JPH0527133A - 光導波路膜の形成方法 - Google Patents

光導波路膜の形成方法

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JPH0527133A
JPH0527133A JP18478891A JP18478891A JPH0527133A JP H0527133 A JPH0527133 A JP H0527133A JP 18478891 A JP18478891 A JP 18478891A JP 18478891 A JP18478891 A JP 18478891A JP H0527133 A JPH0527133 A JP H0527133A
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JP
Japan
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substrate
optical waveguide
stage
waveguide film
oxide glass
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18478891A
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English (en)
Inventor
Koji Okamura
浩司 岡村
Tadao Arima
忠夫 有馬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は光導波路膜の形成方法に関し、基板全
体にわたって均一な厚みの光導波路膜の形成を可能にす
ることを目的とする。 【構成】原料ガスが供給されるバーナ2の炎を基板8に
対して走査することを繰り返して上記基板上に又は該基
板上に形成された光導波路膜上に酸化物ガラススート2
0を堆積させ、該酸化物ガラススートを高温下にてガラ
ス化させるようにした光導波路膜の形成方法において、
上記走査に際しては、上記基板8の上面とステージ6の
上面とが概略同一平面上に位置するように、上記基板8
を上記ステージ6上に形成された窪み22に着座させる
ようにして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光導波路の製造に適用す
ることができる光導波路膜の形成方法に関する。
【0002】近年、光通信システムを加入者系に適用す
るための研究及び開発が実用化レベルで行われている。
加入者系において波長分割多重を利用した双方向光通信
を実現するためには、異なる波長の光信号を分離し或い
は合流するための光合分波器が必要不可欠であり、この
光合分波器の量産技術の確立が、加入者系光通信システ
ムを実用化する上でのキーテクノロジーの一つとなって
いる。
【0003】光合分波器等の光デバイスの量産化に適し
た形態として、光導波路型のものが知られている。この
種の導波路型光デバイスを製造するに際しては、良質な
光導波路膜を形成することが要求される。
【0004】
【従来の技術】従来、光導波路膜の形成方法として火炎
堆積法が知られている。この方法は、図5に示されるよ
うに、原料ガスが供給されるバーナ42の炎を基板44
に対して走査することを繰り返して、基板44上に又は
基板44上に形成された光導波路膜(図示せず)上に酸
化物ガラススート46を堆積させ、この酸化物ガラスス
ートを高温下にてガラス化させるようにしたものであ
る。
【0005】バーナの炎の走査の繰り返しは例えば次の
ように実施される。即ち、基板44をステージ48の平
坦な面上に載置し、X軸方向についてはバーナ42を走
査し、X軸方向と垂直なY方向についてはステージ48
を走査する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来技術によ
る場合におけるX軸方向及びY軸方向についての光導波
路膜の厚みの分布を示す図である。特に基板の縁部で光
導波路膜の厚みが不均一になっていることが明らかであ
る。
【0007】このように光導波路膜の厚みが不均一にな
る理由としては、次のことが考えられる。 ステージをY軸方向に走査するときに生じる慣性力に
よって、基板がステージ上で位置ずれする恐れがある。
【0008】基板をステージ上に単に載置しているだ
けであるので、炎が基板の縁部の段差を通過するときに
炎の乱れが生じ、堆積する酸化物ガラススートの量が不
均一になる。
【0009】このような点を考慮して、基板をステージ
上に固定するためのチャック等の把持手段を採用するこ
とが提案され得るが、この場合、酸化物ガラススートを
ガラス化するときに、把持していた部分にクラックが生
じやすく、製造歩留りが低下する恐れがある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、基板全体にわたって均一な厚みの光導波路膜
の形成を可能にすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を解
決するために創作された本発明の光導波路膜の形成方法
は、原料ガスが供給されるバーナの炎を基板に対して走
査することを繰り返して上記基板上に又は該基板上に形
成された光導波路膜上に酸化物ガラススートを堆積さ
せ、該酸化物ガラススートを高温下にてガラス化させる
ようにした光導波路膜の形成方法において、上記走査に
際しては、上記基板の上面とステージの上面とが概略同
一平面上に位置するように、上記基板を上記ステージ上
に形成された窪みに着座させるようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明方法においては、ステージ上に窪みを形
成しておき、炎の走査に際しては、基板上面とステージ
上面が概略同一平面上に位置するように基板を上記窪み
に着座させるようにしているので、炎の走査に際して、
基板の端部で炎が乱れにくくなるとともに、ステージの
走査に伴う慣性力によって基板がステージ上で位置ずれ
する恐れがなくなる。その結果、基板全体にわたって均
一な厚みの光導波路膜を形成することができるようにな
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の望ましい実施例を示す光導波路膜の
形成装置の主要部の構成図、図2は本実施例において特
徴的なステージの近傍の斜視図、図3は同ステージのA
−A断面図及びB−B断面図である。
【0014】2は原料ガス並びに燃焼用のO2 及びH2
が供給されるバーナであり、このバーナ2は、X軸駆動
