JP2910112B2 - 熱転写プリンター - Google Patents

熱転写プリンター

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JP2910112B2
JP2910112B2 JP926290A JP926290A JP2910112B2 JP 2910112 B2 JP2910112 B2 JP 2910112B2 JP 926290 A JP926290 A JP 926290A JP 926290 A JP926290 A JP 926290A JP 2910112 B2 JP2910112 B2 JP 2910112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写プリンターに関する。
〔従来の技術〕
熱転写プリンターには種々のタイプのものがあるが、
その中に、印字用インクリボンをリボン供給ローラか
ら、回転駆動されるリボン巻取りローラへ巻き取り、印
字部において該リボンとこれに重ねた記録紙とを該リボ
ン背面側に配置した印字用サーマルヘッドで該記録紙裏
面側に配置したプラテンローラ側へ圧着して該サーマル
ヘッドにより前記記録紙上に熱転写印字する熱転写プリ
ンターがある。
このタイプのプリンターでは、一般に、リボン巻取り
ローラに回転駆動力が与えられているにも拘らずリボン
供給ローラの回転が前記回転検出手段により検出されな
いとき、リボンエンプティ表示がなされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、リボン巻取りローラに回転駆動力が付与され
ているにも拘らずリボン供給ローラが回転しないで停止
している場合としては、単にリボンエンプティの場合だ
けでなく、リボン巻取りローラの回転駆動トルクを余り
強く設定できないことに起因して、リボン巻取りローラ
回転開始当初に何らかの過負荷がかかってリボン巻取り
ローラが回転できない場合もある。例えば、リボン供給
ローラの慣性回転を制御してリボンのたるみ発生を防止
するために設けられているブレーキ機構の制動力のばら
つき、リボン供給ローラ軸の芯振れ、環境変化によるリ
ボン搬送系の摩擦力の変化、リボン巻取りローラ軸の芯
振れ等によってリボン巻取りローラに過負荷がかかって
いる場合にもリボン供給ローラは回転しないで停止す
る。
このようにリボンエンプティ表示がなされたとき、リ
ボンエンプティによる停止と何らかの負荷による停止の
区別がつかないため、ユーザーは直ちにリボン供給ロー
ラを点検し、未だリボンがあるときには戸惑ってしまう
し、場合によってはリボンが残っているにも拘らずリボ
ン交換を行ってリボンを無駄にするという問題がある。
そこで本発明は前述のタイプの熱転写プリンターにお
ける問題を解決することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記課題を解決するため、印字用インクリボ
ンをリボン供給ローラから、回転駆動されるリボン巻取
りローラへ巻き取り、印字部において該リボンとこれに
重ねた記録紙とを該リボン背面側に配置した印字用サー
マルヘッドで該記録紙裏面側に配置したプラテンローラ
側へ圧着して該サーマルヘッドにより前記記録紙上に熱
転写印字する熱転写プリンターにおいて、前記リボン供
給ローラの回転を検出する回転検出手段と、前記リボン
巻取りローラに回転駆動力が付与されているにも拘らず
前記回転検出手段によりリボン供給ローラの回転が検出
されないときに、前記サーマルヘッドを前記プラテンロ
ーラ側へ圧着するとともに前記プラテンローラを回転駆
動させ、その後前記サーマルヘッドの圧着を解除する制
御手段と、前記制御手段によって前記サーマルヘッドが
圧着され、かつ前記プラテンローラが回転駆動されてい
る状態で、前記回転検出手段により前記リボン巻取りロ
ーラの回転が検出されないときにはリボンエンプティと
判断し、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラ側へ
圧着するとともに該プラテンローラを回転駆動している
状態では前記リボン供給ローラの回転が検出されるもの
の、その後前記サーマルヘッドの圧着が解除された状態
では前記リボン供給ローラの回転が検出されないときは
リボン巻取り不良と判断する判断手段とを備えたことを
特徴とする熱転写プリンターを提供する。
〔作用〕
