JPH052674A - 硬貨振分け装置 - Google Patents
硬貨振分け装置Info
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- JPH052674A JPH052674A JP3180330A JP18033091A JPH052674A JP H052674 A JPH052674 A JP H052674A JP 3180330 A JP3180330 A JP 3180330A JP 18033091 A JP18033091 A JP 18033091A JP H052674 A JPH052674 A JP H052674A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、装置の高さ方向の寸法を小さくコ
ンパクトに形成でき、硬貨振分け貯溜の高速処理を可能
にし、確実な硬貨の振分け貯溜ができる硬貨振分け装置
を提供する。 【構成】この発明は、硬貨鑑別部で鑑別された硬貨を鑑
別結果に基づいて鑑別種別毎に貯溜部に振分ける硬貨振
分け装置であって、上記硬貨鑑別部の後段に、鑑別済硬
貨を略水平に搬送する搬送通路を形成すると共に、該搬
送通路を、通路の一側に立設した通路壁と、該通路壁に
対設して該通路壁との間で硬貨を保持して搬送する搬送
ベルトとで形成し、上記搬送通路の下部に沿って鑑別種
別に対応した複数の貯溜部を接続し、上記貯溜部の上部
の搬送通路に、該貯溜部に設定した鑑別硬貨に対し搬送
ベルトの保持を外して該貯溜部に導く振分け手段を設
け、硬貨を搬送ベルトで強制的に搬送する。
ンパクトに形成でき、硬貨振分け貯溜の高速処理を可能
にし、確実な硬貨の振分け貯溜ができる硬貨振分け装置
を提供する。 【構成】この発明は、硬貨鑑別部で鑑別された硬貨を鑑
別結果に基づいて鑑別種別毎に貯溜部に振分ける硬貨振
分け装置であって、上記硬貨鑑別部の後段に、鑑別済硬
貨を略水平に搬送する搬送通路を形成すると共に、該搬
送通路を、通路の一側に立設した通路壁と、該通路壁に
対設して該通路壁との間で硬貨を保持して搬送する搬送
ベルトとで形成し、上記搬送通路の下部に沿って鑑別種
別に対応した複数の貯溜部を接続し、上記貯溜部の上部
の搬送通路に、該貯溜部に設定した鑑別硬貨に対し搬送
ベルトの保持を外して該貯溜部に導く振分け手段を設
け、硬貨を搬送ベルトで強制的に搬送する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動販売機
に内蔵されて投入され硬貨の真偽、金種を鑑別して、金
種別に硬貨を貯溜部に貯溜する硬貨処理装置において、
鑑別した硬貨を搬送して貯溜部に振分けるような硬貨振
分け装置に関する。
に内蔵されて投入され硬貨の真偽、金種を鑑別して、金
種別に硬貨を貯溜部に貯溜する硬貨処理装置において、
鑑別した硬貨を搬送して貯溜部に振分けるような硬貨振
分け装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述の硬貨振分け装置として図９
に示すような装置がある。すなわち、鑑別部１の出口部
２に垂直な垂直通路３を接続し、この垂直通路３に傾斜
した２本の傾斜通路４，５を接続し、これらの傾斜通路
４，５の下部に金種に対応する硬貨の貯溜部６，７，
８，９をそれぞれ接続し、各傾斜通路４，５の上流側に
ある貯溜部６，８の上部の傾斜通路４，５内には、ソレ
ノイド１０，１１で駆動されて流下する硬貨をそれぞれ
の貯溜部６，８に導く振分けガイド１２，１３を有し、
また、各傾斜通路４，５の上流端に対応する垂直通路３
には、ソレノイド１４，１５に駆動されて流下する硬貨
を各傾斜通路４，５に導く振分けガイド１６，１７を有
している。
に示すような装置がある。すなわち、鑑別部１の出口部
２に垂直な垂直通路３を接続し、この垂直通路３に傾斜
した２本の傾斜通路４，５を接続し、これらの傾斜通路
４，５の下部に金種に対応する硬貨の貯溜部６，７，
８，９をそれぞれ接続し、各傾斜通路４，５の上流側に
