JPH05271502A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH05271502A
JPH05271502A JP10199092A JP10199092A JPH05271502A JP H05271502 A JPH05271502 A JP H05271502A JP 10199092 A JP10199092 A JP 10199092A JP 10199092 A JP10199092 A JP 10199092A JP H05271502 A JPH05271502 A JP H05271502A
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JP
Japan
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weight
component
monomer
vinyl
copolymer
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JP10199092A
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English (en)
Inventor
Terutaka Tanaka
輝隆 田中
Ryuichi Hasegawa
龍一 長谷川
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MONSANT KASEI KK
Original Assignee
MONSANT KASEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた耐熱性、耐衝撃性(ノッチ付アイゾット
衝撃強さ、落錘衝撃強さ)を有する熱可塑性樹脂組成物
を提供する。 【構成】以下に規定する成分A〜Cを所定量含有して成
るベース組成物100重量部に高級脂肪酸トリグリセリ
ド1〜10重量部とコポリエーテル・エステル系熱可塑
性エラストマー1〜20重量部とを配合して成る。 成分A:ビニル芳香族単量体残基、マレイミド系単量体
残基から成る共重合体 成分B:シアン化ビニル単量体、アクリル酸アルキルエ
ステル及びメタクリル酸アルキルエステルから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種のビニル化合物単量体残基お
よびビニル芳香族単量体残基から成る共重合体。 成分C:ゴム状重合体にビニル芳香族単量体およびシア
ン化ビニル単量体から成る単量体混合物をグラフト重合
して得られるグラフト共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成物に
関するものであり、詳しくは、耐熱性、耐衝撃性、特
に、実用的衝撃強度に優れた熱可塑性樹脂組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ビニル芳香族単量体、マレイミド系単量
体、および、必要に応じて、これらと共重合可能なビニ
ル化合物単量体の残基から成る共重合体は、高いビカッ
ト軟化点、すなわち、耐熱性を示し、かつ、高温におい
ても分解せず、高い熱安定性を有していることが知られ
ている(特開昭57−98536号公報、特開昭57−
131213号公報参照)。そして、上記の共重合体と
ABS樹脂とから成る熱可塑性樹脂組成物は、耐熱性お
よび耐衝撃性が要求される自動車の内装部品、例えば、
計器板、電気機器のケーシング等に広い用途を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性は、ABS樹脂に比較す
ると必ずしも充分とは言えない。ABS樹脂の配合量を
増加させることにより、耐衝撃性を向上させることが出
来るが、ABS樹脂の配合量が増加すると、耐熱性が低
下し、更に、剛性、流動性等も低下するという問題点が
ある。特に、自動車分野では、応力集中型の耐衝撃性で
あるノッチ付アイゾット衝撃(JIS K−7110)
と実用的な衝撃強度を示す落錘衝撃(面衝撃)の両者を
向上させた組成物が要求されている。本発明は、上記実
情に鑑みなされたものであり、その目的は、優れた耐熱
性、耐衝撃性(ノッチ付アイゾット衝撃強さ,落錘衝撃
強さ)を有する熱可塑性樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、以下に規定する成分A〜Cを含有し、成分Aの含有
量が10〜90重量%、成分Bの含有量が2〜80重量
%、成分Cの含有量が1〜70重量%である組成物(但
