JPH05267617A - ダイナミックram - Google Patents

ダイナミックram

Info

Publication number
JPH05267617A
JPH05267617A JP4061731A JP6173192A JPH05267617A JP H05267617 A JPH05267617 A JP H05267617A JP 4061731 A JP4061731 A JP 4061731A JP 6173192 A JP6173192 A JP 6173192A JP H05267617 A JPH05267617 A JP H05267617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
voltage
type well
memory cell
cell plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4061731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3047605B2 (ja
Inventor
Masao Taguchi
眞男 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4061731A priority Critical patent/JP3047605B2/ja
Publication of JPH05267617A publication Critical patent/JPH05267617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047605B2 publication Critical patent/JP3047605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリセルが形成されたウエルのバックゲート
電圧をゼロ・バイアス電圧とし、消費電力の低減化と、
リフレッシュ特性の向上化とを図るようにしても、信号
雑音等に原因した周辺回路部によるウエル電圧の変動
や、セルプレートの電圧変動を原因として蓄積電極とウ
エルとの間のpn接合が順方向バイアス状態になること
による蓄積データの破壊を回避できるようにする。 【構成】周辺回路部2のp型ウエル13とは電気的に分
離され、かつ、抵抗25を介して接続されたメモリセル
専用のp型ウエル23にメモリセルを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板表面に形成された
島領域、いわゆるウエルにメモリセルを形成してなるダ
イナミックRAM(dynamic random access memory.以
下、DRAMという)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路では、MOSトラ
ンジスタが形成されたウエルにバックゲート電圧(ウエ
ルバイアス電圧)が印加される。かかるバックゲート電
圧は、ウエルに形成されたMOSトランジスタのソース
とウエルとの間のpn接合を積極的に逆バイアス状態と
するためのものである。
【0003】このように、バックゲート電圧をウエルに
印加する場合には、ウエルに形成されたMOSトランジ
スタのソースの電圧が雑音信号により多少変動しても、
ウエルに形成されているMOSトランジスタのソースと
ウエルとの間のバイアス状態が順方向になって少数キャ
リアがMOSトランジスタのソースからウエル内に注入
されるのを防止することができる。
【0004】特に、DRAMでは、例えば、少数キャリ
アが周辺回路部のMOSトランジスタからウエル内に注
入されてしまうと、これがウエル内に形成されているメ
モリセルの蓄積電極に吸収され、蓄積データが破壊され
てしまう場合があるので、メモリセルが形成されている
ウエル内への少数キャリアの注入は絶対に避けなければ
ならない。
【0005】したがって、雑音信号レベルを考慮したバ
ックゲート電圧をウエルに印加する必要があるが、近
年、MOSトランジスタは微細化され、これに伴い、D
RAMでは、電源電圧の低電圧化が図られているため、
チップ上の雑音信号レベルも小さくなり、従来よりもバ
イアス電圧を小さくする方向にある。
【0006】ここに、消費電力及びリフレッシュ特性の
点からすれば、メモリセルが形成されているウエルに対
するバックゲート電圧は、小さな値、できれば、ゼロ・
バイアス電圧、即ち、pウエルであれば、接地電圧、n
ウエルであれば、内部電源電圧にバイアスすることが望
ましい。
【0007】即ち、アクセス状態では、センスアンプに
大電流が流れるため、チップに搭載されたバックゲート
電圧生成回路の消費電力は目立たないが、スタンバイ状
態では、チップ全体の消費電流はマイクロアンペアオー
