JPH05269313A - フイルター装置 - Google Patents

フイルター装置

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JPH05269313A
JPH05269313A JP6693092A JP6693092A JPH05269313A JP H05269313 A JPH05269313 A JP H05269313A JP 6693092 A JP6693092 A JP 6693092A JP 6693092 A JP6693092 A JP 6693092A JP H05269313 A JPH05269313 A JP H05269313A
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JP
Japan
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wire
rod
support
supporting
pitch
Prior art date
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Application number
JP6693092A
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English (en)
Inventor
Masahito Okuda
政仁 奥田
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Takuwa Corp
Original Assignee
Takuwa Corp
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Publication date
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Publication of JPH05269313A publication Critical patent/JPH05269313A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルター素子である線材を長期間使用して
も螺旋のピッチを変化させず常時一定に保持して瀘過並
びに洗浄の精度を低下せしめないようにした。 【構成】 両端に設けられた支持金具29,47に、一
定のピッチで螺旋状に巻装された線材45を支持せしめ
ると共に、この線材45内に線材45の長手方向に延伸
された支持ロッド35を設け、この支持ロッド35の一
端を前記支持金具の一方29に固定せしめ、支持ロッド
35の他端を前記支持金具の他方47に当接せしめ、前
記線材45の長さを分段せしめる分段部材51を、前記
支持ロッド35の適数箇所に前記線材45の長手方向に
対して交差した方向に貫通して設けてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は瀘過装置内に不純物を
含有した水や油などの液体を供給してその不純物をケー
キ状として付着せしめて除去するフイルター装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、瀘過装置は例えば瀘過槽と清澄槽
などから構成され、瀘過槽内には適数のフイルター装置
が設けられている。このフイルター装置の一例として
は、すでに当出願人が出願した特開平1−139110
号公報が知られている。
【0003】すなわち、このフイルター装置は、両端に
設けられた支持金具に、一定のピッチで螺旋状に巻装さ
れた線材の両端を支持せしめ、しかもその線材が線材の
長手方向へ外力の付与で伸びる弾性体であることを特徴
としているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のフイルター装置では、取り扱いが容易で、瀘過およ
び逆洗の効率で、しかも製作費のコストブアンを図った
ものとして有効的であるが、ある一定の長さ以上の線材
を長期間使用すると、線材の自重によって線材の上部に
おける螺旋ピッチが予め設定したピッチよりも広がると
共に、線材の下部における螺旋ピッチが予め設定したピ
ッチより縮められたものとなってしまう。
【0005】すなわち、長期間使用した際に、最初は螺
旋のピッチが一定であっても、徐々に螺旋ピッチが不均
一となるため、瀘過精度が時系的にみて悪くなってい
き、均一でないという問題がある。また、逆洗において
も螺旋ピッチが不均一となることから均一な洗浄ができ
ないという問題を抱えている。したがって、長期間の使
用ができなかった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、一定のピッチで螺旋状に巻装された線材の長手方
向を適宜に分段せしめるようにして、線材を長期間使用
しても螺旋のピッチを常に予め設定したピッチに保持せ
しめて瀘過並びに逆洗の精度を低下せしめることなく、
常に均一に保持せしめるようにしたフイルター装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、両端に設けられた支持金具に、一定の
ピッチで螺旋状に巻装された線材を支持せしめると共
に、この線材内に線材の長手方向に延伸された支持ロッ
ドを設け、この支持ロッドの一端を前記支持金具の一方
に固定せしめ、支持ロッドの他端を前支持金具の他方に
当接せしめ、前記線材の長さを分段せしめる分段部材
を、前記支持ロッドの適数箇所に前記線材の長手方向に
