JPH05270735A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JPH05270735A
JPH05270735A JP7371092A JP7371092A JPH05270735A JP H05270735 A JPH05270735 A JP H05270735A JP 7371092 A JP7371092 A JP 7371092A JP 7371092 A JP7371092 A JP 7371092A JP H05270735 A JPH05270735 A JP H05270735A
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JP
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electric wire
winding
wire
winding frame
drum
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JP7371092A
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English (en)
Inventor
Shigeto Yamada
繁人 山田
Ritsuko Mizoura
律子 溝浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線ドラムに収納された電線を巻線機で電線
型巻器に巻回して成形巻線を得る巻線装置で、電線が常
時張力を有して電線型巻器に固く巻回でき巻回作業が容
易にできること。 【構成】 電線ドラム1を回転可能に支承する架台8に
装着され回転力より大きな制動力をもった電磁ブレーキ
9と、電磁ブレーキ9の周囲に沿って極性の異なる磁極
が交互に複数配列され磁極によって発生する吸引力が回
転力より小さなうず電流ブレーキ14と、電線ドラム側
面に両ブレーキと対向して形成され磁性体でなる回転板
17とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドラムより電線を引き
出し巻枠に巻回する巻線装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図21はこの種の従来の巻線装置の構成
を示す正面図である。図において、1は電線2が多数回
巻回収納された電線ドラム、3は電線ドラム1を回転可
能に支承する架台、4は回転軸5に装着され電線ドラム
1の対向位置で電線2を巻回する巻枠ここでは電線型巻
器、6は回転軸5を駆動する減速モータ(図示せず)等
と組み合わせ構成された巻線機である。
【0003】次に動作について説明する。架台3に支持
された広幅の電線ドラム1から引き出された電線2は、
巻線機6の回転軸5に固着された電線型巻器4に設けら
れた図示しないカム等の係止部材で係止される。次に、
巻線機6の回転軸5が回転するにつれて電線型巻器4が
回転して電線2を所定回数巻回する。このように電線2
が巻回されていくので、この電線2の引張り力で電線ド
ラム1が回転して連続して電線2を供給する。
【0004】この電線2が細線の場合は巻線機4は連続
運転により電線型巻器4に巻回するが、例えば4号平角
銅線のように硬く、線が太くなると、電線ドラム1の巻
ぐせで引き出された電線2は通常電線ドラム1の巻回方
向に湾曲しており、さらに、電線型巻器4の長さ方向の
端部では巻回運動だけでは密着巻きが出来ないので、電
線型巻器4がほぼ水平状となったときに巻線機6の回転
を停止し、作業者が木ハンマー等で叩いて矯正してい
た。また、6KV以上の高電圧回路に使用される時は巻
回層間に絶縁紙を挿入する作業も必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線装置は以上
のように構成されているので、巻回時電線の張力がなく
電線ドラムの巻ぐせの付いた電線の矯正を常時必要と
し、更に上記矯正作業のため電線型巻器を停止したとき
に電線ドラムが惰性で若干回転する。このため電線に緩
みを生じ次の巻回作業に支障を生じるので作業者がその
都度電線ドラムを逆回転させて巻き付け調整を要する。
又電線の整列巻回には手作業によるガイドを必要とする
さらに異常巻回を残したまま巻回が進行していくとその
手直しに長時間を要するなど、巻回時に多大の手間と時
間を要する問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電線ドラムから引き出された電
線の緩みがなく巻回された電線の巻回部の曲げ矯正が容
