JPH0526729U - 四輪操舵車両 - Google Patents

四輪操舵車両

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JPH0526729U
JPH0526729U JP7321791U JP7321791U JPH0526729U JP H0526729 U JPH0526729 U JP H0526729U JP 7321791 U JP7321791 U JP 7321791U JP 7321791 U JP7321791 U JP 7321791U JP H0526729 U JPH0526729 U JP H0526729U
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JP
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steering
wheel steering
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switch
hydraulic
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JP7321791U
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康雄 片岡
信章 武田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 四輪操舵車両の後輪操舵機構に油圧を供給す
る油圧源の異常を判断する。 【構成】 四輪操舵車両のエンジンにより駆動される油
圧源37から後輪操舵機構5に油圧を供給する油路42
に油圧を検出する圧力センサ52を設け、後輪操舵機構
を制御するコントロールユニット7は、圧力センサから
の信号により油圧源の異常を判断するように構成したも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、四輪操舵車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーン車として、トラックベースへのクレーン架装から発展したトラックク レーン車が知られている。このトラッククレーン車は、一般走行のキャブ(キャ リヤハウス)とクレーン作業用のクレーンハウスとを独立に備えるものが多く、 一般のトラックと同等の走行性能を有し、長距離の移動も可能である。また、ク レーン架装の制約が少ないためトン数の割りには大きな吊下げ能力を具備させる ことができる。反面、トラッククレーン車は、車両の寸法が大きいこと、ステア リングシステムに制約が有ること等の理由で、狭い路地への進入が困難である、 不整地での移動能力が劣る、アプローチアングル乃至はデパーチャアングルを大 きくとることができない等、現場での機動性に劣るという問題がある。
【0003】 一方、現場での機動性を重視したラフテレンクレーン車が知られている。この ラフテレンクレーン車は、走行時の車両運転操作及びクレーン作業時のクレーン 操作が同じクレーンハウスで行なわれ、更に全輪駆動機能(4WD)、及び全輪 操舵機能(4WS)を備えており、特に、全輪操舵機能は、前輪の舵角に応じて 、且つ前輪に同期させて後輪に前輪と同相又は逆相のステアリング角を付与して 最小回転半径をより小さくするものであることから、狭い路地への進入、或いは 狭い場所での旋回等が頻繁に行なわれる作業に対して極めて有効である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、後輪操舵機構を駆動するためには所定の油圧を供給する必要があり 、このためには当該車両のエンジンにより駆動される油圧源即ち、後輪操舵用油 圧ポンプが正常に駆動される必要がある。従って、当該車両のエンジンが回転し ているか否かを判断するためには、当該エンジンの回転数を検出してその信号を コントロールユニットに入力させることが必要である。
【0005】 しかしながら、エンジン回転センサを使用してエンジン回転信号をコントロー ルユニットに入力させるためにはエンジン回転センサを新たに設ける必要がある ばかりでなく、電気回路も複雑となるという問題がある。 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、車両のエンジンにより駆動される 油圧源から後輪操舵機構への油路に圧力センサを設け、エンジン回転センサを使 用することなく油圧源の異常を判断するようにした四輪操舵車両を提供すること を目的とする。 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、四輪操舵車両のエンジンにより駆 動される油圧源から後輪操舵機構に油圧を供給する油路に当該油路の油圧を検出 する圧力センサを設け、前記後輪操舵機構を制御するコントロールユニットは、 前記圧力センサからの信号により前記油圧源の異常を判断する構成としたもので ある。
