JPH05275242A - ロータリートランス及びその製造方法 - Google Patents

ロータリートランス及びその製造方法

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JPH05275242A
JPH05275242A JP4068636A JP6863692A JPH05275242A JP H05275242 A JPH05275242 A JP H05275242A JP 4068636 A JP4068636 A JP 4068636A JP 6863692 A JP6863692 A JP 6863692A JP H05275242 A JPH05275242 A JP H05275242A
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coil
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insulating
rotary transformer
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Akiko Imada
彰子 今田
Yoshiharu Fujioka
義治 藤岡
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が容易であると共に、チャンネル間のクロ
ストーク及び磁性体の飽和が発生しない小型化及び多チ
ャンネル化に対応した高品質、且つ低コストのロータリ
ートランスを提供する。 【構成】第1の絶縁部の外周にフィルム状コイル部材6
0を複数回巻回し、これらを第2の絶縁部で覆う。そし
て、このようにして順次積層されて形成されたコイルコ
ア部材50を所定間隔で切断してコイルコア40を形成
する。さらにコイルコア40の導電部44,45と基板
のパターン21とをバックコア30を介してそれぞれ電
気的に接続すると共に、前記コイルコア40,バックコ
ア30,基板20とを接着固定してロータリートランス
10の回転側コアを形成する。また、ロータリートラン
ス10の固定側コアは、コイルコア40の片側面にバッ
クコア30を接着して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ(以下VTRと略記)に設けられるビデオヘッド
からの映像信号の授受を行うロータリートランス及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転しているビデオヘッドと
の映像信号の授受は、ロータリートランスを使用するこ
とによって無接触で行われている。図10に示すように
VTRのシリンダ部1は、図示しないヘッドシリンダモ
ータの軸2に固定されることによって軸2と共に回転す
る回転シリンダ3とVTR本体に固定された固定シリン
ダ4とにより形成されている。そして、前記回転シリン
ダ3には、ビデオテープに映像信号を記録、或いは、ビ
デオテープに記録された映像信号を再生するためのビデ
オヘッド5がヘッドベース6を介して複数設けられてい
る。
【0003】前記回転シリンダ3に設けられているビデ
オヘッド5と外部回路との映像信号の授受は、前記回転
シリンダ3と固定シリンダ4との間に配設されているロ
ータリートランス7によって行われている。前記ロータ
リートランス7は、図示しないヘッドシリンダモータの
軸2に軸着されて前記回転シリンダ3と共に回転する回
転側コア7aとこの回転側コア7aと適宜な間隔をもっ
て固定シリンダ4に固定される固定側コア7bとによっ
て形成されている。そして、前記ビデオヘッド5と外部
回路との映像信号の授受は、前記回転側コア7aに配設
されているコイルと固定側コア7bに配設されているコ
イルとの間に発生する誘導起電力によって行われる。
【0004】なお、前記ロータリートランス7は、酸化
物磁性体を加圧整型したコアに設けられている溝にコイ
ルを挿入して接着固定することによって形成される。近
年、VTRの小型化及び高機能化に伴うシリンダ部1の
小型化及びビデオヘッド5の多チャンネル化が進むこと
によって、ロータリートランス7の小型化及び多チャン
ネル化が必要となってきている。しかしながら、前記ロ
ータリートランス7を小型化するためには、このロータ
リートランスのコアを形成する酸化物磁性体の加工及び
整型が複雑になると共に、ヘッドの多チャンネル化に伴
うチャンネル間のクロストーク及び磁性体の飽和が発生
し易くなるなどの問題を解決しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のロ
ータリートランスは、このロータリートランスを形成す