し、各成分の含有量の合計は100重量%である)10
0重量部に高級脂肪酸トリグリセリド1〜10重量部と
コポリエーテル・エステル系熱可塑性エラストマー1〜
20重量部とを配合して成ることを特徴とする熱可塑性
樹脂組成物に存する。 成分A:ビニル芳香族単量体残基30〜80重量%、マ
レイミド系単量体残基5〜65重量%およびこれらと共
重合可能なビニル化合物単量体残基0〜40重量%から
成る共重合体(但し、各単量体残基の含有量の合計は1
00重量%である)。 成分B:シアン化ビニル単量体、アクリル酸アルキルエ
ステル及びメタクリル酸アルキルエステルから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種のビニル化合物単量体残基1
0〜60重量%およびビニル芳香族単量体残基40〜9
0重量%から成る共重合体(但し、各単量体残基の含有
量の合計は100重量%である)。 成分C:ビニル芳香族単量体55〜85重量%、シアン
化ビニル単量体15〜45重量%およびこれらと共重合
可能なビニル化合物単量体0〜30重量%から成る単量
体混合物(但し、各単量体の含有量の合計は100重量
%である)25〜95重量部を5〜75重量部のゴム状
重合体にグラフト重合して得られるグラフト共重合体。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。先ず、成
分A〜Cを含有する組成物の各成分について説明する。 (1)成分A 成分Aは、ビニル芳香族単量体残基30〜80重量%、
マレイミド系単量体残基5〜65重量%およびこれらと
共重合可能なビニル化合物単量体残基0〜40重量%か
ら成る共重合体である。各単量体残基の含有量の合計は
100重量%であり、各単量体残基の好ましい含有量
は、ビニル芳香族単量体残基70〜40重量%、マレイ
ミド系単量体残基20〜60重量%、これらと共重合可
能なビニル化合物単量体残基0〜30重量%である。
【0006】ビニル芳香族単量体残基の含有量が30重
量%未満であると他の共重合体との相溶性が低下し、8
0重量%を超えると耐熱性が低下する。マレイミド系単
量体残基の含有量が5重量%未満であると耐熱性が向上
せず、65重量%を超えると他の樹脂との相溶性が低下
する。上記のビニル化合物単量体残基の含有量は、耐熱
性および相溶性の観点から規定された値である。
【0007】ビニル芳香族単量体としては、スチレン、
tert−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、o−,m
−,p−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、α−ビ
ニルナフタレン、β−ビニルナフタレン又はこれらの混
合物が挙げられる。
【0008】マレイミド系単量体としては、マレイミ
ド、N−芳香族系マレイミド、N−脂肪族系マレイミ
ド、N−シクロアルキル系マレイミド等またはこれらの
混合物が挙げられる。そして、N−芳香族系マレイミド
としては、N−フェニルマレイミド、N−トリルマレイ
ミド、N−ナフチルマレイミド等が挙げられる。また、
N−脂肪族系マレイミドとしては、C1 〜C10のアルキ
ル基を有するN−アルキルマレイミド等が挙げられる。
N−シクロアルキル系マレイミドとしては、N−シクロ
ヘキシルマレイミド等が挙げられる。相溶性の観点から
N−芳香族系マレイミドが好ましい。また、N−芳香族
系マレイミドおよびこれよりも少ない含有量のマレイミ
ドの双方を含む場合が耐熱性および相溶性の観点から特
に好ましい。
【0009】共重合可能なビニル化合物単量体として
は、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
酸もしくはメタクリル酸と炭素数が1〜10の範囲の脂
肪族アルコールとのエステル例えばメチルメタクリレー
ト等、無水マレイン酸またはマレイン酸もしくはフマル
酸と炭素数が1〜10の範囲の脂肪族アルコールとのモ
ノまたはジエステル等、および、無水マレイン酸、マレ
イン酸、メタクリル酸等が挙げられる。
【0010】成分Aの共重合体は、構成成分の各単量
体、すなわち、上記のビニル芳香族単量体、マレイミド
系単量体および必要に応じてこれらと共重合可能なビニ
ル化合物単量体を共重合させて得られる。重合方法は、
塊状重合法、懸濁重合法、塊状−懸濁重合法、乳化重合
法等が挙げられる。
【0011】また、成分Aの共重合体は、無水マレイン
酸、マレイン酸等とビニル芳香族単量体および必要に応
じてこれらと共重合可能なビニル化合物単量体を共重合
させて共重合体を得、次いで、得られた共重合体をイミ
