JPH10263370A - 中空糸膜濾過装置、及び、中空糸膜集束体エレメント - Google Patents
中空糸膜濾過装置、及び、中空糸膜集束体エレメントInfo
- Publication number
- JPH10263370A JPH10263370A JP6863397A JP6863397A JPH10263370A JP H10263370 A JPH10263370 A JP H10263370A JP 6863397 A JP6863397 A JP 6863397A JP 6863397 A JP6863397 A JP 6863397A JP H10263370 A JPH10263370 A JP H10263370A
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- JP
- Japan
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- fiber membrane
- membrane bundle
- partition plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多数の中空糸膜集束体エレメントを格納できる
メンテナンス性の優れた濾過装置を提供すること。 【解決手段】中空糸膜濾過装置1の内部は、仕切り板3
によって隔離されており、この仕切り板3に設けられた
複数の透孔Hに、それぞれ筒状の中空糸膜集束体エレメ
ント4の一端がねじ込まれて嵌脱自在に取りつけられて
いる。
メンテナンス性の優れた濾過装置を提供すること。 【解決手段】中空糸膜濾過装置1の内部は、仕切り板3
によって隔離されており、この仕切り板3に設けられた
複数の透孔Hに、それぞれ筒状の中空糸膜集束体エレメ
ント4の一端がねじ込まれて嵌脱自在に取りつけられて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空糸膜を用いて流体
を濾過する装置に関するものである。
を濾過する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体中の懸濁物質を分離する
ために中空糸膜を利用した濾過装置が使用されている。
これは、格納ケースの内部を仕切り板で隔離し、この仕
切り板と押さえ板との間に、多数の中空糸膜を多孔の保
護筒内に集束して構成した中空糸膜集束体エレメントを
並べて、中空糸膜を外から中空内部もしくは中空内部か
ら外部へ流通させて濾過するように構成されている。
ために中空糸膜を利用した濾過装置が使用されている。
これは、格納ケースの内部を仕切り板で隔離し、この仕
切り板と押さえ板との間に、多数の中空糸膜を多孔の保
護筒内に集束して構成した中空糸膜集束体エレメントを
並べて、中空糸膜を外から中空内部もしくは中空内部か
ら外部へ流通させて濾過するように構成されている。
【0003】このような構成の中空糸膜集束体エレメン
トを用いた濾過装置においては、濾過能力を高める高め
るためには、中空糸膜の表面積を増やすことが必要であ
るが、長い中空糸膜を用いるとその中空内部における流
通抵抗が増大するという問題があるので、中空糸膜の本
数を増やすことが好ましい。かかる理由により、多数の
中空糸膜集束体エレメントを配列した構造の濾過装置が
用いられている。
トを用いた濾過装置においては、濾過能力を高める高め
るためには、中空糸膜の表面積を増やすことが必要であ
るが、長い中空糸膜を用いるとその中空内部における流
通抵抗が増大するという問題があるので、中空糸膜の本
数を増やすことが好ましい。かかる理由により、多数の
中空糸膜集束体エレメントを配列した構造の濾過装置が
用いられている。
【0004】例えば、河川の水や地下水を濾過して、日
産500t以上の大量の上水・中水・下水などの水を濾
過する場合には、多くの中空糸膜集束体エレメントを取
りつける必要がある。また、濾過の過程で捕捉された汚
れを取り除くために逆洗も必要である。このように、中
空糸膜集束体エレメントに対しては、1kg/cm2以下の水
圧を加えたり、逆洗のための水圧を加えたりするので、
確実に取りつけられている必要がある。
産500t以上の大量の上水・中水・下水などの水を濾
過する場合には、多くの中空糸膜集束体エレメントを取
りつける必要がある。また、濾過の過程で捕捉された汚
れを取り除くために逆洗も必要である。このように、中
空糸膜集束体エレメントに対しては、1kg/cm2以下の水
圧を加えたり、逆洗のための水圧を加えたりするので、
確実に取りつけられている必要がある。
