JPH05268437A - カラーファクシミリ装置 - Google Patents

カラーファクシミリ装置

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Publication number
JPH05268437A
JPH05268437A JP4091913A JP9191392A JPH05268437A JP H05268437 A JPH05268437 A JP H05268437A JP 4091913 A JP4091913 A JP 4091913A JP 9191392 A JP9191392 A JP 9191392A JP H05268437 A JPH05268437 A JP H05268437A
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JP
Japan
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color
ink sheet
paper
thermal paper
white
Prior art date
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Pending
Application number
JP4091913A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshimura
博 吉村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信元のカラー画像或いは白黒画像に対応し
て受信画像を出力することが可能であり,且つ,カラー
モードと白黒モードの2つのモードを備えた装置の作業
効率を向上させると共に,装置の小型化を図り,更に装
置の経済性(ランニングコストの低減)を向上させる。 【構成】 感熱紙102を転写部へ供給する感熱紙供給
部105と,インク未塗布領域を有するカラーインクシ
ート106を転写部へ供給するインクシート供給部10
7と,送信元のファクシミリ装置が白黒専用である,或
いは受信画像がカラーファクシミリ装置における白黒モ
ードであると判定したとき,カラーインクシート106
のインク未塗布領域に感熱紙102を接触させることに
より印字処理を実行するシステムコントローラ部とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,溶融或いは昇華型熱転
写記録方式を用いるカラーファクシミリ装置に関し,特
に,発熱転写カラー印字モードと感熱紙による白黒印字
モードの2つのプリントモードを選択可能に構成したカ
ラーファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,フルカラープリンタの画像出力方
式として,簡単な機構で,且つ,小型化が可能であり,
またメンテナンスが少なくてよい等の点を特長とする溶
融或いは昇華型熱転写方式が多く用いられている。ま
た,このような利点を有する熱転写印字方式は,カラー
ファクシミリ装置にも多く採用されてきている。この熱
転写印字方式によるカラー画像の形成は,インクシート
にY(イエロー)色,M(マゼンタ)色,C(シアン)
色の3色(或いは,K(黒)色を付加した4色)を塗布
し,記録紙に対し順次色重ね処理を実行するものであ
る。
【0003】しかし,上記昇華型熱転写方式では,記録
紙の表面に特殊加工を行って転写性を維持する必要があ
るため,このような特殊な記録紙を使用することにより
ランニングコストが高くなる。更に,白黒の印字処理を
行う場合には,前記3色の重ね合わせを行う必要があ
り,また,K色を有するインクシートを使用して白黒の
印字を実行する場合には,Y色,M色,C色の3色を使
用しないため,何れの場合においても,この分が無駄と
なり不経済である等の課題を抱えていた。
【0004】上記のような従来からの技術課題に対する
解決策として,実開昭64−9750号公報に開示され
ている「モノクロ兼用カラープリンタ」がある。この
「モノクロ兼用カラープリンタ」では,インクカセット
をカラー用とモノクロ用の2種類を設け,インクカセッ
トにカラーとモノクロの制御を判別させる突起,或いは
反射テープを設け,これをプリンタにセットしたときカ
ラーかモノクロかを判断して,プリント出力するもので
ある。
【0005】また,上記従来例の他の解決策として,カ
ラープリンタとモノクロ専用プリンタを各々別個に装置
本体に接続し,任意のプリンタを選択して出力するファ
クシミリシステムがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の「モノクロ兼用カラープリンタ」
にあっては,ファクシミリ装置の出力部において,上記
「モノクロ兼用カラープリンタ」を採用すると,送信元
の画像がカラーであるかモノクロであるかが判定でき
ず,インクカセットをカラー用/モノクロ用のどちらを
セットすべきかの対応が困難である。特に,夜間におい
ては,カラー用/モノクロ用の何方であるかが判断でき
ないため,受信画像に合わせた画像出力ができず作業効
率が悪いという問題点があった。
【0007】また,カラープリンタとモノクロ専用プリ
ンタを各々別個に具備したファクシミリシステムにあっ
ては,装置が大型になると共に,コスト高なシステムと
なり経済性において問題点があった。
【0008】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,送信元のカラー画像或いは白黒画像に対応して受
信画像を出力することが可能であり,且つ,カラー画像
モードと白黒モードの2つのモードを備えた装置の作業
効率を向上させると共に,装置の小型化を図り,更に装
置の経済性(ランニングコストの低減)を向上させるこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,溶融或いは昇華型熱転写記録方式を用
いるカラーファクシミリ装置において,発色型感熱紙を
転写部へ供給する感熱紙供給手段と,特殊領域,先頭色
