JPH05326276A - ロータリトランス - Google Patents

ロータリトランス

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Publication number
JPH05326276A
JPH05326276A JP4154424A JP15442492A JPH05326276A JP H05326276 A JPH05326276 A JP H05326276A JP 4154424 A JP4154424 A JP 4154424A JP 15442492 A JP15442492 A JP 15442492A JP H05326276 A JPH05326276 A JP H05326276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
rotary
fixed
drum
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4154424A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Akiyasu
均 秋保
Naoki Ono
直樹 小野
Tetsuya Iguchi
哲也 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4154424A priority Critical patent/JPH05326276A/ja
Publication of JPH05326276A publication Critical patent/JPH05326276A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリトランスの部品点数及び組立工数を
削減し、組立精度を向上させる。 【構成】 磁気記録再生装置の回転ドラム2に取り付け
られたロータコア7を、非磁性金属部材で円板状に形成
されたスリーブ21と、スリーブ21の対向面にフェラ
イト樹脂で形成された磁性コア部23と、磁性コア部2
3に同心状に形成されたコイル溝23aと、コイル溝2
3aに固定されたコイル9とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
などに設けられ、回転ドラムと固定ドラムとの間で電気
的信号の授受を行なうロータリトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】回転部材に設けられた回路と固定部材に
設けられた回路との間で電気的信号の授受を行なう手段
の1つにロータリトランスがある。例えばビデオテープ
レコーダにおいて、磁気ヘッドが搭載された回転ドラム
と、前記回転ドラムと同心状に設けられた固定ドラムと
の間で信号の授受を行なうために、回転ドラム側に設け
られたロータコアと、固定ドラム側に設けられたステー
タコアとからなるロータリトランスが用いられている。
【0003】図9に従来の回転ヘッド装置の一般的な構
造例を示す。図9において、回転軸1の上端に回転ドラ
ム2が直接またはスリーブを介して固着されており、回
転ドラム2の下端にヘッドベース3が固定され、さらに
ヘッドベース3の先端にヘッドチップ4が装着されてい
る。固定ドラム5には軸受6を介して回転軸1が回転自
在に支持されており、回転ドラム2の下面と固定ドラム
5の内部上面とにはそれぞれロータコア7及びステータ
コア8が同心状に固定されている。またロータコア7及
びステータコア8の対向面には2チャンネルのコイル
9,10がそれぞれ同心状に固定されており、コイル
9,10はそれぞれヘッドチップ4及び図示しない外部
の制御回路に接続されている。
【0004】上記のように構成された従来の回転ヘッド
装置を小型化するための提案として、特開平1−166
315号公報に記載されたものが知られている。この提
案の概略構成を図10に示す。図10において図9に示
す従来例の部分と対応する部分には同一の符号を付して
あり、その説明は適宜省略する。この提案は回転軸1の
上端にスリーブ11が固定され、スリーブ11の下端に
ロータコア7が固定されている。またロータコア7の上
面には絶縁層12が形成されていて、絶縁層12を介し
てヘッドベース3がねじ止めされている。さらにスリー
ブ11上には回転ドラム2が同心状にねじ止めされてい
る。
【0005】またこの種のロータリトランスとしては、
特開昭64−31404号公報及び特開平1−3151
18号公報に記載されたように、コアにコイル、ショー
トリング、回転軸などを一体形成したものも知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平1
−166315号公報に記載された回転ヘッド装置によ
ると、ロータコアにヘッドベースが取り付けられるた
め、回転ドラムを小径で薄型化することはできるが、ス
リーブとロータコアとが別部品であるため、部品点数及
び組立工数が増大するという問題があった。また特開昭
64−31404号公報及び特開平1−315118号
公報に記載されたロータリトランスによると、ロータリ
トランスの付帯部品とコアとを一体成形するため、各部
品の位置精度を確保することが困難であった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、部品点数及び組立工数を削減し組立精度を向上
することのできるロータリトランスを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のロータ
リトランスは、磁気記録再生装置の固定ドラム5と回転
ドラム2とにそれぞれ取り付けられて対向するステータ
コア8とロータコア7とを有し、両コア7,8を介して
固定ドラム5と回転ドラム2との間で信号の授受を行な
うロータリトランスにおいて、両コア7,8のうち少な
くともロータコア7を、非磁性金属部材により円板状に
形成されたスリーブ21と、スリーブ21の対向面にフ
ェライト樹脂で形成された磁性コア部23と、磁性コア
部23に同心状に形成された複数個のコイル溝23a
