JPH05275887A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JPH05275887A
JPH05275887A JP3270137A JP27013791A JPH05275887A JP H05275887 A JPH05275887 A JP H05275887A JP 3270137 A JP3270137 A JP 3270137A JP 27013791 A JP27013791 A JP 27013791A JP H05275887 A JPH05275887 A JP H05275887A
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supply
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Kouichi Asai
鎬一 浅井
Mamoru Tsuda
護 津田
Yasuo Muto
康雄 武藤
Jiro Kodama
次郎 児玉
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多種類の組合わせの電子部品を供給可能な電子
部品供給装置において、少種類の組合わせの電子部品の
供給能率を高める。 【構成】1台の電子部品供給装置20に2台の部品供給
テーブル95,99を設け、多種類の組合わせの電子部
品の供給には2台の部品供給テーブルを共に作動させる
が、少種類の組合わせの電子部品を供給する際には一方
の部品供給テーブルを退避領域に保つ一方、他方の部品
供給テーブルを作業領域へ移動させ、作業領域の部品供
給テーブルによる部品供給の間に退避領域の部品供給テ
ーブルの準備を行う。作業領域の部品供給テーブル上の
電子部品が無くなるか、設定量の部品供給が完了した場
合には、退避領域の部品供給テーブルと自動的に交替さ
せて部品供給を続行する。少種類の組合わせの電子部品
の供給時に、部品供給テーブルの準備を部品供給装置を
停止させずに行うことができ、供給能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品をプリント基板
に装着する実装装置等に電子部品を供給する電子部品供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記実装装置は一般に、プリント基板を
位置決めして支持する基板支持装置と、電子部品の保持
機構を備えてプリント基板に電子部品を装着する部品装
着装置と、その部品装着装置に電子部品を供給する部品
供給装置とを含むように構成される。
【0003】そして、上記部品供給装置の一種に、各々
1種類ずつの電子部品を多数保持する部品供給ユニット
がそれらユニットの各部品供給部が一直線に沿って並ぶ
状態でテーブル上に搭載された部品供給テーブルと、そ
の部品供給テーブルを上記一直線に平行な方向に移動可
能に案内するテーブル案内装置と、複数の部品供給ユニ
ットの各部品供給部を部品装着装置に部品を供給する供
給位置に択一的に位置決めするユニット選択を行うべく
部品供給テーブルを移動させるテーブル移動装置とを含
むものがある。部品供給ユニットは、プリント基板に装
着すべき電子部品の種類あるいは数に相当する数だけ部
品供給テーブルに搭載され、部品供給テーブルの移動に
より各部品供給ユニットの部品供給部が電子部品のプリ
ント基板への装着順に供給位置に位置決めされ、部品装
着装置に電子部品を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1枚のプリント基板に
装着される電子部品の種類あるいは数はそれほど多くな
いのが普通であるが、多い場合もあり、部品供給テーブ
ルは装着される電子部品の種類あるいは数が最も多い場
合を想定して作られるため大形となり、テーブル移動装
置を駆動力の大きいものとしなければならない上、慣性
が大きいため応答性が悪く、高速運転が困難であり、作
業能率が悪いという問題があった。また、部品供給テー
ブルの移動開始,停止時等に生ずる振動が大きく、電子
部品の向きが変わったり傾いたりすることがあり、部品
装着装置による電子部品の保持ミスが生じ易いという問
題もあった。さらに、1台の実装装置に部品供給テーブ
ルが1台だけ設けられている場合には、その部品供給テ
ーブル上の部品供給ユニットに電子部品が無くなれば実
装装置を停止させて部品供給ユニットの交換あるいは電
子部品の補給を行わなければならず、高価な実装装置の
稼働率が低くなる問題もあった。本発明はこれらの問題
を解決し得る電子部品供給装置を得ることを課題として
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
電子部品供給装置は、(1)各々1種類ずつの電子部品
を多数保持した部品供給ユニットをそれら部品供給ユニ
ットの各部品供給部が一直線に沿って並ぶ状態で複数個
それぞれテーブル上に搭載された第一部品供給テーブル
および第二部品供給テーブルと、(2)それら第一部品
供給テーブルおよび第二部品供給テーブルを前記一直線
に平行な方向に、それら第一部品供給テーブルおよび第
二部品供給テーブル上の前記複数の部品供給ユニットの
各々から電子部品を供給する共通の作業領域と、その作
業領域の両側にそれぞれ設けられた第一部品供給テーブ
ル退避領域および第二部品供給テーブル退避領域とにそ
れぞれ案内するテーブル案内装置と、(3)部品供給の
ための1台テーブル制御プログラムと2台テーブル制御
プログラムとを記憶するプログラム記憶手段を備え、前
記1台テーブル制御プログラムに従って前記第一部品供
給テーブルおよび第二部品供給テーブルのいずれか一方
を前記退避領域に保った状態で他方を前記作業領域に移
動させ、かつ、その他方の部品供給テーブル上の前記複
数の部品供給ユニットの各部品供給部を予め定められた
供給位置に択一的に位置決めするユニット選択を行う1
台テーブルモードと、前記2台テーブル制御プログラム
に従って前記第一部品供給テーブルおよび第二部品供給
テーブルを共に前記作業領域に移動させ、かつ、それら
両部品供給テーブル上の前記複数の部品供給ユニットの