頭出し用のマーカ部を有するカラーインクシートを前記
転写部へ供給するインクシート供給手段と,着信時に送
信元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或いは受
信画像がカラーファクシミリ装置における白黒モードか
否かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒専用で
ある,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置におけ
る白黒モードであると判定したとき,前記感熱紙供給手
段及びインクシート供給手段を制御して発色型感熱紙を
転写部へ供給し,且つ,前記カラーインクシートの特殊
領域を用いて該特殊領域に前記発色型感熱紙を接触させ
ることにより印字処理を実行する制御手段とを備えたカ
ラーファクシミリ装置を提供するものである。
【0010】また,前記インクシート供給手段は,前記
カラーインクシートを巻き戻しできる巻き戻し機構を具
備することが望ましい。
【0011】また,前記インクシート供給手段は,前記
カラーインクシートの移動を制止できる制止手段を具備
することが望ましい。
【0012】また,前記特殊領域は,前記カラーインク
シートにおいて1画面分の印写処理に必要なインクのセ
ット(Y,M,C或いはY,M,C,K)の境界毎に設
けた1画面長のインク未塗布領域であることが望まし
い。
【0013】また,前記特殊領域は,高滑性を有するこ
とが望ましい。
【0014】また,前記マーカ部は,高滑性を有するこ
とが望ましい。
【0015】また,前記発色型感熱紙における印字面
は,高滑性を有することが望ましい。
【0016】また,溶融或いは昇華型熱転写記録方式を
用いるカラーファクシミリ装置において,発色型感熱紙
を転写部へ供給する感熱紙供給手段と,特殊領域,先頭
色頭出し用のマーカ部を有するカラーインクシートを前
記転写部へ供給するインクシート供給手段と,着信時に
送信元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或いは
受信画像がカラーファクシミリ装置における白黒モード
か否かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒専用
である,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置にお
ける白黒モードであると判定したとき,前記感熱紙供給
手段及びインクシート供給手段を制御して発色型感熱紙
を転写部へ供給し,且つ,前記カラーインクシートの特
殊領域を用いて該特殊領域に前記発色型感熱紙を接触さ
せることにより印字処理を実行する制御手段と,前記カ
ラーインクシートの使用状況を記憶する記憶手段とを備
えたカラーファクシミリ装置を提供するものである。
【0017】また,溶融或いは昇華型熱転写記録方式を
用い,発色型感熱紙を転写部へ供給する感熱紙供給手段
と,特殊領域,先頭色頭出し用のマーカ部を有するカラ
ーインクシートを前記転写部へ供給するインクシート供
給手段と,前記カラーインクシートの使用状況を記憶す
る記憶手段とを備え,着信時に送信元のファクシミリ装
置が白黒専用であるか,或いは受信画像がカラーファク
シミリ装置における白黒モードか否かを判定し,送信元
のファクシミリ装置が白黒専用である,或いは受信画像
がカラーファクシミリ装置における白黒モードであると
判定したとき,前記感熱紙供給手段及びインクシート供
給手段を制御して発色型感熱紙を転写部へ供給し,且
つ,前記カラーインクシートの特殊領域を用いて該特殊
領域に前記発色型感熱紙を接触させることにより印字処
理を実行するカラーファクシミリ装置において,前記発
色型感熱紙の有無を検知する検知手段と,前記検知手段
が発色型感熱紙の無を検知したとき,前記カラーインク
シートを用いて白黒印字処理を実行するか,或いは画像
情報を前記記憶手段に記憶するかを選択可能な制御手段
とを具備したカラーファクシミリ装置を提供するもので
ある。
【0018】
【作用】本発明によるカラーファクシミリ装置は,着信
時に送信元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或
いは受信画像がカラーファクシミリ装置における白黒モ
ードか否かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒
専用である,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置
における白黒モードであると判定したとき,発色型感熱
紙を転写部へ供給し,且つ,カラーインクシートの特殊
領域を用いて該特殊領域に発色型感熱紙を接触させるこ
とにより印字処理を実行するものである。
【0019】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て,(1)画像形成部の構成,(2)画像形成部の動
作,(3)インクシート駆動部の構成及び動作(実施例
1)(4)ファクシミリ装置の制御系,(5)ファクシ
ミリ装置の送信及び受信時における動作,(6)カラー
インクシートの構成及びその動作(実施例1),(7)
カラーインクシートの構成及びその動作(実施例2),
(8)インクシート駆動部の構成及び動作(実施例
2),(9)カラーインクシートの構成及びその動作
(実施例3),(10)カラーインクシートの構成及び
その動作(実施例4),(11)感熱紙の構成及びその
動作,(12)サーマルヘッドの接離機構の構成及び動
作の順に説明する。
【0020】(1) 画像形成部の構成 以下,本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は,本発明に係るファクシミリ装置における画
像形成部の概略構成を示す説明図である。図において画
像形成部は,熱転写用記録紙101(以下,記録紙とい
う)或いは感熱紙102を表面に巻回して所定の速度
(印字速度)で回転するプラテンドラム103と,記録
紙101を1枚づつ搬送する給紙部104と,感熱紙1
