JPH05269812A - 高温高圧成形用複合シリンダ - Google Patents
高温高圧成形用複合シリンダInfo
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- JPH05269812A JPH05269812A JP4100568A JP10056892A JPH05269812A JP H05269812 A JPH05269812 A JP H05269812A JP 4100568 A JP4100568 A JP 4100568A JP 10056892 A JP10056892 A JP 10056892A JP H05269812 A JPH05269812 A JP H05269812A
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- Japan
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- cylinder
- base material
- pressure molding
- composite cylinder
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/62—Barrels or cylinders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性及び耐食性を有するライニング層を
有し、シリンダ母材を高強度の耐熱鋼により形成した高
温高圧成形用複合シリンダを提供する。 【構成】 シリンダ母材層とライニング層とを有する高
温高圧成形用複合シリンダにおいて、シリンダ母材層
は、0.10〜0.40重量%のC、0.30〜1.50重量%のSi、0.
30〜1.50重量%のMn、0.030 重量%以下のP、0.030 重
量%以下のS、7.0 〜 17.0 重量%のCr、0.30〜2.0 重
量%のMo及び残部実質的にFe及び不可避的不純物からな
るマルテンサイト系耐熱鋼からなり、ライニング層は、
耐摩耗性及び耐食性を有するCo基合金のアトマイズ粉末
を、HIPプロセスによりシリンダ母材内面上で加圧焼
結してなる。
有し、シリンダ母材を高強度の耐熱鋼により形成した高
温高圧成形用複合シリンダを提供する。 【構成】 シリンダ母材層とライニング層とを有する高
温高圧成形用複合シリンダにおいて、シリンダ母材層
は、0.10〜0.40重量%のC、0.30〜1.50重量%のSi、0.
30〜1.50重量%のMn、0.030 重量%以下のP、0.030 重
量%以下のS、7.0 〜 17.0 重量%のCr、0.30〜2.0 重
量%のMo及び残部実質的にFe及び不可避的不純物からな
るマルテンサイト系耐熱鋼からなり、ライニング層は、
耐摩耗性及び耐食性を有するCo基合金のアトマイズ粉末
を、HIPプロセスによりシリンダ母材内面上で加圧焼
結してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックの高温高
圧成形用複合シリンダに関し、特に耐摩耗性、耐食性に
優れているとともに高温高圧の使用条件下でも優れた耐
久性を有する高温高圧成形用複合シリンダに関する。
圧成形用複合シリンダに関し、特に耐摩耗性、耐食性に
優れているとともに高温高圧の使用条件下でも優れた耐
久性を有する高温高圧成形用複合シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プラス
チック等の射出成形あるいは押出成形に使用される成形
機用のシリンダには、加熱成形中の樹脂または樹脂に加
えた添加剤等による腐食あるいは摩耗を防止するため、
中空円筒状のシリンダ母材の内面に、耐摩耗性と耐食性
とを有する合金層を形成することが行われている。特に
最近では、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等
のスーパーエンジニアリングプラスチックやふっ素樹脂
等の射出成形も行われるようになり、450 ℃を越える成
形温度で高温高圧の射出成形が行われるようになった。
さらに射出成形能力向上のため、成形シリンダ内の内圧
が益々高まってきている。そのため、シリンダ母材層の
高温高圧での耐久性が問題となるようになった。
チック等の射出成形あるいは押出成形に使用される成形
機用のシリンダには、加熱成形中の樹脂または樹脂に加
えた添加剤等による腐食あるいは摩耗を防止するため、
中空円筒状のシリンダ母材の内面に、耐摩耗性と耐食性
とを有する合金層を形成することが行われている。特に
