JPH0526763A - 多心コネクタ付光フアイバの検査方法 - Google Patents
多心コネクタ付光フアイバの検査方法Info
- Publication number
- JPH0526763A JPH0526763A JP3184659A JP18465991A JPH0526763A JP H0526763 A JPH0526763 A JP H0526763A JP 3184659 A JP3184659 A JP 3184659A JP 18465991 A JP18465991 A JP 18465991A JP H0526763 A JPH0526763 A JP H0526763A
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- JP
- Japan
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- fiber
- optical fiber
- inspection
- measured
- connector
- Prior art date
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- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多心コネクタ付光ファイバにおける識別マー
クやトレーサマーク等の外観検査及び光学的検査を自動
化しうる検査方法を提供する。 【構成】 多心コネクタ付光ファイバの検査方法は、光
源部4及び受光部5を、第1及び第2のガイドファイバ
2,3を構成する各光ファイバ心線と切り替え自在に接
続すると共に、指示・制御手段10と接続する。被測定
ファイバ1と第1のガイドファイバ2とを接続した近傍
に配置した複数のセンサ6,7,8により、多心コネク
タ1b,2bのトレーサマーク1c,2c及び被測定フ
ァイバ1の識別マークを夫々モニタし、そのモニタ信号
を指示・制御手段10に出力する。指示・制御手段10
からの選択信号により、光源部4からの検査光を第1の
ガイドファイバ2の各光ファイバ心線に切り替えて出射
すると共に、検査光が伝送されてくる光ファイバ心線に
測光部5を切り替え、測光部5で受光した検査光の光強
度に対応する光信号を指示・制御手段10に出力する。
指示・制御手段10は、各信号に基づいて検査結果を解
析する。
クやトレーサマーク等の外観検査及び光学的検査を自動
化しうる検査方法を提供する。 【構成】 多心コネクタ付光ファイバの検査方法は、光
源部4及び受光部5を、第1及び第2のガイドファイバ
2,3を構成する各光ファイバ心線と切り替え自在に接
続すると共に、指示・制御手段10と接続する。被測定
ファイバ1と第1のガイドファイバ2とを接続した近傍
に配置した複数のセンサ6,7,8により、多心コネク
タ1b,2bのトレーサマーク1c,2c及び被測定フ
ァイバ1の識別マークを夫々モニタし、そのモニタ信号
を指示・制御手段10に出力する。指示・制御手段10
からの選択信号により、光源部4からの検査光を第1の
ガイドファイバ2の各光ファイバ心線に切り替えて出射
すると共に、検査光が伝送されてくる光ファイバ心線に
測光部5を切り替え、測光部5で受光した検査光の光強
度に対応する光信号を指示・制御手段10に出力する。
指示・制御手段10は、各信号に基づいて検査結果を解
析する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心コネクタ付光ファ
イバの検査方法に関する。
イバの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多心コ
ネクタ付光ファイバは、複数の光ファイバ心線からなる
多心ファイバの少なくとも一端に多心コネクタを取付け
たもので、各光ファイバ心線は相互の識別と配列順序の
識別を可能とするために、被覆を夫々異なる色に彩色し
て識別マークとしており、多心コネクタには光ファイバ
心線の色彩配列に対応する所定のトレーサマークが付さ
れており、サービス総合ディジタル網等の光通信等に広
く用いられている。
ネクタ付光ファイバは、複数の光ファイバ心線からなる
多心ファイバの少なくとも一端に多心コネクタを取付け