対して交差した方向に貫通して設けてフイルター装置を
構成した。
【0008】
【作用】この発明のフイルター装置を採用することによ
り、一定のピッチで螺旋状に巻装された線材が両端に設
けられた支持金具に支持される。この線材内には線材の
長手方向へ延伸された支持ロッドが設けられる。この支
持ロッドの一端が支持金具の一方に固定されると共に支
持ロッドの他端が支持金具の他方に当接される。しか
も、支持ロッドの適数箇所に線材の長手方向に対して交
差した方向に貫通して分段部材を設けたことにより、線
材の長さが適数に分段される。
【0009】したがって、分段された各線材は長期間使
用しても各線材の自重によって、螺旋のピッチが弾性限
界内で変化せず一定に保持されるから、瀘過精度も均一
に保持されて低下する恐れがない。また、線材の各ピッ
チ間に不純物のケーキが溜った場合に逆洗を行なうと、
逆洗に使用するエアーの作用により、螺旋状の線材が長
手方向に伸びると共に振動することから、ケーキが短時
間で容易に除去されて逆洗の効率が従来よりも向上され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図2を参照するに、瀘過装置1は瀘過槽3
と清澄槽5などから構成されている。瀘過槽3内には瀘
過槽3と清澄槽5との間に設けられた仕切壁7に下方向
へ向けてフイルター装置における適数のフイルター素子
9が設けられている。瀘過槽3の一外壁図2において左
側壁下部には配管11が接続されていて、その配管11
の途中には第1バルブ13が設けられている。
【0012】清澄槽5の一外壁例えば図2において右側
壁の下部には配管15が接続されていて、この配管15
の途中には第2バルブ17が設けられている。また、前
記清澄液槽5の一外壁例えば図2において上部壁には配
管19が接続されていて、この配管19の途中には第3
バルブ21およびエアタンク23が設けられている。
【0013】さらに、前記瀘過槽3の一外壁例えば図2
において下部壁には配管25が接続されていて、この配
管25の途中には第4バルブ27が設けられている。
【0014】上記の厚生からなる瀘過装置1において、
第1バルブ13を開放し、配管11から不純物を含有し
た水や酒などの液体を瀘過槽3に供給する。この瀘過槽
3に予め供給された瀘過補助剤との作用により、適数の
フイルター素子9の外周部にプリコートが形成され、こ
のプリコートに不純物が付着し、不純物を瀘過した液体
は各フイルター素子9の内部を通って、瀘過槽3の上部
に連設された清澄液槽5に清澄液として送り出される。
清澄液槽5内の清澄液は第2バルブ17を開放すること
により配管15から外部へ送り出される。
【0015】上述した動作を連続的に繰り返し操作する
ことにより、不純物を含有した液体が瀘過されるが、長
時間瀘過処理を行なうことによって、フイルター素子9
の外周部には逐次不純物が付着しケーキCとなる。この
ケーキCが大きくなるとフイルター素子9の外部から内
部への液体の流通が悪くなり瀘過性能が落ちるため、ケ
ーキCをフイルター素子9の外周部から取り除かなけれ
ばならない。
【0016】ケーキCをフイルター素子9の外周部から
取除く手段としては、瀘過槽3および清澄液槽5内に液
体例えば水を充満させた状態で第1バルブ13および第
2バルブ17を閉じる。次いで第4バルブ27を閉じた
状態から開放すると同時的にあるいはフイルター素子9
の部分が投入する程度に水が残留している状態のとき、
第3バルブ21を閉じた状態から開放し、圧空がエアタ
ンク23から配管19を経て清澄液槽5内へ供給され
る。
【0017】清澄液槽5内へ供給された急激的な圧空
は、清澄液槽5内に入っている清澄液としての水を瀘過
槽3内に設けてあるフイルター素子9の内部へ押圧す
る。而して、フイルター素子9の内部屁押圧された水
は、瀘過槽3内に入っている水の抵抗に打ち勝ってフイ
ルター素子9の内部から外部の瀘過槽3内へ噴出され
る。その際、フイルター素子9の外周部に付着している
に付着している不純物からなるケーキCがフイルター素
子9から排出されてフイルター素子9の外周部に付着し
ていた不純物などがきれいに容易かつ簡単に取除かれて
フイルター素子9の洗浄がなされる。
【0018】前記フイルター素子9としては、図1に示
されているように、前記仕切壁7に形成された雌ねじ7
Aには上部支持金具29に形成され雄ねじ29Aが螺合
されて仕切壁7には上部支持金具29が固定されてい
る。
【0019】前記上部支持金具29の上端には穴31が
形成されていると共に、この穴31に連通した穴よりも
大きな穴33が下方へ貫通して形成されている。この穴
33の下方から図1において上下方向へ延伸した支持ロ
ッド35の一端を挿入せしめて、この支持ロッド35の
一端部に形成された雄ねじ37の一部分を前記穴31よ
り上方へ突出せしめる。この状態において、上部支持金
具29の上方外側と内側からナット部材39,41を前
記支持ロッド35の雄ねじ37に螺合せしめて締付ける
ことによって、支持ロッド35の一端が上部支持金具2
9に支持されることになる。
【0020】前記上部支持金具29における上部には図
1において手前側と奥側のそれぞれに解後部43が形成
されており、この開口部43は前記穴33を介して前記
清澄液槽5内に連通されている。
【0021】前記上部支持金具29の穴33内には螺旋
状に巻装された線材45の一端が装着されて固定されて
いると共に、線材45の他端が上部支持金具29に離隔
し対向して設けられた下部支持金具47に装着されて固
定されている。
【0022】この線材45における中心部には前記支持
ロッド35が上下方向へ延伸して配置されており、支持