るコアである酸化物磁性体に多チャンネル化に伴う溝を
複数加工して整型することや前記酸化物磁性体のコアに
形成されている溝にコイルを挿入し固定することが難し
いために高価なものとなると共に、特性が不安定なもの
になることによって、クロストーク及び磁性体の飽和が
発生し易くなるなどの問題が発生していた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、製造が容易であると共に、小型化と多チャンネル化
に対応した高品質、且つ低コストなロータリートランス
及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるロータリー
トランスは、絶縁部と導電部とが順次配設された第1の
コイルコアに絶縁部材である第1のバックコアが接着さ
れた固定側コアと、ビデオヘッド及び外部回路との接続
のためのパターンが第1の面に設けられ、絶縁部と導電
部とが順次配設された第2のコイルコアの導電部と前記
パターンとを電気的に接続する接続部材が第2の面に設
けられた基板が前記第2のコイルコアに絶縁部材である
第2のバックコアを介して電気的に接続されると共に、
前記第2のコイルコア,第2のバックコア及び基板とが
接着された回転側コアとを具備している。
【0008】また、ロータリートランスの製造方法は、
絶縁部を形成する複数の絶縁部材と導電部を形成するフ
ィルム状コイル部材とを順次積層して円筒状のコイルコ
ア部材を形成する一方、このコイルコア部材を軸方向に
対して垂直に切断することによって第1,第2のコイル
コアを形成する第1の工程と、前記第1の工程で形成さ
れた第1のコイルコアと絶縁部材の第1のバックコアと
を接着して固定側コアを形成する第2の工程と、前記第
1の工程で形成された第2のコイルコアに設けられた導
電部と基板に設けられたパターンとを絶縁部材の第2の
バックコアを介して前記基板に設けられた接続部材で電
気的に接続すると共に、前記基板,第2のバックコア及
び第2のコイルコアとを接着して回転側コアを形成する
第3の工程とを具備している。
【0009】
【作用】この構成で、第1の工程で複数の絶縁部材とフ
ィルム状コイル部材とを積層してなる円筒状のコイルコ
ア部材を切断してコイルコアを形成し、第2の工程で前
記第1の工程で形成されたコイルコアとバックコアとを
接着して固定側コアを形成する。さらに、第3の工程で
前記第1の工程で形成されたコイルコアのコイル部と基
板のパターンとをバックコアを介して前記基板に設けら
れている接続部材で接続すると共に、基板,バックコア
及びコイルコアとを接着固定することによって回転側コ
アを形成してロータリートランスを形成する。
【0010】このように製造されるロータリートランス
は、コイルコアの多チャンネル化及び小型化が容易で、
且つ、安価で高品質である。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図6は本発明の一実施例に係り、図1
はロータリートランスの製造方法を示す組み立て図であ
り、図2はコイルコアを形成するコイルコア部材の概略
構成を示す断面斜視図、図3は図2のA部を説明する拡
大図、図4は図2のB部を説明する拡大図、図5はパタ
ーンフィルムの概略構成を示す斜視図、図6は加圧部材
の概略構成を示す斜視図である。
【0012】図1に示すようにロータリートランス10
は、基板20とバックコア30とコイルコア40とから
形成される回転側コア、及びバックコア30とコイルコ
ア40とから形成される固定側コアとから構成されてい
る。前記基板20は、ガラスエポキシなどで形成され、
この基板20の表面には図示しないビデオヘッドとVT
R本体に設けられている外部回路とを電気的に接続する
ための配線用のパターン21を設ける一方、この基板2
0の裏面には前記パターン21と後述するコイルコア4
0の第1の導電部44と第2の導電部45とをそれぞれ
電気的に接続する針状接続部材22が配設されている。
また前記バックコア30は、フェライトなどの絶縁体に
より形成されており、回転側コアを形成する際には前記
針状接続部材22を挿通するための透孔31を設け、固
定側コアを形成する際には前記針状接続部材22を挿通
するための透孔31を加工しないようにしている。さら
に、前記コイルコア40は、第1の絶縁部41,第2の
絶縁部42,第3の絶縁部43及び第1の導電部44と
第2の導電部45とからなる円筒状の後述するコイルコ
ア部材50を所定寸法に切断して形成される。
【0013】図2ないし図6を参照して第1工程で製造
される前記コイルコア部材50について説明する。前記
ロータリートランス10は、図2に示すようなコイルコ
ア部材50を切断したコイルコア40を用いて固定側コ
