JPH05269174A - 注射針の取外し装置 - Google Patents

注射針の取外し装置

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JPH05269174A
JPH05269174A JP4127813A JP12781392A JPH05269174A JP H05269174 A JPH05269174 A JP H05269174A JP 4127813 A JP4127813 A JP 4127813A JP 12781392 A JP12781392 A JP 12781392A JP H05269174 A JPH05269174 A JP H05269174A
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injection needle
rotary base
holder
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injector
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Susumu Nakagawa
進 中川
Masuhiro Takeyama
益洋 竹山
Shintaro Sasahara
新太郎 笹原
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RAITEINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済の注射器Aから注射針A2 を簡単に取
り外して廃棄する。 【構成】 回転ベース12上に、上下に揺動する爪部材
11、11…を配列し、モータ21を含む駆動機構20
を設ける。モータ21を運転すると、回転ベース12
は、全体として回転するとともに上下に移動し、爪部材
11、11…を回転させ、上下に揺動させる。そこで、
爪部材11、11…は、注射器Aにねじ結合されている
注射針A2 を取り外し、下方のボックスD内に落下させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済の注射器や採
血器から注射針を簡単に取り外して廃棄するための注射
針の取外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】使用済の注射器や採血器(以下、単に注
射器という)は、注射筒から注射針を取り外した上、廃
棄することが求められている。注射針は、一般に金属製
であって、プラスチックス・ガラス・金属等からなる注
射筒とは異なる廃棄処理が必要である上、先端が尖って
いて危険であり、誤って怪我をすると、思わぬ感染症の
感染源ともなり得るからである。
【0003】注射針は、注射筒に対し、雌雄の嵌合結合
を介して装着するのが一般的であるが、ねじ結合による
ものも少なくない。そこで、従来は、使用済の注射器
は、専ら人手を介し、注射針を注射筒から取り外し、両
者を個別に廃棄するのが普通であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、注射針の取外し作業は、看護婦等の人手によら
なければならないから、能率が悪いばかりでなく、作業
者が怪我をしたり、それによって感染症に感染したりす
る危険が避けられないという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、回転しながら上下に揺動する爪部材を
使用することによって、注射針に全く触れることなく、
極めて簡便に、使用済の注射器から注射針を取り外すこ
とができる注射針の取外し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、円状に配列し、同時に上下に揺
動する複数の爪部材と、爪部材を上下に揺動させながら
回転させる駆動機構とを備え、爪部材は、先端が注射針
のねじ駆動部に係合する水平姿勢と、先端がねじ駆動部
から外れ、注射針を下方に落下させる傾斜姿勢とをとり
得ることをその要旨とする。
【0007】なお、爪部材は、共通の回転ベース上に搭
載し、駆動機構は、回転ベースを回転させるとともに上
下に往復駆動するようにしてもよく、また、爪部材の上
方に、注射針付きの注射器をセットするガイド筒を付設
するようにしてもよい。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、爪部材は、同
時に上下に揺動し、水平姿勢をとるとき、先端が注射針
