JPH0239622Y2 - - Google Patents
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- JPH0239622Y2 JPH0239622Y2 JP9232385U JP9232385U JPH0239622Y2 JP H0239622 Y2 JPH0239622 Y2 JP H0239622Y2 JP 9232385 U JP9232385 U JP 9232385U JP 9232385 U JP9232385 U JP 9232385U JP H0239622 Y2 JPH0239622 Y2 JP H0239622Y2
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<技術分類・分野>
開示技術は、絞り成形等に用いるプレス機械の
加工力の均一を図る装置の構造技術分野に属す
る。
加工力の均一を図る装置の構造技術分野に属す
る。
<要旨の概要>
而して、この考案は絞り成形等に用いるプレス
機械において、その下型に上端を連結すると共に
ボルスタに挿通し、ボルスタの下側に設けたピン
プレートの上面に下端を連結した型支持用の複数
のクツシヨンピンに対する均圧装置に関する考案
であり、特に、各クツシヨンピンはピンプレート
上に設けられ各々に対応する油圧シリンダに連結
され、而して、各液圧シリンダは圧力計や油逃し
用バルブを介装する荷重アンバランス吸収ユニツ
トに接続されてリーク補償シリンダとアンバラン
ス吸収シリンダに接続されて各反復プレスごとに
均一な加圧力を有するようにしたプレス機械のク
ツシヨンピン均圧装置に係る考案である。
機械において、その下型に上端を連結すると共に
ボルスタに挿通し、ボルスタの下側に設けたピン
プレートの上面に下端を連結した型支持用の複数
のクツシヨンピンに対する均圧装置に関する考案
であり、特に、各クツシヨンピンはピンプレート
上に設けられ各々に対応する油圧シリンダに連結
され、而して、各液圧シリンダは圧力計や油逃し
用バルブを介装する荷重アンバランス吸収ユニツ
トに接続されてリーク補償シリンダとアンバラン
ス吸収シリンダに接続されて各反復プレスごとに
均一な加圧力を有するようにしたプレス機械のク
ツシヨンピン均圧装置に係る考案である。
<従来技術>
周知の如く、多くの金型成形品には絞り成形等
のプレス成形品が多いが、第3図に示す様に該種
プレス成形に用いるプレス機械1は上型2に対す
るワーク3を載置した下型4をクツシヨンパツド
5を介して支持する複数のクツシヨンピン6,6
…を有しており、プレス時のクツシヨン力をプレ
ス型に伝達するようにしている。
のプレス成形品が多いが、第3図に示す様に該種
プレス成形に用いるプレス機械1は上型2に対す
るワーク3を載置した下型4をクツシヨンパツド
5を介して支持する複数のクツシヨンピン6,6
…を有しており、プレス時のクツシヨン力をプレ
ス型に伝達するようにしている。
<考案が解決しようとする問題点>
さりながら、通常一般にはプレス機械1におい
て、ピンプレート7やプレス型は勿論、クツシヨ
ンピン6,6…についてこれらの製造時に誤差を
含む精度不良が避けられず、又、反復使用による
それらの偏摩耗もあり、したがつて、結果的に
は、各クツシヨンピン6の長さにアンバランスを
生じ、そのため、プレス時に各クツシヨンピン6
に印加される加工力がアンバランス状態で直接プ
レス型に伝達されて、均一な加工が得られないと
いう欠点であつた。
て、ピンプレート7やプレス型は勿論、クツシヨ
ンピン6,6…についてこれらの製造時に誤差を
含む精度不良が避けられず、又、反復使用による
それらの偏摩耗もあり、したがつて、結果的に
は、各クツシヨンピン6の長さにアンバランスを
生じ、そのため、プレス時に各クツシヨンピン6
に印加される加工力がアンバランス状態で直接プ
レス型に伝達されて、均一な加工が得られないと
いう欠点であつた。
又、各クツシヨンピン6の使用部位の偏りが加