ある貯溜部６，８の上部の傾斜通路４，５内には、ソレ
ノイド１０，１１で駆動されて流下する硬貨をそれぞれ
の貯溜部６，８に導く振分けガイド１２，１３を有し、
また、各傾斜通路４，５の上流端に対応する垂直通路３
には、ソレノイド１４，１５に駆動されて流下する硬貨
を各傾斜通路４，５に導く振分けガイド１６，１７を有
している。
【０００３】そして、例えば、鑑別部１が貯溜部６に対
応する硬貨であると鑑別すると、ソレノイド１０，１５
を駆動して振分けガイド１２，１７を各通路５，３に突
出し、鑑別部１の出口部２から流下する硬貨を垂直通路
３から傾斜通路５に導き、貯溜部６に貯溜する。
応する硬貨であると鑑別すると、ソレノイド１０，１５
を駆動して振分けガイド１２，１７を各通路５，３に突
出し、鑑別部１の出口部２から流下する硬貨を垂直通路
３から傾斜通路５に導き、貯溜部６に貯溜する。
【０００４】このような硬貨の貯溜においては、鑑別部
１の出口部２から落下される硬貨は自重にて傾斜通路
４，５を転動するので、傾斜通路４，５の傾斜が必要で
あって、そのため傾斜通路４，５の始端と終端で大きな
落差ができ、この落差で装置の上下方向の寸法が長くな
って装置が大型化する問題点を有し、さらに、硬貨貯溜
の高速処理を実行しようとすると、上述の傾斜通路４，
５の傾斜を急にする必要があり、このように急傾斜にす
ると前述の落差がより多くなって、装置の大型化が増長
する問題点を有する。
１の出口部２から落下される硬貨は自重にて傾斜通路
４，５を転動するので、傾斜通路４，５の傾斜が必要で
あって、そのため傾斜通路４，５の始端と終端で大きな
落差ができ、この落差で装置の上下方向の寸法が長くな
って装置が大型化する問題点を有し、さらに、硬貨貯溜
の高速処理を実行しようとすると、上述の傾斜通路４，
５の傾斜を急にする必要があり、このように急傾斜にす
ると前述の落差がより多くなって、装置の大型化が増長
する問題点を有する。
【０００５】また、上述のように、硬貨が傾斜通路４，
５を転動するので、傾斜通路４，５に塵埃が蓄積されて
硬貨転動の抵抗になったり、また、振分けガイドの開口
窓の口縁が硬貨転動の抵抗になったり、硬貨の転動がわ
ずかな抵抗があっても、硬貨の転動が不安定となり、硬
貨の停止・停滞が発生し、硬貨の振分け貯溜が不可とな
る問題点を有する。
５を転動するので、傾斜通路４，５に塵埃が蓄積されて
硬貨転動の抵抗になったり、また、振分けガイドの開口
窓の口縁が硬貨転動の抵抗になったり、硬貨の転動がわ
ずかな抵抗があっても、硬貨の転動が不安定となり、硬
貨の停止・停滞が発生し、硬貨の振分け貯溜が不可とな
る問題点を有する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点を解決し、装置の高さ方向の寸法を小さくコンパク
トに形成でき、硬貨振分け貯溜の高速処理を可能にし、
確実な硬貨の振分け貯溜ができる硬貨振分け装置の提供
を目的とする。
題点を解決し、装置の高さ方向の寸法を小さくコンパク
トに形成でき、硬貨振分け貯溜の高速処理を可能にし、
確実な硬貨の振分け貯溜ができる硬貨振分け装置の提供
を目的とする。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、硬貨鑑別
部で鑑別された硬貨を鑑別結果に基づいて鑑別種別毎に
貯溜部に振分ける硬貨振分け装置であって、上記硬貨鑑
別部の後段に、鑑別済硬貨を略水平に搬送する搬送通路
を形成すると共に、該搬送通路を、通路の一側に立設し
た通路壁と、該通路壁に対設して該通路壁との間で硬貨
を保持して搬送する搬送ベルトとで形成し、上記搬送通
路の下部に沿って鑑別種別に対応した複数の貯溜部を接
続し、上記貯溜部の上部の搬送通路に、該貯溜部に設定
した鑑別硬貨に対し搬送ベルトの保持を外して該貯溜部
に導く振分け手段を設けた硬貨振分け装置であることを
特徴とする。
部で鑑別された硬貨を鑑別結果に基づいて鑑別種別毎に
貯溜部に振分ける硬貨振分け装置であって、上記硬貨鑑
別部の後段に、鑑別済硬貨を略水平に搬送する搬送通路
を形成すると共に、該搬送通路を、通路の一側に立設し