のねじ駆動部に係合するから、この状態で駆動機構を作
動させれば、爪部材は、注射針を取外し方向に回転させ
ながら、下方に傾斜することができる。すなわち、爪部
材は、ねじ結合の注射針に対し、それを取外し方向に回
転させると同時に下方に揺動し、最終的に傾斜姿勢をと
ることにより、注射針を円滑に注射筒から取り外し、下
方に落下させることができる。
【0009】爪部材を共通の回転ベース上に搭載し、駆
動機構が、回転ベースを回転させるとともに上下に駆動
するときは、爪部材は、回転ベースの回転によって回転
させ、回転ベースの上下動によって上下に揺動させるこ
とができるから、駆動機構は、単純な回転機構で足り、
単一の回転駆動源によって構成することができる。
【0010】爪部材の上方にガイド筒を付設すれば、ガ
イド筒に注射針付きの注射器をセットするのみで、注射
針の取外しを一挙動で完了させることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】注射針の取外し装置は、上下に揺動する複
数の爪部材11、11…と、爪部材11、11…を揺動
させながら回転させる駆動機構20とを備えてなる(図
1)。
【0013】爪部材11、11…は、それぞれ、各一対
のブラケット12a、12aを介し、共通の回転ベース
12の上面に搭載されている(図2、図3)。回転ベー
ス12の中央には、透孔12bが形成されており、爪部
材11、11…は、透孔12bの周囲に円状に配列され
ている。なお、回転ベース12の外周には、環状の凹溝
12cが形成されている。
【0014】各爪部材11の先端部は、二等辺三角形に
尖らせるとともに(図3)、先端に向けて開口するスリ
ット11aが形成されている。また、各爪部材11の後
端部には、カムローラ11bが軸着されている。各爪部
材11は、ピン12a1 を介し、ブラケット12a、1
2aに対して上下に揺動自在に取り付けられており(図
4)、また、カムローラ11bは、回転ベース12の上
面に一端を固定する板ばね12dにより、上方に付勢さ
れている。
【0015】回転ベース12は、上板13、下板14と
ともに、回転ユニット10を構成し(図1、図2)、回
転ユニット10は、収納ケースCの底板C1 に組み付け
られている。
【0016】上板13、下板14は、スペーサ15aを
伴う連結ボルト15、15…を介し、互いに平行に組み
立てられている。また、連結ボルト15、15…、スペ
ーサ15a、15a…は、回転ベース12を摺動自在に
貫通しており、したがって、回転ベース12は、上板1
3、下板14の間において、上下に平行移動することが
できる。
【0017】下板14の下面には、底板C1 を挾み込む
ようにして、大径のギヤ16が付設されている。下板1
4、ギヤ16は、止めねじ16c、16cを介して一体
に連結されており、両者は、摺動リング16a、摺動ス
ペーサ16b、16bを介して底板C1 に接するものと
する。そこで、回転ユニット10は、ギヤ16を回転駆
動することにより、底板C1 に対し、一体となって回転
することができる。なお、下板14、ギヤ16には、回
転ベース12の透孔12bと同心となるようにして、透
孔14a、16dが形成されている。
【0018】上板13には、透孔12bと同心のやや大
径の透孔13aが形成されている(図2、図4)。ま
た、上板13の下面には、透孔13aの外周に沿って、
小さい段付きの斜面13bが形成されている。
【0019】駆動機構20は、モータ21と、駆動ギヤ
22と、回転軸23と、一対の揺動アーム24、24と
を主要部材としてなる(図1)。
【0020】駆動ギヤ22は、底板C1 を貫通する補助
軸22aに固定されており(図2)、底板C1 の下面に
おいて、ギヤ16と噛合している。ただし、補助軸22
aは、駆動ギヤ22、摺動スペーサ22b、22b、カ
ラー22cを介し、底板C1に対して回転自在に位置決
めされており、さらに、補助軸22aには、補助ギヤ2
2dが固定されている。補助ギヤ22dは、モータ21
の軸端に固定される円筒ギヤ21aに噛合しており、し
たがって、ギヤ16は、駆動ギヤ22、補助ギヤ22
d、円筒ギヤ21aを介し、モータ21に連結されてい
る(図1)。
【0021】回転軸23は、ブラケット23a、23a
を介し、底板C1 の上面に回転自在に支承されている。
回転軸23の中間部には、ウォームホイール23bが固
定され、両端には、偏心ピン23c1 を有するディスク
23c、23cが固定されている。回転軸23は、モー
タ21の軸端の円筒ギヤ21a、補助ギヤ21b、別の
