JPH05272701A - 流動床ボイラ - Google Patents

流動床ボイラ

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Publication number
JPH05272701A
JPH05272701A JP10057192A JP10057192A JPH05272701A JP H05272701 A JPH05272701 A JP H05272701A JP 10057192 A JP10057192 A JP 10057192A JP 10057192 A JP10057192 A JP 10057192A JP H05272701 A JPH05272701 A JP H05272701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fluidized bed
cylinder
outer cylinder
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10057192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kikuchi
勝実 菊地
Tomiyasu Masumura
富康 増村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05272701A publication Critical patent/JPH05272701A/ja
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 損傷を防止し、且つ、低コストを図る。 【構成】 散気管8に熱空気入口円筒部7の内筒27を
直接溶接固定し、該内筒27の外周に、伸縮継手28を
有する外筒29を配して、外筒29の下端を内筒27に
溶接固定すると共に、外筒29の上端を内筒27から離
間させ、更に、外筒29の上端に散気管支持コラム入口
ヘッダ19を固定し、且つ、円筒部30、及び、該円筒
部30上端に上方へ進むに従い縮径するテーパ部31を
有するスライド部材32を設けて、熱空気入口円筒部7
の内筒27にスライド部材32のテーパ部31を溶接固
定すると共に、外筒29にスライド部材32の円筒部3
0を摺動自在に内嵌し、更に、散気管支持コラム入口ヘ
ッダ19の上部にスライド座34を設けて、散気管8の
下面を水平方向へスライド自在に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動床ボイラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6・図7は流動層ボイラの概略図を示
しており、図中1は内部で図示しないベッド材を流動さ
せるようにした流動層ボイラ本体、2は流動層ボイラ本
体1の内部に複数設けられた伝熱管である。
【0003】そして流動層ボイラ本体1の下部には、起
動用バーナ3からの熱ガスや、空気供給管4からの燃焼
用及びベッド材流動用の空気を流動層ボイラ本体1内部
へ吹込んでベッド材を流動させるための空気供給装置5
が設けられている。
【0004】該空気供給装置5は、起動用バーナ3及び
空気供給装置5に接続された風箱6と、該風箱6の上部
にそれぞれ熱空気入口円筒部7を介して接続された複数
の散気管8とで構成されており、各散気管8は、各熱空
気入口円筒部7に接続される中央の風箱部9と、該風箱
部9の両端から複数に分岐された散気部10と、散気管
8の風箱部9及び散気部10上面に多数設けられた空気
ノズル11などにより構成されている。
【0005】又、前記熱空気入口円筒部7は、図8に示
すように、内筒12と、エキスパンジョン部13を形成
された外筒14とにより下部で溶接固定にて構成されて
おり、内外筒12,14間には保温材15が介装されて
いる。
【0006】そして、熱空気入口円筒部7の上端と散気
管8の風箱部9との間は分離され、両者の分離部にはシ
ール部材16が設けられてシール部材16は内筒12と
溶接固定され、シール部材16の上面に対して、散気管
8の風箱部9の開口に取付けられた円筒体17が水平方
向へスライド自在に当接されている。又、散気管8の風
箱部9には円筒体17のスライドを許容させるためのエ
キスパンジョン部18が形成されている。
【0007】更に、熱空気入口円筒部7の外筒14の上
端部近傍には散気管支持コラム入口ヘッダ19が支持部
材20を介して取付けられており、散気管支持コラム入
口ヘッダ19には、散気管8の風箱部9との開口部に取
付けられた円筒体17とシール部材16とをスキマがほ
とんど無くシールできるようにして締結するボルト21
が固定されている。
【0008】熱空気入口円筒部7の外筒14の上端は、
シール部材16の下面に形成された凹溝22に摺動自在
に嵌合されている。
【0009】更に、前記散気管8の散気部10端部は、
図6に示すように、スライドサポート23を介してヘッ
ダ24に水平方向へスライド自在に支持されている。
【0010】尚、図中25は散気管8の散気部10下部
に設けられたホッパ、26はホッパ25と風箱6との間
に介在された保温材である。
【0011】そして、流動層ボイラの起動時には、起動
用バーナ3からの熱ガスが、又、流動層ボイラの運転中
には空気供給管4からの燃焼用及びベッド材流動用の空
気が、風箱6、熱空気入口円筒部7、散気管8の風箱部
