JPH05269085A - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置

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JPH05269085A
JPH05269085A JP4065049A JP6504992A JPH05269085A JP H05269085 A JPH05269085 A JP H05269085A JP 4065049 A JP4065049 A JP 4065049A JP 6504992 A JP6504992 A JP 6504992A JP H05269085 A JPH05269085 A JP H05269085A
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JP
Japan
Prior art keywords
eye
diopter
lens
focusing lens
photographing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4065049A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Otsuka
浩之 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
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Publication of JPH05269085A publication Critical patent/JPH05269085A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検眼の視度に応じた合焦レンズの移動に拘
らず撮影画角を一定に保つことを目的とする。 【構成】 眼科撮影装置の撮影光学系が合焦レンズ34
の移動に伴って変化する撮影画角を補正する補正光学系
46を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の眼底を撮影す
る眼底カメラ等の眼科撮影装置の撮影光学系の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、眼底カメラの撮影光学系に
は、図1に模式的に示すように対物レンズ1、撮影絞り
2、合焦レンズ3、結像レンズ4を有するものが知られ
ている。対物レンズ1は所定のワーキングディスタンス
Dをもって被検眼5の前方に位置される。被検眼5の眼
底6の第1眼底像7は対物レンズ1により位置M1に形
成される。被検眼5の視度が0デイオプターの場合は眼
底6により反射された反射光は被検眼5を出射して平行
光束となり、対物レンズ1に入射する。そして、対物レ
ンズ1の焦点位置に結像される。
【0003】なお、この図1においては、撮影画角2α
0=45°の場合が示されている。
【0004】この第1眼底像7の像高をy1とする。撮
影絞り2は対物レンズ1に関して被検眼5の瞳孔8と共
役である。合焦レンズ3はマイナスパワーを持ってお
り、結像レンズ4はプラスのパワーを持っている。合焦
レンズ3は第1眼底像7を位置M1から位置M2へリレ
ーする。位置M2には合焦レンズ3による第2眼底像9
が虚像として形成される。その像高をy2とする。合焦
レンズ3がマイナスのパワーを持っているのは、全体の
撮影光学系の長さを短くするためである。
【0005】被検眼5の視度が変化すると、その視度に
応じて第1眼底像7の位置が光軸O1に沿って矢印Aで
示すように移動する。この第1眼底像7の位置が変化す
ると、結像レンズ4により鮮明な第3眼底像10を位置M
3に設けられたフィルム面11に形成することができない
ため、結像レンズ4に対する第2眼底像9の位置M2が
被検眼5にかかわらず一定に保持されるように、この第
1眼底像7の位置の変動に応じて合焦レンズ3を光軸方
向にO1に沿って移動させる。この合焦レンズ3を移動
させることによって、いつでも、第2眼底像9を位置M
2に保持させることができる。なお、位置M3の直前に
は視野絞り12が設けられている。
【0006】対物レンズ1の焦点距離foはワーキング
ディスタンスDの長さ、被検眼5の瞳孔8と撮影絞り2
との共役関係、眼底カメラ全体の長さ、光学素子の配置
関係等から、40mm≦f0≦50mmとされ、ここでは、fo
=45mmとする。
【0007】このようにすると、第1眼底像7の像高y
1は近軸的には、被検眼5の視度が0ディオプターの場
合、 y1=fo×tan(α/2)=45tan(45/2)=18.6mm となる。
【0008】対物レンズ1の焦点位置から合焦レンズ3
までの距離と位置M2から合焦レンズ3までの距離が等
しい(等倍のリレーを意味する)と、位置M1が1mm移
動すると合焦レンズ3を1mm移動させなければならな
い。従って、合焦レンズ3の移動量を小さくするために
は、第1眼底像7から第2眼底像9へのリレー倍率β1
は1未満とすることが望ましく、ことに0.5以下が適
当であり、ここでは、0.4程度とする。
【0009】記録媒体としてのフィルム11が35mmフィル
ムの場合、フィルムサイズは縦×横が24mm×36mmである