ド化してマレイミド系単量体残基を含有させる方法によ
っても得ることが出来る(特公昭56−39651号公
報、特開昭57−131213号公報、特開昭58−2
25145号公報参照)。そして、上記のイミド化剤と
しては、相当する第1級アミン、すなわち、アンモニ
ア、炭素数が1〜10の範囲のアルキル基またはシクロ
アルキル基を有する(シクロ)アルキルアミン、アニリ
ン、トルイジン等の芳香族アミンを使用することが出来
る。
【0012】(2)成分B 成分Bは、シアン化ビニル単量体、アクリル酸アルキル
エステル及びメタクリル酸アルキルエステルから成る群
から選ばれた少なくとも1種のビニル化合物単量体残基
10〜60重量%およびビニル芳香族単量体残基40〜
90重量%から成る共重合体である。各単量体残基の含
有量の合計は100重量%であり、各単量体残基の好ま
しい含有量は、ビニル化合物単量体残基20〜50重量
%、ビニル芳香族単量体残基50〜80重量%である。
ビニル芳香族単量体残基の含有量が、90重量%を超え
ると耐薬品性が低下し、40重量%未満であると他の共
重合体との相溶性が低下したり、成形加工性が低下す
る。
【0013】シアン化ビニル単量体としては、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。アクリ
ル酸アルキルエステルとしては、メチルアクリレート
等、メタクリル酸アルキルエステルとしてはメチルメタ
クリレート等が挙げられ、特に、炭素数が1〜10の脂
肪族アルコールとのエステルが好ましい。そして、ビニ
ル芳香族単量体としては、成分Aについて記載したもの
と同様のものが挙げられる。
【0014】成分Bの共重合体は、塊状重合法、塊状−
懸濁重合法、懸濁重合法、乳化重合法等により、構成成
分の上記各単量体を重合させることによって製造するこ
とが出来る。なお、成分Bの共重合体は、前記成分Aの
共重合体または後記成分Cのグラフト共重合体の製造の
際に副生させることも出来る。従って、成分Bの共重合
体は、別途に製造せずに、上記の副生物をそのまま使用
してもよい場合がある。
【0015】(3)成分C 成分Cは、ビニル芳香族単量体55〜85重量%、シア
ン化ビニル単量体15〜45重量%およびこれらと共重
合可能なビニル化合物単量体0〜30重量%から成る単
量体混合物(但し、各単量体の含有量の合計は100重
量%である)25〜95重量部を5〜75重量部のゴム
状重合体にグラフト重合して得られるグラフト共重合体
である。成分Cとして、上記の規定を満足しないグラフ
ト共重合体を使用した場合は、得られる熱可塑性樹脂組
成物の耐衝撃性が低下し、また、他の共重合体との相溶
性が低下する。
【0016】成分Cのビニル芳香族単量体およびシアン
化ビニル単量体としては、前記した成分Aビニル芳香族
単量体および成分Bのシアン化ビニル単量体と同様のも
のが挙げられる。成分Cの共重合可能なビニル化合物単
量体としては、前記した成分Bのアクリル酸アルキルエ
ステルおよびメタクリル酸アルキルエステルと同様のも
のが挙げられる。成分Cの単量体混合物は、上記の各単
量体の1種または2種以上から成る。
【0017】成分Cのゴム状重合体としては、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム等のジエン系共重合
体ゴム、アクリル酸−nブチル重合体等のアクリル系ゴ
ム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体等の
EPDM系ゴムが挙げられる。
【0018】成分Cのグラフト共重合体は、上記のゴム
状重合体の存在下に上記の単量体混合物を重合させて製
造される。重合方法は、特に限定されないが、乳化、塊
状または懸濁重合法を採用することが出来る。上記の重
合方法によって得られる重合物は、ビニル芳香族単量体
およびアクリロニトリル等との共重合体からなるグラフ
ト鎖が上記グラフト基質ゴムに結合して得られる成分C
のグラフト共重合体とビニル芳香族単量体残基とビニル
化合物単量体残基からなる共重合体(すなわち、成分B
の共重合体)とから成り、しかも、グラフト共重合体が
成分Bの共重合体中に不連続相(ゴム粒子)を形成して
分散した組成物となる。
【0019】成分Cのグラフト共重合体は、メチルエチ
ルケトンに不溶であるため、上記の重合物をメチルエチ
ルケトンに溶解して不溶部(グラフトゲル:成分Cに相
当)と可溶部(共重合体:成分Bに相当)とに分別する
ことにり、重合物から成分Cを分離することが出来、ま
た、このような分離によってその組成を知ることが出来
る。しかしながら、通常は、成分Cを分離することな
く、成分Bとの組成物のまま使用される。