ロッド35の他端は下部支持金具47の上端に当接され
ている。
【0023】前記線材45は例えば材質が腐食に強いス
テンレスで内径9mm,外径11mmおよび線径1mm
からなると共に螺旋状に例えば1〜200ミクロン好ま
しくは10〜100ミクロンの範囲で均一な一定のピッ
チPで長手方向に例えば30cm程度の長さLcmを有
している。
【0024】前記線材35の長さLの略半分部分におけ
る線材45の外側には中空状支持部材49が嵌合されて
いる。この支持部材49並びに支持ロッド35の図1に
おいて上下方向に対して直交下方向(水平方向)に貫通
された穴に分段部材としての51が嵌着されている。こ
のピン51によって線材35の長さが例えば2分割され
たことになる。
【0025】すなわち、2分割されない線材35の長さ
Lでは線材35の自重によって、長期使用すると線材3
5の上方部分におけるピッチは予め設定したPよりも広
がってしまうと共に線材35の下方部分におけるピッチ
は予め設定したPよりも縮められてしまうが、線材45
をピン51によって2分割に分段した長さ1/2Lでは
各線材45のピッチは予め設定したビッチPに保持され
る。長さ1/2Lの線材45の自電では長期間使用して
も強伸度曲線の弾性限界内を維持し疲労が生じないから
ピッチPを常に保持するからである。
【0026】したがって、図1において矢印で示したよ
うに、各線材45の外側から内側に向けて不純物を含有
した液体が流れて不純物が均一に瀘過され、さらに長期
間経過してもピッチPが変化せず常に一定に保持される
から、長期間瀘過を継続しても瀘過精度を低下せしめる
ことなく瀘過を行なうことができて長期間使用すること
ができる。
【0027】逆洗を行なう場合においても、ピッチPが
変化せず常に一定に保持されると共に、線材45の両端
が上、下部支持金具29,47およびピン51で支持さ
れているので各線材45が瞬間的な力で振動するので、
ケーキCを容易かつ短時間で除去でき、従来よりもも逆
洗の効率を図ることができる。
【0028】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では線材45
の長手方向における長さLを分段部材としてのピン51
で2分割にした例で説明したが、長さLが長い場合に
は、数個のピン51で分割しても対応可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、一定のピッチで螺旋状に
巻装された線材を長期間使用しても各ピッチが変化せず
に最初のピッチの状態に保持されるので、瀘過並びに逆
洗の精度を低下せしめることなく、長期間の使用に耐え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る主要部を示し、フイルター装置
の拡大正面断面図である。
【図2】この発明を実施した一実施例の瀘過装置の概略
図である。
【符号の説明】
1 瀘過装置 3 瀘過槽 5 清澄液槽 7 仕切壁 9 フイルター素子 29 上部支持金具 31,33 穴 35 支持ロッド 45 線材 47 下部支持金具 49 支持部材 51 ピン(分段部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に設けられた支持金具に、一定のピ
    ッチで螺旋状に巻装された線材を支持せしめると共に、
    この線材内に線材の長手方向に延伸された支持ロッドを
    設け、この支持ロッドの一端を前記支持金具の一方に固
    定せしめ、支持ロッドの他端を前記支持金具の他方に当
    接せしめ、前記線材の長さを分段せしめる分段部材を、
    前記支持ロッドの適数箇所に前記線材の長手方向に対し
    て交差した方向に貫通して設けてなることを特徴とする
    フイルター装置。
JP6693092A 1992-03-25 1992-03-25 フイルター装置 Pending JPH05269313A (ja)

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JP6693092A JPH05269313A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フイルター装置

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JP6693092A JPH05269313A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フイルター装置

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JP6693092A Pending JPH05269313A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フイルター装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217353A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Nippon Soken Inc 燃料噴射装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4315415Y1 (ja) * 1964-07-04 1968-06-27

Patent Citations (1)

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