JPH0527006A - サイドローブ・キヤンセラ - Google Patents

サイドローブ・キヤンセラ

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JPH0527006A
JPH0527006A JP3210162A JP21016291A JPH0527006A JP H0527006 A JPH0527006 A JP H0527006A JP 3210162 A JP3210162 A JP 3210162A JP 21016291 A JP21016291 A JP 21016291A JP H0527006 A JPH0527006 A JP H0527006A
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loop
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cslc
voltage
turned
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JP3210162A
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Takashi Kawaai
隆 川相
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相関ループの誤差要因を排除し、CSLCの
不要波抑圧能力の向上を図る。 【構成】 相関ループをスイッチ7,8によってオープ
ンループにして、オフセット検出回路15,16で直流
オフセット電圧を検出し、該オフセット検出回路15,
16で求めた補正電圧を減算器9,10で減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サイドローブ・キャ
ンセラ(以下、CSLCという)の相関ループの改善に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】CSLCは、主にレーダ受信機に使用さ
れる。レーダ受信機の基本的機能は目標物体からの反射
信号を受信し、所要の受信処理を行い、指示機等のレー
ダ目標検出装置に出力することにある。
【0003】レーダ受信機には、たびたび干渉波等の不
要波がサイドローブより入射されることがある。この不
要波を抑圧するために、主アンテナのサイドローブより
入射する不要波の受信信号と補助アンテナで受信した受
信信号から、不要波成分を推定し、この不要波成分を主
アンテナの受信信号から引き去る機能を持つCSLCが
用いられる。
【0004】このような方式の従来のCSLCの系統図
を図6に示す。図2,7はその動作について説明した図
である。
【0005】図6において、1は主アンテナ、2は補助
アンテナである。主アンテナ1で受信された受信信号u
は、減算器3を通り、乗算器5,6にz信号として入力
される。乗算器5,6の他方の入力は、補助アンテナ2
で受信されたx信号とx信号をπ/2移相器4によりx
Q とした信号である。この乗算器5,6の出力rI ,r
Q は低域フィルタ11,12に入力され、所望の相関信
号が抽出される。この乗算器5,6と低域フィルタ1
1,12の組み合わせを相関器30,31という。相関
器30,31から出力された相関信号は、直流増幅器1
3,14で増幅され、wI ,wQ としてスイッチ17,
18を通り、乗算器19,20に入力される。乗算器1
9,20の他方の入力は前出のx,xQ である。乗算器
19,20の出力は、加算器21で加算され、y信号と
して前出の減算器3に入力される。
【0006】この構成において、減算器3から乗算器
5,6を通って再び減算器3に至るループを相関ループ
という。また、乗算器5,6の出力から乗算器19,2
0の入力まではベースバンド帯処理領域である。
【0007】次に動作について図7の波形図を参照して
説明する。主アンテナ1及び無指向性の補助アンテナ2
に入射される不要波の波源は1つであるとした時、相互
のアンテナ1,2で受信された不要波には相関性がある
と言える。この視点に立って、出力信号zと不要波参照
信号x,xQ を相関器30,31に加えることにより、
不要波の相関性(位相と振幅差)を示す相関信号を抽出
する。
【0008】この相関信号rI ,rQ を直流増幅器1
3,14で増幅し、複素荷重のwI ,wQ を生成する。
その後、スイッチ17,18でCSLC−ON/OFF
切換制御後にpI ,pQ と、補助アンテナ2からの不要
波参照信号x,xQ とを乗算器19,20で複素乗算
し、乗算器19,20の出力信号を加算器21で加算
し、主アンテナ1からの受信信号uに含まれる不要波成
分と同じ信号yを求め、減算器3で主アンテナ1からの
不要波を引き去る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイドローブ・
キャンセラは以上のように構成されており、相関ループ
内の直流増幅器が、温度等の条件により直流オフセット
電圧を発生するので、相関ループエラーが発生し、CS
LCの不要波抑圧性能が劣化するなどの問題点があっ
た。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、相関ループの誤差要因を排除
し、CSLCの不要波抑圧能力の向上を図るサイドロー
ブ・キャンセラを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサイドロ
ーブ・キャンセラは、相関ループをオープンループとす
るスイッチと、補正電圧を減算する減算器及び直流オフ
セット電圧を検出するオフセット検出回路を備えたもの
である。
【0012】
【作用】この発明におけるサイドローブ・キャンセラ
は、CSLC−ON/OFF制御信号により、CSLC
がOFF時に相関ループをオープンループにして、相関
ループ中の直流オフセット電圧を検出・補正するので、
相関ループの誤差要因を排除することができる。また、
CSLCがONの時は、CSLCがONされる直前の補
正電圧をオフセット検出回路が保持しているので、不要
波の抑圧性能を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるCSLCの系統
図である。また、図2,3は、図1の動作について説明
した図である。
【0014】図1において、1は主アンテナ、2は補助
アンテナである。主アンテナ1で受信された受信信号u
は、減算器3を通り、乗算器5,6にz信号として入力
される。乗算器5,6の他方の入力は、補助アンテナ2
で受信されたx信号とx信号をπ/2移相器4によりx
Q とした信号である。乗算器5,6の出力rI ,rQ
スイッチ7,8を通り、sI,sQ が減算器9,10に
入力される。減算器9,10の出力vI ,vQ は低域フ