本発明熱転写プリンターによると、リボン巻取りロー
ラに回転駆動力が付与されているにも拘らずリボン供給
ローラが回転しないで停止していると、印字用サーマル
ヘッドがプラテンローラ側へ圧着されるとともに該プラ
テンローラが回転駆動され、その後サーマルヘッドの圧
着が解除される。
前記サーマルヘッドが圧着され、かつ前記プラテンロ
ーラが回転駆動されている状態において、リボンが空で
あるときはリボン供給ローラは回転せず、このときはリ
ボンエンプティと判断される。
一方、前記サーマルヘッドが圧着され、かつ前記プラ
テンローラが回転駆動されている状態においてはプラテ
ンローラの回転に伴ってリボン供給ローラからリボンが
引き出されることでリボン供給ローラが回転するもの
の、前記サーマルヘッドの圧着が解除された状態、換言
すればプラテンローラによるリボン引出しが解除された
状態でリボン巻取りローラが停止してしまうときには、
リボン巻取り不良と判断される。
なお、前記以外の場合は、前記動作制御に基づいて、
リボン巻取りローラ回転開始当初にかかっていた過負荷
が軽減され、その結果リボン巻取り不良が解消された場
合であり、この場合はリボンエンプティ、リボン巻取り
不良のいずれとも判断されず、正常な状態としてリボン
巻取り動作が続行される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一実施例である熱転写ラインプリンターの要
部の概略構成を示している。
このプリンターの本体1には印字部を構成する印字用
サーマルヘッド2とこれに対向するプラテンローラ3が
設けられている。
サーマルヘッド2は揺動機構13に取り付けられてい
る。この揺動機構13はヘッド2背面のヒートシンク18が
固着された揺動部材17を含んでおり、該部材17は軸16を
中心に揺動することができ、それによりサーマルヘッド
2も揺動することができる。揺動部材17の自由端部は圧
縮ばね17aにより常時持ち上げ力を付与されており、従
ってサーマルヘッド2は常時プラテンローラ3側へ向か
う力を付与されている。
揺動部材17の自由端部には楕円形状のカム部材15が当
接しており、該カム部材は印字操作においてベルト伝動
機構24を介してモータ23により図上矢印方向に回転駆動
される。
また、カム部材15の軸にはくびれ部15aを有するバタ
フライ状の検出板15bが固着されており、この検出板に
はホトカプラからなる圧着検出センサ25が臨んでいる。
サーマルヘッド2は揺動機構13におけるカム部材15の
回転により印字時にはプラテンローラ3に圧着された位
置をとり、非印字時にはプラテンローラ3から離れた位
置をとる。圧着センサ25が検出板15bのくびれ部15aを検
出したときサーマルヘッド2がプラテンローラ3側に圧
着されていると判断され、くびれ部15aを検出していな
ければ圧着解除状態であると判断される。
プラテンローラ3はベルト伝動機構19を介して給紙モ
ータ20に駆動連結されており、給紙モータ20のオンによ
り回転駆動される。この場合、ローラ3は記録紙を送る
方向の送り回転と記録紙を戻す方向の戻し回転の何れに
でも駆動される。
なお、図面には示していないが給紙モータ20にはファ
ンフォールド紙の搬送機構が接続されている。すなわち
該搬送機構はファンフォールド紙の搬送方向と直交する
両側部に一定間隔に開けられた孔に係合する複数のピン
を有するスプロケットを備えたものである。記録紙5
は、プラテンローラ3との摩擦力およびこの搬送機構に
より必要に応じて搬送される。
印字部の両側にはインクリボン4の供給ローラ6と該
リボンを巻き取るリボン巻取りローラ7とが配置されて
いる。リボン巻取りローラ7はベルト伝動機構21を介し
てリボン巻取りモータ22に駆動連結されており、リボン
巻取りモータ22のオンにより巻き取り方向に回転駆動さ
れる。リボン供給ローラ6上のリボン4はリボンの方向
修正も行う案内ローラ11の上を通りサーマルヘッド2と
プラテンローラ3の間を通過し、さらに剥離ローラ12を
回って巻取りローラ7に巻き取られる。なお剥離ローラ
12はプラテンローラ3側に押し付けられた遊転ローラで
ある。
一方、記録紙5は図示しない記録紙供給部から繰り出
され、サーマルヘッド2とプラテンローラ3の間に通さ
れ、さらに剥離ローラ12の下を通過して送り出されるよ
うになっている。
前記インクリボン4はイエロー、マゼンタおよびシア
ンの3色の熱溶融性インクがベースフィルム上に順次塗
