JPH0526856A - 超音波信号検出装置 - Google Patents

超音波信号検出装置

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JPH0526856A
JPH0526856A JP3204921A JP20492191A JPH0526856A JP H0526856 A JPH0526856 A JP H0526856A JP 3204921 A JP3204921 A JP 3204921A JP 20492191 A JP20492191 A JP 20492191A JP H0526856 A JPH0526856 A JP H0526856A
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ultrasonic
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Application number
JP3204921A
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Inventor
Sakae Takeda
栄 竹田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小反射信号を高速で取り込み、ディジタル
処理で欠陥等の検出を行いたい。 【構成】 本発明は、規定のゲートパルス内の超音波信
号を、全並列比較方式でAD変換するフラッシュAD変
換器と、該AD変換した超音波データを格納するバッフ
ァメモリと、該バッファメモリ内の超音波データを処理
して対象物の特徴を検出する処理手段と、より成る。 【効果】 フラッシュAD変換器は、全並列比較方式で
反射信号のAD変換を行うため高速取り組みが可能であ
り、且つ変換ビット数の増加も可能なため、微小反射信
号のAD変換を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物からの超音波信
号を高速取り込み処理を行う超音波信号検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の超音波信号検出装置を示
す図である。この検出装置は、送信器1、サーキュレー
タ2、超音波探触子3、受信器4、媒体(水)5、検査
対象物6、ピーク検出器7、AD変換器8、コンピュー
タ9、ディスプレイ10、制御器11、Z軸ステージ1
2、支持部材13より成る。送信器1で超音波励起電圧
が発生し、サーキュレータ2を介して探触子3の電極
(図示せず)に印加され、探触子3からは、超音波が発
生し、媒体5を介して対象物6へ放射される。ここで、
探触子3とは、圧電変換素子と電極と音響レンズとを一
体化したものである。対象物6からは、その反射波が得
られる。反射波は、欠陥部分からのものや表面からのも
の等種々、計測目的に従って特定される。Z軸ステージ
12は、制御器11の指令を受けて探触子3をZ軸(上
下)方向に移動させる。このZ軸移動の目的は、焦点変
更やV(z)曲線を得るためである。
【0003】反射波は、探触子3の圧電変換素子で電気
信号に変換され、サーキュレータ2を介して受信器4に
行き、増幅される。ピーク検出器7では、予め規定した
時間幅に含まれる反射信号のみを取り込む。この時間幅
とは検出したい反射波信号を選ぶ時間幅であり、通常ゲ
ートパルス幅と呼ばれるものである。反射波信号は、図
4(a)に示すように、振幅幅が時間と共に減少する繰
り返し信号である。繰り返しは、欠陥位置(深さ)を反
映する例、多重反射波を反映する例等、種々の原因によ
る。図4(a)の波形中、後続するピーク値P2、P3
…等ではなく最大振幅値P1が、欠陥検出のために必要
となる波形である例は多い。この場合のピーク値P1
検出を行うのが、ピーク検出器7である。
【0004】AD変換器8は、逐次比較形であり、ピー
ク検出器7の検出ピーク値をAD変換する。コンピュー
タ9は、ピークデータを取り込み、欠陥判定用データ処
理を行う。ディスプレイ10は、この処理結果やピーク
データ等の表示を行い、観察者に知らせる。
【0005】ピーク検出器7の具体例を図5に示す。ピ
ーク検出器7は、トランスT、ダイオードD、コンデン
サC、抵抗R、ピークホールド回路P/Hより成る。入
力してくる受信反射信号はトランスTを介して交流分の
みとなり、ダイオードDで正極成分のみを通す整流が行
われる。コンデンサCと抵抗Rとより成る充放電回路に
より、図4(b)の如き、正極成分中のピークからピー
クをつなぐ一種の平滑化した信号(包絡線検波したのこ
ぎり波信号)が得られる。尚、図4(b)の波形は、極
端な例であり、実際は図4(c)の如き、もっと滑らか
に平滑化した信号となる。