各部品供給部を予め定められた供給位置に択一的に位置
決めするユニット選択を行う2台テーブルモードとの2
モードから選ばれたモードで作動可能なテーブル移動装
置とを含むように構成される。
【0006】本発明に係る電子部品供給装置の望ましい
使用方法の1つは、前記第一部品供給テーブルと第二部
品供給テーブルとにそれぞれ同じ組合わせの電子部品を
保持した部品供給ユニットを搭載し、一方の部品供給テ
ーブルによる部品供給を行い、その部品供給テーブル上
の前記複数の部品供給ユニットの少なくとも1個におい
て電子部品が無くなった場合に、その部品供給テーブル
を前記退避領域へ退避させるとともに、それまで退避領
域にあった部品供給テーブルを前記作業領域へ移動させ
てその部品供給テーブルによる部品供給を行う方法であ
る。
【0007】また、前記第一部品供給テーブルと第二部
品供給テーブルとにそれぞれ異なる組合わせの電子部品
を保持した部品供給ユニットを搭載し、一方の部品供給
テーブルによる部品供給を行い、その部品供給テーブル
による予定量の部品供給が終了した後、その部品供給テ
ーブルを前記退避領域へ退避させるとともに、それまで
退避領域にあった部品供給テーブルを前記作業領域へ移
動させてその部品供給テーブルによる部品供給を行うこ
ともできる。
【0008】これら両使用方法の実施を容易にするため
に、電子部品供給装置に、上記構成要素(1)〜(3)
に加えて、(4)前記1台テーブルモードで作動中に前
記作業領域にある部品供給テーブル上の前記複数の部品
供給ユニットの少なくとも1個において電子部品が無く
なること、もしくは無くなったことを検出する部品終了
検出手段と、(5)その部品終了検出手段による部品終
了検出に応じて、前記テーブル移動装置に、前記作業領
域にある部品供給テーブルと前記退避領域にある部品供
給テーブルとを交替させるべきことを指令するテーブル
交替指令手段と、(6)前記1台テーブルモードで作動
中に前記作業領域にある部品供給テーブルによる予定量
の部品供給の終了を検出する供給終了検出手段と、
(7)その供給終了検出手段による供給終了の検出に応
じて、少なくとも、前記プログラム記憶手段の制御プロ
グラムを前記作業領域にある部品供給テーブルによる部
品供給用の1台テーブル制御プログラムから前記退避領
域にある部品供給テーブルによる部品供給用の1台テー
ブル制御プログラムに変更するプログラム変更と、前記
テーブル移動装置に作業領域にある部品供給テーブルと
退避領域にある部品供給テーブルとを交替させるテーブ
ル交替とを含む自動段取替えを行う自動段取替え手段と
を設けることが望ましい。
【0009】本発明に係る電子部品供給装置のさらに望
ましい使用方法としては、前記2つの供給方法のモード
である第一モードおよび第二モードに第三のモード、す
なわち、前記第一部品供給テーブルおよび第二部品供給
テーブルの両方に跨がって1グループの電子部品を保持
した部品供給ユニットを搭載し、それら両部品供給テー
ブルを共に前記作業領域へ移動させてそれら両部品供給
テーブルから部品供給を行うモードを加えた3モードか
ら1つのモードを選択しつつ電子部品の供給を行う方法
がある。
【0010】この使用方法の実施を容易にするために、
前記望ましい態様の電子部品供給装置にさらに、上記3
モードのうち1つのモードを選択するモード選択手段を
設けることが望ましい。また、上記3モードのいずれか
による部品供給中に前記モード選択手段により選択され
たモードを記憶するモード記憶手段と、前の部品供給の
終了後に、モード記憶手段に記憶されているモードでの
後の部品供給を指令するモード制御手段とを設けること
が望ましい。
【0011】本発明に係る電子部品供給装置にはまた、
前記退避領域にある部品供給テーブルが部品供給の準備
完了状態にあるか否かを検出する準備完了検出手段と、
その準備完了検出手段が準備完了を検出しない場合に
は、前記部品終了検出手段による部品終了検出もしくは
前記供給終了検出手段による供給終了検出にもかかわら
ず、前記テーブル移動装置による部品供給テーブルの交
替を禁止するテーブル交替禁止手段とを設けることが望
ましい。
【0012】
【作用】本発明に従って、第一部品供給テーブルおよび
第二部品供給テーブルのテーブルの大きさを、プリント
基板に装着する電子部品の種類あるいは数があまり多く
ない場合に必要な部品供給ユニットを1台のテーブルに
すべて搭載することができ、かつ、プリント基板に装着
する電子部品の種類あるいは数が最も多い場合には両部
品供給テーブルのテーブルを用いれば必要な部品供給ユ
ニットをすべて搭載することができる大きさとするとと
もに、テーブル移動装置を1台テーブルモードと2台テ
ーブルモードとの両方で作動可能なものとすれば、装着
する電子部品の供給に部品供給テーブルが1台で足る場
合には一方の部品供給テーブルのみを動かして、また、
電子部品の数が多い場合には両部品供給テーブルを交互
にまたは同時に動かすことにより電子部品を供給させる
ことができる。
【0013】そして、上記テーブル移動装置を上記1テ
ーブルモードで作動させる場合に、第一モードと第二モ
ードとの少なくとも1つのモードで部品供給を行うこと
ができる。第一モードは、例えば、1枚のプリント基板
に装着すべき電子部品の種類が比較的少なく、かつ、同
一の電子回路を多数生産する必要がある場合のような多
量生産に適したモードである。第二モードは、1枚のプ
リント基板に装着すべき電子部品の種類が比較的少な
く、かつ、生産すべき電子回路の種類が多い場合のよう
な多種少量生産に適したモードである。
【0014】上記テーブル移動装置を2台テーブルモー
ドで作動させる場合に第三モードの部品供給を行い得る
のであり、1枚のプリント基板に装着すべき電子部品の
種類が多い場合等使用される。この第三モードと上記第
一および第二モードとの3モード使用すれば、殆どの要
求を満たすことができる。
【0015】そして、前記部品終了検出手段およびテー
ブル交替指令手段が電子部品供給装置に設けられていれ
ば、第一モードの部品供給時に部品供給テーブルの交替
が自動的に行われ、前記供給終了検出手段および自動段
取替え手段が設けられていれば、第二モードの部品供給