【0005】また、エレメントの交換等のメンテナンス
作業が容易に行えることが好ましい。
作業が容易に行えることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の中空糸膜集束体エレメントを用いた濾過装置
では、中空糸膜集束体エレメントを仕切り板と押さえ板
とで挟んで保持する構造等が採用されており、中空糸膜
集束体エレメントの数が4〜5本以上に増えてくると、
仕切り板と押さえ板に設けられた透孔に差し込みながら
の取付け作業は困難になってくるという問題があった。
うな従来の中空糸膜集束体エレメントを用いた濾過装置
では、中空糸膜集束体エレメントを仕切り板と押さえ板
とで挟んで保持する構造等が採用されており、中空糸膜
集束体エレメントの数が4〜5本以上に増えてくると、
仕切り板と押さえ板に設けられた透孔に差し込みながら
の取付け作業は困難になってくるという問題があった。
【0007】このような事情から、初期の組立作業のみ
でなく、メンテナンスのためにも、中空糸膜集束体エレ
メントの交換・取りつけ作業が必要であるので、中空糸
膜集束体エレメントの取付け構造の改善が待たれてい
た。そのためには、中空糸膜集束体エレメントを格納す
るケースの構造と、中空糸膜集束体エレメントの取付け
構造の改善が鍵となっている。
でなく、メンテナンスのためにも、中空糸膜集束体エレ
メントの交換・取りつけ作業が必要であるので、中空糸
膜集束体エレメントの取付け構造の改善が待たれてい
た。そのためには、中空糸膜集束体エレメントを格納す
るケースの構造と、中空糸膜集束体エレメントの取付け
構造の改善が鍵となっている。
【0008】そこで、本発明は、多数の中空糸膜集束体
エレメントを格納できるメンテナンス性の優れた濾過装
置を提供することを目的としてなされたものである。
エレメントを格納できるメンテナンス性の優れた濾過装
置を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる中空糸膜
濾過装置においては、流入側と流出側とが仕切り板によ
って隔離されてなる濾過装置において、筒状の中空糸膜
集束体エレメントの一端を、仕切り板に形成された透孔
に嵌脱自在に取りつけるという手段を講じた。
濾過装置においては、流入側と流出側とが仕切り板によ
って隔離されてなる濾過装置において、筒状の中空糸膜
集束体エレメントの一端を、仕切り板に形成された透孔
に嵌脱自在に取りつけるという手段を講じた。
【0010】また、中空糸膜集束体エレメントの一端は
仕切り板の透孔に螺入されてもよい。そのために、筒状
の中空糸膜集束体エレメントの一端の外側面に雄ネジが
形成されていることが好ましい。
仕切り板の透孔に螺入されてもよい。そのために、筒状
の中空糸膜集束体エレメントの一端の外側面に雄ネジが
形成されていることが好ましい。
【0011】なお、筒状の中空糸膜集束体エレメント
は、多数の中空糸膜から構成され、一端側もしくは側面
から流入する水が濾過されるように構成されている。そ
して、エレメントの側面もしくは他端側から流入した水
が中空糸膜によって濾過され、一端側の開口から流出す
るように使用しても、逆に、一端側の開口から流入した
水が中空糸膜によって濾過され、エレメントの側面もし
くは他端側から流出するように使用してもよい。
は、多数の中空糸膜から構成され、一端側もしくは側面
から流入する水が濾過されるように構成されている。そ
して、エレメントの側面もしくは他端側から流入した水
が中空糸膜によって濾過され、一端側の開口から流出す
るように使用しても、逆に、一端側の開口から流入した
水が中空糸膜によって濾過され、エレメントの側面もし
くは他端側から流出するように使用してもよい。
【0012】また、中空糸膜集束体エレメントを仕切り
板に取りつける構造は、螺合構造でも係止手段による係
合構造でもよく、濾過時もしくは逆洗時の圧力によって
脱落しなければ、種々の構造が可能である。
板に取りつける構造は、螺合構造でも係止手段による係
合構造でもよく、濾過時もしくは逆洗時の圧力によって
脱落しなければ、種々の構造が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる中空糸膜
濾過装置を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の中空糸膜濾過装置の側面
断面図、図2は同装置の斜め下方からの斜視図である。
濾過装置を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の中空糸膜濾過装置の側面