と、コイル溝23aに固定されたコイル9とから構成し
たことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のロータリトランスは、コ
イル溝23a間に非磁性金属部材を同心状に突出させて
なるほぼ円環状のショートリング21bを設けたことを
特徴とする。
【0010】請求項3に記載のロータリトランスは、ス
リーブ21の中心に回転ドラム2の回転軸1が嵌合固定
される貫通孔21cを設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載のロータリトランスにおいて
は、フェライト樹脂で形成された磁性コア部23と非磁
性金属部材で形成されたスリーブ21とを一体成形した
ので、部品点数と組立工数とを削減し組立精度を向上さ
せることができる。
【0012】請求項2に記載のロータリトランスにおい
ては、コイル溝23a間にスリーブ21を構成する非磁
性金属部材を同心状に突出させて、円環状のショートリ
ング21b一体に設けたので、クロストーク防止用のシ
ョートリングを別部材として設ける必要がなく、部品点
数を削減することができる。
【0013】請求項3に記載のロータリトランスにおい
ては、回転ドラム2の回転軸1を金属部材で形成された
スリーブ21の中心に嵌合固定したので、回転軸1をス
リーブ21に位置精度よく強固に固定することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明のロータリトランスの一実施例
を図面を参照して説明する。
【0015】図1乃至図6に本発明の一実施例の構成を
示す。これらの図において、図9に示す従来例の部分と
対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は
適宜省略する。真鍮やアルミニウムなどの非磁性金属部
材でほぼ円板状に形成されたスリーブ21の片面には、
同心状に2個の凹部21aが形成されており、凹部21
aの間にはショートリングとしての凸部21bが設けら
れている。またスリーブ21の中心には回転軸1が貫通
固定されている貫通孔21cが形成されており、上面に
は中心に対して対称の位置に回転ドラム2をねじ止め固
定するねじ孔21dが設けられている。さらにスリーブ
21の外周上面には中心に対して対称の位置に端子台取
付部21eが設けられており、端子台取付部21eには
端子台22が固定されている。さらに端子台取付部21
eの両側にはヘッドベース3を取り付けるねじ孔21f
が設けられており、ヘッドベース3に設けられた取付孔
3aに挿入された図示しないねじを螺着することによ
り、ヘッドベース3がスリーブ21に取り付けられる。
またスリーブ21の外周上面には位置決め用凹部21g
が形成されている。なお符号22aは端子台22に設け
られたバネ端子である。
【0016】スリーブ21の下面に同心状に形成された
2個の凹部21a内にはフェライト樹脂が射出形成さ
れ、2個の円環状の磁性コア部23が構成され、磁性コ
ア部23の幅方向の中心にはコイル溝23aが同心状に
形成されている。そしてコイル溝23a内にはコイル9
が挿入され、接着固定されており、1対のコイル9はそ
れぞれリード線24を介して端子台22に接続されてい
る。なお固定ドラム5側には図8に示す従来例通り、フ
ェライト樹脂で形成されたステータコア8が設けられて
いる。
【0017】次に図7を参照して、本実施例によるロー
タリトランスの製造工程を説明する。まず工程101に
おいて、真鍮やアルミニウムなどの非磁性金属部材を研
削加工して、図2,3に示す形状のスリーブ21を形成
する。次に工程102において、スリーブ21を射出成
形機の金型内に入れ、凹部21a内にフェライト樹脂を
射出成形し、ロータコア7の磁性コア部23を構成す
る。また磁性コア部23にはコイル溝23aが同時に形
成される。このとき凹部21aの表面にフェライト樹脂
の剥離を防止するために凹凸や小孔、溝などを形成する
とよい。
【0018】次に工程103においてスリーブ21を射
出成形機から取り出し、コア対向面を平坦にするために
仕上研削加工を行なう。この結果図4,5に示すロータ
コア7が得られる。次に工程104において、端子台2
2をスリーブ21に形成された端子台取付部21eに接
着などで固定する。次に工程105において、コイル9
をコイル溝23a内に挿入固定する。そしてコイル9と
端子台22とをリード線24を介して接続する。次に工
程106で回転軸1をスリーブ21の中心の貫通孔21
cに圧入固定する。次に工程107において、ヘッドベ
ース3をねじ孔21fを介してスリーブ21にねじ止め
し、回転ドラム2をねじ25よりスリーブ21に取り付
け固定する。このようにして固定ドラム5に回転自在に
支持された回転軸1とロータコア7とが固定され、ロー
タコア7のコイル9とステータコア8のコイル10とが
対向配置されて、工程108において組立が完了する。
なおステータコア8の製造工程は従来例と同様である。
【0019】本実施例によれば、フェライト樹脂で形成
された磁性コア部23と非磁性金属部材で形成されたス
リーブ21とを一体成形したので、部品点数と組立工数
とを削減し、組立精度を向上させることができる。また
クロストーク防止用のショートリング21bをスリーブ
21と一体に構成したので、別部材としてのショートリ
ングを設ける必要がなく、部品点数を削減することがで
きる。さらに回転ドラム2の回転軸1を金属部材で形成
されたスリーブ21の中心の貫通孔21cに嵌合固定し
たので、回転軸1をスリーブ21を介して回転ドラム2
に位置精度よく強固に固定することができる。
【0020】上記実施例では平板型ロータリトランスに
ついて説明したが、図8に示すように円筒型ロータリト
ランスに応用しても同様の効果が得られる。すなわち、
非磁性金属部材で円筒状に形成したコア31の内周にフ
ェライト樹脂で円環状に形成された2個の磁性コア部3
2を設け、それぞれの磁性コア部32にコイル33を固
定して、ロータコアを構成してもよい。またステータコ
ア側に本実施例によるスリーブを設けてもよい。さらに