02を搬送する感熱紙供給部105と,カラーインクシ
ート106を供給するインクシート供給部107と,サ
ーマルヘッド108をプラテンドラム103面に対して
接離動作可能な機構(図11参照)を用いて配設された
ヘッド部109と,記録処理後の記録紙101或いは感
熱紙102を排紙する排紙部110とから構成されてい
る。
【0021】プラテンドラム103は表面を平滑性のあ
る材料で構成され,その表面には記録紙101或いは感
熱紙102の先端を咬持するクランプ爪111が軸線方
向に配設されている。また,給紙部104は,記録紙1
01をセットする給紙トレイ112と,記録紙101を
給紙する給紙ローラ113と,プラテンドラム103の
クランプ爪111に対し,所定のタイミングで記録紙1
01或いは感熱紙102を迎合させるように送り出すレ
ジストローラ114とから構成されている。
【0022】感熱紙供給部105は,ロール状の感熱紙
102の有無を検知する感熱紙センサ115と,感熱紙
102を搬送する搬送ローラ116と,ロール状の感熱
紙102を所定の長さに裁断するカッター部117とか
ら構成されている。また,インクシート供給部107
は,カラーインクシート106をロール状に巻回して供
給するインクシート供給ロール118と,使用済のカラ
ーインクシート106を巻き取るインクシート巻取りロ
ール119と,カラーインクシート106における各色
の先頭位置を検知するために,プラテンドラム103の
軸線方向に複数個(本実施例においては3個)サーマル
ヘッド108の近傍に配設された頭出しセンサ120a
〜120cとから構成される。また,排紙部110に
は,排紙ローラ121と排紙トレイ122が設けられて
いる。
【0023】(2) 画像形成部の動作 次に,以上のように構成された画像形成部の動作につい
て説明する。上記に示した如く構成された画像形成部で
は,カラー画像を印字するカラー印字モード(記録紙1
01を利用した印字処理),或いは白黒画像を印字する
白黒印字モード(感熱紙102を利用した印字処理)の
何れかを選択して出力することが可能である。以下,
カラー画像の出力,白黒画像の出力の順で説明する。
【0024】(2)− カラー画像の出力 カラー画像出力時には,システムコントローラ部301
(図3参照)によりカラー印字部311(図3参照)が
選択され,印字開始信号に基づき給紙ローラ113が回
転し,給紙トレイ112上の記録紙101をレジストロ
ーラ114に送り込む。続いて,レジストローラ114
は,回転するプラテンドラム103のクランプ爪111
に対して所定のタイミングを取って記録紙101を搬送
し,該搬送された記録紙101の先端をクランプ爪11
1に咬持させる。クランプ爪111で咬持された記録紙
101はプラテンドラム103の回転により,その表面
に巻付けられる。
【0025】一方,カラーインクシート106は,頭出
しセンサ120の検知動作に基づくインクシート駆動モ
ータ201(図2参照)の回転により,インク供給ロー
ル118が回転動作し,Y色(イエロー)の先頭位置を
サーマルヘッド108の印字位置に移動させ,前記巻回
された記録紙101と位置合わせを行い,次に,サーマ
ルヘッド108をカラーインクシート106の上からプ
ラテンドラム103に当接させる。この状態において印
字データに基づいてサーマルヘッド108が通電され,
その発熱によりカラーインクシート106のインク層
(Y色)を溶融し,記録紙101に画像情報を転写す
る。このような動作を以下,M色(マゼンタ),C色
(シアン)の順に実行し,記録紙101に3色を重畳す
ることによりカラー画像を得る。
【0026】(2)− 白黒画像の出力 白黒画像の出力を実行する場合は,システムコントロー
ラ部301により白黒印字部312を選択し,カラーイ
ンクシート106の3色のインク層を使用しないで,例
えば,カラーインクシート106に形成したインク未塗
布領域401(図4参照)を印字位置に配置し,このイ
ンク未塗布領域401の下に感熱紙102を接触させた
状態にて印字を実行しながらインク未塗布領域401
(図4参照)と感熱紙102とを移動させることによ
り,サーマールヘッド108による印字処理を実行す
る。
【0027】即ち,感熱紙102での印字処理(白黒印
字モード)が選択されると,感熱紙102を搬送ローラ
116により搬送し,更に,カッター部117によって
所定の長さに感熱紙102を裁断する。裁断されてカッ
ト紙となった感熱紙102はレジストローラ114によ
り前述の記録紙101と同様にクランプ爪111にその
先端が咬持されてプラテンドラム103に巻付けられ
る。その後,サーマルヘッド108の印字位置と書込開
始位置を合致させ,サーマルヘッド108を感熱紙10
2に付勢した後,印字データに基づいてサーマルヘッド
108が通電され,その発熱により感熱紙102に対し
印字処理が実行されるものである。
【0028】なお,本実施例では,記録紙101と感熱
紙102の操作上における間違えを防止するために,感
熱紙102に関しては,ロール状の感熱紙をカットして
供給する構成としたが,間違え防止が他の手段により図
れるのであるならば,感熱紙102をカット紙にしてセ
ットする構成にしてもよい。
【0029】(3) インクシート駆動部の構成及び動
作(実施例1) 図2は,本発明によるインクシート駆動部に関する第1
の実施例の構成を示す説明図である。図において,20
1はカラーインクシート106を所定の速度及びタイミ
ングで搬送する正逆回転可能なインクシート駆動モータ
であり,該インクシート駆動モータ201の出力軸には
ギア202を回転制御する電磁クラッチ203と,プー
リ204を回転制御する電磁クラッチ205が設けら
れ,ギア202にはトルクリミッタ206を有するギア
207を歯合させ,トルクリミッタ206の出力部には
インクシート巻取りロール119のギア208に歯合す
るギア209が設けられている。
【0030】また,プーリ204とプーリ210とに駆
動ベルト211を懸架し,プーリ210の同軸上にはギ
ア212を配設し,該ギア212にインクシート供給ロ
ール118のギア213を歯合させ,更に,ギア213