たもので、各光ファイバ心線は相互の識別と配列順序の
識別を可能とするために、被覆を夫々異なる色に彩色し
て識別マークとしており、多心コネクタには光ファイバ
心線の色彩配列に対応する所定のトレーサマークが付さ
れており、サービス総合ディジタル網等の光通信等に広
く用いられている。
【0003】かかる多心コネクタ付光ファイバにおいて
は、多心ファイバに多心コネクタを取付けた後、多心フ
ァイバの識別マークと多心コネクタのトレーサマークと
が対応するか否かを作業者が目視で検査している。この
ため、光ファイバ心線、即ち、識別マークの幅が狭く、
目視検査であることから、検査上の見落しが避けられな
いという問題があった。
は、多心ファイバに多心コネクタを取付けた後、多心フ
ァイバの識別マークと多心コネクタのトレーサマークと
が対応するか否かを作業者が目視で検査している。この
ため、光ファイバ心線、即ち、識別マークの幅が狭く、
目視検査であることから、検査上の見落しが避けられな
いという問題があった。
【0004】また、多心ファイバに多心コネクタを取付
ける際、光ファイバ心線が細いことから、光ファイバ心
線の配列順序が乱れた状態で多心コネクタに取付けら
れ、コネクタ内で光ファイバ心線の誤配線が発生するこ
とがあった。かかる誤配線は、多心コネクタの外部から
は発見することができないため、誤配線された多心コネ
クタを使用して他の光ファイバと光接続した場合に、光
線路のクロスが生じて通信回線の適正な接続が妨げられ
るという問題がある。
ける際、光ファイバ心線が細いことから、光ファイバ心
線の配列順序が乱れた状態で多心コネクタに取付けら
れ、コネクタ内で光ファイバ心線の誤配線が発生するこ
とがあった。かかる誤配線は、多心コネクタの外部から
は発見することができないため、誤配線された多心コネ
クタを使用して他の光ファイバと光接続した場合に、光
線路のクロスが生じて通信回線の適正な接続が妨げられ
るという問題がある。
【0005】更に、製造した多心コネクタ付光ファイバ
の接続損失等に関する光学的検査をする場合、各光ファ
イバ心線毎の測定の切り替え作業は手作業で行ってい
る。このため、作業が煩雑で切替作業における心線の接
続ミスが発生することがあった。本発明は上記の点に鑑
みてなされたもので、多心コネクタ付光ファイバにおけ
る識別マークやトレーサマーク等の外観検査及び光学的
検査を自動化しうる多心コネクタ付光ファイバの検査方
法を提供することを目的とする。
の接続損失等に関する光学的検査をする場合、各光ファ
イバ心線毎の測定の切り替え作業は手作業で行ってい
る。このため、作業が煩雑で切替作業における心線の接
続ミスが発生することがあった。本発明は上記の点に鑑
みてなされたもので、多心コネクタ付光ファイバにおけ
る識別マークやトレーサマーク等の外観検査及び光学的
検査を自動化しうる多心コネクタ付光ファイバの検査方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、複数の光ファイバ心線に識別マークを
表示した多心ファイバからなる被測定ファイバの少なく
とも一端に、前記識別マークに対応するトレーサマーク
を表示した多心コネクタを取付け、この被測定ファイバ
の一端を、前記トレーサマークに対応するトレーサマー
クを表示した多心コネクタを有し、複数の光ファイバ心
線からなる第1のガイドファイバとコネクタ接続するこ
とにより光源部と接続し、被測定ファイバの他端を複数
の光ファイバ心線からなる第2のガイドファイバにより
測光部と光接続し、前記両多心コネクタのトレーサマー
ク及び被測定ファイバにおける前記多心コネクタのトレ
ーサマークと複数の光ファイバ心線の識別マークとを検
査すると共に、前記光源部の検査光を第1のガイドファ
イバに出射し、第1のガイドファイバ、被測定ファイバ
及び第2のガイドファイバを経て伝送されてくる検査光
を前記測光部で測定して検査する多心コネクタ付光ファ
イバの検査方法において、前記光源部及び受光部を、前
記第1及び第2のガイドファイバを構成する各光ファイ
バ心線と切り替え自在に接続すると共に指示・制御手段
と接続し、前記被測定ファイバと第1のガイドファイバ
とを接続した近傍に配置した複数のセンサにより、前記