工力に反映して、そのことによつても均一な加工
力を及ぼすことが出来難いという難点もあつた。
工力に反映して、そのことによつても均一な加工
力を及ぼすことが出来難いという難点もあつた。
これに対処するに、ピンプレート7やクツシヨ
ンピン6,6…の加工精度を上げるようにするこ
とが考えられるが、加工精度を厳しく向上させる
ことは加工管理が難しく、結果的に、コスト高に
つながる不利点があり、又、反復使用による偏摩
耗には対処手段がないという不具合もあつた。
ンピン6,6…の加工精度を上げるようにするこ
とが考えられるが、加工精度を厳しく向上させる
ことは加工管理が難しく、結果的に、コスト高に
つながる不利点があり、又、反復使用による偏摩
耗には対処手段がないという不具合もあつた。
<考案の目的>
この考案の目的は上述従来技術に基づくプレス
機械におけるプレス作用時のクツシヨンピンのク
ツシヨン力不均一の問題点を解決すべき技術的課
題とし、ピンプレートやクツシヨンピンの製造加
工時の精度不良を避けきれない前提としながら
も、プレス時には潜在的にクツシヨンピンの長さ
によつて現われる加工力のアンバランスを吸収
し、又、経時的使用における摩耗に対してもこれ
を確実に吸収し、更には非稼動状態でもアンバラ
ンス吸収機能を保持させ、クツシヨンピンのアン
バランス吸収量の変動を排除し、加工深さも一定
に保持出来るようにしてプレス時の加工力が常に
各クツシヨンピンに、即ち、クツシヨンバツドを
介しプレス型に確実に均一な加工力を伝達される
ようにして、金属製品製造産業における成形加工
利用分野に益する優れたプレス機械のクツシヨン
ピン均圧装置を提供せんとするものである。
機械におけるプレス作用時のクツシヨンピンのク
ツシヨン力不均一の問題点を解決すべき技術的課
題とし、ピンプレートやクツシヨンピンの製造加
工時の精度不良を避けきれない前提としながら
も、プレス時には潜在的にクツシヨンピンの長さ
によつて現われる加工力のアンバランスを吸収
し、又、経時的使用における摩耗に対してもこれ
を確実に吸収し、更には非稼動状態でもアンバラ
ンス吸収機能を保持させ、クツシヨンピンのアン
バランス吸収量の変動を排除し、加工深さも一定
に保持出来るようにしてプレス時の加工力が常に
各クツシヨンピンに、即ち、クツシヨンバツドを
介しプレス型に確実に均一な加工力を伝達される
ようにして、金属製品製造産業における成形加工
利用分野に益する優れたプレス機械のクツシヨン
ピン均圧装置を提供せんとするものである。
<考案の構成>
上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述問題点を解決
するためにプレス機械のピンプレート上に設けた
所定数の油圧シリンダに下端を支持させ、ボルス
タを挿通する所定複数のクツシヨンピンはその上
端にクツシヨンパツドを介して下型を連結し、プ
レス型にパネル等のワークをセツトして所定に加
工力を印加することにより、プレス型を介して各
クツシヨンピンはその加工力を伝達されるが、そ
のプロセスにおいて、各クツシヨンピンの下端は
連結される各対応油圧シリンダが油圧回路を介し
て荷重アンバランス吸収ユニツトのアンバランス
吸収シリンダに接続されてその均圧作用により各
クツシヨンピンの長さのアンバランスとして現わ
れる加工力のアンバランスを吸収して伝達される
加工時のクツシヨン力を均一に伝達し、クツシヨ
ンピンの長さのアンバランスによる加工力の偏り
は吸収されて、各プレスサイクルごとのプレス成
形が均一に行われるようにし、非稼動時のリーク
等は上記油圧回路に接続されたリーク補償シリン
ダによりアンバランス吸収機能は確実に保持され
るようにした技術的手段を講じたものである。
要旨とするこの考案の構成は、前述問題点を解決
するためにプレス機械のピンプレート上に設けた
所定数の油圧シリンダに下端を支持させ、ボルス
タを挿通する所定複数のクツシヨンピンはその上
端にクツシヨンパツドを介して下型を連結し、プ
レス型にパネル等のワークをセツトして所定に加