【0007】
【作用】
コントロールユニットは、圧力センサからの信号を取り込んで当該車両のエン ジンにより駆動される油圧源から後輪操舵機構に供給される油圧が正常であるか 否かを判断して前記油圧源の異常を判断する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は本考案に係る四輪操舵車両の操舵システムの全体構成を示し、図2は図 1の操舵機構全体を拡大して、図3は図1のコントロールユニットの入出力関係 を示すもので、図1及び図2において操舵システム1は、前輪2、2の操舵機構 4、後輪3、3の操舵機構5、当該操舵機構5を制御する油圧制御装置6、コン トロールユニット(C/U)7、スイッチボックス8、表示ボックス9及び後述 する各種センサにより構成されている。
【0009】 前輪2、2を操舵する操舵機構4は、パワーステアリングとされ、パワーステ アリングギヤボッスク11の入力軸は、ステアリングシャフト12に、出力軸は 、リンク14を介して一方の前輪2のアーム15に連結されており、油圧制御部 (図示せず)は、油路40、41を介してステアリング用油圧ポンプ16に接続 されている。
【0010】 後輪3、3を操舵する操舵機構5は、後輪操舵用油圧シリンダ22、23、リ ヤロック機構24(図2)等を備え、これらのシリンダ22、23は、各シリン ダボトムがリヤデフ20のブラケット20aに、各ロッドの先端は、後輪3、3 を支持するアーム21、21の各一端に夫々連結されている。これらの油圧シリ ンダ22、23は、各一方のポートが油路44に、各他方のポートが油路45に 接続されており、油路44と45との間には中立制御用電磁弁26が接続されて いる。また、リヤロック機構24は、リヤロック電磁弁25(図1)によりロッ ク又はロック解除される。
【0011】 油圧制御装置6は、電気モータ即ち、DCモータ30、減速機31、メータリ ングポンプ32及び後輪操舵用油圧ポンプ37等により構成されており、DCモ ータ30の出力軸は、減速機31を介してメータリングポンプ32の入力軸に連 結されている。メータリングポンプ32の入力ポート32a、32bは、夫々油 路42、43を介して後輪操舵用油圧ポンプ37、タンク38に接続され、これ らの油路42と43との間には圧力調整用のリリーフ弁39が接続されている。 また、前記メータリングポンプ32の吐出ポート32c、32dは、前記後輪操 舵機構5の油路44、45に接続されている。
【0012】 前輪操舵機構4のステアリングシャフ12には、ステアリング角度を検出する ステアリング角度検出センサ50が、リヤデフ20と一方の後輪3のアーム21 との間には後輪の舵角を検出する舵角検出センサ51が配設されており、油圧制 御装置6の油路42のリリーフ弁31の下流側にはメータリングポンプ32に供 給する油圧を検出する圧力スイッチ52が接続されている。これらのステアリン グ角度検出センサ50、舵角検出センサ51及び圧力スイッチ52は、コントロ ールユニット7に接続されている。
【0013】 コントロールユニット(C/U)7は、図1及び図3に示すように入力側に車 速センサ53、トランスミッション(T/M)の変速段(1速、2速、後進、中 立等)を検出する変速段検出スイッチ54、前輪操舵(2WS)、全輪操舵(後 輪同相同期4WS−1)、全輪操舵(後輪逆相同期4WS−2)、全輪操舵(後 輪手動独立4WS−3)等のモードを切り替えるプッシュボタン式のモード切替 スイッチ55、後輪3を独立して操舵制御するシーソー型の手動独立操舵スイッ チ56、後輪を強制的に中立位置に制御する強制中立制御スイッチ57、後輪の 車軸を中立位置に固定するための後軸固定スイッチ58、後軸が中立位置に固定 されたことを検出する後軸固定検出スイッチ59等が接続されている。そして、 モード切替スイッチ55、手動独立操舵スイッチ56及び強制中立制御スイッチ 57は、運転室に配設されたスイッチボックス8(図1)に配置されている。