各多心コネクタのトレーサマーク及び被測定ファイバの
識別マークを夫々モニタして、そのモニタ信号を前記指
示・制御手段に出力し、前記指示・制御手段からの選択
信号により、前記光源部からの検査光を第1のガイドフ
ァイバの各光ファイバ心線に切り替えて出射すると共
に、検査光が伝送されてくる光ファイバ心線に前記測光
部を切り替え、当該測光部で受光した検査光の光強度に
対応する光信号を当該指示・制御手段に出力し、上記各
信号に基づいて前記指示・制御手段において検査結果を
解析するとしたものである。
を達成するため、複数の光ファイバ心線に識別マークを
表示した多心ファイバからなる被測定ファイバの少なく
とも一端に、前記識別マークに対応するトレーサマーク
を表示した多心コネクタを取付け、この被測定ファイバ
の一端を、前記トレーサマークに対応するトレーサマー
クを表示した多心コネクタを有し、複数の光ファイバ心
線からなる第1のガイドファイバとコネクタ接続するこ
とにより光源部と接続し、被測定ファイバの他端を複数
の光ファイバ心線からなる第2のガイドファイバにより
測光部と光接続し、前記両多心コネクタのトレーサマー
ク及び被測定ファイバにおける前記多心コネクタのトレ
ーサマークと複数の光ファイバ心線の識別マークとを検
査すると共に、前記光源部の検査光を第1のガイドファ
イバに出射し、第1のガイドファイバ、被測定ファイバ
及び第2のガイドファイバを経て伝送されてくる検査光
を前記測光部で測定して検査する多心コネクタ付光ファ
イバの検査方法において、前記光源部及び受光部を、前
記第1及び第2のガイドファイバを構成する各光ファイ
バ心線と切り替え自在に接続すると共に指示・制御手段
と接続し、前記被測定ファイバと第1のガイドファイバ
とを接続した近傍に配置した複数のセンサにより、前記
各多心コネクタのトレーサマーク及び被測定ファイバの
識別マークを夫々モニタして、そのモニタ信号を前記指
示・制御手段に出力し、前記指示・制御手段からの選択
信号により、前記光源部からの検査光を第1のガイドフ
ァイバの各光ファイバ心線に切り替えて出射すると共
に、検査光が伝送されてくる光ファイバ心線に前記測光
部を切り替え、当該測光部で受光した検査光の光強度に
対応する光信号を当該指示・制御手段に出力し、上記各
信号に基づいて前記指示・制御手段において検査結果を
解析するとしたものである。
【0007】
【作用】複数のセンサは、夫々両多心コネクタのトレー
サマークと被測定ファイバの識別マークをモニタし、そ
のモニタ信号を指示・制御手段に出力する。次いで、指
示・制御手段からの選択信号により、光源部から第1の
ガイドファイバの複数の光ファイバ心線に順次検査光が
出射されると共に、測光部は順次伝送されてくる検査光
を受光可能に切り替わる。
サマークと被測定ファイバの識別マークをモニタし、そ
のモニタ信号を指示・制御手段に出力する。次いで、指
示・制御手段からの選択信号により、光源部から第1の
ガイドファイバの複数の光ファイバ心線に順次検査光が
出射されると共に、測光部は順次伝送されてくる検査光
を受光可能に切り替わる。
【0008】指示・制御手段は、前記モニタ信号に基づ
いてトレーサマークや識別マークが適正か否か等を判別
する外観検査を実行すると共に、測光部からの光信号に
基づき、被測定ファイバの断線、多心コネクタ内におけ
る誤配線、接続ロス等の光学的検査を実行し、その検査
結果を解析する。これらの検査は、夫々シーケンス的に
自動的に実行される。
いてトレーサマークや識別マークが適正か否か等を判別
する外観検査を実行すると共に、測光部からの光信号に
基づき、被測定ファイバの断線、多心コネクタ内におけ
る誤配線、接続ロス等の光学的検査を実行し、その検査
結果を解析する。これらの検査は、夫々シーケンス的に
自動的に実行される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明方法を実行する検査シス
テムの概略構成を示すもので、被測定ファイバ1は、一
端に第1ガイドファイバ2が、他端に第2ガイドファイ
バ3が夫々接続され、第1ガイドファイバ2は光源部4
に、第2ガイドファイバ3は測光部5に、夫々接続され
ている。また、光源部4及び測光部5は、指示・制御手
段(ECU)10と接続され、被測定ファイバ1と第1
