JPH05271319A - ホトポリマー組成物用アミノケトン増感剤 - Google Patents

ホトポリマー組成物用アミノケトン増感剤

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JPH05271319A
JPH05271319A JP28584292A JP28584292A JPH05271319A JP H05271319 A JPH05271319 A JP H05271319A JP 28584292 A JP28584292 A JP 28584292A JP 28584292 A JP28584292 A JP 28584292A JP H05271319 A JPH05271319 A JP H05271319A
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carbon atoms
sensitizer
alkyl group
group
aminoketone
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JP28584292A
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Inventor
Mohammad Zaki Ali
モハマッド・ザキ・アリ
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/028Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators
    • G03F7/031Organic compounds not covered by group G03F7/029

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 印刷板およびプルーフィング用途に有用なス
ペクトル増感剤に関し、詳しくは、連結された三級アミ
ノ基を有するアミノケトン置換クマリン増感剤を提供す
る。 【構成】 式 [式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の炭素原子を
有するアルキル基、そしてR3およびR4は、それぞれハロ
ゲン、または、R1およびR3、またはR2およびR4の少なく
とも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原子を有する
アルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原子を有する
アルキル基またはHであり、R6は1〜6個の炭素原子を
有するアルキレン基であり、そしてR7およびR8は、それ
ぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、
またはR7およびR8の両方は、一緒になって4〜6個の炭
素原子を有するアルキレン基である。]で示す構造を有
するアミノケトン置換クマリン増感剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホトポリマー用途、例え
ば、印刷板およびプルーフィング(Proofing)用途に有用
なスペクトル増感剤に関する。さらに詳しくは、本発明
は連結された(tethered)三級アミノ基を有するアミノケ
トン置換クマリン増感剤に関する。
【0002】
【従来の技術】通常は、重合反応のための光開始剤は固
有の、しかし限られた範囲の自然光に対する感度を有す
る。そして、感度を有する特定の波長範囲で刺激された
場合のみこの光開始剤は所望の機能を発揮する。重合性
の系を増感しようとするそれぞれ異なる波長範囲のため
に異なる光開始剤を提供しようとする試みは適切および
/または経済的とは言えない。したがって、特定の光開
始剤の感度の波長範囲を変化させる方法を見出すことが
好ましい。感度の変更は光開始剤の構造変更により行い
うる。しかしながら、より容易に行われている方法は光
開始剤のスペクトル増感である。この操作は、所望の波
長範囲の照射を吸収し、照射の吸収の後に光開始剤を活
性化する染料を発見することにより行われる。それぞれ
の光開始剤系について、どの染料が効果的な増感剤とし
て十分に機能しうるかを予測することは困難である。幾
つかの染料は1種以上の光開始剤、またはハロゲン化
銀、テトラヒドロカルビルボレートなどのような他の感
光性系において作用するけれども、ある化合物またはそ
の化合物の部類が特定の光開始剤について作用すること
が確実であることは少ない。
【0003】可視光照射を吸収することにより機能を発
揮するスペクトル増感染料は多種存在するけれども、そ
れらは着色しているので、重合材料に好ましくない色、
トーンまたは色相を付与する。それらをスペクトル増感
染料として用いた後に処理することにより、そのような
色を喪失しうるスペクトル増感染料を用いることが好ま
しい場合がしばしばある。これは、染料の熱ブリーチま
たはホトブリーチのような多くの方法により行いうる。
【0004】また、増感剤は光開始剤が通常感度を有す
る波長における速度(感度)を増大させるために用いられ
る。
【0005】日本国公報第63-168403号(フジ(FuJi); 発
行日、1988年7月12日)および同第63-309502号(ヒタチ
(Hitachi); 発行日、1988年7月12日)には、アミノケト
ンおよびケトクマリン増感染料を含有する光重合性組成
物を一般的に開示している。しかしながら、両明細書と
も、本発明のような速度の驚くべき増大についてはその
視野に含めておらず、その効果を示す実施例もない。
【0006】EPO出願公報第290,133号(1987年4月2日
に出願されたU.S.S.N.034,065号に対して優先権主張し
ており、ミネソタ・マイニング&Mfg社に譲渡されてい
る。)には、増感剤および電子ドナー(これは三級アミン
でありうる。)と組み合わせたアミノスチリル染料が記
載されている。このEPO出願公報は三級アミンが増感剤
と連結したことから導かれる利点を説明していない。実
施例に示す本発明の化合物はこの出願公報のものよりも
高い感度を有する。
【0007】カルボキシルおよびアミノ置換基を有する
芳香族アミノケトンは米国特許第4,755,450号(サンダー
ス(Sanders); 1988年、7月5日)に記載されている。こ
れらのうちの幾つかは7.5を上回るpHで現像剤に溶解性
であるけれども、本発明の視野には含まれない。そし
て、水溶化置換基の組み込みによる速度の増大について
は記載していない。
【0008】四級アンモニウム置換基を有するベンゾフ
ェノンおよびチオキサントン光開始剤はEPO第279,475号
(ニコル(Nicholl)ら; 発行日、1988年、8月24日)、EPO
第224,967号(グアン(Gwane)ら; 発行日、1987年、6月1
0日)およびデービス(Davies), M.J.; グアン, G.; グリ
ーン(Green), P.N.; グリーン,W.N.、Spec. publ. -R.