【0014】 コントロールユニット7の出力側には、表示ボックス9、リヤロック機構24 (図2)に設けられた後軸固定用リヤロック電磁弁25、中立制御用電磁弁26 、メータリングポンプ32を駆動するためのDCモータ30、リヤロックランプ 70、前輪舵角表示インジケータ71、後輪舵角表示インジケータ72、ブザー 73、故障表示ランプ74、4WS−1モード表示ランプ75、4WS−2モー ド表示ランプ76、4WS−3モード表示ランプ77等が接続されている。そし て、リヤロックランプ70、前輪舵角表示インジケータ71、後輪舵角表示イン ジケータ72、ブザー73、故障表示ランプ74、及びモード表示ランプ75〜 7777等は、表示ボッスク9に(図1)配置されている。コントロールユニッ ト7は、各入力信号に基づいて油圧制御装置6のDCモータ30を駆動して後輪 3の舵角を制御する。これにより前輪側と後輪側とは、機械的に分離されて完全 に独立した構成とされている。
【0015】 また、DCモータ30は、コントロールユニット7と並列に切替スイッチ47 、非常スイッチ48(図2)を介して電源に接続されている。切替スイッチ47 は、DCモータ30の回転方向を切り替える即ち、正回転又は逆回転させるため のもので、共通接点c、fは夫々DCモータ30(尚、図中線は1本しか描いて ない)に接続され、接点b、dは接地され、接点a、eは、非常スイッチ48の 一方の接点に接続され、当該非常スイッチ48の他方の接点は電源に接続されて いる。これらの切替スイッチ47と非常スイッチ48は、スイッチボックス8に 配置されている。そして、コントロールユニット7に異常が発生した場合、オペ レータが手動操作によりDCモータ30を駆動させて後輪を転舵させることがで きるようになっている。
【0016】 尚、当該車両は、例えば、ラフテレンクレーン車で、コントロールユニット7 は、低速(例えば、20km/h以下)時に全輪操舵(4WS−1〜4WS−3)制 御を可能とし、作業現場での小回りを効かせるように後輪3を転舵制御するもの とする。 次に、図4以下に示すフローチャートを参照しつつ作用を説明する。
【0017】 先ず、コントロールユニット7は、メインルーチンにおいて車両のキースイッ チが操作されて電源が投入(ステップ1)されるとステアリング角度検出センサ 50のカウント値を零にクリア(ステップ2)し、次いで、センサチェックルー チンに移行(ステップ3)して全てのセンサに故障が有るか否かをチェック(ス テップ4)し、その判別答が否定(NO)即ち、全てのセンサが正常である場合 にはモード切替スイッチ55が4WS−1(同相同期)モードに切替られている か否かを判別(ステップ5)し、その判別答が肯定(YES)のときには4WS −1制御即ち、前輪に対して後輪を同相に同期制御するルーチンに移行(ステッ プ6)してステップ3に戻る。
【0018】 ステップ5の判別答が否定(NO)のとき即ち、モード切替スイッチ55が前 記4WS−1以外の他のモードに切替られているときには、コントロールユニッ ト7は、当該モード切替スイッチ55が4WS−2(逆相同期)モードに切替ら れているか否かを判別(ステップ7)し、その判別答が肯定(YES)のときに は4WS−2制御即ち、前輪に対して後輪を逆相に同期制御するルーチンに移行 (ステップ10)してステップ3に戻る。
【0019】 また、ステップ7の判別答が否定(NO)のときにはコントロールユニット7 は、4WS−3(手動独立操舵)モードに切替られているか否かを判別(ステッ プ9)し、その判別答が肯定(YES)のときには4WS−3制御即ち、前輪2 に対して後輪3を手動で独立して操舵可能なルーチンに移行(ステップ10)し てステップ3に戻り、否定(NO)のときには2WS即ち、前輪のみの操舵制御 のルーチンに移行(ステップ11)してステップ3に戻る。
【0020】 また、コントロールユニット7は、ステップ4の判別答が肯定(YES)のと き即ち、何れかのセンサに故障がある場合にはセンサ故障表示(ステップ12) を行ない、表示ボックス9の故障表示ランプ74(図3)を点灯させると共に強 制的に後輪の舵角制御を禁止して前輪のみのステアリング制御(強制2WS)の ルーチンに移行(ステップ13)する。
【0021】 次に、2WS(前輪操舵)、4WS−1(後輪同相同期)、4WS−2(後輪 逆相同期)の各制御について説明する。 図1に示すステアリングホイール13が例えば、右方向に操作されると、ステ アリングシャフト12が当該右方向に回転し、これに応じて油圧ポンプ16から パワーシリンダ11の油圧制御部に油圧が供給されて当該パワーシリンダ11が 作動し、左右のアーム15、15を右に回動させ、前輪2、2を右に操舵制御す る。ステアリング角度検出センサ50は、ステアリングシャフト12の回転方向 及び回転量を検出して対応するステシリング角度信号を出力する。コントロール ユニット7は、このスアリング角度検出センサ50からの信号により表示ボック ス9の前輪舵角表示インジケータ71を駆動して前輪2の舵角を表示する。
