JPH05270842A - 金微粒子含有ガラス及びその製造方法 - Google Patents

金微粒子含有ガラス及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05270842A
JPH05270842A JP7120192A JP7120192A JPH05270842A JP H05270842 A JPH05270842 A JP H05270842A JP 7120192 A JP7120192 A JP 7120192A JP 7120192 A JP7120192 A JP 7120192A JP H05270842 A JPH05270842 A JP H05270842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
gold
fine
particles
gel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7120192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nogami
正行 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7120192A priority Critical patent/JPH05270842A/ja
Publication of JPH05270842A publication Critical patent/JPH05270842A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】金微粒子が分散したコロイド溶液と金属アルコ
キシドまたはその加水分解物を含む溶液とを混合した
後、ゾルーゲル法によりガラス化を行ない、金微粒子が
分散されたガラスを得ることを特徴とする金微粒子含有
ガラスの製造方法。 【効果】 (a)粒径のそろった金微粒子が凝集することなく、金
微粒子が均一に分散したガラスを得ることができる。 (b)得られるガラス中の金微粒子の含有量を大きくす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金微粒子含有ガラスの製
造方法に関する。本発明により得られた金微粒子含有ガ
ラスは、光スイッチや光波長変換素子などに利用可能な
非線形光学材料として使用される。
【0002】
【従来の技術】半導体や金属の微粒子が分散したガラス
は、 光双安定性を有する。 ps(ピコ秒)オーダーの光緩和時間を有する。 量子サイズ効果が存在する。 などの点から、光スイッチや光波長変換素子等に利用可
能な非線形光学材料として注目されている。このような
微粒子が分散したガラス(以下、微粒子含有ガラスと言
う)としては、0.01重量%程度の金微粒子やCdS
x Se(1-x) 微粒子を含んだ多成分ガラスが一般的に知
られており、カラードガラスとして市販されている。こ
れらの微粒子含有ガラスは、マトリックスとなるガラス
の原料と微粒子の原料とを混合加熱してガラス融液とし
た後、このガラス融液を急冷、再加熱処理することによ
り製造される(Y.Baozhong et.al.,
Journal of Non−Crystallin
e Solids 95&96 第725頁(198
7))。
【0003】しかしながら、このような溶融法による従
来の微粒子含有ガラスは、 (a).微粒子の含有量が微粒子のガラス融液への溶解度に
依存し、微粒子の含有量を大きくすることができない。 (b).急冷後の再加熱処理で微粒子が無秩序に成長するた
めに、微粒子の大きさが均一でなく、粒子径分布が広
い。 (c).微粒子の大きさが100〜800オングストローム
と大きい。 等の点から、非線形光学材料として有用であるとは言い
難い。
【0004】このため、微粒子の含有濃度の向上、微粒
子の大きさの均一化等を目的として、従来からある溶融
法のほかに下記のような微粒子含有ガラスの作製法が試
みられている。 イオン注入法(福味幸平ら、日本セラミックス協会1
991年年会講演予稿集 2D21) 同時スパッタリング法(若林肇ら、日本セラミックス
協会1991年年会講演予稿集 2D22) ゾルーゲル法(特開平2−225342号公報) これらの方法のうち、のイオン注入法は基板ガラスへ
加速した金イオン(Au+ )を衝突させることにより、
金イオンをガラス基板表面へ注入し、表面に金微粒子含
有ガラス層を作製するものである。の同時スパッタリ
ング法は高周波スパッタ装置を用い、ガラスと金をター
ゲットとした同時スパッタリングにより金微粒子含有薄
膜を基板上に作製するものである。また、のゾルーゲ
ル法はシリコンアルコキシドと塩化金(AuCl)から
作製したゾル溶液をゲル化、乾燥して得られたれゲル固
化体を熱処理してゲルをガラス化するとともにガラス内
に金微粒子を析出させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜の方法では次の問題点があり、前述した(a) 〜(c)
の問題点の全てを解決することは困難である。 のイオン注入法およびの同時スパッタリング法の問
題点 粒径が50〜100オングストロームと小さいが、薄膜
状であるため金の総含有量が小さく、含有量を増加させ
ると金微粒子が凝集する。 のゾルーゲル法の問題点 金の含有量は多くできるものの、該金属をイオン状態