最近では、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等
のスーパーエンジニアリングプラスチックやふっ素樹脂
等の射出成形も行われるようになり、450 ℃を越える成
形温度で高温高圧の射出成形が行われるようになった。
さらに射出成形能力向上のため、成形シリンダ内の内圧
が益々高まってきている。そのため、シリンダ母材層の
高温高圧での耐久性が問題となるようになった。
【0003】さらに、シリンダ母材のうち、特に高温高
強度を要求される部分(押出しオリフィス直前の部分)
とそうでない部分(フィード部分等)とで、要求される
強度レベルが異なるため、特に前者の部分を補強するこ
とも行われている。例えば、シリンダ母材層全体をSCM4
40のような材料で形成し、シリンダの高温高圧部に耐熱
鋼からなる管状部材を焼きばめすることにより、バック
アップする構造としたものが提案されている。しかしな
がら、焼きばめ構造であると、高温下では熱膨張率の差
によりバックアップの耐熱鋼部材がゆるんでくるという
問題がある。そこで耐熱鋼からなるシリンダ母材層の内
面に直接ライニング層を形成した構造の高温高圧成形用
複合シリンダが望まれている。
強度を要求される部分(押出しオリフィス直前の部分)
とそうでない部分(フィード部分等)とで、要求される
強度レベルが異なるため、特に前者の部分を補強するこ
とも行われている。例えば、シリンダ母材層全体をSCM4
40のような材料で形成し、シリンダの高温高圧部に耐熱
鋼からなる管状部材を焼きばめすることにより、バック
アップする構造としたものが提案されている。しかしな
がら、焼きばめ構造であると、高温下では熱膨張率の差
によりバックアップの耐熱鋼部材がゆるんでくるという
問題がある。そこで耐熱鋼からなるシリンダ母材層の内
面に直接ライニング層を形成した構造の高温高圧成形用
複合シリンダが望まれている。
【0004】ところで、このような構造の高温高圧成形
用複合シリンダを、従来のように遠心鋳造法により作製
しようとすると、シリンダ母材層内面に酸化皮膜ができ
てライニング層とシリンダ母材との溶着が不十分である
という問題があることがわかった。
用複合シリンダを、従来のように遠心鋳造法により作製
しようとすると、シリンダ母材層内面に酸化皮膜ができ
てライニング層とシリンダ母材との溶着が不十分である
という問題があることがわかった。
【0005】またライニング層の耐摩耗性及び耐食性を
向上させるためには、合金成分を多量に配合したり、耐
摩耗成分を多量に添加したりする必要があるが、遠心鋳
造法では、偏析や分散性等の問題のため、必ずしもこれ
らの要求を満足させることができない。
向上させるためには、合金成分を多量に配合したり、耐
摩耗成分を多量に添加したりする必要があるが、遠心鋳
造法では、偏析や分散性等の問題のため、必ずしもこれ
らの要求を満足させることができない。
【0006】従って本発明の目的は、耐摩耗性及び耐食
性を有するライニング層を有するとともに、シリンダ母
材を高強度の耐熱鋼により形成し、かつ前記ライニング
層をHIPにより形成した高温高圧成形用複合シリンダ
を提供することである。
性を有するライニング層を有するとともに、シリンダ母
材を高強度の耐熱鋼により形成し、かつ前記ライニング
層をHIPにより形成した高温高圧成形用複合シリンダ
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、HIPによりライニング層を形成
するとともに、シリンダ母材層をマルテンサイト系耐熱
鋼により形成することにより、優れた耐摩耗性及び耐食
性を有するライニング層と高温高圧に対する耐久性が良
好なシリンダ母材層とを有する複合シリンダが得られる
ことを発見し、本発明に想到した。
の結果、本発明者は、HIPによりライニング層を形成
するとともに、シリンダ母材層をマルテンサイト系耐熱
鋼により形成することにより、優れた耐摩耗性及び耐食
性を有するライニング層と高温高圧に対する耐久性が良
好なシリンダ母材層とを有する複合シリンダが得られる
ことを発見し、本発明に想到した。
【0008】すなわち、本発明の高温高圧成形用複合シ
リンダは、シリンダ母材層とライニング層とを有するも
ので、前記シリンダ母材層は、0.10〜0.40重量%のC、
0.30〜1.50重量%のSi、0.30〜1.50重量%のMn、0.030
重量%以下のP、0.030 重量%以下のS、7.0 〜 17.0
重量%のCr、0.30〜2.0 重量%のMo及び残部実質的にFe
及び不可避的不純物からなるマルテンサイト系耐熱鋼か
らなり、前記ライニング層は、耐摩耗性及び耐食性を有