易になるとともに電線の整列巻回が容易にできる巻線装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る巻線装置
は、架台に回転可能に支承され電線が巻回収納された電
線ドラムと、電線の一端を係止し回転可能に支承された
巻枠と、巻枠を駆動して回転力を与え電線ドラムより電
線を引き出して巻枠に巻回させる巻線機の構成に、架台
に装着され回転力より大きな制動力をもったディスク型
の電磁ブレーキと、電磁ブレーキの周囲に沿って極性の
異なる磁極が交互に複数配列され磁極によって発生する
吸引力が回転力より小さなうず電流ブレーキと、電線ド
ラム側面に両ブレーキと対向して形成され磁性体でなる
回転板とを設けたものである。
【0008】また、連続駆動する巻線機と巻枠間に、伝
達トルクが電磁ブレーキおよびうず電流ブレーキの各制
動力の間に設定された伝達装置を設けたものである。
【0009】また、連続駆動する巻線機の軸端に装着さ
れ外周に沿った一部に所定歯数の噛合部をこれより長い
円周空間を残して形成された間欠歯車と、巻枠に装着さ
れ間欠歯車の噛合部と噛合する従動歯車を設けたもので
ある。
【0010】また、巻枠の軸方向に移動可能で電線ドラ
ム側より供給された電線をガイド溝を通し巻枠に送り出
す電線誘導装置を設けたものである。
【0011】また、平角電線を巻回する巻枠の回転径近
傍で巻枠の軸方向に沿って巻回される各列毎に対応して
位置検出手段を設けたものである。
【0012】さらに、電線の表面を押圧することによっ
て巻き姿を矯正する整形手段を巻枠の電線ドラムと反対
方向に配置し巻枠の停止時に整形手段を電線表面に押圧
させるようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明における巻線装置は、うず電流ブレー
キにより巻回中に電線ドラムに回転力より小さい制動力
が常時付与され電線に張力を与えた状態で巻回する。
【0014】また、電磁ブレーキとトルク伝達装置によ
って所定位置で巻回を停止できる。
【0015】また、巻線機と巻枠間の駆動側に設けられ
た、間欠歯車の噛合部より長い円周空間により従動側歯
車が休転し巻枠が一定周期で停止する。
【0016】また、電線の案内部材とその移動手段によ
って引き出された電線がガイドされ巻枠に整列巻回す
る。
【0017】また、位置検出手段によって電線の巻回不
具合が早期に検出され異常巻回を防止する。
【0018】さらに、押圧整形装置によって巻回された
電線の所定表面が巻枠休止時に押圧され矯正する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1における巻線装置の構
成を示す正面図、図2は図1における電線ドラムの構成
を示す正面図、図3は図2における線III-IIIに沿った
断面図、図4は図3における線IV-IVに沿った部分断面
図である。図において、1,2,4〜6は従来と同様で
あるためその説明は省略する。8は架台、9は架台8に
装着された電磁ブレーキで、磁性材からなり架台8に固
着された円筒状の枠体10の一面に周方向に沿って形成
されたリング溝10a内にリング状の励磁コイル11が
装着され、上記同一面と垂直方向の穴部10b内に複数
個配設された押圧ばね12は、無負荷時は上記同一面よ
り所定長さ突出し、該面まで圧縮された時の付勢力は励
磁コイル11によって発生する電磁力よりも小に設定さ
れ、これら励磁コイル11と押圧ばね12とを覆って中
心穴を有する磁性材の電磁板13とで構成されている。
14はうず電流ブレーキで、棒状の磁極15に巻回され
た励磁コイル16からなり、枠体9の周辺で周方向に沿
ってN磁極とS磁極が交互になるように複数個が架台8
に配設されている。17は電線ドラム1の側面に両電磁
ブレーキ9,14と対向し制動作用域17aを有して形
成され磁性体でなる回転板で、枠体9の中心部に固着さ
れ段部18aを有する段付軸18によって電線ドラム1
と共に回転可能に、磁極15上面と所定隙間、例えば1
mmをもって支承されている。7はこれら9,14,1
7で構成する制動部を示す。
【0020】次に動作について説明する。まず、電磁ブ
レーキ9の場合、励磁コイル11が電源ONされると、
枠体10を介して電磁力が発生し、この電磁力によって
電磁板13が押圧ばね12を付勢力に抗して圧縮して枠
体10の一面に吸着され、電磁板13と回転板17間に
隙間が生じ回転板7は段付軸17aを中心として回転可
能となる。次に励磁コイル11の電源をOFFすると上
記電磁力が消失し、押圧ばね12の圧縮されていた付勢
力で電磁板13が回転板17に押し付けられ回転板17
に制動力として作用して回転を停止しその状態を保持す
