JPH05268830A - 芝ランナーの渦巻ロール製品 - Google Patents

芝ランナーの渦巻ロール製品

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Publication number
JPH05268830A
JPH05268830A JP3354103A JP35410391A JPH05268830A JP H05268830 A JPH05268830 A JP H05268830A JP 3354103 A JP3354103 A JP 3354103A JP 35410391 A JP35410391 A JP 35410391A JP H05268830 A JPH05268830 A JP H05268830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turf
runner
spiral roll
roll product
lawn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3354103A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Miyaike
誠文 宮池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Shibafu KK
Original Assignee
Sanyo Shibafu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Shibafu KK filed Critical Sanyo Shibafu KK
Priority to JP3354103A priority Critical patent/JPH05268830A/ja
Publication of JPH05268830A publication Critical patent/JPH05268830A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゾイシア属の芝(日本芝)、ハイブリッドバ
ミューダ芝、その他の栄養繁殖型の芝等をゴルフ場など
の広いグランドヘ移植する際の新規な移植方法で便利に
使用される芝ランナーの渦巻ロール製品に関する。 【構成】 ゾイシア属の芝(日本芝)、ハイブリッドバ
ミューダ芝、その他の栄養繁殖型の芝等を分解引伸して
筋状の芝ランナーとなし、該芝ランナーを土砂は通過す
るが芝ランナーは通過させないメッシュのネット上へ凡
そ一列状態に散在させると共に、上面を上記同様のネッ
トで被覆して巻取った広巾で長尺の芝ランナーの渦巻ロ
ール製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゾイシア属の芝(日本
芝)、ハイブリッドバミューダ芝、その他の栄養繁殖型
の芝等をゴルフ場等の広いグランドへ移植する際の新規
な移植方法で、便利に使用される芝ランナーの渦巻ロー
ル製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ場や庭園などに種子繁殖の
出来ないゾイシア属(日本芝)、ハイブリッドバミュー
ダ芝、その他の栄養繁殖型の芝等の芝を育成するには、
専ら畠地で育成され通常30cm×37cmの方形に裁
断された切芝を現地に運んで一定間隔に順次並べて移植
することにより行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く種子型でな
い芝は畠地で育成した切芝を移植して、所謂植替えを行
うことが必要なことから、手間が掛り非常に能率の悪い
ものとなっている。これを能率的に実施するものとして
特開昭51−102965号及び実開昭51−3074
4号などの提案もあるが、これらのものは何れも芝育成
のための土壌などを附属させて行うものとなっているこ
とから、重いものとなって長尺物が得られないとか、取
扱いが不便てあったりして作業性に未だ問題がある。本
発明は斯有る問題点を解決せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】初めに上記切芝を分解引
伸して筋状の芝ランナーとなし、これを土砂は通過する
が芝ランナーは通過させないメッシュのネット上へ凡そ
一列状態に散在させると共に、上面を上記同様のネット
で被覆して巻取った広巾の渦巻ロール製品を作成し、こ
れをゴルフ場やガーデンなどの目的地で適宜延展した
り、切断して効率的に移植が行われるようになす。
【0005】
【実施例】図1は本発明に係わる芝ランナーの渦巻ロー
ル製品製造説明図であって、畠地で育成された切芝1
(縦37cm,横30cm)を分解機2で細かく分解す
る。3はほぐし機で上記分解された切芝のほぐしを行
う。これにより切芝は引伸されて夫々れが成長点を有す
る芝ランナー4(ストロン)となされ、供給ホッパー5
に投入される。6はその下方位置に配設した受板、7は
送りローラである。
【0006】一方、8は主としてスフ糸などで編成され
た特定網目のネット(凡そ9mm×9mm)であって、
ロール巻状を成して図示しないクリールスタンドに回動
自在に架設されてなり、A位置から上記受板6の下方部
を通って水平方向の一定長さ範囲をB位置側で図示しな
い駆動手段を備えた巻取りローラ9の回動で緩徐に走行
される。上記走行中、受板6上に供給される芝ランナー
4は送りローラ7の回動と共に凡そ一列状態にネット8
上へ落下されるものとなる。
【0007】しかして、10、11及び12はその走行
途中に設けた各種薬剤散布手段であって、夫々れ発根促
進剤、萎凋防止剤、殺菌殺虫剤などが順次散布されるよ
