JPH05272190A - 合成スラブ - Google Patents

合成スラブ

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JPH05272190A
JPH05272190A JP9847792A JP9847792A JPH05272190A JP H05272190 A JPH05272190 A JP H05272190A JP 9847792 A JP9847792 A JP 9847792A JP 9847792 A JP9847792 A JP 9847792A JP H05272190 A JPH05272190 A JP H05272190A
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JP
Japan
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deck plate
ribs
concrete
inverted triangular
substantially inverted
Prior art date
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Pending
Application number
JP9847792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Takimori
清 瀧森
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FUDO TECHNICAL KK
Original Assignee
FUDO TECHNICAL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】デッキプレートとコンクリートとを一体化して
なる合成スラブおよびこれに使用するデッキプレートを
得ることを目的とする。 【構成】デッキプレート本体の上面側に略逆三角形断面
のリブを所定間隔で設けてこれらの逆三角形状リブ16
の離間部にコンクリートとの付着用エンボス部26を多
数配設するとともに所定のエンボス部26に穿設孔28
を開設し、さらに前記デッキプレートの小口側端部を閉
塞することにより構成される。この合成スラブ10はデ
ッキプレート本体に形成される略逆三角形状リブ16の
両側傾斜面とこれらのリブ16の離間平坦部との間に形
成された鍵状凹部に流入硬化したコンクリートが剥離力
に対するアンカーとして作用するだけでなくコンクリー
トで囲まれたリブ16自体が立骨としても作用するので
コンクリートとの一体化がより確実となり、さらにはリ
ブ16の内部空間40により耐火性能も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合成スラブに関するも
のであり、一層詳細には、デッキプレートとコンクリー
トとを一体化した合成スラブおよびこれに使用するデッ
キプレートに関するものである。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】従来より、デッキプ
レートとコンクリートとを一体化することにより形成し
た合成スラブは、デッキプレートがコンクリートの打設
時には型枠として機能するだけでなく、その硬化後には
コンクリートと一体になって引張鉄筋の働きをするた
め、耐力や施工性に優れた床構造として広範に採用され
ている。
【0003】また、このような合成スラブは、コンクリ
ートを適切な厚さにするとともに所定の条件を満たした
スラブ配筋を行うことにより、吹付けロックウールなど
の耐火被覆をすることく耐火床構造として使用すること
ができるようになっている。
【0004】ところで、この種の合成スラブでは、デッ
キプレート本体に形成される山形状リブや凹凸部を利用
してコンクリートとの間に剥離やずれが生じるのを阻止
してデッキプレートとコンクリートとの一体化を図って
いるが、例えば、厚み方向の剥離力には極めて弱いだけ
でなく水平方向のずれに対しても充分とはいえず、さら
には強度、耐火性の点でもさらに向上させる必要がある
など種々の解決すべき課題が指摘されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
デッキプレートとコンクリートとを一体化してなる合成
スラブにおけるデッキプレート本体の上面側に略逆三角
形断面のリブを所定間隔で設けてこれらの逆三角形状リ
ブの離間部にコンクリートとの付着用エンボス部を多数
配設するとともに所定のエンボス部に穿設孔を開設し、
さらに前記デッキプレートの小口側端部を閉塞すること
により、コンクリートとの間の剥離やずれが生じるのを
