JPS6335838Y2 - - Google Patents

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JPS6335838Y2
JPS6335838Y2 JP1243883U JP1243883U JPS6335838Y2 JP S6335838 Y2 JPS6335838 Y2 JP S6335838Y2 JP 1243883 U JP1243883 U JP 1243883U JP 1243883 U JP1243883 U JP 1243883U JP S6335838 Y2 JPS6335838 Y2 JP S6335838Y2
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adsorbent
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【考案の詳細な説明】 本考案は逆方線型濾材間に吸着材を充填した濾
過器に関する。
一般に、メツキ処理液等の濾過においては、原
液中に含有する浮遊固形物(以下SSという。)の
濾過の外に、有機物、コロイド状懸濁物等を吸着
除去するために活性炭等の吸着材による処理を併
用実施している。
しかして、従来かかる目的に使用される吸着材
充填濾過器としては第1図に示される如き構造の
濾過器が知られている。即ち、第1図において有
孔管軸aの外周に二層の濾材b,b′を同心円状に
配設し、この二層の濾材間の間隙に活性炭cを充
填した構造のもので、濾過されるべき原液は濾材
の最外層から点線矢印方向に供給され、濾材b′に
より濾過された後、活性炭層cを通過し、次いで
内層の濾材bで濾過された後濾液は中芯有孔管軸
の管内下端又は上端より排出される。
しかし、かかる従来の吸着材充填濾過器におけ
る濾過工程は第1段の濾材b′による濾過、第2段
の活性炭層cによる吸着、第3段の濾材bによる
濾過の順序で行なわれるため、原液中のSS濃度
が大なる場合には第1段の濾材b′による濾過で
SSの大部分が捕集されて濾材b′の濾過抵抗が上
昇し、第2段の活性炭吸着材の吸着能力及び第3
段の濾材bの濾過能力が飽和に達する以前に第1
段の濾材b′は濾過能力の限度を超え、活性炭c及
び濾材bの吸着及び濾過能力を可成り残存させた
儘で濾過器全体の交換或は再生洗浄を余儀なくさ
れていた。
従つて、従来の吸着材充填濾過器は一般に原液
中のSS濃度が1ppm以下という極めて小さい原液
の濾過にのみ使用範囲を限定せざるを得ない欠点
があつた。
本考案は吸着材充填濾過器について、かかる欠
点がなく、濾材及び吸着材両者の能力を原液中の
SS濃度に影響されることなく最大限に発揮し得
ると共に、濾材の濾過面積が大きく長時間洗浄を
行なうことなく使用でき、かつ、濾材の組立乃至
分解操作を簡便に行ない得る簡易な構造の吸着材
充填濾過器を提供することを目的としたもので、
以下、実施例を示す図面に基づいて説明する。
第2図に本考案の吸着材充填濾過器の縦断面図
を、第3図に第2図のイ−イ断面図を示した。
第2図及び第3図において、1は本考案の濾過
器本体で以下のようにして構成される。即ち、上
下両端に螺状部3及び4を形成した管軸2の下端
螺条部4に、上面に中心に向けて放射状方向に凹
凸面を形成して放射状集液溝6を刻設した支持底
板5を螺合連結する。管軸2の下端部には放射状
集液溝6と直交対応する個所に濾液流入孔8が形
成されている。9は逆方線濾材であつて、有孔芯
筒13の表裏両面を濾布12で被覆した円筒形濾
過部10と、該円筒形濾過部10の内壁面から略
一定間隔を隔てて中心方向に延設された有孔芯板
14の表裏両面を濾布で被覆した逆方線濾過部1
1とを一体的に構成して成り、円筒形濾過部10
の有孔芯筒13及び逆方線濾過部11の有孔芯板
14は逆方線濾材9の姿勢保持のための補強作用
と同時に、一体被覆された濾布12によつて濾過
された濾液の流出作用を促進させる役割を有す
る。
又、円筒形濾過部10に被覆される濾布の最下
端部、有孔芯筒13の外側には延長濾布10′を
設け、この延長濾布10′を支持底板5の周側面