【0020】また、成分Cのグラフト共重合体における
ゴム粒子の数平均粒径は、0.1〜2μmの範囲が適当
であり、特に、0.2〜0.5μmの範囲が好ましい。
ゴム粒子の数平均粒径が0.1μm未満であると耐衝撃
性が低下し、2μmを超えると剛性、耐衝撃性及び表面
の艶が低下する。
【0021】本発明においては、上記の成分A〜Cを含
有し、成分Aの含有量が10〜90重量%、成分Bの含
有量が2〜80重量%、成分Cの含有量が1〜70重量
%である組成物(但し、各成分の含有量の合計は100
重量%である)によってベース組成物が構成される。各
成分の含有割合が上記の範囲を外れると、得られる熱可
塑性樹脂組成物の耐熱性、耐衝撃性および成形加工性が
低下する。
【0022】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上記のベ
ース組成物100重量部に高級脂肪酸トリグリセリド1
〜10重量部とコポリエーテル・エステル系熱可塑性エ
ラストマー1〜20重量部とを配合して得られる。高級
脂肪酸トリグリセリドの配合量が1重量部未満であると
得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性の向上が少な
く、10重量部を超えると熱可塑性樹脂組成物の耐熱性
および剛性が低下する。高級脂肪酸トリグリセリドの好
ましい配合量は、上記のベース組成物100重量部に対
して2〜5重量部である。コポリエーテル・エステル系
熱可塑性エラストマーの配合量が1重量部未満であると
得られる熱可塑性樹脂組成物の実用衝撃強度の向上が十
分でなく、20重量部を超えると熱可塑性樹脂組成物の
耐熱性および剛性が低下する。コポリエーテル・エステ
ル系熱可塑性エラストマーの好ましい配合量は、上記の
ベース組成物100重量部に対して5〜15重量部であ
る。
【0023】高級脂肪酸トリグリセリドは、高級脂肪酸
とグリセリンとのトリエステルであり、高級脂肪酸とし
ては、具体的には、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン酸、モンタン酸等の炭素数が8〜31の高級飽和脂肪
酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール
酸等の炭素数が8〜31の高級不飽和脂肪酸が挙げられ
る。これらは、1種または2種以上の混合物であっても
よい。
【0024】本発明において、高級脂肪酸トリグリセリ
ドの構成脂肪酸は、炭素数8〜31の高級飽和脂肪酸が
好適である。高級脂肪酸の炭素数が8未満のトリグリセ
リドは、揮発性を有し、成形品の表面外観が不良とな
る。また、炭素数が31を超える高級脂肪酸のトリグリ
セリドは、本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形性(流動
性)を低下させる。なお、高級不飽和脂肪酸のトリグリ
セリドを用いる場合には、本発明の熱可塑性樹脂組成物
の耐候性が損われる場合があり、その用途が限定され
る。
【0025】本発明において、コポリエーテル・エステ
ル系熱可塑性エラストマーとしては、脂肪族ポリエーテ
ル鎖と芳香族ポリエステル鎖の2種のブロックとからな
るブロック共重合体が好ましい。ポリエーテル鎖を構成
する単量体およびポリエステル鎖を構成する単量体をラ
ンダム共重合させて得られる共重合体の使用では、本発
明の熱可塑性樹脂組成物における物性改善の効果がブロ
ック共重合体に比して小さい。
【0026】脂肪族ポリエーテル鎖の単位としては、ポ
リエチレングリコール単位およびポリブチレングリコー
ル単位が好ましいが、炭素数が2〜10の範囲のグリコ
ールを用いたポリエーテル単位も用いられる。芳香族ポ
リエステル鎖の単位は、芳香族ジカルボン酸およびアル
キレングリコールからなるポリエステル単位である。芳
香族ジカルボン酸としては、テレフタール酸、ナフタレ
ン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカ
ルボン酸等が挙げられる。アルキレングリコールとして
は、炭素数が2〜10のメチレン鎖の両末端にヒドロキ
シ基が結合したものであって、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオールが好ましいが、その他、1,5
−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等も用
いられる。
【0027】脂肪酸ポリエーテル鎖の数平均分子量が4
00〜6,000の範囲であり、芳香族ポリエステル鎖
の数平均分子量が1,000〜60,000の範囲であ
