JP3205510B2 - 風管ガイド - Google Patents

風管ガイド

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JP3205510B2
JP3205510B2 JP19555796A JP19555796A JP3205510B2 JP 3205510 B2 JP3205510 B2 JP 3205510B2 JP 19555796 A JP19555796 A JP 19555796A JP 19555796 A JP19555796 A JP 19555796A JP 3205510 B2 JP3205510 B2 JP 3205510B2
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tube
blower
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tunnel
rear end
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俊司 羽鳥
敏明 堀田
博靖 平山
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Tobishima Corp
Fujimori Sangyo Co Ltd
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Tobishima Corp
Fujimori Sangyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風管ガイドに係り、
特に小口径シールドトンネル等に設備される換気用風管
を、トンネル切羽の進行に合わせて延長できるようにし
た風管ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】シールドトンネル工事においては、地上
部から発進立坑等を経由して敷設された換気設備によっ
て送風を行い、坑内の換気を行っている。図4は、従来
の小口径シールドトンネルの施工状況を示した縦断設備
配置図である。切羽50に面したシールド掘削機51の
後方にはシールド掘削機51の運転設備を搭載した複数
台の後続台車52が配置されている。これらの後続台車
52は、シールド掘削機51により牽引され、切羽50
の進行に伴って僅かずつ前進できるようになっている。
このとき、掘削土砂を搬出する鋼製台車(図示せず)が
トンネル内を支障なく通過できるように、後続台車52
は走行レールがトンネル側壁に沿って敷設され、その車
両幅も鋼製台車とすれ違える程度に狭く設定されてい
る。
【0003】一方、発進立坑60の地上坑口近傍には送
風機61が設置されている。この送風機61には固定さ
れた送風管として送風用鋼管62が接続されている。こ
の送風用鋼管62は、発進立坑60の側壁に沿ってトン
ネル坑口まで導かれ、さらにトンネル坑内では、後続台
車52と同様に、鋼製台車の走行に支障がない位置、た
とえば一次覆工としてのセグメント63の側壁の一部に
固定されて後続台車52の後方まで敷設されている。本
実施の形態では、送風用鋼管62として長さL=6m、
直径φ200mmのツル巻きパイプが使用されている。
さらに、送風用鋼管62は後続台車52のすぐ後方で約
φ100mmのサクションホース64に接続されてい
る。サクションホース64は移動送風管としての役割を
有し、前進する後続台車52上に載置され、吐出口部分
が常にシールド掘削機51の後方の約10mに位置する
先頭後続台車52上に位置するように延設されている。
【0004】ところで、シールドトンネルでは、シール
ド掘削機51の掘進に伴い切羽50が連続的に進行して
いるため、このシールド掘削機51に牽引された各後続
台車52も進行に伴い僅かずつ前進する。この進行にあ
わせて固定送風管としての送風用鋼管62を増設するた
めに、移動送風管としてのサクションホース64には
「延長しろ」が、後続台車52の後方の送風用鋼管62
との接続箇所に設けられている。たとえば、本実施の形
態では、図4に示したように、増設する新規の送風用鋼
管62の長さ(L=6m)とその前後の余裕しろ(前後
端に1mずつ)分を延長しろ(8m)とし、サクション
ホース64の後端をこの延長しろ分だけループ状に弛ま
せている。この他、延長しろに相当する伸びしろを見込
んだ蛇腹式のリング付きビニル樹脂製風管を接続部分に
組み込み、進行に合わせてリング付きビニル樹脂製風管
を引き伸して対応する方法がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サクションホ