に固定するとともに、有孔芯筒13の内側最下端
部濾布を支持底板5の放射状溝6上面に設けた有
孔芯板15の上面に延設被覆し、更に延設した濾
布10″を管軸2の外周面に嵌挿した小径の有孔
芯筒7の外周面に被覆してその末端を管軸2の上
方部16で固定する。
このように、濾布を支持底板5の上面及び管軸
2の外周面にも被覆することにより濾過面積を更
に増加させることができる。
又、管軸2の周面には適宜間隔で濾液流入口
8′が穿設される。
17は管軸2の上端螺状部3に螺合連結した姿
勢保持板であつて、原液の通孔18が多数穿設さ
れ、外周縁には円筒形濾過部10の上端を嵌合し
てその姿勢を保持するための凹部21が周設され
ている。
又、該姿勢保持板17の中央部には、前記支持
底板5の中央部に形成せる雄螺子連結部19を上
方から螺合連結可能とする雌螺子連結部20が形
成されている。
22は吸着材で粒径2〜32メツシユ程度の粒状
の活性炭、骨炭、活性白土、イオン交換樹脂など
からなり、原液中の有機物、コロイド状浮遊固形
物、或は溶存成分などを吸着除去する目的で前記
円筒形濾過部10と逆方線濾過部11とによつて
外方が区劃され、また中心部の有孔円筒7の上に
延設された筒状の濾布10″によつて内方が区劃
される空間内に、これらの濾材面が充分に覆われ
る程度の量で充填される。
このような吸着材で粒度が細かすぎるものは、
充填密度が大となつて液の流通抵抗も大きくな
り、目づまりを引き起し易いので好ましくない。
なお、23は吸着材22の押え網である。
次に、本考案の作用について説明すると、濾過
すべき原液は濾過器の上部蓋体17の通孔18か
ら流入して、先ず吸着材22の層を下方に流下し
乍ら次第に円筒状濾過部10及び逆方線濾過部1
1或は管軸周面の濾布面及び支持底板上の濾布面
に到達して濾過される。濾過された濾液は円筒形
濾過部10の有孔芯筒13、逆方線濾過部11の
有孔芯板14、管軸2外周の有孔芯筒7及び支持
底板5上面の有孔芯板15に沿つて流下し、一部
の濾液は管軸2の流入孔8′から、又大部分の濾
液は管軸2の下部流入孔8かな管軸2内に流入
し、該管軸2に連通する濾液管(第4図F)から
取出される。
このような濾過運転の開始初期においては、通
孔18から流入した原液は吸着材22の層の上部
を通つて濾過部10,11等の上部へ向うが、原
液中に含有されるSSがこれらの濾材面上に短時
間内に堆積して濾材を目づまりさせるので、それ
以後は原液の短絡流通は解消される。従つて溶存
成分などの吸着不充分な濾液の発生は少量に留る
から、これは別途回収して原液側へ返送するなど
により処理するのが適当である。
第4図は本考案の実施態様の一例を示し、吸着
材充填濾過器1を底板D上に一部上下に重合連設
して複数個缶体B内に収容し、蓋Aを密封したの
ち供給管Eより原液を圧入する。すると原液は各
吸着材濾過器1により上記した如く濾過され、濾
液は前記管軸2と連通する連通管Gより濾液室C
を介して濾液管Fより取出される。
本考案は上記した如く流入孔8を穿孔した管軸
2の下端螺条部4に、上面に放射状集液溝6を刻
設した支持底板5を螺合連結し、有孔芯筒13の
表裏両面を濾布で被覆してなる円筒形濾過部10
と該円筒形濾過部10の内壁面から略一定間隔を
隔てて中心方向に延設した複数個の有孔芯板14
の表裏両面を濾布で被覆してなる逆方線濾過部1
1とを一体に構成した逆方線濾材9を管軸2に嵌
挿し、更に必要に応じて管軸2の外周面並びに支
持底板5の上面にも濾布を張設し、前記円筒形濾
過部10と前記逆方線濾過部11とによつて区劃
される間隙内に吸着材22を充填し、前記管軸の
上端螺条部に通孔8を穿設した姿勢保持板17を
螺合連結して構成したものであるから、濾過器の
単位体積当り濾過面積が極めて大きく、又、原液
は最初に吸着材層を通過したのち濾材で濾過され
るから従来の吸着材充填濾過器のように最外層の
濾材が原液中のSSによつて飽和に達し、内層の
吸着材及び濾材が未飽和の儘で洗浄に廻されると
いうようなことはなく、吸着材及び濾材の能力が
フルに活用できる。従つて、濾過面積の飛躍的増
大とSSによる濾材に対する影響の排除とによつ