た通路壁と、該通路壁に対設して該通路壁との間で硬貨
を保持して搬送する搬送ベルトとで形成し、上記搬送通
路の下部に沿って鑑別種別に対応した複数の貯溜部を接
続し、上記貯溜部の上部の搬送通路に、該貯溜部に設定
した鑑別硬貨に対し搬送ベルトの保持を外して該貯溜部
に導く振分け手段を設けた硬貨振分け装置であることを
特徴とする。
【０００８】
【作用】この発明の硬貨振分け装置は、硬貨が鑑別部か
ら搬送通路に供給されると、搬送ベルトは通路壁と共に
この硬貨を保持して強制的に搬送し、この硬貨が鑑別種
別に対応した位置に至ると、振分け手段が可動して、種
別に対応する貯溜部に貯溜される。
ら搬送通路に供給されると、搬送ベルトは通路壁と共に
この硬貨を保持して強制的に搬送し、この硬貨が鑑別種
別に対応した位置に至ると、振分け手段が可動して、種
別に対応する貯溜部に貯溜される。
【０００９】
【発明の効果】上述の結果、この発明によれば、搬送ベ
ルトにより硬貨は強制搬送されるので、例え塵埃などの
搬送抵抗体があっても硬貨を安定して確実に搬送するこ
とができ、これによって硬貨の振分け処理の停止・停滞
の発生がなく、確実な硬貨の振分け貯溜ができる。ま
た、搬送速度を上げることで高速の振分け処理ができ、
処理時間を短縮することができる。さらに、上述のごと
く、確実な硬貨の搬送ができることで、搬送通路は水平
に設定することができ、そのため装置の上下高さが嵩低
く形成できて装置を小型コンパクトに構成することがで
きる。
ルトにより硬貨は強制搬送されるので、例え塵埃などの
搬送抵抗体があっても硬貨を安定して確実に搬送するこ
とができ、これによって硬貨の振分け処理の停止・停滞
の発生がなく、確実な硬貨の振分け貯溜ができる。ま
た、搬送速度を上げることで高速の振分け処理ができ、
処理時間を短縮することができる。さらに、上述のごと
く、確実な硬貨の搬送ができることで、搬送通路は水平
に設定することができ、そのため装置の上下高さが嵩低
く形成できて装置を小型コンパクトに構成することがで
きる。
【００１０】
【発明の実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
【００１１】図面は、例えば、自動販売機に内蔵されて
投入された硬貨の真偽、金種を鑑別する硬貨処理装置に
おいて、鑑別した硬貨を搬送して貯溜部に振分ける硬貨
振分け装置を示し、図１、図２および図３において、鑑
別部２０の出口部２１の下部に下方へ延びる返却通路２
２を接続し、この返却通路２２の上部で前述の出口部２
１に近接して、略水平な搬送通路２３を接続している。
投入された硬貨の真偽、金種を鑑別する硬貨処理装置に
おいて、鑑別した硬貨を搬送して貯溜部に振分ける硬貨
振分け装置を示し、図１、図２および図３において、鑑
別部２０の出口部２１の下部に下方へ延びる返却通路２
２を接続し、この返却通路２２の上部で前述の出口部２
１に近接して、略水平な搬送通路２３を接続している。
【００１２】上述の搬送通路２３は、該搬送通路２３に
沿って立設した通路壁２４と、該通路壁２４の幅方向の
略中間位置で通路方向に沿って対設した搬送ベルト２５
と、搬送通路２３の下縁を形成し搬送硬貨を支持する下
縁部２６とによって形成している。上述の搬送ベルト２
５はプーリ２７，２８，２９、３０に張架し、プーリ２
７をモータ３１が駆動することで、搬送ベルト２５を貯
溜方向に駆動する。
沿って立設した通路壁２４と、該通路壁２４の幅方向の
略中間位置で通路方向に沿って対設した搬送ベルト２５
と、搬送通路２３の下縁を形成し搬送硬貨を支持する下
縁部２６とによって形成している。上述の搬送ベルト２
５はプーリ２７，２８，２９、３０に張架し、プーリ２
７をモータ３１が駆動することで、搬送ベルト２５を貯
溜方向に駆動する。
【００１３】上述の搬送ベルト２５の通路壁２４と対向
する搬送部分の裏面側には、搬送硬貨を通路壁２４側に
押圧付勢して保持するために押圧ローラ３２…をバネ３
３で付勢して対設している。上述の搬送通路２３の下部