(Au+ )で含有するゾル液をゲル化後、熱処理によっ
て金微粒子をガラス内に析出させるため、金微粒子の成
長が無秩序に起こり金微粒子の粒径分布が幅広く、粒径
の大きな金微粒子が生成する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者は検討を行なった結果、金属アルコキシドま
たはその加水分解物を含む溶液からゾルーゲル法により
ガラスを作製する際に、金微粒子が分散したコロイド溶
液を同時に用いることにより、(a)粒径のそろった金
微粒子が凝集することなく、金微粒子が均一に分散した
ガラスを得ることができること、(b)得られるガラス
中の金微粒子の含有量を大きくすることができることを
見い出した。
【0007】本発明はこれらの知見に基づいてなされた
ものであり、本発明の金微粒子含有ガラスの製造方法
は、金微粒子が分散したコロイド溶液と、金属アルコキ
シドまたはその加水分解物を含む溶液とを混合した後、
ゾルーゲル法によりガラス化を行ない、金微粒子が分散
されたガラスを得ることを特徴とする。
【0008】以下、本発明を詳説する。
【0009】本発明の金微粒子含有ガラスの製造方法に
おいて用いられる、金微粒子が分散したコロイド溶液
は、種々の方法で得られるが、その一例を挙げると以下
の方法がある。すなわち、塩化金酸4水和物(HAuC
4 ・4H2 O)、塩化金酸3水和物(HAuCl4
3H2 O)、テトラクロロ金酸ナトリウム2水和物(N
aAuCl4 ・2H2 O)、シアン化金(AuCN)、
2シアノ金酸カリウム(KAu(CN)2 )などの金化
合物と水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化アンモニウムなどの水酸化物とを含む水溶
液を蒸発皿に入れ、ガスバーナーで照射後、照射後の水
溶液を試験管に移し、試験管を湯浴中で加熱することに
より金微粒子分散コロイド溶液を得る。この方法によれ
ば、得られたコロイド溶液中の金微粒子の粒径を20〜
100オングストロームの範囲とすることが可能であ
り、その粒径分布もシャープである。
【0010】本発明の方法においては、上記の金微粒子
分散コロイド溶液を、金属アルコキシドまたはその加水
分解物を含む溶液と混合する。
【0011】用いられる金属アルコキシドは最終的に得
られるガラスの種類によって適宜選択される。例えばシ
リカガラスを得たい場合には、金属アルコキシドとし
て、テトラアルコキシシラン(例えばテトラエトキシシ
ランなど)、アルキルトリアルコキシシラン(例えばメ
チルトリエトキシシランなど)、シリコンアルコキシド
のオリゴマー、アルコキシアルキルシリケート(例えば
オルト−2−メトキシエチルシリケートなど)が用いら
れる。またシリカとともに他の酸化物、例えばアルミ
ナ、チタニアを分むガラスを得たい場合には、アルミニ
ウム・ジイソプロポキシド・エチルアセトアセテート、
ジ−n−ブトキシビス(トリエタノールアミナト)チタ
ン、チタニウムアルコキシドなどのアルミニウム化合
物、チタン化合物が併用される。その他にもゾルーゲル
法によってガラス構成金属酸化物を形成する任意の金属
アルコキシドが用いられる。
【0012】本発明においては、上記金属アルコキシド
をそのまま用いても良く、その加水分解物を用いても良
い。すなわち、加水分解前の金属アルコキシドを出発原
料として用いる場合には、本発明の方法を実施する過程
で金属アルコキシドの加水分解を行ない、さらに加水分
解物の脱水重縮合によってガラスを得ることができる。
一方、金属アルコキシドの加水分解物を出発原料として
用いる場合には、予め金属アルコキシドを加水分解して
おき、この加水分解物を脱水重縮合させてガラスを得る
ことができる。
【0013】いずれの場合においても、加水分解は金属
アルコキシドと水を撹拌することによって行なうことが
できるが、複数の金属アルコキシドを用いるときは、加
水分解速度の遅い金属アルコキシド(例えばケイ素アル
コキシド)を先に加水分解した後、他の金属アルコキシ
ド(例えばチタニウムアルコキシドなど)を後で混合す
るのが好ましい。
【0014】その他の加水分解条件は、ゾルーゲル法に
おける金属アルコキシドの通常の加水分解条件が適用さ
れるので、その詳細な説明は省略する。
【0015】加水分解後の加水分解溶液と金微粒子分散
コロイド溶液との混合物は、スラリー状または固形状と
なっており、これを乾燥することによりゲル固化体が得
られる。乾燥時間はゲルの大きさ、形状、残留する液体
成分量、乾燥温度にもよるが、通常10時間〜4週間程
度である。その後徐々に温度を上げ、150℃程度まで
加熱するとゲル中の残留水分のより少ない固いゲル固化
体が得られる。昇温温度を上げるとゲルの不均一な収縮
が起こり、破壊が生じる可能性があるので、通常は10
℃/時間以下の昇温速度で加熱する。こうして得られた
ゲル固化体を加熱することによって金微粒子が分散され
たガラスが得られる。
【0016】得られたれ金微粒子分散ガラスにおいて、
金微粒子の粒径は20〜100オングストロームであっ
た。金微粒子の粒径が20〜100オングストロームで
あることは、本発明における一連の操作において金微粒
子の凝集が実質的に起っていないことを示す。ガラス中
の金微粒子の粒径が100オングストロームを超える
と、非線形光学効果が著るしく小さくなることから、本
発明において粒径が20〜100オングストロームの金
微粒子分散ガラスが得られることは本発明に特有の顕著