布された面順次方式のリボンであり、各色が始まる直前
にはその色のカラーマーカーが付着されている。
前記リボン供給ローラ6の端部には該ローラ6ととも
に回転するフランジ6bが固着されており、該フランジに
は等間隔に切欠部6aが設けられている。このフランジ6b
にはホトカプラからなる回転検出センサ8が臨んでい
る。このセンサ8は、フランジ切欠部6aの有無を一定時
間間隔で交互に検出することによりローラ6が回ってい
ると判断するためのものである。
図中9はリボン供給ローラ6からサーマルヘッド2へ
至るリボン4に臨む色検出センサで、リボン上の各カラ
ーマーカーを検出して各色が印字部へ到来することを知
らせるものである。
また、10は紙エンプティセンサである。
次に第2図は前記熱転写プリンターの制御回路の概略
を示すブロック図である。
この制御部はマイクロコンピュータM(以下「マイコ
ンM」という)を中心とするもので、このマイコンMに
は印字データが入力されるようになっているとともに前
述したセンサ8、9、10および25の出力がそれぞれ入力
されるようになっている。また、前述したサーマルヘッ
ド2、モータ20、22および23はそれぞれこのマイコンの
指示にもどづいて作動する。また、マイコンMにはリボ
ンエンプティ表示器およびリボン巻取り不良表示器がそ
れぞれ接続されている。
前述した熱転写プリンターは第2図に示す制御回路に
よる制御のもとに次のように作動する。
すなわち、インクリボン4は予め供給ローラ6から引
き出されて印字部を通過したのち巻取りローラ7に巻き
取られるように配置されるとともに記録紙5が印字部を
通過するように配置される。
当初、サーマルヘッド2はプラテンローラ3から離さ
れており、印字指令があった場合、この状態でリボン巻
取りモータ22がオンされ、それによってリボン巻取りロ
ーラ7が回転駆動され、リボン4の頭出しのためにリボ
ン4の巻き取り動作が開始される。このリボンの巻き取
り動作により、カラーマーカーセンサ9がリボン4上の
第1色目のインク塗布部分の到来を検出すると、リボン
巻き取り動作は一旦停止され、第1色目の印字処理が始
まる。
この印字処理では、先ずサーマルヘッド2がプラテン
ローラ3側へ圧着される。そして、この状態で、給紙モ
ータ20のオンによるプラテンローラ3の回転駆動により
記録紙5が所定量ずつ送られるとともに、リボン巻取り
モータ22のオンによりインクリボン4は記録紙5の送り
に同期して巻取りローラ7に同量ずつ巻き取られる。な
お、この間、サーマルヘッド2は印字データに基づいて
リボン4上のインクを熱溶融して記録紙5上に印字を行
う。
印字後の記録紙5は使用済みリボン4とともに剥離ロ
ーラ12へ到来し、ここでリボン4は記録紙5から剥離さ
れ、リボン巻取りローラ7へ向かう。
このようにして1色目の印字が終了すると、インクリ
ボン4は次色の印字に備え、次色の頭出しのために再度
巻き取られる。そして、このリボンの巻き取り動作によ
り、カラーマーカーセンサ9がリボン4上の次色のイン
ク塗布部分の到来を検出すると、リボン巻き取り動作は
一旦停止され、次色の印字処理が始まる。なお、給紙モ
ータ20をオンしてプラテンローラ3を逆回転駆動するこ
とにより、記録紙5は、第1色目の印字処理を開始する
前の位置へと事前に逆搬送され、次色の重ね印字処理の
開始に先立ち、前記位置へと戻されている。
そして、前述の動作を3回繰り返し、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの3色分の重ね印字が完了した時点で1ペ
ージ分の印字が終了されることとなる。
なお、前記各印字処理開始前のリボン頭出し動作の開
始当初、即ち、非印字処理時のリボン巻き取り動作開始
当初において、リボンエンプティおよびリボン巻取り不
良は以下の通りに検出されるようになっている。即ち、
巻取りローラ7が回転駆動されている際にリボン供給ロ
ーラ6の回転を検出するセンサ8がローラ6の回転を検
出している場合にはリボン巻き取り動作はそのまま続行
されるが、巻取りローラ7にモータ22から回転駆動力が
付与されているにも拘らず、回転検出センサ8がローラ
6の回転を検出しないときには、事後、リボンエンプテ
ィまたはリボン巻取り不良が検出されるようになってい
る。
この場合には、マイコンMの指示によりサーマルヘッ
ド2がプラテンローラ3側へ圧着されるとともに、給紙
モータ20がオンされることによりプラテンローラ3が送