工力を印加することにより、プレス型を介して各
クツシヨンピンはその加工力を伝達されるが、そ
のプロセスにおいて、各クツシヨンピンの下端は
連結される各対応油圧シリンダが油圧回路を介し
て荷重アンバランス吸収ユニツトのアンバランス
吸収シリンダに接続されてその均圧作用により各
クツシヨンピンの長さのアンバランスとして現わ
れる加工力のアンバランスを吸収して伝達される
加工時のクツシヨン力を均一に伝達し、クツシヨ
ンピンの長さのアンバランスによる加工力の偏り
は吸収されて、各プレスサイクルごとのプレス成
形が均一に行われるようにし、非稼動時のリーク
等は上記油圧回路に接続されたリーク補償シリン
ダによりアンバランス吸収機能は確実に保持され
るようにした技術的手段を講じたものである。
<実施例−構成>
次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。尚、第3図の在来態
様と同一態様部分は同一符号を付して説明するも
のとする。
明すれば以下の通りである。尚、第3図の在来態
様と同一態様部分は同一符号を付して説明するも
のとする。
プレス機械1′において、8はキヤリヤであり、
その上端にはボルスタ9が一体的に設けられて所
定位置には設定複数のピン孔10,10…が穿設
されている。
その上端にはボルスタ9が一体的に設けられて所
定位置には設定複数のピン孔10,10…が穿設
されている。
又、キヤリヤ8の内側にはピンプレート7が昇
降可能に設けられて、上記ボルスタ9の各ピン孔
10に対応する位置に油圧シリンダ11,11…
が設置固定されている。
降可能に設けられて、上記ボルスタ9の各ピン孔
10に対応する位置に油圧シリンダ11,11…
が設置固定されている。
而して、ボルスタ9のピン孔10,10…に挿
通された各クツシヨンピン6,6…はその下端を
各油圧シリンダ、5,5…に連結すると共に、そ
の上端を上記ピン孔10,10…の上部に臨ませ
しめてプレス型の型内のクツシヨンパツド12を
介して下型4に連結するようにされている。
通された各クツシヨンピン6,6…はその下端を
各油圧シリンダ、5,5…に連結すると共に、そ
の上端を上記ピン孔10,10…の上部に臨ませ
しめてプレス型の型内のクツシヨンパツド12を
介して下型4に連結するようにされている。
そして、ピンプレート7の下側にはダイクツシ
ヨンエアシリンダ13が一体的に設けられて、エ
アタンク14、クツシヨン圧レギユレータ15を
介して圧縮空気源16に接続されている。
ヨンエアシリンダ13が一体的に設けられて、エ
アタンク14、クツシヨン圧レギユレータ15を
介して圧縮空気源16に接続されている。
尚、17は昇降用の油圧ユニツトである。
そして、型内のクツシヨンパツド12の上部に
はワーク18を介して上型2がボルスタ19を介
して対設されている。
はワーク18を介して上型2がボルスタ19を介
して対設されている。
而して、この考案においては、上記ピンプレー
ト4上に設けられ、初期の上死点レベルヘのスト
ロークS1、不死点レベルストロークS2(プレス加
工時の状態)のストロークを有し各油圧シリンダ
11は油圧回路20を介して上記キヤリヤ1外に
設けられた荷重アンバランス吸収ユニツト21に
接続され、クイツクジヨイント22、ゴムホース
23により監視用の圧力計24に接続されると共
に油逃し用バルブ25に接続されている。
ト4上に設けられ、初期の上死点レベルヘのスト
ロークS1、不死点レベルストロークS2(プレス加
工時の状態)のストロークを有し各油圧シリンダ
11は油圧回路20を介して上記キヤリヤ1外に
設けられた荷重アンバランス吸収ユニツト21に
接続され、クイツクジヨイント22、ゴムホース
23により監視用の圧力計24に接続されると共
に油逃し用バルブ25に接続されている。
そして、油逃がし用バルブ25からはアンバラ
ンス吸収油逃し用シリンダ26が接続され、その
フレーム27に設けられたストツパ28と弾圧ス
プリング29を有するロツドはアンバランス吸収