するCo基合金のアトマイズ粉末を、HIPプロセスによ
り前記シリンダ母材内面上で加圧焼結してなることを特
徴とする。
リンダは、シリンダ母材層とライニング層とを有するも
ので、前記シリンダ母材層は、0.10〜0.40重量%のC、
0.30〜1.50重量%のSi、0.30〜1.50重量%のMn、0.030
重量%以下のP、0.030 重量%以下のS、7.0 〜 17.0
重量%のCr、0.30〜2.0 重量%のMo及び残部実質的にFe
及び不可避的不純物からなるマルテンサイト系耐熱鋼か
らなり、前記ライニング層は、耐摩耗性及び耐食性を有
するCo基合金のアトマイズ粉末を、HIPプロセスによ
り前記シリンダ母材内面上で加圧焼結してなることを特
徴とする。
【0009】
【実施例及び作用】シリンダ母材層の組成は以下の通り
である。 C:0.10〜0.40重量% Si:0.30〜1.50重量% Mn:0.30〜1.50重量% P:0.030 重量%以下 S:0.030 重量%以下 Cr:7.0 〜 17.0 重量% Mo:0.30〜2.0 重量% Fe及び不可避的不純物:残部
である。 C:0.10〜0.40重量% Si:0.30〜1.50重量% Mn:0.30〜1.50重量% P:0.030 重量%以下 S:0.030 重量%以下 Cr:7.0 〜 17.0 重量% Mo:0.30〜2.0 重量% Fe及び不可避的不純物:残部
【0010】以下に各元素の含有量(重量比)の特定理
由を述べる。 (a) C:0.10〜0.40重量% 0.10重量%未満では高温耐力を維持するために必要なマ
ルテンサイト組織が不安定となり、フェライト相を析出
し好ましくない。0.40重量%を越えるとCr炭化物を晶出
し、脆くなり、靭性不足となる。好ましいCの含有量は
0.13〜0.30重量%である。
由を述べる。 (a) C:0.10〜0.40重量% 0.10重量%未満では高温耐力を維持するために必要なマ
ルテンサイト組織が不安定となり、フェライト相を析出
し好ましくない。0.40重量%を越えるとCr炭化物を晶出
し、脆くなり、靭性不足となる。好ましいCの含有量は
0.13〜0.30重量%である。
【0011】(b) Si:0.30〜1.50重量% 脱酸性、鋳造性を維持するには0.30重量%以上のSiが必
要である。また、1.50重量%を越えると脆くなり、高温
の靭性が不足する。好ましいSiの含有量は0.30〜 0.70
重量%である。
要である。また、1.50重量%を越えると脆くなり、高温
の靭性が不足する。好ましいSiの含有量は0.30〜 0.70
重量%である。
【0012】(c) Mn:0.50〜1.50重量% 脱酸、鋳造性を維持するには0.50重量%以上のMnが必要
である。また、1.50重量%を越えると靭性不足をきた
し、かつ、マルテンサイト組織が不安定となる。好まし
いMnの含有量は0.50〜1.0 重量%である。
である。また、1.50重量%を越えると靭性不足をきた
し、かつ、マルテンサイト組織が不安定となる。好まし
いMnの含有量は0.50〜1.0 重量%である。
【0013】(d) P:0.030 重量%以下 不純物として混入するPが0.030 重量%を越えると、靭
性低下と所定の温間耐力の不足をきたし、好ましくな
い。
性低下と所定の温間耐力の不足をきたし、好ましくな
い。
【0014】(e) S:0.030 重量%以下 不純物として混入するSも0.030 重量%を越えると温性
脆性を無視できなくなり、所定の温間耐力の不足をきた
し、好ましくない。
脆性を無視できなくなり、所定の温間耐力の不足をきた
し、好ましくない。
【0015】(f) Cr:7.0 〜17.0重量% Crが7.0 重量%未満では、450 ℃での0.2 %耐力が必要
なレベル(50kg /mm2) にならない。また、Crが17.0重
量%を越えるとマルテンサイト相が不安定となりフェラ
イト相を晶出し、耐力も不足してくる。好ましいCrの含
有量は10.0〜13.0重量%である。
なレベル(50kg /mm2) にならない。また、Crが17.0重
量%を越えるとマルテンサイト相が不安定となりフェラ
イト相を晶出し、耐力も不足してくる。好ましいCrの含
有量は10.0〜13.0重量%である。
【0016】(g) Mo:0.30〜2.0 重量% 温間での耐力向上には0.30重量%以上のMoを要するが、
Moが2.0 重量%を越えると経済効果が低下し、またMo炭
化物を生成し靭性が不足する。好ましいMoの含有量は0.
50〜0.70重量%である。
Moが2.0 重量%を越えると経済効果が低下し、またMo炭
化物を生成し靭性が不足する。好ましいMoの含有量は0.