に沿って４つの貯溜部３４，３５，３６，３７を連設
し、これら貯溜部３４〜３７は供給された硬貨を積重ね
て貯溜すると共に、各貯溜部３４〜３７は硬貨の金種に
対応して、例えば、５０円硬貨、５００円硬貨、１００
円硬貨、１０円硬貨の金種に対応して設定している。
する搬送部分の裏面側には、搬送硬貨を通路壁２４側に
押圧付勢して保持するために押圧ローラ３２…をバネ３
３で付勢して対設している。上述の搬送通路２３の下部
に沿って４つの貯溜部３４，３５，３６，３７を連設
し、これら貯溜部３４〜３７は供給された硬貨を積重ね
て貯溜すると共に、各貯溜部３４〜３７は硬貨の金種に
対応して、例えば、５０円硬貨、５００円硬貨、１００
円硬貨、１０円硬貨の金種に対応して設定している。
【００１４】上述の各貯溜部３４〜３７の上部位置に対
応する搬送通路２３内には、各貯溜部３４〜３７に搬送
硬貨を導くための振分けガイド３８，３９，４０，４１
を配設し、前段の３つの振分けガイド３８〜４０はそれ
ぞれソレノイド４２，４３，４４によって、出入り可能
に設け、最終段の振分けガイド４１は固定的に通路内に
突出して設けている。
応する搬送通路２３内には、各貯溜部３４〜３７に搬送
硬貨を導くための振分けガイド３８，３９，４０，４１
を配設し、前段の３つの振分けガイド３８〜４０はそれ
ぞれソレノイド４２，４３，４４によって、出入り可能
に設け、最終段の振分けガイド４１は固定的に通路内に
突出して設けている。
【００１５】また、前述の返却通路２２には鑑別済の硬
貨を搬送通路２３に導くための振分けガイド４５を有
し、この振分けガイド４５も適宜のソレノイドで通路内
を出入り可能に設けている。なお、Ｓ１〜Ｓ９は光電セ
ンサであって、それぞれ硬貨を検知し、光電センサＳ１
は返却硬貨を検知し、光電センサＳ２，Ｓ３は貯溜部３
４に対する硬貨の通過と貯溜を検知し、光電センサＳ
４，Ｓ５は貯溜部３５に対する硬貨の通過と貯溜を検知
し、光電センサＳ６，Ｓ７は貯溜部３６に対する硬貨の
通過と貯溜を検知し、光電センサＳ８，Ｓ９は貯溜部３
７に対する硬貨の通過と貯溜を検知する。
貨を搬送通路２３に導くための振分けガイド４５を有
し、この振分けガイド４５も適宜のソレノイドで通路内
を出入り可能に設けている。なお、Ｓ１〜Ｓ９は光電セ
ンサであって、それぞれ硬貨を検知し、光電センサＳ１
は返却硬貨を検知し、光電センサＳ２，Ｓ３は貯溜部３
４に対する硬貨の通過と貯溜を検知し、光電センサＳ
４，Ｓ５は貯溜部３５に対する硬貨の通過と貯溜を検知
し、光電センサＳ６，Ｓ７は貯溜部３６に対する硬貨の
通過と貯溜を検知し、光電センサＳ８，Ｓ９は貯溜部３
７に対する硬貨の通過と貯溜を検知する。
【００１６】前述の振分けガイド３８〜４０は同一の構
成を有し、その１つ振分けガイド３８を、図４、図５に
基づいて説明する。上述の振分けガイド３８は傾斜ガイ
ド３８ａと水平ガイド３８ｂとを有し、これらは一体に
連結してソレノイド４２のプランジャ４６に連結固定し
ている。これらのガイド３８ａ，３８ｂはいずれも通路
壁２４に開口４７を形成して、この開口４７を介して搬
送通路２３に出入り可能に設けている。
成を有し、その１つ振分けガイド３８を、図４、図５に
基づいて説明する。上述の振分けガイド３８は傾斜ガイ
ド３８ａと水平ガイド３８ｂとを有し、これらは一体に
連結してソレノイド４２のプランジャ４６に連結固定し
ている。これらのガイド３８ａ，３８ｂはいずれも通路
壁２４に開口４７を形成して、この開口４７を介して搬
送通路２３に出入り可能に設けている。
【００１７】上述の傾斜ガイド３８ａは、傾斜状に搬送
通路２３へ突出することで、搬送される硬貨Ａの搬送方
向を下部の貯溜部３４に転換させる。なお、傾斜ガイド
３８ａの中間部には搬送ベルト２５との干渉をなくする
ために搬送ベルト２５の回動を許容する切欠き溝４８を
形成している。
通路２３へ突出することで、搬送される硬貨Ａの搬送方
向を下部の貯溜部３４に転換させる。なお、傾斜ガイド
３８ａの中間部には搬送ベルト２５との干渉をなくする
ために搬送ベルト２５の回動を許容する切欠き溝４８を
形成している。