時に電子部品の供給変更が自動的に行われる。また、準
備完了検出手段およびテーブル交替禁止手段が設けられ
いれば、未だ準備が完了していない部品供給テーブルが
作業領域へ移動させられることが防止される。
【0016】
【発明の効果】本発明の部品供給装置においては、第一
部品供給テーブルおよび第二部品供給テーブルの大きさ
を、供給すべき電子部品の種類あるいは数が最も多い場
合を想定して作られていた従来に比較して小さくするこ
とができるため、応答性が良く、高速で移動させること
が可能となって作業能率を向上させ得る上、移動開始
時,停止時等に生ずる振動が小さくて済むため、電子部
品の向きが変わったり、傾いたりすることが少なくな
り、部品供給ミスが減少する効果が得られる。そして、
供給すべき電子部品の種類が多い場合には、それら電子
部品を第一部品供給テーブルおよび第二部品供給テーブ
ルの両方に跨がって搭載し、従来の1台の部品供給テー
ブルと同様に供給することができる。
【0017】また、1枚のプリント基板に装着する電子
部品の種類あるいは数が少なく、一方の部品供給テーブ
ルに必要な電子部品供給ユニットをすべて載せることが
できる場合に、両部品供給テーブルにそれぞれ同じ組合
わせの電子部品を搭載しておけば、作動中の部品供給テ
ーブルにおいて電子部品がなくなった際、その部品供給
テーブルを退避領域に移動させる一方、他方の部品供給
テーブルを作業領域に移動させ、作業領域の部品供給テ
ーブルにより電子部品の供給が行われている間に退避領
域の部品供給テーブルに対して部品供給ユニットの交換
や部品の補給等必要な作業を行うことができるため、そ
の作業のために部品供給装置を停止させる必要がなく、
部品供給能率が向上する効果が得られる。
【0018】同じく一方の部品供給テーブルに必要な電
子部品供給ユニットをすべて載せることができる場合
に、両部品供給テーブルにそれぞれ異なる組合わせの電
子部品を搭載しておけば、作動中の部品供給テーブルに
よる部品供給が終了した際、その部品供給テーブルを退
避領域に移動させる一方、他方の部品供給テーブルを作
業領域に移動させ、その部品供給テーブルにより電子部
品の供給を行わせることができるため、供給すべき電子
部品の変更に伴う段取替えをごく短時間で終了すること
ができる。
【0019】そして、電子部品供給装置が前記部品終了
検出手段,テーブル交替指令手段,供給終了検出手段お
よび自動段取替え手段を備えていれば、前記第一モード
および第二モードの両方において、部品供給テーブルの
交替が自動的に行われるため、テーブル交替時に作業者
が部品供給装置の近くに居る必要がなく、管理が容易と
なる特有の効果が得られる。
【0020】また、前記モード選択手段を備えていれ
ば、3つのモードでの部品供給を容易に実施することが
でき、その上前記モード記憶手段およびモード制御手段
を備えていれば、モードの選択を部品供給装置の作動中
に行うことができ操作性が向上する特有の効果が得られ
る。さらに、前記準備完了検出手段およびテーブル交替
禁止手段が設けられていれば、準備が完了していない部
品供給テーブルが作業領域へ移動させられて、部品供給
ミスが発生することが防止される効果が得られる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図2は本発明の一実施例である部品供給
装置を備えた実装装置の外観を示す図である。本実装装
置は、本体フレーム10,基板搬入装置12,基板搬出
装置14,基板支持装置16,部品装着装置18および
部品供給装置20等を備えている。
【0022】基板支持装置16は、本願出願人の出願で
ある特願昭60−8808号に開示されているプリント
基板位置決め装置と同様のものであり、かつ、詳細は本
発明を理解する上で必要ではないため、ここにおいては
図3および図4に基づいて要部のみを説明する。基板支
持装置16は、基板搬送方向に平行なX軸方向に移動可
能な図示しないXテーブルと、そのXテーブル上に設け
られ、上記X軸方向とは直角な方向に移動可能なYテー
ブル24と、Yテーブル24上に、X,Y両テーブルに
対して相対移動不能かつ上下方向に移動可能に取り付け
られたテーブルプレート26とを備えている。テーブル
プレート26には基板搬送方向に平行な2本のガイドバ
ー30および32が取り付けられており、プリント基板
を支持するようにされている。ガイドバー30はテーブ
ルプレート26に固定されているが、ガイドバー32は
テーブルプレート26に上記Y軸方向に移動可能に取り
付けられた一対のスライダ34によって支持されてお
り、このスライダ34がテーブルプレート26上をY軸
方向に移動させられることにより、ガイドバー32がガ
イドバー30に対して接近,離間させられ、大きさの異
なる複数種類のプリント基板を支持し得るようになって
いる。
【0023】また、Yテーブル24の前記X軸方向の端
部のうち、ガイドバー30側の端部には、プリント基板
と係合して正確に位置決めする主位置決め部材36およ
び副位置決め部材38が取り付けられている。主位置決
め部材36は位置固定に設けられているのに対し、副位
置決め部材38はYテーブル24に設けられたガイドレ
ール39に上記X軸方向に移動可能に取り付けられてい
る。副位置決め部材38は常には図示しないクランプ機
構によってガイドレール39に対する移動を阻止されて
いるが、そのクランプ機構の作用がクランプ解除部材に
よって解除されるとともに、副位置決め部材38が移動
不能に位置決めされた状態においてテーブルプレート2
6がX軸方向に移動させられることにより、テーブルプ
レート26に対するX軸方向の相対位置が変えられるよ
うになっており、この位置調節によって複数種類のプリ
ント基板を位置決めすることができる。
【0024】上記のようなテーブルプレート26の両側
に基板搬入装置12および基板搬出装置14が配設され
ており、それぞれ一対のコンベアベルト40,42上に
載置されたプリント基板をガイドプレート44,46に
よって案内しつつ搬入,搬出する。これら搬入装置12
および搬出装置14の一方のコンベアベルト42および
ガイドプレート46は、チェーン48およびスプロケッ
ト50を介して連結された複数の送りねじ52がハンド