るコポリエーテル・エステル系熱可塑性エラストマー
は、ノッチ付アイゾット衝撃強さ、落錘衝撃強さ、成形
性等が改良効果が大きい。また、脂肪族ポリエーテル鎖
の含有量が30〜80重量%であって、残部が芳香族ポ
リエステル鎖であるコポリエーテル・エステル系熱可塑
性エラストマーは、成分A、B及びCとの相溶性が良好
であり、ノッチ付アイゾット衝撃強さ、落錘衝撃強さ及
び耐熱性の改良効果が大きい。また、ビカット軟化点が
100℃以上であるコポリエーテル・エステル系熱可塑
性エラストマーは、得られる熱可塑性樹脂組成物の耐熱
性を低下させることがない。
【0028】コポリエーテル・エステル系熱可塑性エラ
ストマーの具体例としては、ポリエチレンテレフタレー
ト−ポリエチレンオキサイド・ブロック共重合体、ポリ
エチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイ
ド・ブロック共重合体、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート−ポリエチレンオキサイド・ブロック共重合体、ポ
リテトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレン
オキサイド・ブロック共重合体等が挙げられる。
【0029】ベース組成物に高級脂肪酸トリグリセリド
とコポリエーテル・エステル系熱可塑性エラストマーと
を配合する場合、ドライブレンドのままでもよいが、更
に溶融混練工程に付して溶融混合するのがより好まし
い。そして、配合、混合、混練は、公知の方法に従い、
一軸押出機、二軸押出機等の押出機、または、バンバリ
ーミキサー、加圧ニーダー、二本ロール等の混練機等を
利用することが出来る。
【0030】上記の3種類の共重合体、高級脂肪酸トリ
グリセリド及びコポリエーテル・エステル系熱可塑性エ
ラストマーは、通常、例えば、粉末状、液状、ビーズ
状、フレーク状またはペレット状として用いられる。そ
して、混合混練の順序は、同時に3種類または5種類の
構成成分の原料を混合混練してもよく、または、先ず、
最初に原料の1種または2種以上を混合混練し、別途に
1種または2種以上を混練したものを後から合わせ混練
してもよい。
【0031】また、樹脂組成物中に揮発分が残留してい
ると、耐熱性等の物性が低下することがあるので、押出
機を用いて混合混練する際には、強制的に脱揮しつつ混
練操作を行うのがよい。このようにして得られた本発明
の熱可塑性樹脂組成物は、そのまま又は乾燥して成形加
工等に用いられる。
【0032】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、その性
質を阻害しない種類および量の潤滑剤、離型剤、着色
剤、帯電防止剤、難燃化剤、紫外線吸収剤、耐光性安定
剤、耐熱性安定剤、充填材、核剤等の各種樹脂添加剤を
適宜組み合わせて添加することが出来る。そして、充填
材としては、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維、チタン
酸カリウムウィスカー等の繊維状強化材、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、マイカ、ガラスフレーク、ミルド
ファイバー、金属フレーク、金属粉等を挙げることが出
来、これらは、単独のほか、2種以上を組み合わせて配
合することも出来る。
【0033】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出成形
法、押出成形法、圧縮成形法等の各種加工方法によっ
て、自動車部品、電気部品、工業部品等の成形品とし、
耐熱性および耐衝撃性が要求される用途に好適に使用す
ることが出来る。
【0034】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。以下の例において
「部」とあるのは「重量部」を表わす。なお、物性測定
は、以下の方法に従って行った。 (1)引張強さ(kg/cm2 ) JIS K−7113に従がって行なった。 (2)曲げ強さ(kg/cm2 )、曲げ弾性率(kg/
cm2 ) JIS K−7203に従がって行なった。 (3)ノッチ付アイゾット衝撃強さ(kg・cm/c
m) JIS K7110に従って測定した。
【0035】(4)落錘衝撃強さ(kg・cm) 厚さ2.5mmの試料板を、直径8cmの円形孔を設け
た支持板に、円形孔をふさぐように固定し、円形孔中心
に直径12.5mmの半球状の先端を有する落錘を高さ
1mから落下させる。試料板にクラックを生じない量大