Soc. Chem.、1987年、第64号、第184〜5頁、米国特許
第4,602,097号(カーチス(Curtis); 1986年、7月22日)
には、(ポリ)エチレンオキシド連結基を通して結合した
テトラアルキルアンモニウム置換基を有する水溶性光開
始剤が開示されている。上記光開始剤は可視波長の光源
に用いるのに好ましくなく、そしてそれらはアミノケト
ンでなければ増感剤でもない。
【0009】スペヒト(Specht)ら(米国特許第4,147,552
号; 同第4,289,844号; および同第4,278,751号; 1981年
7月14日)には、三級アミノ置換基を含む種々の置換基
を有するアミノケトン置換クマリンが開示されている。
これらの特許は本発明の化合物の特有の利点である増大
された感光性について教示していない。スペヒトらのア
ミノケトン置換クマリン増感剤材料は本発明の構造式に
適合しない。
【0010】アダイル(Adair)ら(米国特許第4,713,312
号; 1987年12月15日)はアミノケトン置換クマリンの感
光性マイクロカプセルのための増感剤としての使用を開
示している。開示されたこれらの材料は、米国特許第4,
127,552号のものと本質的に同一である。
【0011】米国特許第4,289,844号(スペヒトら)およ
び米国特許第4,247,623号(ギルド(Guild))は、アミン活
性剤との組み合わせにおけるアミノケトン置換クマリン
増感剤を開示している。しかしながら、いずれの特許
も、三級アミンが第2成分として加えられるのではな
く、アミノケトン置換クマリン増感剤に共有結合で連結
された場合に達成される利点(すなわち、速度)を何も開
示していない。
【0012】
【発明の要旨】本発明はホトポリマー用途に有用なヨー
ドニウムおよびトリアジン光開始剤のための非常に効果
的なスペクトル増感剤に関する。このスペクトル増感剤
は以下の式に示す構造を有する。
【0013】
【化3】
【0014】式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の
炭素原子を有するアルキル基、そしてR3およびR4は、そ
れぞれハロゲン、または、R1およびR3、またはR2および
R4の少なくとも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原
子を有するアルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原
子を有するアルキル基またはHであり、R6は1〜6個の
炭素原子を有するアルキレン基であり、そしてR7および
R8は、それぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有するア
ルキル基、またはR7およびR8の両方は、一緒になって4
〜6個の炭素原子を有するアルキレン基である。
【0015】また、本発明はフリーラジカル光重合のた
めの水溶性増感剤、および水溶性増感剤、光開始剤およ
びフリーラジカル重合性モノマーを含有する水性被覆可
能な水性現像性像形成組成物に関する。
【0016】本発明は以下の式に示す構造のアミノケト
ン置換クマリン増感剤を提供することにより達成され
る。
【0017】
【化4】
【0018】式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の
炭素原子を有するアルキル基、そしてR3およびR4は、そ
れぞれハロゲン、または、R1およびR3、またはR2および
R4の少なくとも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原
子を有するアルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原
子を有するアルキル基またはHであり、R6は1〜16個の
炭素原子を有するアルキレン基、1〜16個の炭素原子を
有するオキシアルキレン基、または2〜4個の炭素原子
を有するアルキレン基を有し酸素原子の数が4以下の整
数であるポリ(オキシアルキレン)基であり、R7、R8およ
びR9は、それぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有する
アルキル基、またはR7、R8およびR9のいずれか2個は、
一緒になって4〜6個の炭素原子を有するアルキレン
基、またはR7、R8およびR9は、一緒になってキナクリジ
ニオ基を形成するようにN原子に結合しており、そしてX
-はアニオンである。
【0019】他の局面では、本発明は表面上にフリーラ
ジカル重合性化合物、光開始剤、上述のスペクトル増感
剤および必要に応じてバインダーが被覆された支持体を
有する像形成性層に関する。
【0020】
【発明の構成】ここで用いる「アミノケトン」という用語
は以下の式に示す化学物質を意味する。
【0021】
【化5】
【0022】本発明による束縛された三級アミノ基を有
するアミノケトン置換クマリン増感剤は非常に優れた光
感度を有する。この増感剤は以下の式に示される。
【0023】
【化6】
【0024】式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の
炭素原子を有するアルキル基、そしてR3およびR4は、そ
れぞれハロゲン、または、R1およびR3、またはR2および
R4の少なくとも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原
子を有するアルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原
子を有するアルキル基またはHであり、R6は1〜6個の
炭素原子を有するアルキレン基であり、そしてR7および
R8は、それぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有するア
ルキル基、またはR7およびR8の両方は、一緒になって4
〜6個の炭素原子を有するアルキレン基である。
【0025】本発明の増感剤は感光性組成物に用いる場
合に特に有用である。上記感光性組成物は溶媒溶解性フ
リーラジカル重合性モノマーまたはオリゴマー、光開始
剤および必要に応じてバインダーを含有する。
【0026】X-はアニオンである。アニオンの例は像業
界において周知であり、クロリド、ブロミド、イオダイ
ド、アルキルおよびアリールカルボキシレート、アルキ
ルおよびアリールスルホネート、ビカルボネート、ヘキ
サフルオロホスフェートなど、およびスルホネート、ホ
スフェートなどのような1を上回る負電荷を有するもの
が包含されるが、これらに限定されない。好ましいX
-は、イオダイド、クロリド、ブロミド、テトラフルオ
ロボレート、ヘキサフルオロアンチモネートまたはヘキ
サフルオロホスフェートである。当然のことながら、こ