ので、イメージサイズは直径22mm程度が好ましく、従っ
て、第3眼底像10の像高y3はy3=11mm程度とする
と、位置M1から位置M3へのリレー倍率βは、 β=(y3/y1)=11/(−18.6)〜−0.6 となる(符号〜は約の意味に用いる)。
【0010】また、このリレー倍率βは位置M1から位
置M2へのリレー倍率をβ1、位置M2から位置M3へ
のリレー倍率をβ2とすると、β=β1×β2により表
わされる。
【0011】リレー倍率β1は(y2/y1)、リレー
倍率β2は(y3/y2)であり、β1=0.4である
ので、 β=(y2/y1)×(y3/y2)=0.4×(−1.5)=−0.6 となり、β2=−1.5とするのがよい。次に、被検眼
5の視度が変化した場合について説明する。図2(a)
は被検眼5の視度が0デイオプターの場合の撮影画角を
説明するための光学図、図2(b)は被検眼5の視度が
+10デイオプターの場合の撮影画角を説明するための
光学図、図2(c)は被検眼の視度がー10デイオプタ
ーの場合の撮影画角を説明するための光学図である。
【0012】上記のように、フィルム11の直前に視野
絞り12があるので、第3眼底像10の像高y3は一定
であって、結像レンズ4に関して共役であるので、第2
眼底像9の像高y2も常に一定である。図2(a)に示
すように被検眼5が0デイオプターのときに第1眼底像
7ができる位置M1を基準にして、図2(b)に示すよ
うに被検眼5が+10ディオプターのときには、第1眼
底像7は符号7´で示すように開口絞り2に近づいて結
像するので、合焦レンズ3を開口絞り2に近づく方向に
移動させてピント調整を行う。この場合には、第1眼底
像7´から第2眼底像9´へのリレー倍率β´は大きく
なり、1倍に近づく。このときの合焦レンズ3への入射
角α1´は、被検眼5が0ディオプターのときの入射角
α1よりも大きくなる。従って、対物レンズ1に対して
共役関係にある撮影画角2α0´も被検眼5が0ディオ
プターのときの撮影画角2α0よりも大きくなる。この
ように、第3眼底像10の像高y3が一定のまま撮影画
角2α0´が大きくなるので、被検眼が+のディオプタ
ーを有する場合には、撮影倍率が小さくなる。
【0013】一方、図2(c)に示すように被検眼5が
−10ディオプターのときには、第1眼底像7は符号
7″で示すように開口絞り2から遠い位置で結像するの
で、合焦レンズ3を開口絞り2から遠ざかる方向に移動
させてピント調整を行う。この場合には、第1眼底像
7″から第2眼底像9″へのリレー倍率β″は小さくな
り、0倍に近づく。このときの合焦レンズ3への入射角
α1″は、被検眼5が0ディオプターのときの入射角α
1よりも小さくなる。従って、対物レンズ1に対して共
役関係にある撮影画角2α0″も被検眼5が0ディオプ
ターのときの撮影画角2α0よりも小さくなる。このよ
うに、第3眼底像10の像高y3が一定のまま撮影画角
2α0″が小さくなるので、被検眼が−のディオプター
を有する場合には、撮影倍率が大きくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検眼
5の視度に応じた合焦レンズの移動に伴って撮影倍率が
変化するのは、この眼底像を用いて画像処理により計測
を行う場合に望ましくない。眼底像の撮影倍率が安定し
ていないと、画像解析を行う場合に撮影倍率に伴う誤差
が生じるからである。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、被検眼の視度に応じた合焦レンズの移動に拘らず
撮影画角を一定に保つことのできる眼科撮影装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる眼科撮影
装置は、上記の課題を達成するため、被検眼に臨む対物
レンズと撮影絞りと合焦レンズと視野絞りとを有する眼
科撮影装置において、前記合焦レンズの移動に伴って変
化する撮影画角を補正する補正光学系を有することを特
徴とする。
【0017】
【作 用】本発明に係わる眼科撮影装置の撮影光学系に
よれば、被検眼の視度に応じてピントが合うように合焦
レンズを移動させると、その移動に応じて補正光学系を
構成するレンズがその撮影画角が一定となる方向に移動
される。
【0018】
【実施例】図3は本発明に係わる眼科撮影装置の撮影光
学系を眼底カメラに適用した例を模式的に示したもので
ある。
【0019】図3において、30は眼底カメラの撮影光学
系で、撮影光学系30は被検眼31、この被検眼31に臨む対
物レンズ32、撮影絞り33、合焦レンズ34、視野絞り35、
フィルム36を有する。対物レンズ32は所定のワーキング
ディスタンスDを設定されて、被検眼31の前方に配置さ
れる。対物レンズ32は被検眼31の眼底41を照明する照明
系(図示を略す)に共用されている。この対物レンズ32
により第1眼底像42が位置M1に形成される。この第1
眼底像42の像高をy1とする。撮影画角2α(=45
°)、対物レンズ32の焦点距離f0(=45mm)、ワーキ
ングディスタンスD、像高y1(=18.6mm)は従来と
同様とする。この第1眼底像42の頂点43を通る主光線は
撮影絞り33の中心を通って合焦レンズ34に導かれる。撮