【0006】ピークホールド回路P/Hは、ピークホー
ルド信号Cのタイミングで図4(b)又は、図4(c)
のその時点の波形値をピークホールドする。このピーク
ホールドの様子を図4(d)に示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例は、超音波信号
の周波数が大きくなると、超音波信号の取り込みを失敗
することがある。ピーク検出器7の応答が遅く、AD変
換器8での変換速度が遅いためである。また、ピーク値
1が微小の場合、ピーク検出器での検波能力の限界の
ため、この微小ピーク値の検出に失敗することがある。
【0008】本発明の目的は、これらの問題点を解消し
てなる超音波信号検出装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、規定のゲート
パルス内の超音波信号を、全並列比較方式でAD変換す
るフラッシュAD変換器と、該AD変換した超音波デー
タを格納するバッファメモリと、該バッファメモリ内の
超音波データを処理して対象物の特徴を検出する処理手
段と、より成る。
【0010】
【作用】本発明によれば、ピーク検出器を排し、且つフ
ラッシュAD変換器を使用してデータ化しているため、
微小反射信号の検出及び高速超音波信号の反射波の取り
込みが可能になる。更に、バッファに格納させて、波形
処理は、マイコン等の処理手段によって簡単に実現でき
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の検出装置の実施例である。本
実施例で新しい構成は、ピーク検出器7を排し、且つ逐
次比較形のAD変換器8の代わりに、全並列比較形のフ
ラッシュAD変換器78を設けた点にある。従って、受
信器4でのゲートパルス内で得た反射信号は、直接にA
D変換器78に入力し、全並列比較によって一気にAD
変換される。コンピュータ9内にはバッファメモリを有
し、このAD変換した反射波データが次々に格納され
る。コンピュータ9のCPUは、バッファメモリ内の反
射波データのピーク検出処理を行い、欠陥部位の位置判
定、欠陥の形状判定等の処理を行う。尚、ゲートパルス
とは反射信号の中の必要な波形のみを取り込むための時
間幅決定用であり、このゲートパルスは、受信器4内で
与えるのではなく、AD変換器78の中のゲート回路を
設けて、このゲート回路の開時間をゲートパルスで与え
て反射信号を通すようにしてもよい。
【0012】図2には、3ビット出力用の全並列比較形
のフラッシュAD変換器の実施例を示す。このAD変換
器は直列抵抗網20、比較器21、デコーダ22より成
る。直列抵抗網20は基準電圧Vrefを分圧する抵抗
網であり、9個の直列抵抗(R/2、R、R、…、R、
R/2)を有して、基準電圧Vrefを2n(但し、n
は変換ビット数であり、本実施例ではn=3である。以
下も同じ)通りに分圧する。分圧は、(1/16)Vr
ef、(3/16)Vref、…、(13/16)Vr
ef(15/16)Vrefの8通りである。比較器2
1は、2n+1個の比較器C1〜C8より成り、各分圧出
力とアナログ入力電圧Vinとの大小比較を行い、アナ
ログ入力電圧Vinが大の時、“1”出力し、Vinが
小のとき“0”を出力する。デコーダ22は7個のゲー
トD1〜D7及び3個のオアゲートE1、E2、E3より成
る。7個のゲートD1〜D7は、相隣合う比較器C1〜C8
の2出力を入力とする排他論理和である。例えば、入力
電圧Vinが(5/16)Vref≦Vin<(7/1
6)Vrefの時には比較器C6、C7、C8の出力が
“1”となり、比較器C1〜C5の出力は“0”である。
従って、ゲートD1〜D7の中で排他論理和の性格からゲ
ートD5のみの出力が“1”となり、他のゲートD1〜D
4、D6、D7の出力はすべて“0”となる。このよう
に、アナログ入力電圧Vinに対しての比較器の中で、
Vinで“1”となる最上位の比較器C6と、“0”と
なる最下位の比較器C4との2出力を入力とするゲート
5のみが“1”を発生する。以上のことは、すべての
Vinに対して適用され、ゲートD1〜D7は、それぞれ
対応するVinの時に“1”を出力する。
【0013】ゲートE1〜E3は、3ビットの2進化回路
であり、E1からはMSB(最上位ビット)の1ビッ
ト、E3からはLSBの(最下位ビット)の1ビット、
2からは第2ビット位置のビットデータを出力するよ
うに、前段のゲートD1〜D7の出力が選択的に入力する
ようになっている。即ち、ゲートD1〜D7の全出力がオ
ールゼロの時には、3ビット出力は(000)となり、
ゲートD7のみの出力が“1”のときには3ビット出力
は(001)となり、ゲートD6のみの出力が“1”の
時には3ビット出力は(010)となる。以下、ゲート
5のみの“1”では(011)、…、ゲートD1のみの
“1”では(111)となる。
