溶接時に発生する
    ヒユーム等を排出するために、前記トンネル内に
    そのほぼ全長にわたつて配置した、複数の短管が
    互いにジヨイントによつて接続されてなる風管
    と、前記風管の一端に接続された排気用フアンと
    からなる管内換気装置において、 前記風管は、径方向に収縮可能なホース状の可
    撓材からなつており、前記風管の一端部は、前記
    トンネル内に配置された溶接すべき鋼管内に引き
    込まれ、前記溶接すべき鋼管内に引き込まれた風
    管の端部には、溶接ヒユーム、有機溶剤その他の
    粉塵等を吸引し排気するための前記排気用フアン
    が接続され、そして、前記風管の他端は、地上に
    開口していることを特徴とする管内換気装置。
JP1987147586U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH0527599Y2 (ja)

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JPS6453300U JPS6453300U (ja) 1989-04-03
JPH0527599Y2 true JPH0527599Y2 (ja) 1993-07-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136639U (ja) * 1984-08-06 1986-03-06 株式会社クラレ 透析液用脱気装置
JPS6233840U (ja) * 1985-05-08 1987-02-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136639U (ja) * 1984-08-06 1986-03-06 株式会社クラレ 透析液用脱気装置
JPS6233840U (ja) * 1985-05-08 1987-02-27

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JPS6453300U (ja) 1989-04-03

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