ースは、周知のように耐圧ホースとしての用途があるた
め、ループ状にするとかさばって場所をとり、前述の鋼
製台車の通行に支障が生じる。また、頻繁に鋼製台車に
接触するような箇所ではサクションホース表面を定期的
に点検し、破損がないか注意する必要がある。リング付
きビニル樹脂製風管を使用した場合には、送風時に風管
がバタついたり、風切り音による騒音が生じたり、弛み
部分による圧損が生じ、換気効率が著しく低下するとい
う問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、トンネル内にコンパクトに
設置でき、トンネルの進行に合わせて効率よく延長でき
る風管ガイドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はトンネル坑外の送風機から坑内に導かれ所
定長さの管体を連結してなる固定送風管と、前記坑内に
設けられトンネル切羽の進行に伴って切羽方向に移動可
能な移動送風管との間を連通するように取り付けられた
トンネル長手方向に伸縮可能な風管を、複数本の筒体を
入れ子構造に構成した多重筒体で覆い、前記移動送風管
の切羽方向への移動によって前記筒体の一部をスライド
伸長させて、前記固定送風管の管体の所定長さ以上にわ
たり前記多重筒体を伸長させるようにしたことを特徴と
するものである。
【0008】前記多重筒体は、先端に連結された先端レ
ジューサを介して前記移動送風管に接続し、後端に連結
された後端ジョイント管を介して前記固定送風管に接続
することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の風管ガイドの一実
施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1は、一
例として3段に伸長した状態の風管ガイドを示した部分
断面図である。風管ガイド10は、先端11aが移動送
風管としてのサクションホース1の後端1bと接続可能
な先端レジューサ11と、後端12bが固定送風管とし
ての送風用鋼管2の先端2aに接続可能な後端ジョイン
ト管12と、先端レジューサ11に最内筒21Aが接続
され後端ジョイント管12に最外筒21Bが接続される
多重筒体20と、先端15aが先端レジューサ11に連
通し、後端15bが後端ジョイント管12に連通するよ
うに多重筒体20内全体にわたり、伸縮自在に収容され
たジョイント風管15とから構成されている。
【0010】これらのうち、先端レジューサ11は、多
重筒体20の最内筒21Aの直径をサクションホース1
と等しい直径まで縮径する異径鋼管で、多重筒体20の
最内筒21Aと接続する際にジョイント風管15の先端
15aを併せて固定するようになっている。すなわち、
ジョイント風管15の先端15aは多重筒体20の最内
筒21A先端位置で所定量の折返り17をとって外側に
折り返され、この折返り17を先端レジューサ11の後
端11b部分で覆うようにして複数本の止めネジ16に
より固定している。なお、先端レジューサ11とサクシ
ョンホース1との接続にはビクトリックジョイント等の
公知の管接続具3(図2参照)を使用することができ
る。
【0011】一方、後端ジョイント管12の前面にはフ
ランジ12aが形成されており、多重筒体20の最外筒
21Bの後端フランジ21bと突合わせるようにして両
者はフランジ接合されている。また、この後端フランジ
21bに風管の後端15bを折り返し、風管の後端15
bを2枚のフランジ12a、21bで挟持するように支
持している。なお、ジョイント風管15の端部接続は、
たとえば、先端レジューサ11の後端11b部分を多重
筒体20の最内筒21Aの直径より小さくしておき、先
端レジューサ11の後端11bにジョイント風管15の
先端15aを外嵌させて、ジョイント風管15をホース
バンドのような締着帯によって先端レジューサ11に固
定するようにしてもよい。また、ジョイント風管15の
後端も同様にして固定できることはいうまでもない。
【0012】多重筒体20は、最外筒21B内に直径が
段階的に僅かずつ小さくなっている複数本の筒体21を
多段の入れ子状(テレスコピック状)に収容した多重構
造からなる。本実施の形態では、多重筒体20は12本
の筒体21から構成されている。1本の筒体21の長さ
は80cmであり、各筒体21の両端には図1(b)に
示したように、係止フランジ22が形成されている。係
止フランジ22は、重なって収容されている筒体21が
スライドして全体が引き出された際に筒体21が引き抜
けることなく伸長状態を保持できるように機能する。ま
た、本実施の形態で筒体21には亜鉛メッキ鋼板が使用