50〜0.70重量%である。
【0017】次に、本発明に用いる耐摩耗性及び耐食性
を有するライニング層を構成する合金成分について説明
する。
を有するライニング層を構成する合金成分について説明
する。
【0018】(イ) Cr:10.0〜30.0重量% Crは10.0重量%未満であると、本実施例の合金が硫化し
た場合、硫化スケールはCo2 S 4 からなるマトリックス
中にCr2 S 3 が分散した組織を成し、このスケールは硫
化反応を抑制しない。Crが10.0重量%を超えると硫化ス
ケールはCr2 S3 からなるマトリックス中にCo 2 S 4が
分散した組織を成し、このスケールは硫化反応を抑制す
る。しかしながらCrが30.0重量%を超えると耐硫化性は
向上するが、合金の靭性が低下してしまう。11.0〜23.0
重量%であると硫化反応抑制作用が特に顕著であるのが
好ましい。
た場合、硫化スケールはCo2 S 4 からなるマトリックス
中にCr2 S 3 が分散した組織を成し、このスケールは硫
化反応を抑制しない。Crが10.0重量%を超えると硫化ス
ケールはCr2 S3 からなるマトリックス中にCo 2 S 4が
分散した組織を成し、このスケールは硫化反応を抑制す
る。しかしながらCrが30.0重量%を超えると耐硫化性は
向上するが、合金の靭性が低下してしまう。11.0〜23.0
重量%であると硫化反応抑制作用が特に顕著であるのが
好ましい。
【0019】(ロ) B: 1.5〜4.0 重量% Bは組織中に高硬度のほう化物を析出させ、合金の硬度
を向上させる作用を有するが、 1.5重量%未満ではその
効果が十分ではなく、 4.0重量%を超えると脆性を増し
てしまう。好ましいBの含有率は2.50〜 3.00 重量%で
ある。
を向上させる作用を有するが、 1.5重量%未満ではその
効果が十分ではなく、 4.0重量%を超えると脆性を増し
てしまう。好ましいBの含有率は2.50〜 3.00 重量%で
ある。
【0020】(ハ) Si: 2.0重量%以下 Siは脱酸剤としての作用を有するが、 2.0重量%を超え
ると共晶度が高くなって、機械的強度が低くなり、所定
の抗折力が得られなくなる。好ましいSiの含有量は0.50
〜1.50重量%である。
ると共晶度が高くなって、機械的強度が低くなり、所定
の抗折力が得られなくなる。好ましいSiの含有量は0.50
〜1.50重量%である。
【0021】(ニ) Mn: 2.0重量%以下 Mnは脱酸剤としての作用を有するが、 2.0重量%を超え
ると機械的強度が低下して脆くなる。好ましいMnの含有
率は 0.7〜1.0 重量%である。
ると機械的強度が低下して脆くなる。好ましいMnの含有
率は 0.7〜1.0 重量%である。
【0022】(ホ) C: 0.2〜0.7 重量% Cは基地の硬さと強度を向上させる作用を有するが、
0.2重量%未満であると、硬さが不足し、耐摩耗性が低
下する。また 0.7重量%を超えると脆くなり、強度が低
下してしまう。好ましいCの含有率は0.20〜0.40重量%
である。
0.2重量%未満であると、硬さが不足し、耐摩耗性が低
下する。また 0.7重量%を超えると脆くなり、強度が低
下してしまう。好ましいCの含有率は0.20〜0.40重量%
である。
【0023】(ヘ) Fe: 5.0重量%以下 Feは理想的には含まれないのが好ましい。含まれるFeの
量が5%以上に増加すると硬さが低下するとともに、酸
に対する耐食性を低下させるのでその影響が無視できな
くなる。
量が5%以上に増加すると硬さが低下するとともに、酸
に対する耐食性を低下させるのでその影響が無視できな
くなる。
【0024】(ト) Co及び不可避的不純物:残部 CoはCr及びBと化合して合金の高硬度特性と耐食性を向
上させるため、合金のマトリックス相とする。
上させるため、合金のマトリックス相とする。
【0025】上記Co基合金はアトマイズ粉として用い
る。そのために、上述した成分組成の原料を溶融し、ガ
スアトマイズ法により粉末化するのが好ましい。上記原
料は融点が余り高くなく、また溶湯の粘度が低いため、
ガスアトマイズ法による粉末化に適する。ガスアトマイ
ズ法は、Arガス等を用い、通常の方法により行うことが
できる。アトマイズ粉末の粒径は、HIPが可能である
限り、特に限定されないが、組成の均一性を高めるため
に、5〜 100μm程度であるのが好ましい。
る。そのために、上述した成分組成の原料を溶融し、ガ
スアトマイズ法により粉末化するのが好ましい。上記原
料は融点が余り高くなく、また溶湯の粘度が低いため、
ガスアトマイズ法による粉末化に適する。ガスアトマイ
ズ法は、Arガス等を用い、通常の方法により行うことが
できる。アトマイズ粉末の粒径は、HIPが可能である
限り、特に限定されないが、組成の均一性を高めるため
に、5〜 100μm程度であるのが好ましい。
【0026】さらに、上述の合金粉末に、周期律表のIV
a 族、Va 族あるいはVIa 族に属する元素の炭化物から
