JPH06323505A - 舶用ボイラケーシングのコーナー部構造 - Google Patents

舶用ボイラケーシングのコーナー部構造

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Publication number
JPH06323505A
JPH06323505A JP11312293A JP11312293A JPH06323505A JP H06323505 A JPH06323505 A JP H06323505A JP 11312293 A JP11312293 A JP 11312293A JP 11312293 A JP11312293 A JP 11312293A JP H06323505 A JPH06323505 A JP H06323505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler casing
corner
boiler
vibration
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP11312293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kinoshita
哲郎 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06323505A publication Critical patent/JPH06323505A/ja
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 舶用ボイラケーシングのコーナー部の振動及
び騒音の発生を防止する。 【構成】 ボイラ本体の外側四隅部に、直交するコーナ
ー壁部11を形成するアングル部材12と、アングル部
材12の外側に互いに90度方向に開口する差込み部1
3を形成するよう固定した押え部材14とからなるコー
ナー部構造材15を配設し、コーナー部構造材15の差
込み部13に、伝熱管3による周壁3bの外側に配設し
た保温材6との間にエアースペースSを隔てて配設した
凹凸波形状のボイラケーシング7の端部を差込み支持し
た状態において、ボイラケーシング7の外側の凹部17
内に略Z字形状の振動防止部材16の平行な支持部18
を嵌合させてボイラケーシング7の端部をコーナー壁部
11の外面に押圧した状態で、振動防止部材16の平行
な支持部19をコーナー部構造材15の外面に溶接20
にて固定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舶用ボイラケーシング
のコーナー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、舶用ボイラの一例であ
り、図中、1はボイラ本体、2はボイラ本体1の内部に
形成された燃焼室であり、該燃焼室2の周囲及び内部に
は多数の伝熱管3が立設、配列され、外周部の伝熱管3
はその相互間をフィン3aにて接続することにより周壁
3bを構成している。又、前記伝熱管3の下端は水ドラ
ム4に接続し、上端は蒸気ドラム5に接続している。
【0003】前記周壁3bの外周には保温材6が配設さ
れ、該保温材6の外周には、上下方向に延びる凹凸部を
有する波形状のボイラケーシング7が配設されている。
【0004】又、図中、8は蒸気ドラム5内の水を水ド
ラム4へと送る降水管、9はバーナ装置、10はガス出
口部である。
【0005】而して、バーナ装置9から噴射される燃料
が燃焼することにより生成した燃焼室2内の高温の排ガ
スは、伝熱管3を加熱しながらガス出口部10に至り、
外部に排出される。
【0006】このことにより、水ドラム4から伝熱管3
に送られた水を加熱し、蒸気ドラム5から蒸気を取り出
すことができる。
【0007】図2は前記ボイラケーシング7のコーナー
部構造を示している。
【0008】前記ボイラ本体1の外側四隅部には、直交
するコーナー壁部11,11を有したアングル部材12
と、該アングル部材12の外側に固設された、90度方
向に開口する差込み部13を形成する押え部材14とか
らなるコーナー部構造材15が配設されている。
【0009】前記ボイラケーシング7の端部をコーナー
部構造材15の差込み部13に差込んで支持することに
より、ボイラケーシング7は周壁3bの外側に配設した
保温材6との間に断熱のためのエアースペースSを介し
て保持され得るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の舶用ボイラケーシングのコーナー部構造においては
は、前記コーナー部構造材15の差込み部13にボイラ
ケーシング7の端部を差込むことのみによって、ボイラ
ケーシング7を支持するようにしていたが、差込み部1
3はボイラケーシング7の端部の差込みを容易にするた
めに、予め緩く形成されており、よって隙間を有してい
るために船体の振動や、ボイラの燃焼による振動によ
り、ボイラケーシング7自体が振動してしまい、騒音が
発生したり、振動によってボイラケーシング7が破損し
てしまうという問題があった。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、振動の発生
及び騒音の発生を防止し得るようにした舶用ボイラケー
シングのコーナー部構造を提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ本体の
外側四隅部に、直交するコーナー壁部を形成するアング
ル部材と、該アングル部材の外側に互いに90度方向に
開口する差込み部を形成するよう固定した押え部材とか
らなるコーナー部構造材を配設し、該コーナー部構造材
の前記差込み部に、伝熱管による周壁の外側に配設した
保温材との間にエアースペースを隔てて配設した凹凸波
形状のボイラケーシングの端部を差込み支持してなる舶
用ボイラケーシングのコーナー部構造であって、略Z字
形状の振動防止部材の平行な支持部の一方を、前記ボイ
ラケーシングの外側の凹部内に嵌合させて前記ボイラケ
ーシングの端部を前記アングル部材のコーナー壁部外面
に押圧した状態で、前記振動防止部材の平行な支持部の