コイル9は2チャンネルに限定されない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ロータリトランスによれば、フェライト樹脂で形成され
た磁性コア部と非磁性金属部材で形成されたスリーブと
を一体成形したので、部品点数と組立工数とを削減し、
組立精度を向上させることができる。
【0022】また請求項2に記載のロータリトランスに
よれば、クロストーク防止用のショートリングをスリー
ブと一体に構成したので、部品点数を削減することがで
きる。
【0023】さらに請求項3に記載のロータリトランス
によれば、回転ドラムの回転軸を金属部材で形成された
スリーブの中心に嵌合固定したので、回転軸をスリーブ
を介して回転ドラムに位置精度よく強固に固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリトランスの一実施例の構成を
示す縦断面図である。
【図2】図1のスリーブの構成を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2に示すスリーブに磁性コア部を設けた状態
を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B線縦断面図である。
【図6】本実施例によるロータリトランスを備えた回転
ヘッド装置の構成を示す分解斜視図である。
【図7】本実施例によるロータコアの製造工程を示す工
程図である。
【図8】本発明の他の実施例によるロータコアの構成を
示す一部断面斜視図である。
【図9】従来の回転ヘッド装置の一例の構成を示す縦断
面図である。
【図10】従来の回転ヘッド装置の他の一例の構成を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転ドラム 5 固定ドラム 7 ロータコア 8 ステータコア 9,10 コイル 21 スリーブ 21b 凸部(ショートリング) 21c 貫通孔 23 磁性コア部 23a コイル溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置の固定ドラムと回転ド
    ラムとにそれぞれ取り付けられて対向するステータコア
    とロータコアとを有し、前記両コアを介して前記固定ド
    ラムと前記回転ドラムとの間で信号の授受を行なうロー
    タリトランスにおいて、 前記両コアのうち少なくともロータコアを、非磁性金属
    部材により円板状に形成されたスリーブと、 前記スリーブの対向面にフェライト樹脂で形成された磁
    性コア部と、 前記磁性コア部に同心状に形成された複数個のコイル溝
    と、 前記コイル溝に固定されたコイルとから構成したことを
    特徴とするロータリトランス。
  2. 【請求項2】 コイル溝間に非磁性金属部材を同心状に
    突出させてなるほぼ円環状のショートリングを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のロータリトランス。
  3. 【請求項3】 スリーブの中心に回転ドラムの回転軸が
    嵌合固定される貫通孔を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載のロータリトランス。
JP4154424A 1992-05-21 1992-05-21 ロータリトランス Pending JPH05326276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4154424A JPH05326276A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 ロータリトランス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4154424A JPH05326276A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 ロータリトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05326276A true JPH05326276A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15583871

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4154424A Pending JPH05326276A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 ロータリトランス

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JP (1) JPH05326276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0883109A2 (en) * 1997-06-02 1998-12-09 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Head drum with thin film heads

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0883109A2 (en) * 1997-06-02 1998-12-09 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Head drum with thin film heads
EP0883109A3 (en) * 1997-06-02 2000-06-28 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Head drum with thin film heads

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001012