断面図、図2は同装置の斜め下方からの斜視図である。
【0014】各図において、1は中空糸膜濾過装置であ
り、格納ケース2は、上部ケース21と下部ケース22
とに分割可能に構成されている。上部ケース21と下部
ケース21との境界には仕切り板3が配設されている。
この仕切り板3には多数の透孔Hが形成され、各透孔H
には筒状の中空糸膜集束体エレメント4が取りつけられ
ている。
り、格納ケース2は、上部ケース21と下部ケース22
とに分割可能に構成されている。上部ケース21と下部
ケース21との境界には仕切り板3が配設されている。
この仕切り板3には多数の透孔Hが形成され、各透孔H
には筒状の中空糸膜集束体エレメント4が取りつけられ
ている。
【0015】上部ケース21には出水口23が設けら
れ、下部ケース22には入水口24が設けられている。
れ、下部ケース22には入水口24が設けられている。
【0016】図3は中空糸膜集束体エレメント4の構造
を示した側面図であり、41はネジ込み部材である。こ
のネジ込み部材41は中空糸膜集束体エレメント4に外
嵌され、水圧で抜け落ちないように両者の接触面は接着
あるいは熱融着処理によって圧着されている。ネジ込み
部材41の外側には雄ネジが形成されているとともに、
フランジが形成されている。このフランジの側面を六角
に成形して工具を用いて規定のトルクでネジ込むように
してもよい。
を示した側面図であり、41はネジ込み部材である。こ
のネジ込み部材41は中空糸膜集束体エレメント4に外
嵌され、水圧で抜け落ちないように両者の接触面は接着
あるいは熱融着処理によって圧着されている。ネジ込み
部材41の外側には雄ネジが形成されているとともに、
フランジが形成されている。このフランジの側面を六角
に成形して工具を用いて規定のトルクでネジ込むように
してもよい。
【0017】図4は中空糸膜集束体エレメント4を仕切
り板3に取りつけた状態を示す側面断面図であり、仕切
り板3の透孔Hにはスリーブが形成され、その内面には
雌ネジが形成されている。そして、この雌ネジに、中空
糸膜集束体エレメント4のネジ込み部材41の雄ネジが
ネジ込まれることによって、中空糸膜集束体エレメント
4は仕切り板3に取り付けられるのである。
り板3に取りつけた状態を示す側面断面図であり、仕切
り板3の透孔Hにはスリーブが形成され、その内面には
雌ネジが形成されている。そして、この雌ネジに、中空
糸膜集束体エレメント4のネジ込み部材41の雄ネジが
ネジ込まれることによって、中空糸膜集束体エレメント
4は仕切り板3に取り付けられるのである。
【0018】このように、仕切り板3に設けられた複数
の透孔Hのそれぞれに、中空糸膜集束体エレメント4が
ネジ込まれて取り付けられるのである。なお、以上の各
図においては、仕切り板3の上から中空糸膜集束体エレ
メント4をネジ込んで立設された状態にしたが、下から
ネジ込んで垂下された状態にしてもよい。
の透孔Hのそれぞれに、中空糸膜集束体エレメント4が
ネジ込まれて取り付けられるのである。なお、以上の各
図においては、仕切り板3の上から中空糸膜集束体エレ
メント4をネジ込んで立設された状態にしたが、下から
ネジ込んで垂下された状態にしてもよい。
【0019】図5は上部ケース21と下部ケース22を
分離した状態を示す斜視図であり、この図においては、
下部ケース22の上面に仕切り板3が配設された状態を
示している。この状態で、各透孔Hに中空糸膜集束体エ
レメント4をネジ込んで濾過装置を組み立てるのであ
る。
分離した状態を示す斜視図であり、この図においては、
下部ケース22の上面に仕切り板3が配設された状態を
示している。この状態で、各透孔Hに中空糸膜集束体エ
レメント4をネジ込んで濾過装置を組み立てるのであ
る。
【0020】図1、図2において、濾過時は、処理前の
水を入水口24から規定の圧力で供給し、各中空糸膜集
束体エレメント4で濾過された処理済の水は出水口23
から排出される。逆洗時は、処理済の水を出水口23か
ら規定の圧力で供給し、各中空糸膜集束体エレメント4
の濾過面を逆洗した水は入水口24から排出されて別途
処理される。なお、多くの懸濁物質を含んでいる逆洗水
は、入水口24から取り出さずに、別途設けた逆洗水用
流出口から取り出すようにしてもよい。
水を入水口24から規定の圧力で供給し、各中空糸膜集
束体エレメント4で濾過された処理済の水は出水口23
から排出される。逆洗時は、処理済の水を出水口23か
ら規定の圧力で供給し、各中空糸膜集束体エレメント4
の濾過面を逆洗した水は入水口24から排出されて別途
処理される。なお、多くの懸濁物質を含んでいる逆洗水