り方向に回転駆動され、その後、ヘッド2の圧着が解除
される。
この場合、サーマルヘッド2が圧着され、かつプラテ
ンローラ3が回転駆動されている状態でもリボン4をロ
ーラ6から引き出せず、従ってセンサ8によってローラ
6の回転が検出されないときには、マイコンMはリボン
エンプティと判断し、リボンエンプティ表示器(第2
図)においてリボンエンプティが表示される。
一方、サーマルヘッド2がプラテンローラ3側へ圧着
されているとともにプラテンローラ3が送り方向に回転
駆動されている状態ではプラテンローラ3の回転に伴っ
てリボン4がローラ6から引き出され、従ってセンサ8
によってローラ6の回転が検出されるものの、その後ヘ
ッド2の圧着が解除されると再びセンサ8によってロー
ラ6の回転が検出されないという場合には、リボンエン
プティでないのにリボン巻取りローラ7にリボンが巻き
取られていないことになるので、マイコンMはリボン巻
取り不良と判断し、リボン巻取り不良表示器(第2図)
においてリボン巻取り不良が表示される。
前記サーマルヘッド2が圧着され、かつプラテンロー
ラ3が回転駆動されている状態でリボン4がローラ6か
ら引き出され、その後、ヘッド2の圧着が解除されても
引き続き巻取りローラ7にリボン4が巻き取られる場合
には、一時的な巻取り不良があっただけであり、前記動
作により一時的な巻取り不良は既に解消されてしまって
いることから、リボンエンプティともリボン巻取り不良
とも判断されない。そして、事後リボン巻き取り動作が
続行される。
次に、非印字処理時のリボン巻き取り動作に関連し
て、リボンエンプティまたはリボン巻取り不良を検出す
る前記マイコンMの動作を、第3図に示すフローチャー
トに基づいて概略的に説明する。
すなわち、ステップS1においてリボン巻取りモータ22
をオンする。次にステップS2においてリボンレジスタを
0にセットする。なお、このリボンレジスタはリボンエ
ンプティではないがリボン巻取り不良のときに1にセッ
トされるレジスタである。
次にステップS3でセンサ8からの入力に基づきリボン
供給ローラ6が回転しているか否かを判断し、回転して
いないとステップS4でリボンレジスタが1にセットされ
ているか否かを判断する。なお、ステップS3で回転して
いると判断された場合には、リボン巻取り動作を継続し
た状態で印字処理動作のフローへと進む。ステップS4で
レジスタが1にセットされていないと判断された場合に
は、ステップS5でサーマルヘッド2をプラテンローラ3
側へ圧着させ、ステップS6で給紙モータ20を所定時間正
転(送り方向回転)オンとしてプラテンローラ3を回転
駆動させる。なおこの場合、給紙モータ20を所定時間正
転(送り方向回転)オンとしてプラテンローラ3を回転
駆動させた後にサーマルヘッド2をプラテンローラ3側
へ圧着させるようにしてもよい。続いて、ステップS7に
おいて、サーマルヘッド2が圧着され、かつプラテンロ
ーラ3が回転駆動されている状態でローラ6が回転して
いるか否かを判断し、回転していないと判断された場合
にはステップS12でリボンエンプティ表示を行うととも
にリボン巻取りモータ22をオフしてプリンターの動作を
停止させる。ステップS7でローラ6が回転していると判
断された場合には、ステップS8でリボンレジスタを1に
セットし、ステップS9でサーマルヘッド2の圧着を解除
する。なお、この実施例では、ステップS9におけるサー
マルヘッド2の圧着解除がS6における給紙モータ20のオ
ン終了(給紙モータ20のオフ)と同時に行われるように
なっているが、サーマルヘッド2の圧着解除後に給紙モ
ータ20をオフするようにしてもよい。続いて、前記リボ
ンエンプティ検出のために、リボン4の巻き取り動作に
連動して記録紙5が送られてしまった分、ステップS10
で給紙モータを所定時間逆転オンし、記録紙5を所定の
印字開始位置へと戻し送りしておく。
その後ステップS3へ戻り再びローラ6が回転している
か否かを判断し、回転していないときにはステップS4で
リボンレジスタが1にセットされているか否かを判断す
る。この場合ステップS8を通過したのちにステップS4へ
再び戻ってきたときにはリボンレジスタは1にセットさ
れているのでステップS11へ進み、ここでリボン巻取り
不良表示を行うとともにリボン巻取りモータ22をオフし
てプリンターの動作を停止させる。ステップS3に戻った
際に、ステップS3でローラ6が回転していると判断され