な効果である。
【0017】また本発明で得られた金微粒子分散ガラス
は、金微粒子の濃度が0.01〜0.1重量%と、従来
の金微粒子分散ガラスよりも著るしく高いという顕著な
効果をも有する。
【0018】なお、本発明においては、上記金属アルコ
キシド又はその加水分解物とともに下記のものを副原料
として用いることもできる。 (i)金属 (ii)金属ハロゲン化物 (iii)金属無機酸塩(例えば硝酸塩、硫酸塩など) (iv)金属有機酸塩(例えば酢酸塩、しゅう酸塩など) (v)金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウム、水酸化
アルミニウムなど) (iv)金属有機化合物(例えばアルキル金属化合物な
ど) (vii)金属錯体(例えばキレート錯体など) (viii)無機酸(例えばリン酸、ホウ酸など) (ix)上記物質(i)〜(viii)の誘導体 これらの物質(i)〜(ix)のうち、例えば(iii)金属
無機酸塩、(iv)金属有機酸塩、(v)金属水酸化物な
どは本発明におけるゾルーゲル法ガラス化過程において
金属酸化物となり、ガラス構成成分となる。また(viii)
無機酸は、本発明におけるゾルーゲルガラス化過程にお
いて脱水されて、例えばリン酸はP25 に、ホウ酸は
2 3 になり、これらもガラス構成成分となる。
【0019】このように本発明によれば、金属アルコキ
シド又はその加水分解物とともに上記(i)〜(ix)の
物質を用いることができるので、SiO2 ガラスや、S
iO2 を主成分とし、Al2 3 および/またはTiO
2 を含むガラス以外に上記ガラス構成酸化物とともにZ
rO2 、GeO2 、La2 3 、Ga2 3 、B
2 3 、P2 5 、PbO、BaO、SrO、CaO、
MgO、Li2 O、Na2 O、K2 Oなどを含むガラス
を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳説する。
【0021】実施例1 (1)先ず金微粒子が分散したコロイド溶液を以下のよ
うにして調製した。メスフラスコ中の1次蒸留水に塩化
金酸4水和物(HAuCl4 ・4H2 O)1gを溶解
し、更に1次蒸留水を加えて500mlとした。得られた
0.2%塩化金酸水溶液3ml又は4mlをホールピペット
で採り、蒸発皿(直径10cm程度)に入れ、これに1次
蒸留水50ml、0.1N水酸化カリウム1ml又は2mlを
ホールピペットで採り、蒸発皿に加えた。この蒸発皿
に、その斜め上からバーナーの外炎を5〜10分間照射
した後、得られた紫色液を直ちに試験管に移し、予め用
意しておいた100℃の湯浴中で約15〜30分間加熱
して赤紫色の金コロイド溶液を得た。得られた金コロイ
ド溶液中の金微粒子の粒径は20〜100オングストロ
ームであり、粒径分布もシャープであった。この金コロ
イド溶液は実施例1以外にも実施例2〜6においても用
いられた。
【0022】(2)テトラメトキシシラン(Si(OC
3 4 )126.7gを水(H2O)15.0gとメ
タノール(CH3 OH)26.7gと撹拌下混合して加
水分解させた。このSi(OCH3 4 の加水分解液へ
上で得られた金微粒子分散コロイド溶液100mlを加え
た後、CH3 OH26.7gと28%アンモニア(NH
3 )水溶液1mlの混合液を加えて10分間撹拌した。得
られたゾル溶液を容器へ注ぎ、静置してゲル化させ湿潤
ゲルとした。湿潤ゲルを注意深く乾燥させてゲル固化体
とした後、大気中900℃で2時間熱処理することによ
り、Au微粒子含有シリカ(SiO2 )ガラスを得た。
この熱処理によって無色透明のゲルからピンク色のガラ
スとなった。得られたガラスの吸収曲線を図1に示す。
なお、得られたガラスのAuの含有量はICP分光分析
したところ0.014wt%であった。さらに、Au微粒
子の平均粒径を、得られたガラスの吸光度曲線から次式
(参考文献 G.W.Arnold,Journal
of Applied Physics 46,第44
66頁(1975)) R=1.39×108 /Δω1/2 R :Au微粒子粒径 Δω1/2 :Au微粒子の吸光度ピークの半値巾 を使用して求めたところ60オングストロームであっ
た。Au微粒子の粒径は熱処理条件によって変化した。
Au微粒子の粒径と熱処理温度の関係を表1に、熱処理
時間との関係を表2に示す。粒径はかなりよく揃ってい
た。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】 実施例2 テトラエトキシシラン(Si(OC2 5 4 )17
3.4gをH2 O 15.0g、C2 5 OH28.3
g、36%塩化水素(HCl)水溶液0.1gの混合液
と撹拌下混合して加水分解させた。このSi(OC2
5 4 の加水分解液へAuコロイド溶液100mlを加え
た後、28%NH3 水溶液1mlの混合液を加えて10分
間撹拌した。得られたゾル溶液は容器へ注ぎ、静置して
ゲル化させ湿潤ゲルとした。湿潤ゲルは注意深く乾燥さ
せてゲル固化体とした後、熱処理することによりAu微
粒子含有シリカ(SiO2 )ガラスを得た。この熱処理
によって無色透明のゲルからピンク色のガラスとなっ
た。なお、得られたガラスのAuの含有量はICP分光
分析したところ0.014wt%であった。ガラス中のA
uコロイドの粒径と熱処理条件の関係は実施例1とほぼ
同様であった。
【0025】実施例3 加えるAuコロイド溶液の量を300mlとし、実施例1