は、入水口24から取り出さずに、別途設けた逆洗水用
流出口から取り出すようにしてもよい。
【0021】なお、図1、図2のように、逆洗時の水流
が、上から下へ流れるように構成することにより、重力
を利用できるので、逆洗を短時間に効率よく行えるとい
う効果も得られる。
が、上から下へ流れるように構成することにより、重力
を利用できるので、逆洗を短時間に効率よく行えるとい
う効果も得られる。
【0022】次に、中空糸膜集束体エレメント4を交換
する場合について説明する。中空糸膜集束体エレメント
4は、長期間の使用の結果、逆洗で回復できない程度に
目詰まりしたり、損傷したりすることがあるので、その
場合には、該当する中空糸膜集束体エレメント4を新品
もしくは所期の性能が得られるようにメンテナンスされ
たものと交換する必要がある。このような交換作業に関
しても、従来のものでは、複数の中空糸膜集束体エレメ
ント4の一部のエレメントのみを交換することは、大変
作業性が悪く手間と時間がかかるので、複数の中空糸膜
集束体エレメント4のセットごと交換することも行われ
ていた。この場合には、交換が短時間で完了するので、
濾過停止時間を短縮できるメリットはあるが、コストが
嵩むという問題があった。その点、本発明の濾過装置の
場合には、各中空糸膜集束体エレメント4は仕切り板に
個別にネジ込んであるので、取り外しも極めて簡単であ
り、新たな中空糸膜集束体エレメント4をねじ込む作業
も極めて簡単である。さらに、仕切り板は一枚しかな
く、中空糸膜集束体エレメント4を挟むための押さえ板
がないので作業は極めて効率よく行えるのである。よっ
て、濾過停止時間も短くできるのである。
する場合について説明する。中空糸膜集束体エレメント
4は、長期間の使用の結果、逆洗で回復できない程度に
目詰まりしたり、損傷したりすることがあるので、その
場合には、該当する中空糸膜集束体エレメント4を新品
もしくは所期の性能が得られるようにメンテナンスされ
たものと交換する必要がある。このような交換作業に関
しても、従来のものでは、複数の中空糸膜集束体エレメ
ント4の一部のエレメントのみを交換することは、大変
作業性が悪く手間と時間がかかるので、複数の中空糸膜
集束体エレメント4のセットごと交換することも行われ
ていた。この場合には、交換が短時間で完了するので、
濾過停止時間を短縮できるメリットはあるが、コストが
嵩むという問題があった。その点、本発明の濾過装置の
場合には、各中空糸膜集束体エレメント4は仕切り板に
個別にネジ込んであるので、取り外しも極めて簡単であ
り、新たな中空糸膜集束体エレメント4をねじ込む作業
も極めて簡単である。さらに、仕切り板は一枚しかな
く、中空糸膜集束体エレメント4を挟むための押さえ板
がないので作業は極めて効率よく行えるのである。よっ
て、濾過停止時間も短くできるのである。
【0023】加えて、交換を要する中空糸膜集束体エレ
メント4のみを個別に交換できるので、部品代も最小限
にできるという経済的な効果も得られる。
メント4のみを個別に交換できるので、部品代も最小限
にできるという経済的な効果も得られる。
【0024】以上、種々述べたように、本発明の中空糸
膜濾過装置によれば、仕切り板にネジ込むだけであるの
で、組立が容易であるとともに、後日の交換も極めて短
時間且つ容易にできるという効果が得られる。特に、交
換を要する中空糸膜集束体エレメント4のみを個別に交
換することが容易にできるので、ランニングコストを抑
える効果も得られる。
膜濾過装置によれば、仕切り板にネジ込むだけであるの
で、組立が容易であるとともに、後日の交換も極めて短
時間且つ容易にできるという効果が得られる。特に、交
換を要する中空糸膜集束体エレメント4のみを個別に交
換することが容易にできるので、ランニングコストを抑
える効果も得られる。
【0025】また、中空糸膜集束体エレメント4を挟む
押さえ板を要しないので、長さが違う中空糸膜集束体エ
レメント4を並べて取り付けることも可能である。ま
た、中空糸膜集束体エレメント4の仕切り板への取付け
構造がシンプルであるため、中空糸膜集束体エレメント
4の配設密度を高くできるので、単位面積当たりの中空
糸膜集束体エレメント4の本数を多くでき、処理能力が
向上する。
押さえ板を要しないので、長さが違う中空糸膜集束体エ
レメント4を並べて取り付けることも可能である。ま
た、中空糸膜集束体エレメント4の仕切り板への取付け
構造がシンプルであるため、中空糸膜集束体エレメント
4の配設密度を高くできるので、単位面積当たりの中空
糸膜集束体エレメント4の本数を多くでき、処理能力が