にはトルクリミッタ214を回転させるギア215が設
けられている。
【0031】以上のように構成されたインクシート駆動
部に関する第1の実施例の動作について説明する。イン
クシート駆動モータ201が駆動すると,その回転力は
電磁クラッチ203のONにより連結されたギア202
を介してギア207,ギア209,ギア208の順に伝
達され,インクシート巻取りロール119を回転させ
る。また,インク供給ロール118の動作は,インクシ
ート駆動モータ201の回転を電磁クラッチ205のO
N(励磁)によりプーリ204,駆動ベルト211,プ
ーリ210の順に伝達し,ギア212を介してギア21
3が回転されることにより行われる。
【0032】また,このときギア213とギア215は
歯合しているため,インクシート供給ロール118の回
転がトルクリミッタ214に伝達し,所定のトルク値で
回転力が伝達され,このトルク値(負荷)がカラーイン
クシート106の弛みを防止している。また,インクシ
ート巻取りロール119側に設けられているトルクリミ
ッタ206についても同様である。
【0033】更に,上記インクシート駆動部は,インク
シート駆動モータ201を,正逆回転可能にして,カラ
ーインクシート106を供給する場合には矢印方向に移
動するように回転させ,カラーインクシート106を巻
き戻す場合は,この逆方向にインクシート駆動モータ2
01を回転させる。
【0034】(4) カラーファクシミリ装置の制御系 図3は,本発明に係わるカラーファクシミリ装置の制御
系を示すブロック図であり,システムコントローラ部3
01は,ファクシミリ装置各部の動作や状態管理を実行
するものであり,CPU,メモリ,BUSI/F等によ
って構成され,操作部302及び2次記憶装置303を
制御可能に接続している。操作部302は,ファクシミ
リ装置のスタート指示,相手先電話番号の入力を行い,
また,各種ファクシミリ機能操作のための各種キー,操
作手順,機械の状態に関する種々の表示を行うことがで
きる表示パネル(例えば,液晶パネル)を具備してい
る。
【0035】スキャナ部304は,原稿を読み取って画
像データとして入力する装置であり,照明系,光電変換
素子(CCD),画像処理部,BUSI/F等の周知の
技術で構成されている。また,カラーの画像を得るため
にフィルタを用い,R,G,B三色同時に読み取ってい
る。得られたRGBデータはBUSI/Fを介して画像
メモリ部306へ転送される。コーデック部305は,
画像メモリ部306との間で画像データの転送を行っ
て,JPEG方式に基づいて画像データの圧縮伸長処理
を行う。
【0036】画像メモリ部306は,BUSI/Fとメ
モリから構成され,圧縮されてない状態で入出力される
画像データを蓄積するためのフレームバッファであり,
スキャナ部304により読み込まれた画像データ,或い
はプリンタ部307に出力される画像データを蓄積す
る。
【0037】ISDNI/F部308は,ISDN回線
に対するI/F回路と,CPU,メモリ,BUSI/F
から構成され,通信の際のプロトコル制御や圧縮化され
た符号化データの送受信を行う。CRTI/F部309
は,CRT310に各種情報を表示するための表示用メ
モリ,DMA,表示用のタイミングコントローラ,D/
Aコンバータ,BUSI/Fから構成され,DMAによ
りBUSI/Fを介して画像メモリ部306からデータ
を表示用メモリに取込みD/Aコンバータによりアナロ
グ信号に変換してCRTに表示する。
【0038】また,2次記憶装置303は,磁気ディス
ク(ハードディスク)で構成され,符号化データの蓄積
や登録電話番号の記憶等に用いる。また,プリンタ部3
07は上記図1に示した画像形成部に相当し,カラー印
字モードで印字処理するカラー印字部311と,白黒印
字モードで印字処理する白黒印字部312とから構成さ
れる。
【0039】(5) カラーファクシミリ装置の送信及
び受信時における動作 以上のように構成されたファクシミリ装置の送信及び受
信時における基本的な動作を,送信時における動作,
受信時における動作の順に説明する。
【0040】(5)− 送信時における動作 送信時においては,操作部302の指示に応じてシステ
ムコントローラ部301はスキャナ部304を起動させ
る。スキャナ部304では画像読取処理を開始し,RG
Bデータの各々8ビットを同時に読み取り,画像メモリ
部306に順次格納し,一定量の画像データが画像メモ
リ部306に蓄積されるとシステムコントローラ部30
1は,コーデック部305に対し符号化処理を指示す
る。コーデック部305によって符号化処理された符号
化データは,システムコントローラ部301に転送さ
れ,2次記憶装置303に一旦記憶される。
【0041】次に,システムコントローラ部301は,
ISDNI/F部308を起動し,上記符号化データを
通信回線を介して転送する。ISDNI/F部308に
よる転送処理が終了したとき,転送終了信号をシステム
コントローラ部301に出力すると,操作部302とC
RTI/F部309に対し終了表示の指示が実行され,
待機状態となる。
【0042】(5)− 受信時における動作 また,受信時においては,ISDNI/F部308によ
り着信を検知して受信動作を実行しながら,着信をシス
テムコントローラ部301に通知する。このときシステ
ムコントローラ部301はISDNI/F部308を介
して,受信データがカラー画像であるか白黒画像である
かを判断し,該判断結果に基づいてカラー印字モード
か,或いは白黒印字モードを指示する。
【0043】また,システムコントローラ部301は,
操作部302とCRTI/F部309に対して受信中の
表示を指示し,受信された符号化データを2次記憶装置
303に蓄積する。受信が終了すると操作部302とC
RTI/F部309に受信終了の表示を指示し,蓄積さ
れた符号化データから画像データに再生するためコーデ
ック部305を起動させ,圧縮されているデータを伸長
する。
【0044】伸長されたデータは,画像メモリ部306
に展開処理され,該展開処理をコーデック部305によ
り一定の処理単位毎にシステムコントローラ部301に
知らせる。次に,システムコントローラ部301は,C