【００１８】また、上述の水平ガイド３８ｂは、搬送硬
貨Ａの下部を搬送通路２３の下縁部２６から貯溜部３４
側に外すために突出し、そのために、先端側には傾斜面
４９を形成している。
貨Ａの下部を搬送通路２３の下縁部２６から貯溜部３４
側に外すために突出し、そのために、先端側には傾斜面
４９を形成している。
【００１９】すなわち、図６に示す状態は搬送通路２３
を硬貨Ａが搬送されている状態を示し、この状態で傾斜
ガイド３８ａ、水平ガイド３８ｂが搬送通路２３に突出
すると、図７に示すように、硬貨Ａの下部は通路の下縁
部２６より貯溜部３４側に外され、また、硬貨Ａの搬送
先端側は傾斜ガイド３８ａに方向を貯溜部３４側に変更
されて搬送ベルト２５で搬送されるので、硬貨Ａは貯溜
部３４に振分けられる。
を硬貨Ａが搬送されている状態を示し、この状態で傾斜
ガイド３８ａ、水平ガイド３８ｂが搬送通路２３に突出
すると、図７に示すように、硬貨Ａの下部は通路の下縁
部２６より貯溜部３４側に外され、また、硬貨Ａの搬送
先端側は傾斜ガイド３８ａに方向を貯溜部３４側に変更
されて搬送ベルト２５で搬送されるので、硬貨Ａは貯溜
部３４に振分けられる。
【００２０】なお、前述の振分けガイド４１は、上述の
振分けガイド３８と同一の構造をしているが、この振分
けガイド４１の場合、振分け動作をする必要がないの
で、搬送通路２３に突出した状態で通路壁２４の背面に
適宜固定手段で固定している。
振分けガイド３８と同一の構造をしているが、この振分
けガイド４１の場合、振分け動作をする必要がないの
で、搬送通路２３に突出した状態で通路壁２４の背面に
適宜固定手段で固定している。
【００２１】このように構成した硬貨振分け装置の動作
を、ことに貯溜部３４に対する振分けガイド３８の振分
け動作を、図８のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、硬貨が鑑別部２０へ投入される時点でモータ
３１は駆動されて搬送ベルト２５は搬送方向に駆動さ
れ、投入硬貨が鑑別部２０を転動して、硬貨の真偽・金
種が鑑別されて出口部２１に落下すると、返却通路２２
の振分けガイド４５は鑑別済硬貨Ａを搬送通路２３に導
き（ステップｎ１）、硬貨Ａは搬送ベルト２５で硬貨Ａ
を通路壁２４側に押圧されながら、該通路壁２４と下縁
部２６とによって硬貨Ａを保持しながら搬送される。
を、ことに貯溜部３４に対する振分けガイド３８の振分
け動作を、図８のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、硬貨が鑑別部２０へ投入される時点でモータ
３１は駆動されて搬送ベルト２５は搬送方向に駆動さ
れ、投入硬貨が鑑別部２０を転動して、硬貨の真偽・金
種が鑑別されて出口部２１に落下すると、返却通路２２
の振分けガイド４５は鑑別済硬貨Ａを搬送通路２３に導
き（ステップｎ１）、硬貨Ａは搬送ベルト２５で硬貨Ａ
を通路壁２４側に押圧されながら、該通路壁２４と下縁
部２６とによって硬貨Ａを保持しながら搬送される。
【００２２】貯溜部３４の貯溜硬貨であると鑑別された
硬貨Ａが光電センサＳ２で検知されると（ステップｎ
２）、貯溜部３４に対するイネーブル信号が出力されて
（ステップｎ３）、ソレノイド４２が駆動され（ステッ
プｎ４）、振分けガイド３８が搬送通路２３に突出す
る。
硬貨Ａが光電センサＳ２で検知されると（ステップｎ
２）、貯溜部３４に対するイネーブル信号が出力されて
（ステップｎ３）、ソレノイド４２が駆動され（ステッ
プｎ４）、振分けガイド３８が搬送通路２３に突出す
る。
【００２３】搬送硬貨Ａは振分けガイド３８の傾斜ガイ
ド３８ａと水平ガイド３８ｂとによって、貯溜部３４側
に導かれ、該硬貨Ａを光電センサＳ３が検知すると（ス
テップｎ５）、ソレノイド４２の駆動が停止されて（ス
テップｎ６）、振分けガイド３８は搬送通路２３外に後
退し、次いで振分け処理が継続するときは（ステップｎ
７）、ステップｎ２にリターンして次の振分け処理に対
処する。
ド３８ａと水平ガイド３８ｂとによって、貯溜部３４側