と同様の方法によりAu微粒子含有シリカガラスを作製
した。得られたガラスのAuの含有量はICP分光分析
したところ0.042wt%であった。Auの粒径は実施
例1と同様であり、Auの含有量を多くしてもAu微粒
子の凝集は認められなかった。
【0026】実施例4 加えるAuコロイド溶液の量を560mlとし、実施例2
と同様の方法によりAu微粒子含有シリカガラスを作製
した。得られたガラスのAuの含有量はICP分光分析
したところ0.079wt%であった。Au微粒子の粒径
は実施例1と同様であり、Auの含有量を多くしてもA
u微粒子の凝集は認められなかった。
【0027】実施例5 テトラエトキシシラン(Si(OC2 5 4 )15
6.5gをH2 O 13.8g、C2 5 OH35.3
g、36%HCl水溶液0.1gの混和液と撹拌下混合
して部分的に加水分解させた後、テトラプロポキシジル
コニウム(Zr(OC3 7 4 )12.9gを加えて
1時間撹拌した。このゾル溶液にAuコロイド溶液10
0mlを加えた後、28%NH3 水溶液1mlの混合液を加
えて10分間撹拌した。得られたゾル溶液を容器へ注
ぎ、静置してゲル化させ湿潤ゲルとした。湿潤ゲルを注
意深く乾燥させてゲル固化体とした後、熱処理すること
により、Au微粒子含有ガラスを得た。ガラスマトリッ
クスの組成は95SiO2 ・5ZrO2 (mol) で、Au
の含有量はICP分光分析したところ0.014wt%で
あった。ガラス中のAu微粒子の粒径と熱処理条件の関
係は実施例1とほぼ同様であった。
【0028】実施例6 加えるAuコロイド容器の量を400mlとし、実施例5
と同様の方法によりAu微粒子を含有したSiO2 −Z
rO2 ガラスを作製した。ガラスマトリックスの組成は
95SiO2 ・5ZrO2 (mol)で、Au含有量はIC
P分光分析したところ0.056wt%であった。ガラス
中のAu微粒子の粒径と熱処理条件の関係は実施例1と
ほぼ同様であった。なお、Auの含有量を多くしてもA
u微粒子の凝集は認められなかった。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、粒径が
小さくかつそろった金微粒子が均一に分散されたガラス
を製造する方法が提供された。得られた金微粒子含有ガ
ラスは、非線形光学材料として好ましく使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた金微粒子含有ガラスの吸収
曲線図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金微粒子が分散したコロイド溶液と金属
    アルコキシドまたはその加水分解物を含む溶液とを混合
    した後、ゾルーゲル法によりガラス化を行ない、金微粒
    子が分散されたガラスを得ることを特徴とする金微粒子
    含有ガラスの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法により得られた、
    金微粒子の粒径が20〜100オングストロームである
    金微粒子含有ガラス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法により得られた、
    金微粒子の含有量が0.01〜0.1重量%である金微
    粒子含有ガラス。
JP7120192A 1992-03-27 1992-03-27 金微粒子含有ガラス及びその製造方法 Withdrawn JPH05270842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120192A JPH05270842A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 金微粒子含有ガラス及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120192A JPH05270842A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 金微粒子含有ガラス及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05270842A true JPH05270842A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13453829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7120192A Withdrawn JPH05270842A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 金微粒子含有ガラス及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05270842A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06115973A (ja) * 1992-08-20 1994-04-26 Mitsuboshi Belting Ltd 超微粒子分散ガラス状物とその製造方法
JPH0753239A (ja) * 1993-08-10 1995-02-28 Agency Of Ind Science & Technol 超微粒子担持ガラス及びその製造方法