ル54によって回転駆動されることにより、他方のコン
ベアベルト40およびガイドプレート44に接近,離間
させられ、大きさが異なる複数種類のプリント基板を搬
送し得るようにされている。
【0025】また、ガイドプレート46のテーブルプレ
ート26側の端部には係合部材56が設けられている。
この係合部材56は、テーブルプレート26が上昇位置
にある状態においてスライダ34に形成された係合溝5
8と係合し、前記ハンドル54の操作によるコンベアベ
ルト42,ガイドプレート46の移動に伴ってスライド
34がY軸方向に移動させられ、ガイドバー32がガイ
ドバー30に対して接近・離間させられるようになって
いる。
【0026】そして、基板搬入装置12によって搬送さ
れて来たプリント基板は、上昇位置にあるテーブルプレ
ート26に移載される。次いでテーブルプレート26は
下降位置に移動させられることにより、搬入装置12お
よび搬出装置14と干渉することなくX軸方向およびY
軸方向に移動させられて、プリント基板の電子部品被装
着部が順次後述する部品装着装置18の吸着管の下に位
置するようにされるのであり、電子部品の装着完了後、
上昇位置に移動させられるとともにプリント基板は基板
搬出装置14に移載され、搬出される。
【0027】また、部品装着装置18は、本願出願人の
出願である特願昭60−8811号の明細書中に記載さ
れている電子部品装着装置と同様のものであり、ここに
おいては図5および図6に基づいて要部のみを説明す
る。この部品装着装置18は前記本体フレーム10に垂
直な軸線のまわりに回転可能に保持された回転軸60を
備えている。この回転軸60は30度ずつ間欠的に回転
させられるようになっており、その下端部に固定された
間欠回転盤62には、ロッド64,軸部材66,アーム
68を介して12個の吸着ヘッド70が等角度間隔に取
り付けられ、部品供給装置20からの電子部品の受取り
やプリント基板への電子部品の装着等が並行して行われ
るようになっている。これら吸着ヘッド70は、図6に
示すように、アーム68により上下方向に移動可能に保
持された外筒72と、その外筒72に嵌合された内筒7
4とを備えており、外筒72とアーム68との間に配設
されたスプリング76により上方に付勢されて常には図
6に示す状態に保たれているが、電子部品の受取り時お
よび装着時には図示しない押下装置によって下方に移動
させられるようになっている。内筒74の両端には、ガ
ラスまたは合成樹脂製の透明板80,82が固定される
とともに、下側の透明板82には、両透明板80,82
間に形成された気密な空間84内に連通するように中空
の吸着管86が圧入されている。空間84は、内筒7
4,外筒72,アーム68,軸部材66およびロッド6
4内に形成された通路を介して図示しないバキューム装
置に接続されており、切換弁が切換操作されることによ
り吸着管86がバキューム装置と大気とに択一的に連通
させられて、電子部品の吸着,装着を行うようにされて
いる。
【0028】部品供給装置20は、図1に示すように、
第一テーブル90および第二テーブル92を備えてい
る。これら両テーブル90,92は板状を成し、その上
面の幅方向の両側にはそれぞれ長手方向に沿って前部位
置決めピン94および後部位置決めピン96が複数対立
設されるとともに、それらピン94,96の間に形成さ
れた溝97には図示しないトグルクランプ機構が固定さ
れるようになっており、テーブル90,92には、図7
に示すような部品供給ユニット98が複数、上記ピン9
4,96によって位置決めされるとともに、トグルクラ
ンプ機構によりその部品供給部が一直線上に並ぶ姿勢で
固定され、それによって第一部品供給テーブル95およ
び第二部品供給テーブル99が構成されている。
【0029】プリント基板に装着する電子部品の種類あ
るいは数はあまり多くないのが普通であり、各テーブル
90,92はこのような通常のプリント基板に対する電
子部品の装着を行う際に必要な種類あるいは数の部品供
給ユニット98を搭載し得、かつ、両テーブル90,9
2を合わせれば通常予想される最も多種類の電子部品を
保持した部品供給ユニット98も搭載し得る大きさとさ
れている。
【0030】部品供給ユニット98は本願出願人の出願
である特願昭59−278167号の明細書に記載され
た装置と同じものであり、ここにおいては図7に要部の
みを示して簡単に説明する。各部品供給ユニット98は
それぞれ1種類の電子部品100がキャリヤテープ10
2に等間隔に収容されたテーピング状電子部品104
(図8参照)と、キャリヤテープ102に形成された送
り穴106に係合してキャリヤテープ102を1ピッチ
分(電子部品の収容間隔に等しい距離)ずつ送る送り装
置108と、キャリヤテープ102の上面に貼り合わさ
れたカバーフィルム110を巻き取る巻取装置112と
を備えている。
【0031】テーピング状電子部品104は部品供給ユ
ニット98の後部に配設された図示しないリールに巻き
付けられており、その先端部は、送り装置108の偏平
なブロック114上に形成されたガイド溝116に嵌入
させられるとともに、ガイド溝116の開口を覆うカバ
ー部材118によってガイド溝116からの浮上がり,
電子部品の飛出し等を防止された状態で送られ、カバー
フィルム110はカバー部材118に形成されたスロッ
ト120から引き出され、巻取りリール122によって
適宜巻き取られるようになっている。
【0032】送り装置108は、ブロック114内に前
進(図中矢印Aで示す方向),後退可能に収容されたス
ライダ124と、そのスライダ124に水平軸線のまわ
りに回動可能に係合させられた送り部材126と、上下
方向に移動可能な位置決め部材128と、水平軸線のま
わりに回動可能に取り付けられるとともに、両端部にお
いてそれぞれ送り部材126と位置決め部材128とに
係合させられたレバー130とを備えている。キャリヤ
テープ102は、送り部材126に形成された送りピン
132が送り穴106に係合させられた状態で戻しレバ
ー134が図示しないカム装置によって図中矢印Bで示
す方向に回動させられるとき、スライダ124が前進さ
せられるのに伴ってカバー部材118と共に1ピッチ分
送られて、カバーフィルム110が巻き取られた電子部