ストークS3を調節可能にされて設けられている。
ンス吸収油逃し用シリンダ26が接続され、その
フレーム27に設けられたストツパ28と弾圧ス
プリング29を有するロツドはアンバランス吸収
ストークS3を調節可能にされて設けられている。
そして、上記油逃がし用バルブ25からはアン
バランス吸収シリンダ26に並列にリーク補償シ
リンダ30が逆止弁31、切換弁32、及び、油
逃がし用バルブ33を有して接続されており、そ
のリーク補償ストロークS4はフレーム34に設け
られたストツパ35に対し弾圧スプリング36を
介して規制するようにされている。
バランス吸収シリンダ26に並列にリーク補償シ
リンダ30が逆止弁31、切換弁32、及び、油
逃がし用バルブ33を有して接続されており、そ
のリーク補償ストロークS4はフレーム34に設け
られたストツパ35に対し弾圧スプリング36を
介して規制するようにされている。
したがつて、荷重アンバランス吸収ユニツト2
1内に於いてはクツシヨンピン6,6…の油圧シ
リンダ11,11…の各断面積A1とし、アンバ
ランス吸収シリンダ26の断面積をA3、リーク
補償シリンダ30の断面積をA4とすれば、プレ
ス機械1における加工力Fが上型2に印加された
時のクツシヨンパツド12が加工力が印加されて
クツシヨンピン6,6…の長さアンバランスやピ
ンプレート7の変形や傾きによる[(S3×A3)、
即ち(S2−S1)×A1×油圧シリンダ11の数]の
アンバランス量が吸収されるようにされている。
1内に於いてはクツシヨンピン6,6…の油圧シ
リンダ11,11…の各断面積A1とし、アンバ
ランス吸収シリンダ26の断面積をA3、リーク
補償シリンダ30の断面積をA4とすれば、プレ
ス機械1における加工力Fが上型2に印加された
時のクツシヨンパツド12が加工力が印加されて
クツシヨンピン6,6…の長さアンバランスやピ
ンプレート7の変形や傾きによる[(S3×A3)、
即ち(S2−S1)×A1×油圧シリンダ11の数]の
アンバランス量が吸収されるようにされている。
又、リーク補償シリンダ30が弾圧スプリング
36によりS4×A4の量だけの各油圧シリンダ1
1からの非稼動時のリークが生じてもこれを補償
することが出来、S4×A4の量よりも多いリーク
量が生じた場合には油圧計24による検出により
切換バルブ32を閉じて油逃がし弁33からリー
ク補償用の油をリーク補償シリンダ30に給油す
ることによりリーク補償機能は再び回復される。
36によりS4×A4の量だけの各油圧シリンダ1
1からの非稼動時のリークが生じてもこれを補償
することが出来、S4×A4の量よりも多いリーク
量が生じた場合には油圧計24による検出により
切換バルブ32を閉じて油逃がし弁33からリー
ク補償用の油をリーク補償シリンダ30に給油す
ることによりリーク補償機能は再び回復される。
したがつて、プレスストークロークごとのクツ
シヨンパツド12に印加される加工力のアンバラ
ンスはアンバランス吸収シリンダ26のストツパ
ー28に対する停止ストロークS3の範囲内でプレ
スサイクルごとに確実に吸収され、しかもアンバ
ランス吸収力を一定の範囲で任意に持続すること
が出来るようにされている。
シヨンパツド12に印加される加工力のアンバラ
ンスはアンバランス吸収シリンダ26のストツパ
ー28に対する停止ストロークS3の範囲内でプレ
スサイクルごとに確実に吸収され、しかもアンバ
ランス吸収力を一定の範囲で任意に持続すること
が出来るようにされている。
<実施例−作用>
上述構成において、ボルスタ9の上に所定の下
型4を載置固定し、各クツシヨンピン6,6…の
上にクツシヨンパツド12をセツト固定し、その
上面にパネルのワーク18を載置して上型2と対
向させる。
型4を載置固定し、各クツシヨンピン6,6…の
上にクツシヨンパツド12をセツト固定し、その
上面にパネルのワーク18を載置して上型2と対
向させる。
そして、上型2がワーク18を介してクツシヨ
ンパツド12に当接するまでの状態ではクツシヨ