ダと小さくなるため、バックゲート電圧生成回路の消費
電力は目立つようになる。したがって、消費電力の点か
らして、バックゲート電圧は、小さな値、できれば、ゼ
ロ・バイアス電圧であることが望ましい。
【0008】また、DRAMにおけるリフレッシュ周期
は、バックゲート電圧と反比例関係にあり、バックゲー
ト電圧が小さい程、蓄積容量のデータ保持時間を長くし
て、リフレッシュ周期を長くすることができる。したが
って、リフレッシュ特性の点からしても、バックゲート
電圧は、小さな値、できれば、ゼロ・バイアス電圧であ
ることが望ましい。
【0009】この場合、メモリセルの転送ゲートをなす
MOSトランジスタのスレッショルド電圧はバックゲー
ト電圧に応じて調整する必要があるが、例えば、p型ウ
エルにnMOSトランジスタを形成する場合において、
無調整とする場合には、バックゲート電圧は、−1.5
[V]程度とすることが好適で、それよりも深くても、
浅くても、リフレッシュ特性は悪化してしまう。
【0010】ここに、最初からバックゲート電圧をゼロ
・バイアス電圧とすることを前提として、適正なスレッ
ショルド電圧となるように、メモリセルの転送ゲートを
なすMOSトランジスタを作っておけば、バックゲート
電圧をゼロ・バイアス電圧とすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリセルが
形成されている部分のバックゲート電圧を単純にゼロ・
バイアス電圧にしてしまうと、蓄積電極とウエルとの間
のpn接合には拡散電位しか加わらなくなり、例えば、
信号雑音等に原因して周辺回路のMOSトランジスタが
ウエルの電圧をわずかに変動させた場合でも、蓄積電極
とウエルとの間のpn接合は順方向バイアス状態になっ
て、メモリセルのリフレッシュ特性を悪化させてしまう
という問題点があった。
【0012】また、セルプレートは、容量的に蓄積電極
と結合しており、セルプレートの電圧変化は、ほぼその
まま蓄積電極の電圧変化となる。このため、メモリセル
が形成されている部分のバックゲート電圧を単純にゼロ
・バイアス電圧にした場合において、セルプレートが電
圧変化を起こした場合、蓄積電極とウエルとの間のpn
接合は順方向バイアス状態になり、蓄積電極からウエル
内に少数キャリアが注入され、蓄積データの破壊を招い
てしまう場合があるという問題点があった。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み、メモリセルが
形成されたウエルのバックゲート電圧をゼロ・バイアス
電圧として、消費電力の低減化と、リフレッシュ特性の
向上化とを図るようにしても、信号雑音等に原因した周
辺回路部によるウエル電圧の変動や、セルプレートの電
圧変動を原因として蓄積電極とメモリセルが形成された
ウエルとの間のpn接合が順方向バイアス状態になるこ
とによる蓄積データの破壊を回避できるようにしたDR
AMを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるDRAM
は、周辺回路のウエルとは電気的に分離され、かつ、ゼ
ロ・バイアス電圧を供給し得る電圧源に抵抗を介して接
続されたメモリセル専用のウエルにメモリセルを形成す
るというものである。
【0015】
【作用】本発明においては、メモリセルが形成されるウ
エルは、メモリセル専用のウエルとされ、周辺回路のウ
エルとは電気的に分離されているので、信号雑音等に原
因して周辺回路部のウエルが電圧変動しても、メモリセ
ル専用のウエルは、この影響を受けず、蓄積電極とメモ
リセル専用のウエルとの間のpn接合が順方向バイアス
状態となることはない。
【0016】したがって、信号雑音等に原因した周辺回
路によるウエル電圧の変動によって蓄積電極とウエルと
の間のpn接合が順方向バイアス状態になることによる
蓄積データの破壊を回避できる。
【0017】また、本発明においては、メモリセルが形
成されるウエルは、ゼロ・バイアス電圧を供給し得る電
圧源に抵抗を介して接続されているので、その電圧変動
に対して、メモリセルが形成されているウエルは、フロ
ーティング状態となる。
【0018】この結果、セルプレート電圧が変動した場
合、その電圧変動は、セルプレートとメモリセルが形成
されるウエルとの間の寄生容量を介してウエルに伝達さ
れ、メモリセルが形成されるウエルもセルプレート電圧
と同様に変動し、蓄積電極とメモリセルが形成されたウ
エルとが順方向バイアスとなることはない。
【0019】したがって、セルプレートの電圧変動を原
因として蓄積電極とメモリセル専用のウエルとの間のp
n接合が順方向バイアス状態になることによる蓄積デー
タの破壊を回避できる。
【0020】なお、メモリセル専用のウエルを、メモリ
セルの蓄積容量のセルプレートに所定の電圧を供給する
セルプレート電圧源に接続された反対導電型のウエル内
に形成する場合には、基板の電圧変動の影響を受けない