US6068939A (en) * 1996-11-21 2000-05-30 Mitsuboshi Belting Ltd. Colored and fired film and method for producing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06115973A (ja) * 1992-08-20 1994-04-26 Mitsuboshi Belting Ltd 超微粒子分散ガラス状物とその製造方法
JPH0753239A (ja) * 1993-08-10 1995-02-28 Agency Of Ind Science & Technol 超微粒子担持ガラス及びその製造方法
US6068939A (en) * 1996-11-21 2000-05-30 Mitsuboshi Belting Ltd. Colored and fired film and method for producing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Schmidt et al. Activation of 1.54 μm Er3+ fluorescence in concentrated II− VI semiconductor cluster environments
Epifani et al. Sol–gel synthesis and characterization of Ag and Au nanoparticles in SiO2, TiO2, and ZrO2 thin films
JP4761788B2 (ja) 被覆無機顔料、その製造方法及びその用途
Yang et al. Precipitation promotion of highly emissive and stable CsPbX3 (Cl, Br, I) perovskite quantum dots in borosilicate glass with alkaline earth modification
Dhavamurthy et al. Effects of Ce3+/Dy3+ and Ce3+/Sm3+ co-doping as a luminescent modifier in alumina-borophosphate glasses for w-LED application
JP2538527B2 (ja) 金属酸化物ガラスの膜および球体微粒子の製造方法
JPH05270842A (ja) 金微粒子含有ガラス及びその製造方法
US6408648B1 (en) Method for production of metal oxide glass microspherules at low temperatures
Mohapatra A spectroscopic study of Ce3+ ion in calcium metaphosphate glass
Otsuki et al. Optical Properties of Gold‐Dispersed Barium Titanate Thin Films Prepared by Sol‐Gel Processing
CN1955130A (zh) 一种玻璃陶瓷及其制备方法
JP3086490B2 (ja) 微粒子分散ガラスの製造方法
CN106637417A (zh) 一种人工蓝宝石晶体的改色方法
Dawngliana et al. Structural and Spectroscopic properties of Eu3+ doped SiO2–TiO2 nanoparticles for photonic applications
JP2951367B2 (ja) 微粒子分散ガラス用ガラス組成物及びそれを用いた微粒子分散ガラス
Morad et al. Tunable emission glass ceramic nanocomposites via devitrification of glassy Na2O-GeO2-MnO2 for optoelectronic and optical limiting applications
Gil et al. TEM monitoring of silver nanoparticles formation on the surface of lead crystal glass
JP2813393B2 (ja) 半導体含有ガラスの製造方法
Andreev et al. The Influence of the Chemical Composition on the Color of Lead-Silicate Glass Caused by Gold Nanoparticles
CN116282928B (zh) 一种镓/铝酸锌掺杂的近红外碲锗酸盐纳米晶玻璃及其制备方法
JP2803229B2 (ja) 半導体微粒子分散ガラスの製造方法
JP3268004B2 (ja) 非線形光学材料用微粒子分散ガラスの製造方法
JPH07330369A (ja) Smイオン含有ガラスの製造方法
JPH02225342A (ja) 超微粒子分散ガラス及びその製造方法
CN103214030B (zh) 一种液相沉积二氧化锡的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608