RTI/F部309に処理されたデータの表示を指示
し,プリント出力が必要な場合にはプリンタ部307を
起動してプリント出力を実行する。
【0045】上記のプリント出力において,システムコ
ントローラ部301は着信時に送られてくるデータが,
予め定義されたフォーマットのデータに基づき相手先
(発信元)が白黒のファクシミリ装置,或いはカラーフ
ァクシミリ装置による白黒モードであるかを判定し,白
黒データであると判断した場合には,プリンタ部307
に対して白黒印字モードを選択し,感熱紙102による
プリント出力を指示する。
【0046】また,感熱紙102がなくなった場合に
は,画像データを2次記憶装置303に蓄積して保存す
るか,或いはカラー印字モードにてカラーインクシート
106を使用して3色重ね合わせによるプリント出力を
実行するかを,予め操作部302から選択しておくこと
により,システムコントローラ部301が上記選択に基
づいてプリント出力の指示を実行する。
【0047】(6) カラーインクシートの構成及びそ
の動作(実施例1) 図4は,本発明によるカラーインクシート106の第1
の実施例を示す説明図であり,図において,帯状のベー
ス(例えば,薄いポリエステルフィルム材料のフィルム
で構成されている)の上に,Y色,M色,C色の順にイ
ンク層を塗布すると共に,Y色(先頭色)とC色(最終
色)の間に,1画面長のインクを塗布しないベースのみ
のインク未塗布領域401を設ける。また,各色及びイ
ンク未塗布領域401の先頭部境界には,領域の先頭位
置を検知するためのマーク(指標)402a〜402d
が,頭出しセンサ120a〜120cの位置に各々対応
した位置(402a→センサ120bがONのとき検
知,402b→全てセンサがONのとき検知,402c
→センサ120aがONのとき検知,402d→センサ
120cがONのとき検知)に各々設けられている。
【0048】以上のように構成されたカラーインクシー
ト106を用いて,前述したインクシート駆動部(図2
参照)により,カラー画像を印字する場合には,Y色,
M色,及びC色を順次記録紙101上に重ね合わせる。
また,白黒画像を印字する場合には,インク未塗布領域
401を使用する。即ち,白黒印字モードのときには,
頭出しセンサ120bによりカラーインクシート106
のマーク402aを検知するように走行させて,インク
未塗布領域401の先頭位置をサーマルヘッド108に
巻き戻し,上記の如く感熱紙102をプラテンドラム1
03に巻回して印字処理を実行する。
【0049】また,再度,白黒印字モードを実行する場
合には,同様に,インク未塗布領域401を先頭位置ま
で巻き戻すことにより行う。即ち,インク未塗布領域4
01面と感熱紙102面とを接触させた状態で,サーマ
ルヘッド108を接触面に対し加圧し,インク未塗布領
域401と感熱紙102を同時に移動させて印字処理を
実行するものである。
【0050】また,カラー印字モードの場合にあって
は,頭出しセンサ120a〜120cが全てONする位
置,即ち,マーク402bを検出してY色の先頭位置が
サーマルヘッド部108に位置するように空送りを行
う。なお,待機時に,カラー印字モードの先頭色で待機
させてもよいが,白黒の画像データに対してカラー画像
データの転送時間が長いため,白黒印字モードで待機さ
せた方が総合的な時間の短縮化が図れる。
【0051】(7) カラーインクシートの構成及びそ
の動作(実施例2) 図5は,本発明によるカラーインクシート106の第2
の実施例を示す説明図であり,(a)は平面図,(b)
はその断面図を各々示している。上記図4に示したカラ
ーインクシート106に対して,インク未塗布領域40
1をカラーインク層5画面分毎(Y色,M色,及びC色
を1セットとした5セット毎)に設けた構成となってい
る。
【0052】以上のように構成されたカラーインクシー
ト106の使用は,上記(6)と同様であるが,カラー
インクシート106をどの部分まで使用したかの情報
を,システムコントローラ部301を通じて2次記憶装
置303に記憶しておき,カラー印字モードを実行する
ときには,前記2次記憶装置303の記憶情報に基づい
て前記カラーインクシート106の送り量を制御する。
このように2次記憶装置303を活用することによっ
て,万一停電等のアクシデントが発生した場合にもデー
タの保護が可能となる利点がある。
【0053】(8) インクシート駆動部の構成及び動
作(実施例2) 図6は,本発明によるインクシート駆動部に関する第2
の実施例の構成を示す説明図であり,前記(3)に示し
たインクシート駆動部に対して,インクシート巻取りロ
ール119のみを駆動伝達するように構成されている。
また,601はインクシート駆動モータ201の出力ギ
ア,602はギア603の回転をON動作により制止
(ロック)制御する電磁ブレーキである。
【0054】以上のように構成されたインクシート駆動
部に関する第2の実施例の動作について説明する。イン
クシート駆動モータ201が回転すると,その回転力は
出力ギア601を通じてギア207,トルクリミッタ2
06,ギア209,ギア208の順に伝達され,インク
シート巻取りロール119が回転する。また,カラー印
字モード時の走行にあっては,インクシート巻取りロー
ル119の回転により,インクシート106を介してイ
ンクシート供給ロール118が回転することにより実行
され,白黒印字モード時にあっては,インクシート駆動
モータ201をOFFし,且つ,電磁ブレーキ602を
ONして,カラーインクシート106のプラテンドラム
103の回転力から受ける動きを制止(ロック)する。
このように白黒印字モード時にカラーインクシート10
6を移動させないことが可能となる。
【0055】(9) カラーインクシートの構成及びそ
の動作(実施例3) 図7は,本発明によるカラーインクシート106に関す
る第3の実施例の構成を示す説明図であり,(a)は平
面図,(b)はその断面図を各々示している。701は
上記図4に示したカラーインクシート106のインク未
塗布領域401にあたる部分を必要最小限の長さにし,
且つ,その表面を潤滑性の高い(低摩擦係数)材料を塗