影絞り33は被検眼31の瞳孔44と共役であり、撮影光学系
30の眼底像を形成する光束の光量を制限する。合焦レン
ズ34は図3(a)に示すように第1眼底像42を位置
M1から位置M2にリレーする機能を有する。図3
(a)は被検眼31の視度が0ディオプターの場合を示
しており、位置M2には合焦レンズ3による第2眼底像
45が虚像として形成される。被検眼31の視度が異な
る場合、たとえば+10デイオプターの場合には、図3
(b)に示すように、第1眼底像42の形成位置は撮影
絞り33に近づく。この場合には、合焦レンズ34は撮
影絞り33に近づく方向に移動され、第2眼底像45の
形成位置M2及びその像高y2´(y2´<y2)が維
持される。
【0020】合焦レンズ34と視野絞り35との間に
は、補正光学系46が設けられている。補正光学系46
は、コンペンセータレンズ47、バリエータレンズ4
8、固定レンズ49からなっている。コンペンセーター
レンズ47は被検眼31の視度が0ディオプターのとき
の位置Nを基準にして被検眼31の視度が+、−方向に
大きくなると、合焦レンズ34から遠ざかる方向に移動
される。そのコンペンセータレンズ47は合焦レンズ3
4の移動に対して曲線的に移動される。バリエータレン
ズ47は合焦レンズ34の移動に比例して直線的に移動
され、被検眼31の視度が+のときには位置N´を基準
にして合焦レンズ34に近づく方向に移動され、被検眼
31の視度が−のときには合焦レンズ34から遠ざかる
方向に移動される。
【0021】このように補正光学系46を構成すると、
被検眼31の視度に応じた合焦レンズ34の移動に伴っ
て変化する撮影画角α0を補正することができ、撮影倍
率を一定に保つことができる。
【0022】つまり、従来の眼底カメラの撮影光学系で
は、被検眼の視度が変化すると表1のように撮影画角α
0´、α0″が変化するが、本発明の眼底カメラの撮影
光学系では、表2に示すように被検眼31の視度が+の
ときには補正光学系46の倍率を上げ、被検眼31の視
度が−のときには補正光学系46の倍率を下げるため
に、撮影画角α0´、α0″は正視眼のときの撮影画角
α0と等しくなる。
【0023】 表1 0Dpt α0 α1 y2 +10Dpt α0´>α0 α1´>α1 y2´=y2 −10Dpt α1″<α0 α1″<α1 y2″=y2 よって、従来の眼底カメラの撮影光学系によれば、y2
=const、y3=constであり、y3/y2=
constである。
【0024】 表2 0Dpt α0 α1 y2 +10Dpt α0´=α0 α1´=α1 y2´<y2 −10Dpt α1″=α0 α1″=α1 y2″>y2 よって、本発明によれば、撮影画角α″、α´を一定に
保ちつつy3を一定に保つために、被検眼31の視度が
+のときには補正光学系46の倍率を上げ、被検眼31
の視度が−のときには補正光学系46の倍率を下げるこ
とになる。
【0025】
【効果】本発明に係わる眼科撮影装置の撮影光学系は、
以上説明したように構成したので、被検眼の視度に応じ
た合焦レンズの移動に拘らず撮影画角を一定に保つこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の眼底カメラの撮影光学系の一例を示す模
式図である。
【図2】従来の不具合を説明するための光学図である。
【図3】本発明に係わる眼底カメラの撮影光学系の実施
例を示す模式図である。
【符号の説明】
31 被検眼 32 対物レンズ 33 撮影絞り 34 合焦レンズ 35 視野絞り 46 補正光学系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に臨む対物レンズと撮影絞りと合
    焦レンズと視野絞りとをこの順に有する眼科撮影装置に
    おいて、 前記合焦レンズの移動に伴って変化する撮影画角を補正
    する補正光学系を有することを特徴とする眼科撮影装
    置。
JP4065049A 1992-03-23 1992-03-23 眼科撮影装置 Pending JPH05269085A (ja)

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JP4065049A JPH05269085A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 眼科撮影装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136360A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Topcon Corp 眼底カメラ
JP2013505752A (ja) * 2009-09-29 2013-02-21 オーデー−オーエス ゲーエムベーハー 目を観察するための検眼鏡
JP2013048808A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
CN108283484A (zh) * 2018-04-08 2018-07-17 视微影像(河南)科技有限公司 一种oct眼底成像视度补偿光学系统

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