のアニオンは開始を補助する増感剤、または重合反応の
特性(例えば、溶解性、スペクトル吸収)を阻害するよう
な機能を提供しないことが好ましい。
【0027】理論に束縛されないけれども、本発明にお
いて発明者らの測定によれば、連結された三級アミンは
活性剤として別に添加された三級アミンと本質的に同一
の機構で機能し、それにも拘わらず、連結されているこ
とにより優れた効果をすると考えられている。また、三
級アミンが増感剤のπ-電子系から電子的に分離される
ことが重要であると考えられている。本発明では、これ
は三級アミンを増感剤にアルキレン基を用いて連結する
ことにより達成されている。以下の実施例に示すよう
に、三級アミンをアミノケトン置換クマリン増感剤に連
結することから速度における相乗的な増大が得られる。
【0028】本発明に有用なモノマーはモノ-、ジ-また
はポリ-官能性である。本発明に有用なモノマーの例は
周知であり、多くの特許に列挙されている。そのような
特許には、例えば、米国特許第3,895,949号および同第
4,037,021号が挙げられる。具体的には、アクリレー
ト、メタクリレートおよびアクリルアミド部分含有モノ
マー(例えば、エチルメタクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、N-エチルアクリルアミド、トリス(2-ア
クリルオキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2-メチ
ルアクリルオキシエチル)イソシアヌレート、2-アセト
キシエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメ
タクリレート、ビス[4-(2-アクリルオキシエチル)フェ
ニル]ジメチルメタン、ジアセトンアクリルアミドおよ
びアクリルアミドエチルメタクリレートなど)が含まれ
るが、これに限定されない。好ましいオリゴマーには、
アクリレート末端キャップ化ウレタン、アクリレート、
およびポリエーテルオリゴマー、およびP-11(米国特許
第4,228,232号に記載されている。)のようなカルボキシ
ル置換ウレタンオリゴマーが含まれる。好ましい反応性
ポリマーは米国シリアルNo.07/658,983号に記載されて
いる。好ましいモノマーはモノマーオリゴマーを含有す
るアクリレートおよびメタクリレートである。カルボキ
シル置換ウレタンオリゴマーが非常に好ましい。
【0029】本発明のアミノケトン置換クマリン増感剤
は、一般に、光開始剤と組み合わせて用いられる。光開
始剤は照射に対する露出においてラジカルを発生する単
一化合物か、または2種以上の化合物の組み合わせであ
る。開始は直接または増感されうる。好ましい光開始剤
は増感または非増感ハロメチルトリアジン(米国特許第
3,775,113号に記載)および増感ジアリールヨードニウム
塩(米国特許第3,729,313号、同第4,058,400号、同第4,0
58,401号および同第4,921,827号に記載)である。上記の
文献をここに参照として挙げる。本発明のための増感剤
に加えて用いるのに好ましい光開始剤のために好ましい
増感剤は、上述の参照文献に記載されている。
【0030】本発明の実施に有用な好ましいジアリール
ヨードニウム塩は米国特許第4,460,154号に一般的に記
載されており、以下の式に示される。
【0031】
【化7】
【0032】式中、R9およびR10は、独立して芳香族基
から選択される。これらは、例えば、実質的にすべての
置換基を有する置換または無置換のフェニル、ナフチ
ル、チエニルおよびフラニルでありうる。
【0033】Qは炭素炭素結合、酸素、イオウ、式
【0034】
【化8】
【0035】[式中、R11はアリール(例えば、6〜20個
の炭素原子を有するもの)またはアシル(例えば、2〜20
個の炭素原子を有するもの)であり、またはR12およびR
13が水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基およ
び2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基から選択さ
れるR12-C-R13であり; そしてX-はすべてのアニオン、
好ましくは、必須成分と反応せず、系中の他の成分の機
能を阻害しないものである。]で示す結合の群から選択
される。X-として特に有用なアニオンの例は像形成分野
において周知であり、例えば、クロリド、ブロミド、イ
オダイド、アルキルおよびアリールカボキシレート、ア
ルキルおよびアリールスルホネート(例えば、パラ-トル
エンスルホネート)、ビカルボネート、ヘキサフルオロ
ホスフェートなどのような一荷電アニオン、およびスル
フェート、ホスフェートなどのような一を上回る電荷を
有するアニオンが含まれるが、これらに限定されない。
【0036】本発明の実施に有用なジアリールヨードニ
ウムカチオンの例はジフェニルヨードニウム、ジ(4-ク
ロロフェニル)ヨードニウム、4-トリフルオロメチルフ
ェニルフェニルヨードニウム、4-エチルフェニルフェニ
ルヨードニウム、ジ(4-アセチルフェニル)ヨードニウ
ム、トリルフェニルヨードニウム、アニシルフェニルヨ
ードニウム、4-ブトキシフェニルフェニルヨードニウ
ム、ジ(4-フェニルフェニル)ヨードニウム、ジ(カルボ
メトキシフェニル)ヨードニウムなどである。これらの
ヨードニウムカチオンの例は、米国特許第3,729,313
号、同第4,076,705号および同第4,386,154号に記載され
ている。
【0037】本発明の実施に有用な置換ハロメチルトリ
アジンの例は2,4-ビス(トリクロロメチル)-6-メチル-s-
トリアジン、2,4,6-トリス(トリクロロメチル)-s-トリ
アジン、および2,4-ビス(トリクロロメチル)-6-(4'-メ
トキシスチリル)-s-トリアジン、2,4-ビス(トリクロロ
メチル)-6-(p-ジメチルアミノスチリル)-s-トリアジ
ン、2,4-ビス(トリクロロメチル)-6-(2',4'-ジエトキ
シスチリル)-s-トリアジンなどのようなスチリル置換ト
リアジンである。これらの化合物は、例えば米国特許第
3,515,552号、同第3,536,489号、同第3,617,288号、同
第3,640,718号、同第3,779,778号、同第4,386,154号、
同第3,954,475号および同第3,987,037号に記載されてい
る。
【0038】本発明の感光性組成物の光重合は紫外およ
び可視スペクトルの波長の化学線を照射するいずれかの
光源への露出により開始することができる。好ましい光
源には、水銀、キセノン、カーボンアークおよびタング
ステンフィラメントのランプ、レーザー、太陽光などが
含まれるが、これらに限定されない。露出は、特定の重
合性材料の量、用いられる光開始剤および光源および光
源からの距離および硬化させる被覆の厚さに依存して、
