JP2624306B2 - サイドロープ・キャンセラ - Google Patents

サイドロープ・キャンセラ

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JP2624306B2 JP63191571A JP19157188A JP2624306B2 JP 2624306 B2 JP2624306 B2 JP 2624306B2 JP 63191571 A JP63191571 A JP 63191571A JP 19157188 A JP19157188 A JP 19157188A JP 2624306 B2 JP2624306 B2 JP 2624306B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、サイドローブ・キャンセラ(以下、CSLC
という)に関し、特にその不要波抑圧性能の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
レーダ受信機には、たびたび不要な干渉波等がサイド
ローブより入射されることがある。この不要電波を抑圧
する目的で主アンテナのサイドローブより入射する不要
電波の受信信号と補助アンテナより受信した不要電波に
対する参照信号との相関成分を抽出し主アンテナからの
受信信号中の不要電波成分を推定し、これを主アンテナ
の受信信号から引き去る事により不要電波成分を抑圧す
るサイドローブキャンセラが用いられる。
このような方式に関する従来のものの系統図を第2図
に示す。第6図はアンテナ系の構成を示す図、第7図は
その動作を示す図である。
第2図において、1は主アンテナ、2は補助アンテナ
であり、主アンテナ1で受信した受信信号aは、減算器
3を通り第1の乗算器4に入力される。一方補助アンテ
ナ2で受信した受信信号bは、第1の乗算器4と第2の
乗算器7にそれぞれ入力される。第1の乗算器4の出力
はループフィルタ5に入力され、所望の相関信号が抽出
される。この所望の相関信号は増幅器6で増幅され第2
の乗算器7に入力される。
第2の乗算器7では、前記受信信号bと前記所望の相
関信号が乗算され、前記減算器3に入力される。この構
成において減算器3から第1の乗算器4を通って再び減
算器3に至るループを相関ループと呼ぶ。
次に動作について説明する。主アンテナ1のサイドロ
ーブより入射する不要な干渉波は受信信号aとして減算
器3を通って第1の乗算器4に入力される。一方の信号
である補助アンテナ2より入射する不要な干渉波は、受
信信号bとして第1の乗算器4にそれぞれ入力される。
第1の乗算器4では、受信信号aとbが乗算され、ルー
プフィルタ5に乗算出力が入力される。このループフィ
ルタ5とで主アンテナ1のサイドローブより入射する不
要波の受信信号aと補助アンテナ2より受信した不要波
に対する参照信号との相関成分が抽出される。この相関
成分は、所定のルーブ利得を有する増幅器6で増幅され
第2の乗算器7に入力される。第2の乗算器7の一方の
入力は、補助アンテナ2よりの不要波の参照信号であ
る。この参照信号は、第2の乗算器7により主アンテナ
1よりの不要波に位相及び振幅が合せられる。その後減
算器3に加えられ主アンテナ1よりの不要波を引き去
る。
減算器3の出力は、再び第1の乗算器4を通り減算器
3に帰る相関ループを構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のCSLC回路は以上のように構成されているので、
第6図に示すように主アンテナと補助アンテナで位置が
相違することにより干渉波到来角により干渉波の受信時
間が相違する。主アンテナ1と補助アンテナ2との間隔
をA,干渉波到来角をθ,主アンテナ1と補助アンテナ2
との干渉波受信距離差をB,主アンテナ1と補助アンテナ
2との干渉波受信時間差をD,光速(3×108m/sec)をC
としたとき、上記主アンテナ1と補助アンテナ2の干渉
波受信時間差Dは、 D=B/C =A/C・cosθ となり、第7図に示すように、パルス状の干渉波では、
CSLC回路の抑圧後の干渉波Cにおいて受信時間の差異に
相当する抑圧不能時間tが発生するという問題点を生じ
ていた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、パルス状の干渉波に対するCSLC回路によ
る抑圧性能を向上させることのできるサイドローブ・キ
ャンセラを得ることことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るサイドロープ・キャンセラは、主アン
テナのサイドローブより入射する干渉波等の不要電波の
受信信号を抑圧するための相関ループと、上記不要電波
の受信信号と補助アンテナより受信した不要電波に対す
る参照信号との相関成分を抽出する相関成分抽出器と、
該抽出した相関成分を上記主アンテナの受信信号から引
き去る減算器とを備え、上記不要電波成分を抑制するサ
イドローブ・キャンセラにおいて、上記主アンテナの受
信信号または補助アンテナの受信信号のいずれか一方を
一定量遅延させる遅延回路と、該遅延回路で遅延されな
かった他方の受信信号を可変的に遅延させる可変遅延回
路と、上記遅延回路及び可変遅延回路から出力される両
受信信号の受信時間が無くなるように上記可変遅延回路
の遅延時間を制御する遅延回路制御回路とからなり、上
記不要電波の主アンテナと補助アンテナにおける受信時
間差を補正した上記主アンテナの受信信号,及び補助ア
ンテナの受信信号を上記相関ループに出力する受信時間
差補正手段を備えるようにしたものである。
〔作用〕
この発明において、例えば、遅延回路は、主アンテナ
と補助アンテナの最大予測受信時間差の遅延時間を有
し、可変遅延回路は、主アンテナと補助アンテナの干渉
波受信時間を検出し制御する遅延制御回路により制御さ
れ、これにより主及び補助アンテナの受信干渉波の時間
をCSLC回路入力端で最小にし、CSLC回路のパルス状干渉
波の抑圧性能を向上させる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例によるサイドローブ・キャ
ンセラを示す。図において第2図と同一符号は同一のも
のを示し、21は主アンテナ1の受信信号を固定遅延させ