品100のうち、最前端のものが吸着管86の真下に位
置する状態とされる。そして、この状態から吸着管86
が空気吸引を開始させられるとともに下降させられてカ
バー部材118に当接させられた後、送り部材126の
被駆動部136が図示しないカム装置によって矢印Cで
示す方向に押し下げられることにより送り部材126が
回動させられ、送りピン132が送り穴106から離脱
させられるとともに、レバー130の回動により位置決
め部材128が上昇させられ、その上端に形成された位
置決めピン138が送り穴106に係合させられる。こ
のようにキャリヤテープ102が位置決めされた状態に
おいてスライダ124が後退させられ、カバー部材11
8が後退させられるのと同時に吸着管86が更に下降さ
せられ、電子部品100を吸着するのであり、部品供給
ユニット98のうち、上記のように吸着管86と対向す
る部分が部品供給部を成すこととなる。
【0033】上記のように構成された部品供給ユニット
98を支持する第一および第二のテーブル90,92
は、プリント基板搬送方向に平行に配設されたガイドレ
ール150に移動可能に支持されている。テーブル9
0,92は複数の部品供給ユニット98の部品供給部が
その上に位置する直線に沿って移動するようにガイドレ
ール150に案内されており、図1に示すようにその下
面に固定されたナット151にはそれぞれ送りねじ15
2,154が螺合されている。送りねじ152,154
は、それぞれガイドレール150に軸方向に移動不能か
つ回転可能に取り付けられるとともに、専用の駆動モー
タ156,158によって回転させられ、テーブル9
0,92をそれぞれ独立に移動させ得るようになってい
る。
【0034】ガイドレール150の長手方向の中央部に
隣接した位置には、図1中丸印で示すように前記吸着管
86に電子部品を供給する供給位置160が設定されて
おり、電子部品装着時には、第一および第二の部品供給
テーブル95,99の移動により各部品供給ユニット9
8の部品供給部が順次供給位置160に位置決めされ
る。この供給位置160を基準として、部品供給時に部
品供給テーブル95,99が移動する最大範囲、すなわ
ちテーブル90,92に搭載された部品供給ユニット9
8のうち両端に位置するものがそれぞれ供給位置160
に位置決めされる間に移動する範囲が両部品供給テーブ
ル95,99に共通の作業領域であり、部品供給時には
部品供給テーブル95,99は交替で作業領域において
移動させられて電子部品を供給し、一方の部品供給テー
ブルが作業領域にある間、他方の部品供給テーブルはガ
イドレール150の作業領域を成す部分に隣接する部分
上に退避させられて作業中の部品供給テーブルと干渉し
ないようにされる。部品供給テーブル95,99は作業
領域を挟んで反対側の位置にそれぞれ退避させられるの
であり、この位置が第一および第二の部品供給テーブル
95,99にそれぞれ専用の退避領域であって、ガイド
レール150は両部品供給テーブル95,99が作業領
域と退避領域との間を移動するのに十分な長さとされて
いる。ガイドレール150がテーブル案内装置を構成し
ているのである。
【0035】以上のように構成された電子部品実装装置
は、図9に示す制御装置によって制御される。図におい
て170はCPU(中央処理装置)であり、このCPU
170には、作動開始スイッチ,モード切換スイッチ,
部品供給ユニット98の交換終了や電子部品を装着すべ
きプリント基板の種類等を入力するための入力装置等、
種々の操作部を備えた操作装置172が接続されてい
る。CPU170にはまた、ROM(リードオンリメモ
リ)174とRAM(ランダムアクセスメモリ)176
とが接続されている。ROM174には、本実装装置に
よって実行可能な3つの部品装着モードのプログラムを
始め、プリント基板に装着する電子部品の種類,装着位
置,装着順序,プリント基板の移動順序,電子部品の装
着順序に従って部品装着装置18に電子部品を供給する
ように部品供給テーブル95,99を移動させるための
プログラム等が記憶されている。
【0036】CPU170には更に、第一部品供給テー
ブル移動用モータ駆動回路178,第二部品供給テーブ
ル移動用モータ駆動回路180,基板搬入装置駆動回路
182,基板搬出装置駆動回路184,基板支持装置駆
動回路186,部品装着装置駆動回路188が接続され
ており、それらにそれぞれモータ156,モータ15
8,基板搬入装置12,基板搬出装置14,基板支持装
置16,部品装着装置18が接続されるとともに、イン
タフェース190を介して部品供給ユニット98が有す
る電子部品がなくなったことを検出するテープエンド検
出センサ192、実装すべきプリント基板の大きさが変
わることを作業者に表示する表示装置194(図2参
照)が接続されている。
【0037】前記3つの部品装着モードのプログラム、
部品供給テーブル95,99を移動させるためのプログ
ラム、および制御装置のこれらプログラムを実行する部
分は、前記駆動モータ156,158,送りねじ15
2,154および上記モータ駆動回路178,180と
共同してテーブル移動装置を構成している。
【0038】本電子部品実装装置によって実行可能な3
つの部品装着モードは、作業者が図示しないモード切換
スイッチを切換操作することにより選択できるのである
が、通常はモード切換スイッチが自動テーブル交替モー
ドに保たれ、図10のフローチャートで示される第一モ
ードによる電子部品の装着が行われる。このモードは、
1枚のプリント基板に装着する電子部品の種類あるいは
数があまり多くなく、必要な部品供給ユニット98をす
べてテーブル90,92のうちのいずれか一方に搭載す
ることができる場合である。なお、図10のうち、実線
の枠内に記載された作動は実装装置によるものであり、
二点鎖線の枠内に記載されたものは作業者の手作業によ
るものであり、これは図11についても同様である。
【0039】この第一モードにおいては、作動開始に先
立って、電子部品を装着するプリント基板の種類を入力
するとともに、その装着に必要な部品供給ユニット98
を、予め定められた順序でテーブル90,92の各々に
搭載する。この搭載順序は、電子部品のプリント基板へ