て濾過器の使用時間の大巾な増加(略同一容量の
カートリツジ型吸着材充填濾過器で比較した場合
約33倍)即ち洗浄周期の大巾な延長を可能とし、
濾過器の保守労力を著しく低減せしめる効果を有
する。又、本考案の濾過器は構造簡単で、組立、
分解並びに吸着材の充填も容易である。
更に、従来、原液について吸着材処理及び濾過
処理の両者を行なう場合には、これらの処理工程
を直列に連結して、二工程の処理を夫々別個に必
要としていたが、本考案の濾過器を使用するとき
は吸着材処理と濾過処理とを一工程で同時に実施
することが可能となり、又、第4図に示す如き缶
体内に本考案の吸着材充填濾過器と吸着材無充填
の従来型の濾過器とを組み合せて収容することに
より、原液の組成に応じた最適の吸着及び濾過処
理を実施することができる等多くの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吸着材充填濾過器の概略断面
図、第2図は本考案の吸着材充填濾過器の断面
図、第3図は第2図のイ−イ断面図、第4図は本
考案の実施態様の一例を示す図である。 1……濾過器本体、2……管軸、3,4……螺
状部、5……支持底板、6……放射状集液溝、
7,13……有孔芯筒、8……濾液流入孔、9…
…逆方線濾材、10……円筒形濾過部、11……
逆方線濾過部、12……濾布、14,15……有
孔芯板、17……姿勢保持板、18……通孔、2
2……吸着材、A……蓋、B……缶体、E……原
液供給管、F……濾液管、G……連通管、a……
有孔管軸、b,b′……濾材、c……活性炭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 濾液流入孔を穿設した管軸の下端螺条部に、上
    面に放射状集液溝を刻設した支持底板を螺合連結
    し、有孔芯筒の表裏両面を濾布で被覆してなる円
    筒形濾過部と、該円筒形濾過部の内周面から略一
    定間隔を隔てて中心方向に延設した複数個の有孔
    芯板の表裏両面を濾布で被覆してなる逆方線濾過
    部とを一体に構成した逆方線濾材を前記管軸に管
    装し、前記円筒形濾過部と逆方線濾過部とにより
    区劃される間隙内に吸着材を充填し、前記管軸の
    上端螺状部に通孔を穿設した姿勢保持板を螺合連
    結したことを特徴とする吸着材充填濾過器。
JP1243883U 1983-01-31 1983-01-31 吸着材充填濾過器 Granted JPS59119391U (ja)

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JP1243883U JPS59119391U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 吸着材充填濾過器

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JPS59119391U JPS59119391U (ja) 1984-08-11
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JP1243883U Granted JPS59119391U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 吸着材充填濾過器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07108392B2 (ja) * 1992-09-04 1995-11-22 株式会社水研 浴槽湯の浄化装置
JP2001145807A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Japan Organo Co Ltd カートリッジフィルター

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JPS59119391U (ja) 1984-08-11

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