ガイドファイバ2とを接続した近傍位置には、画像セン
サ6,7,8が配置されている。
細に説明する。図1は、本発明方法を実行する検査シス
テムの概略構成を示すもので、被測定ファイバ1は、一
端に第1ガイドファイバ2が、他端に第2ガイドファイ
バ3が夫々接続され、第1ガイドファイバ2は光源部4
に、第2ガイドファイバ3は測光部5に、夫々接続され
ている。また、光源部4及び測光部5は、指示・制御手
段(ECU)10と接続され、被測定ファイバ1と第1
ガイドファイバ2とを接続した近傍位置には、画像セン
サ6,7,8が配置されている。
【0010】被測定ファイバ1は、4心のテープファイ
バ1aの一端に多心コネクタ1bを取付けたもので、テ
ープファイバ1aを構成する各光ファイバ心線には、他
の光ファイバ心線との識別を目的として、例えば、被覆
を青、黄、緑、赤、紫等いずれか一色に着色して識別マ
ーク(図示せず)とされ、これら色違いの識別マークを
付した光ファイバ心線がテープ状に配列されている。従
って、テープファイバ1aは、上記識別マークの配列の
相違によって多数種類のものが存在する。また、多心コ
ネクタ1bは、テープファイバ1aにおける識別マーク
の配列順序に対応するように定められた所定のトレーサ
マーク1cが、画像センサ7と対向する側面に表示され
ている。そして、被測定ファイバ1は、先端を延出して
保持したホルダ31により、他端側がV溝突合器30上
に設置されており、ホルダ31から延出した部分は光フ
ァイバ心線毎に分離され、各光ファイバ心線の先端部分
はV溝突合器30のV溝30a内に押圧されて僅かに撓
んでいる。
バ1aの一端に多心コネクタ1bを取付けたもので、テ
ープファイバ1aを構成する各光ファイバ心線には、他
の光ファイバ心線との識別を目的として、例えば、被覆
を青、黄、緑、赤、紫等いずれか一色に着色して識別マ
ーク(図示せず)とされ、これら色違いの識別マークを
付した光ファイバ心線がテープ状に配列されている。従
って、テープファイバ1aは、上記識別マークの配列の
相違によって多数種類のものが存在する。また、多心コ
ネクタ1bは、テープファイバ1aにおける識別マーク
の配列順序に対応するように定められた所定のトレーサ
マーク1cが、画像センサ7と対向する側面に表示され
ている。そして、被測定ファイバ1は、先端を延出して
保持したホルダ31により、他端側がV溝突合器30上
に設置されており、ホルダ31から延出した部分は光フ
ァイバ心線毎に分離され、各光ファイバ心線の先端部分
はV溝突合器30のV溝30a内に押圧されて僅かに撓
んでいる。
【0011】第1ガイドファイバ2は、被測定ファイバ
1と光源部4との間を光接続するもので、被測定ファイ
バ1と同様に、4心のテープファイバ2aの一端に多心
コネクタ2bが取付けられ、多心コネクタ2bは、画像
センサ6と対向する側面に、多心コネクタ1bのトレー
サマーク1cに対応するトレーサマーク2cが表示され
ている。一方、ガイドファイバ2の他端は、光ファイバ
心線毎に分離され、分離された先端に夫々フェルール2
dが取付けられている。そして、多心コネクタ2bは、
嵌合器32上で被測定ファイバ1の多心コネクタ1bと
ピン嵌合されている。
1と光源部4との間を光接続するもので、被測定ファイ
バ1と同様に、4心のテープファイバ2aの一端に多心
コネクタ2bが取付けられ、多心コネクタ2bは、画像
センサ6と対向する側面に、多心コネクタ1bのトレー
サマーク1cに対応するトレーサマーク2cが表示され
ている。一方、ガイドファイバ2の他端は、光ファイバ
心線毎に分離され、分離された先端に夫々フェルール2
dが取付けられている。そして、多心コネクタ2bは、
嵌合器32上で被測定ファイバ1の多心コネクタ1bと
ピン嵌合されている。
【0012】第2ガイドファイバ3は、被測定ファイバ
1と測光部5との間を光接続する4心のテープファイバ
で、一端は各被測定ファイバ心線毎に分離され、各光フ
ァイバ心線の先端は、V溝突合器30のV溝30a内で
被測定ファイバ1のテープファイバ1aを構成する各光
ファイバ心線と突合わせ接続されている。また、このガ
イドファイバ3の他端は、各光ファイバ心線毎に測光部
5に”1”〜”4”で示した各端子と光接続されてい
る。
1と測光部5との間を光接続する4心のテープファイバ