1ミリ秒未満から10分以上の時間で行われる。光開始剤
は、被覆され乾燥した感光性組成物の固形分量を基準に
して約0.01〜10重量%の濃度で用いられる。
【0039】通常は、本発明の感光性組成物は支持体上
に被覆され、種々の像形成用途に用いられる。支持体は
透明または不透明でありうる。本発明の組成物を被覆す
るのに好ましい支持体には、金属(例えば、スチールお
よびアルミニウム(シリケートまたはポリアクリル酸お
よびその誘導体のような親水化剤で処理したアルミニウ
ムを含む)の板、シートおよびホイルなど); 付加ポリマ
ーを含む種々のフィルム形成性合成ポリマーまたはハイ
ポリマーからなるフィルムまたはプレート(例えば、ポ
リ(ビニリデンクロリド)、ポリ(ビニルクロリド)、ポリ
(ビニルアセテート)、ポリスチレン、ポリイソブチレン
ポリマーおよびコポリマー)、および直鎖状縮合ポリマ
ー(例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ヘキ
サメチレンアジペート)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミ
ド/アジペート))が包含されるが、これに限定されな
い。アルミニウムが好ましい支持体である。シリケート
化および/またはアノード化アルミニウムが特に好まし
い。
【0040】本発明の感光性組成物には必要に応じてバ
インダーが存在する。水性媒体に溶解性の(または約15
重量%までの量で非水性溶媒に溶解性の)全ての天然ま
たは合成ポリマーバインダーが本発明の実施に用いう
る。有機ポリマー樹脂が用いうる。一般に、熱可塑性樹
脂が好ましい。好ましいバインダーの例はスルホネート
化ポリスチレン、ポリビニルアルコール、スターチ、ポ
リメチルメタクリレート、ポリビニルアセテートなどで
ある。バインダーの選択においてこのような若干の制限
の他は特に重要な要件はない。事実、透明または半透明
であることが好ましいが必須ではない。
【0041】本発明の水性現像性光重合性組成物を現像
するために有用な水ベース溶媒は少なくとも20重量%、
最大100重量%の水を含む。水ベース溶媒は製造(すなわ
ち、支持体上に光重合性組成物を被覆する工程)と潜像
の現像との両方に用いうるけれども、水分含有量のより
少ない他の溶媒もまたこの両工程またはどちらか一方の
工程に用いうる。本発明に有用な水ベース溶媒は1種以
上の有機溶媒、界面活性剤、安定剤または無機塩基を含
みうる。
【0042】本発明の像形成層は本発明の必須成分と組
み合わせて種々の材料を含有しうる。例えば、可塑剤、
被覆補助剤、エネルギー感応性ポリマーの架橋を阻害す
ることによる不十分な架橋を防止するのに十分な量の酸
化防止剤(例えば、アルコルビン酸、立体障害フェノー
ル、フェニドンなど)、界面活性剤、帯電防止剤、ワッ
クス、紫外線照射吸収剤、弱酸化剤、および増白剤が本
発明の実施に悪影響を及ぼさない範囲で用いうる。
【0043】置換基を説明するために「基」という用語を
用いる場合は、その置換基は、例えば、エーテル基を含
むアルキル基(例えば、CH3-CH2-CH2-O-CH2-)、ハロアル
キル、ニトロアルキル、カルボキシアルキル、ヒドロキ
シアルキル、スルホアルキルなどであることを意味す
る。他方、「アルキルまたはアルキル部分」という用語
は、炭化水素のみを意味する。非常に強い還元性または
酸化性置換基のように、活性成分と反応する置換基は、
当然のことながら、センシトメトリー的に不活性または
無害ではないとして排除されるべきである。
【0044】
【実施例】以下の実施例において、以下に示す略語を用
いた。VDMはビニルジメチルアズラクトンを意味する。H
EMAは2-ヒドロキシメチルメタクリレートを意味する。A
SATBAはモノ-テトラブチルアンモニウムアスパルテート
を意味する。DMAEMA-C16は同時係属のU.S.S.N.07/658,9
83号に記載されているように1-ブロモヘキサデカンで四
級化された2-ジメチルアミノエチルメタクリレートを意
味する。
【0045】以下で用いるすべての化学物質は、特に断
らない限りアルドリッヒ化学社(Aldrich Chemical C
o.)、ミルウォーキー(Milwaukee)、WI)から得た。生成
物は以下に示す少なくとも1種の方法により同定した。
1H核磁気共鳴、紫外-可視および赤外吸収のスペクト
ル、および融点。
【0046】
【実施例1】1-メチル-4-メチルアミノピペリジン(51.2
g)、66mlのジメチルスルホキシド、33.0gの4-フルオロ
ベンズアルデヒドおよび53.3gのカリウムカーボネート
を、メカニカルスターラーとコンデンサーとを備えた50
0ml三つ口フラスコに投入した。この撹拌溶液を90℃に7
2時間加熱した。室温に冷却した後に、この混合物を撹
拌しながら1リットルの水中に注ぎ入れた。この混合物
を300mlの酢酸エチルで抽出した。有機層を100mlの水で
洗浄し、次いで、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。
濾過した後に酢酸エチルを減圧下で蒸発させ、35.0gのN
-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)-4-アミノベン
ズアルデヒドを液体として得た。
【0047】
【化9】
【0048】
【実施例2】0.28gのクマリン334(イーストマン・コダ
ック(Eastman Kodak)、ロチェスター(Rochester)、N
Y)、0.24gのN-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)-
4-アミノベンズアルデヒド(前に調製)、0.10gのピペリ
ジニウムアセテートおよび40mlのトルエンを、ディーン
-スタークトラップとコンデンサーとを備えた100mlの丸
底フラスコに投入した。ディーン-スタークトラップで
水を除去しながら、この溶液を21時間還流させた。次い
で、減圧下で溶媒を除去し、50mlの水を加えた。沈澱し
た固形分を濾別し、冷エタノールで洗浄し、乾燥させる
ことにより以下の式1で示す赤色染料(λmax(エタノー
ル)=495nm)を得た。
【0049】
【化10】
【0050】
【実施例3】1.04gの7-ジエチルアミノ-3-アセチルクマ
リン(米国特許第4,147,522号に記載の操作により調
製)、1.20gのN-(2-N-ピペリジニルエチル)-N-エチル-4-
アミノベンズアルデヒド、0.10gのピペリジニウムアセ
テートおよび40mlのトルエンをディーン-スタークトラ
ップとコンデンサーとを備えた100ml丸底フラスコ中に
投入した。水を収集除去しながらこの溶液を16時間還流
させた。減圧下でトルエンを蒸発させ、得られた粘性物
質に20mlの水と5mlのエタノールとの混合物を加えた。