に導かれ、該硬貨Ａを光電センサＳ３が検知すると（ス
テップｎ５）、ソレノイド４２の駆動が停止されて（ス
テップｎ６）、振分けガイド３８は搬送通路２３外に後
退し、次いで振分け処理が継続するときは（ステップｎ
７）、ステップｎ２にリターンして次の振分け処理に対
処する。
【００２４】なお、搬送硬貨Ａが貯溜部３４以外の硬貨
であるときはステップｎ３でイネーブル信号が出力され
ないので、光電センサＳ２は硬貨Ａの通過を検知しただ
けで次のステップｎ７に移行する。
であるときはステップｎ３でイネーブル信号が出力され
ないので、光電センサＳ２は硬貨Ａの通過を検知しただ
けで次のステップｎ７に移行する。
【００２５】なお、上述の貯溜部３４に対する振分け処
理動作は他の貯溜部３５，３６とも同様である。しか
し、貯溜部３７は振分け処理が必要でないため、搬送さ
れた硬貨は振分けガイド４１で貯溜部３７に導かれ、光
電センサＳ８，Ｓ９は硬貨の検知処理を実行することに
なる。
理動作は他の貯溜部３５，３６とも同様である。しか
し、貯溜部３７は振分け処理が必要でないため、搬送さ
れた硬貨は振分けガイド４１で貯溜部３７に導かれ、光
電センサＳ８，Ｓ９は硬貨の検知処理を実行することに
なる。
【００２６】以上この実施例によれば、搬送ベルト２５
により硬貨Ａは強制搬送されるので、例え塵埃などの搬
送抵抗体があっても硬貨を安定して確実に搬送すること
ができ、これによって硬貨Ａの振分け処理の停止・停滞
の発生がなく、確実な硬貨Ａの振分け貯溜ができる。ま
た、搬送速度を上げることで高速の振分け処理ができ、
処理時間を短縮することができる。さらに、上述のごと
く、確実な硬貨Ａの搬送ができることで、搬送通路２３
は水平に設定することができ、そのため装置の上下高さ
が嵩低く形成できて装置を小型コンパクトに構成するこ
とができる。
により硬貨Ａは強制搬送されるので、例え塵埃などの搬
送抵抗体があっても硬貨を安定して確実に搬送すること
ができ、これによって硬貨Ａの振分け処理の停止・停滞
の発生がなく、確実な硬貨Ａの振分け貯溜ができる。ま
た、搬送速度を上げることで高速の振分け処理ができ、
処理時間を短縮することができる。さらに、上述のごと
く、確実な硬貨Ａの搬送ができることで、搬送通路２３
は水平に設定することができ、そのため装置の上下高さ
が嵩低く形成できて装置を小型コンパクトに構成するこ
とができる。
【００２７】なお、上述の実施例では、搬送通路２３を
通路壁２４、搬送ベルト２５および下縁部２６で形成し
たが、通路壁２４と搬送ベルト２５とによる硬貨の保持
力が充分取れるので、下縁部２６は必ずしも必要ではな
い。
通路壁２４、搬送ベルト２５および下縁部２６で形成し
たが、通路壁２４と搬送ベルト２５とによる硬貨の保持
力が充分取れるので、下縁部２６は必ずしも必要ではな
い。
【００２８】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の振分け手段は、実施例の振分けガ
イドを形成する傾斜ガイド３８ａ、水平ガイド３８ｂ、
およびソレノイド４２に対応するも、この発明は上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この発明の振分け手段は、実施例の振分けガ
イドを形成する傾斜ガイド３８ａ、水平ガイド３８ｂ、
およびソレノイド４２に対応するも、この発明は上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図１】硬貨振分け装置の一部断面正面図。
【図２】硬貨振分け装置の一部断面上面図。
【図３】硬貨振分け装置の一部断面側面図。
【図４】振分けガイド部分の一部断面正面図。
【図５】振分けガイド部分の一部断面上面図。
【図６】振分けガイドの側面図。
【図７】振分けガイドの作用状態を示す側面説明図。
【図８】振分け処理動作のフローチャート。
【図９】従来の硬貨振分け装置の一部断面正面図。