なる微粒子を均一に分散させることにより、耐摩耗性を
さらに向上することができる。
a 族、Va 族あるいはVIa 族に属する元素の炭化物から
なる微粒子を均一に分散させることにより、耐摩耗性を
さらに向上することができる。
【0027】上記炭化物からなる微粒子を含有する場
合、含有率は、ライニング層を形成する合金材料 100重
量部当り、5〜60重量部であるのが好ましい。5重量部
未満であると耐摩耗性の向上が少ないし、60重量部を超
えると機械的強さの低下が大きいため好ましくない。
合、含有率は、ライニング層を形成する合金材料 100重
量部当り、5〜60重量部であるのが好ましい。5重量部
未満であると耐摩耗性の向上が少ないし、60重量部を超
えると機械的強さの低下が大きいため好ましくない。
【0028】またこの場合は、前記炭化物からなる微粒
子の粒径が 5〜100 μmであるのが好ましい。 5μm未
満であると均一に分散せず、また 100μmを超えるとラ
イニング層の強度が低下するため好ましくない。
子の粒径が 5〜100 μmであるのが好ましい。 5μm未
満であると均一に分散せず、また 100μmを超えるとラ
イニング層の強度が低下するため好ましくない。
【0029】次に本発明の高温高圧成形用複合シリンダ
の構造を添付図面を参照して説明する。図1に示す例で
は、複合シリンダ1はマルテンサイト系耐熱鋼からなる
シリンダ母材層2とライニング層3とからなる。
の構造を添付図面を参照して説明する。図1に示す例で
は、複合シリンダ1はマルテンサイト系耐熱鋼からなる
シリンダ母材層2とライニング層3とからなる。
【0030】次に本発明の高温高圧成形用の製造方法の
一例を説明する。図2はシリンダ母材内にライニング層
形成用の芯金を挿入した状態を示す概略断面図であり、
合金粉末充填前の状態を示すものである。
一例を説明する。図2はシリンダ母材内にライニング層
形成用の芯金を挿入した状態を示す概略断面図であり、
合金粉末充填前の状態を示すものである。
【0031】図2に示すように、ホッパー用開口部21を
有するシリンダ母材2の内側に、複合シリンダのライニ
ング層を形成するための芯金4を挿入することにより、
シリンダ母材2と芯金4との間に環状の中空部5を形成
する。芯金4の両端及びシリンダ母材2の両端をとも
に、蓋6、7を溶接等で接合することによりシールす
る。この場合、ライニング用の合金粉末は開口部21より
入れることになるが、場合によっては、蓋6、7の一方
を合金粉末充填後にシールするようにしてもよい。合金
粉末の充填はシリンダ母材2に振動を適当に与えること
により行うのが好ましい。最後にホッパー用開口部21
も、蓋8(図3参照)によりシールする。
有するシリンダ母材2の内側に、複合シリンダのライニ
ング層を形成するための芯金4を挿入することにより、
シリンダ母材2と芯金4との間に環状の中空部5を形成
する。芯金4の両端及びシリンダ母材2の両端をとも
に、蓋6、7を溶接等で接合することによりシールす
る。この場合、ライニング用の合金粉末は開口部21より
入れることになるが、場合によっては、蓋6、7の一方
を合金粉末充填後にシールするようにしてもよい。合金
粉末の充填はシリンダ母材2に振動を適当に与えること
により行うのが好ましい。最後にホッパー用開口部21
も、蓋8(図3参照)によりシールする。
【0032】なお芯金4及び蓋6、7は軟鋼等により作
製することができる。また芯金4は図のように中空であ
る必要はなく中実であってもよい。
製することができる。また芯金4は図のように中空であ
る必要はなく中実であってもよい。
【0033】図3は、このようにして合金粉末3aが充填
され、蓋8が溶接接合された状態のシリンダを示す概略
断面図である。
され、蓋8が溶接接合された状態のシリンダを示す概略
断面図である。
【0034】合金粉末が密封充填されたシリンダは、図
4に示すような構造のHIP装置10内に装填され、HI
P処理が行われるが、通常のHIP処理条件は、温度
1,000〜1,150 ℃、圧力 1,000〜1,500atmであり、アル
ゴン等の不活性ガス雰囲気中で1〜5時間行う。なお図
4における白抜矢印は、複合シリンダに加わる圧力の方
向を概略的に示している。
4に示すような構造のHIP装置10内に装填され、HI
P処理が行われるが、通常のHIP処理条件は、温度
1,000〜1,150 ℃、圧力 1,000〜1,500atmであり、アル
ゴン等の不活性ガス雰囲気中で1〜5時間行う。なお図
4における白抜矢印は、複合シリンダに加わる圧力の方
向を概略的に示している。
【0035】HIP処理を行った後の複合シリンダにつ
いては、切削加工等により蓋6、7を除去する。次い
で、芯金4を除去し、シリンダ内面の仕上げを行う。
いては、切削加工等により蓋6、7を除去する。次い
で、芯金4を除去し、シリンダ内面の仕上げを行う。
【0036】以上により作製される複合シリンダは、ラ