撹拌することにより沈澱した固形分を濾過することによ
り単離し、乾燥させることにより1.5gの式2に示す赤色
固体(λmax(エタノール)=475nm)を得た。
【0051】
【化11】
【0052】
【実施例4】実施例3で用いたN-(2-N-ピペリジニルエ
チル)-N-エチル-4-アミノベンズアルデヒドの代わりに4
-(N,N-ジエチルアミノ)ベンズアルデヒドを用いること
以外は実施例3と同様にして、染料3を調製した。化合
物3はλmax(エタノール)=475nmを有していた。
【0053】
【化12】
【0054】
【実施例5】実施例3で用いたN-(2-N-ピペリジニルエ
チル)-N-エチル-4-アミノベンズアルデヒドの代わりにN
-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)-4-アミノベン
ズアルデヒドを用いること以外は実施例3と同様にし
て、染料4を調製した。化合物4はλmax(エタノール)=
475nmを有していた。
【0055】
【化13】
【0056】
【実施例6】N-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)
-4-アミノベンズアルデヒドの代わりにN-(2-ヒドロキシ
エチル)-N'-ピペラジニルベンズアルデヒド(実施例1に
よりN-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジンより調製)を用
いること以外は実施例2と同様にして、染料5を調製し
た。化合物5はλmax(エタノール)=485nmを有してい
た。
【0057】
【化14】
【0058】
【実施例7】N-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)
-4-アミノベンズアルデヒドの代わりにN,N-ジエチルア
ミノベンズアルデヒドを用いること以外は実施例2と同
様にして、10-(3-(N,N-ジエチルアミノ-4-アミノフェニ
ル)プロペノイル)-1H,2H,3H,5H,6H,7H,11H-[1]ベンゾ
ピラノ[6,7,8-ij]キノリジン-11-オン(6)を調製した。
化合物6はλmax(エタノール)=500nmを有していた。
【0059】
【化15】
【0060】
【実施例8】3-アセチル-7-ジエチルアミノクマリンの
代わりにクマリン334(イーストマン・コダック、ロチェ
スター、NY)を用いること以外は実施例3と同様にし
て、10-(3-(N-エチル-N-(2-ピペリジノエチル)-4-アミ
ノフェニル)プロペノイル)-1H,2H,3H,5H,6H,7H,11H-
[1]ベンゾピラノ[6,7,8-ij]キノリジン-11-オン(7)を
調製した(λmax(エタノール)=503nm)。
【0061】
【化16】
【0062】
【実施例9〜14】これらの実施例は本発明の増感剤を
重合性モノマーを硬化させるために用いることを説明す
る。
【0063】1.8部(重量部)のペンタエリスリトールテ
トラアクリレート(SR-295、サルトマー社(Sartomer C
o.)、ウエスト・チェスター(West Chester)、PA)、3.10
部のカルボキシル置換ウレタンオリゴマーP-11(メチル
エチルケトン中61%、米国特許第4,228,232号に記載さ
れている。)、6.0部のn-プロパノール/水(72/28)中10%
のホルムバー(Formvar)TM12/85(モンサント化学社(Mons
anto Chem. Co.)、セント・ルイス(St. Louis)、MO)溶
液、60.0部のn-プロパノール/水(72/28)、0.07部のトリ
エチルアミン(P-11をn-プロパノール/水(72/28)中に溶
解させるのに十分な量)から溶液を調製した。5.0部のこ
の溶液に0.02部のジフェニルヨードニウムヘキサフルオ
ロホスフェート(米国特許第3,729,313号(スミス)、1973
年、4月24日に記載されているもの)および0.006部の表
1に示す増感剤を加えた。電気的にしぼ付し、アノード
化したアルミニウムシートに、得られた溶液を#12ワイ
ヤー巻き付けロッド(R&Dスペシャルティーズ(Specialt
ies)社、ウェブスター(Webster)、NY)を用いて被覆し、
70℃で1分間乾燥させた。乾燥プレートの被覆重量は約
1.61gm-2であった。次いで、この被覆に、界面活性剤と
して0.03重量%のトリトン(Triton)TMX-100(ローム・ア
ンド・ハース社(Rohm and Haas)、フィラデルフィア、P
A)を有する水中ポリ(ビニルアルコール)(ゲルバトール
(Gelvatol)TM20/30、モンサント化学社、セント・ルイ
ス、MO)の5%溶液を#15ワイヤー巻き付けロッドを用い
てオーバーコートした。次いで、オーバーコートしたプ
レートを70℃で1分間乾燥させ、5kWハロゲン化金属光
源を有するバーケイ・アスコー(Berkey Adcor)第1415-4
2型露出ユニット中に置き、次いで、√2の21段感度ガ
イド(ストウファー・グラフィク・アート社(Stauffer G
raphic Arts Co.)、サウス・ベンド(South Bend)、IN)
を通して低強度の設定で2秒間露出した。次いで、露出
プレートを、3%ナトリウムメタシリケートおよび4%
n-プロパノールを含有する水性現像剤溶液で拭うことに
より現像した。露出および現像の後に残った段数(ポリ
マー像)を表1に示す。「ゴースト(ghost)」値は、観察可
能なホトポリマーがプレート上に残った最低の露出を示
す。「ソリッド(solid)」値は、ホトポリマーが露出段(ex
posed step)を完全にカバーしている露出レベルを示
す。
【0064】
【表1】 実施例 増感剤 λmax(エタノール) 段数(ソリッド/ゴースト) 9 1 495 16/18 10 5 485 15/17 11 6 500 14/16 12 2 475 15/16 13 4 475 14/15 14 3 475 11/13
【0065】
【実施例15〜18】これらの実施例では、従来の増感
剤と比較して本発明のアミノケトン置換クマリン増感剤
が速度を相乗的に増大させることを説明する。
【0066】1.8gのペンタエリスリトールテトラアクリ
レート(SR-295、サルトマー社、ウエスト・チェスタ
ー、PA)、3.10gのカルボキシル置換ウタレンオリゴマー
P-11(メチルエチルケトン中61%、米国特許第4,228,232
号に記載されいるもの)、6.0gのn-プロパノール/水(72/
28)中ホルムバーTM12/85(モンサント化学社、セント・
ルイス、MO)の10%溶液、60.0gのn-プロパノール/水(72
/28)、0.07gのトリエチルアミン(P-11をn-プロパノール
/水(72/28)中に溶解させるのに十分な量)から溶液を調
製した。表2に記載のようにトリ-n-プロピルアミンを