の落錘質量と高さ(1m)の積を落錘衝撃強さとした。 (5)加熱変形温度(℃) JIS K−7207に従がって測定した。試験片形状
6.4mm×12.7mm、荷重18.56kg (6)メルトフローレート(MFR)(g/10mi
n) JIS K7210,B法に従がって行なった。測定温
度240℃、試験荷重10kg
【0036】製造例1 <共重合体(成分A)および共重合体(成分B)の混合
物の製造>冷却器、攪拌装置および原料助剤供給装置を
備えた耐圧重合槽に、スチレン(以下、「St」と略記
する)690部および無水マレイン酸19部を仕込み、
重合系内を窒素ガスで置換した。攪拌しながら重合槽内
温を95℃に昇温し、塊状系で重合反応を開始した。7
0℃に加熱した無水マレイン酸溶融液100部を、重合
を開始してから460分の間、95℃の重合系内に一定
の速度で連続的に添加した。重合を開始してから460
分後に、重合率が44重量%の粘稠液を得た。
【0037】上記の重合系に、更にアクリロニトリル
(以下、「AN」と略記する)210部を、重合を開始
してから460分〜480分の間、連続して添加した。
重合系の温度を95℃から90℃に降下させ、更に20
分間、塊状系で重合反応を続けた。未反応単量体中の無
水マレイン酸の殆どが重合反応で消費された。上記の重
合系に、ポバール系懸濁安定剤0.03部とアクリル酸
・オクチルアクリレート共重合体系懸濁安定剤0.03
部とを溶解した水溶液700部およびジ−t−ブチルパ
ーオキシド2部を添加し、重合系を塊状重合系から懸濁
重合系に転換した。この懸濁重合系を110℃に加温
し、同温度で120分間、未反応単量体をストリッピン
グにより除去した。
【0038】次いで、AN80部を添加し、懸濁系の温
度を60分を要して110℃から150℃に昇温した。
懸濁系の温度を150℃に保ちながら、再び120分間
ストリッピングを行った。ストリッピングを終えた懸濁
系を155℃に昇温し、アニリン90部および25重量
%アンモニア水10部を添加し、懸濁系を同温度で12
0分間攪拌し、高分子イミド化反応を行った。
【0039】懸濁系を降温し、濾別、水洗、乾燥してビ
ーズ状共重合体を得た。一軸押出機により、上記のビー
ズ状共重合体をペレット化した。上記のペレットをNM
Rにより分析した結果、スチレン成分58.8重量%、
N−フェニルマレイミド成分38.2重量%、マレイミ
ド成分1.4重量%および無水マレイン酸成分1.6重
量%よりなる共重合体(成分A)と、スチレン成分7
3.8重量%およびアクリロニトリル成分26.2重量
%よりなる共重合体(成分B)の混合物であり、その組
成は、共重合体(成分A)76重量%と共重合体(成分
B)24重量%であった。
【0040】製造例2 <グラフト共重合体(成分C)の製造>先ず、St70
部、AN30部およびt−ドデシルメルカプタン(分子
量調節剤)1.1部よりなる単量体混合物(I)を調製
した。次いで、攪拌装置還流冷却器、温度計、助剤添加
装置を備えたガラス製フラスコに、スチレン・ブタジエ
ン・ゴムラテックス(St含有量10重量%、ゴム固形
分濃度37重量%、ゴム平均粒子径0.32μm)27
0部(水を含む)及び脱イオン水100部を仕込み、窒
素気流下に攪拌しながら内温を70℃に昇温した。その
後、少量の脱イオン水に溶解した硫酸第1鉄0.01
部、デキストロース0.8部、ピロリン酸ナトリウム1
部を添加した。
【0041】次いで、上記の上記のフラスコに、クメン
ヒドロパーオキシド(以下、「CHPO」と略記する)
水分散液25部(0.5部のCHPOを含む)及びロジ
ン酸カリウム2部を180分間にわたって、単量体混合
物(I)全量を140分間にわたって、連続的に添加
し、同温度で重合反応を開始した。重合を開始してか
ら、210分間同温度でグラフト重合反応を続けた。グ
ラフト重合反応を終了後に得られたラテックスを、95
℃に加温した4%硫酸マグネシウム水溶液へ滴下して塩
析し、脱水、乾燥して粉末状のスチレン系グラフト共重
合体(成分C)(グラトゲル含有量70重量%)を得
た。
【0042】実施例1 高級脂肪酸トリグリセリドとしてステアリン酸トリグリ
セリド、コポリエーテル・エステル系熱可塑性エラスト
マーとして「ハイトレルR 4056」(米国デュポン社
製)を用いた。上記の「ハイトレルR 4056」は、芳
香族ポリエステル鎖としてポリブチレンテレフタレート
を42重量%、脂肪族ポリエーテル鎖としてポリテトラ
メチレンエーテルを58重量%含有し、硬度(shor
eD)40、融点156℃、ビカット軟化点112℃、
曲げ弾性率480(kg/cm2 )のものである。
【0043】共重合体A、B、C、ステアリン酸トリグ