【0022】 コントロールユニット7は、モード切替スイッチ55が2WS(前輪操舵)モ ードに切替られているときには、DCモータ30を駆動せず、メータリングポン プ32のスプール33(図2)を中立位置に保持し、リヤロック機構24をロッ クする。これにより後輪3、3は、中立位置に固定され、前輪2のみが操舵され る。また、後輪舵角表示インジケータ72は、後輪3の舵角0を表示する。
【0023】 モード切替スイッチ55が4WS−1(後輪同相同期)モードに切替られてい るときにはコントロールユニット7は、表示ボッスク9(図1)の4WS−1モ ード表示ランプ75を点灯させると共に中立制御用電磁弁26を閉弁させて油路 44と45との連通を遮断し、リヤロック電磁弁25を駆動してリヤロック機構 24のロックを解除する。そして、ステアリングホイール13が右方向に操作さ れるとコントロールユニット7は、ステアリング角度検出センサ50から入力さ れる信号に応じてDCモータ30を正回転させてメータリングポンプ32を駆動 し、スプール32を図2中右方向に移動させる。この結果、後輪操舵機構5の油 路45、シリンダ22、23、油路44の経路で油圧が供給され、シリンダ22 が伸長し、シリンダ23が短縮してアーム21、21が図中右方向に回動され、 後輪3、3が右に転舵される。
【0024】 舵角検出センサ51は、後輪3、3の舵角を検出して対応する信号をコントロ ールユニット7にフィドバック信号として加える。コントロールユニット7は、 この舵角検出センサ51からのフィドバック信号とステアリング角度検出センサ 50からの信号とにより後輪3の舵角を正確に制御する。これにより後輪3は、 前輪2に同期して同相制御される。また、コントロールユニット7は、ステアリ ング角度検出センサ50、舵角検出センサ51から入力される信号により表示ボ ックス9の前輪舵角表示インジケータ71、後輪舵角表示インジケータ72を駆 動して前輪2のステアリング角、後輪3の舵角を表示する。
【0025】 また、モード切替スイッチ55が4WS−2(逆相同期)モードに切替られて いるときにはコントロールユニット7は、表示ボッスク9(図1)の4WS−2 モード表示ランプ76を点灯させると共に中立制御用電磁弁26を閉弁させて油 路44と45との連通を遮断し、リヤロック電磁弁25を駆動してリヤロック機 構24のロックを解除する。そして、ステアリングホイール13が右方向に操作 されるとコントロールユニット7は、ステアリング角度検出センサ50から入力 される信号に応じてDCモータ30を逆回転させてメータリングポンプ32を駆 動し、スプール32を図2中左方向に移動させる。この結果、後輪操舵機構5の 油路44からシリンダ22、23、油路45の経路で油圧が供給され、シリンダ 22が短縮し、シリンダ23が伸長してアーム21、21が図中左方向に回動さ れ、後輪3、3が左に転舵される。
【0026】 舵角検出センサ51は、後輪3、3の舵角を検出して対応する信号をコントロ ールユニット7にフィドバック信号として加える。コントロールユニット7は、 この舵角検出センサ51からのフィドバック信号とステアリング角度検出センサ 50からの信号とにより後輪3の舵角を正確に制御する。これにより後輪3は、 前輪2に同期して逆相制御される。また、コントロールユニット7は、ステアリ ング角度検出センサ50、舵角検出センサ51から入力される信号により表示ボ ックス9の前輪舵角表示インジケータ71、後輪舵角表示インジケータ72を駆 動して前輪2のステアリング角、後輪3の舵角を表示する。
【0027】 また、切替モードスイッチ55が4WS−3(手動独立)モードに切替られて いる場合には、コントロールユニット7は、表示ボッスク9(図1)の4WS− 3モード表示ランプ77を点灯させると共に手動独立操舵スイッチ56の切替位 置に応じて後輪を転舵する。例えば、手動独立操舵スイッチ56が「右」方向に 操作されると、コントロールユニット7がDCモータ30を正回転させてメータ リングポンプ32のスプール34を図2中右方向に移動させる。これにより後輪 操舵機構5のシリンダ22が伸長し、シリンダ23が短縮してアーム21、21 が右方向に回動され、後輪3、3が右に転舵される。そして、手動独立操舵スイ ッチ56が中立位置に戻されると、DCモータ30が停止し、後輪3が当該転舵 角に保持される。
【0028】 反対に、手動独立操舵スイッチ56が「左」方向に操作されると、コントロー ルユニット7がDCモータ30を逆回転させてメータリングポンプ32のスプー ル34を図2中左方向に移動させる。これにより後輪操舵機構5のシリンダ22 が短縮し、シリンダ23が伸長してアーム21、21が左方向に回動され、後輪 3、3が左に転舵される。