必要に応じて添加した。5.0部のこの溶液に、表2に示
すように、0.02gのジフェニルヨードニウムヘキサフル
オロホスフェート(米国特許第3,729,313号(スミス)に記
載されているもの)と0.006gの増感剤とを添加した。電
気的にしぼ付し、アノード化したアルミニウムシートに
得られた溶液を#12ワイヤー巻き付けロッド(R&Dスペシ
ャリティーズ社製、ウェブスター、NY)を用いて被覆
し、70℃で1分間乾燥させた。乾燥プレートの被覆重量
は約1.61gm-2であった。次いで、この被覆に、0.03%の
トリトンTMX-100(ローム・アンド・ハース社製、フィラ
ルディア、PA)を界面活性剤として含有する水中ポリ(ビ
ニルアルコール)(ゲルバトールTM20/30、モンサント化
学社製、セント・ルイス、MO)の5重量%溶液を#15ワイ
ヤー巻き付けロッドを用いてオーバーコートした。この
オーバーコートされたプレートを70℃で1分間乾燥さ
せ、5kWハロゲン化金属光源を有するバーケイ・アスコ
ー第1415-42型露出ユニット中に置き、次いで、√2の2
1段感度ガイド(ストウファー・グラフィック・アーツ社
製、サウス・ベンド、IN)を通して低強度または高強度
設定のいずれかにおいて2秒間露出した。次いで、3%
のナトリウムメタシリケートと4%のn-プロパノールと
を含有する水性現像溶液で拭うことによりこの露出プレ
ートを現像した。露出と現像との後に残った段数(ポリ
マー像)を表2に示す。「ゴースト」値は観察可能なホト
ポリマーがプレート上に残った最低の露出を示す。「ソ
リッド」値はホトポリマーが露出段を完全にカバーして
見える露出レベルを示す。
【0067】
【表2】 実施例 増感剤 開始剤 トリ-n-プロピルアミン 2秒露出 段数 15 3(6mg) 20mg 10mg 低強度 12/14 16 3(6mg) 20mg 無 低強度 11/13 17 3(6mg) 無 10mg 高強度 1/3 18 2(6mg) 無 無 高強度 5/6
【0068】
【実施例19〜21】0.3gのペンタエリスリトールテト
ラアクリレート(SR-295、サルトマー社製、イソプロパ
ノール/水アゼオトロープ中50%)、メチルエチルケトン
中33%溶液として提供されるVDM(95%)とDMAEMA-C16(5
%)とのコポリマーであってVDM基がHEMA(70%)/ASATBA
(10%)/水(20%)との反応により変性されたもの(すなわ
ち、垂れ下がったエチレン性基、カルボキシ基および四
級アンモニウム基を有すポリマー、同時係属U.S.Ser.N
o.07/658,983号に記載)1.0g、および6.0gのイソプロパ
ノール/水アゼオトロープから溶液を調製した。この溶
液の6.0gの2つの部分のそれぞれに表4に示す量の増感
剤と40mgのジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホス
フェートとを配合した。これらの溶液を#22ワイヤー巻
き付けロッドを用いて機械しぼ付シリケート化アルミニ
ウムシート(支持体A)およびアンモニウムビスルフェー
ト腐食、シリケート化アルミニウムシート(支持体B)上
に被覆した(湿潤厚1.98ミル)。それぞれのプレートを√
2の21段感度ガイドを通して3M第70型露出ユニット(ヨ
ウ化タングステンランプ、3M社製、セント・ポール、M
N)中で2秒間露出し、次いで、0.1Nナトリウムビカルボ
ネート溶液中に浸漬した綿のパッドで弱くこすることに
より現像した。結果を表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】
【実施例22〜24】2.0gのペンタエリスリトールテト
ラアクリレート(SR-295、サルトマー社製、イソプロパ
ノール/水アゼオトロープ中50%)、1.4gのカルボキシル
置換ウレタンオリゴマーP-11(メチルエチルケトン中61
%、米国特許第4,228,232号に記載されているもの)、お
よび26.6gのイソプロパノール/水アゼオトロープ、12.3
gのクルセル(Klucell)TMM(ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ハークルス社(Hercules Corp.)製、ウィルミント
ン、DE; イソプロパノール/水アゼオトロープ中1.5
%)、0.07gのトリエチルアミン、および2.0gのミルベー
ス(millbase)(サンファスト(Sunfast)・ブルー顔料(サ
ン化学(Sun Chemical)、フォート・リー(Fort Lee)、N
J)/ホルムバーTM12/85(モンサント化学社、セント・ル
イス、MO)割合2/1; イソプロパノール/水アゼオトロー
プ中固形分15%)から溶液を調製した。この溶液の5.0g
に表4に示す増感剤6mgおよび40mgのジフェニルヨード
ニウムヘキサフルオロホスフェートまたは20mgのトリス
(トリクロロメチル)-s-トリアジン(TTT)のいずれかを配
合した。これらの溶液を機械的にしぼ付したシリケート
化アルミニウムシートの上に#22ワイヤー巻き付けロッ
ドを用いて被覆した(湿潤厚1.98ミル)。次いで、このプ
レートを熱空気を吹き付けることにより乾燥させ、次い
で、この被覆プレートを、0.03%のトリトンTMX-100(ロ
ーム・アンド・ハース社、フィラルデルフィア、PA)を
界面活性剤として有する水中ポリ(ビニルアルコール)
(ゲルバトールTM20/30、モンサント化学社製、セント・
ルイス、MO)の5重量%溶液を#16ワイヤー巻き付けロッ
ドを用いてオーバーコートした。それぞれのプレート
を、√2の21段感度ガイドを通して中心波長488nmの幅2
0mmのバンドパスフィルターを備えたモノクロメーター
を通して1kW高圧水銀キセノン光源を用いて11秒間露出
した。次いで、2%のナトリウムメタシリケートと4%
のベンジルアルコールとを含有する水性現像溶液に浸漬
した綿のパッドを用いて弱くこすることにより現像し
た。ラジオメーターでランプアウトプットを測定するこ
とにより速度を決定した。結果を表4に示す。
【0071】
【表4】 実施例 増感剤 開始剤 速度 段数 エルグ/cm2 ソリッド ゴースト 22 6 Ph2I+PF6 660 13 16 (対照) 23 7 Ph2I+PF6 230 16 18 24 7 TTT 330 15 17
【0072】
【実施例25】5mlのジクロロメタン中0.20gの2の溶
液を撹拌し、これにジメチルスルフェート(5滴)を添加
し、約30℃で1時間加熱した。この混合物を室温に冷却
し、(非常に水溶性が高い)赤色固体である10-(3-(N-メ
チル-N-(N,N-ジメチルピペリジノ-4-イル)4-アミノフェ
ニル)プロペノイル)-1H,2H,3H,5H,6H,7H,11H-[1]ベン
ゾピラノ[6,7,8-ij]キノリジン11-オン-メチルスルフェ