【0014】以上の図2の実施例でのAD変換例を図6
に示す。図6で、Vinは9通りの区分であり、これは
抵抗網20から得られるものである。ゲートC1〜C8
1〜D7、E1〜E3についてはそれぞれ出力を示してい
る。例えば、前述の例の如く、(5/16)Vref≦
Vin<(7/16)Vrefでは、(C1、C2
3、C4、C5、C6、C7、C8)の出力は(00000
111)となり、(D1、D2、D3、D4、D5、D6、D
7)の出力は(0000100)となり、(E1、E2
3)の出力は(011)となる3ビット出力となる。
尚、VinがVin>(15/16)Vrefの場合
は、オーバーフローとして扱っており、従って、この時
の(E1、E2、E3)の出力は(000)であり、比較
器c1の出力が“1”の時に、オーバーフローを検出す
ることとした。フラッシュAD変換器にあっては、ゲー
トD1〜D7、E1〜E3の組込み方は単なる理論上の問題
であり、種々の変形があることは当然である。また、比
較器C1〜C7の出力は1出力例としたが、例えば2入力
A、Bに対してA≧Bの場合のみで出力“1”を発生さ
せたが、A<Bの場合も併せて出力“1”を発生するよ
うにしてこのA≧Bでの“1”とA<Bでの“1”との
両者を利用して比較出力の精度向上をはかることもでき
る。
【0015】このフラッシュAD変換器によれば、反射
信号Vinは、全並列で一瞬のうちに変換されるため、
高速AD変換を達成できる。更に、逐次形AD変換器で
はサンプルホールド回路が必要であるのに対して、本実
施例では不要であり、標準化誤差等もなくなり、精度の
よい変換を達成できる。更に、ビット数n=3の例とし
たが、実際には、n=8程度を使う。n=8の場合、2
Vのアナログ電圧に対しては、分解能は1/256、即
ち0.78mVとなり、微小電圧の検出精度は極めて高
くなる。従来例では分解能は30mV程度とされてお
り、微小電圧の検出精度は格段に飛躍した。尚、n=8
の場合、図2の回路規模は、2n(n=8)に応じて増
大することは云うまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、微小反射信号の検出が
可能となり、且つ高速な反射信号の検出が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検出装置の実施例図である。
【図2】本発明のフラッシュAD変換器の実施例図であ
る。
【図3】従来の検出装置を示す図である。
【図4】従来の検出装置でのタイムチャートである。
【図5】従来の検出装置でのピーク検出器を示す図であ
る。
【図6】図2の実施例でのAD変換例を示す図である。
【符号の説明】
3 探触子 9 コンピュータ 20 直列抵抗網 21 比較器 22 デコーダ 78 フラッシュAD変換器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 規定のゲートパルス内の超音波信号を、
    全並列比較方式でAD変換するフラッシュAD変換器
    と、該AD変換した超音波データを格納するバッファメ
    モリと、該バッファメモリ内の超音波データを処理して
    対象物の特徴を検出する処理手段と、より成る超音波信
    号検出装置。
JP3204921A 1991-07-19 1991-07-19 超音波信号検出装置 Pending JPH0526856A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3204921A JPH0526856A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 超音波信号検出装置

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JPH0526856A true JPH0526856A (ja) 1993-02-02

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JP (1) JPH0526856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217926A (ja) * 2008-06-13 2013-10-24 Canon Inc 記録媒体判別装置および画像形成装置
US9134672B2 (en) 2008-06-13 2015-09-15 Canon Kabushiki Kaisha Recording medium determination apparatus and image forming apparatus

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