で、一端は各被測定ファイバ心線毎に分離され、各光フ
ァイバ心線の先端は、V溝突合器30のV溝30a内で
被測定ファイバ1のテープファイバ1aを構成する各光
ファイバ心線と突合わせ接続されている。また、このガ
イドファイバ3の他端は、各光ファイバ心線毎に測光部
5に”1”〜”4”で示した各端子と光接続されてい
る。
【0013】光源部4は、LED光源から第1ガイドフ
ァイバ2のテープファイバ2aの何れかへ検査光を出力
するもので、図1に示したように、指示・制御手段10
と接続されており、指示・制御手段10からの選択信号
に基づき、前記LED光源からの検査光を第1ガイドフ
ァイバ2の所定の光ファイバ心線に切り替えて出射す
る。ここで、測光部4に”1”〜”4”で示した部分が
各端子で、各端子の夫々に第1ガイドファイバ2の各フ
ェルール2dが接続される。
ァイバ2のテープファイバ2aの何れかへ検査光を出力
するもので、図1に示したように、指示・制御手段10
と接続されており、指示・制御手段10からの選択信号
に基づき、前記LED光源からの検査光を第1ガイドフ
ァイバ2の所定の光ファイバ心線に切り替えて出射す
る。ここで、測光部4に”1”〜”4”で示した部分が
各端子で、各端子の夫々に第1ガイドファイバ2の各フ
ェルール2dが接続される。
【0014】測光部5は、第2ガイドファイバ3を伝送
されてくる光源部4からの検査光を受光し、受光した検
査光の光強度に対応する光信号を指示・制御手段10に
出力する。ここにおいて、測光部5は、指示・制御手段
10から出力された選択信号に基づいて端子が切り替わ
り、選択された第1ガイドファイバ2における所定の光
ファイバ心線と光接続された第2ガイドファイバ3の対
応する光ファイバ心線からの検査光を受光する状態とな
る。
されてくる光源部4からの検査光を受光し、受光した検
査光の光強度に対応する光信号を指示・制御手段10に
出力する。ここにおいて、測光部5は、指示・制御手段
10から出力された選択信号に基づいて端子が切り替わ
り、選択された第1ガイドファイバ2における所定の光
ファイバ心線と光接続された第2ガイドファイバ3の対
応する光ファイバ心線からの検査光を受光する状態とな
る。
【0015】画像センサ6,7,8は、夫々多心コネク
タ1b,2bのトレーサマーク1c,2cや被測定ファ
イバ1を構成するテープファイバ1aの識別マークをモ
ニタし、色の3原色である赤、青、緑の各成分毎に2値
化レベルを設定して検出するカラー視覚装置で、これら
のセンサ6〜8からの画像信号を処理するコントローラ
9を介して指示・制御手段10と接続されている。
タ1b,2bのトレーサマーク1c,2cや被測定ファ
イバ1を構成するテープファイバ1aの識別マークをモ
ニタし、色の3原色である赤、青、緑の各成分毎に2値
化レベルを設定して検出するカラー視覚装置で、これら
のセンサ6〜8からの画像信号を処理するコントローラ
9を介して指示・制御手段10と接続されている。
【0016】指示・制御手段10は、光源部4及び測光
部5に、選択した検査光を出射すべき光ファイバ心線の
選択信号を夫々出力すると共に、各画像センサ6,7,
8からの画像信号及び測光部5からの光信号に基づき、
被測定ファイバ1の上記識別マークやトレーサマーク1
c,2c等の外観検査及び光学的検査に関する結果を解
析する、記憶機能を有する電子制御手段である。ここ
で、指示・制御手段10は、各種信号の入・出力用のイ
ンターフェース11を有している。
部5に、選択した検査光を出射すべき光ファイバ心線の
選択信号を夫々出力すると共に、各画像センサ6,7,
8からの画像信号及び測光部5からの光信号に基づき、
被測定ファイバ1の上記識別マークやトレーサマーク1
c,2c等の外観検査及び光学的検査に関する結果を解
析する、記憶機能を有する電子制御手段である。ここ
で、指示・制御手段10は、各種信号の入・出力用のイ
ンターフェース11を有している。
【0017】本発明方法は、上記検査システムを用いて
以下のように実行される。先ず、検査対象の被測定ファ
イバ1を、図示のように配置し、画像センサ8でテープ
ファイバ1aの識別マークをモニタすると共に、画像セ
ンサ6,7で各多心コネクタ1b,2bのトレーサマー