ート(25)を濾別し、乾燥させた(λmax(エタノール)=492
nm、λmax(水)=500nm)。
【0073】
【化17】
【0074】
【実施例26および27】実施例4で用いたN-(2-ピペ
リジノエチル)-N-エチル-4-アミノベンズアルデヒドの
代わりに4-(ジエチルアミノ)ベンズアルデヒドと1とを
それぞれ用いること以外は実施例4と同様にして、染料
26と27とを調製した。吸収のデータは、7-ジエチルアミ
ノ-3-(4-ジエチルアミノフェニル)プロペノイルクマリ
ン(26)、λmax(エタノール)=475nm; 7-ジエチルアミノ-
3-(N-メチル-N-(N-メチルピペリジン-4-イル)-4-アミノ
フェニルプロペノイル)クマリン(27)、λmax(エタノー
ル)=475nmであった。
【0075】
【化18】
【0076】
【実施例28】5mlのトルエン中の0.20gの4にジメチル
スルフェート(5滴)を加えた。この混合物を約30℃に1
時間加熱し、その後、室温に冷却した。得られた沈澱固
体を濾別し乾燥させることにより、0.12gの7-ジエチル
アミノ-3-(3-N-エチル-N-(2-(N-メチルピペリジノ)エチ
ル)-4-アミノフェニル)プロペノイル)クマリンメチルス
ルフェート(28)を非常に水溶性の高い赤色固体として提
供した(λmax(水)=485nm)。
【0077】
【化19】
【0078】
【実施例29】4の代わりに27を用いること以外は実施
例7と同様にして、7-ジエチルアミノ-3-(3-(N-メチル-
N-(N,N-ジメチルピペリジノ-4-イル)-4-アミノフェニ
ル)プロペノイル)クマリンメチルスルフェート(29)を調
製した(λmax(水)=473nm、λmax(エタノール)=468nm)。
【0079】
【化20】
【0080】
【実施例30】3-アセチル-7-ジエチルアミノクマリン
の代わりにクマリン334(イーストマン・コダック社製、
ロチェスター、NY)を用いること以外は実施例3と同様
にして、10-(3-(N-エチル-N-(2-ピペリジノエチル)-4-
アミノフェニル)プロペノイル)-1H,2H,3H,5H,6H,7H,11H
-[1]ベンゾピラノ[6,7,8-ij]キノリジン-11-オン(30)を
調製した(λmax(エタノール)=503nm)。
【0081】
【化21】
【0082】
【実施例31】4の代わりに30を用いること以外は実施
例28と同様にして、10-(3-(N-エチル-N-(2-(N-メチルピ
ペリジノ)エチル)-4-アミノフェニル)プロペノイル-1H,
2H,3H,5H,6H,7H,11H-[1]ベンゾピラノ[6,7,8-ij]キノ
リジン-11-オン(31)を調製した(λmax(水)=498nm、λma
x(エタノール)=490nm)。
【0083】
【化22】
【0084】
【実施例32〜36】1.8部(重量部)のペンタエリスリ
トールテトラアクリレート(SR-295、サルトマー社、ウ
エスト・チェスター、PA)、3.10部のカルボキシル置換
ウレタンオリゴマーP-11(メチルエチルケトン中61%、
米国特許第4,228,232号に記載されている。)、6.0部のn
-プロパノール/水(72/28)中10%のホルムバーTM12/85
(モンサント化学社、セント・ルイス、MO)溶液、60.0部
のn-プロパノール/水(72/28)、0.07部のトリエチルアミ
ン(P-11をn-プロパノール/水(72/28)中に溶解させるの
に十分な量)から溶液を調製した。5.0部のこの溶液に0.
02部のジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェ
ート(米国特許第3,729,313号(スミス)、1973年、4月24
日に記載されているもの)および0.006部の表5に示す増
感剤を加えた。電気的にしぼ付し、アノード化したアル
ミニウムシートに、得られた溶液を#12ワイヤー巻き付
けロッド(R&Dスペシャルティーズ社、ウェブスター、N
Y)を用いて被覆し、70℃で1分間乾燥させた。乾燥プレ
ートの被覆重量は約1.61gm-2であった。次いで、この被
覆に、界面活性剤として0.03重量%のトリトンTMX-100
(ローム・アンド・ハース社、フィラデルフィア、PA)を
有する水中ポリ(ビニルアルコール)(ゲルバトールTM20/
30、モンサント化学社、セント・ルイス、MO)の5%溶
液を#15ワイヤー巻き付けロッドを用いてオーバーコー
トした。次いで、オーバーコートしたプレートを70℃で
1分間乾燥させ、5kWハロゲン化金属光源を有するバー
ケイ・アスコー第1415-42型露出ユニット中に置き、次
いで、2の21段感度ガイド(ストウファー・グラフィク
・アート社、サウス・ベンド、IN)を通して低強度の設
定で2秒間露出した。次いで、露出プレートを、3%ナ
トリウムメタシリケートおよび4%n-プロパノールを含
有する水性現像剤溶液で拭うことにより現像した。露出
および現像の後に残った段数(ポリマー像)を表5に示
す。「ゴースト」値は、観察可能なホトポリマーがプレー
ト上に残った最低の露出を示す。「ソリッド」値は、ホト
ポリマーが露出段を完全にカバーしている露出レベルを
示す。
【0085】
【表5】 実施例 増感剤 λmax(エタノール) 段数(ソリッド/ゴースト) 32 28 470 12/14 485(水) 34 29 468 12/14 483(水) 36 26 475 11/13 (比較例) 33 25 492 16/18 500(水) 35 32 500 14/16 (比較例)
【0086】化合物32は米国特許第4,921,827号により
調製し、以下の構造を有する。
【0087】
【化23】
【0088】
【実施例37】0.2部(重量部)の1,3-ジアクリルアミド-
2-ヒドロキシプロパン(米国特許第4,511,646号に記載の
もの)、垂れ下がったエチレン性基、カルボキシ基およ
び四級アンモニウム基を有するポリマー(メチルエチル
ケトン中33%、同時係属U.S.Ser.No.07/658,983号に記
載のもの、VDM(95%)/DMAEMA-C16(5%)であってVDM基が
HEMA(70%)/ASATBA(10%)/水(20%)との反応により変性
されたもの)1.0部および9.0部の水/n-プロパノール(9:
1)から溶液を調製した。この溶液の5.0部に、0.02部の
ジフェニルヨードニウムクロリドと0.006部の28とを加
えた。この溶液を、電気的にしぼ付したアノード化した
シリケート化アルミニウム支持体上に#12ワイヤー巻き
付けロッドを用いて被覆し、70℃で2分間乾燥させた。
次いで、このプレートを、0.03%のトリトンTMX-100(ロ
ーム・アンド・ハース社、フィラルデルフィア、PAより
得られる界面活性剤)を含有するゲルバトールTM20/30
(モンサント化学社、セント・ルイス、MOより得られる