9、前記散気管8の散気部10へと順に送られ、散気管
8の風箱部9及び散気部10上面に多数設けられた空気
ノズル11から流動層ボイラ本体1内部へと吹込まれ
て、ベッド材を流動させる。
【0012】又、熱膨張による散気管8の水平方向への
変位は、散気管8の風箱部9を熱空気入口円筒部7と分
離して、風箱部9側の円筒体17と熱空気入口円筒部7
側のシール部材16を水平方向へスライド自在に当接
し、且つ、風箱部9にエキスパンジョン部18を形成し
たこと、及び、散気管8の散気部10をスライドサポー
ト23を介してヘッダ24に水平方向へスライド自在に
支持させたことにより、許容できるようにしている。
【0013】尚、円筒体17とシール部材16との間の
シールは、散気管8の風箱部9の上下面を締結するボル
ト21の締付けによって確保させている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流動床ボイラには、以下のような問題があった。
【0015】即ち、流動層ボイラの起動時には、散気管
8の上面は下面よりも先に温度が高くなって、下面より
も大きく熱膨張するため、散気管8は全体として図6に
仮想線で示すように、上へ凸の状態に変形しようとする
が、散気管8の風箱部9の上下面をボルト21で締結し
て、該ボルト21を散気管支持コラム入口ヘッダ19に
固定しているため、散気管8中央部が上下方向へは変位
できないため、起動時に散気管8の上下面の温度差によ
る伸び差によって散気管8の上面側に圧縮歪が発生し、
該圧縮歪を有したまま散気管8が高温に長時間晒される
と、散気管8が変形(クリープ変形)して、散気管8の
温度が下っても元の形状に復元できなくなる。
【0016】そして、流動層ボイラの起動及び停止を繰
返すうちに上記散気管8の変形が進んで、散気管8の散
気部10がスライドサポート23から浮上ったり、散気
管8の風箱部9のエキスパンジョン部18に亀裂が生じ
るなどの損傷を起し、エキスパンジョン部18から空気
洩れを引起して周辺の耐圧部等に摩耗が生じたり空気の
分配がうまくいかなくなるなどのおそれがあった。
【0017】加えて、熱空気入口円筒部7側に設けたシ
ール部材16は寸法公差が厳しく、又、各部にエキスパ
ンジョン部13,18を設けなければならないので、製
造コストが高くなっていた。
【0018】本発明は、上述の実情に鑑み、損傷を防止
し、且つ、低コストを図り得るようにした流動床ボイラ
を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、流動層ボイラ
本体1の下部に、風箱6と、流動層ボイラ本体1内部へ
ベッド材流動用の空気などを供給する複数の散気管8
と、風箱6及び各散気管8の間を接続する熱空気入口円
筒部7などから成る空気供給装置5を備えた流動床ボイ
ラにおいて、散気管8に熱空気入口円筒部7の内筒27
を直接溶接固定し、該内筒27の外周に、伸縮継手28
を有する外筒29を配して、外筒29の下端を内筒27
に溶接固定すると共に、外筒29の上端を内筒27から
離間させ、更に、外筒29の上端に散気管支持コラム入
口ヘッダ19を固定し、且つ、円筒部30、及び、該円
筒部30上端に上方へ進むに従い縮径するテーパ部31
を有するスライド部材32を設けて、熱空気入口円筒部
7の内筒27にスライド部材32のテーパ部31を溶接
固定すると共に、外筒29にスライド部材32の円筒部
30を摺動自在に内嵌し、更に、散気管支持コラム入口
ヘッダ19の上部にスライド座34を設けて、散気管8
の下面を水平方向へスライド自在に支持したことを特徴
とする流動床ボイラにかかるものである。
【0020】
【作用】本発明によれば、散気管8の風箱部9開口に熱
空気入口円筒部7の内筒27を直接溶接固定することに
より、両者間の完全なシール性が確保される。
【0021】そして、伸縮継手28を有する外筒29に
支持部材20を介して散気管支持コラム入口ヘッダ19
を固定し、散気管支持コラム入口ヘッダ19にスライド
座34を介して散気管8の風箱部9下面を支持すること
により、散気管8中央の風箱部9の上方向への変位が許
容される。
【0022】又、散気管支持コラム入口ヘッダ19にス
ライド座34を介して散気管8の風箱部9下面を支持す
ることにより、散気管8中央の風箱部9の水平方向への
変位が許容される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0024】図1〜図5は、本発明の一実施例である。
【0025】又、図中、図6〜図8と同一の構成部分に
ついては同一の符号を付すことによって説明を省略する
ものとし、以下、本発明に特有の構成についてのみ説明
して行く。
【0026】散気管8の風箱部9開口に熱空気入口円筒
部7の内筒27を溶接固定して、溶接気密構造とする。
【0027】又、熱空気入口円筒部7の内筒27の外周
に保温材15を介して、伸縮継手28を有する外筒29
を配し、外筒29の下端を内筒27に溶接固定すると共
に、外筒29の上端を内筒27から離間させ、且つ、外
筒29の上端に支持部材20を介して散気管支持コラム
入口ヘッダ19を溶接固定する。
【0028】そして、円筒部30、及び、該円筒部30
上端に上方へ進むに従い縮径するテーパ部31を有する
ばね鋼製のスライド部材32を設け、該スライド部材3
2を熱空気入口円筒部7の内筒27と外筒29の上端と
の間に介在させて、内筒27にスライド部材32のテー
パ部31を溶接固定し、外筒29にスライド部材32の