ンパッド12を介して各クツシヨンピン6,6…
にはブレスカが印加されないために各油圧シリン
ダ11は上死点にあり、したがつて、リーク補償
シリンダ30の弾圧シリンダ36による加圧力に
より油が油圧回路20を介して各油圧シリンダ1
1に油圧力を印加しているために、これまでの非
稼動状態による自然リーク等が生じてもリーク補
償シリンダ30のストロークS4までの量は常に補
償され、したがつて、各油圧シリンダ11の均圧
機能は常に維持されていることになる。
ンパツド12に当接するまでの状態ではクツシヨ
ンパッド12を介して各クツシヨンピン6,6…
にはブレスカが印加されないために各油圧シリン
ダ11は上死点にあり、したがつて、リーク補償
シリンダ30の弾圧シリンダ36による加圧力に
より油が油圧回路20を介して各油圧シリンダ1
1に油圧力を印加しているために、これまでの非
稼動状態による自然リーク等が生じてもリーク補
償シリンダ30のストロークS4までの量は常に補
償され、したがつて、各油圧シリンダ11の均圧
機能は常に維持されていることになる。
尚、このリーク補償機能が維持されている間の
油圧の関係はアンバランス吸収シリンダ26の弾
圧スプリング29による圧力P3の圧力よりもリ
ーク補償シリンダ30の弾圧スプリング36によ
る加圧力P4の方が小さくされている必要がある。
油圧の関係はアンバランス吸収シリンダ26の弾
圧スプリング29による圧力P3の圧力よりもリ
ーク補償シリンダ30の弾圧スプリング36によ
る加圧力P4の方が小さくされている必要がある。
したがつて、アンバランス吸収シリンダ26の
弾圧スプリング29のバネ常数の方がリーク補償
シリンダ30の弾圧スプリング36のバネ常数よ
りも大きいことになるが、アンバランス吸収シリ
ンダ26の油は逆止弁31によりリーク補償シリ
ンダ30へ流れ込むことはない。
弾圧スプリング29のバネ常数の方がリーク補償
シリンダ30の弾圧スプリング36のバネ常数よ
りも大きいことになるが、アンバランス吸収シリ
ンダ26の油は逆止弁31によりリーク補償シリ
ンダ30へ流れ込むことはない。
而して、各油圧シリンダ11が上死点にある状
態で上型2が下降してクツシヨンパツド12に対
し加工力を印加すると、先述した如く、各クツシ
ヨンピン6の長さには不可避的なアンバランスが
あることにより潜在的には加工力のアンバランス
を生じようとするが、各油圧シリンダ11に均圧
作用が得られ、クツシヨンパツド12は平均した
加工力負荷印加されることになる。
態で上型2が下降してクツシヨンパツド12に対
し加工力を印加すると、先述した如く、各クツシ
ヨンピン6の長さには不可避的なアンバランスが
あることにより潜在的には加工力のアンバランス
を生じようとするが、各油圧シリンダ11に均圧
作用が得られ、クツシヨンパツド12は平均した
加工力負荷印加されることになる。
そして、クツシヨンパッド12に対する加工力
が印加されたプロセスにおいて、そして、加工力
がアンバランス吸収シリンダ26の弾圧スプリン
グ29による圧力P3を越える状態になると、油
圧シリンダ11からの油圧がアンバランス吸収シ
リンダ26に印加されて弾圧スプリング29に抗
してそのロツドは上昇しその上昇ストロークがS3
を越えると、ストツパ28が当接し、停止する。
が印加されたプロセスにおいて、そして、加工力
がアンバランス吸収シリンダ26の弾圧スプリン
グ29による圧力P3を越える状態になると、油
圧シリンダ11からの油圧がアンバランス吸収シ
リンダ26に印加されて弾圧スプリング29に抗
してそのロツドは上昇しその上昇ストロークがS3
を越えると、ストツパ28が当接し、停止する。
したがつて、先述した如く、荷重アンバランス
吸収ユニツト21のアンバランス吸収量はS3×
A3であつて、その範囲ではプレス機械1のプレ
スストロークごとのクツシヨンパツド12に対す
る加工力のアンバランスが確実に吸収されること
になる。
吸収ユニツト21のアンバランス吸収量はS3×
A3であつて、その範囲ではプレス機械1のプレ