リセリド及び「ハイトレルR 4056」を表1に示す配
合割合で秤量し、タンブラーで混合した。得られた混合
物をベント付き二軸押出機(東芝機械(株)製「TEM
50」、以下同じ)で押出温度240℃にて揮発成分を
除去しながら混練してペレットを作成した。射出成形法
により、上記のペレットから物性測定用の試験片を作成
して物性を測定した。得られた結果を表1に示す。ステ
アリン酸トリグリセリド及び「ハイトレルR 4056」
を配合したことにより、ノッチ付きアイゾット衝撃強さ
及び落錘衝撃強さが良好であり、他の物性も良好な熱可
塑性樹脂組成物を得ることが出来た。
【0044】比較例1 共重合体A、B、Cを表2の比較例1に示す配合割合で
秤量し、タンブラーで混合した。得られた混合物をベン
ト付き二軸押出機で押出温度240℃にて揮発成分を除
去しながら混練してペレットを作成した。以下、実施例
と同様にして、物性測定用の試験片を作成し、物性を測
定した。得られた結果を表2に示す。比較的良好なノッ
チ付きアイゾット衝撃強さと落錘衝撃強さを示すもの
の、実施例中の熱可塑性樹脂組成物に比べれば、耐衝撃
性の劣る熱可塑性樹脂組成物しか得られなかった。
【0045】比較例2、3 共重合体 A,B,C、ステアリン酸トリグリセリドを
表2の比較例2、3に示す配合割合で秤量し、タンブラ
ーで混合した。得られた混合物をベント付き二軸押出機
で押出温度240℃にて揮発成分を除去しながら混練し
てペレットを作成した。以下、実施例と同様にして、物
性測定用の試験片を作成し、物性を測定した。得られた
結果を表2に示す。ステアリン酸トリグリセリドのみの
配合であるため、良好なノッチ付きアイゾット衝撃強さ
を示すものの、落錘衝撃強さの向上が不充分な熱可塑性
樹脂組成物しか得られなかった。
【0046】比較例4、5 共重合体 A,B,C及び「ハイトレルR 4056」を
表2中の比較例4、5に示す配合割合で秤量し、タンブ
ラーで混合した。得られた混合物をベント付き二軸押出
機で押出温度240℃にて揮発成分を除去しながら混練
してペレットを作成した。以下、実施例と同様にして、
物性測定用の試験片を作成し、物性を測定した。得られ
た結果を表2に示す。「ハイトレルR 4056」のみの
配合であるため、良好な落錘衝撃強さを示すものの、ノ
ッチ付きアイゾット衝撃強さの向上が不充分な熱可塑性
樹脂組成物しか得られなかった。
【0047】比較例6 共重合体 A,B,C、ステアリン酸トリグリセリド及
び「ハイトレルR 4056」を表3中の比較例6に示す
配合割合で秤量し、タンブラーで混合した。得られた混
合物をベント付き二軸押出機で押出温度240℃にて揮
発成分を除去しながら混練してペレットを作成した。以
下、実施例と同様にして、物性測定用の試験片を作成
し、物性を測定した。得られた結果を表3に示す。ステ
アリン酸トリグリセリド及び「ハイトレルR 4056」
を配合したことにより、良好なノッチ付きアイゾット衝
撃強さ及び落錘衝撃強さを示すものの、上記の両者の配
合量が多過ぎるため、曲げ弾性率の低下が著しく工業的
価値の低い熱可塑性樹脂組成物しか得られなかった。
【0048】比較例7 共重合体 A,B,C、ステアリン酸トリグリセリド及
び「ハイトレルR 4056」を表3中の比較例7に示す
配合割合で秤量し、タンブラーで混合した。得られた混
合物をベント付き二軸押出機で押出温度240℃にて揮
発成分を除去しながら混練してペレットを作成した。以
下、実施例と同様にして、物性測定用の試験片を作成
し、物性を測定した。得られた結果を表3に示す。ステ
アリン酸トリグリセリド及び「ハイトレルR 4056」
を配合したものの、両者の配合量が少な過ぎるため、ノ
ッチ付きアイゾット衝撃強さ及び落錘衝撃強さの向上が
不充分な熱可塑性樹脂組成物しか得られなかった。
【0049】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実 施 例 1 2 3 4 5 <配合割合(部)> 成分A 50 50 50 50 50 成分B 15 15 15 15 15 成分C 35 35 35 35 35 グリセリド 2 2 2 5 5 エラストマー 5 10 15 5 10 <物性> 引張強さ 400 400 400 390 390 曲げ強さ 620 600 570 610 600 曲げ弾性率 21500 20500 20000 20500 19500 アイゾット衝撃強さ* 18 18 20 19 21 落錘衝撃強さ 140 160 180 170 200 加熱変形温度 115 115 114 113 112 メルトフローレート 3 5 8 3 5 ──────────────────────────────────── アイゾット衝撃強さ* :ノッチ付アイゾット衝撃強さ(以下同じ)