円筒部30を摺動自在に内嵌する。
【0029】尚、スライド部材32のテーパ部31に、
放射状にスリット33を形成する。
【0030】更に、散気管支持コラム入口ヘッダ19の
上部にスライド座34を設けて、散気管8の風箱部9下
面を水平方向へスライド自在に支持する。
【0031】尚、35は散気管8の風箱部9開口上部に
設けられた分散板、36は散気管支持コラム入口ヘッダ
19間を接続する連絡管である。
【0032】次に、作動について説明する。
【0033】流動層ボイラ本体1に、起動用バーナ3か
らの熱ガスや、空気供給管4からの燃焼用及びベッド材
流動用の空気を供給する過程については図6〜図8と同
様なので説明を省略する。
【0034】本発明では、散気管8の風箱部9開口に熱
空気入口円筒部7の内筒27を直接溶接固定することに
より、両者間の完全なシール性を確保している。
【0035】そして、伸縮継手28を有する外筒29に
支持部材20を介して散気管支持コラム入口ヘッダ19
を固定し、散気管支持コラム入口ヘッダ19にスライド
座34を介して散気管8の風箱部9下面を支持すること
により、散気管8中央の風箱部9の上方向への変位を許
容している。
【0036】又、散気管支持コラム入口ヘッダ19にス
ライド座34を介して散気管8の風箱部9下面を支持す
ることにより、散気管8中央の風箱部9の水平方向への
変位を許容している。
【0037】尚、散気管8の散気部10の水平方向への
変位は、図6〜図8と同様にスライドサポート23によ
って許容されるようになっている。
【0038】このように、散気管8の風箱部9開口に熱
空気入口円筒部7の内筒27を直接溶接固定して両者間
のシール性を確保し、且つ、散気管8中央の風箱部9の
上下方向への変位を許容する構造としたことにより、散
気管8の変形による損傷が防止される。
【0039】更に、上記したような構造としたことによ
り、寸法公差の厳しいシール部材16(図8参照)や、
各種エキスパンジョン部13,18が不要となるので、
装置の低コスト化が図れる。
【0040】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、加圧流動層ボイラなど各種の流動層
ボイラに適用可能であること、その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流動床ボ
イラによれば、損傷を防止し、且つ、低コストを図り得
るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部を破断した部分拡大側
面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のIV−IV矢視図である。
【図5】図1のスライド部材の平面図である。
【図6】従来例における流動層ボイラの概略側断面図で
ある。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図6の部分拡大図である。
【符号の説明】
7 熱空気入口円筒部 8 散気管 19 散気管支持コラム入口ヘッダ 27 内筒 28 伸縮継手 29 外筒 30 円筒部 31 テーパ部 32 スライド部材 34 スライド座

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層ボイラ本体1の下部に、風箱6
    と、流動層ボイラ本体1内部へベッド材流動用の空気な
    どを供給する複数の散気管8と、風箱6及び各散気管8
    の間を接続する熱空気入口円筒部7などから成る空気供
    給装置5を備えた流動床ボイラにおいて、散気管8に熱
    空気入口円筒部7の内筒27を直接溶接固定し、該内筒
    27の外周に、伸縮継手28を有する外筒29を配し
    て、外筒29の下端を内筒27に溶接固定すると共に、
    外筒29の上端を内筒27から離間させ、更に、外筒2
    9の上端に散気管支持コラム入口ヘッダ19を固定し、
    且つ、円筒部30、及び、該円筒部30上端に上方へ進
    むに従い縮径するテーパ部31を有するスライド部材3
    2を設けて、熱空気入口円筒部7の内筒27にスライド
    部材32のテーパ部31を溶接固定すると共に、外筒2
    9にスライド部材32の円筒部30を摺動自在に内嵌
    し、更に、散気管支持コラム入口ヘッダ19の上部にス
    ライド座34を設けて、散気管8の下面を水平方向へス
    ライド自在に支持したことを特徴とする流動床ボイラ。
JP10057192A 1992-03-26 1992-03-26 流動床ボイラ Pending JPH05272701A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113883502A (zh) * 2021-11-10 2022-01-04 杭州智兴热电有限公司 循环流化床锅炉的保温机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113883502A (zh) * 2021-11-10 2022-01-04 杭州智兴热电有限公司 循环流化床锅炉的保温机构
CN113883502B (zh) * 2021-11-10 2024-04-12 杭州智兴热电有限公司 循环流化床锅炉的保温机构

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