補助ギヤ21c、補助ギヤ21cと同軸のウォーム21
d、ウォームホイール23bを介し、モータ21によっ
て回転駆動することができる。
【0022】各揺動アーム24の一端には、偏心ピン2
3c1 が係合する長孔24aが形成されている。また、
揺動アーム24は、その他端側がフォーク状に形成さ
れ、底板C1 の上面に突設するブラケット24bに対
し、ピン24cを介して揺動自在に支持されている。な
お、各揺動アーム24の先端部には、内側に向けて、駆
動ピン24dが装着されている。駆動ピン24d、24
dは、回転ベース12の外周に形成された凹溝12cに
対し、回転ベース12の両側から、その直径方向に係合
し、回転ベース12を支持するものとする(図2)。
【0023】モータ21を回転すると、回転ユニット1
0は、駆動ギヤ22、ギヤ16を介して回転し、したが
って、爪部材11、11…も、回転ユニット10と一体
に回転することができる。一方、このとき、回転軸23
も一方向に回転するから、揺動アーム24、24は、偏
心ピン23c1 、23c1 を介し、ピン24c、24c
を中心に上下に揺動することができ、したがって、駆動
ピン24d、24dを介して支持されている回転ベース
12は、上下に往復駆動することができる。
【0024】爪部材11、11…のカムローラ11b、
11b…は、それぞれ、板ばね12dにより上方に付勢
され、上板13の下面に接することにより、位置決めさ
れている(図4)。そこで、各爪部材11は、回転ベー
ス12が上下に移動することにより、ピン12a1 を中
心にして、同時に上下に揺動することができる。ただ
し、爪部材11、11…は、回転ベース12が上死点に
あるときに水平姿勢をとり(同図)、回転ベース12が
下降するに従って先端が下方に傾斜し(図5)、回転ベ
ース12が下死点にまで下降すると、カムローラ11
b、11b…が上板13の斜面13bに沿って転動する
ことにより、大きく傾斜する傾斜姿勢をとることができ
る(図6)。なお、爪部材11、11…は、回転ベース
12が下死点から上死点に復帰するときは、図6、図
5、図4の順に上方に揺動し、元の水平姿勢に戻る。
【0025】すなわち、爪部材11、11…は、モータ
21を回転することにより、回転ユニット10が回転し
て全体として回転することができる上、同時に、回転ベ
ース12が上下動することにより、上下に揺動して、水
平姿勢と傾斜姿勢とをとることができる。
【0026】収納ケースCは、底板C1 を有する本体に
対し、取外し自在の蓋板C2 を組み合わせてなり(図
1)、蓋板C2 には、回転ユニット10の直上位置にガ
イド孔C2aが形成されている。なお、ガイド孔C2aの周
囲には、ガイド筒C3 が垂設され、ガイド筒C3 の底部
には、透孔C3aが形成されている(図2)。また、ガイ
ド筒C3 の底部は、上板13の透孔13aに入り込み、
上板13とほぼ同一レベルになっている。
【0027】収納ケースCの下方には、廃棄用のボック
スDが装填されている(図1)。ボックスDの上面に
は、透孔D1 が形成されており、ボックスDは、透孔D
1 が回転ユニット10の直下に位置するように、位置決
めして装填することができる。
【0028】使用済の注射器Aは、採血器であるものと
し、このものは、ホルダA1 と、ホルダA1 にねじ結合
する注射針A2 とからなる。注射針A2 の基部には、四
方に十字形に羽根状の係合突部を形成したねじ駆動部A
2aが付設されている。また、注射針A2 の上方には、ゴ
ム製のカバーA2b付きの補助針A2cが付設されており
(図6)、補助針A2cは、注射針A2 をホルダA1 に装
着し、注射針A2 を血管に刺挿した上、ホルダA1 に真
空容器からなる採血容器A3 を挿入すると、採血容器A
3 の底部を突き破ることにより、採血をすることができ
る。
【0029】いま、回転ベース12を上死点に置き、爪
部材11、11…を水平姿勢にして、ガイド筒C3 に注
射針A2 付きのホルダA1 を挿入すると、ガイド筒C3
は、ホルダA1 を収納して位置決めすることができる
(図4)。このとき、注射針A2 は、ガイド筒C3 の透
孔C3aを上から下に貫通し、爪部材11、11…の先端
は、注射針A2 のねじ駆動部A2aに係合する(図3)。
なお、爪部材11、11…とねじ駆動部A2aとの係合状
態は、図3において、ねじ駆動部A2aが45度回転した
状態であってもよい。
【0030】つづいて、モータ21を起動し、注射針A
2 が外れる方向に爪部材11、11…を回転させれば、
注射針A2 は、ホルダA1 とのねじ結合が緩み(図
5)、ホルダA1 から取り外すことができる。ただし、