スストロークごとのクツシヨンパツド12に対す
る加工力のアンバランスが確実に吸収されること
になる。
勿論、この場合の油圧シリンダ11のアンバラ
ンス吸収油量(S2−S1)×A1×油圧シリンダ11
の数がS3×A3に等しくなる。
ンス吸収油量(S2−S1)×A1×油圧シリンダ11
の数がS3×A3に等しくなる。
勿論、この場合、アンバランス吸収シリンダ2
6の機能はそのロツドがストツパ28の、例え
ば、ネジ調整等によつて任意に設定範囲内で使用
条件に応じて調整可能にされている。
6の機能はそのロツドがストツパ28の、例え
ば、ネジ調整等によつて任意に設定範囲内で使用
条件に応じて調整可能にされている。
而して、上型2のプレスラムが下降してワーク
18を介してクツシヨンパツド12に加工力を印
加し始めた加工初期において、クツシヨンエアシ
リンダ13からクツシヨンパツド12に反力のク
ツシヨン力が伝達されて、各クツシヨンピン6,
6…の長さのアンバランス、或いは、ピンプレー
ト7の傾斜、又、クツシヨンパツド17の仕上げ
不良による不均一さ等の精度不良によつて印加さ
れる加工力にアンバランスを生じ始めるが、この
時、クツシヨンピン6,6…の下端に対応して設
けられている各油圧シリンダ5,5…は油圧回路
20を介して荷重アンバランス吸収ユニツト21
のアンバランス吸収シリンダ26に伝達されて、
そのアンバランスは吸収され、均一の加工力分布
状態にされる。
18を介してクツシヨンパツド12に加工力を印
加し始めた加工初期において、クツシヨンエアシ
リンダ13からクツシヨンパツド12に反力のク
ツシヨン力が伝達されて、各クツシヨンピン6,
6…の長さのアンバランス、或いは、ピンプレー
ト7の傾斜、又、クツシヨンパツド17の仕上げ
不良による不均一さ等の精度不良によつて印加さ
れる加工力にアンバランスを生じ始めるが、この
時、クツシヨンピン6,6…の下端に対応して設
けられている各油圧シリンダ5,5…は油圧回路
20を介して荷重アンバランス吸収ユニツト21
のアンバランス吸収シリンダ26に伝達されて、
そのアンバランスは吸収され、均一の加工力分布
状態にされる。
このようにして、加工力による荷重分布がクツ
シヨンパツド12に均一に伝達された状態で、更
に、上型2のプレスラムが下降すると、下型4と
上型2に上りワーク18は所定の絞り成形を行わ
れる。
シヨンパツド12に均一に伝達された状態で、更
に、上型2のプレスラムが下降すると、下型4と
上型2に上りワーク18は所定の絞り成形を行わ
れる。
而して、この場合の絞り成形は加工力が均一に
クツシヨンパツド12に分布されているために、
安定た状態で行われ、その加工精度は向上し、製
品歩留りも向上する。
クツシヨンパツド12に分布されているために、
安定た状態で行われ、その加工精度は向上し、製
品歩留りも向上する。
そして、この場合の荷重アンバランス吸収ユニ
ツト21に於ける圧力計24は作用する圧力を常
に目視し、或は、自動検出されて制御管理に供さ
れる。
ツト21に於ける圧力計24は作用する圧力を常
に目視し、或は、自動検出されて制御管理に供さ
れる。
そして、このような絞り成形は反復される状態
においても、同一精度が保たれるために、製品は
同一精度のものを確実に量産させることが出来
る。
においても、同一精度が保たれるために、製品は
同一精度のものを確実に量産させることが出来
る。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、上述シング
ルアクシヨンンプレスの皺押え型のプレス機械以
外のプレス機械にも適用出来る種々の態様が採用
可能である。
のでないことは勿論であり、例えば、上述シング
ルアクシヨンンプレスの皺押え型のプレス機械以
外のプレス機械にも適用出来る種々の態様が採用
可能である。
<考案の効果>
以上、この考案によれば、プレス機械によるプ
レス成形加工を行うに際し、各クツシヨンピンや
ピンプレートや、或いは、クツシヨンパツドの仕
上げ加工精度が悪く、それらの間の精度不良によ