装置4によって図1中の左右方向に等速度(例えば10
0mm/秒)で往復走査される。
【0015】6はその上に基板8が載置されるステージ
であり、このステージ6は、Y軸駆動装置10によって
図1の紙面の表面側から裏面側に向かう方向或いは裏面
側から表面側に向かう方向に等速度(例えば1mm/秒)
で往復動作する。ステージ6の構成の詳細については後
述する。基板8としては、半導体製造用に通常使用され
るシリコンウエハを採用することができる。
【0016】12は燃焼制御装置であり、O2 及びH2
を所定の混合比で混合して所定の流量でバーナ2に供給
する。14A,14B,14Cはそれぞれ原料ガス供給
装置であり、ガスフローメータ16A,16B,16C
からそれぞれ送り込まれるO2 等のキャリアガスの流量
に応じた原料ガスを送り出す。原料ガス供給装置14
A,14B,14Cにはそれぞれこの例ではSiC
4 ,POCl3 ,BBr3 が液相で充填されている。
気相のBCl3 を用いて、その流量を直接ガスフローメ
ータで調整するようにしてもよい。18は混合された原
料ガスの総流量を制御するためのガスフローメータであ
る。
【0017】バーナ2から吹き出された原料ガスは、燃
焼に伴う火炎加水分解によりSiO 2 等の酸化物とな
り、この酸化物は白色粉末状の酸化物ガラススートとし
て基板8上に堆積される。
【0018】バーナ2の走査及びステージ6の移動によ
って、基板8上には酸化物ガラススート20が堆積され
る。尚、基板8上に堆積した酸化物ガラススート20
は、図示はしないが次工程における電気炉等による加熱
によってガラス化され、光導波路膜となる。
【0019】ステージ6は図2及び図3によく図示され
ているように概略円盤状の形状をなしており、例えば石
英ガラスから形成される。ステージ6の表面側にはその
概略中央部に基板20の直径よりもわずかに大きい直径
の円形の溝22が形成されており、炎の走査に際して
は、基板20は窪み22に着座させられる。
【0020】基板20が窪み22に着座したときには、
基板20の上面はステージ6の上面と概略同一平面上に
位置する。この実施例では、基板20の上面がステージ
6の上面よりもわずかに突出するようにされている。こ
うしておくと、基板上に酸化物ガラススートを堆積させ
た後、基板をステージから取り外すときに、基板上の酸
化物ガラススートの特に端部の形態がくずれにくい。
【0021】ステージ6上にはまた縁部から中央部に向
けて窪み22よりも深い溝24が形成されている。基板
上に酸化物ガラススートを堆積させた後に基板をステー
ジから取り外すに際しては、適当な治具を溝24に沿っ
て基板20の下側にもぐり込ませ、この治具を持ち上げ
ることによって容易に基板を取り外すことができる。
【0022】図示はしないが、溝24と同じように、平
行な2本以上の溝を形成してもよい。複数の溝を形成す
ることにより、基板をステージから取り外すに際しての
安定性が向上する。
【0023】厚み約1mm、直径約100mmの基板20を
用い、直径約150mmの石英製のステージ6を用い、窪
み22の深さを0.7mmとして実際に光導波路膜を形成
してみた。走査速度は前述の通りであり、ガラス化温度
は約1300℃とした。
【0024】このときの光導波路膜の膜厚の軸方向の分
布を測定した結果、図4に示すようになった。X軸方向
及びY軸方向について均一な膜厚が得られていることが
わかる。
【0025】また、本実施例においては、基板の上面が
ステージの上面よりもわずかに突出するようにしている
ので、酸化物ガラススートをガラス化させるに際してク
ラックが生じることはなかった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光導波路
膜の形成方法によると、基板全体にわたって均一な厚み
の光導波路膜の形成が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施例を示す光導波路膜形成
装置の主要部の構成図である。
【図2】ステージ近傍の斜視図である。
【図3】ステージのA−A断面図及びB−B断面図であ
る。
【図4】実施例における光導波路膜の膜厚の分布を説明
するための図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】
2 バーナ 6 ステージ 8 基板 22 窪み

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 原料ガスが供給されるバーナ(2) の炎を
    基板(8) に対して走査することを繰り返して上記基板上
    に又は該基板上に形成された光導波路膜上に酸化物ガラ
    ススート(20)を堆積させ、該酸化物ガラススートを高温
    下にてガラス化させるようにした光導波路膜の形成方法
    において、 上記走査に際しては、上記基板(8) の上面とステージ
    (6) の上面とが概略同一平面上に位置するように、上記
    基板(8) を上記ステージ(6) 上に形成された窪み(22)に
    着座させることを特徴とする光導波路膜の形成方法。
JP18478891A 1991-07-24 1991-07-24 光導波路膜の形成方法 Withdrawn JPH0527133A (ja)

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JP18478891A JPH0527133A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 光導波路膜の形成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6841622B2 (en) 1998-07-01 2005-01-11 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Method for producing acrylic polymer fine particles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6841622B2 (en) 1998-07-01 2005-01-11 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Method for producing acrylic polymer fine particles

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008