ポリ(ビニルアルコール))の5%水溶液でトップコート
した。その後、実施例11と同様にして露出した。次い
で、このプレートをナトリウムビカルボネートの0.8%
水溶液で拭うことにより現像した。ソリッド段数7とゴ
ースト段数9を得た。
【0089】
【実施例38】5.0部の実施例17の被覆溶液に0.02部の
ジフェニルヨードニウムクロリドと0.006部の26とを配
合した。この四級化されていない増感剤は実質的に水ベ
ース溶媒中で溶液を形成せず、被覆後の露出において像
の形成も見られなかった。
【0090】
【実施例39〜41】0.3gのペンタエリスリトールテト
ラアクリレート(SR-295、サルトマー社製、イソプロパ
ノール/水アゼオトロープ中50%)、メチルエチルケトン
中33%溶液として提供されるVDM(95%)とDMAEMA-C16(5
%)とのコポリマーであってVDM基がHEMA(70%)/ASATBA
(10%)/水(20%)との反応により変性されたもの(すなわ
ち、垂れ下がったエチレン性基、カルボキシ基および四
級アンモニウム基を有すポリマー、同時係属U.S.Ser.N
o.07/658,983号に記載)1.0g、および6.0gのイソプロパ
ノール/水アゼオトロープから溶液を調製した。この溶
液の6.0gの2つの部分のそれぞれに6mgの増感剤と25mg
のトリス(トリクロロメチル)―s-トリアジンとを配合し
た。これらの溶液を#22ワイヤー巻き付けロッドを用い
て機械しぼ付シリケート化アルミニウムシート(支持体
A)およびアンモニウムビスルフェート腐食、シリケート
化アルミニウムシート(支持体B)上に被覆した(湿潤厚1.
98ミル)。それぞれのプレートを2の21段感度ガイドを
通して3M第70型露出ユニット(ヨウ化タングステンラン
プ、3M社製、セント・ポール、MN)中で2秒間露出し、
次いで、0.1Nナトリウムビカルボネート溶液中に浸漬し
た綿のパッドで弱くこすることにより現像した。結果を
表6に示す。
【0091】
【表6】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の炭素原子を
    有するアルキル基、そしてR3およびR4は、それぞれハロ
    ゲン、または、R1およびR3、またはR2およびR4の少なく
    とも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原子を有する
    アルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル基またはHであり、R6は1〜6個の炭素原子を
    有するアルキレン基であり、そしてR7およびR8は、それ
    ぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、
    またはR7およびR8の両方は、一緒になって4〜6個の炭
    素原子を有するアルキレン基である。]で示す構造を有
    するアミノケトン置換クマリン増感剤。
  2. 【請求項2】 R1およびR2が、独立して1〜6個の炭素
    原子を有するアルキル基である、請求項1記載の増感
    剤。
  3. 【請求項3】 R7およびR8が、独立して1〜6個の炭素
    原子を有するアルキル基、またはR7およびR8が、一緒に
    なってそれらが結合する窒素原子を有する環状基を形成
    する4〜6個の炭素原子を有するアルキレン基である、
    請求項1または2のいずれか記載の増感剤。
  4. 【請求項4】 R5が1〜6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基を包含する、請求項1または2のいずれか記載の増
    感剤。
  5. 【請求項5】 フリーラジカル重合性モノマー、フリー
    ラジカル重合開始剤、バインダーおよび請求項1または
    2のいずれか記載のアミノケトン置換クマリン増感剤を
    含有する光重合性組成物。
  6. 【請求項6】 フリーラジカル重合性モノマー、フリー
    ラジカル重合開始剤、バインダーおよび請求項3記載の
    アミノケトン置換クマリン増感剤を含有する光重合性組
    成物。
  7. 【請求項7】 式 【化2】 [式中、R1およびR2は、それぞれ1〜6個の炭素原子を
    有するアルキル基、そしてR3およびR4は、それぞれハロ
    ゲン、または、R1およびR3、またはR2およびR4の少なく
    とも一方は、一緒になって2〜4個の炭素原子を有する
    アルキレン基であり、R5は1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル基またはHであり、R6は1〜16個の炭素原子を
    有するアルキレン基、1〜16個の炭素原子を有するオキ
    シアルキレン基、または2〜4個の炭素原子を有するア
    ルキレン基を有し酸素原子の数が4以下の整数であるポ
    リ(オキシアルキレン)基であり、R7、R8およびR9は、そ
    れぞれ独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル
    基、またはR7、R8およびR9のいずれか2個は、一緒にな
    って4〜6個の炭素原子を有するアルキレン基、または
    R7、R8およびR9は、一緒になってキナクリジニオ基を形
    成するようにN原子に結合しており、そしてX-はアニオ
    ンである。]で示す構造を有する水性現像性ホトポリマ
    ー用アミノケトン増感剤。
  8. 【請求項8】 R1およびR2が、独立して1〜6個の炭素
    原子を有するアルキル基である、請求項7記載の増感
    剤。
  9. 【請求項9】 R7、R8およびR9が、独立して1〜6個の
    炭素原子を有するアルキル基である、請求項7または8
    のいずれか記載の増感剤。
  10. 【請求項10】 R6、R7、R8およびR9がN+原子に結合す
    ることによりN,N-ジメチルピペリジノ-4-イル基を形成
    する、請求項7または8のいずれか記載の増感剤。
  11. 【請求項11】 エチレン性不飽和フリーラジカル重合
    性モノマー、該モノマーのための光開始剤および請求項
    7または8のいずれか記載の増感剤を含有する光重合性
    組成物。
JP28584292A 1991-10-25 1992-10-23 ホトポリマー組成物用アミノケトン増感剤 Pending JPH05271319A (ja)

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EP0538997A1 (en) 1993-04-28
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