このとき、ホルダA1 は、注射針A2 とともに回転しな
いように、手指によって把持するものとする。また、爪
部材11、11…は、注射針A2 が外れるに従って、回
転ベース12が下方に移動することにより下方に揺動す
るから、注射針A2 に対し、それが外れることを妨げる
おそれがない。
【0031】回転ベース12が下死点に到達すると、爪
部材11、11…は傾斜姿勢をとる(図6)。このと
き、爪部材11、11…の先端は、下方に大きく傾き、
注射針A2 のねじ駆動部A2aとの係合が外れるととも
に、その中間に大きな空間Bを形成するから、注射針A
2 は、空間Bを介して下方に落下し、廃棄用のボックス
Dに収容することができる。ただし、爪部材11、11
…は、モータ21と、回転ユニット10、回転軸23と
の間の各減速比、回転ベース12の移動量を適当に設定
し、下方に揺動して先端がねじ駆動部A2aから外れるま
でに、注射針A2 がホルダA1 から外れるに十分な回転
数だけ、ねじ駆動部A2aを回転させることができ、しか
も、注射針A2 が回転し、注射針A2 がねじリードに従
って下方に進行するとき、その進行速度よりもやや速
く、先端が下方に移動するものとする。
【0032】このようにしてホルダA1 から注射針A2
を取り外したら、ホルダA1 をガイド筒C3 から抜去
し、廃棄すればよい。なお、モータ21は、その後さら
に運転を継続し、回転ベース12が上死点に復帰した時
点で停止して、次の注射器Aの処理に備える。
【0033】
【他の実施例】各爪部材11は、回転ベース12が上下
に移動するとき、板ばね12d、カムローラ11bを介
して揺動させるに代えて、後端部のガイドピン11cの
両端部をガイドブラケット13c、13cのガイド孔1
3c1 、13c1 に係合させることによって揺動させて
もよい(図7、図8)。
【0034】各爪部材11を支持するブラケット12
a、12a…は、それぞれ、直角に屈曲したL形部材と
なっており、回転ベース12の上面に円形に配列して搭
載されている。そこで、各爪部材11は、ピン12a1
を介し、隣接する2枚のブラケット12a、12a間に
揺動自在に支持されている。また、ブラケット12a、
12a…の各外側には、ブラケット12a、12a…と
平行に、L形のガイドブラケット13c、13c…が配
列されている。ただし、ガイドブラケット13c、13
c…は、図示しない上板13の下面に固定されているも
のとする。各ガイドブラケット13cには、後部が水平
となっており、先端部が斜め上方に屈曲されたガイド孔
13c1 、13c1 が形成されている。
【0035】各爪部材11の後端部には、ガイドピン1
1cが挿通されており、ガイドピン11cの両端部は、
隣接するガイドブラケット13c、13cのガイド孔1
3c1 、13c1 に係合されている。
【0036】回転ベース12が上死点にあるとき、爪部
材11、11…は、水平姿勢をとり(図9)、このと
き、各爪部材11の先端は、ガイド筒C3 に投入された
使用済の注射器Aのねじ駆動部A2aに係合することがで
きる。なお、このとき、各爪部材11のガイドピン11
cは、ガイド孔13c1 、13c1 の後端部にある。
【0037】つづいて、モータ21を駆動し、回転ベー
ス12が回転しながら下方に移動すると、各爪部材11
は、ピン12a1 、12a1 …が下降することにより、
一斉に下向きに揺動するから(同図の二点鎖線)、注射
器Aの注射針A2 を取り外すことができる。回転ベース
12が下死点に到達するとき、各爪部材11のガイドピ
ン11cは、対応するガイド孔13c1 、13c1 の先
端の屈曲部に乗り上げるから、各爪部材11は、下方に
大きく傾き、注射針A2 を下方に落下させることができ
る(同図の一点鎖線)。
【0038】回転ベース12が下死点から上死点に戻る
ときは、ピン12a1 、12a1 …が上昇するに従っ
て、ガイドピン11c、11c…も、ガイド孔13c1
、13c1 …の後端部に復帰し、爪部材11、11…
は、元の水平姿勢に戻ることができる。
【0039】爪部材11、11…は、ガイドピン11
c、11c…が、それぞれ、対応するガイド孔13c1
、13c1 に係合することにより、下方への揺動運
動、上方への復帰運動の全行程において積極的に駆動さ
れているから、全体の作動を一層確実にすることができ
る。
【0040】廃棄用のボックスDは、注射針A2 を投入
する透孔D1 の直下に、多角錐状の突起D2 を設けるこ
とができる(図10、図11)。突起D2 は、投入され
る注射針A2 の姿勢をランダムに乱すことができるか