る。次に、うず電流ブレーキ14の場合、回転板17が
外力によって回転している時に、励磁コイル16が電源
ONされると磁極15の発生する磁界を切ることにな
り、上記回転方向と反対方向に電磁力を生じ、制動力と
して作用する。また、磁極15は隣接する異極との間に
電磁力を発生し回転板17の電磁保持にも作用する。ま
た、励磁コイル16の電源OFFとなると上記電磁力は
消失し制動が開放される。
【0021】このように作動する制動部7の回転板17
が固着されて回転可能に支承された電線ドラムは架台8
に装着され、電線2が作業者の手で引き出され巻線機6
の回転軸5に装着された電線型巻器4に一端を図示しな
いカム等で係止する。次に、巻線機6を稼動させると、
回転軸2の回転に伴い電線型巻器4に電線2が巻回され
る。この際、電線ドラム1はうず電流ブレーキ14によ
って回転板17に制動保持されているので、引き出され
た電線2には上記制動力と同等の張力が発生し、この張
力を有した状態で電線型巻器4に巻回される。次に、巻
線機6を停止するときは、巻線機6と電磁ブレーキ9の
電源をOFFすると電磁ブレーキ9の制動作用により回
転板17、つまり電線ドラム1が引き出された電線2に
張力を発生した状態で停止する。
【0022】実施例2.図5はこの発明の実施例2の構
成を示した平面図で、図において、19は巻線機1と電
線型巻器4間で回転軸5の駆動軸5aと従動軸5bに介
在し、例えば、コイルばね圧力で当板を押付けて所定ト
ルクでスリップ作動するトルク伝達装置、20は実施例
1で説明した電磁ブレーキ9およびうず電流ブレーキ1
4と同等の構成で強制動力と弱制動力を有する制動部で
ある。ここでトルク伝達装置19の作動する所定トルク
は、制動部20の強制動力と弱制動力のほぼ中間の作動
力となるように設定されている。
【0023】次に、巻線機6の稼動の際は制動部20は
弱制動力に設定され電線型巻器4に巻回される電線2に
張力を与える。この状態で巻線機6の稼動により電線2
は張力を受けながら電線型巻器4に固く巻回される。電
線型巻器4を停止して巻回された電線2に他の手作業を
行うときは制動部20を強制動力に切り換えると、制動
力が増加し、従ってトルク伝達装置19の回転トルクが
スリップ作動して巻線機6の駆動軸5aは回転している
が電線型巻器4は電線2に張力を有したまま停止する。
次に、制動部20を弱制動力に切り換えるとトルク伝達
装置19のトルクにより電線型巻器4を再び回転させ
る。
【0024】実施例3.図6はこの発明の実施例3の構
成を示した平面図、図7は図6における線VII-VIIに沿
った断面図である。図において、21は例えば180゜
等回転させる伝達装置で、円周の半分が歯合部22aで
他が切欠かれた間欠歯車ここでは切欠き駆動歯車22と
同径で噛み合う従動歯車23とからなり、切欠き駆動歯
車22は巻線機6の駆動軸5aに装着され、従動歯車2
3の軸部5bには電線型巻器4が装着されている。
【0025】巻線機6の連続して回転する駆動軸5aに
よって回転される切欠き駆動歯車22は従動歯車23を
噛み合い回転させるが、切欠き駆動歯車22は円周の半
分が切欠かれているので駆動軸5aの1回転について従
動歯車23、つまり、電線型巻器4は半回転の180゜
回転して停止する。続いて、連続して回転している切欠
き駆動歯車22の噛合部22aによって電線型巻器4は
180゜回転される。このように巻線機6の駆動軸5a
は連続して回転しているのに電線型巻器4は半回転、停
止、半回転と等間隔の間欠回転をするので、この停止の
時に作業者が巻回矯正等の手作業を行うことができる。
【0026】実施例4.なお、実施例3では切欠き駆動
歯車22の噛合部22aを円周上半部にしたものを示し
たが、噛合部を円周上半部以上にしたものを実施例4と
して図8で説明する。図において24は伝達装置で、円
周の1/2以下例えば1/3の円周長さが噛合部25a
で他が円周空間を残して形成された間欠歯車、ここでは
切欠き駆動歯車25とこれと噛み合う従動歯車26は噛
合部26aより多い歯数、例えば2倍の歯数が設けられ
ている。なお、切欠き駆動歯車25は巻線機6の駆動軸
5aに装着され、この切欠き駆動歯車25と噛み合う従
動歯車26の軸部5bには電線型巻器4が装着されてい
る。
【0027】次に動作について説明する。巻線機6の連
続して回転する駆動軸5aによって駆動される切欠き駆
動歯車25の噛合部25aは、これと噛み合う従動歯車
26を半回転、つまり180゜だけ回転させる。切欠き
駆動歯車25はそのまま回転を続けるが噛合部25aの
ない従動歯車26、つまり電線型巻器4は停止した状態
を保つ。切欠き駆動歯車25の噛合部25aは空間部円
周よりも小なる円周に設けられているので、電線型巻器