他方を前記コーナー部構造材の外面に固定したことを特
徴とする舶用ボイラケーシングのコーナー部構造、にか
かるものである。
【0013】
【作用】略Z字形状の振動防止部材の平行な支持部の一
方を、前記ボイラケーシングの外側の凹部内に嵌合させ
て前記ボイラケーシングの端部を前記アングル部材のコ
ーナー壁部外面に押圧した状態で、前記振動防止部材の
平行な支持部の他方を前記コーナー部構造材の外面に溶
接したことにより、ボイラケーシングの端部をコーナー
部構造材のアングル部材に隙間なく押付け支持すること
ができ、よってボイラケーシングの振動及び騒音の発生
を防止し、ボイラケーシングが破損するようなことがな
くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0015】図1は、本発明の一実施例であり、図中、
図2〜図4に示すものと同一の構成部分については同一
の符号を付すことによって説明を省略するものとし、以
下、本発明に特有の構成についてのみ説明して行く。
【0016】図中、16は軽Z型鋼等によって形成され
た、略Z字形状の振動防止部材であり、垂直部16a
と、該垂直部16aの両端部に90度の角度を有して互
いに逆方向に曲げられた平行な支持部18,19を有し
ている。
【0017】図2と同様に構成したコーナー部構造材1
5の差込み部13に、振動防止部材16の端部を差込む
ことにより支持されたボイラケーシング7外側の凹部1
7内に、前記振動防止部材16の一方の支持部18を嵌
合させて、前記ボイラケーシング7の端部をアングル部
材12のコーナー壁部11の外面に所要の力Pで押圧し
た状態で、前記振動防止部材16の支持部19をコーナ
ー部構造材15の押え部材14外面に溶接20にて固定
する。
【0018】従って、前記振動防止部材16の平行な支
持部18,19の内、一方の支持部18をボイラケーシ
ング7外側の凹部17内に嵌合させて、ボイラケーシン
グ7の端部を内側に押し付けるようにして、前記振動防
止部材16の支持部19をコーナー部構造材15の押え
部材14外面に溶接固定したことにより、ボイラケーシ
ング7の端部をコーナー部構造材15の差込み部13内
におけるコーナー壁部11の外面に常に押し付けて支持
するようになるので、隙間の発生がなく、ボイラケーシ
ング7の振動及び騒音の発生を防止することができる。
従って、振動によってボイラケーシング7が破損するよ
うなことがなくなる。
【0019】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の舶用ボイ
ラケーシングのコーナー部構造によれば、略Z字形状の
振動防止部材の平行な支持部の一方を、ボイラケーシン
グの外側の凹部内に嵌合させてボイラケーシングの端部
をアングル部材に形成した差込み部内のコーナー壁部外
面に押圧した状態で、前記振動防止部材の平行な支持部
の他方を前記コーナー部構造材の外面に固定したことに
より、ボイラケーシングの端部を隙間なく支持し、ボイ
ラケーシングの振動の発生を防止して、振動によるボイ
ラケーシングの破損を防ぐと共に、騒音の発生を防止す
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横断面図である。
【図2】図4のII部拡大平面図である。
【図3】舶用ボイラの一例を示す側面図である。
【図4】舶用ボイラの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2 燃焼室(炉内) 3 伝熱管 3b 周壁 6 保温材 7 ボイラケーシング 11 コーナー壁部 12 アングル部材 13 差込み部 14 押え部材 15 コーナー部構造材 16 振動防止部材 17 凹部 18 部材面 19 部材面 20 溶接 S エアースペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ本体の外側四隅部に、直交するコ
    ーナー壁部を形成するアングル部材と、該アングル部材
    の外側に互いに90度方向に開口する差込み部を形成す
    るよう固定した押え部材とからなるコーナー部構造材を
    配設し、該コーナー部構造材の前記差込み部に、伝熱管
    による周壁の外側に配設した保温材との間にエアースペ
    ースを隔てて配設した凹凸波形状のボイラケーシングの
    端部を差込み支持してなる舶用ボイラケーシングのコー
    ナー部構造であって、略Z字形状の振動防止部材の平行
    な支持部の一方を、前記ボイラケーシングの外側の凹部
    内に嵌合させて前記ボイラケーシングの端部を前記アン
    グル部材のコーナー壁部外面に押圧した状態で、前記振
    動防止部材の平行な支持部の他方を前記コーナー部構造
    材の外面に固定したことを特徴とする舶用ボイラケーシ
    ングのコーナー部構造。
JP11312293A 1993-05-14 1993-05-14 舶用ボイラケーシングのコーナー部構造 Pending JPH06323505A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8408802B2 (en) 2009-06-08 2013-04-02 Waukesha Bearings Corporation Bi-directional rotation offset pivot thrust bearing
US8678658B2 (en) 2007-04-13 2014-03-25 Waukesha Bearings Corporation Tilting pad bearing
US8834027B2 (en) 2011-01-13 2014-09-16 Fouad Y. Zeidan Damper having modular flexible ligaments and variable gaps
US8845196B2 (en) 2007-04-13 2014-09-30 Jongsoo Kim Compliant bearing

Cited By (5)

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