ク1c,2cをモニタする。これらの画像信号は、コン
トローラ9で画像処理され、その結果が指示・制御手段
10に入力される。
以下のように実行される。先ず、検査対象の被測定ファ
イバ1を、図示のように配置し、画像センサ8でテープ
ファイバ1aの識別マークをモニタすると共に、画像セ
ンサ6,7で各多心コネクタ1b,2bのトレーサマー
ク1c,2cをモニタする。これらの画像信号は、コン
トローラ9で画像処理され、その結果が指示・制御手段
10に入力される。
【0018】かかる結果に基づいて、指示・制御手段1
0では、以下の順序で、被測定ファイバ1の外観に関す
る判定を行ない、その結果を前記画像処理の結果と共に
記憶し、外観検査を終了する。第1に、多心コネクタ1
bのトレーサマーク1cと多心コネクタ2bのトレーサ
マーク2cとが互いに適正に対応しているか否かを判定
する。
0では、以下の順序で、被測定ファイバ1の外観に関す
る判定を行ない、その結果を前記画像処理の結果と共に
記憶し、外観検査を終了する。第1に、多心コネクタ1
bのトレーサマーク1cと多心コネクタ2bのトレーサ
マーク2cとが互いに適正に対応しているか否かを判定
する。
【0019】第2に、多心コネクタ1bのトレーサマー
ク1cとテープファイバ1aの識別マークの配列が互い
に適正に対応するものであるか否かを判定する。上記外
観検査が終了すると、次いで、被測定ファイバ1の各光
ファイバ心線について、例えば、断線や誤配線の有無及
び接続ロス等に関する光学的検査が実行される。
ク1cとテープファイバ1aの識別マークの配列が互い
に適正に対応するものであるか否かを判定する。上記外
観検査が終了すると、次いで、被測定ファイバ1の各光
ファイバ心線について、例えば、断線や誤配線の有無及
び接続ロス等に関する光学的検査が実行される。
【0020】この光学的検査においては、先ず、指示・
制御手段10から光源部4及び測光部5に選択信号を出
力し、前記LED光源からの検査光を、図中、光源部4
において”1”で示す端子に接続されたフェルール2d
に出射する。このようにしてフェルール2dに出射され
た検査光は、テープファイバ2a→多心コネクタ2b→
多心コネクタ1bテープファイバ1a→第2ガイドファ
イバ3を経て、図中測光部5に”1”で示す端子に伝送
される。
制御手段10から光源部4及び測光部5に選択信号を出
力し、前記LED光源からの検査光を、図中、光源部4
において”1”で示す端子に接続されたフェルール2d
に出射する。このようにしてフェルール2dに出射され
た検査光は、テープファイバ2a→多心コネクタ2b→
多心コネクタ1bテープファイバ1a→第2ガイドファ
イバ3を経て、図中測光部5に”1”で示す端子に伝送
される。
【0021】測光部5では、所定の光ファイバ心線から
入射した検査光の光強度に対応する光信号を指示・制御
手段10に出力する。以下、同様にして、光源部4で
は、指示・制御手段10からの選択信号に基づき”2”
〜”4”で示した端子に接続されたフェルール2dに順
次検査光を出射し、同様の検査が実行される。
入射した検査光の光強度に対応する光信号を指示・制御
手段10に出力する。以下、同様にして、光源部4で
は、指示・制御手段10からの選択信号に基づき”2”
〜”4”で示した端子に接続されたフェルール2dに順
次検査光を出射し、同様の検査が実行される。
【0022】かくして測光部5から入力された光信号に
基づき、指示・制御手段10は、被測定ファイバ1にお
ける断線チェック、テープファイバ1aの多心コネクタ
1b内における誤配線のチェック及び接続ロスの測定等
の光学的検査に関する解析を実行し、その結果を記憶し
ておく。以上の被測定ファイバ1の検査に基づく解析結
果は、必要に応じて、例えば、指示・制御手段10にプ
リンタを接続して一覧表の形で打ち出したり、CRT上
に表示する。これにより、被測定ファイバ1の検査結果
を任意の形で利用することができる。
基づき、指示・制御手段10は、被測定ファイバ1にお
ける断線チェック、テープファイバ1aの多心コネクタ
1b内における誤配線のチェック及び接続ロスの測定等
の光学的検査に関する解析を実行し、その結果を記憶し
ておく。以上の被測定ファイバ1の検査に基づく解析結
果は、必要に応じて、例えば、指示・制御手段10にプ