うになっている。但し、これらは適宜省略することが出
来る。13は前記同様の網目からなるネット、14はそ
の繰出しローラ、15は押えローラ、16はミシン装置
であって上記芝ランナーをサンドイッチ状に挟み込んだ
上下ネットの両端及び中央部位置等を縫製17して巻取
られるようになさしめる。但し、該縫製17は簡略化の
一助に省略して巻取られるようにしても良い。
【0008】図2は斯くして製造された渦巻ロール製品
18の一部破断斜視図である。本発明で上記渦巻ロール
製品18は適宜な寸法のものに設計することが出来る
が、一例で言えば巾Sが1mで長さが50mの渦巻ロー
ルとなされ、このさいネット8上へ一列状態に散在する
芝ランナー4は、凡そ1m×1.2mの範囲ヘ従来の切
芝1(縦37cm、横30cm)のものが散在する状態
となされる。
【0009】しかして、上記渦巻ロール製品は必要に応
じ低温処理(長期間の保存可能)され、目的とするゴル
フ場や庭園などの整地面に対し人的或は機械的に延展す
ると共に、上面には凡そ15mm程度の覆土を行い、且
つ散水して作業を終了する。図3はこれを乗用四輪作業
車19で機械的に実施する状態を示すもので図中20は
目土散布器、21は散水タンク、22は切断器である。
本発明品で使用されるネット素材は、ゴルフ場のフェア
ウェイ(ラフを含む)では専らゴルフプレイ中にアイア
ンの引掛り原因とならないため一定期間経過すると腐朽
する性質を有するスフ糸などの素材からなるものを選ぶ
ようにすると良いのであるが、傾斜地面その他などの場
所では上記性質に何らこだわることを要しない。
【0010】
【発明の効果】本発明の上記渦巻ロール製品は特定網目
間のネットヘ芝ランナーのみをサンドイッチ状に一列状
態に挟み込んだものであることから、軽量であって広巾
で且つ長尺なものとされるのであり、運搬が容易で例え
ば巾Sが1mで長さ50mの製品でも1人で簡便に担い
で運搬することが出来る。斯有る渦巻ロール製品をゴル
フ場のグランドへ持込んで移植した実験例では、ネット
間に挟まれた芝ランナーの一つ一つの全てが成長点とな
って土中に根づくことから3日〜10日間ぐらいで速や
かに活着するものとなるのであり、又総じて次の如き優
れた効果を奏する。 (1)従来の切芝の所要量の凡そ1/10以下の少量で
もって全面緑化の目的を達成することが出来る。 (2)作業性が15〜20倍に向上する。 (3)雑草や病害対策に優れる。これは芝ランナーに分
解引伸したさい、切芝に附着していた土壌害虫及び雑草
の種子などの分離が図られることによる。 (4)植付時から芝ランナー活着の重要な期間、例え大
雨のような場合でもネットが土砂流出防止の効果を良く
果たすことが出来る。 (5)長期間積置きしても、風通しが良くむれたり荷い
たみすることがなく、計画的或は効率的な出荷が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る渦巻ロール製品の製造説明図であ
る。
【図2】製造された渦巻ロール製品の破断斜視図であ
る。
【図3】機械的な移植作業を示す説明図である。
【符号の説明】
1 切芝 2 分解機 4 ランナー 8 ネット 9 巻取りローラ 13 ネット 15 押えローラ 16 ミシン装置 18 渦巻ロール製品 19 乗用四輪作業車 20 目土散布器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゾイシア属の芝(日本芝)、ハイブリッ
    ドバミューダ芝、その他の栄養繁殖型の芝等を分解引伸
    して筋状の芝ランナーとなし、該芝ランナーを土砂は通
    過するが芝ランナーは通過させないメッシュのネット上
    ヘ凡そ一列状態に散在させると共に、上面を上記同様の
    ネットで被覆して巻取った広巾で長尺な芝ランナーの渦
    巻ロール製品。
  2. 【請求項2】 メッシュが5mm〜25mm、巻ロール
    巾が30cm〜200cm、長さ5m〜100mとなさ
    れることを特徴とした請求項1記載の芝ランナーの渦巻
    ロール製品。
JP3354103A 1991-11-15 1991-11-15 芝ランナーの渦巻ロール製品 Pending JPH05268830A (ja)

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JP3354103A JPH05268830A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 芝ランナーの渦巻ロール製品

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JP63258869A Division JPH0787735B2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 芝ランナーの移植方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152803A (ja) * 2015-02-13 2016-08-25 株式会社ニチノー緑化 芝移植・栽培用シート

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02104216A (ja) * 1988-10-13 1990-04-17 Sanyo Shibafu Kk 芝の移植方法及び同用巻ロール製品
JPH03164111A (ja) * 1989-08-06 1991-07-16 Sanyo Shibafu Kk 移植用マット状芝及びその製造方法並びに移植方法

Patent Citations (2)

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