る遅延回路である。また23は補助アンテナ2の受信信号
を遅延させる可変遅延回路である。22は遅延回路21の出
力と補助アンテナ2の出力より遅延時間を決定し可変遅
延回路23を制御する遅延制御回路である。
次に第8図を用いて動作について説明する。
主アンテナ1のサイドローブより入射する不要な干渉
波は、固定の遅延時間αだけ遅延させる遅延回路21によ
り遅延され信号dとしてCSLC回路100に入力される。こ
こで上記遅延時間αは主アンテナ1と補助アンテナ2の
配置関係に基づいて決定される値であり、受信信号の到
来角に係わらず、先に主アンテナより受信信号がCSLC回
路に向けて出力される値に設定されている。一方補助ア
ンテナ2より入射する不要な干渉波は、受信信号bとし
て可変遅延回路23に入力される。可変遅延回路23は、主
アンテナと補助アンテナの設置位置の相違に起因する、
主アンテナの受信信号aと補助アンテナの受信信号bと
の干渉波到来角による受信時間差分D=A/C・cosθを検
出する遅延制御回路22で制御され、その遅延時間βはβ
=α−Dとされる。これにより可変遅延回路23の出力信
号eと遅延回路21の出力信号dは時間差がない状態でCS
LC回路100にそれぞれ入力される。CSLC回路100は従来と
同様の動作を行い、結果として第8図に示すCSLC回路の
抑圧後の干渉波c(抑圧され「0」となる)が得られ
る。
なお、上記実施例では、遅延回路21を主アンテナ系
に、可変遅延回路23を補助アンテナ系に設けたが、これ
は第3図の本発明の他の実施例に示すように遅延回路21
を補助アンテナ系に、可変遅延回路23を主アンテナ系に
設けてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例では遅延制御回路22の補助アンテナ
系入力を補助アンテナ2より入力したが、これは第4図
の本発明のさらに他の実施例に示すように可変遅延回路
23の出力より入力してもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。
また第3図に示した実施例では、遅延制御回路22の主
アンテナ系入力を主アンテナ1より入力したが、これは
第5図の本発明のさらに他の実施例に示すように可変遅
延回路23の出力より入力してもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサイドローブ・キャン
セラによれば、主アンテナのサイドローブより入射する
干渉波等の不要電波の受信信号を抑圧するための相関ル
ープと、上記不要電波の受信信号と補助アンテナより受
信した不要電波に対する参照信号との相関成分を抽出す
る相関成分抽出器と、該抽出した相関成分を上記主アン
テナの受信信号から引き去る減算器とを備え、上記不要
電波成分を抑制するサイドローブ・キャンセラにおい
て、上記主アンテナの受信信号または補助アンテナの受
信信号のいずれか一方を一定量遅延させる遅延回路と、
該遅延回路で遅延されなかった他方の受信信号を可変的
に遅延させる可変遅延回路と、上記遅延回路及び可変遅
延回路から出力される両受信信号の受信時間が無くなる
ように上記可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延回路
制御回路とからなり、上記不要電波の主アンテナと補助
アンテナにおける受信時間差を補正した上記主アンテナ
の受信信号,及び補助アンテナの受信信号を上記相関ル
ープに出力する受信時間差補正手段を備えるようにした
ので、主アンテナと補助アンテナの設置位置が相違して
もCSLC回路の入力端で不要干渉波の時間を合わせること
ができ、CSLC回路の抑圧性能を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるサイドローブ・キャン
セラの系統図、第2図は従来のサイドローブ・キャンセ
ラの系統図、第3図,第4図,第5図は本発明の他の実
施例を示す系統図、第6図はサイドローブ・キャンセラ
のアンテナの配置を示す図、第7図は従来のサイドロー
ブ・キャンセラの動作説明図、第8図は本発明の一実施
例によるサイドローブ・キャンセラの動作説明図であ
る。 1……主アンテナ、2……補助アンテナ、3……減算
器、4……第1の乗算器、5……ループフィルタ、6…
…増幅器、7……第2の乗算器、21……遅延回路、22…
…遅延制御回路、23……可変遅延回路、100……CSLC回
路。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主アンテナのサイドローブより入射する干
    渉波等の不要電波の受信信号を抑圧するための相関ルー
    プと、 上記不要電波の受信信号と補助アンテナより受信した不
    要電波に対する参照信号との相関成分を抽出する相関成
    分抽出器と、 該抽出した相関成分を上記主アンテナの受信信号から引
    き去る減算器とを備え、上記不要電波成分を抑制するサ
    イドローブ・キャンセラにおいて、 上記主アンテナの受信信号または補助アンテナの受信信
    号のいずれか一方を一定量遅延させる遅延回路と、該遅
    延回路で遅延されなかった他方の受信信号を可変的に遅
    延させる可変遅延回路と、上記遅延回路及び可変遅延回
    路から出力される両受信信号の受信時間差が無くなるよ
    うに上記可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延回路制
    御回路とからなり、上記不要電波の主アンテナと補助ア
    ンテナにおける受信時間差を補正した上記主アンテナの
    受信信号,及び補助アンテナの受信信号を上記相関ルー
    プに出力する受信時間差補正手段を備えたことを特徴と
    するサイドローブ・キャンセラ。
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JPS59215101A (ja) * 1983-05-20 1984-12-05 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置

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