布した高滑性領域として構成する。
【0056】以上のように構成されたカラーインクシー
ト106を,上記図6に示したインクシート駆動部と共
に,画像形成部に反映させて使用する。この場合,カラ
ー印字モード時にあっては通常の印字動作を実行し,白
黒印字モード時にあっては,感熱紙102をプラテンド
ラム103に巻回し,更に,カラーインクシート106
のマーク402a位置を検出して高滑性領域701を印
字位置に停止させ,電磁ブレーキ602をON(励磁)
する。このようにカラーインクシート106の高滑性領
域701を停止させた状態で,且つ,カラーインクシー
ト106と感熱紙102との接触面を低摩擦係数の状態
にして,感熱紙102の印字処理を実行する。
【0057】(10) カラーインクシートの構成及び
その動作(実施例4) 図8は,本発明に係るカラーインクシート106に関す
る第4の実施例の構成を示す説明図であり,(a)は平
面図,(b)はその断面図を各々示している。本実施例
では,先頭色の前部分の領域表面に潤滑性の高い材料を
混合したインクを塗布したマーク兼用領域801を全幅
に対して設ける。なお,該マーク兼用領域801の検知
は,頭出しセンサ102の全てがONされたときに行わ
れる。
【0058】以上のように構成されたカラーインクシー
ト106を,上記図6に示したインクシート駆動部と共
に,画像形成部に反映させて使用する。この場合,カラ
ー印字モード時にあっては通常の印字動作を実行し,白
黒印字モード時にあっては,感熱紙102をプラテンド
ラム103に巻回し,更に,カラーインクシート106
のマーク兼用領域801を印字位置に停止させ,電磁ブ
レーキ602をON(励磁)する。このようにカラーイ
ンクシート106のマーク兼用領域801を停止させた
状態で,且つ,カラーインクシート106と感熱紙10
2との接触面を低摩擦係数の状態にして,感熱紙102
の印字を実行する。
【0059】(11) 感熱紙の構成及びその動作 図9は,本発明による感熱紙102の構成を示す説明図
であり,その断面図を示している。本実施例による感熱
紙102の表層901は,感熱発色体と高潤滑性を有す
る微粒子の材料を混合させた構成となっている。
【0060】以上のように構成された感熱紙102を,
白黒印字モードで使用し,且つ,カラーインクシート1
06(従来のものでも可)を電磁ブレーキ602をON
(励磁)して停止させて印字処理を実行する。これによ
りカラーインクシート106と感熱紙102との摩擦係
数を小さくできるため,カラーインクシート106と感
熱紙102との擦れによるステッキング現象等の不具合
を排除することができる。
【0061】(12) サーマルヘッドの接離機構の構
成及び動作 図10,図11図は,本発明によるサーマルヘッド10
8の接離機構の構成を示す説明図であり,図10は平面
図,図11はその正面図を各々示している。図におい
て,サーマルヘッド108は印字部の反対側の下部をス
テー1001に固定された板バネ1002に支持され,
また,サーマルヘッド108の印字部の上部にはステー
1003の一部に回動自在に支持されたL字状の加圧ア
ーム1004の先端部が接している。
【0062】加圧アーム1004の他方の先端には,リ
ンク1005を介してサーマルヘッド108をプラテン
ドラム103に対し付勢するスプリング1006が掛け
られ,該スプリング1006の他方はカムフォロワ10
07の突起部に掛けられている。カムフォロワ1007
の中心には,偏心カム1008が枢軸されている。
【0063】また,偏心カム1008の端部にプーリ1
009を取付け,該プーリ1009とヘッド上下モータ
1010の出力軸に取付けられたプーリ1011とは,
駆動ベルト1012を張架して,ヘッド上下モータ10
10の回転力を偏心カム1008に伝達する構成とす
る。更に,偏心カム1008のプーリ1009には,所
定幅のスリット孔1013aを所定位置に穿設した円盤
1013が取付けられている。円盤1013の周囲には
前記スリット孔1013aをセンサ部が跨ぐように配置
した透過型光センサ(フォトインタラプタ)1014
(1014a〜1014c)を必要の数分を配設してあ
る。また,1015は本体筐体を構成する本体側板であ
り,その一部分を示している。
【0064】以上のように構成されたサーマルヘッド1
08の接離(当接/離間)動作について説明する。サー
マルヘッド108をプラテンドラム103面に当接する
場合(図示の状態)は,ヘッド上下モータ1010がO
Nされ,円盤1013に設けられたスリット孔1013
aの位置が,透過型光センサ1014aによって検知さ
れる位置になるように偏心カム1008を回転する。偏
心カム1008が回転すると,カムフォロア1007が
偏心量分の距離で右方向に移動し,加圧アーム1004
にスプリング1006の付勢力が生じ,加圧アーム10
04の先端部によりサーマルヘッド108を所定圧でプ
ラテンドラム103に対して加圧する。
【0065】また,サーマルヘッド108の圧解除(プ
ラテンドラム103面に対する離間)動作は,円盤10
13のスリット孔1013aが,透過型光センサ101
4bで検知される位置に回転(この場合,180度回
転)することによって,カムフォロワ1007の突起部
が左側に移動し,加圧アーム1004に対するスプリン
グ1006の付勢力が解除されることにより行われる。
【0066】なお,必要に応じて透過型光センサ101
4cを前記加圧距離の中間に配設し,感熱紙102を使
用するときのサーマルヘッド108の当接圧を適正圧に
することができる。また,このようなサーマルヘッド1
08の当接圧の制御は,システムコントローラ部301
によるカラー印字モード或いは白黒印字モードの選択信
号によって実行する。
【0067】上記各実施例においては,着信時に送信元
のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或いは受信画
像がカラーファクシミリ装置における白黒モードか否か
を判定でき,そうであると判定した場合,感熱紙を給紙
できる機構を具備しているので,1台のファクシミリ装
置でカラー/白黒の受信・印字が可能となり,白黒画像