ア及び回転側コアを形成して製造される。前記コイルコ
ア部材50は、例えば、第1の絶縁部41,第2の絶縁
部42及び第3の絶縁部43をそれぞれ円筒状に形成さ
れた第1の磁性体コア51,第2の磁性体コア52及び
第3の磁性体コア53によって形成し、第1の導電部4
4と第2の導電部45とを後述するフィルム状に形成さ
れているフィルム状コイル部材60を第1の磁性体コア
51及び第2の磁性体コア52に巻回して第1のコイル
部54と第2のコイル部55とを形成している。なお、
前記第1のコイル部54及び第2のコイル部55を形成
するフィルム状コイル部材60は、それぞれの磁性体コ
アに設けられている軸方向の溝に配設される加圧部材7
0によって第1の磁性体コア51と第2の磁性体コア5
2との間及び第2の磁性体コアと第3の磁性体コアとの
間に押圧されて挟持されるようになっている。また、前
記加圧部材70には、前記接続部材22の接続用透孔と
なる接続部材挿通用溝71が設けられている。
【0014】まず、前記コイルコア部材50は、絶縁部
として三種類の磁性体コアが用いられており、内側から
第1の磁性体コア51,第2の磁性体コア52,第3の
磁性体コア53が配設されている。前記第1の磁性体コ
ア51は、この第1の磁性体コア51の外周面に前記加
圧部材70を挿通させるための溝51aを軸方向に設け
ると共に外径寸法を適宜な寸法に設定して形成されてい
る。また、第2の磁性体コア52は、この第2の磁性体
コアの内周面及び外周面の適当な位置に前記加圧部材7
0を挿通させるための溝52a及び52bを軸方向に設
けると共に内径寸法及び外径寸法を適宜な寸法に設定し
て形成されている。さらに、第3の磁性体コア53は、
この第3の磁性体コア53の内周面の適宜な位置に前記
加圧部材70を挿通させるための溝53bを軸方向に設
けると共に内径寸法及び外径寸法を適当な寸法に設定し
て形成されている。
【0015】なお、前記第1の磁性体コア51の内径寸
法は、回転側コアとして用いるものと固定側コアとして
用いるものとの二種類整型しても良いが、ヘッドシリン
ダモータの回転を伝達する軸に段部を設けたり、第1の
磁性体コア51と前記ヘッドシリンダモータの軸との間
に接続部材を介して固定するようにすれば一種類の内径
寸法のものを整型すればよい。
【0016】次に、前記第1のコイル部54及び第2の
コイル部55について説明する。前記コイルコア部材5
0に形成された第1のコイル部54及び第2のコイル部
55は、図3に示すようにポリイミドなどの絶縁体フィ
ルムの片側面にロータリートランス幅及び切削代を考慮
した所定間隔Pで細線61及び接続部材22との接続部
となる接続端62のパターンが形成されているフィルム
状コイル部材60を第1の磁性体コア51及び第2の磁
性体コア52に巻回して形成したものである。
【0017】最後に、前記加圧部材70について説明す
る。図4に示すように加圧部材70は、例えば、弾性を
有する略直方体形状をしており、長手方向の中央部には
前記基板20に設けられている接続部材22の挿通用透
孔となる接続部材挿通用溝71が形成されている。前記
加圧部材70は、この加圧部材70に設けられている接
続部材挿通用溝71と前記フィルム状コイル部材60の
接続端63とが対設するように前記第1の磁性体コア5
1に設けられている軸方向の溝51a,第2の磁性体コ
ア52に設けられている軸方向の溝52a,52b,第
3の磁性体コア53に設けられている軸方向の溝53b
に挿入されるようになっている。
【0018】ここで、コイルコア部材50を形成するた
めの第1の工程を説明する。まず、図5に示すように前
記第1の磁性体51の外周に設けられている溝51aに
加圧部材70を挿入し、この加圧部材70に設けられて
いる接続部材挿通用溝71と前記フィルム状コイル部材
60の細線61の一端に設けられている接続端62とを
対設させてから前記第1の磁性体コア51の外周に沿っ
て前記フィルム状コイル部材60を複数回巻回する。
【0019】次に、図6に示すようにフィルム状コイル
部材60を巻回して形成されている前記第1の磁性体コ
ア51は、この第1の磁性体コア51の外周に複数回巻
回したフィルム状コイル部材60の他端部に設けられて
いる接続端62と加圧部材70の接続部材挿通用溝71
とを対設させてできた凸部を前記第2の磁性体コア52
の内周に形成した溝52bに一致させて第2の磁性体コ
ア52に挿入する。このことによって第1の磁性体コア
51と第2の磁性体コア52との間に第1のコイル部5
4を形成することができる。
【0020】さらに、前記第1の磁性体コア51と第2
の磁性体コア52との間に第1のコイル部54を形成し
たものに第2のコイル部55を積層するときには、前記