り、各クツシヨンピン間の長さにアンバランスが
あつたり、又、反復使用における経時的摩耗によ
つて量産中に各クツシヨンピンに長さのアンバラ
ンスが生じて、その結果、クツシヨンパッドにク
ツシヨン力、加工力のアンバランスが生ずるよう
な場合であつても、これらがクツシヨンピンの下
端に設けたピンプレート上の均圧装置の油圧シリ
ンダによつてその伝達されたアンバランス荷重が
油圧回路に接続された荷重アンバランス吸収ユニ
ツトのアンバランス吸収シリンダにより吸収され
るため、イニシヤルセツト時のクツシヨンピンの
長さのアンバランスや反復使用による経時的摩耗
による長さのアンバランスがあつても、全てアン
バランス吸収シリンダにより吸収され、したがつ
て、クツシヨンパッドには均一な加工力が伝達さ
れ、その結果、プレス製品の精度が向上するとい
う優れた効果が奏される。
レス成形加工を行うに際し、各クツシヨンピンや
ピンプレートや、或いは、クツシヨンパツドの仕
上げ加工精度が悪く、それらの間の精度不良によ
り、各クツシヨンピン間の長さにアンバランスが
あつたり、又、反復使用における経時的摩耗によ
つて量産中に各クツシヨンピンに長さのアンバラ
ンスが生じて、その結果、クツシヨンパッドにク
ツシヨン力、加工力のアンバランスが生ずるよう
な場合であつても、これらがクツシヨンピンの下
端に設けたピンプレート上の均圧装置の油圧シリ
ンダによつてその伝達されたアンバランス荷重が
油圧回路に接続された荷重アンバランス吸収ユニ
ツトのアンバランス吸収シリンダにより吸収され
るため、イニシヤルセツト時のクツシヨンピンの
長さのアンバランスや反復使用による経時的摩耗
による長さのアンバランスがあつても、全てアン
バランス吸収シリンダにより吸収され、したがつ
て、クツシヨンパッドには均一な加工力が伝達さ
れ、その結果、プレス製品の精度が向上するとい
う優れた効果が奏される。
そのため、製品歩留りも向上し、全ての製品の
精度のバランスが良くなるという効果も奏され
る。
精度のバランスが良くなるという効果も奏され
る。
更に、これによつて、クツシヨンピンやピンプ
レートやクツシヨンパツドの仕上げ精度自体も厳
しく求める必要がなくなり、したがつて、プレス
機械のコストを下げることが出来るという効果も
ある。
レートやクツシヨンパツドの仕上げ精度自体も厳
しく求める必要がなくなり、したがつて、プレス
機械のコストを下げることが出来るという効果も
ある。
更に又、プレスラインに於けるプレス機械を複
数台設置する場合にも、各プレス機械の性能や精
度にアンバランスがなくなり、精度管理もほとん
ど要らなくなり、管理作業、加工作業もし易く、
検査作業等を省略されるという優れた効果が奏さ
れる。
数台設置する場合にも、各プレス機械の性能や精
度にアンバランスがなくなり、精度管理もほとん
ど要らなくなり、管理作業、加工作業もし易く、
検査作業等を省略されるという優れた効果が奏さ
れる。
而して、各クツシヨンピンの下端に設けられた
均圧装置としての油圧シリンダは油圧回路を介し
て荷重アンバランス吸収ユニツトのアンバランス
吸収シリンダにより加工ストロークごとに常に一
定の範囲で加工力のアンバランスを均一にするこ
とが出来る効果があり、各プレスサイクルごとに
おいて上述した如く製品精度が一定範囲内に良好
にとれるという優れた効果が奏される。
均圧装置としての油圧シリンダは油圧回路を介し
て荷重アンバランス吸収ユニツトのアンバランス
吸収シリンダにより加工ストロークごとに常に一
定の範囲で加工力のアンバランスを均一にするこ
とが出来る効果があり、各プレスサイクルごとに
おいて上述した如く製品精度が一定範囲内に良好
にとれるという優れた効果が奏される。
更に、プレスの反復により油圧シリンダの下可
避的な油リークや非稼動時の油リークによつて加
工初期や加工の最中におけるアンバランス吸収力
の変動を避け、常にアンバランス吸収機能を維持
することが出来るように出来、そのため、プレス
機械に対する信頼性が高くなるという優れた効果