情報受信時においては,ランニングコストを低減するこ
とができる。
【0068】また,カラーインクシートにあっては,1
画面長のインク未塗布領域をカラーのインクシートのセ
ットの間に設け,且つ,インクシートの巻き戻し機構を
具備しているので,カラーインクシートをセットした状
態のまま白黒印字処理が可能となり,白黒印字処理時に
あっては,上記インク未塗布領域を繰り返し利用するこ
とによりカラー/白黒印字処理の割合がはっきりしない
場合にあっても無駄なく迅速に処理を実行できる。
【0069】また,カラーインクシートにおいて,白黒
印字処理用のインク未塗布領域をカラー数画面分毎に1
画面長設けることにより,ランニングコストを更に低減
させることができるし,カラーインクシートを何組分使
用したかを2次記憶装置に記憶させておくことにより,
誤動作を防止することができる。
【0070】また,白黒印字処理時においては,カラー
インクシートの搬送を防止する機構を設けたので,イン
クシートをセットしたままの状態にて白黒印字が可能と
なり,且つ,インク未塗布領域の削減ができるため,イ
ンクシートの小型化,低コスト化が図れる。
【0071】また,カラーインクシートにおいて,記録
紙と接触する面に高滑性層の領域を設け,白黒印字処理
時には,この領域が感熱紙と接触するようにしたので,
ステッキングを防止し,良好な画像を得ることができる
と共に感熱紙の破損を防止することができる。
【0072】また,カラーインクシートにおいて先頭色
頭出し用のマーカ部を高滑性層としたので,インクシー
ト頭出し用検知センサの数を低減でき,装置の小型化,
低コスト化が図れる。また,カラーインクシートにおい
ても特別に高滑性層を塗布する工程を減らせるため,作
業の効率化を図ることができ,更に,インクシートも短
く構成でき小型化が図れる。
【0073】また,感熱紙の印字面を摩擦係数が小さく
なるように構成したので,ステッキングがなく,良好な
画像が得られると共に感熱紙の破損を防止することがで
きる。
【0074】また,感熱紙の有無を検知する検知手段を
設け,該検知手段が感熱紙の無を検知したとき,カラー
インクシートを用いて白黒印字処理を実行するか,或い
は画像情報を2次記憶装置に格納するかを選択可能にし
たので,対応をユーザの事情に合わせ柔軟に決定するこ
とができる。
【0075】また,感熱紙に対する印字処理時において
は,熱制御,記録紙の搬送速度,ヘッドの加圧力をカラ
ー印字処理時とは異ならせる機構を具備したので,良好
な画像を得ることができると共に必要以上の加熱,加圧
によるインクシートの破損及びサーマルヘッドの低寿命
化を防止することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によるカラ
ーファクシミリ装置は,溶融或いは昇華型熱転写記録方
式を用いるカラーファクシミリ装置において,発色型感
熱紙を転写部へ供給する感熱紙供給手段と,特殊領域,
先頭色頭出し用のマーカ部を有するカラーインクシート
を前記転写部へ供給するインクシート供給手段と,着信
時に送信元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或
いは受信画像がカラーファクシミリ装置における白黒モ
ードか否かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒
専用である,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置
における白黒モードであると判定したとき,前記感熱紙
供給手段及びインクシート供給手段を制御して発色型感
熱紙を転写部へ供給し,且つ,前記カラーインクシート
の特殊領域を用いて該特殊領域に前記発色型感熱紙を接
触させることにより印字処理を実行する制御手段とを備
えたため,送信元のカラー画像或いは白黒画像に対応し
て受信画像を出力することが可能であり,且つ,カラー
画像モードと白黒モードの2つのモードを備えた装置の
作業効率を向上させると共に,装置の小型化を図り,更
に装置の経済性(ランニングコストの低減)を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーファクシミリ装置の画像形
成部の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明によるインクシート駆動部の第1の実施
例の構成を示す説明図である。
【図3】本発明に係わるカラーファクシミリ装置の制御
系を示すブロック図である。
【図4】本発明によるカラーインクシートの第1の実施
例を示す説明図である。
【図5】本発明によるカラーインクシートの第2の実施
例を示す説明図である。
【図6】本発明によるインクシート駆動部の第2の実施
例の構成を示す説明図である。
【図7】本発明によるカラーインクシートの第3の実施
例の構成を示す説明図である。
【図8】本発明によるカラーインクシートの第4の実施
例の構成を示す説明図である。
【図9】本発明に係るカラーファクシミリ装置に用いた
感熱紙の構成を示す説明図である。
【図10】本発明に係るカラーファクシミリ装置に用い
たサーマルヘッドの接離機構の構成を示す説明図であ
る。
【図11】本発明に係るカラーファクシミリ装置に用い
たサーマルヘッドの接離機構の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
102 感熱紙 103 プラテ
ンドラム 106 カラーインクシート 107 インク
シート供給部 108 サーマルヘッド 115 感熱紙
センサ 120 頭出しセンサ 301 システ
ムコントローラ部 302 操作部 311 カラー
印字部 312 白黒印字部 401 インク
未塗布領域 701 高滑性領域 801 マーク
兼用領域 901 表層
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 35/16 B 7318−2C H04N 1/00 106 C 7046−5C 1/46 9068−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融或いは昇華型熱転写記録方式を用い