イニング層がHIPプロセスにより形成されるため、シ
リンダ母材層2(マルテンサイト系耐熱鋼)との接合が
良好であり、またFeがシリンダ母材から侵入することが
なく、優れた硬度及び耐食性を有する構造になってい
る。またライニング層は、上述した耐食性、耐摩耗性合
金材料により形成されているため、優れた耐摩耗性及び
耐食性を有する構造になっている。
イニング層がHIPプロセスにより形成されるため、シ
リンダ母材層2(マルテンサイト系耐熱鋼)との接合が
良好であり、またFeがシリンダ母材から侵入することが
なく、優れた硬度及び耐食性を有する構造になってい
る。またライニング層は、上述した耐食性、耐摩耗性合
金材料により形成されているため、優れた耐摩耗性及び
耐食性を有する構造になっている。
【0037】なお上述した本実施例の複合シリンダに施
す熱処理としては、焼戻しだけで十分である。焼戻し
は、 650〜700 ℃で2 〜5 時間加熱し、その後炉中冷却
することにより行う。
す熱処理としては、焼戻しだけで十分である。焼戻し
は、 650〜700 ℃で2 〜5 時間加熱し、その後炉中冷却
することにより行う。
【0038】以下の具体的実施例により本発明を詳細に
説明する。実施例1 図1に示す構造の複合シリンダを作製するため、ライニ
ング層を形成する合金材料として、Cr18重量%、B 3.2
重量%、Si 1.0重量%、Mn0.82重量%、C 0.2重量%、
Fe 0.6重量%、残部実質的にCo及び不可避的不純物から
なる合金のアトマイズ粉末を用いた。またシリンダ母材
をC 0.16 重量%、Si 0.50 重量%、Mn0.75 重量%、P
0.020 重量%、S 0.010 重量%、Cr 11.5 重量%、Mo
0.60 重量%、残部実質的にFe及び不可避的不純物から
なるからなるマルテンサイト系耐熱鋼により形成した。
説明する。実施例1 図1に示す構造の複合シリンダを作製するため、ライニ
ング層を形成する合金材料として、Cr18重量%、B 3.2
重量%、Si 1.0重量%、Mn0.82重量%、C 0.2重量%、
Fe 0.6重量%、残部実質的にCo及び不可避的不純物から
なる合金のアトマイズ粉末を用いた。またシリンダ母材
をC 0.16 重量%、Si 0.50 重量%、Mn0.75 重量%、P
0.020 重量%、S 0.010 重量%、Cr 11.5 重量%、Mo
0.60 重量%、残部実質的にFe及び不可避的不純物から
なるからなるマルテンサイト系耐熱鋼により形成した。
【0039】また、上記複合シリンダを図4に示すよう
な構造のHIP装置内において、HIP処理を施した
が、この時のHIP処理条件は、Arガス雰囲気中、温度
1,080℃、圧力 1,000atm 、4時間とした。
な構造のHIP装置内において、HIP処理を施した
が、この時のHIP処理条件は、Arガス雰囲気中、温度
1,080℃、圧力 1,000atm 、4時間とした。
【0040】実施例2 実施例1と同様に、複合シリンダを作製するために、ラ
イニング層を形成する合金材料として、Cr22重量%、B
3.0重量%、Si 1.0重量%、Mn0.50重量%、C0.15重量
%、Fe 1.0重量%、残部実質的にCo及び不可避的不純物
からなる合金のアトマイズ粉末に、さらにWCからなる
粒径5〜30μmの微粒子をアトマイズ粉末 100重量部当
り、20重量部均一に分散させたものを用いた。またシリ
ンダ母材としては実施例1と同じとした。
イニング層を形成する合金材料として、Cr22重量%、B
3.0重量%、Si 1.0重量%、Mn0.50重量%、C0.15重量
%、Fe 1.0重量%、残部実質的にCo及び不可避的不純物
からなる合金のアトマイズ粉末に、さらにWCからなる
粒径5〜30μmの微粒子をアトマイズ粉末 100重量部当
り、20重量部均一に分散させたものを用いた。またシリ
ンダ母材としては実施例1と同じとした。
【0041】次いで、アトマイズ粉末が密封された上記
複合シリンダを図4に示すような構造のHIP装置内に
装填し、HIP処理を施した。この時のHIP処理条件
は、温度 1,100℃、圧力 1,000atm 、Arの不活性ガス雰
囲気中、4時間とした。
複合シリンダを図4に示すような構造のHIP装置内に
装填し、HIP処理を施した。この時のHIP処理条件
は、温度 1,100℃、圧力 1,000atm 、Arの不活性ガス雰
囲気中、4時間とした。
【0042】上述した実施例の複合シリンダについて、
それぞれライニング層の耐摩耗性、耐食性、及びシリン
ダ母材の強度を測定した。
それぞれライニング層の耐摩耗性、耐食性、及びシリン
ダ母材の強度を測定した。
【0043】耐摩耗性については、成形機用シリンダの
ライニング層から、10mm×15mm×10mmの大きさの試料を
作成し、#400の研磨紙に、荷重 2.0kgで押圧し、480mの
距離を摺動させた後にライニング層の摩耗量を調べた。