た場合には、前述の場合と同様に、リボン巻取り動作を
継続した状態で印字処理動作のフローへと進む。
前記実施例プリンターによると非印字処理時のリボン
巻き取り動作開始当初において、リボン供給ローラ6が
回転しない場合に、リボンエンプティかリボン巻取り不
良かを判断することができ、それを表示することができ
る。また、リボン巻取りローラ7を回転駆動しようとす
るにも拘らず一時的な巻取り不良のためにリボン供給ロ
ーラ6が回転しない場合は、前述のようにサーマルヘッ
ド2をプラテンローラ3へ圧着し、該ローラ3を回転駆
動することによってリボン4の巻取力を増大させ、リボ
ン巻取りローラ7に回転開始当初かかっていた過負荷を
軽減することにより、一時的なリボン巻取り不良状態を
回復することを期待できる利点がある。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
他にも種々の態様で実施することができる。例えば、前
記実施例によると記録紙5としてファンフォールド記録
紙が使用されているが、本発明はロール紙やカット紙を
使用する場合にも適用できる。なお、非印字処理時のリ
ボン4の巻き取り動作の際に記録紙5が印字部に供給さ
れていないタイプのものでは、リボン4の巻き取り動作
に連動した記録紙5の移動は生じないので、前述の実施
例におけるようなステップS10の記録紙5の戻し送り動
作は不要である。
また、前記実施例ではインクリボンとして面順次方式
のインクリボンを採用したカラープリンターが示されて
いるが、1色のインクリボンを使用する単色プリンター
にも本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明熱転写プリンターによる
と、リボン巻取り不良とリボンエンプティとを区別して
検出することができ、また、リボン巻取り不良時には所
定の動作を実行することによって一時的な巻取り不良状
態の回復を期待することもでき、それだけリボン巻取り
不良の発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部の概略構成を示す図、
第2図は第1図に示す熱転写プリンターの概略制御ブロ
ック回路図、第3図は第2図に示すマイクロコンピュー
タによる、非印字処理時のリボン4の巻き取り動作にお
ける、リボンエンプティおよびリボン巻取り不良検出の
ための概略動作を示すフローチャートである。 2…サーマルヘッド 3…プラテンローラ 4…インクリボン 5…記録紙 6…リボン供給ローラ 7…リボン巻取りローラ 8…回転検出センサ 20…給紙モータ 22…リボン巻取りモータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字用インクリボンをリボン供給ローラか
    ら、回転駆動されるリボン巻取りローラへ巻き取り、印
    字部において該リボンとこれに重ねた記録紙とを該リボ
    ン背面側に配置した印字用サーマルヘッドで該記録紙裏
    面側に配置したプラテンローラ側へ圧着して該サーマル
    ヘッドにより前記記録紙上に熱転写印字する熱転写プリ
    ンターにおいて、前記リボン供給ローラの回転を検出す
    る回転検出手段と、前記リボン巻取りローラに回転駆動
    力が付与されているにも拘らず前記回転検出手段により
    リボン供給ローラの回転が検出されないときに、前記サ
    ーマルヘッドを前記プラテンローラ側へ圧着するととも
    に前記プラテンローラを回転駆動させ、その後前記サー
    マルヘッドの圧着を解除する制御手段と、前記制御手段
    によって前記サーマルヘッドが圧着され、かつ前記プラ
    テンローラが回転駆動されている状態で、前記回転検出
    手段により前記リボン供給ローラの回転が検出されない
    ときはリボンエンプティと判断し、前記サーマルヘッド
    を前記プラテンローラ側へ圧着するとともに該プラテン
    ローラを回転駆動している状態では前記リボン供給ロー
    ラの回転が検出されるものの、その後前記サーマルヘッ
    ドの圧着が解除された状態では前記リボン供給ローラの
    回転が検出されないときにはリボン巻取り不良と判断す
    る判断手段とを備えたことを特徴とする熱転写プリンタ
    ー。
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