ようにすることができる。
【0021】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して、本発明の第
1実施例及び第2実施例について説明する。
【0022】第1実施例・・図1 図1は本発明の第1実施例の要部を示す断面図である。
図中、1はn型シリコン基板、2は周辺回路部、3はメ
モリセルアレイ部である。
【0023】また、周辺回路部2において、4は外部か
ら供給される電源電圧Vcc、例えば、3[V]が入力さ
れるVcc用のパッド、5は接地用のパッド、6は基板1
とのコンタクトを図るためのn+拡散層であり、基板1
は、このn+拡散層6を介して3[V]にバイアスされ
ている。
【0024】また、7は外部から供給される3[V]の
電源電圧Vccを2[V]の内部電源電圧Vintに降圧す
る降圧回路であり、この降圧回路7はpMOSトランジ
スタ8で構成されている。なお、このpMOSトランジ
スタ8において、9はソースをなすp+拡散層、10は
ドレインをなすp+拡散層、11はポリシリコンからな
るゲートである。
【0025】また、12は降圧回路7から出力される内
部電源電圧Vintを電源電圧として使用する内部電源電
圧使用回路であり、この内部電源電圧使用回路12にお
いて、13はp型ウエル、14はp型ウエルとのコンタ
クトを図るためのp+拡散層であり、p型ウエル13
は、このp+拡散層14を介して0[V]にバイアスさ
れている。
【0026】また、15はpMOSトランジスタ、16
はnMOSトランジスタであり、pMOSトランジスタ
15において、17はソースをなすp+拡散層、18は
ドレインをなすp+拡散層、19はポリシリコンからな
るゲート、nMOSトランジスタ16において、20は
ドレインをなすn+拡散層、21はソースをなすn+拡散
層、22はポリシリコンからなるゲートである。
【0027】また、メモリセルアレイ部3において、2
3はp型ウエル、24はp型ウエル23とのコンタクト
を図るためのp+拡散層、25は抵抗、26はnMOS
トランジスタであり、p型ウエル23は、抵抗25及び
nMOSトランジスタ26の並列回路を介して接地され
ている。
【0028】なお、STXは、電源投入時、電源が所定
の電圧に立ち上がるまで、入出力回路を動作させないよ
うにするためのスタータ信号であり、タイマー回路の働
きで、電源投入時、電源電圧が所定の電圧に立ち上がる
まで、Hレベルとされ、電源電圧が所定の電圧に立ち上
がった後は、Lレベルとされる。
【0029】したがって、この第1実施例においては、
電源投入時、電源電圧が所定の電圧に立ち上がるまで
は、nMOSトランジスタ26はONとされ、p型ウエ
ル23は、nMOSトランジスタ26を介して接地され
るので、p型ウエル23の電位を早期に0[V]に安定
させることができる。
【0030】また、27は蓄積容量、28はセルプレー
ト、29はセルプレート電圧Vprとして1[V]を生成
するセルプレート電圧生成回路であり、30は内部電源
電圧線、31、32は抵抗である。
【0031】また、33は転送ゲートをなすnMOSト
ランジスタであり、34はドレイン(又はソース)をな
すn+拡散層、35はソース(又はドレイン)をなすn+
拡散層、36はポリシリコンからなるワード線である。
なお、n+拡散層34は、蓄積容量27の蓄積電極とし
ても機能するものである。また、37はビット線であ
る。
【0032】この第1実施例においては、周辺回路部2
のp型ウエル13とメモリセルアレイ部3のp型ウエル
23とは電気的に分離されているので、電子がnMOS
トランジスタ16のソースからp型ウエル13に注入さ
れ、p型ウエル13の電圧が変動したとしても、p型ウ
エル23は、この影響を受けず、蓄積電極34とp型ウ
エル23との間のpn接合が順方向バイアス状態となる
ことによる蓄積データの破壊を回避することができる。
【0033】また、この第1実施例においては、内部電
源電圧Vintが変化すると、セルプレート電位Vprも変
化し、このセルプレート28の電圧変化は、蓄積容量2
7を介して蓄積電極29の電圧の変化となる。
【0034】ここに、p型ウエル23が抵抗25を介さ
ず完全に接地されている場合には、内部電源電圧Vint
の降下により蓄積電極34の電圧が降下した場合、蓄積
電極34とp型ウエル23との間のpn接合は順方向バ
イアス状態になってしまう。
【0035】この場合、仮に、蓄積容量27がデータ
「0」を蓄積している場合、蓄積電極34からp型ウエ
ル23に電子が注入されてしまい、蓄積データが「1」
に変化してしまう場合がある。
【0036】ところが、この第1実施例においては、p
型ウエル23は、抵抗25を介して接地されているの
で、電圧変化に対して、p型ウエル23は、実質的に、
フローティングとなる。
【0037】この結果、内部電源電圧Vintの降下によ