この結果を、窒化鋼を10とした時の相対値によって表
し、耐摩耗性を評価した。
ライニング層から、10mm×15mm×10mmの大きさの試料を
作成し、#400の研磨紙に、荷重 2.0kgで押圧し、480mの
距離を摺動させた後にライニング層の摩耗量を調べた。
この結果を、窒化鋼を10とした時の相対値によって表
し、耐摩耗性を評価した。
【0044】耐食性については、成形機用シリンダのラ
イニング層から試料を作成し、50℃の10% HCl水溶液中
に24時間浸漬した後に、ライニング層の腐食減量率を調
べた。この結果を、窒化鋼を10とした時の相対値によっ
て表し、腐食性を評価した。
イニング層から試料を作成し、50℃の10% HCl水溶液中
に24時間浸漬した後に、ライニング層の腐食減量率を調
べた。この結果を、窒化鋼を10とした時の相対値によっ
て表し、腐食性を評価した。
【0045】シリンダ母材の強度については、母材から
引張試験試料を作成し、引張試験を行い、母材強度とし
て最も重要な450 ℃における 0.2%耐力を計測した。こ
れらの結果を表1に示す。
引張試験試料を作成し、引張試験を行い、母材強度とし
て最も重要な450 ℃における 0.2%耐力を計測した。こ
れらの結果を表1に示す。
【0046】 表1 ライニング 磨耗率 腐食減量率 シリンダ母材の 層の硬さ (窒化鋼を (窒化鋼を 0.2 %耐力(450℃) 実施例No. (HRC) 10とする) 10とする) (kgf/mm2 ) 実施例1 57 1.0 0.7 59 実施例2 65 0.1 0.6 57
【0047】表1から明らかなように、実施例1、2の
複合シリンダにおいては、ライニング層が優れた耐摩耗
性及び耐食性を有していた。また、シリンダ母材の強度
が著しく向上していることがわかる。
複合シリンダにおいては、ライニング層が優れた耐摩耗
性及び耐食性を有していた。また、シリンダ母材の強度
が著しく向上していることがわかる。
【0048】なお本実施例においては、単軸の複合シリ
ンダを例にとり説明したが、複数軸の複合シリンダとす
ることも可能であり、この場合も良好な効果を発揮する
ことは勿論である。
ンダを例にとり説明したが、複数軸の複合シリンダとす
ることも可能であり、この場合も良好な効果を発揮する
ことは勿論である。
【0049】また本実施例においては、複合シリンダの
芯金を中空構造のものを用いた例について説明したが、
中実構造のものを用いても良好な効果を発揮することは
勿論である。
芯金を中空構造のものを用いた例について説明したが、
中実構造のものを用いても良好な効果を発揮することは
勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の高温高圧
成形用複合シリンダにおいては、シリンダ母材層をマル
テンサイト系耐熱鋼により形成し、かつライニング層を
耐食性、耐摩耗性を有するCo基合金の粉末をHIPプロ
セスにより加圧焼結することにより形成している。この
ため、高温高圧条件下でもシリンダ母材層の歪みがな
く、それによってライニング層のクラックが防止され、
複合シリンダの寿命が向上している。またライニング層
が優れた耐摩耗性及び耐食性を有するという点でも、複
合シリンダの寿命は向上している。
成形用複合シリンダにおいては、シリンダ母材層をマル
テンサイト系耐熱鋼により形成し、かつライニング層を
耐食性、耐摩耗性を有するCo基合金の粉末をHIPプロ
セスにより加圧焼結することにより形成している。この
ため、高温高圧条件下でもシリンダ母材層の歪みがな
く、それによってライニング層のクラックが防止され、
複合シリンダの寿命が向上している。またライニング層
が優れた耐摩耗性及び耐食性を有するという点でも、複
合シリンダの寿命は向上している。
【図1】シリンダ母材及びライニング層からなる本発明
の複合シリンダを示す部分断面図である。
の複合シリンダを示す部分断面図である。
【図2】シリンダ母材内に芯金を挿入した状態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図3】シリンダ内にライニング用合金粉末を充填した
状態を示す概略断面図である。
状態を示す概略断面図である。
【図4】本発明の複合シリンダを製造するためのHIP
装置を示す概略断面図である。
装置を示す概略断面図である。
1・・・高温高圧成形用複合シリンダ 2・・・シリンダ母材 3・・・ライニング層 3a・・・合金粉末 4・・・芯金 5・・・中空部 6、7、8・・・蓋 10・・・HIP装置 21・・・ホッパー用開口部
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダ母材層とライニング層とを有す
る高温高圧成形用複合シリンダにおいて、前記シリンダ
母材層は、0.10〜0.40重量%のC、0.30〜1.50重量%の
Si、0.30〜1.50重量%のMn、0.030 重量%以下のP、0.