リンタを接続して一覧表の形で打ち出したり、CRT上
に表示する。これにより、被測定ファイバ1の検査結果
を任意の形で利用することができる。
【0023】ここにおいて、上記各検査は、指示・制御
手段10に記憶させた所定のプログラムに従ってシーケ
ンス的に実行される。従って、作業者は各被測定ファイ
バ1を上記検査システムにセットし、指示・制御手段1
0に検査開始の指示を出すだけでよい。しかも、検査に
伴う上記各作業は機械的に自動化の下に効率よく実行さ
れるので、検査に要する作業時間が短縮される。
手段10に記憶させた所定のプログラムに従ってシーケ
ンス的に実行される。従って、作業者は各被測定ファイ
バ1を上記検査システムにセットし、指示・制御手段1
0に検査開始の指示を出すだけでよい。しかも、検査に
伴う上記各作業は機械的に自動化の下に効率よく実行さ
れるので、検査に要する作業時間が短縮される。
【0024】尚、上記実施例においては、多心コネクタ
付光ファイバを検査する場合について説明したが、これ
らを集約した光ファイバケーブルの場合であっても本発
明方法を適用可能なことは言うまでもない。また、多心
コネクタ付光ファイバは、一端に多心コネクタを取付け
た場合について説明したが、両端に多心コネクタを取付
けた場合であっても本発明方法は適用可能である。この
場合には、図1においてV溝突合器30側側にも画像セ
ンサ6〜8と同様の画像センサを配置し、これらをコー
ド9aによってコントローラ9に接続すればよい。
付光ファイバを検査する場合について説明したが、これ
らを集約した光ファイバケーブルの場合であっても本発
明方法を適用可能なことは言うまでもない。また、多心
コネクタ付光ファイバは、一端に多心コネクタを取付け
た場合について説明したが、両端に多心コネクタを取付
けた場合であっても本発明方法は適用可能である。この
場合には、図1においてV溝突合器30側側にも画像セ
ンサ6〜8と同様の画像センサを配置し、これらをコー
ド9aによってコントローラ9に接続すればよい。
【0025】更に、多心コネクタ1b,2bは、テープ
ファイバ1aの識別マークと同一の配列順に色彩を塗布
したトレーサマークを表示しておくと、多心コネクタ1
b,2b相互が適正なものであるか否かを、目視により
簡単に判別できる。また、被測定ファイバ1の光学的検
査は、上記実施例で説明した項目に限定されるものでは
なく、これらの他に、例えば、伝送損失を測定すること
も可能である。
ファイバ1aの識別マークと同一の配列順に色彩を塗布
したトレーサマークを表示しておくと、多心コネクタ1
b,2b相互が適正なものであるか否かを、目視により
簡単に判別できる。また、被測定ファイバ1の光学的検
査は、上記実施例で説明した項目に限定されるものでは
なく、これらの他に、例えば、伝送損失を測定すること
も可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法によれば、多心コネクタ付光ファイバの検査を、測定
者を煩わせることなく、短時間のうちに誤りなく自動的
に効率よく実行することができるという優れた効果を奏
する。
法によれば、多心コネクタ付光ファイバの検査を、測定
者を煩わせることなく、短時間のうちに誤りなく自動的
に効率よく実行することができるという優れた効果を奏
する。
【図1】本発明方法を実行するための検査システムの概
略構成図である。
略構成図である。
1 被測定ファイバ 1a テープファイバ(多心ファイバ) 1b 多心コネクタ 1c トレーサマーク 2 第1ガイドファイバ 2b 多心コネクタ 3 第2ガイドファイバ 4 光源部 5 測光部 6,7,8 画像センサ 10 指示・制御手段(ECU)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の光ファイバ心線に識別マークを表
示した多心ファイバからなる被測定ファイバの少なくと
も一端に、前記識別マークに対応するトレーサマークを
表示した多心コネクタを取付け、この被測定ファイバの
一端を、前記トレーサマークに対応するトレーサマーク
を表示した多心コネクタを有し、複数の光ファイバ心線
からなる第1のガイドファイバとコネクタ接続すること
により光源部と接続し、被測定ファイバの他端を複数の