りセルプレート電圧Vprが降下した場合、セルプレート
28とp型ウエル23との間の寄生容量CPWを介して、
セルプレート電位Vprに連動してp型ウエル23の電位
も降下し、蓄積電極34とp型ウエル23との間のpn
接合は順方向バイアス状態にはならず、逆方向バイアス
を維持する。
【0038】したがって、この第1実施例によれば、セ
ルプレート28の電圧変動を原因として蓄積電極34と
p型ウエル23との間のpn接合が順方向バイアス状態
になることによる蓄積データの破壊を回避できる。
【0039】なお、内部電源電圧Vintが急降下し、こ
れが長い間、続いた場合において、抵抗25が作る時定
数が短いと、p型ウエル23の電位は、短期間の間に、
過渡的降下状態から0[V]に回復してしまい、この過
程で、蓄積電極34とp型ウエル23との間のバイアス
状態が順方向バイアスとなり、蓄積電極34からpウエ
ル23に電子が注入してしまう。
【0040】これに対し、抵抗25が作る時定数がリフ
レッシュ周期よりも長ければ、p型ウエル23の電位が
過渡的降下状態から0[V]に回復する前に、蓄積容量
27に対する再書込みが行われ、蓄積電極34とp型ウ
エル23のpn接合が順方向バイアス状態になることは
ない。したがって、抵抗25は、p型ウエル23のまわ
りの寄生容量との時定数がリフレッシュ周期よりも長く
なるような抵抗値に設定することが好適である。
【0041】また、抵抗25を介してp型ウエル23を
接地すると、p型ウエル23内を流れる電流と抵抗25
によってドロップ電圧が発生するが、nMOSトランジ
スタ33は蓄積電荷を転送するだけであるから大電流は
流れず、p型ウエルを流れる電流も僅かであり、抵抗2
5を介してp型ウエル23を接地しても問題はない。
【0042】以上のように、この第1実施例によれば、
p型ウエル23のバックゲート電圧をゼロ・バイアス電
圧である0[V]とし、消費電力の低減化と、リフレッ
シュ特性の向上化とを図るようにしているが、信号雑音
等に原因した周辺回路部2によるウエル電圧の変動や、
セルプレート28の電圧変動を原因として蓄積電極34
とp型ウエル23との間のpn接合が順方向バイアス状
態になることによる蓄積データの破壊を回避できる。
【0043】なお、セルプレート28とp型ウエル23
との間に意図的に容量を入れ、p型ウエル23の電位が
セルプレート28の電位Vprに追従し易すくしても良い
が、セルプレート23の電位変動が外部から供給される
電源電圧Vccから発生している場合には、基板1がn型
で電源電圧Vccとなっているため、基板1とp型ウエル
23との間の接合容量CWSを介してp型ウエル23の電
圧が変調されるので、特に容量を意図的に入れる必要は
ない。
【0044】但し、一般に内部電源電圧Vintの変化に
対してセルプレート28の電圧変化は概ねその半分にな
るため、接合容量CWSを通じてウエル電位が変調された
場合、接合電位の変化に対して過剰に変化を与えてしま
う恐れがある。
【0045】即ち、外部から供給される電源電圧Vccが
急上昇した場合に、p型ウエル23の電位が上昇し、セ
ルプレート28の電位の上昇に伴って上昇する蓄積電極
34の電圧上昇分以上になってしまうと、やはり、蓄積
電極34とp型ウエル23とのバイアス状態は順方向に
なってしまう。
【0046】特に、このような事態は、この第1実施例
のように、降圧回路7を設け、外部から供給される電源
電圧Vccをチップ内で降圧し、この降圧電圧を内部電源
電圧として使用している場合には顕著である。なぜな
ら、降圧電圧Vintは回路的工夫で非常に安定にできる
が、外部電圧は変動が大きいという環境があり得るから
である。
【0047】このように、この第1実施例においては、
外部から供給される電源電圧Vccが急上昇すると、基板
1とp型ウエル23との接合容量CWSを介してp型ウエ
ル23の電圧を上昇させてしまい、蓄積電極34とp型
ウエル23との間を順方向バイアスさせてしまう場合が
あるという不都合があった。この不都合を解消したの
が、次に述べる第2実施例である。
【0048】第2実施例・・図2 図2は本発明の第2実施例の要部を示す断面図である。
図中、38はp型シリコン基板、39は周辺回路部、4
0はメモリセルアレイ部である。
【0049】また、周辺回路部39において、41は外
部から供給される電源電圧Vcc、例えば、3[V]が入
力されるVcc用のパッド、42は接地用のパッド、43
は基板38とのコンタクトを図るためのp+拡散層であ
り、基板38は、このp+拡散層43を介して0[V]
にバイアスされている。
【0050】また、44は外部から供給される3[V]
の電源電圧Vccを2[V]の内部電源電圧Vintに降圧
する降圧回路であり、この降圧回路44において、45
はn型ウエル、46はn型ウエル45とのコンタクトを
図るためのn+拡散層であり、n型ウエル45は、この
+拡散層46を介して3[V]にバイアスされてい