030 重量%以下のS、7.0 〜 17.0 重量%のCr、0.30〜
2.0 重量%のMo及び残部実質的にFe及び不可避的不純物
からなるマルテンサイト系耐熱鋼からなり、前記ライニ
ング層は、耐摩耗性及び耐食性を有するCo基合金のアト
マイズ粉末を、HIPプロセスにより前記シリンダ母材
内面上で加圧焼結してなることを特徴とする高温高圧成
形用複合シリンダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高温高圧成形用複合シ
リンダにおいて、前記ライニング層が、Cr10.0〜30.0重
量%、B 1.5〜4.0 重量%、Si 2.0重量%以下、Mn 2.0
重量%以下、C 0.2〜0.7 重量%、Fe 5.0重量%以下、
残部実質的にCo及び不可避的不純物からなるCo基合金か
らなることを特徴とする高温高圧成形用複合シリンダ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の高温高圧成形用
複合シリンダにおいて、前記ライニング層が、前記アト
マイズ粉末 100重量部当り、IVa 族、Va 族あるいはVI
a 族に属する元素の炭化物の微粒子5〜60重量部を均一
に分散させてなることを特徴とする高温高圧成形用複合
シリンダ。 - 【請求項4】 請求項3に記載の高温高圧成形用複合シ
リンダにおいて、前記炭化物からなる微粒子の粒径が 5
〜100 μmであることを特徴とする高温高圧成形用複合
シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056892A JP3301441B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 高温高圧成形用複合シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056892A JP3301441B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 高温高圧成形用複合シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269812A true JPH05269812A (ja) | 1993-10-19 |
JP3301441B2 JP3301441B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=14277520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10056892A Expired - Lifetime JP3301441B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 高温高圧成形用複合シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301441B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08156056A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-18 | Kobe Steel Ltd | 加熱シリンダ |
JPH0920946A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-21 | Kubota Corp | 耐摩耗性にすぐれる複合焼結材料 |
JPH0920947A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-21 | Kubota Corp | 耐摩耗性にすぐれる複合焼結合金 |
EP0957182A2 (en) * | 1998-05-12 | 1999-11-17 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | A martensitic heat resisting steel |
JP2013122089A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Nuovo Pignone Spa | 耐摩耗機能傾斜材料及び方法 |
CN105927809A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-09-07 | 北京北科环境工程有限公司 | 一种双金属耐磨弯管 |
JP2018111851A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 株式会社日本製鋼所 | 耐摩耗性及び耐食性に優れたライニング材 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP10056892A patent/JP3301441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08156056A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-18 | Kobe Steel Ltd | 加熱シリンダ |
JPH0920946A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-21 | Kubota Corp | 耐摩耗性にすぐれる複合焼結材料 |
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EP0957182A2 (en) * | 1998-05-12 | 1999-11-17 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | A martensitic heat resisting steel |
EP0957182A3 (en) * | 1998-05-12 | 2001-10-04 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | A martensitic heat resisting steel |
JP2013122089A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Nuovo Pignone Spa | 耐摩耗機能傾斜材料及び方法 |
CN105927809A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-09-07 | 北京北科环境工程有限公司 | 一种双金属耐磨弯管 |
JP2018111851A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 株式会社日本製鋼所 | 耐摩耗性及び耐食性に優れたライニング材 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3301441B2 (ja) | 2002-07-15 |
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