の装着順でも、ばらばらでもよいが、いずれにしても予
め定められており、この搭載順序とプリント基板への電
子部品の装着順序とによってテーブル90,92の作業
領域内における移動経路が設定されてROM174に記
憶されている。テーブル90,92は作動開始前にはい
ずれも退避領域に退避させられており、部品供給ユニッ
ト98を搭載して第一部品供給テーブル95,第二部品
供給テーブル99とした後、実装装置を作動させれば、
第一部品供給テーブル95が作業領域に移動させられ、
部品供給ユニット98が順次供給位置160に位置決め
されて部品装着装置18に電子部品を供給し、部品装着
装置18は電子部品を受け取るとともにプリント基板の
所定の位置に装着する。
【0040】そして、複数の部品供給ユニット98のう
ち、いずれかのものの電子部品がなくなった場合、それ
が部品終了検出手段としてのテープエンド検出センサ1
92によって検出される。この検出は、例えば、吸着管
86が電子部品を2回続けて吸着しなかったときにセン
サ192が信号を発することにより行うようにすること
が可能であり、CPU170はこの検出信号に基づいて
第一部品供給テーブル95を退避領域に移動させる一
方、第二部品供給テーブル99を作業領域に移動させ、
第二部品供給テーブル99に電子部品の供給を行わせ
る。電子部品がなくなったことは本体フレーム10に設
けられた表示ランプの点燈等の部品終了報知手段により
作業者に知らされ、作業者は電子部品がなくなった部品
供給ユニット98を新しいものに交換した後、交換の終
了をCPU170に入力しておく。そして、第二部品供
給テーブル99に搭載された部品供給ユニット98のい
ずれかの電子部品がなくなった場合には、CPU170
はセンサ192の信号に基づいて第二部品供給テーブル
99を退避領域に移動させる。この際、第一部品供給テ
ーブル95の部品供給ユニット98の交換が終了してい
ない場合には、交換終了の入力を待って第一部品供給テ
ーブル95が移動させられることとなるが、部品供給ユ
ニット98の交換は、第二部品供給テーブル99におい
て電子部品がなくなる前に終了しているのが普通であ
り、CPU170は第一部品供給テーブル95を第二部
品供給テーブル99と交替で直ちに作業領域に移動させ
ることができ、電子部品の装着は休止することなく連続
して行われることとなる。
【0041】以上の説明から明らかなように、前記操作
装置172の部品ユニット交換もしくはセット終了を入
力するための入力装置により準備完了検出手段が構成さ
れている。また、前記ROM174に記憶されている3
つの部品装着モードのプログラムのうちの図10に示さ
れている部分において、テープエンドが検出されれば第
一および第二部品供給テーブル95,99の一方が退避
位置へ移動させられ、他方が作業領域へ移動させられる
ようになっていることによりテーブル交替指令手段が構
成され、交換終了入力がなければそのテーブル交替が行
われないようになっていることによりテーブル交替禁止
手段が構成されている。
【0042】前記電子部品の装着が予め定められた枚数
のプリント基板に対して為された後、異なる種類のプリ
ント基板に電子部品を装着する場合には、図11のフロ
ーチャートで示す順序に従ってテーブルの交換が自動的
に為される。この自動段取替えを伴うモードが第二モー
ドである。この際、例えば第一部品供給テーブル95が
作業領域にあって作動中であり、その第一部品供給テー
ブル95による電子部品の供給によって設定枚数のプリ
ント基板への電子部品の装着が完了することとなった場
合には、作業者は、モード切換スイッチを自動段取替え
モードに切り換えるとともに、次に実装すべきプリント
基板の種類を表すデータを操作装置172から入力す
る。このデータはRAM176に記憶され、図11に示
されているように設定枚数の装着完了後に行われる自動
段取替えがこのデータに基づいて行われる。現に行われ
ている装着に必要なプログラムおよびデータはRAM1
76に記憶されているのであるが、これらプログラムお
よびデータが、設定枚数の装着完了後に、モード切換ス
イッチの状態と上記操作装置の操作によりRAM176
に記憶されたデータとに基づいてROM174から読み
出された次のプリント基板への装着に必要なプログラム
およびデータに変えられるのである。作業者は、上記モ
ード切換スイッチおよび操作装置172を操作するとと
もに、退避領域に退避している第二部品供給テーブル9
9の部品供給ユニット98を次に実装すべきプリント基
板用の電子部品を備えたものに交換し、その交換が済ん
だときにセット終了を入力する。次に実装すべきプリン
ト基板の種類が変わる場合、装着すべき電子部品の種類
あるいは数および/またはプリント基板の大きさが変わ
るのであるが、いずれの場合にも自動段取替えモードに
切り換えられていれば、所定枚数のプリント基板への実
装が行われて自動段取替えが終了しても上記セット終了
が入力されるまでは、退避領域にある第二部品供給テー
ブル99が動くことはないようにされている。
【0043】そして、次に実装すべきプリント基板が大
きさが同じであって装着する電子部品の種類あるいは数
のみが異なるものである場合には、テーブルが交替する
のみでよく、設定枚数の装着完了時に第二部品供給テー
ブル99への部品供給ユニット98のセット終了が既に
入力されている場合には、電子部品実装プログラムを変
更する自動段取換えが行われた後、直ちにテーブルが交
替させられ、次のプリント基板への電子部品の装着が行
われることとなる。
【0044】また、次に実装すべきプリント基板が大き
さが異なるものである場合には、プリント基板の種類の
入力に基づいて、その旨が表示装置194によって作業
者に知らされるとともに、設定枚数の装着完了後、上記
プログラムの変更の他に、基板支持装置16における副
位置決め部材38の自動位置調節を含む自動段取換えが
行われる。表示装置194による報知を受けた作業者
は、この自動段取替え後、ハンドル54を操作して基板
搬入装置12および基板搬出装置14のコンベアベルト
40,42間,ガイドプレート44,46間の幅および
ガイドバー32,30間の幅を調節し、終了後、調節完
了を入力する。そして、この調節完了以前に既に第二部