る。
【0051】また、47は降圧を行うためのpMOSト
ランジスタであり、48はソースをなすp+拡散層、4
9はドレインをなすp+拡散層、50はポリシリコンか
らなるゲートである。
【0052】また、51は降圧回路44から出力される
内部電源電圧Vintを電源電圧として使用する内部電源
電圧使用回路であり、この内部電源電圧使用回路51に
おいて、52はn型ウエル、53はn型ウエル52との
コンタクトを図るためのn+拡散層であり、n型ウエル
52は、このn+拡散層53を介して2[V]にバイア
スされている。
【0053】また、54はpMOSトランジスタ、55
はnMOSトランジスタであり、pMOSトランジスタ
54において、56はソースをなすp+拡散層、57は
ドレインをなすp+拡散層、58はポリシリコンからな
るゲート、nMOSトランジスタ55において、59は
ドレインをなすn+拡散層、60はソースをなすn+拡散
層、61はポリシリコンからなるゲートである。
【0054】また、メモリセルアレイ部40において、
62はp型ウエル、63はp型ウエル62とのコンタク
トを図るためのp+拡散層、64は抵抗、65はnMO
Sトランジスタであり、p型ウエル62は、抵抗64及
びnMOSトランジスタ65の並列回路を介して接地さ
れている。
【0055】なお、STXは、第1実施例で説明したよ
うに、電源投入時、電源が所定の電圧に立ち上がるま
で、入出力回路を動作させないようにするためのスター
タ信号であり、タイマー回路の働きで、電源投入時、電
源電圧が所定の電圧に立ち上がるまで、Hレベルとさ
れ、電源電圧が所定の電圧に立ち上がった後は、Lレベ
ルとされる。
【0056】したがって、この第2実施例においても、
電源投入時、電源電圧が所定の電圧に立ち上がるまで
は、nMOSトランジスタ26はONとされ、p型ウエ
ル23は、nMOSトランジスタ26を介して接地され
るので、p型ウエル23の電位を早期に0[V]に安定
させることができる。
【0057】また、66は蓄積容量、67はセルプレー
ト、68はセルプレート電圧Vprとして1[V]を生成
するセルプレート電圧生成回路であり、69は内部電源
電圧線、70、71は抵抗である。
【0058】また、72は転送ゲートをなすnMOSト
ランジスタであり、73はドレイン(又はソース)をな
すn+拡散層、74はソース(又はドレイン)をなすn+
拡散層、75はポリシリコンからなるワード線である。
なお、n+拡散層73は、蓄積容量66の蓄積電極とし
ても機能するものである。また、76はビット線であ
る。
【0059】また、77はn型ウエル、78はn型ウエ
ル77とのコンタクトを図るためのn+拡散層であり、
この例では、n+拡散層78は、セルプレート67に接
続され、n型ウエル77は、セルプレート電圧Vprにバ
イアスされている。
【0060】この第2実施例においても、p型ウエル6
2はメモリセル専用にされており、周辺回路とは共用さ
れていない。したがって、周辺回路の影響によって蓄積
電極73とp型ウエル62との間のpn接合が順方向バ
イアス状態となることによる蓄積データの破壊を回避す
ることができる。
【0061】また、この第2実施例においては、内部電
源電圧Vintが変化すると、セルプレート電位Vprも変
化し、このセルプレート67の電圧変化は、蓄積容量6
6を介して蓄積電極73の電圧の変化となる。
【0062】ここに、この第2実施例においては、p型
ウエル62は、抵抗64を介して接地されているので、
電圧変化に対して、p型ウエル62は、実質的に、フロ
ーティングとなる。
【0063】この結果、内部電源電圧Vintの降下によ
りセルプレート電圧Vprが降下した場合、セルプレート
67とp型ウエル62との間の寄生容量CPWを介して、
セルプレート電位Vprに連動してp型ウエル62の電位
も降下し、蓄積電極73とp型ウエル62との間のpn
接合は順方向バイアス状態にはならず、逆方向バイアス
を維持する。
【0064】したがって、この第2実施例によれば、セ
ルプレート67の電圧変動を原因として蓄積電極73と
p型ウエル62との間のpn接合が順方向バイアス状態
になることによる蓄積データの破壊を回避できる。な
お、抵抗64は、第1実施例の場合と同様に、p型ウエ
ル62のまわりの寄生容量との時定数がリフレッシュ周
期よりも大きくなるような抵抗値であることが好適であ
る。
【0065】また、この第2実施例においては、p型ウ
エル62は、セルプレート電圧Vprがバイアス電圧とし
て供給されるn型ウエル77内に形成されているので、
基板38の電圧変動には影響されず、セルプレート67
の電圧にのみ影響されることになる。
【0066】即ち、例えば、基板38の電圧が急上昇し
たとしても、p型ウエル62は、急上昇せず、蓄積電極
73とp型ウエル62とのバイアス状態が順方向になる
ことはない。したがって、基板38の電圧変動による蓄