4は180゜回転毎に回転時間よりも長い所定時間停止
するので、この間に作業者が巻回された電線2の曲げ矯
正等の手作業を行うことができる。
【0028】なお、電線型巻器4の回転時間と停止時間
の割合は、切欠き駆動歯車25の外径と噛合部25aの
円周長さおよび従動歯車26の外径等を夫々異なった組
み合わせで設けることにより調整が可能である。また、
噛合部25aを取り替え可能にして上記変更を容易にす
ることもできる。
【0029】実施例5.図9,図10はこの発明の実施
例5を示したもので、図9にその平面図を図10に図9
における線X−Xに沿った断面を示す。図において、2
7は電線誘導装置で、貫通するねじ部28aを有し電線
2の誘導口を設けた電線保持器28と、ねじ棒29を正
逆転回転させる例えばモータ等の駆動装置30からなる
移動手段31と、駆動装置30の正転、逆転、停止等の
指令を読み込み指示する停止手段32とからなってい
る。まず、広幅の電線ドラム1から引き出された電線2
の端部を電線保持器28の誘導口を通して電線型巻器4
に固着する。この際、電線誘導装置27は電線ドラム1
と電線型巻器4間に在って電線巻回方向と直交して設け
られ、電線保持器28は電線型巻器4の巻回開始側部と
直状となる位置に配設されている。巻線機6の稼動によ
り電線型巻器4が1列目の回転をし次に2列目の回転を
する時は、電線保持器28は巻回初めの上記1列目の回
転中は停止状態を維持し、次の2列目の回転に入るとき
に巻回列方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動する。上記
動作を繰り返して電線型巻器4の1段目の巻回終わり端
部で電線2の巻回が終了する。次に、上記巻回された電
線2の上段に2段目の1列目を巻回する時は、上記1段
目の巻回終わりの電線2の上部に続けて巻回し、2列目
は1段目の巻回列方向と逆方向に移動して巻回される。
この際、電線保持器28は電線型巻器4の1列目の回転
中は停止状態を維持し、次の2列目の回転に入るときに
巻回列方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動する。上記動
作を連続して行い巻回作業を完了する。
【0030】なお、上記実施例5では電線2の移動手段
31は電線型巻器4の巻回列と直状になるように電線2
を誘導する電線保持器28の往復移動をモータ回転によ
るねじ棒18で動作するように示したが、例えば、空
圧、油圧等の流体により動作するシリンダーロッド等で
直線運動させてもよい。
【0031】また、電線保持器28の誘導口の電線ドラ
ム1方向の挿入口の両部は円形状の面取りがなされて斜
め方向から挿入される電線2の損傷を防止している。
【0032】実施例6.また、図11,図12におい
て、33は曲げ矯正装置で、枠体34の一側に直状に垂
直方向の複数対のガイドローラ35が設けられ、引き出
された電線2と直交して挟持する複数個の駆動ローラか
らなるレベラー36と、枠体34を巻回列方向に移動さ
せる移動手段31および停止手段32とからなってい
る。なお、移動手段31および停止手段32は実施例5
と同称である。
【0033】電線型巻器3と電線ドラム1の配設された
曲げ矯正装置33のガイドローラ35間から挿入された
電線2は、レベラーの複数個の駆動ローラ間に形成され
た波状の隙間を通って電線型巻器4に一端が固着され
る。なお、レベラー36の駆動ローラは図示しないモー
タ等によって電線2を送り出す方向に夫々回転され、挿
入された電線2が電線ドラム1に巻回されて厚み方向に
発生した巻回曲がりを厚み方向の上下に反復曲げして交
互に塑性変形を繰り返して、上記巻回曲がりの曲げ歪を
除去して電線2を直状に矯正するものである。
【0034】次に、巻線機6とレベラー36の稼動によ
り電線型巻器4が1列目の回転を行い、次に2列目の回
転をする時は、枠体34は巻回初めの上記1列目の回転
中は停止状態であり、次の2列目の回転に入るときに巻
回列方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動手段29で移動
する。上記動作の繰り返しで1段目の巻回終わり端部で
電線2の1段目の巻回が終了する。次に上記巻回された
電線2の上段に2段目の1列目を巻回する時は、上記1
段目の巻回終わりの電線2の上部に続けて巻回し、2列
目は1段目の巻列方向と逆方向に移動して巻回される。
この際、枠体34は電線型巻器4の1列目の回転中は停
止状態を維持し、次の2列目の回転に入るときに巻回列
方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動し、電線2を電線型
