JPH0367524A - 移植芝の保存方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は移植芝の保存方法に関する。

（従来の技術） 従来、ゴルフ場や庭園などに種子繁殖の出来ないシイシ
ア属（日本芝）の芝を育生するには通常３０ａＩ×３７
ｃｌＩの方形に裁断した切芝を直接現地に運び、一定間
隔に順次並べて移植することが行われている。

（発明が解決しようとする課題） 日本芝は上述の如く切芝を直接移植する、所謂植替えを
行うことが必要なことから、手間が掛シ非常に能率の悪
いものとなっている。

本発明者は先に斯有る問題を解決するべく、上記切芝を
分解引伸し、筋状のランナーを適当網目間隔のネット上
に並べると共に、上面を更にネットで被蔽した長尺の巻
ロールに作成し、これをゴルフ場や庭園などの地表面で
延展したシ、切断したシして行う芝の移植惇法（特願昭
６８−２５８８６９号）を提案した。

本発明は上記巻ロールの長期保存方法の提案に係る。

（課題を解決するための手段） 切芝を分解延伸し、筋状のランナーを適当網目間隔のネ
ット上に並べると共に、上面を更にネットで被蔽して構
成する長尺の巻ロールの巻取シ芯に一定大きさの網状パ
イプを使用し、且つ該表面を適当間隔に多数の透孔の穿
設された合成樹脂製のフィルムで包装し、凡そ５℃〜１
２℃の低温倉庫内に入れて保存が行われるようにする。

本発明の作用は以下の説明によシ明白となる。

（実施例） 第１図は本発明に係る芝の巻ロール製品製造説明図であ
って、従来品の切芝１（たて３７備よこ３０ｃＩＩＩ）
を分解機２で細かく分解する。

３はほぐし機で上記分解された切芝の芝片はぐしを行う
。これにより切芝は夫々れが成長点を有するストロ−４
（ランナー）に引伸され、供給ホッパー５に投入される
。６はその下方位置に配設した受板、７は送シローラで
ある。

一方、８は主としてスフ糸や木綿などで編成されたネッ
ト（網目は凡そ９　ａｍ〜１８ＭＭ）或は不織布シート
（以下、ネットと言う）であって、ロール巻状をなして
図示しないクリールスタンドに回動自在に載置されてな
シ、Ａ位置から上記受板６の下方部を通って水平方向の
一定長さ範囲をＢ位置側で図示しない駆動手段を備えた
巻取シロ−ラリの回動で該巻取シローフ９上へ嵌着させ
た巻取シ芯ｌＯへ緩徐に巻取られる。このさい巻取シ芯
１０は直径７００〜１００ｕの合成樹脂製網パイプとな
される。

上記作業中、受板６上に供給されるランナー４は送ジロ
ーラフの回動と共に常時その一定量がネット８上へ落下
されるものとなる。

しかして、１１．１２及び１３はその走行途中に設けた
各種薬剤散布手段であって、夫々れ発根促進剤、萎明防
止剤、殺菌殺虫剤などが順次散布されるようになってい
る。

１４はスフ糸や木綿などのネット（網目は凡そ９ｎ〜１
８ｆｆ）或は水溶性のロールペーパー　１５はその繰出
しローラ、１６は押えローラ、１７はミシン装置であっ
て上記薬剤の散布された上面を該ミシン装置１７で両端
及び中央部位置などが縫製１８されて巻取られるように
なされる。

第２図は斯くして製造された巻ロール製品１９の一部断
面斜視図である。

本発明で上記巻ロール製品１９は適宜な寸法のものに設
計することができるが、−例で言えば巾Ｓが１ｍで長さ
が５０　ｍの巻きロール（直径Ｒが８０Ｃ１１〜５０Ｃ
Ｍ）となされ、コ１７）さいネット８上に散布するラン
ナー４は１ｍＸ　１．２　ｍの範囲に従来の切芝１（た
て３７ａＩＩＪよこ８０ｔｙｔｚ）のものが散布する状
態となされる。

第３図は上記巻ロール製品１９を包装した状態を示すも
のであつ七、包装にさいしては巻ロール製品１９に・充
分湿気を与えたのちビニ−）Ｖやポリエチレンなどの合
成樹脂フィルムシート２０で包装する。このさい、該フ
ィルムシート２０面上には凡そ直径２ｆｆ〜３Ｈの孔２
１が凡そ３ＣＩＩＩ〜７α間隔に多数穿設されてなる。

第４図は上記包装品２２を保管のために架台２３に架設
した状態を示すもので、前後２列で且つ高さ方向に各４
段載置してなる。

しかして、上記架台の包装品２２は凡そ４℃〜１２℃の
低温倉庫内に入れて保存するのであシ、一定期間を定め
て清水を噴霧する。該噴霧は倉庫内天井附近へ適当数の
スプリンクラ−を設置して、定時的に清水が自動噴霧さ
れるようにすることができる。

（発明の効果） ランナーの発根、発芽は１５″Ｃ以上の温度となると活
発化するので、それ以下の好適な温度即ち凡そ４℃〜１
２℃の低温倉庫内に入れて保存するようになすのであシ
、一方自己発熱（むれ）は圧迫と通気の無い状態で起る
ことから本発明では巻ロール製品の巻取シ芯として比較
的大きな直径の合成樹脂製網パイプを使用するのほか、
表面を孔あき合成樹脂フィルムシートで包装するように
なすのであり１且つこれらは架台２３の前後左右方向に
対し一定の隙間があるようにして架設し保存される。

従って、従来の問題点を効果的に解決することのできる
ものであシ、本発明者の実験によれば積重ね状態で芝の
休眠期のさいは凡そ６ケ月程度、休眠期以外でも２〜３
ケ月程度の長期保存を可能とすることができ、従来の殆
んど保存不可能とされていた日本芝の移植作業に画期的
な革命を責らすものである。

なお、移植作業ではほぐされたランナーの全面が成長点
となっていることから、少ない量で広範囲に旺盛な生育
を図ることができるものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は移植芝の巻ロールの製品製造説明図、第２図は
斯くして製造される巻ロール製品の一部破断斜視図、第
３図は上記巻ロール製品の包装図、第４図は保管のため
の架設状態図である。 １・・・切芝　　　　２・・・分解機 ４・・・ランナー　　　８・・・ネット２０・・・孔明
フィルムシート ２２・・・包装品　　　２８・・・架台山陽芝生株式会
社 第 ２゛ 口 第 斜 第 囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）切芝を分解延伸し、筋状のランナーを適当網目間
   隔のネット上に並べると共に、上面を更にネットで被蔽
   して構成する長尺の巻ロールの巻取り芯に一定大きさの
   網状パイプを使用し、且つ該表面を適当間隔に多数の透
   孔の穿設された合成樹脂製のフィルムで包装し、凡そ５
   ℃〜１２℃の低温倉庫に入れて保存が行われるようにな
   すことを特徴とする移植芝の保存方法。