ら、注射針A2 は、ボックスDの底部に針山状に立つこ
とがなく、注射針A2 の収納本数を格段に多くすること
ができる。
【0041】また、ボックスDには、平行の凹所D3 、
D3 を形成し、全体を収納ケースCに装填し、収納ケー
スCから取り外すための把手D3aを形成することができ
る。さらに、ボックスDには、注射針A2 、A2 …を収
納した後、透孔D1 を閉じるためのキャップD5 を付属
させることができ、使用前のキャップD5 を保持させて
おくための凹所D4 を形成してもよい。
【0042】なお、図10、図11のボックスDは、透
明プラスチックス材料によって一体成形することを想定
して図示されているが、ボックスDは、その他の任意の
廃棄可能な材料によって作ることができる。
【0043】以上の説明において、注射器Aは、採血器
でなく、注射筒と、注射筒に装着する注射針とからなる
一般的な注射器であってもよい。なお、このときは、以
上の説明におけるホルダA1 は、注射筒A1 と読み替え
るものとする。
【0044】上死点に待機している回転ベース12を駆
動し、下死点を経て上死点にまで復帰させる一連の動作
は、たとえば、ホルダA1 をガイド筒C3 に挿入したと
きにモータ21を起動し、回転ベース12が上死点に復
帰したことを検出してモータ21を停止させることによ
って簡単に達成することができる。なお、回転ベース1
2が下死点にまで下降し、注射針A2 の取外しが完了し
た時点を検出し、表示すれば、モータ21が1サイクル
の動作を完了する途中において、注射針A2 の取外しと
ともにホルダA1 をガイド筒C3 から抜去することがで
き、使用済の注射器Aを取り扱う操作手順を一層円滑に
することができる。また、ボックスD内に所定本数以上
の注射針A2 が収納されたときにも、ボックスDを交換
するための表示をしてもよい。
【0045】さらに、モータ21は、商用電源によって
駆動する他、独立のバッテリ電源によって駆動してもよ
いことはいうまでもない。
【0046】なお、爪部材11、11…は、その先端が
注射針A2 のねじ駆動部A2aに係合し、注射針A2 を回
転駆動することができる限り、注射針A2 の形状に合わ
せ、任意に変形することができる。また、この発明は、
爪部材11、11…が注射針A2 を回転させるので、ね
じ結合による注射針A2 に対してのみならず、嵌合結合
による注射針に対しても、ほぼ同様に適用することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の爪部材と、爪部材を同時に揺動させ、回転さ
せる駆動機構とを設けることによって、爪部材は、使用
済の注射器の注射針を回転させ、これを簡単に取り外す
ことができるから、危険な注射針に全く触れることな
く、極めて簡便に、能率よく、しかも安全に、注射針の
取外し作業ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体斜視説明図
【図2】 要部断面説明図
【図3】 要部平面図
【図4】 動作説明図(1)
【図5】 動作説明図(2)
【図6】 動作説明図(3)
【図7】 他の実施例を示す要部分解斜視図
【図8】 図7のX−X線矢視相当断面図
【図9】 動作説明図(4)
【図10】 ボックスの斜視説明図
【図11】 図10の中央縦断面図
【符号の説明】
A…注射器 A2 …注射針 A2a…ねじ駆動部 C3 …ガイド筒 11…爪部材 12…回転ベース 20…駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円状に配列し、同時に上下に揺動する複
    数の爪部材と、該爪部材を上下に揺動させながら回転さ
    せる駆動機構とを備え、前記爪部材は、先端が注射針の
    ねじ駆動部に係合する水平姿勢と、先端がねじ駆動部か
    ら外れ、注射針を下方に落下させる傾斜姿勢とをとり得
    ることを特徴とする注射針の取外し装置。
  2. 【請求項2】 前記爪部材は、共通の回転ベース上に搭
    載し、前記駆動機構は、前記回転ベースを回転させると
    ともに上下に往復駆動することを特徴とする請求項1記
    載の注射針の取外し装置。
  3. 【請求項3】 前記爪部材の上方に、注射針付きの注射
    器をセットするガイド筒を付設することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の注射針の取外し装置。
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