    るカラーファクシミリ装置において,発色型感熱紙を転
    写部へ供給する感熱紙供給手段と,特殊領域,先頭色頭
    出し用のマーカ部を有するカラーインクシートを前記転
    写部へ供給するインクシート供給手段と,着信時に送信
    元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或いは受信
    画像がカラーファクシミリ装置における白黒モードか否
    かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒専用であ
    る,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置における
    白黒モードであると判定したとき,前記感熱紙供給手段
    及びインクシート供給手段を制御して発色型感熱紙を転
    写部へ供給し,且つ,前記カラーインクシートの特殊領
    域を用いて該特殊領域に前記発色型感熱紙を接触させる
    ことにより印字処理を実行する制御手段とを備えたこと
    を特徴とするカラーファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記インクシート供給手段は,前記カラ
    ーインクシートを巻き戻しできる巻き戻し機構を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載のカラーファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記インクシート供給手段は,前記カラ
    ーインクシートの移動を制止できる制止手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のカラーファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記特殊領域は,前記カラーインクシー
    トにおいて1画面分の印写処理に必要なインクのセット
    (Y,M,C或いはY,M,C,K)の境界毎に設けた
    1画面長のインク未塗布領域であることを特徴とする請
    求項1記載のカラーファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記特殊領域は,高滑性を有することを
    特徴とする請求項1記載のカラーファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記マーカ部は,高滑性を有することを
    特徴とする請求項1記載のカラーファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記発色型感熱紙における印字面は,高
    滑性を有することを特徴とする請求項1記載のカラーフ
    ァクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 溶融或いは昇華型熱転写記録方式を用い
    るカラーファクシミリ装置において,発色型感熱紙を転
    写部へ供給する感熱紙供給手段と,特殊領域,先頭色頭
    出し用のマーカ部を有するカラーインクシートを前記転
    写部へ供給するインクシート供給手段と,着信時に送信
    元のファクシミリ装置が白黒専用であるか,或いは受信
    画像がカラーファクシミリ装置における白黒モードか否
    かを判定し,送信元のファクシミリ装置が白黒専用であ
    る,或いは受信画像がカラーファクシミリ装置における
    白黒モードであると判定したとき,前記感熱紙供給手段
    及びインクシート供給手段を制御して発色型感熱紙を転
    写部へ供給し,且つ,前記カラーインクシートの特殊領
    域を用いて該特殊領域に前記発色型感熱紙を接触させる
    ことにより印字処理を実行する制御手段と,前記カラー
    インクシートの使用状況を記憶する記憶手段とを備えた
    ことを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 溶融或いは昇華型熱転写記録方式を用
    い,発色型感熱紙を転写部へ供給する感熱紙供給手段
    と,特殊領域,先頭色頭出し用のマーカ部を有するカラ
    ーインクシートを前記転写部へ供給するインクシート供
    給手段と,前記カラーインクシートの使用状況を記憶す
    る記憶手段とを備え,着信時に送信元のファクシミリ装
    置が白黒専用であるか,或いは受信画像がカラーファク
    シミリ装置における白黒モードか否かを判定し,送信元
    のファクシミリ装置が白黒専用である,或いは受信画像
    がカラーファクシミリ装置における白黒モードであると
    判定したとき,前記感熱紙供給手段及びインクシート供
    給手段を制御して発色型感熱紙を転写部へ供給し,且
    つ,前記カラーインクシートの特殊領域を用いて該特殊
    領域に前記発色型感熱紙を接触させることにより印字処
    理を実行するカラーファクシミリ装置において,前記発
    色型感熱紙の有無を検知する検知手段と,前記検知手段
    が発色型感熱紙の無を検知したとき,前記カラーインク
    シートを用いて白黒印字処理を実行するか,或いは画像
    情報を前記記憶手段に記憶するかを選択可能な制御手段
    とを具備したことを特徴とするカラーファクシミリ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042669A (ja) * 1995-07-28 2004-02-12 Fuji Photo Film Co Ltd カラーサーマルプリンタ
CN102350882A (zh) * 2011-09-02 2012-02-15 焦作市卓立烫印材料有限公司 一种新型数码条幅打印机

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