向上する。
【0026】そして、一つのケースに多数の中空糸膜集
束体エレメント4を格納することにより、一つのケース
で構成される濾過ユニット当たりの処理能力が大きくな
るので、従来のように処理能力の小さな濾過ユニットを
多数配管で接続して構成するものに比べて、配管の長さ
及び曲がり部分が少なくなり、配管による抵抗損が少な
くなる。よって、濾過装置に用いるポンプやエレメント
類に対して効率的になるという効果も得られる。
束体エレメント4を格納することにより、一つのケース
で構成される濾過ユニット当たりの処理能力が大きくな
るので、従来のように処理能力の小さな濾過ユニットを
多数配管で接続して構成するものに比べて、配管の長さ
及び曲がり部分が少なくなり、配管による抵抗損が少な
くなる。よって、濾過装置に用いるポンプやエレメント
類に対して効率的になるという効果も得られる。
【0027】また、ケース自体を鉄やステンレス製とす
ることによって、水圧に対する強度も十分なものが得ら
れる。
ることによって、水圧に対する強度も十分なものが得ら
れる。
【0028】なお、中空糸膜集束体エレメント4を仕切
り板に取り付ける構造は、ネジ込み式の螺合構造でも、
一方に形成された突起を、他方に形成された係合凹部に
係止する係合構造でもよい。そのとき、弾性体による突
起を設けてもよい。
り板に取り付ける構造は、ネジ込み式の螺合構造でも、
一方に形成された突起を、他方に形成された係合凹部に
係止する係合構造でもよい。そのとき、弾性体による突
起を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の中空糸膜濾過装
置によれば、中空糸膜集束体エレメントは仕切り板に嵌
脱自在に取り付けられているので、取付け作業も取り外
し作業も極めて容易に行えるという効果が得られる。よ
って、作業の手間がかからず短時間で着脱可能であるの
みならず、ひとつひとつの中空糸膜集束体エレメントを
個別に交換できるので、部品代が安くなるという効果も
得られる。
置によれば、中空糸膜集束体エレメントは仕切り板に嵌
脱自在に取り付けられているので、取付け作業も取り外
し作業も極めて容易に行えるという効果が得られる。よ
って、作業の手間がかからず短時間で着脱可能であるの
みならず、ひとつひとつの中空糸膜集束体エレメントを
個別に交換できるので、部品代が安くなるという効果も
得られる。
【0030】また、濾過能力の高い装置を容易に構成す
ることも可能になる。なお、中空糸膜集束体エレメント
の一端を仕切り板の透孔に螺入して取り付けると、嵌脱
が容易であるとともに、水圧によって抜け落ちることは
防止される。そして、中空糸膜集束体エレメントの外側
面に雄ネジが形成されていると、確実に螺入でき、ま
た、容易に取り外し可能となる。
ることも可能になる。なお、中空糸膜集束体エレメント
の一端を仕切り板の透孔に螺入して取り付けると、嵌脱
が容易であるとともに、水圧によって抜け落ちることは
防止される。そして、中空糸膜集束体エレメントの外側
面に雄ネジが形成されていると、確実に螺入でき、ま
た、容易に取り外し可能となる。
【図1】本発明にかかる中空糸膜濾過装置の実施の形態
の一部断面側面図である。
の一部断面側面図である。
【図2】図1に示した中空糸膜濾過装置を斜め下方から
見た一部切欠斜視図である。
見た一部切欠斜視図である。
【図3】本発明に用いる中空糸膜集束体エレメントの側
面図である。
面図である。
【図4】図3の中空糸膜集束体エレメントを取り付けた
状態を示す側面断面図である。
状態を示す側面断面図である。
【図5】本発明の中空糸膜濾過装置の格納ケースを分解
した斜視図である。
した斜視図である。
1 中空糸膜濾過装置 2 格納ケース 21 上部ケース 22 下部ケース 23 出水口 24 入水口 3 仕切り板 4 中空糸膜集束体エレメント 41 ネジ込み部材 H 透孔
Claims (3)
- 【請求項1】流入側と流出側とが仕切り板によって隔離
されてなる濾過装置において、筒状の中空糸膜集束体エ
レメントの一端を仕切り板に形成された透孔に嵌脱自在
に取りつけ、他端は濾過装置の内部空間に自由状態に配
設したことを特徴とする中空糸膜濾過装置。 - 【請求項2】中空糸膜集束体エレメントの一端は仕切り
板の透孔に螺入されていることを特徴とする請求項1に
記載の中空糸膜濾過装置。 - 【請求項3】筒状の中空糸膜集束体エレメントの一端の
外側面に雄ネジが形成されていることを特徴とする請求
項2に記載の中空糸膜濾過装置に用いる中空糸膜集束体
エレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6863397A JPH10263370A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 中空糸膜濾過装置、及び、中空糸膜集束体エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6863397A JPH10263370A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 中空糸膜濾過装置、及び、中空糸膜集束体エレメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263370A true JPH10263370A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13379349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6863397A Pending JPH10263370A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 中空糸膜濾過装置、及び、中空糸膜集束体エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10263370A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081066A1 (fr) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Kuraray Co., Ltd. | Module a membrane en fibres creuses et procede pour laver le module |
JP2010094569A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Daicen Membrane Systems Ltd | 膜モジュールとその組立方法 |
WO2015014841A1 (de) * | 2013-07-31 | 2015-02-05 | Mann+Hummel Gmbh | Filtermodul mit mehreren austauschbaren hohlfaserbündeln in einer stirnscheibe |
CN106438050A (zh) * | 2016-10-12 | 2017-02-22 | 成都凯远流体控制工程有限公司 | 燃气轮机中用于过滤燃气的筒式过滤器 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6863397A patent/JPH10263370A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081066A1 (fr) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Kuraray Co., Ltd. | Module a membrane en fibres creuses et procede pour laver le module |
JP2010094569A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Daicen Membrane Systems Ltd | 膜モジュールとその組立方法 |
WO2015014841A1 (de) * | 2013-07-31 | 2015-02-05 | Mann+Hummel Gmbh | Filtermodul mit mehreren austauschbaren hohlfaserbündeln in einer stirnscheibe |
US10065139B2 (en) | 2013-07-31 | 2018-09-04 | Mann+Hummel Gmbh | Filter module having a plurality of replaceable hollow-fiber bundles in an end-face plate |
CN106438050A (zh) * | 2016-10-12 | 2017-02-22 | 成都凯远流体控制工程有限公司 | 燃气轮机中用于过滤燃气的筒式过滤器 |
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