光ファイバ心線からなる第2のガイドファイバにより測
光部と光接続し、前記両多心コネクタのトレーサマーク
及び被測定ファイバにおける前記多心コネクタのトレー
サマークと複数の光ファイバ心線の識別マークとを検査
すると共に、前記光源部の検査光を第1のガイドファイ
バに出射し、第1のガイドファイバ、被測定ファイバ及
び第2のガイドファイバを経て伝送されてくる検査光を
前記測光部で測定して検査する多心コネクタ付光ファイ
バの検査方法において、 前記光源部及び受光部を、前記第1及び第2のガイドフ
ァイバを構成する各光ファイバ心線と切り替え自在に接
続すると共に指示・制御手段と接続し、 前記被測定ファイバと第1のガイドファイバとを接続し
た近傍に配置した複数のセンサにより、前記各多心コネ
クタのトレーサマーク及び被測定ファイバの識別マーク
を夫々モニタして、そのモニタ信号を前記指示・制御手
段に出力し、 前記指示・制御手段からの選択信号により、前記光源部
からの検査光を第1のガイドファイバの各光ファイバ心
線に切り替えて出射すると共に、検査光が伝送されてく
る光ファイバ心線に前記測光部を切り替え、当該測光部
で受光した検査光の光強度に対応する光信号を当該指示
・制御手段に出力し、 上記各信号に基づいて前記指示・制御手段において検査
結果を解析することを特徴とする多心コネクタ付光ファ
イバの検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184659A JPH0526763A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 多心コネクタ付光フアイバの検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184659A JPH0526763A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 多心コネクタ付光フアイバの検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526763A true JPH0526763A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16157106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3184659A Pending JPH0526763A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 多心コネクタ付光フアイバの検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526763A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019235152A1 (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 住友電気工業株式会社 | 検査システム及び検査方法 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP3184659A patent/JPH0526763A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019235152A1 (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 住友電気工業株式会社 | 検査システム及び検査方法 |
US10523317B2 (en) | 2018-06-05 | 2019-12-31 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Measurement system and measurement method |
JPWO2019235152A1 (ja) * | 2018-06-05 | 2021-07-15 | 住友電気工業株式会社 | 検査システム及び検査方法 |
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