巻器4に直状で誘導する。なお、広幅の電線ドラム1か
ら巻きほぐされた電線2はガイドローラ35の斜め方向
から導入されるときもあるが、複数のガイドローラによ
り矯正されて直状となる。
【0035】実施例7.また、図13、図14におい
て、2は平角電線で電線ドラム1に巻回されている。3
6は例えば近接電磁スイッチ又は光電スイッチ等からな
る位置検出装置で、電線型巻器4の巻回幅方向に沿って
巻回される平角電線2の列数に対応して夫々配設される
と共に、電線型巻器4の長さ方向端部の回転径近傍に設
置されている。
【0036】電線ドラム1から引き出された平角電線2
は巻線機6の稼動によって電線型巻器4に所定の列数で
複数段が所定の順序で巻回される。この各段毎の整列の
順序を位置検出装置36で検出し、もし、異常巻回、例
えば列の途中で幅方向に送られて巻回すべきものが間違
って同じ位置で重ね巻回を行ったときは、その異常を検
出して巻線機6の駆動部に指令を送って巻線機6の回転
を停止する。また、巻回ピッチ送りが少なくて半重ね状
態で平角電線2が斜めになったまま、その上に更に平角
電線2を巻回して平角電線2が損傷するのを防止でき
る。
【0037】実施例8.図15において、37は整形部
37aと押圧手段37bでなる整形手段、ここでは端部
曲げ装置であって、電線巻回部のほぼ最大寸法の湾曲状
をなす一端部の内面にゴム状の弾性部材38が装着され
ている。端部曲げ装置37は巻線機6に対し電線ドラム
1と反対方向、つまり、巻回終了回転方向に設けられ、
巻線機6の駆動軸5aとほぼ同じ高さ位置に設定されて
いる。巻線機6で回転される電線型巻器4に電線ドラム
1から引き出された電線2を巻回して、電線型巻器4の
長さ方向両端部がほぼ水平状となって回転を一旦停止し
たときに、端部曲げ装置37が、例えば圧力流体シリン
ダーのロッドのように水平方向に押し出され、電線型巻
器4の巻回端部を押圧して巻回された電線2を強制的に
電線型巻器4に押し付けて曲げ成形する。弾性部材38
は上記曲げ成形のときに電線2の損傷を防ぐと共に、電
線2の当接部全面に亘って曲げ圧力を加えると共に、巻
回径が異なっても当接径に順応して変形する。なお、巻
線機6による間欠駆動による停止は例えば実施例3,4
の切欠き駆動歯車よる伝達装置であればよい。
【0038】実施例9.また、図16,図17は図15
の他の変形例を示すもので、図において、39は整形手
段ここでは端部曲げ装置で、第1の曲げ装置40と第2
の曲げ装置41とから形成されている。端部曲げ装置3
9は巻線機6の電線ドラム1と反対方向、つまり、巻回
終了回転方向に設けられ、巻線機6の駆動軸5aとほぼ
同じ高さ位置に設定されている。上記実施例8と同称に
電線2を巻回した電線型巻器4がほぼ水平状で回転を一
旦停止したときに、端部曲げ装置39は半湾曲状で第1
の曲げ装置40が電線型巻器4の下面および端面に水平
方向から押し出されて当接する。この状態で、次に、第
2の曲げ装置41が作動して半湾曲状で当接している曲
げ部の上部を巻回端部に倣って電線2の上面に沿わせ湾
曲状に押圧して電線2を直状に矯正する。なお、第1の
曲げ装置40と第2の曲げ装置41の曲げ部は、例え
ば、ヒンヂ状に係合され、半湾曲および湾曲状に変形容
易に形成されると共に、電線2との当接面にゴム状の弾
性部材42が貼付されている。また、上記端部の曲げ作
業時には巻線機6は回転を停止し、終了後、回転する。
【0039】実施例10.図18において、43は圧力
流体によりロッドを動作させるシリンダー等からなる移
動装置、44は上記ロッドの先端に転動可能に設けられ
たローラ等からなる整形手段ここでは転圧装置で実施例
8の巻回端部の押圧矯正を直線部に適用するものであ
り、これら装置は電線型巻器4の回転径の外方でほぼ上
方に設けられている。電線2を巻回した電線型巻器4が
ほぼ水平状で回転を一旦停止したときに、移動装置43
の作動により押し出された転圧装置44が、電線型巻器
4に巻回されている電線2の上部巻回面を長さ方向に沿
って一方向から他方向へ移動しながら押圧して電線2を
直線状に矯正する。この矯正作業が完了すると転圧装置
44は移動装置43の作動により元の位置へ引き戻さ
れ、次に、巻線機6により電線型巻器4が180゜回転
して停止した時に、上記動作を行って巻回された電線2
の直線部を直状に矯正する。以下、この作業を所定回数
繰り返して行う。
【0040】実施例11.また、図19、図20は図1
8の他の変形例を示すもので、図において、45は例え
ば圧力流体で動作させるシリンダー等からなり横方向に
位置を移動させる移動装置、46はこの移動装置45に
支持されて上下方向に所定間隔で相対して設けられた整
形手段ここでは押圧装置で、電線型巻器4の巻回幅およ