が奏される。
避的な油リークや非稼動時の油リークによつて加
工初期や加工の最中におけるアンバランス吸収力
の変動を避け、常にアンバランス吸収機能を維持
することが出来るように出来、そのため、プレス
機械に対する信頼性が高くなるという優れた効果
が奏される。
このようにすることにより精度管理のもほとん
ど要らず、機械に対する管理や保守点検整備、抜
取り検査等の作業が大幅に低減することが出来る
という優れた効果が奏される。
ど要らず、機械に対する管理や保守点検整備、抜
取り検査等の作業が大幅に低減することが出来る
という優れた効果が奏される。
第1,2図はこの考案の1実施例を示すもので
あり、第1図は部分断面側面図、第2図は第1図
−横断面図であり、第3図は従来技術に基づ
くプレス機能の部分側面図である。 1……プレス機械、9……ボルスタ、7……ピ
ンプレート、6……クツシヨンピン、11……油
圧シリンダ、20……油圧回路、26……アンバ
ランス吸収シリンダ、30……リーク補償シリン
ダ。
あり、第1図は部分断面側面図、第2図は第1図
−横断面図であり、第3図は従来技術に基づ
くプレス機能の部分側面図である。 1……プレス機械、9……ボルスタ、7……ピ
ンプレート、6……クツシヨンピン、11……油
圧シリンダ、20……油圧回路、26……アンバ
ランス吸収シリンダ、30……リーク補償シリン
ダ。
Claims (1)
- プレス機械のボルスタに挿通され下端をピンプ
レート上に設けた型支持用の複数のクツシヨンピ
ンの均圧装置において、各クツシヨンピンがピン
プレートに設けた対応油圧シリンダに連結され、
而して各油圧シリンダは油圧回路を介してリーク
補償シリンダとアンバランス吸収シリンダに接続
されていることを特徴とするプレス機械のクツシ
ヨンピン均圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9232385U JPH0239622Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9232385U JPH0239622Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS623219U JPS623219U (ja) | 1987-01-10 |
JPH0239622Y2 true JPH0239622Y2 (ja) | 1990-10-24 |
Family
ID=30649019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9232385U Expired JPH0239622Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0239622Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527215Y2 (ja) * | 1987-10-06 | 1993-07-12 | ||
JP3255174B2 (ja) * | 1991-06-17 | 2002-02-12 | 株式会社小松製作所 | ダイクッションピン均圧化装置のプランジャー底付け防止方法 |
ITPN20050061A1 (it) * | 2005-09-06 | 2007-03-07 | Silvano Bordignon | "molla mista oleo-pneumatica con vaso di espansione" |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP9232385U patent/JPH0239622Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS623219U (ja) | 1987-01-10 |
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