２０…鑑別部 ２３…搬送通路 ２４…通路壁 ２５…搬送ベルト ３４，３５，３６，３７…貯溜部 ３８，３９，４０…振分けガイド ３８ａ…傾斜ガイド ３８ｂ…水平ガイド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】硬貨鑑別部で鑑別された硬貨を鑑別結果に
基づいて鑑別種別毎に貯溜部に振分ける硬貨振分け装置
であって、上記硬貨鑑別部の後段に、鑑別済硬貨を略水
平に搬送する搬送通路を形成すると共に、該搬送通路
を、通路の一側に立設した通路壁と、該通路壁に対設し
て該通路壁との間で硬貨を保持して搬送する搬送ベルト
とで形成し、上記搬送通路の下部に沿って鑑別種別に対
応した複数の貯溜部を接続し、上記貯溜部の上部の搬送
通路に、該貯溜部に設定した鑑別硬貨に対し搬送ベルト
の保持を外して該貯溜部に導く振分け手段を設けた硬貨
振分け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18033091A JP3166213B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 硬貨振分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18033091A JP3166213B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 硬貨振分け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052674A true JPH052674A (ja) | 1993-01-08 |
| JP3166213B2 JP3166213B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=16081332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18033091A Expired - Fee Related JP3166213B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 硬貨振分け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166213B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60104080A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-08 | Nissan Chem Ind Ltd | トリシクロ〔５．２．１．０↑２’↑６〕デセ−３−エン−８，９−ジカルボン酸無水物及びその製造方法 |
| US5390776A (en) * | 1991-03-21 | 1995-02-21 | Mars, Incorporated | Device for routing coins |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP18033091A patent/JP3166213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60104080A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-08 | Nissan Chem Ind Ltd | トリシクロ〔５．２．１．０↑２’↑６〕デセ−３−エン−８，９−ジカルボン酸無水物及びその製造方法 |
| US5390776A (en) * | 1991-03-21 | 1995-02-21 | Mars, Incorporated | Device for routing coins |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3166213B2 (ja) | 2001-05-14 |
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