び巻回長さとほぼ同等の寸法からなる直状の加圧板47
をロッドを介して圧力流体で動作させるシリンダー等か
ら構成されている。これら装置は電線型巻器4の回転幅
範囲外の側方に設置されている。電線2が電線型巻器4
に連続して巻回され、全巻回が終了して水平状で停止し
たときに、移動装置45の作動により押圧装置46が横
方向に移動し、電線型巻器4に巻回されている電線2の
両面に上下方向の押圧装置46を相対させ、この押圧装
置46の作動により加圧板47を上記電線2の巻回面に
夫々同時に押圧し、挟圧状態で電線2の直線部を直状に
矯正する。矯正後は再び、元の状態に復帰する。なお、
この実施例は180゜巻回毎に停止する必要がないので
巻回作業時間が大幅に短縮できる。
【0041】なお、上記実施例11では、電線2が電線
型巻器4の全巻回終了した後に押圧装置46で1回で矯
正したものを示したが、巻回数が多数のときは全巻回の
1/2巻回終了時、および全巻回終了時と2回矯正する
ようにしてもよい。
【0042】なお、上記実施例10,11では図示しな
い回転電機の鉄心溝に収納される電線2の直線部だけ直
状に矯正する場合について示したが、実施例8,9に示
したように巻回端部の曲げ矯正を行ったものに同時に、
もしくは端部曲げ終了後引き続いて動作してもよい。
【0043】また、上記いずれの実施例においても、巻
線機6の駆動軸5aの回転、つまり、電線型巻器4の回
転は、通常の回転計、又は、近接スイッチ等によって動
作が確認、検知されて次の動作指示を行うような通常の
制御回路が構成されているが、これは一般的であるので
その説明を省略している。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、架台に
回転可能に支承され電線が巻回収納された電線ドラム
と、電線の一端を係止し回転可能に支承された巻枠と、
巻枠を駆動して回転力を与え電線ドラムより電線を引き
出して巻枠に巻回させる巻線機の構成に、架台に装着さ
れ回転力より大きな制動力をもったディスク型の電磁ブ
レーキと、電磁ブレーキの周囲に沿って極性の異なる磁
極が交互に複数配列され磁極によって発生する吸引力が
回転力より小さなうず電流ブレーキと、電線ドラム側面
に両ブレーキと対向して形成され磁性体でなる回転板と
を設けたので、電線が常時張力を有して巻枠に固く巻回
でき巻回作業を容易にする巻線装置が得られる効果があ
る。
【0045】また、連続駆動する巻線機と巻枠間に、伝
達トルクが電磁ブレーキおよびうず電流ブレーキの各制
動力の間に設定された伝達装置を設けたので所定位で巻
回を停止できるとともに過トルクが伝達されず損傷が防
止できる。
【0046】また、連続駆動する巻線機の軸端に装着さ
れ外周に沿った一部に所定歯数の噛合部をこれより長い
円周空間を残して形成された間欠歯車と、巻枠に装着さ
れ間欠歯車の噛合部と噛合する従動歯車を設けたので巻
枠が一定周期で停止し巻回電線の矯正作業ができる。
【0047】また、巻枠の軸方向に移動可能で電線ドラ
ム側より供給された電線をガイド溝を通し巻枠に送り出
す電線誘導装置を設けたので電線が整列巻回され巻回ず
れなどによる損傷がなくなり品質向上が計れる。
【0048】また、平角電線を巻回する巻枠の回転径近
傍で巻枠の軸方向に沿って巻回される各列毎に対応して
位置検出手段を設けたので不整列等の異常巻回が早期に
検出でき修正作業を容易にすることができる。
【0049】さらに、電線の表面を押圧することによっ
て巻き姿を矯正する整形手段を巻枠の電線ドラムと反対
方向に配置し巻枠の停止時に整形手段を電線表面に押圧
させるようにしたので巻枠表面に沿った矯正を容易にし
正しい巻き姿の巻線を作業効率良く得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における巻線装置の構成を
示す正面図である。
【図2】図1における電線ドラムの構成を示す正面図で
ある。
【図3】図2における線III-IIIに沿った断面図であ
る。
【図4】図3における線IV-IVに沿った部分断面図であ
る。
【図5】この発明の実施例2の構成を示した平面図であ
る。
【図6】この発明の実施例3の構成を示した平面図であ
る。
【図7】図6における線VII-VIIに沿った断面図であ
る。
【図8】この発明の実施例4を図7と対応させて示した
断面図である。
【図9】この発明の実施例5の構成を示した平面図であ
る。
【図10】図9における線X−Xに沿った断面図であ
る。
【図11】この発明の実施例6の構成を示した正面図で
ある。
【図12】実施例6の構成を示した平面図である。
【図13】この発明の実施例7の構成を示した正面図で
ある。