第1のコイル部54を第1の磁性体コア51に巻回して
形成したときと同様に行えばよい。すなわち、前記第2
の磁性体コア52の外周に設けられている溝52aに加
圧部材70を挿入し、この加圧部材70に設けられてい
る接続部材挿通用溝71と前記フィルム状コイル部材6
0の細線61の一端に設けられている接続端62とを対
設させてから前記第2の磁性体コア52の外周に沿って
前記フィルム状コイル部材60を複数回巻回する。そし
て、前記フィルム状コイル部材60を巻回した第2の磁
性体コア52は、この第2の磁性体コア52に巻回され
ているフィルム状コイル部材60の他端部に設けられて
いる接続端62と加圧部材70の接続部材挿通用溝71
とを対設させてできた凸部を前記第3の磁性体コア53
の内周に設けた溝53bに一致させて第3の磁性体コア
53に挿入することによって、第2の磁性体コア52と
第3の磁性体コア53との間に第2のコイル部55が形
成されて、前記図2に示すようなコイルコア部材50が
形成される。
【0021】そして、前記コイルコア部材50を所定寸
法で連続して軸方向に対して垂直方向に切断することに
よって、前記コイルコア部材50から特性を一定にした
コイルコア40が複数形成される。以上でロータリート
ランス製造の第1の工程が終了する。
【0022】再び図2を参照してロータリートランス製
造の第2の工程及び第3の工程を説明する。上述のよう
に第1の工程で形成されたコイルコア40は、このコイ
ルコア40の片側面に絶縁部材であるバックコア30を
接着することによって固定側のコアが形成されて第2の
工程を終了する。
【0023】また、回転側コアを形成する第3の工程
は、前記第1の工程で形成されたコイルコア40の片側
面に絶縁部材であるバックコア30と基板20とを配設
して接着固定することによって形成されるようになって
いる。このとき、前記コイルコア40に設けられている
接続部材挿通用透孔71とバックコア30に設けられて
いる透孔31とを一致させると共に、前記バックコア3
0の透孔31と基板20に設けられている接続部材22
とを一致させる。そして、前記接続部材22を前記透孔
31及び接続部材挿通用透孔71に挿通することによっ
て、前記コイルコア40の第1のコイル部51及び第2
のコイル部52と基板20のパターン21とを容易にそ
して確実に電気的に接続している。さらに、前記基板2
0,バックコア30及びコイルコア40を接着固定する
ことによってロータリートランスの回転側コアが形成さ
れてロータリートランス製造の第3工程を終了する。
【0024】このように、適宜な長さに加工された複数
の絶縁部材とフィルム状コイル部材を前記絶縁部材に巻
回することによって順次コイル部を積層していくことに
よって容易に単チャンネル、或いは、多チャンネルのコ
イル部を有するコイルコア部材50を高品質で安定的且
つ安価に形成することができる。
【0025】また、ロータリートランスの主要部となる
コイルコア40を形成するためのコイルコア部材50を
前述のように先端部から後端部に至る全ての部分で安定
的な且つ安価に形成されることによって、前記コイルコ
ア部材50を切断して形成されるコイルコア40は、特
性的にばらつきの少ない安定したものとなる。
【0026】さらに、ロータリートランス10は、前記
コイルコア40と、図示しないビデオヘッド及び外部回
路と基板20に設けたパターン22とを絶縁部材である
バックコア30を介して前記接続部材22によって電気
的に接続してから接着固定されているので、電気的接続
が容易になると共に、安定した特性のものを安価に量産
することができる。
【0027】なお、前記絶縁部材であるバックコア30
は、前記コイルコア部材50と同様に円柱状に形成され
た絶縁部材を切断して形成することができるので安定し
た厚みのものを容易に供給することができる。
【0028】図7ないし図9を参照して本実施例の変形
例を説明する。前記ロータリートランス10は、前記基
板20とバックコアとの間に例えば図7に示すようなビ
デオヘッド81を備えた回転シリンダ80を配設するこ
とがある。そのときには、前記接続部材22の全長を長
くすると共に、前記接続部材22を挿通するための透孔
82を回転シリンダ80に設ければ前記実施例と同様に
電気的な接続を容易にすることができる。
【0029】図8(a)に示すように本実施例の加圧部
材70は、この加圧部材70の断面形状を前記実施例の
直方体から略半円状断面としている。また(b)に示す
ように前記フィルム状コア部材60は、このフィルム状
コア部材60を狭持す部材が前記磁性体コアのように絶
縁体であるときには、フィルム状コイル部材60に細線
61及び接続端62のパターンを設ける代わりに平面パ