ィルタ11,12に入力される。乗算器5,6から低域
フィルタ11,12に至る系を相関器30,31とい
う。この相関器30,31で所望の相関信号を抽出す
る。
【0015】相関信号は直流増幅器13,14で増幅さ
れ、wI ,wQ として乗算器19,20に入力される。
また、wI ,wQ はオフセット検出回路15,16に入
力され、補正電圧tI ,tQ として前記減算器9,10
に入力される。乗算器19,20の他方の入力は、前出
のx,xQ である。乗算器19,20の出力は加算器2
1で加算され、y信号として前出の減算器3に入力され
る。
【0016】この構成において、減算器3から乗算器
5,6を通って再び減算器3に至るループを相関ループ
という。また、乗算器5,6の出力から乗算器19,2
0の入力まではベースバンド帯処理領域である。
【0017】次に図3の波形図を参照して動作について
説明する。乗算器5,6の出力としてベースバンド帯の
直交成分rI ,rQ を得るところまでは従来技術と同様
の動作である。
【0018】乗算器5,6の出力rI ,rQ は、スイッ
チ7,8でCSLC−ON/OFFの制御を受ける。C
SLC−OFF時は、スイッチ7,8をOFFとして、
出力電圧を0Vとし、相関ループをオープンループとす
る。図3(d) に示すsI ,sQ 信号は、減算器9,10
に加えられ、図3(e) に示す補正電圧tI ,tQ が減算
され、図3(f) に示すvI ,vQ として低域フィルタ1
1,12に加えられ、相関成分が抽出される。この相関
成分から図3(g) に示す複素荷重wI ,wQ を生成す
る。wI ,wQ にはベースバンド帯処理領域で発生する
直流オフセット電圧が含まれている。この電圧をオフセ
ット検出回路15,16で検出し、前出の補正電圧
I ,tQ を生成する。このように、減算器9,10か
らオフセット検出回路15,16を通り、減算器9,1
0に至るループで直流オフセット電圧を補正する。
【0019】不要波が入力された後に、CSLCをON
した場合は、前出スイッチ7,8をONするとともに、
前出オフセット検出回路15,16において、CSLC
−ON/OFF制御によるON直前の直流オフセット電
圧を保持し、減算器9,10で補正する。その後、前出
複素荷重wI ,wQ と不要波参照信号x,xQ とを乗算
器19,20で複素乗算し、主アンテナ1からの受信信
号uに含まれる不要成分と同じ信号である図3(h) に示
すyを加算器21で求め、減算器3で主アンテナ1から
の不要波成分を引き去り、図3(i) に示すzを求める。
【0020】このように、この実施例によれば、CSL
CがOFFの時は、相関ループをオープンループとし、
ベースバンド帯処理領域の直流オフセット電圧をオフセ
ット検出回路で検出して、減算器で補正するので、相関
ループの誤差要因を排除でき、不要波入力時は、CSL
CがONされる直前の補正電圧をオフセット検出回路が
保持するので、不要波の抑圧性能を向上させることがで
きる。
【0021】ところで、上記実施例では、CSLC−O
FF時に、スイッチ7,8の出力電圧を0Vとして、相
関ループをオープンループにしているが、オープンルー
プが完成するまでの間に、直流オフセット電圧が相関ル
ープ中に残るというおそれがある。
【0022】図4はこのような上記実施例における問題
点を解消する、この発明の他の実施例によるCSLCの
系統図であり、この実施例は、乗算器19,20の入力
に、スイッチ7,8と連動するスイッチ17,18を設
けたものである。
【0023】CSLC−OFF時に、スイッチ7,8及
びスイッチ17,18の出力電圧を0Vとして、相関ル
ープをオープンループにするので、直流オフセット電圧
が相関ループに残ることがなくなり、相関ループの誤差
要因を完全に排除でき、CSLCの不要波抑圧能力の向
上を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るサイドロ
ーブ・キャンセラによれば、CSLCがOFFの時、相
関ループをオープンループにして、相関ループ中の直流
オフセット電圧を検出・補正するので、相関ループの誤
差要因を排除でき、不要波入力時は、CSLCがONさ
れる直前の補正電圧を保持するので、CSLCの不要波
抑圧性能の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるCSLCの系統図で
ある。
【図2】CSLCの動作説明図である。
【図3】この発明の一実施例によるCSLCの波形図で
ある。
【図4】この発明の他の実施例によるCSLCの系統図
である。
【図5】この発明の他の実施例によるCSLCの波形図
である。
【図6】従来のCSLCの系統図である。
【図7】従来のCSLCの波形図である。
【符号の説明】
1 主アンテナ 2 補助アンテナ 3 減算器 4 π/2移相器 5 乗算器 6 乗算器 7 スイッチ 8 スイッチ 9 減算器 10 減算器 11 低域フィルタ 12 低域フィルタ 13 直流増幅器 14 直流増幅器 15 オフセット検出器 16 オフセット検出器 17 スイッチ 18 スイッチ 19 乗算器 20 乗算器 21 加算器 30 相関器 31 相関器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主アンテナのサイドローブより入射する
    干渉波等の不要波の受信信号を抑圧するための相関ルー
    プを有し、補助アンテナより受信した不要波に対する参
    照信号との相関成分を抽出することにより、主アンテナ
    からの受信信号中の不要波成分を推定し、これを主アン
    テナの受信信号から引き去ることにより不要波成分を抑
    圧するサイドローブ・キャンセラにおいて、 相関ループ中のベースバンド帯処理領域の入力部に設け
    られ、該相関ループをオープンループとするスイッチ
    と、 該スイッチと同期して直流オフセット電圧を検出するオ
    フセット検出回路と、 該オフセット検出回路から出力された補正電圧を減算す
    る減算器とを備えたことを特徴とするサイドローブ・キ
    ャンセラ。
  2. 【請求項2】 上記相関ループ中のベースバンド帯処理
    領域の出力部にスイッチを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサイドローブ・キャンセラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315785A (ja) * 1989-06-13 1991-01-24 Japan Radio Co Ltd 妨害波除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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