【図14】実施例7の構成を示した平面図である。
【図15】この発明の実施例8における要部の構成を示
した正面図である。
【図16】この発明の実施例9における要部の構成を示
した正面図である。
【図17】図16の動作状態を示した正面図である。
【図18】この発明の実施例10における要部の構成を
示した正面図である。
【図19】この発明の実施例11における要部の構成を
示した正面図である。
【図20】実施例11の構成を示した平面図である。
【図21】従来の巻線装置の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電線ドラム 2 電線 4 電線型巻器(巻枠) 6 巻線機 8 架台 9 電磁ブレーキ 14 うず電流ブレーキ 17 回転板 19 伝達装置 22,25 切欠き駆動歯車(間欠歯車) 23,26 従動歯車 27 電線誘導装置 28 電線保持器 31 移動手段 33 曲げ矯正装置 36 位置検出手段 37,39,44,46 整形手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1における巻線装置の構
成を示す正面図、図2は図1における電線ドラムの構成
を示す正面図、図3は図2における線III-IIIに沿った
断面図、図4は図3における線IV-IVに沿った部分断面
図である。図において、1,2,4〜6は従来と同様で
あるためその説明は省略する。8は架台、9は電磁ブレ
ーキで、磁性材からなり架台8に固着された円筒状の枠
体10の一面に周方向に沿って形成されたリング溝10
a内にリング状の励磁コイル11が装着され、上記同一
面と垂直方向の穴部10b内に複数個配設された押圧ば
ね12は、無負荷時は上記同一面より所定長さ突出し、
該面まで圧縮された時の付勢力は励磁コイル11によっ
て発生する電磁力よりも小に設定され、これら励磁コイ
ル11と押圧ばね12とを覆って中心穴を有する磁性材
の電磁板13とで構成されている。14はうず電流ブレ
ーキで、棒状の磁極15に巻回された励磁コイル16か
らなり、枠体10の周辺で周方向に沿ってN磁極とS磁
極が交互になるように複数個が架台8に配設されてい
る。17は電線ドラム1の側面に両電磁ブレーキ9,1
4と対向し制動作用域17aを有して形成され磁性体で
なる回転板で、枠体10の中心部に固着され段部18a
を有する段付軸18によって電線ドラム1と共に回転可
能に、磁極15上面と所定隙間、例えば1mmをもって
支承されている。7はこれら9,14,17で構成する
制動部を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に動作について説明する。まず、電磁ブ
レーキ9の場合、励磁コイル11が電源ONされると、
枠体10を介して電磁力が発生し、この電磁力によって
電磁板13が押圧ばね12を付勢力に抗して圧縮して枠
体10の一面に吸着され、電磁板13と回転板17間に
隙間が生じ回転板17は段付軸18を中心として回転可
能となる。次に励磁コイル11の電源をOFFすると上
記電磁力が消失し、押圧ばね12の圧縮されていた付勢
力で電磁板13が回転板17に押し付けられ回転板17
に制動力として作用して回転を停止しその状態を保持す
る。次に、うず電流ブレーキ14の場合、回転板17が
外力によって回転している時に、励磁コイル16が電源
ONされると磁極15の発生する磁界を切ることにな
り、上記回転方向と反対方向に電磁力を生じ、制動力と
して作用する。また、磁極15は隣接する異極との間に
電磁力を発生し回転板17の電磁保持にも作用する。ま
た、励磁コイル16の電源OFFとなると上記電磁力は
消失し制動が開放される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】電線型巻器3と電線ドラム1の間に配設さ
れた曲げ矯正装置33のガイドローラ35間から挿入さ
れた電線2は、レベラーの複数個の駆動ローラ間に形成
された波状の隙間を通って電線型巻器4に一端が固着さ
れる。なお、レベラー36の駆動ローラは図示しないモ
ータ等によって電線2を送り出す方向に夫々回転され、
挿入された電線2が電線ドラム1に巻回されて厚み方向
に発生した巻回曲がりを厚み方向の上下に反復曲げして
交互に塑性変形を繰り返して、上記巻回曲がりの曲げ歪
を除去して電線2を直状に矯正するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】次に、巻線機6とレベラー36の稼動によ
り電線型巻器4が1列目の回転を行い、次に2列目の回
転をする時は、枠体34は巻回初めの上記1列目の回転
中は停止状態であり、次の2列目の回転に入るときに巻