【0029】 ところで、後輪操舵機構5の油圧シリンダ22、23(図2)を駆動するため には所定の油圧を供給する必要があり、このためには当該車両のエンジンにより 駆動される油圧源即ち、後輪操舵用油圧ポンプ37(図2)が正常に駆動される 必要がある。そこで、油圧源に圧力スイッチを設けてエンジン回転センサを使用 することなく比較的簡単に油圧源の故障を診断するようにしている。
【0030】 コントロールユニット7は、図5のフローチャートに示すように後輪に操舵指 令をする(ステップ20)際に圧力スイッチ52(図2)からの信号を取り込み 、当該圧力スイッチ52の出力信号がオンかオフかを判断(ステップ21)する 。この圧力スイッチ52は、図6に示すように油路42に供給される油圧が所定 圧のときにはオンとなり、所定圧よりも低いときにはオフとなる。コントロール ユニット7は、ステップ21において圧力スイッチ52がオンのときには油圧ポ ンプ37が正常に駆動されている即ち、エンジンが正常に回転しており、且つ油 圧源にも異常が無いものと判断し、当該判別を繰り返して行ない、圧力スイッチ 52がオフのとき即ち、油圧ポンプ37から吐出される油圧が低く油路42の油 圧が低いときには、車速センサ53から入力される車速信号により当該車両の車 速の有無を判断(ステップ22)する。
【0031】 そして、コントロールユニット7は、ステップ22において車速が無い即ち、 停車していると判断したときには、エンジンも停止しているものと判断して当該 判別を繰り返して行なう。即ち、コントロールユニット7から転舵指令が出され 油圧が上昇しないときは、エンジンが回転していない場合誤診断の可能性があり 、車速信号が入力されない時には油圧源の故障診断を一時中断する。コントロー ルユニット7は、ステップ22において車速が有ると判断したときには油圧源に 異常があると判断(ステップ23)して、表示ボックス9(図1)の故障表示ラ ンプ74を点灯させて運転者に油圧源に異常が発生したことを知らせる。これは 、メータリングポンプ32に供給する油路42の油圧が低く、油圧スイッチ52 がオフになっている状態でありながら車速が有るということであり、油圧ポンプ 37、或いはリリーフ弁39等に異常がある場合である。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、四輪操舵車両のエンジンにより駆動され る油圧源から後輪操舵機構に油圧を供給する油路に当該油路の油圧を検出する圧 力センサを設け、前記後輪操舵機構を制御するコントロールユニットは、前記圧 力センサからの信号により前記油圧源の異常を判断するようにしたので、エンジ ン回転センサを必要とせず、これに伴いコントロールユニットの回路構成を簡素 化することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る四輪操舵車両の操舵システムの一
実施例を示す構成図である。
【図2】図1の操舵機構の一部拡大図である。
【図3】図1のコントロールユニットの入出力関係を示
すブロック図である。
【図4】図1の操舵システム全体の制御を示すフローチ
ャートである。
【図5】油圧源の異常を判断する手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】圧力スイッチの作動を示す特性図である。
【符号の説明】
1 操舵システム 2 前輪 3 後輪 4 前輪操舵機構 5 後輪操舵機構 6 油圧制御装置 7 コントロールユニット 8 スイッチボッスク 9 表示ボックス 30 DCモータ 31 減速機 32 メータリングポンプ 47 切替スイッチ 48 非常スイッチ 50 ステアリング角度検出センサ 51 舵角検出センサ 52 圧力スイッチ 55 モード切替スイッチ 56 手動独立操舵スイッチ 57 強制中立制御スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四輪操舵車両のエンジンにより駆動され
    る油圧源から後輪操舵機構に油圧を供給する油路に当該
    油路の油圧を検出する圧力センサを設け、前記後輪操舵
    機構を制御するコントロールユニットは、前記圧力セン
    サからの信号により前記油圧源の異常を判断することを
    特徴とする四輪操舵車両。
JP7321791U 1991-09-11 1991-09-11 四輪操舵車両 Withdrawn JPH0526729U (ja)

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