【0050】
【表2】 ──────────────────────────────────── 比 較 例 1 2 3 4 5 <配合割合(部)> 成分A 50 50 50 50 50 成分B 15 15 15 15 15 成分C 35 35 35 35 35 グリセリド 0 2 5 0 0 エラストマー 0 0 0 5 10 <物性> 引張強さ 440 400 400 440 420 曲げ強さ 680 640 600 680 600 曲げ弾性率 23000 22000 21000 22000 21000 アイゾット衝撃強さ 12 16 17 12 13 落錘衝撃強さ 70 80 80 120 180 加熱変形温度 116 115 113 115 115 メルトフローレート 2 2 2 3 5 ────────────────────────────────────
【0051】
【表3】
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りであり、次
のように特別に顕著な効果を奏し、その産業上の利用価
値は極めて大である。 (1)本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐熱性に優れる
共重合体の成分A、成形加工性に優れる共重合体の成分
B及び耐衝撃性に優れるグラフト共重合体の成分Cに、
特定量の高級脂肪酸トリグリセリドとコポリエーテル・
エステル系熱可塑性エラストマーを配合することにより
構成され、大きな耐衝撃性、すなわち、優れたノッチ付
アイゾット衝撃強さ及び落錘衝撃強さを有し、熱可塑性
樹脂材料として各種用途に好適に利用することが出来
る。 (2)本発明の熱可塑性樹脂組成物によれば、良好な成
形加工性を示すと共に優れた耐熱性と機械的強度のバラ
ンスがとれた成形品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/08 LJA 7921−4J 33/20 LJM 7921−4J 35/06 LJW 7921−4J 51/04 LKY 7142−4J 55/02 LME 7142−4J LMF 7142−4J 67/00 LNZ 8933−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下に規定する成分A〜Cを含有し、成
    分Aの含有量が10〜90重量%、成分Bの含有量が2
    〜80重量%、成分Cの含有量が1〜70重量%である
    組成物(但し、各成分の含有量の合計は100重量%で
    ある)100重量部に高級脂肪酸トリグリセリド1〜1
    0重量部とコポリエーテル・エステル系熱可塑性エラス
    トマー1〜20重量部とを配合して成ることを特徴とす
    る熱可塑性樹脂組成物。 成分A:ビニル芳香族単量体残基30〜80重量%、マ
    レイミド系単量体残基5〜65重量%及びこれらと共重
    合可能なビニル化合物単量体残基0〜40重量%から成
    る共重合体(但し、各単量体残基の含有量の合計は10
    0重量%である)。 成分B:シアン化ビニル単量体、アクリル酸アルキルエ
    ステル及びメタクリル酸アルキルエステルから成る群か
    ら選ばれた少なくとも1種のビニル化合物単量体残基1
    0〜60重量%及びビニル芳香族単量体残基40〜90
    重量%から成る共重合体(但し、各単量体残基の含有量
    の合計は100重量%である)。 成分C:ビニル芳香族単量体55〜85重量%、シアン
    化ビニル単量体15〜45重量%及びこれらと共重合可
    能なビニル化合物単量体0〜30重量%から成る単量体
    混合物(但し、各単量体の含有量の合計は100重量%
    である)25〜95重量部を5〜75重量部のゴム状重
    合体にグラフト重合して得られるグラフト共重合体。
  2. 【請求項2】 コポリエーテル・エステル系熱可塑性エ
    ラストマーが、30〜80重量%の脂肪族ポリエーテル
    鎖および20〜70重量%の芳香族ポリエステル鎖(但
    し、脂肪族ポリエーテル鎖および芳香族ポリエステル鎖
    の含有量の合計は100重量%である)を含有し、且
    つ、100℃以上のビカット軟化点を有するものである
    請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
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