回列方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動手段31で移動
する。上記動作の繰り返しで1段目の巻回終わり端部で
電線2の1段目の巻回が終了する。次に上記巻回された
電線2の上段に2段目の1列目を巻回する時は、上記1
段目の巻回終わりの電線2の上部に続けて巻回し、2列
目は1段目の巻列方向と逆方向に移動して巻回される。
この際、枠体34は電線型巻器4の1列目の回転中は停
止状態を維持し、次の2列目の回転に入るときに巻回列
方向に電線2の1ピッチ幅だけ移動し、電線2を電線型
巻器4に直状で誘導する。なお、広幅の電線ドラム1か
ら巻きほぐされた電線2はガイドローラ35の斜め方向
から導入されるときもあるが、複数のガイドローラによ
り矯正されて直状となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施例8.図15において、37は整形部
37aと押圧手段37bでなる整形手段、ここでは端部
曲げ装置であって、電線巻回部のほぼ最大寸法の湾曲状
をなす一端部の内面にゴム状の弾性部材38が装着され
ている。端部曲げ装置37は巻線機6に対し電線ドラム
1と反対方向、つまり、巻回終了回転方向に設けられ、
巻線機6の駆動軸5aとほぼ同じ高さ位置に設定されて
いる。巻線機6で回転される電線型巻器4に電線ドラム
1から引き出された電線2を巻回して、電線型巻器4の
長さ方向両端部がほぼ水平状となって回転を一旦停止し
たときに、端部曲げ装置37が、例えば圧力流体シリン
ダーのロッドのように水平方向に押し出され、電線型巻
器4の巻回端部を押圧して巻回された電線2を強制的に
電線型巻器4に押し付けて曲げ成形する。弾性部材38
は上記曲げ成形のときに電線2の損傷を防ぐと共に、電
線2の当接部全面に亘って曲げ圧力を加えると共に、巻
回径が異なっても当接径に順応して変形する。なお、巻
線機6による間欠駆動による停止は例えば実施例3,4
の切欠き駆動歯車よる伝達装置であればよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に回転可能に支承され電線が巻回収
    納された電線ドラムと、上記電線の一端を係止し回転可
    能に支承された巻枠と、該巻枠を駆動して回転力を与え
    上記電線ドラムより上記電線を引き出して上記巻枠に巻
    回させる巻線機とで構成された巻線装置において、 上記架台に装着され上記回転力より大きな制動力をもっ
    たディスク型の電磁ブレーキと、該電磁ブレーキの周囲
    に沿って極性の異なる磁極が交互に複数配列され上記磁
    極によって発生する吸引力が上記回転力より小さなうず
    電流ブレーキと、上記電線ドラム側面に上記両ブレーキ
    と対向して形成され磁性体でなる回転板とを備えたこと
    を特徴とする巻線装置。
  2. 【請求項2】 連続駆動する巻線機と巻枠間に、伝達ト
    ルクが電磁ブレーキおよびうず電流ブレーキの各制動力
    の間に設定された伝達装置を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 連続駆動する巻線機の軸端に装着され外
    周に沿った一部に所定歯数の噛合部をこれより長い円周
    空間を残して形成された間欠歯車と、巻枠に装着され上
    記間欠歯車の上記噛合部と噛合する従動歯車とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 巻枠の軸方向に移動可能で電線ドラム側
    より供給された電線をガイド溝を通し巻枠に送り出す電
    線誘導装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    巻線装置。
  5. 【請求項5】 平角電線を巻回する巻枠の回転径近傍で
    上記巻枠の軸方向に沿って巻回される各列毎に対応して
    位置検出手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載
    の巻線装置。
  6. 【請求項6】 電線の表面を押圧することによって巻き
    姿を矯正する整形手段を巻枠の電線ドラムと反対方向に
    配置し上記巻枠の停止時に上記整形手段を上記電線表面
    に押圧させるようにしたことを特徴とする請求項3に記
    載の巻線装置。
JP7371092A 1992-03-30 1992-03-30 巻線装置 Pending JPH05270735A (ja)

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