積データの破壊を回避することができる。
【0067】以上のように、この第2実施例によれば、
p型ウエル62のバックゲート電圧をゼロ・バイアスで
ある0[V]とし、消費電力の低減化と、リフレッシュ
特性の向上化とを図るようにしているが、信号雑音等に
原因した周辺回路部39によるウエル電圧の変動や、セ
ルプレート67の電圧変動を原因として蓄積電極73と
p型ウエル62との間のpn接合が順方向バイアス状態
になることによる蓄積データの破壊を回避できると共
に、基板電圧38の電圧変動による蓄積データの破壊を
回避することができる。
【0068】なお、上述の実施例においては、メモリセ
ルの転送ゲートをなすトランジスタをnMOSトランジ
スタで構成した場合につき述べたが、本発明は、メモリ
セルの転送ゲートをなすトランジスタをpMOSトラン
ジスタで構成する場合にも適用することができる。
【0069】この場合、メモリセルを形成するウエルは
n型のウエルとし、このn型ウエルは、抵抗を介して内
部電源電圧線に接続するようにする。また、メモリセル
を形成するウエルをセルプレート電圧が供給されるウエ
ル内に形成する場合、このウエルはp型にする。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルが形成され
るウエルのバックゲート電圧をゼロ・バイアス電圧とし
て、消費電力の低減化と、リフレッシュ特性の向上化と
を図るようにしているが、メモリセルが形成されるウエ
ルは、メモリセル専用のウエルとされ、かつ、ゼロ・バ
イアス電圧を供給し得る電圧源に抵抗を介して接続され
ているので、信号雑音等に原因した周辺回路部によるウ
エル電圧の変動や、セルプレートの電圧変動を原因とし
て蓄積電極とメモリセルが形成されるウエルとの間のp
n接合が順方向バイアス状態になることによる蓄積デー
タの破壊を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
27 蓄積容量 28 セルプレート 33 転送ゲートをなすnMOSトランジスタ 66 蓄積容量 67 セルプレート 72 転送ゲートをなすnMOSトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周辺回路のウエルとは電気的に分離され、
    かつ、ゼロ・バイアス電圧を供給し得る電圧源に抵抗素
    子を介して接続されたメモリセル専用のウエルにメモリ
    セルを形成していることを特徴とするダイナミックRA
    M。
  2. 【請求項2】前記メモリセル専用のウエルは、メモリセ
    ルの蓄積容量のセルプレートに所定の電圧を供給するセ
    ルプレート電圧源に接続された反対導電型のウエル内に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のダイナ
    ミックRAM。
  3. 【請求項3】前記抵抗素子は、それに接続されている寄
    生容量との時定数がリフレッシュ周期よりも長くなるよ
    うな抵抗値に設定されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載のダイナミックRAM。
  4. 【請求項4】電源投入後、所定時間の間は、導通状態と
    なり、前記所定時間経過後は、非導通状態となるように
    制御されるスイッチ素子を前記抵抗に並列接続している
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のダイナミッ
    クRAM。
JP4061731A 1992-03-18 1992-03-18 ダイナミックram Expired - Fee Related JP3047605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4061731A JP3047605B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ダイナミックram

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4061731A JP3047605B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ダイナミックram

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05267617A true JPH05267617A (ja) 1993-10-15
JP3047605B2 JP3047605B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=13179650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4061731A Expired - Fee Related JP3047605B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ダイナミックram