可及的に阻止するとともに強度と耐火性能の向上をも図
ろうとするものである。
【0006】また、この合成スラブに使用するデッキプ
レートは、板状本体の上面側に略逆三角形断面のリブを
平行にかつ所定間隔で設け、これらの略逆三角形状リブ
の平坦状離間部に多数のエンボス部を配設するとともに
所定のエンボス部に穿設孔を開設し、さらに前記板状本
体におけるリブの小口側端部を閉塞することにより構成
するのが好適である。
【0007】さらに、このデッキプレートにおけるエン
ボス部は板状本体の上面側および/または下面側に複数
段に突出するように形成するのが好適である。
【0008】
【作 用】この発明に係る合成スラブでは、デッキプレ
ート本体の上面側に形成される略逆三角形状リブの両側
傾斜面とこれらの略逆三角形状リブの離間部(本体平坦
部)との間に形成された鍵状凹部に流入硬化したコンク
リートが剥離力に対するアンカーとして作用するだけで
なくコンクリートで囲まれた逆三角形状リブ自体が立骨
としても機能するのでコンクリートとの一体化がより確
実に達成され、従って、強度の向上とともに略逆三角形
状リブの内部空間によって耐火性能の向上も図ることが
できるものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る合成スラブの好適な実施
例につき、これに使用するデッキプレートとの関係にお
いて添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0010】図1および図2において、本発明に係る合
成スラブ10に使用されるデッキプレート12は、平板
状本体14の上面側にその断面を略逆三角形状に設定し
たリブ16を所定間隔でかつ平行に折曲げ形成し、これ
らのリブ16と平行な両側縁部に接続片18、20がそ
れぞれ形成されている。
【0011】なお、本実施例においてはリブ16の下部
に垂直立上部22を設けたが、コンクリートを打設した
際に前記リブ16と平板状本体14上面側との間に形成
される鍵状凹部24に該コンクリートが確実に流入する
ようにリブ16と平板状本体14との関係が設定されて
いるのであれば省略することもできる。
【0012】また、平板状本体14における各リブ16
間の平坦部上面側には複数段に突出するエンボス部26
を、例えば、格子状に配設するとともにこれらのエンボ
ス部26のうち所定のエンボス部26aの頂部に所定径
の穿設孔28を開設する。この場合、エンボス部26の
配列は格子状のみに限定されるものではなく、千鳥状の
ほかランダムに設定してもよく、さらにエンボス部26
の突出方向も平板状本体14の上面側のみに限らず、下
面側、あるいは上下面側に適宜突出するように構成する
こともできことは言うまでもない。
【0013】なお、平板状本体14の各リブ16の小口
側両端部は圧潰などの手段によって傾斜状に閉塞すると
ともにこれらの傾斜状閉塞部分に連続して係止部30、
32を設ける。
【0014】次に、このように形成されたデッキプレー
ト12を使用して現場施工により、図3に示すような合
成スラブ10を構成する場合につき説明する。
【0015】まず、構造体の支持梁の墨出し線に合わせ
て1枚目のデッキプレート12をその係止部30、32
を介して係止しスポット溶接などによって仮止めする。
なお、デッキプレート12の幅方向には一方のデッキプ
レートの側縁部に設けた接続片18に、隣接するデッキ
プレートの接続片20を接続して5枚程度毎に順次仮止
め溶接する。ついで、これらのデッキプレート12と支
持梁フランジとを、例えば、焼き抜き溶接などによりし
っかりと接合する。
【0016】そして、この合成スラブ10が連続支持合
成スラブの場合は、デッキプレート12上に1m以下の
ピッチでスペーサ34を配設するとともに予定されるス
ラブ上面からのかぶり厚として30mmを確保できるよ
うに溶接金網36を床全面に敷設する。また、この合成
スラブ10が単純支持合成スラブの場合は、スラブ上面
と逆三角形状リブ16の上面の両方から所定のかぶり厚
を保持できるようにそれぞれ設定した二枚の溶接金網を
敷設する。
【0017】次に、デッキプレート12端部や切欠き部
などにおけるコンクリートの漏れ止め処理を施した後、
溶接金網36が移動しないようにしてコンクリート38
を順次流し込む。この際、各リブ16と平板状本体14
上面側との間に形成された鍵状凹部24にコンクリート
38が空隙なく充填されるように注意するとともに梁上
にレベルをとって定規ずりなどを行ってコンクリートを
所定厚さに確保して不陸とならないように打設し、適切
な養生を行って硬化させる。
【0018】このようにして得られた合成スラブ10
は、リブ16と平板状本体14の平坦部上面側との間に
形成された鍵状凹部24に充填硬化されたコンクリート
38によりこのリブ16が立骨として機能するため強度
が著しく向上するだけでなく、コンクリート38とこれ
らの鍵状凹部24、各エンボス部26さらには所定のエ
ンボス部26aの穿設孔28に流下したコンクリート3
8aと該エンボス部26とのアンカー作用によってコン
クリート38とデッキプレート12との一体化をより向
上することができる。
【0019】なお、エンボス部26aの穿設孔28は、
コンクリート打設時の水抜き孔としても機能するので合
成スラブを形成する場合の養生を効率よく行うことがで
きる。また、前記合成スラブ10においては、各リブ1
6の内部空間40が断熱層として機能することになる。
【0020】
【発明の効果】先に述べたように、本発明に係る合成ス
ラブによれば、リブの両側傾斜面とデッキプレート本体
平坦部との間に形成された鍵状凹部に流入硬化したコン
クリーや所定のエンボス部の穿設孔に流入硬化したコン
クリートが厚さ方向に対するアンカーとして作用するだ
けでなくエンボス部自体とコンクリートとの付着も含め
に水平方向に対するアンカーとして作用するので、コン
クリートとデッキプレートとの一体化をより確実に行う
ことができ、従って、水平方向だけなく厚み方向の剥離
力に対する耐性の向上を図ることができる。
【0021】また、鍵状凹部に流入硬化したコンクリー
で包囲されたリブは、デッキプレートの立骨としても作
用するので、合成スラブとしての強度を飛躍的に向上す
ることができ、さらにはこれらのリブの内部空間が断熱
層として機能するので耐火性能を大幅に向上することが
できるものである。
【0022】さらにまた、この合成スラブを形成する際
に使用するデッキプレートは、平鋼板を折り曲げ加工す
るだけで形成できるので容易に製造することができるだ
けでなく合成スラブとしてのコストの低減も図ることが
できる等種々の利点を有するものである。
【0023】以上、本発明に係る合成スラブおよびこれ
に使用するデッキプレートの好適な実施例につき説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
例えば、図4に示すように、裏返しにしたデッキプレー
ト12とコンクリート38とを一体化することにより合
成スラブとして構成する等、本発明の精神を逸脱しない
範囲内において種々の設計変更をなし得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成スラブに使用するデッキプレ
ートの一部断面斜視図である。
【図2】図1に示すデッキプレートのX−X線断面図で
ある。
【図3】図1に示すデッキプレートを使用して形成した
合成スラブの要部断面説明図である。
【図4】図1に示すデッキプレートを裏返しにしてコン
クリートと一体化することにより構成した合成スラブの
要部断面説明図である。
【符号の説明】
10 合成スラブ、 12 デッキプレート、
14 平板状本体、16 逆三角形状リブ、
18 接続片、 20 接続片、22 垂直
立上部、 24 鍵状凹部、 26
エンボス部、28 穿設孔、 30 係止
部、 32 係止部、34 スペーサ、
36 溶接金網、 38 コンクリー
ト 40 内部空間、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレートとコンクリートとを一体
    化することにより形成される合成スラブであって、この
    合成スラブはデッキプレート本体の上面側に断面を略逆
    三角形状に設定したリブが所定間隔で設けられ、これら
    の略逆三角形状リブの離間部にコンクリートとの付着用
    エンボス部が多数配設されるとともに所定のエンボス部
    に穿設孔が開設され、さらに前記デッキプレートの小口
    側端部が閉塞された構造を有することを特徴とする合成
    スラブ。
  2. 【請求項2】 板状本体の上面側に断面を略逆三角形状
    に設定したリブを所定間隔でかつ平行に設け、これらの
    略逆三角形状リブの離間部に多数のエンボス部を配設す
    るとともに所定のエンボス部に穿設孔を開設し、さらに
    前記板状本体におけるリブの小口側端部を閉塞すること
    を特徴とする合成スラブ用デッキプレート。
  3. 【請求項3】 略逆三角形状に設定したリブの離間部に
    設けたエンボス部は、板状本体の上面側および/または
    下面側に複数段に突出するように形成してなる請求項2
    に記載の合成スラブ用デッキプレート。
JP9847792A 1992-03-26 1992-03-26 合成スラブ Pending JPH05272190A (ja)

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