ターン65を形成している。その他の構成は前記実施例
と同様である。
【0030】このように、前記加圧部材70の断面形状
は、前記実施例の直方体形状に限定することなく、本実
施例の略半円状、或いは、台形状などにすることによっ
て、例えば、第1の磁性体コア51と第2の磁性体コア
52との間に配設されているフィルム状コイル部材60
を効果的に押圧することができると共に、前記接続部材
22を加圧部材70に設けた接続部材挿通用溝71に挿
通させることが容易になる。また、前記フィルム状コイ
ル部材60の片側面に設けた細線61及び接続端62を
設けて形成されたパターンの代わりに片側面全面に平面
のパターン65を設けることによって細かいパターンを
形成する手間を省くことができるのでコストダウンをす
ることができる。その他の効果及び作用は前記実施例と
同様である。
【0031】図9は、前記直方体や半円形断面形状の加
圧部材70の代わりに板ばね90を用いている。その他
の構成は前記実施例と同様である。
【0032】このように、前記加圧部材70の代わりに
板ばね90を用いることによって、確実、そして、容易
にフィルム状コイル部材60を押圧することができると
共に、接続部材22を前記板ばね90に設けた段部91
に挿通させることによって容易に基板20に設けたパタ
ーン21とコイルコア40に設けた導電部とを電気的に
接続することができるようになっている。その他の効果
及び作用は前記実施例と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造が容易であると共に、チャンネル間のクロストーク及
び磁性体の飽和が発生しない小型化及び多チャンネル化
に対応した高品質で、且つ低コストのロータリートラン
スを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の一実施例に係り、図
1はロータリートランスの第2の製造工程を示す概略組
立て図
【図2】コイルコアを形成するコイルコア部材の概略構
成を示す断面斜視図
【図3】図2のA部を拡大して説明する概略構成図
【図4】図2のB部を拡大して説明する概略構成図
【図5】フィルム状コア部材の概略構成を示す斜視図
【図6】加圧部材の概略構成を示す斜視図
【図7】ロータリートランスの回転側コアに配設する回
転シリンダの斜視図
【図8】(a)加圧部材の他の例を示す斜視図 (b)フィルム状コア部材の他の例を示す斜視図
【図9】加圧部材に板ばねを用いたときの概略構成を示
す説明図
【図10】従来のロータリートランスを配設したシリン
ダ部を示す概略構成図
【符号の説明】
10… ロータリートランス 20… 基板 21… パターン 22… 接続部材 30… バックコア 40… コイルコア 41… 第1の絶縁部 42… 第2の絶縁部 43… 第3の絶縁部 44… 第1の導電部 45… 第2の導電部 50… コイルコア部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁部と導電部とが順次配設された第1
    のコイルコアに絶縁部材である第1のバックコアが接着
    された固定側コアと、 ビデオヘッド及び外部回路との接続のためのパターンが
    第1の面に設けられ、絶縁部と導電部とが順次配設され
    た第2のコイルコアの導電部と前記パターンとを電気的
    に接続する接続部材が第2の面に設けられた基板が前記
    第2のコイルコアに絶縁部材である第2のバックコアを
    介して電気的に接続されると共に、前記第2のコイルコ
    ア,第2のバックコア及び基板とが接着された回転側コ
    アとを具備したことを特徴とするロータリートランス。
  2. 【請求項2】 絶縁部を形成する複数の絶縁部材と導電
    部を形成するフィルム状コイル部材とを順次積層して円
    筒状のコイルコア部材を形成する一方、このコイルコア
    部材を軸方向に対して垂直に切断することによって第
    1,第2のコイルコアを形成する第1の工程と、 前記第1の工程で形成された第1のコイルコアと絶縁部
    材の第1のバックコアとを接着して固定側コアを形成す
    る第2の工程と、 前記第1の工程で形成された第2のコイルコアに設けら
    れた導電部と基板に設けられたパターンとを絶縁部材の
    第2のバックコアを介して前記基板に設けられた接続部
    材で電気的に接続すると共に、前記基板,第2のバック
    コア及び第2のコイルコアとを接着して回転側コアを形
    成する第3の工程とを具備したことを特徴とするロータ
    リートランスの製造方法。
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