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047605B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906971B2 (en) 1994-06-28 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit device
US7009246B2 (en) 2003-02-19 2006-03-07 Hitachi, Ltd. Semiconductor device
JP2009070480A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906971B2 (en) 1994-06-28 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit device
US7009246B2 (en) 2003-02-19 2006-03-07 Hitachi, Ltd. Semiconductor device
JP2009070480A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3047605B2 (ja) 2000-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960002826B1 (ko) 챠지펌핑효율이 개선된 챠지펌프회로
US5963469A (en) Vertical bipolar read access for low voltage memory cell
US7257043B2 (en) Isolation device over field in a memory device
US6043527A (en) Circuits and methods for a memory cell with a trench plate trench capacitor and a vertical bipolar read device
US5732014A (en) Merged transistor structure for gain memory cell
JP3085455B2 (ja) スタティックram
KR940003891B1 (ko) 오동작 방지수단을 갖는 반도체장치
JP3128262B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2002522871A (ja) 論理プロセスに組み入れられたdram用のチップ上でのワード線電圧発生
US6462610B1 (en) Method and circuit for lowering standby current in an integrated circuit
JP2006073627A (ja) 半導体集積装置
US6532167B2 (en) Voltage generator for semiconductor device
US7391640B2 (en) 2-transistor floating-body dram
KR100399265B1 (ko) 저항성 강유전체 메모리 셀로 구성된 메모리 장치
JPH10163429A (ja) 半導体装置
KR100574243B1 (ko) Dram에서 감소된 대기 전력 소모
US4904885A (en) Substrate bias circuit having substrate bias voltage clamp and operating method therefor
JPH05267617A (ja) ダイナミックram
US5262988A (en) Dynamic memory cell and dynamic memory
JP3173327B2 (ja) 半導体装置
KR100600461B1 (ko) 반도체 장치
JPH081947B2 (ja) ダイナミツク・ランダム・アクセス・メモリ
JP2503707B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3098808B2 (ja) 半導体装置
US5424566A (en) DRAM cell capacitor

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080324

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees