JPH0527215Y2 - - Google Patents

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JPH0527215Y2
JPH0527215Y2 JP1987153015U JP15301587U JPH0527215Y2 JP H0527215 Y2 JPH0527215 Y2 JP H0527215Y2 JP 1987153015 U JP1987153015 U JP 1987153015U JP 15301587 U JP15301587 U JP 15301587U JP H0527215 Y2 JPH0527215 Y2 JP H0527215Y2
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cushion
hydraulic cylinder
oil
pressure
cushion pin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プレス機械におけるクツシヨンピン
均圧装置の改良に関する。
(従来の技術) クツシヨンピン均圧装置は、クツシヨンパツド
の加工精度不良、クツシヨンピンの長さのバラツ
キ、クツシヨンピンを保持するダイクツシヨンプ
レートの平行度誤差等を吸収して一定のクツシヨ
ン圧(しわ押え力)を発生させるもので、単動メ
カニカルプレス機械において復動メカニカルプレ
ス機械と同等のしわ押え精度を確保し得るところ
から、最近その利用が注目されている。
従来、この種のクツシヨンピン均圧装置として
は、実開昭60−108429号公報、実開昭62−3219号
公報、実開昭62−20711号公報等に開示されたも
のがある。これを実開昭62−3219号公報から援用
した第4図を参照して説明する。同図において、
1はプレススライド2に固定された上型、3はボ
ルスタ4上に固定された下型、5はボルスタ4を
支持するプレスキヤリヤで、前記下型3内にはク
ツシヨンパツド6が配設されている。クツシヨン
パツド6は複数のクツシヨンピン7,7……の上
端に支持され、一方各クツシヨンピン7の下端は
油圧シリンダ8,8……を介してそれぞれダイク
ツシヨン9のクツシヨンプレート10に連結され
ている。ダイクツシヨン9は、前記クツシヨンプ
レート10を支持するクツシヨンシリンダ11を
具備しており、該クツシヨンシリンダ11にはエ
ア圧源12からエアレギユレータ13で定まる所
定のエア圧がエアタンク14を通じて供給される
ようになつている。一方前記各油圧シリンダ8は
共通の配管15およびフレキシブルチユーブ16
を介して給油手段17に接続されている。給油手
段17は前記各油圧シリンダ8に供給する油量を
保証する機能を有している。
かゝる構成により、いまクツシヨンパツド6上
にワークWを載置してプレススライド2を下降さ
せると、その下降力がクツシヨンピン7を介して
ダイクツシヨン9に伝達され、該ダイクツシヨン
9は一定のクツシヨン圧つまりしわ押え力を発生
する。しかしてこの時、クツシヨンピン7下の油
圧シリンダ8内に発生する油圧は一定となり、こ
れによつて各クツシヨンピン間のクツシヨン圧の
アンバランスが吸収され、しわ押え精度が高めら
れるようになる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記油圧シリンダ8は、第5図に示
すように、ケーシング8aとピストン8bとの摺
動部にゴムパツキン8cを介装する構成とされて
いるが、該ゴムパツキン8cが早期に摩耗し易い
ため、頻繁にその交換を行なわなければならない
という問題があつた。一方、この種のクツシヨン
ピン均圧装置は成形条件が特に厳しい絞り成形品
を対象にして特に有用なもので、したがつて成形
条件が厳しくない成形品を対象とした場合には、
これを不使用としても大きな問題とはならない。
しかしながら、上記従来のクツシヨンピン均圧
装置によれば、成形条件の如何にかかわらず、成
形毎に油圧シリンダ8が作動することとなり、こ
のため上記ゴムパツキン8cの頻繁な交換を余儀
なくされ、保全性がきわめて悪いという問題があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、その構成を実施例図面である第
1図を参照して説明すると、本考案は、クツシヨ
ンパツド6を支持する複数のクツシヨンピン7,
7……を油圧シリンダ8,8……を介してそれぞ
れダイクツシヨン9に連結し、前記各油圧シリン
ダ8を一つの配管15に集約して給油手段21に
接続し、かつ前記配管の途中にチエツク弁24を
介装して前記各油圧シリンダに圧油を封じ込める
ようにしたプレス機械のクツシヨンピン均圧装置
において、前記配管の途中に、前記油圧シリンダ
内の圧油を前記チエツク弁をバイパスしてまたは
該チエツク弁を経由して前記給油手段側へ戻す切
換えバルブ機構26,28を介装するように構成
したことを要旨とする。
(作用) 上記構成のプレス機械のクツシヨンピン均圧装
置において、クツシヨンピン下の油圧シリンダと
給油手段との間に介装した切換えバルブ機構の作
動により前記油圧シリンダを給油手段への戻し側
へ切換えると、クツシヨン圧を受けて油圧シリン
ダ内のピストンは下降し、そのまゝ下死点に固定
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例を示したもの
である。なお同図において、前出第4図に示した
部分と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。第1図において、20は、前記フレキ
シブルチユーブ16および配管15を介してクツ
シヨンピン7下の油圧シリンダ8に接続された給
排油装置で、給排油用シリンダ21を備えてい
る。この給排油用シリンダ21は、その下部にピ
ストン22により区画された油室21aを有し、
この油室21aを主配管23を通じて前記フレキ
シブルチユーブ16に連通させている。前記主配
管23にはシリンダ21側への逆流を規制する第
1のチエツク弁24が介装されており、主配管2
3を通じて前記油圧シリンダ8へ供給された油液
は、そのまま油圧シリンダ8内に封じ込められる
ようになつている。
一方前記ピストン22により区画されたシリン
ダ21の上室21bには、該ピストン22を常時
は下方へ付勢する圧縮ばね25が内装されてい
る。この圧縮ばね25のばね力は、常時は前記油
圧シリンダ8内のピストン8b(第2図)を上死
点に位置決めするに足る油圧を発生する大きさに
設定されている。
しかして、前記第1のチエツク弁24よりフレ
キシブルチユーブ16寄の主配管23には方向切
換弁26が介装されており、該方向切換弁26に
は、主配管23から分岐されたバイパス配管27
が、前記第1のチエツク弁24を越えて接続され
ている。このバイパス配管27には、前記方向切
換弁26側への逆流を規制する第2のチエツク弁
28が介装されており、また前記方向切換弁26
にはストツプバルブ29が接続されている。
上記方向切換弁26は、前記クツシヨンピン7
下の油圧シリンダ8と前記給排用シリンダ21と
の連通状態を、主配管23側を経由する状態(第
1図)とバイパス配管27を経由する状態(第2
図)とに切換える役割りをなすものである。そし
て、方向切換弁26によりバイパス配管27を経
由する状態が選択されると、第2図に示すよう
に、主配管23がストツプバルブ29に接続され
て給排用シリンダ21から油圧シリンダ8への給
油が断たれ、一方バイパス配管27が開かれて油
圧シリンダ8から給排用シリンダ21への油液の
戻しが許容される。なお主配管23には油圧シリ
ンダ8の油圧を検出する圧力センサ30が介装さ
れている。
またピストン22からはシリンダ21の頂部を
貫通してロツド31が上方へ延ばされ、一方この
ロツド31の動きを監視するスケール32がシリ
ンダ21に付設されている。スケール32は前記
ロツド31の動きを通じてピストン22のレベル
を監視する役割りをなすもので、これにはa,
b,cの3つのレベルが刻設されている。こゝ
で、aは油圧シリンダ8の全油量が上記バイパス
配管27を通じて給排用シリンダ21に戻された
場合のレベルを、bは給排用シリンダ21の最大
給油レベルを、cは油圧シリンダ8への給油量が
不足する補給レベルをそれぞれ表わしている。
かゝる構成により、いま第1図に示すように、
クツシヨンピン7下の油圧シリンダ8と給排用シ
リンダ21との連通状態を維持し場合には、シリ
ンダ21内のばね25の付勢力によりピストン2
2が下動し、主配管23を通じて油圧シリンダ8
内へ油液が供給される。この状態のもと、クツシ
ヨンパツド6上にワークWを載置してプレス成形
を実行すると、従来の均圧装置と同様にクツシヨ
ンピン7下の油圧シリンダ8内に発生する油圧は
一定となり、これによつて各クツシヨンピン間の
クツシヨン圧のアンバランスが吸収される。一方
第2図に示すように、方向切換弁26の作動によ
りバイパス配管27を開くと、油圧シリンダ8内
の油液の給排用シリンダ21への戻りが自由とな
るため、前記クツシヨン圧を受けると共に油圧シ
リンダ8のピストン8bが下動し、そのまま下死
点に固定される。つまり均圧装置の作動が停止さ
れた状態となる。
第3図は、本考案の第2の実施例を示したもの
である。本第2の実施例において、上記クツシヨ
ンピン7下の油圧シリンダ8に接続される給排油
装置20′は、油タンク41とポンプユニツト4
2とを備えた構成とされている。そして前記ポン
プユニツト42とフレキシブルチユーブ16とを
接続する主配管43にはパイロツトチエツク弁4
4が介装され、一方前記パイロツトチエツク弁4
4よりポンプユニツト42寄の主配管43には方
向切換弁45が介装されている。しかしてこの方
向切換弁45は、前記パイロツトチエツク弁44
とパイロツト配管46で接続されると共に、油タ
ンク47に接続されている。なお48は圧力セン
サ、49は圧力スイツチ、50はリリーフバルブ
である。
かゝる構成により、均圧装置の作動を停止した
い場合は、方向切換弁45の作動によりパイロツ
トチエツク弁44のパイロツトポートを加圧する
と、該パイロツトチエツク弁44が開放されて油
圧シリンダ8内の油液は油タンク47に戻され
て、上記第1の実施例と同様に油圧シリンダ8の
ピストン8bが固定される。なお、方向切換弁4
5に接続した油タンク47は、ポンプユニツト4
2側の油タンク41を共用して良いことはもちろ
んである。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝる
プレス機械のクツシヨンピン均圧装置は、クツシ
ヨンピン下の油圧シリンダと該油圧シリンダに油
液を供給する給油手段とを結ぶ回路中に、該油圧
シリンダ内の圧油を給油手段側へ戻す切換えバル
ブ機構を介装したので、必要に応じて油圧シリン
ダのピストンを下死点に固定状態とすることがで
き、該油圧シリンダが含むゴムパツキンの命数が
延びて、保全性が著しく向上する効果が得られ
た。しかも、給油手段側へ戻した油液を用いて効
率的に均圧機能を復活させることができ、その利
用価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるプレス機械のクツシヨ
ンピン均圧装置の第1の実施例を示す回路図、第
2図はその作動状態を示す回路図、第3図は本ク
ツシヨンピン均圧装置の第2の実施例を示す回路
図、第4図は従来のクツシヨンピン均圧装置を示
す断面図、第5図はその一部である油圧シリンダ
の断面図である。 6……クツシヨンパツド、7……クツシヨンピ
ン、8……油圧シリンダ、9……ダイクツシヨ
ン、24,44……チエツク弁、21,42,4
4……給油手段、26,45……方向切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クツシヨンパツドを支持する複数のクツシヨン
    ピンを油圧シリンダを介してそれぞれダイクツシ
    ヨンに連結し、前記各油圧シリンダを一つの配管
    に集約して給油手段に接続し、かつ前記配管の途
    中にチエツク弁を介装して前記各油圧シリンダに
    圧油を封じ込めるようにしたプレス機械のクツシ
    ヨンピン均圧装置において、前記配管の途中に、
    前記油圧シリンダ内の圧油を前記チエツク弁をバ
    イパスしてまたは該チエツク弁を経由して前記給
    油手段側へ戻す切換えバルブ機構を介装したこと
    を特徴とするクツシヨンピン均圧装置。
JP1987153015U 1987-10-06 1987-10-06 Expired - Lifetime JPH0527215Y2 (ja)

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JP1987153015U JPH0527215Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

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JP1987153015U JPH0527215Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

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JPH0160721U JPH0160721U (ja) 1989-04-18
JPH0527215Y2 true JPH0527215Y2 (ja) 1993-07-12

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JP1987153015U Expired - Lifetime JPH0527215Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10353350B4 (de) * 2002-11-14 2015-03-26 Komatsu Ltd. Federungsstift, Lastabstützvorrichtung, Gesenkfederung und Presse

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