品供給テーブル99における部品供給ユニット98のセ
ットが完了している場合には、以上のような段取替え終
了後にテーブルが交替させられ、電子部品の装着が行わ
れる。また、部品供給ユニット98のセットが完了して
いなければ、そのセット完了の入力を待ってテーブルが
交替させられ、電子部品の装着が行われることとなる。
【0045】以上の説明から明らかなように、前記RO
M174に記憶されている3つの部品装着モードのプロ
グラムのうちの図11に示されている部分において、設
定枚数の装着完了を検出することが供給終了検出手段を
構成し、設定枚数の装着完了に伴って自動段取替えおよ
びテーブル交替が行われるようになっていることにより
自動段取替え手段が構成され、セット終了の入力がなけ
ればそのテーブル交替が行われないようになっているこ
とによりテーブル交替禁止手段が構成されている。
【0046】本実装装置によって実行可能なもう一つの
モード、すなわち第三モードは、プリント基板に装着す
べき電子部品の種類あるいは数が多く、第一テーブル9
0および第二テーブル92のいずれか一方のみでは必要
な部品供給ユニット98をすべて搭載することができ
ず、両テーブル90,92に分けて搭載した場合におけ
る装着モードである。この場合には、第一および第二の
部品供給テーブル95,99は1台の部品供給テーブル
と見なされ、プリント基板への装着順に電子部品を供給
するように交互に作業領域に移動させられるのであり、
部品供給ユニットを装着順に分けてテーブル90,92
に搭載しておくようにすれば、1枚のプリント基板への
電子部品の装着に際して部品供給テーブル95,99の
交替が1回で済む。この第三モードはモード切換スイッ
チが自動停止モードに切り換えられて行われ、設定枚数
のプリント基板への装着が終了するか、いずれかの部品
供給ユニット98において電子部品100が無くなるか
すれば、本実装装置は自動的に停止させれる。
【0047】以上の説明から明らかなように、モード切
換スイッチがモード選択手段を構成すると同時にモード
記憶手段をも構成しており、CPU170,ROM17
4およびRAM176のモード切換スイッチの状態に応
じた制御を行う部分、すなわち、第一モードで部品供給
中にいずれかの部品供給ユニットの電子部品が無くなっ
た場合に部品供給テーブルを交替させ、第二モードで部
品供給中に設定枚数のプリント基板への装着が完了した
場合に自動段取替えおよびテーブル交替を行ない、第三
モードで部品供給中にいずれかの部品供給ユニットの電
子部品が無くなるか設定枚数のプリント基板への装着が
完了するかした場合に実装装置を停止させる部分がモー
ド制御手段を構成している。
【0048】本実施例の実装装置においては、各テーブ
ル90,92がプリント基板に装着すべき電子部品の種
類あるいは数が多くない場合における部品供給ユニット
98の搭載に十分な大きさとされており、電子部品の種
類あるいは数が多い場合を想定してテーブルを形成する
場合に比較して小さくて済む。したがって、第一および
第二部品供給テーブル95,99の作動応答性が良く、
高速で移動させることが可能となり、作業能率を向上さ
せ得る上、移動開始,停止時等に生ずる振動が小さくて
済み、電子部品が傾いたり、姿勢が変わったりすること
が少なくなって、部品装着装置18による電子部品の吸
着ミスが減少する効果が得られる。
【0049】また、第一および第二の装着モードにおい
ては、一方の部品供給テーブルが作業領域にあって部品
を供給している間に、退避領域にある他方の部品供給テ
ーブルの部品供給ユニット98の交換を並行して行うこ
とができるため、電子部品がなくなった場合における段
取替えに時間がかからず、実装装置の稼働率が向上する
効果が得られる。
【0050】なお、上記実施例においては、送りねじ1
52,154はそれぞれ専用の駆動モータ156,15
8によって回転させられるようになっていたが、駆動モ
ータの回転伝達をクラッチによって切り換えるように
し、一つの駆動モータにより両送りねじ152,154
を回転させるようにすることも可能である。
【0051】また、テーブル案内装置やテーブル移動装
置は、それぞれガイドレール150や送りねじ152,
154および駆動モータ156,158によって構成さ
れるものに限らず、種々の態様のものが採用可能であ
り、部品供給ユニットも前記実施例のものに限定される
わけではない。その他、いちいち例示することはしない
が、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である部品供給装置を備えた
実装装置を示す平面図である。
【図2】上記実装装置全体の外観を示す斜視図である。
【図3】上記実装装置の基板支持装置を示す斜視図であ
る。
【図4】上記実装装置における基板支持装置,基板搬入
装置および基板搬出装置を示す平面図である。
【図5】上記実装装置の部品装着装置の要部を示す正面
断面図である。
【図6】上記部品装着装置の吸着ヘッドを取り出して示
す正面断面図である。
【図7】前記部品供給装置の部品供給ユニットの要部を
示す正面図である。
【図8】上記部品供給ユニットにセットされるテーピン
グ状電子部品の一部を示す平面図である。
【図9】前記実装装置の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図10】前記実装装置によって実行可能な電子部品装
着モードを示すフローチャートである。
【図11】前記実装装置によって実行可能な電子部品装
着モードを示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 部品供給装置 26 テーブルプレート 90 第一テーブル 92 第二テーブル 95 第一部品供給テーブル 98 部品供給ユニット 99 第二部品供給テーブル 100 電子部品 150 ガイドレール 152,154 送りねじ 156,158 駆動モータ 160 供給位置 170 CPU(中央処理装置) 172 操作装置 174 ROM(リードオンリメモリ) 176 RAM(ランダムアクセスメモリ) 192 テープエンド検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 次郎 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々1種類ずつの電子部品を多数保持し