されているが、合成樹脂製管等を使用することで全体重
量の軽量化を図ることも可能である。
【0013】多重筒体20の内部に収容されているジョ
イント風管15は、公知の蛇腹式のリング付きビニル樹
脂製風管と同等の構造のものでよい。その全長はすべて
の筒体21が引き出された最長時に最も引き伸ばされた
状態となり、またすべての筒体21が重なって収容され
た最短時に最も縮んだ状態となる。ジョイント風管15
の基布に縫着または接着されている補強リングは、公知
の製品にあるように、複数本のリング状鋼線を所定の間
隔をあけて連続的に配置してもよいし、1本のスパイラ
ル状鋼線をジョイント風管15の延長方向に配置しても
よい。
【0014】図2は、トンネル内に配置された風管ガイ
ド10を示した正面図である。同図に示した先端レジュ
ーサ11部分にはガイドスレッド30(そり)が取り付
けられている。多重筒体20は伸長時に、最内筒21A
から順次筒体21が引き出されるようにスライドして多
重筒体20全体が伸長する。入れ子構造の筒体21がス
ライドして伸長すると、管径の小さい先端レジューサ1
1部分が自重で垂れ下がりがちになることが予想され
る。このような場合、先端レジューサ11や、サクショ
ンホース1とのジョイント3部分が所定間隔をあけて敷
設されている枕木5(図2(b)参照)に引っかかって
しまうおそれがある。そこで、ガイドスレッド30を先
端レジューサ11下面に取り付け、風管ガイド10の先
端部分が枕木5上をスムーズに前進できるようにしてい
る。なお、足場板や床材等が敷き詰められている部分を
伸長させる場合には、この種のガイドスレッドは必要な
いことはいうまでもない。
【0015】図3は、図2に示した風管ガイド10を、
送風用鋼管2とサクションホース1との間に設けた送風
管設備からなるシールドトンネル内を示した縦断配置図
である。図4に示した従来の送風管設備の配置に比べ、
後続台車52の後端位置に配置された風管ガイド10に
より、坑内設備が簡素化でき、鋼製台車(図示せず)等
の走行も支障なく行うことができる。なお、図4に示し
た設備と同一の構成ものには同一符号を付している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風管ガイドの一実施の態様を示した部
分断面図。
【図2】本発明の風管ガイドの使用状態を示した状態説
明図。
【図3】風管ガイドを用いた送風管設備を備えたトンネ
ル内を示した縦断配置図。
【図4】従来の送風管設備を備えたトンネル内を示した
縦断配置図。
【符号の説明】
1 サクションホース 2 送風用鋼管 10 風管ガイド 11 先端レジューサ 12 後端ジョイント管 15 ジョイント風管 20 多重筒体 21 筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 博靖 東京都港区東新橋1−2−17 フジモリ 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−143687(JP,U) 実開 昭64−34475(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21F 1/04 - 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル坑外の送風機から坑内に導かれ所
    定長さの管体を連結してなる固定送風管と、前記坑内に
    設けられトンネル切羽の進行に伴って切羽方向に移動可
    能な移動送風管との間を連通するように取り付けられた
    トンネル長手方向に伸縮可能な風管を、複数本の筒体を
    入れ子構造に構成した多重筒体で覆い、前記移動送風管
    の切羽方向への移動によって前記筒体の一部をスライド
    伸長させて、前記固定送風管の管体の所定長さ以上にわ
    たり前記多重筒体を伸長させるようにしたことを特徴と
    する風管ガイド。
  2. 【請求項2】前記多重筒体は、先端に連結された先端レ
    ジューサを介して前記移動送風管に接続し、後端に連結
    された後端ジョイント管を介して前記固定送風管に接続
    していることを特徴とする請求項1記載の風管ガイド。
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IT1399697B1 (it) * 2010-04-14 2013-04-26 Bottero Spa Macchina di lavaggio lastre di vetro.
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