    た部品供給ユニットをそれら部品供給ユニットの各部品
    供給部が一直線に沿って並ぶ状態で複数個それぞれテー
    ブル上に搭載された第一部品供給テーブルおよび第二部
    品供給テーブルと、 それら第一部品供給テーブルおよび第二部品供給テーブ
    ルを前記一直線に平行な方向に、それら第一部品供給テ
    ーブルおよび第二部品供給テーブル上の前記複数の部品
    供給ユニットの各々から電子部品を供給する共通の作業
    領域と、その作業領域の両側にそれぞれ設けられた第一
    部品供給テーブル退避領域および第二部品供給テーブル
    退避領域とにそれぞれ案内するテーブル案内装置と、 部品供給のための1台テーブル制御プログラムと2台テ
    ーブル制御プログラムとを記憶するプログラム記憶手段
    を備え、前記1台テーブル制御プログラムに従って前記
    第一部品供給テーブルおよび第二部品供給テーブルのい
    ずれか一方を前記退避領域に保った状態で他方を前記作
    業領域に移動させ、かつ、その他方の部品供給テーブル
    上の前記複数の部品供給ユニットの各部品供給部を予め
    定められた供給位置に択一的に位置決めするユニット選
    択を行う1台テーブルモードと、前記2台テーブル制御
    プログラムに従って前記第一部品供給テーブルおよび第
    二部品供給テーブルを共に前記作業領域に移動させ、か
    つ、それら両部品供給テーブル上の前記複数の部品供給
    ユニットの各部品供給部を予め定められた供給位置に択
    一的に位置決めするユニット選択を行う2台テーブルモ
    ードとの2モードから選ばれたモードで作動可能なテー
    ブル移動装置とを含むことを特徴とする電子部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記1台テーブルモードで作動
    中に前記作業領域にある部品供給テーブル上の前記複数
    の部品供給ユニットの少なくとも1個において電子部品
    が無くなること、もしくは無くなったことを検出する部
    品終了検出手段と、 その部品終了検出手段による部品終了検出に応じて、前
    記テーブル移動装置に、前記作業領域にある部品供給テ
    ーブルと前記退避領域にある部品供給テーブルとを交替
    させるべきことを指令するテーブル交替指令手段と、 前記1台テーブルモードで作動中に前記作業領域にある
    部品供給テーブルによる予定量の部品供給の終了を検出
    する供給終了検出手段と、 その供給終了検出手段による供給終了の検出に応じて、
    少なくとも、前記プログラム記憶手段の制御プログラム
    を前記作業領域にある部品供給テーブルによる部品供給
    用の1台テーブル制御プログラムから前記退避領域にあ
    る部品供給テーブルによる部品供給用の1台テーブル制
    御プログラムに変更するプログラム変更と、前記テーブ
    ル移動装置に作業領域にある部品供給テーブルと退避領
    域にある部品供給テーブルとを交替させるテーブル交替
    とを含む自動段取替えを行う自動段取替え手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記テーブル移動装置を前記1
    台テーブル制御プログラムに従って作動させるとともに
    前記部品終了検出手段および前記テーブル交替指令手段
    を作動させる第一モードと、前記テーブル移動装置を前
    記1台テーブル制御プログラムに従って作動させるとと
    もに前記供給終了検出手段および前記自動段取替え手段
    を作動させる第二モードと、前記テーブル移動装置を前
    記2台テーブル制御プログラムに従って作動させる第三
    モードとの3モードのうち1つのモードを選択するモー
    ド選択手段を含むことを特徴とする請求項2記載の電子
    部品供給装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記3モードのいずれかによる部
    品供給中に前記モード選択手段により選択されたモード
    を記憶するモード記憶手段と、 前の部品供給の終了後に、モード記憶手段に記憶されて
    いるモードでの後の部品供給を指令するモード制御手段
    とを含むことを特徴とする請求項3記載の電子部品供給
    装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記退避領域にある部品供給テ
    ーブルが部品供給の準備完了状態にあるか否かを検出す
    る準備完了検出手段と、 その準備完了検出手段が準備完了を検出しない場合に
    は、前記部品終了検出手段による部品終了検出もしくは
    前記供給終了検出手段による供給終了検出にもかかわら
    ず、前記テーブル移動装置による部品供給テーブルの交
    替を禁止するテーブル交替禁止手段とを含むことを特徴
    とする請求項2,3または4のいずれかに記載の電子部
    品供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1011302A1 (en) * 1997-02-21 2000-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and device for supplying electronic parts
EP1011302A4 (en) * 1997-02-21 2008-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd METHOD AND DEVICE FOR SUPPLYING ELECTRONIC COMPONENTS

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